JP3378812B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JP3378812B2 JP3378812B2 JP31074898A JP31074898A JP3378812B2 JP 3378812 B2 JP3378812 B2 JP 3378812B2 JP 31074898 A JP31074898 A JP 31074898A JP 31074898 A JP31074898 A JP 31074898A JP 3378812 B2 JP3378812 B2 JP 3378812B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- curvature
- radius
- corner portion
- pneumatic tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1376—Three dimensional block surfaces departing from the enveloping tread contour
- B60C11/1384—Three dimensional block surfaces departing from the enveloping tread contour with chamfered block corners
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
うことなくウエット性能を向上しうる空気入りタイヤに
関する。
入りタイヤは、トレッド面に、タイヤ周方向にのびる複
数本の縦溝と、この縦溝と交わる向きにのびる複数本の
横溝を基本的な排水用溝として配し、これらの縦溝、横
溝を利用して路面との間の水分をタイヤ外方に排出しウ
エット性能を高めている。
性能を向上させるためには、溝容積を増すことが有効で
あるが、溝容積の増大はパターンノイズ、ポンピングノ
イズなどの騒音を大きくするなどノイズ性能の悪化を引
き起こす。つまり、ウエット性能とノイズ性能とは二律
背反事項となっている。
であるウエット性能とノイズ性能とに関して、ノイズ性
能を損なうことなくウエット性能を向上しうる空気入り
タイヤを提供することを目的としている。
載の発明は、トレッド面に、タイヤ周方向にのびる縦溝
と、この縦溝と交わる横溝とを配した空気入りタイヤで
あって、前記縦溝の溝壁と前記横溝の溝壁とが90゜以
上の角度で交わる鈍角のコーナ部を有し、かつ鈍角のコ
ーナ部は、溝底側から接地面側に向けて曲率半径が徐々
に大となる円錐状面を有するコーナ部を含むことを特徴
としている。
部は、溝底での前記曲率半径を実質的に0とし、かつ接
地面での曲率半径を6〜8mmとしてなる請求項1記載の
空気入りタイヤである。
面に基づき説明する。図1に示す如く、本実施形態の空
気入りタイヤは、トレッド面2に、タイヤ周方向にのび
る複数本の縦溝3と、この縦溝3と交わる横溝4とを配
した乗用車用のものが例示される。
トレートでのびる2本が示され、それぞれタイヤ赤道C
の両側に配置されている。また横溝4は、本例ではこの
縦溝3からタイヤ軸方向外側にのびてトレッド端Eに達
するものを例示している。なお横溝4は、タイヤ軸方向
に対して小角度で傾斜したものを示している。これらの
縦溝3、横溝4は、乗用車用タイヤの場合、良好な排水
性を発揮するためにもトレッド表面にて測定した溝巾
が、好ましくは6mm以上とするのが望ましく、また、溝
深さは例えば6mm以上、好ましくは7mm以上とすること
が望ましい。
態のトレッド面2は、センターリブLと、ブロックBと
が区画形成されたものを例示している。ただし、トレッ
ドパターンはこのような形状に限定されるものではな
い。
いる。本実施形態では、前記ブロックBにおいて、前記
縦溝3の溝壁3aと前記横溝4の溝壁4aとが交わるコ
ーナ部5が、図2に示した如く、溝底9側からブロック
Bの接地面7側に向けて曲率半径が徐々に大となる円錐
状面6にて構成されたものを例示している。ここに、コ
ーナ部5の曲率半径Rは、ブロックBの接地面7と平行
な横断面により定めうる。
位置における接地面と平行な横断面を示しており、同図
(A)は接地面7の平面、(B)は溝底9からブロック
高さhの2/3倍の高さを隔てた位置P2の断面、
(C)は溝底9からブロック高さhの1/3倍の高さを
隔てた位置P1の断面、(D)は溝底9での断面をぞれ
ぞれ示している。図から、曲率半径Rが、溝底9側から
ブロックBの接地面7側に向けて曲率半径が徐々に大き
くなっていることがわかり、本例では溝底での曲率半径
を0としたもの例示している。
横溝4を介してトレッド端Eへと排出されるものがあ
る。このとき、前記コーナ部5に図5に示すように、全
体に同じ丸みがついていると、溝容積の増分が図られる
ことによる効果の他、縦溝3から横溝4へ流水が流れ込
む際のエネルギ損失が低減される。このため縦溝3から
横溝4へ円滑な水の流れが確保され、ウエット性能が向
上する。ところが、図5に示すようなコーナ部5では、
縦溝3から横溝4への空気の流れも円滑になるため、パ
ターンノイズやポンピングノイズなどのノイズ性能の低
下を招いてしまう。
ウエット性能を向上するためには、このようなコーナ部
5において、水の流れのみを円滑化し、空気の流れを非
円滑化することが重要であることを見出した。そして、
水膜は路面の上にのみ存在することに鑑み、接地面7側
に近いほど前記コーナ部5の曲率半径が大きくなるよう
にして水の流れを円滑化し、他方、水の流れに比較的影
響の少ない溝底9側については相対的にコーナ部5の曲
率半径を小とすることにより、空気流れを非円滑化しう
る円錐状面6を見出したのである。これにより、本発明
の空気入りタイヤは、ノイズ性能を損なうことなしにウ
エット性能を向上しうる。
て前記曲率半径を実質的に0とし、かつ接地面での曲率
半径を例えば5〜10mm、好ましくは6〜9mm、さらに
好ましくは6〜8mmとするのが特に望ましい。
ナ部5に円錐状面6を設ける必要はなく、例えばブロッ
クBの場合には少なくとも一つのコーナ部5に円錐状面
6を設けるのが望ましい。またその位置は、図1に示す
ように回転方向に拘わらず横溝4の作用が変化しない非
方向性パターンの場合、縦溝3の溝壁3aと横溝4の溝
壁4aとの交わり角度が90゜以上の鈍角のコーナ部5
のみとしても良く、90゜よりも小のコーナ部のいずれ
でも良い。
ハ字状に配された回転方向が特定された方向性パターン
の場合には、少なくともブロックBなどの回転方向後着
側のコーナ部5Bに円錐状面6を設けることにより、タ
イヤの回転に基づき縦溝3から横溝4への排水の円滑化
がより一層発揮され優れたウエット性能とノイズ性能の
向上をもたらす。
いる。本例では、溝底9でのコーナ部5の曲率半径が0
よりも大とした円錐状面6を例示している。このとき、
溝底9での曲率半径が大きすぎると、ノイズ性能が悪化
する傾向があるため、該曲率半径は好ましくは1.5mm
以下、さらに好ましくは1.0mmよりも小とするのが望
ましい。
たが、前記縦溝3、横溝4はジグザグ状など適宜屈曲し
ても良いし、また滑らかにカーブするものでも良い。さ
らに全てのコーナ部5に円錐状面6を形成することもで
き、また円錐状面6は、必ずしも溝底9から形成される
必要はなく、溝底9からタイヤ半径方向に距離を隔てた
位置から形成されても良い。このように本発明は、図示
の実施形態に限定されることなく種々の態様に変形しう
る。
でありかつ表1に示す空気入りタイヤを試作し、ノイズ
性能、ウエット性能をテストした。なお各供試タイヤ
は、コーナ部のみ異なり、他の部分は全て共通とした。
テスト条件は次の通りである。
kPaを充填するとともに、これを排気量3000cc
の国産乗用車の全輪に装着して、1名乗車で周回路(テ
ストコース)をテスト走行し、パターンノイズをドライ
バーのフィーリングによって10点法により評価した。
数値が大きいほど良好である。
ト) 半径100mのアスファルト路面に、水深5mm、長さ2
0mの水たまりを設けたコース上を、速度を段階的に増
加させながら前記車両を進入させ、横加速度(横G)を
計測し、50〜80km/hの速度における前輪の平均横
Gを算出した。結果は、従来例を100とする指数で表
示し数値が大きい程良好である。テストの結果などを表
1に示す。
性能とウエット性能とを両立していることが確認でき
た。
変形を種々変化させたタイヤで装用の試験を行った。な
お各テスト結果の基準を実施例1とした。テストの結果
を表2に示す。
曲率半径を実質的に0とし、かつ接地面での曲率半径を
