JP3378506B2 - 成分データベースの検索方法および成分データベースシステム - Google Patents

成分データベースの検索方法および成分データベースシステム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は環境汚染の原因とな
る指定物質のデータベースに係り、特にデータ充実が迅
速に行え、利用のし易い成分データベースの登録及び検
索方式に関する。
【0002】
【従来の技術】市場に流通している製品の多くはプラス
チック、塗料、合成洗剤、化粧品、農薬、ハイテク材な
ど、さまざまな化学物質を利用して作られる。しかし、
化学物質の一部はダイオキシンやPCB等のように、深
刻な環境汚染を引き起こし、地球上の生態系に有害な影
響をもたらすものがある。
【0003】このような有害物質を利用する製品は、そ
の製造、流通、使用、廃棄のライフサイクルを通じて、
適切な管理を行うことが求められている。この一貫とし
て、「環境汚染物質排出・移動登録(PRTR)」の本
格的な制度導入への取り組みが、環境へのインパクトの
大きい数百種類の指定物質(以下、指定物質と呼ぶ)を
対象に進められている。
【0004】PRTRでは、指定物質の成分と量の移動
をライフサイクルを通して調査し、大気、土壌、水系等
にどのていど排出されるかを厳密に監視する。この調査
に際しては、様々な製品にどの指定物質がどれだけ含ま
れるかという基礎データ(以下、成分データと呼ぶ)の
充実が最も基本になる。
【0005】従来、製品中の成分に関するデータは製品
に書類として添付されていた。従って、指定物質の調査
にはこの書類そのものか、この書類から手入力により作
成した部分的なデータベースしか利用できない現状にあ
る。また、化学物質の構造を網羅したCASなどのデー
タベースがある。しかし、学術的ないし専門的であり、
製品名や材料名に基づいて指定物質の成分データを登録
したり、検索したりする構成とはなっていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、一つの製品は
複数の他の製品から作られ、それら個々の製品はさらに
別の複数の基礎的製品から作られる。例えば、自動車に
は塗料が使われている。この塗料中に含まれる指定物質
の割合が分からないと、自動車に含まれる指定物質の割
合を調査できない。従って、基礎的な製品の成分が明ら
かになってから、徐々に高次の製品の成分が判明してい
くことになる。
【0007】しかし、現在、化学薬品だけで数十万種類
の製品があると言われ、今後ますます多様で多種類の新
製品が登場してくる。従って、製品添付の書類による一
部での成分データベース化では、世の中の進展に応じた
成分データベースの充実は困難である。新製品を含む全
ての製品をいち早く網羅して成分データベースを構築す
るためには、製品の製造事業所(以下、製造サイトと呼
ぶ)から直接、データ収集するしくみが必要になる。
【0008】また、各サイトで成分データベースへ新製
品の情報を入力したり、PRTRによる管理のために成
分データベースを検索する際、上述した製品の階層化の
ために、製品中に含まれる指定物質を直接、指定するの
が困難なことが多い。つまり、製品を登録したり検索す
る場合に、その製品を構成する複数の製品でしか指定で
きない場合が多い。特に、製造から廃棄までの各プロセ
スでは、化学物質の非専門家が多く関わり、かかる場合
に容易に情報入力や検索のできる成分データベースが求
められている。
【0009】本発明の目的は、上記した従来技術の状況
に鑑み、製作現場からの製品の情報収集で早期充実が可
能になる成分データベースを提供することにある。ま
た、前記成分データベースへの登録や、対象製品につい
ての指定物質の検索を種々のサイトで容易に行える成分
データベースの検索方法やネットワークシステムを提供
することにある。これにより、PRTR等による環境対
策を円滑かつ全面的に実現し、地球環境の保全に資する
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、材料中に含まれる環境に有害な指定物質につい
て、材料名単位に指定物質名とその含有比を含む成分デ
ータを登録してなる成分データベースであって、新製品
を構成する複数の材料名と各々の使用量(または比率)
を入力して前記成分データベースを検索し、該当する材
料名の指定物質名とその含有比のすべてを抽出し、前記
新製品の材料名ごとの使用量(または比率)と抽出され
た指定物質の含有比から、当該製品に含まれる指定物質
名ごとの成分比を求めて、前記新製品を新たな材料名と
する成分データを登録するように構成したことを特徴と
する。
【0011】また、前記成分データベースの材料名単位
に、その材料が非指定物質である場合に指定物質なし
(非該当)を示すデータとその含有比を登録することを
特徴とする。
【0012】また、前記新製品の複数の材料名の全ての
成分データを網羅できないときは、取得できない材料名
の成分データの登録を待って、その新製品名による登録
を再開することを特徴とする。
【0013】本発明は、材料中に含まれる環境に有害な
指定物質について、材料名単位に指定物質名とその含有
比を含む成分データを登録している成分データベースを
ネットワークを介して検索する方法において、対象製品
の製品名またはそれを構成する複数の材料名を送信して
前記成分データを検索し、該当する材料名の指定物質名
とその含有比を受信し、この指定物質ごとの含有比と対
象製品またはその材料ごとの使用量(または比率)か
ら、当該製品に含まれる指定物質名ごとの含有量(また
は比率)を求めて、前記対象製品の成分データを取得す
ることを特徴とする。
【0014】本発明は、材料中に含まれる環境に有害な
指定物質について、材料名単位に指定物質名とその含有
比を含む成分データを登録している成分データベース
と、製品の製造事業所など様々なサイトに配置されたサ
イト計算機を通信ネットワークで結ぶ成分データベース
システムにおいて、前記サイト計算機から対象製品また
はそれを構成する複数の材料の名称を送信し、前記成分
データベースから検索された該当名称の成分データを受
信することを特徴とする。
【0015】また、前記サイト計算機に、受信した成分
データの前記名称ごとの指定物質の含有比と対象製品の
前記名称ごとの使用量(または比率)から、当該製品に
含まれる指定物質名と使用量(または比率)の一覧デー
タを作成する換算手段を設けたことを特徴とする。
【0016】また、前記対象製品が新製品の場合に、前
記換算手段による一覧データを基に当該新製品の名称を
材料名とする成分データを生成して前記成分データベー
スに送信する登録手段を設けたことを特徴とする。
【0017】あるいは、前記成分データベースの計算機
に、検索した成分データの前記名称ごとの指定物質の含
有比と対象製品の前記名称ごとの使用量(または比率)
から、当該製品に含まれる指定物質名と含有比を算出
し、前記対象製品を新たな材料名とする成分データを登
録する登録手段を設けたことを特徴とする。
【0018】本発明によれば、対象製品名を新材料名と
みなした成分データが各製造サイトから直接に登録でき
るので、新製品や多種、多様な製品をいち早く取り込ん
で成分データベースが自己成長できる。また、対象製品
に使用する材料名と使用量(または比率)を指定するの
みで新たな成分データの登録が可能となるので、化学物
質の非専門家にも登録が容易で、データベースの充実を
容易にする。
【0019】また、製品ライフサイクルの各過程で、ユ
ーザが扱う製品の指定物質名と含有量を簡単に検索でき
るので、指定物質の網羅的な管理が容易になる。
【0020】図4に、本発明の成分データベースの概念
図を示し、本発明の原理であるデータベースの自己成長
作用を説明する。同図の中心は成分データベース107
である。最初のうち、成分データベースはあまり充実し
たものではない。例えば、図中のサイトVの計算機シス
テム401が自己の製品Hの材料Gの成分データを検索
したくても、材料Gが登録されていない。
【0021】図示では、サイトXが製品Dの成分データ
として、含有する指定物質名とその成分比を登録するこ
とから始まる。ここでの製品Dは基礎的材料で、その成
分に指定物質名p、qなどが直接的に表われることが多
い。次に、サイトYが自己の製品Eに使用する材料D
(製品D)を指定して、製品Eの成分データを指定物質
名p、qなどにより登録することができる。以下、同様
にして、サイトZが自己の製品Fの成分データを材料E
を指定して登録し、サイトWが材料Fを指定して製品G
の成分データを登録する。
【0022】このように、製品を構成する材料の階層的
な連鎖関係に従い、成分データベースが自己増殖的に充
実され、それに伴ってユーザが扱う製品名や材料名によ
る指定物質の検索が容易になり、PRTR等による環境
対策を円滑かつ全面的に実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面にしたが
って詳細に説明する。図1に、成分データベースを含む
ネットワークシステムの構成図を示す。インターネット
などの通信ネットワーク106を介して、複数のサイト
の計算機システム101、108、109と成分データ
ベース107を接続している。ここでのサイトは、成分
データベース106に対して登録や検索を行う全てのユ
ーザを指し、登録に関しては主として製造事業所や研究
機関、検索に関しては製品の製造から廃棄のライフサイ
クルに関わる各プロセスでのユーザや監督官庁などであ
る。
【0024】成分データベース107は、材料名称フィ
ールド107a、指定物質名称フィールド107b及び
含有量フィールド107cからなる。ここでは、当初、
材料A、B、Cの成分データとして、指定物質P、Qと
その成分比が登録されている。以下では、サイトX10
1を例に、システムの構成と動作を詳細に説明する。
【0025】サイトXは製品Dを製造しており、その計
算機システム101は材料データベース102、換算手
段103、物質データベース104及び登録手段105
を具備している。材料データベース102は、材料名称
フィールド102a,量フィールド102bからなり、
ここでは製品Dの材料成分として、材料Aが10000kg、
材料Bが5000kg、材料Cが30000kgのデータを登録され
ている。なお、材料データベース102には、製品Dを
製造する際には使用するが、製品Dに含まれない廃棄物
や副生成物の登録はしていない。
【0026】換算手段103は、材料A、B、Cに含ま
れている指定物質を調査するために、通信ネットワーク
106を介して成分データベース107を参照し、材料
A、B、Cに含まれる指定物質名とその成分比(材料中
の含有比率)を検索し、製品Dに含まれる各指定物質の
含有量を算出、合計して、その結果を物質データベース
104に書き込む。物質データベース104は指定物質
名称フィールド104aと量フィールド104bからな
り、製品Dに含まれる指定物質の名称と量が登録され
る。
【0027】登録手段105は、物質データベース10
4の情報を読み出し、製品Dに含有する指定物質の成分
比を求め、成分データベース107に製品Dを材料名と
みなした成分データを新規登録する。図示の材料Dに対
する指定物質P、Qのデータは、この登録の結果であ
る。
【0028】このように、様々な製品を作っている複数
のサイトが、成分データベース107の登録情報を参照
して自己の製品中の指定物質の成分データを求め、その
結果を成分データベース107に登録することにより、
登録データが充実していく。登録データが増加、例え
ば、材料Dの登録により、自己の製品に材料Dを使用す
るサイトでの利用が可能となるので、さらに登録数が増
えるという、自己成長作用がある。
【0029】図2に、換算手段の処理フローを示す。換
算手段103は、まず、材料データベース102から材
料名称フィールドの1項目を選択する(s201)。次
に、ネットワーク106を介して成分データベース10
7を参照し、材料名称項目フィールド107aから該当
する材料名称を検索し、その指定物質名称フィールド1
07bから1項目の名称を、その含有量フィールド10
7cから含有量%をそれぞれ読み出す(s202)。例
えば材料名称がAの場合、指定物質は1項目名のPのみ
であり,含有量は5%である。
【0030】次に、材料データベース102の材料名称
項目102aに該当する量フィールド102cの値に含
有量%を掛けた換算値を算出する(s303)。図1の
材料A、指定物質Pの場合は、10000kg×5%=500kgに
なる。そして、物質データベース104の物質名称フィ
ールド104aから指定物質Pに該当する欄を検索し、
該当欄の量フィールド104bの数値に上記換算値を加
算して書き込む(s304)。量フィールド104aの
初期値はゼロとし、物質名称フィールド104aに指定
物質名称が無いときは、新たにその名称の欄を生成す
る。図1の例では、まず指定物質Pと500kgが書き込ま
れる。
【0031】次に、成分データベース107の同じ材料
名称に対して、まだ他に指定物質が登録されているか検
索する(s205)。材料Aは物質Pのみであるが、材
料Bの場合は物質Pの他に物質Qが登録されている。他
の指定物質がある場合は、その物質に関してs202以
降の処理を繰り返す。この後、他の材料(例えばB)に
ついても同様に、s201以降の処理を繰り返す(s2
06)。この結果、製品Dに関する指定物質Pは材料A
中の500kg、材料B中の500kgが加算され、最終的に1000
kgとなって物質データベース104に登録される。
【0032】図3に、登録手段の処理フローを示す。登
録手段105は、まず、材料データベース102の量フ
ィールド102bの数値を集計し、製品Dのトータル量
(ここでは、45000kg)を得る(s301)。次に、物
質データベース104より指定物質フィールド104a
の1項目(例えば、P)を選択し、量フィールド104
bの換算値(例えば、1000kg)を読み出す(s30
2)。そして、上記換算値を製品Dのトータル量(4500
0kg)で割り算し、上記指定物質(P)の含有量%(指
定物質Pの場合、2.2%)を得る(s303)。
【0033】次に、成分データベース107をアクセス
し、その材料名称フィールド107aに製品Dの欄を追
加し、同欄の指定物質フィールド107bに上記指定物
質名称(例えば、P)を記入し、含有量フィールド10
7cに上記含有量%(例えば2.2%)を書き込む(s
304)。以上のs302〜s304の処理を、物質デ
ータベース104の指定物質名称フィールド104aに
登録されている全項目に対して繰り返す(s305)。
【0034】図5に、階層的な連鎖関係にある製品の成
分データベースの一例を示す。例えば、製品Yフィルム
はポリエチレンと塗料γの材料から構成される。ここ
で、ポリエチレンは指定物質の非該当品である。塗料γ
はαシンナーとβ樹脂の材料から構成されるが、塗料γ
の成分データは未登録である。したがって、Yフィルム
の登録は塗料γの登録まで、待たされる。一方、αシン
ナーとβ樹脂の成分データはそれぞれ登録済である。つ
まり、塗料γのサイトが成分データベースに自社製品の
登録を行えば、次の時点でYフィルムのサイトの登録も
可能になる。
【0035】このような連鎖が延々と持続されることに
よって、成分データベース107はその内容が充実さ
れ、多くのサイトに対する利用価値を高めていくことが
できる。上記の例では、各サイトの計算機システムの動
作を一本の連鎖として説明したが、実際には登録される
製品の成分が一つ追加されると、この製品を材料として
使用する複数のサイトでの利用が可能になるので、結果
として新たに登録される製品は複数となる。従って、本
発明の成分データベースは幾何級数的に自己成長する可
能性を内包し、データベースの急速な充実が実現でき
る。
【0036】また、本実施例の成分データベースには、
指定物質の非該当品の情報も併せて登録している。これ
により、新製品の登録に際してサイト側は製品を構成す
る材料を入力するだけでよく、各材料が指定物質を含む
かを判断する必要がない。
【0037】上記の実施例で、成分データベースの登録
機能はサイト側の計算機によった。しかし、この機能を
成分データベース側に持たせることも可能である。図6
に、別の実施例によるネットワークシステムの構成図を
示す。図1のシステムとの相違は、換算手段103、物
質データベース104及び登録手段105がサイト側で
はなく、成分データベース側の計算機システム110に
設けられていることである。
【0038】図7は、図6のシステムの動作を示すフロ
ーチャートである。まず、サイトXから製品Dの物質成
分の検索を開始する(s701)。すなわち、製品Dと
その使用量を通信ネットワーク106を介して成分デー
タベース側の計算機システム110に伝送し、成分デー
タベース107の検索を行う。製品Dが登録済であれば
(s702)、検索結果である製品Dの指定物質と含有
比率が抽出され、換算手段103により含有量が算出さ
れ、物質データベース104に格納される(s70
5)。
【0039】一方、成分データベース107に製品Dが
未登録であれば、成分データベース側からサイトXにそ
の旨のメッセージが応答される。そこで、サイトXは製
品Dを構成する材料A、B、Cの使用量(または割合)
を伝送する(s703)。換算手段103は成分データ
ベース107の材料A、B、Cを順に検索し、含有して
いる指定物質名と含有比から、製品Dに含まれる指定物
質名毎の含有量を算出しその一覧表を作成して、物質デ
ータベース104に格納する(s705)。なお、図示
例は材料A、B、Cのすべてが指定物質であり、かつ登
録されている場合の結果である。
【0040】次に、登録手段105は製品Dが未登録の
場合に、物質データベース104中に格納された製品D
の指定物質名単位の含有比率を求め、成分データベース
107に登録する(s706)。その後、サイトXに物
質データベース104の製品Dの一覧表を伝送し、内容
を消去する(s707)。
【0041】s704の処理で、製品Dの材料A、B、
Cの1つでも未登録の場合は、製品Dの登録ができな
い。そこで、製品Dに関する情報を図示していない一時
記憶装置に保持しておき、成分データベース107に新
たな材料の登録が行われる度に、登録手段105が登録
処理を再起動することも可能である。最終的に、未登録
材料情報の登録直後に、製品Dを材料名とする成分デー
タの登録が実施される。
【0042】
【発明の効果】本発明は、対象製品名を新材料名とみな
した成分データが各製造サイトから直接に登録できるの
で、新製品や多種、多様な製品をいち早く取り込んで成
分データベースが自己成長でき、その早期の充実が可能
になる。
【0043】また、対象製品の製品名あるいは使用する
材料名を検索または登録の情報とするので、化学物質の
非専門家にも成分データベースの利用が容易で、製品の
ライフサイクルのあらゆる場面で、指定物質の追跡と管
理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による成分データベースシス
テムの構成図。
【図2】図1のシステムの換算手段の動作を示すフロー
チャート。
【図3】図1のシステムの登録手段の動作を示すフロー
チャート。
【図4】本発明の成分データベースの自己成長作用を示
す説明図。
【図5】階層的な連鎖関係にある製品の成分データベー
スの一例を示す説明図。
【図6】本発明の別の実施例による成分データベースシ
ステムの構成図。
【図7】図6のシステムの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】 101,108,109…計算機システム(サイト
側)、102…材料データベース、103…換算手段、
104…物質データベース、105…登録手段、106
…通信ネットワーク、107…成分データベース、11
0…計算機システム(成分データベース側)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−311760(JP,A) 特開 平9−282365(JP,A) HALADA.K.et al.,D atabese for MLCA(M aterials Environme ntal Life Cycle An alysis),ASTM Speci al Technical Publi cation,米国,American Society for Testi ng and Materials, 1997年,No.1311,p.171−188 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 G06F 17/60 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料中に含まれる環境に有害な指定物質
    について、材料名ごとに指定物質名とその含有比を含む
    成分データを登録してなる成分データベースを備えるシ
    ステムにおいて、 新製品を構成する複数の材料名と各材料名の使用量また
    は比率を入力して前記成分データベースを検索し、該当
    する材料名の指定物質名とその含有比のすべてを抽出
    し、前記新製品の材料名ごとの使用量または比率と抽出
    された指定物質の含有比から、前記新製品に含まれる指
    定物質名ごとの成分比を求めて、前記新製品を新たな材
    料名とする成分データを前記成分データベースに登録す
    る計算機装置を有することを特徴とする成分データベー
    スシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記成分データベースの材料名単位に、その材料が非指
    定物質である場合に指定物質非該当を示すデータとその
    含有比を登録することを特徴とする成分データベースシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1また2において、 前記新製品に含まれる複数の材料名について前記成分デ
    ータベースを検索し、検索の結果全ての成分データを網
    羅できなかったときは、取得できない材料名の成分デー
    タの登録を待って、その登録後に前記新製品名による登
    録を再開することを特徴とする成分データベースシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 材料中に含まれる環境に有害な指定物質
    について、材料名ごとに指定物質名とその含有比を含む
    成分データを登録している成分データベースを、ネット
    ワークを介して検索する成分データベースの検索方法に
    おいて、 対象製品の製品名またはそれを構成する複数の材料名を
    送信して前記成分データベースを検索し、該当する材料
    名の指定物質名とその含有比を受信し、この指定物質ご
    との含有比と対象製品またはその材料ごとの使用量また
    は比率から、前記対象製品に含まれる指定物質名ごとの
    含有量または比率を求めて、前記対象製品の成分データ
    を取得すると共に、前記対象製品が新製品の場合は当該
    新製品の名称を材料名とする前記成分データを前記成分
    データベースに登録することを特徴とする成分データベ
    ースの検索方法。
  5. 【請求項5】 材料中に含まれる環境に有害な指定物質
    について、材料名単位に指定物質名とその含有比を含む
    成分データを登録している成分データベースと、製品の
    製造事業所などに配置されたサイト計算機を通信ネット
    ワークで結ぶ成分データベースシステムにおいて、 前記サイト計算機から対象製品または対象製品を構成す
    る複数の材料名を送信し、前記成分データベースから検
    索された該当材料名の成分データを受信できるように構
    成すると共に、受信した成分データの前記材料名ごとの
    指定物質の含有比と対象製品の前記材料名ごとの使用量
    または比率から、当該対象製品に含まれる指定物質名と
    使用量または比率の一覧データを作成する換算手段を設
    け、 前記対象製品が新製品の場合に、前記換算手段によ
    る一覧データを基に当該新製品の名称を材料名とする成
    分データを生成し、前記成分データベースに送信する登
    録手段を設けたことを特徴とする成分データベースシス
    テム。
  6. 【請求項6】 材料中に含まれる環境に有害な指定物質
    について、材料名単位に指定物質名とその含有比を含む
    成分データを登録している成分データベースと、製品の
    製造事業所などに配置されたサイト計算機を通信ネット
    ワークで結ぶ成分データベースシステムにおいて、 前記サイト計算機から対象製品または対象製品を構成す
    る複数の材料名を送信し、前記成分データベースから検
    索された該当材料名の成分データを受信できるように構
    成すると共に、 前記成分データベース側に設けられる計算機は、検索し
    た成分データの前記材料名ごとの指定物質の含有比と対
    象製品の前記材料名ごとの使用量または比率から、当該
    対象製品に含まれる指定物質名と含有比を算出し、当該
    対象製品を新たな材料名とする成分データを登録するこ
    とを特徴とする成分データベースシステム。
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