6〜8mmとすることが最も効果的であることが判った。
溝壁と横溝の溝壁とが交わるコーナ部を、溝底側から接
地面側に向けて曲率半径が徐々に大となる円錐状面とし
たことによって、溝内の接地面側で水の流れを円滑化
し、他方、水の流れに比較的影響の少ない溝底側により
空気流れを非円滑化することができるため、ノイズ性能
を損なうことなくウエット性能を向上しうる。
図である。
視図である。
展開図である。
Claims (2)
- 【請求項1】トレッド面に、タイヤ周方向にのびる縦溝
と、この縦溝と交わる横溝とを配した空気入りタイヤで
あって、 前記縦溝の溝壁と前記横溝の溝壁とが90゜以上の角度
で交わる鈍角のコーナ部を有し、かつ鈍角のコーナ部
は、溝底側から接地面側に向けて曲率半径が徐々に大と
なる円錐状面を有するコーナ部を含むことを特徴とする
空気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記コーナ部は、溝底での前記曲率半径を
実質的に0とし、かつ接地面での曲率半径を6〜8mmと
してなる請求項1記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31074898A JP3378812B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 空気入りタイヤ |
DE69930481T DE69930481T2 (de) | 1998-10-30 | 1999-10-29 | Fahrzeugreifen |
EP99308605A EP0997323B1 (en) | 1998-10-30 | 1999-10-29 | Vehicle tyre |
US09/429,077 US6340040B1 (en) | 1998-10-30 | 1999-10-29 | Vehicle tire including main grooves and lug grooves |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31074898A JP3378812B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000135905A JP2000135905A (ja) | 2000-05-16 |
JP3378812B2 true JP3378812B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=18009018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31074898A Expired - Lifetime JP3378812B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3378812B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019213251A1 (de) * | 2019-09-03 | 2021-03-04 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Fahrzeugluftreifen |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP31074898A patent/JP3378812B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000135905A (ja) | 2000-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3949938B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6231974B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4410453B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US7543617B2 (en) | Pneumatic tire having narrow grooves in side surface of longitudinal main groove | |
JP4973708B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3378789B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6125142B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH09328003A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2934405B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5567417B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3555777B2 (ja) | 方向性傾斜溝を有する高運動性能空気入りタイヤ | |
JP3383405B2 (ja) | ストレート溝を有する空気入りタイヤ | |
JP4202824B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4017503B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2003146018A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3354483B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2000135904A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4122179B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2001071709A (ja) | 方向性パターンを有する空気入りタイヤ | |
JP3391755B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6446112B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3471396B2 (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ | |
JP4776152B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3396020B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3378812B2 (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071206 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091206 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101206 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101206 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111206 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111206 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121206 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121206 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131206 Year of fee payment: 11 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |