JP3376929B2 - 光ファイバの被覆装置および被覆方法 - Google Patents
光ファイバの被覆装置および被覆方法Info
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Description
を塗布する光ファイバの被覆装置および被覆方法に関す
るものである。
ファイバ母材を加熱・溶融しながら引っ張ることにより
光ファイバを線引きし、その表面に樹脂等を塗布しこれ
を硬化装置により硬化させ、キャプスタン、プーリー等
を経て巻取り機に巻き取っている。光ファイバに樹脂を
塗布する装置として、ニップルと被覆ダイを用いるもの
が知られているが、ニップルと2つの被覆ダイを用い
て、2層を塗布するに際し、ニップルと被覆ダイの軸あ
わせ作業を行なうことができる被覆装置が実開平5−4
6933号公報に記載されている。このように2つの被
覆ダイを用いて2層を塗布するものは、デュアルダイと
も呼ばれている。また、デュアルダイをカートリッジ内
に分解可能に組み立て、メインテナンスが容易な光ファ
イバの樹脂被覆装置が特開平10−226540号公報
に記載されている。このような被覆装置では、被覆ダイ
内に樹脂カスやゴミが存在すると流れが乱れて同心度の
低下や外径変動の原因となるので、所定の長さの線引き
をバッチとして、バッチが終了するごとに清掃・洗浄す
るのが望ましい。しかも、線引きバッチごとの被覆ダイ
の清掃・洗浄は、被覆ダイを線引機から外して分解し清
掃・洗浄を行なうのが良い。被覆ダイの中の樹脂流路は
複雑で分解しないときれいに洗浄できないものであり、
分解すれば洗剤を用い超音波洗浄をすることにより、き
れいに洗浄できる。
被覆装置では、ニップルと被覆ダイがねじによって固定
された方形の収納体ユニット内に導入され、ニップルと
被覆ダイの軸あわせは、中心位置がプラスにずれている
ときは収納体ユニットの内壁面を切削し、マイナスにず
れているときにはスペーサを介在させて修正するという
構成である。
記載され塗布装置では、ニップルと被覆ダイがダイカー
トリッジ内に分解可能に組立られており、取り外して洗
浄した後、取付けにおける位置あわせ等が簡単となり、
再現性よくパスラインにセットできる。一方、この装置
は円筒状の外周面を有するニップルおよび被覆ダイのそ
れぞれが、円筒状の位置決め部材の内周面に嵌合するよ
うに形成され固定されている。
933号公報に記載された被覆装置では、ニップルおよ
び被覆ダイを収納体ユニット内の所定位置にセットする
作業が収納体ユニットの内壁面を切削したり、あるいは
スペーサを介在させる方法である。そのため微小修正が
困難であり、調整し確認する回数を繰り返すので組立時
間が長くなる。この修正作業を分解するごとに行なう必
要があるので、生産性に問題がある。また、特開平10
−226540号公報に記載された被覆装置では、ニッ
プルおよび被覆ダイを嵌合によって位置決め部材の内周
面に固定するので組立は容易にできるが、μmオーダー
の精度で軸合わせをし再現性よく組立ることが困難であ
るという問題があった。さらに、組立時に調整が行なわ
れても、被覆作業の経過にともなって調整がくずれ偏心
して被覆されるという傾向があった。
検討した結果なされたものであり、高精度に、かつ再現
性よく組立ることができると共に、偏心の少ない被覆を
施すことができる光ファイバの製造装置と被覆方法を提
供することを目的とする。
バの被覆装置は、光ファイバの外周に第1被覆ダイと第
2被覆ダイとによってそれぞれ第1被覆樹脂と第2被覆
樹脂とを一括して塗布する光ファイバの被覆装置におい
て、軸方向に前記光ファイバを挿通させるニップル穴を
有すると共に平坦な下端面を有する円筒状のニップル
と、光ファイバおよび第1被覆樹脂を通過させる第1ダ
イ穴を有する円筒状の第1被覆ダイと、第1被覆樹脂が
塗布された光ファイバおよび第2被覆樹脂を通過させる
第2ダイ穴を有すると共に平坦な上端面を有する円筒状
の第2被覆ダイと、ニップル、第1被覆ダイ並びに第2
被覆ダイの外周面のそれぞれと嵌合する円筒状の内周面
を有する位置決め部材とを備え、ニップルの下端面と第
1被覆ダイの上端面とは第1間隙を設けて第1被覆樹脂
が流入する第1通路を形成し、第1被覆ダイの下端面と
第2被覆ダイの上端面とは第2間隙を設けて第2被覆樹
脂が流入する第2通路を形成し、更に、被覆ダイの材質
および位置決め部材の少なくとも内周面の材質は、ヤン
グ率が5×104[kg/mm2]以上であり、かつ、熱
膨張率が6×10-6/℃以下の材料で構成されているこ
とを特徴とする。
れば、位置決め部材の内周面およびその中に嵌合される
被覆ダイはヤング率が5×104[kg/mm2]以上の
材料で構成されている。このように硬度が高い材料は精
密加工に適しており、研削加工等によって3μm以内の
精度に仕上げることが可能である。したがって、位置決
め部材の中に第1被覆ダイおよび第2被覆ダイを嵌合し
ても、位置決め部材と各被覆ダイとのはめあい隙間を3
μm以内に形成することができ、第1被覆ダイの穴の中
心軸と第2被覆ダイの穴の中心軸との軸合わせを高精度
に、かつ容易に行なうことができる。さらに、被覆ダイ
および位置決め部材の少なくとも内周面の熱膨張率が6
×10-6/℃以下の材料で構成されている。したがっ
て、塗布中に温度が上昇しても熱膨張による変形が抑制
されるので、偏心が少ない被覆を施すことできる。な
お、図1に示すように円筒状の第1被覆ダイ3は、位置
決め部材6に設けられた段差67によって固定され、円
筒状の第2被覆ダイ4との間に通路14が形成される。
は、光ファイバの外周に被覆ダイによって被覆樹脂を塗
布する光ファイバの被覆装置において、軸方向に光ファ
イバを挿通させるニップル穴を有すると共に平坦な下端
面を有する円筒状のニップルと、光ファイバおよび被覆
樹脂を通過させるダイ穴を有すると共に平坦な上端面を
有する円筒状の被覆ダイと、ニップルおよび被覆ダイの
外周面のそれぞれと嵌合する円筒状の内周面を有する位
置決め部材とを備え、ニップルの下端面と被覆ダイの上
端面とは間隙を設けて被覆樹脂が流入する通路を形成
し、更に、被覆ダイおよび位置決め部材の少なくとも内
周面は、ヤング率が5×104[kg/mm2]以上であ
り、かつ、熱膨張率が6×10-6/℃以下の材料で構成
されていることを特徴とする。
によれば、ニップルおよび被覆ダイがそれぞれ位置決め
部材の内周面に嵌合して固定されるとともに、被覆ダイ
および位置決め部材の内周面は前述のようにヤング率が
5×104[kg/mm2]以上の材料で形成されてい
る。したがって、位置決め部材の中に被覆ダイを嵌合し
た場合、はめあい隙間を3μm以下に軽減することがで
き、ニップルと被覆ダイとの同心を容易に出すことがで
きる。
いて、円筒状の位置決め部材は、内周部材としてヤング
率が6×104[kg/mm2]、熱膨張率が5.1×1
0-6/℃、硬度がHRA90のWC−Co系超硬合金、
外周部材としてヤング率が2×104[kg/mm2]、
熱膨張率が10×10-6/℃の合金工具鋼である二層か
らなり、内周部材と外周部材とが締りはめによって締結
固定され、合金工具鋼の部分に被覆樹脂の流路が形成さ
れることが好ましい。
と、位置決め部材とニップルおよび被覆ダイとのはめあ
い隙間は3μm以下にすることができるが、複雑な形状
を加工することが困難となる。一方、位置決め部材全体
を合金工具鋼で構成すると、複雑な形状を加工すること
は容易となるが、はめあい隙間は10μm以上となり高
精度の軸合わせが望めなくなる。上記本発明の被覆装置
によれば位置決め部材の内側は、ヤング率が6×104
[kg/mm2]、熱膨張率が5.1×10-6/℃、硬
度がHRA90のWC−Co系超硬合金で構成されてい
るので、前述のように位置決め部材とニップルおよび被
覆ダイとのはめあい隙間は3μm以下にすることができ
る。したがって、ニップルと被覆ダイの同心を容易に出
すことができ、あるいは2つの被覆ダイを用いる場合は
両被覆ダイの穴の中心軸の軸ずれを小さくできる。さら
に、温度が上昇しても熱膨張による変形が抑制されるの
で、偏心の少ない被覆を続けることができる。また、位
置決め部材の外側は、合金工具鋼で構成されているの
で、この部分には形状が複雑な被覆樹脂の流路等を加工
することができる。
いて、被覆ダイまたは第2被覆ダイの底側にタップが設
けられ、被覆ダイまたは第2被覆ダイはタップを介して
位置決め部材から取り外しを容易とすることが好まし
い。
2被覆ダイは、位置決め部材内にはめあいによって固定
される。被覆後に掃除等のため被覆ダイまたは第2被覆
ダイを位置決め部材から人の手で外すことが困難である
場合は、タップを介してジャッキ構造を有する治具を用
いることによって簡単に外すことが可能となる。
いてニップルは、ヤング率が6×104[kg/m
m2]、熱膨張率が5.1×10-6/℃、硬度がHRA
90のWC−Co系超硬合金で構成されていることが好
ましい。このように形成することによって、ニップルの
穴と被覆ダイの穴との同心を無調整で出すことができ
る。
光ファイバの外周に第1被覆ダイと第2被覆ダイとによ
ってそれぞれ第1被覆樹脂と第2被覆樹脂とを一括して
塗布する工程を備える光ファイバの被覆方法において、
円筒状の内周面を有する位置決め部材に嵌合されたニッ
プルの軸方向に設けられたニップル穴に光ファイバを挿
通させる工程と、位置決め部材の内周面にニップルと同
軸に嵌合された第1被覆ダイに設けられた第1ダイ穴に
光ファイバおよび第1被覆樹脂を通過させる工程と、位
置決め部材の内周面にニップルおよび第1被覆ダイと同
軸に嵌合された第2被覆ダイに設けられた第2ダイ穴に
第1被覆樹脂が塗布された光ファイバおよび第2被覆樹
脂とを通過させる工程とを有し、第1被覆樹脂および第
2被覆樹脂は、ヤング率が5×104[kg/mm2]以
上、かつ熱膨張率が6×10-6/℃以下である材料で構
成された第1被覆ダイおよび第2被覆ダイ、並びに少な
くとも内周面が前述の材料で構成された位置決め部材を
有する被覆装置によって、光ファイバと同心に塗布され
ることを特徴とする。
覆方法は、光ファイバの外周に被覆ダイによって被覆樹
脂を塗布する光ファイバの被覆方法において、円筒状の
内周面を有する位置決め部材に嵌合されたニップルの軸
方向に設けられたニップル穴に光ファイバを挿通させる
工程と、位置決め部材の内周面にニップルと同軸に嵌合
された被覆ダイに設けられたダイ穴に光ファイバおよび
被覆樹脂を通過させる工程とを有し、ヤング率が5×1
04[kg/mm2]以上、かつ熱膨張率が6×10-6/
℃以下である材料で構成された被覆ダイ、および少なく
とも内周面が前述の材料で構成された位置決め部材を有
する被覆装置によって、被覆樹脂が光ファイバと同心に
塗布されることを特徴とする。
ば、第1、第2被覆ダイおよび被覆ダイ並びに位置決め
部材の内周面のヤング率が5×104[kg/mm2]以
上であり、かつ、熱膨張率が6×10-6/℃以下の材料
で構成された被覆装置によって樹脂を被覆する方法であ
る。このように形成することによって、前述のように第
1、第2被覆ダイを用いる場合は両被覆ダイのダイ穴の
中心軸の軸ずれを小さくできるとともに、被覆樹脂の粘
度制御にともなって温度が上昇しても熱膨張による変形
が抑制されるので、長時間にわたって安定に被覆するこ
とができる。
発明の光ファイバの被覆装置および被覆方法に係わる実
施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において
同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略
する。
1の実施形態に係わる被覆装置の構成を示す図面であ
り、図1は線引きされた光ファイバに2層の樹脂を同時
にコーティングすることができる被覆装置の全体構成を
示す断面図、図2〜図3は位置決め部材の断面図、図4
は被覆装置を構成する各部材とその組立方法を示す斜視
図、図5は位置決め部材の部分拡大図、図6はホルダの
斜視図である。
は図1〜図4に示すように、光ファイバ1の外周に第1
被覆ダイ3と第2被覆ダイ4とによってそれぞれ第1被
覆樹脂Aと第2被覆樹脂Bとを一括して塗布する被覆装
置であり、ニップル2、第1被覆ダイ3並びに第2被覆
ダイ4は円筒状の外周面21aと21b、31並びに4
1aと41bを有するように形成され、位置決め部材6
は、外周面21a、31並びに41bと嵌合する円筒状
の内周面61a、61bを有する内周部材61と、その
外周に設けられた外周部材62とによって構成され、内
周部材61の内周面には位置決めのための段差部67が
設けられている。
通させるニップル穴20を有し、下面は平坦な下端面を
有する円筒体である。下端面には4個の凸部22が設け
られ、第1被覆ダイ3の上端面との間に隙間を設けて第
1通路10を形成している。外周は位置決め部材6の内
周面61aと嵌合するための外周面21aと、これより
直径が小さい外周面21bとを有し、位置決め部材6の
内周面61aと外周面21bとの間を被覆樹脂が通過で
きるように形成されている。
1被覆樹脂Aを通過させる第1ダイ穴30を有し、外周
は位置決め部材6の内周面61aと嵌合する外周面31
を有する円筒である。
れた光ファイバ1および第2被覆樹脂Bを通過させる第
2ダイ穴40を有し、上面は平坦な上端面を有する円筒
体である。上端面と第1被覆ダイ3の下端面との間に隙
間を設けて第2通路14を形成している。下面には半径
方向に広がる円板状の鍔42が形成されている。ダイ穴
40の下部にはタップ43が形成されている。外周は位
置決め部材6の内周面61bと嵌合する外周面41b
と、これより直径が小さい外周面41aとで形成され、
位置決め部材6の内周面61bと外周面41aとの間を
被覆樹脂Bが通過できるように形成されている。
と外周部材62とから形成され、内周部材61には半径
の異なる内周面61aと内周面61bとを有し、その境
界部に段差67を有する。外周部材62には被覆樹脂
A、Bを導入するため図5に示す形状の流路65、66
が形成されている。ここで、第1被覆樹脂A、第2被覆
樹脂Bを導入する流路はそれぞれ1個の場合について示
されているが、2個、4個と多数でもよい。
過させる穴を有する底73が設けられた円筒体であり、
側壁には第1被覆樹脂Aと第2被覆樹脂Bとをそれぞれ
導入するための導入口71、72があけられている。
ダイ3、第2被覆ダイ4並びに内周部材61の材質は、
ヤング率が5×104[kg/mm2]以上であり、か
つ、熱膨張率が6×10-6/℃以下で、硬度がHRA9
0のWC−Co系超硬合金で構成されている。また、外
周部材62の材質は、ヤング率が2〜3×104[kg
/mm2]、熱膨張率が10×10-6/℃の合金工具鋼
(例えば、SKD)で構成され、内周部材61と外周部
材62とは締りはめによって2層構造に構成され、外周
部材62の合金工具鋼には被覆樹脂の流路65、66が
形成されている。第1被覆樹脂A、第2被覆樹脂Bを導
入する流路はそれぞれ1個の場合について示されている
が、2個、4個と多数としてもよい。
しており、研削加工によって3μm以下の精度に仕上げ
ることが可能である。本発明では第1被覆ダイ3、第2
被覆ダイ4並びに位置決め部材6の内周部材61を超硬
合金で形成し、さらに各被覆ダイ3、4の嵌め合い外周
面、および位置決め部材の内周部材61の嵌め合い内周
面を精密加工することによって、その嵌め合い隙間を0
〜3μmにすることができる。したがって、第1被覆ダ
イ3の穴の中心軸と第2被覆ダイ4の穴の中心軸とのず
れ量を5μm以下にすることが可能である。また、超硬
合金は熱膨張率が小さいため熱変形を抑制することがで
き、樹脂の粘度制御に伴う温度上昇に対しても上記の精
度を維持しながら安定に被覆を続けることができる。
軸は第1被覆ダイ3のダイ穴30の中心軸と6μm以下
の精度で一致させる必要はないが、超硬合金を採用する
と上記のような特徴があるので、ニップル2についても
ヤング率が6×104[kg/mm2]、熱膨張率が5.
1×10-6/℃で、硬度がHRA90のWC−Co系超
硬合金の材料で構成されることが好ましい。このように
構成することによって、ニップル2のニップル穴20と
第1被覆ダイ3あるいは第2被覆ダイ4のダイ穴30、
40との同心を容易に出すことが可能であり、また、温
度が上昇しても安定に被覆を続けることができる。
加工は、放電加工によって行なわれる。穴の同軸度は、
嵌め合い基準である位置決め部材6の内周面を基準とし
て、同軸度の公差で10μm以下(基準面とした径の中
心から10μmφの円にあること)、すなわち、軸ずれ
量では5μmである。この程度の加工は比較的容易に行
なうことができるが、同程度の軸ずれ量をもつ第1被覆
ダイと第2被覆ダイとを選択組合せ、さらに軸ずれ方向
の位相を揃えて組立てることによって、相対的に両者の
軸ずれ量を零とすることが可能である。このような形態
を採用することによって、組立工程において修正作業は
殆ど必要とせず、また容易に分解することが可能であ
り、しかも第1被覆ダイの中心軸と第2被覆ダイの中心
軸との軸合わせを再現性よく行なうことができる。
硬合金で形成された内周部材61と、超硬合金より柔ら
かい合金工具鋼で形成された外周部材62の2層構造で
あり、これらは締りはめによって固定される。
で一体に形成されると、合金工具鋼は超硬合金より柔ら
かいために加工精度は5μmが限度となる。一方、超硬
合金で一体に形成されると、樹脂流路65、66のよう
な複雑な形状の加工は困難となる。したがって、内側に
超硬合金の内周部材61、外側に合金工具鋼の外周部材
62を配置し、2層構造とすることで精密な寸法精度を
有する嵌め合いが可能となり、かつ複雑な樹脂流路6
5、66を形成することができる。
に、位置決め部材6の中に第2被覆ダイ4を下方より嵌
合し、また、上方より第1被覆ダイ3を段差部67まで
嵌合し、その上にニップル2を嵌合する。ニップル2、
第1被覆ダイ3並びに第2被覆ダイ4が装着された位置
決め部材6は、図1に示すように、底部73を有するホ
ルダ7内に20〜30μmのはめ合い隙間で嵌合され、
予め設けられた図示しない位置決めピンにより樹脂流路
65、66の位置がずれないように装着し、上方より蓋
16をボルトあるいはネジで固定する。ニップル2、第
1被覆ダイ3並びに第2被覆ダイ4はホルダ7の底部7
3と蓋16で上下が押さえられているので、第1、第2
通路10、14に、それぞれ被覆樹脂A、Bが供給され
てもその圧力に係わらず、隙間が広がることはない。
される第1通路10の高さは、ニップル2の下端面に対
称な位置に設けられた周方向4ヵ所の凸部22で位置決
めされる。なお、凸部22は、第1被覆ダイ3の上面に
形成してもよく、対称な位置に設けられるかぎりその数
は4箇所に限られるものではない。凸部22の代わり
に、位置決め部材6の内周面に段差を設けて第1通路1
0を形成しても良い。また、第1被覆ダイ3と第2被覆
ダイ4との間に形成される第2通路14の高さは、位置
決め部材6の内周面61bの長さと第2被覆ダイ4の高
さとで決められる。
置決め部材6へのはめあい挿入は、はめあい隙間が0〜
3μmであるため人手で直接挿入するのはやや困難であ
る。しかしながら、位置決め部材6に用いられている超
硬合金の熱膨張率が5.1×10-6/℃であるので、例
えば、はめあい基準面が20mmφの場合、ホットプレ
ート等で50℃程度に温めれば、約3μm程度はめあい
隙間が大きくなり、はめあいが比較的容易となる。ま
た、位置決め部材6の嵌合する内周面を、0.8S程度
にラップ処理することでかみこみ防止にもなり、はめあ
いが容易となる。また、ハンドプレスで押し込む方法も
ある。反対に、位置決め部材6から第1被覆ダイ3およ
び第2被覆ダイ4を人手のみで外すことが困難となるこ
とがある。そのために第2被覆ダイ4の底部にタップ4
3を設け、ジャッキ構造の治具を用いて容易に外すこと
ができる。第2被覆ダイ4が外れれば、第1被覆ダイ3
の底部に適した治具を押し当てて外すことができる。
第2被覆ダイ4を位置決め部材6に嵌合し、これをホル
ダ7内に固定した後、第1被覆ダイ3の中心軸と第2被
覆ダイ4の中心軸との軸ずれ量は、工具顕微鏡又は測定
顕微鏡を用いて測定する。被覆樹脂層の構造上、第1被
覆ダイ3の穴径は第2被覆ダイ4の穴径よりも小さいた
め、第2被覆ダイ4の穴にフォーカスを合わせ、円近似
によって穴中心の座標を求める。次に、第1被覆ダイ3
の穴にフォーカスを合わせ同様に穴中心の座標を求め
る。これらの中心座標から得られる距離が軸ずれ量とな
る。ニップル2と第1被覆ダイ3との同心性も同様の方
法で測定される。
は、ホルダ7の内表面と位置決め部材6の外表面との間
に形成された流路65を通過し、ニップル2の下端面と
第1被覆ダイ3の上端面との間に形成された第1通路1
0を経た後、第1被覆ダイ3のダイ穴30に導入され
る。また、導入口72から導入された第2被覆樹脂B
は、ホルダ7の内表面と位置決め部材6の外表面との
間、および位置決め部材6の内表面と第2被覆ダイ4の
外表面との間に形成された流路66を通過し、第1被覆
ダイ3の下端面と、第2被覆ダイ4の上端面との間に形
成された第2通路14を経た後、第2被覆ダイ4のダイ
穴40に導入される。
の被覆装置に係わる第2の実施形態の断面図であり、光
ファイバに一層の樹脂をコーティングする被覆装置であ
る。図7において、ニップル200および被覆ダイ40
0は円筒状の外周面を有するように形成され、位置決め
部材60は、それぞれの外周面と嵌合する単一の円筒状
の内周面を有する内周部材610と、その外周に設けら
れた外周部材620とによって構成され、内周部材61
0の内周面に設けられた段差部67で位置決めされる。
実施形態1で説明した部材と実質的に一致しており、部
分的に形状が変化しているもの、あるいは区別したほう
が明確になるものについて異なる番号を付している。す
なわち、ニップル200は、実施形態1と比較して下端
面に凸部22が施されていないこと、および外周が同一
の半径を有する外周面である点以外は同じ構成である。
また、位置決め部材60は、被覆樹脂の流路66のみが
設けられ、流路65を有していない点で相違するがその
他は実施形態1の場合と同一である。一方、ホルダ7並
びに蓋16は実施形態1に示したホルダ7並びに蓋16
と実質的に同一形状である。
覆ダイ400および内周部材610は、ヤング率が5×
104[kg/mm2]以上であり、かつ、熱膨張率が6
×10-6/℃以下で、硬度がHRA90のWC−Co系
超硬合金で構成されている。また、位置決め部材60の
外周部材620は、ヤング率が2×104[kg/m
m2]、熱膨張率が10×10-6/℃の合金工具鋼(例
えば、SKD)で構成され、両者は締りはめによって2
層構造に構成され、外周部材620の合金工具鋼に被覆
樹脂の流路66が形成されている。
00および内周部材610として超硬合金を使用するこ
とによって、被覆ダイ400と位置決め部材60との嵌
め合い間隙を0〜3μmの範囲内に作製することができ
る。一方、ニップル200のヤング率が6×104[k
g/mm2]、熱膨張率が5.1×10-6/℃、硬度が
HRA90のWC−Co系超硬合金で構成すると、ニッ
プル200のニップル穴と被覆ダイ400のダイ穴との
同心を容易に出すことが可能である。また、超硬合金は
熱膨張率が小さいため熱変形を抑制することができ、被
覆樹脂の粘度制御に伴う温度上昇に対しても上記の精度
を維持しながら安定に被覆を続けることができる。
合金より柔らかい合金工具鋼の外周部材620を外側に
配置し、2層構造とすることで精密な嵌め合いが可能と
なり、さらに外周部材620に複雑な樹脂流路を容易に
形成することができる。
しており、その中に被覆ダイ400を下方より嵌合し、
また、上方よりをニップル200を段差67まで嵌合す
る。ニップル200、被覆ダイ400が装着された位置
決め部材60は、図7に示すように、底部73を有する
ホルダ7内にはめ合い隙間20〜30μmで嵌合され、
予め設けられた図示しない位置決めピンにより樹脂流路
66の位置がずれないように装着され、上方より蓋16
をボルトあるいはネジで固定する。
形成される通路15の高さは、被覆ダイ400の高さと
内周部材610の段差67から下端までの長さで決めら
れる。さらに、ニップル200および被覆ダイ400は
ホルダ7の底部73と蓋16で上下が押さえられ、通路
15に樹脂が供給されてもその圧力に係わらず、間隙が
広がることはない。導入口72から供給された被覆樹脂
は、ホルダ7と位置決め部材60の間に形成された樹脂
通路66を通過し、ニップル200の下端面と被覆ダイ
400の上端面との間に形成された通路15を経た後、
被覆ダイ400のダイ穴へ導入される。
程において樹脂を被覆する場合について説明したが、本
発明の被覆装置は線引工程に限られるものではなく、線
引きされた光ファイバにインク層を塗布する着色工程、
あるいは、着色された光ファイバを複数本並べて全体に
樹脂を塗布して一体化するテープ化工程にもニップルや
被覆ダイの断面径や断面形状が異なるものの、そのまま
適用できる。
層の樹脂が被覆された被覆光ファイバを作製した。
A90のWC−Co系超硬合金の内周部材61およびS
KDの外周部材62とで構成された位置決め部材6と、
その中にHRA90のWC−Co系超硬合金のニップル
2、第1被覆ダイ3並びに第2被覆ダイ4を嵌合して被
覆装置を形成した。この被覆装置を線引装置に取付け、
光ファイバ母材を線引きしながら2層の樹脂を同時に塗
布し、これらの樹脂層を硬化装置によって硬化させて被
覆光ファイバを作製した。
置は、上記位置決め部材6のはめあい隙間が0μmであ
り、嵌合された第1被覆ダイ3のダイ穴30と、第2被
覆ダイ4のダイ穴40との軸ずれ量が1μmであった。
この被覆装置を用いて被覆光ファイバを製造した。得ら
れた被覆光ファイバは、50kmあたりの2次被覆層の
無偏肉率((被覆厚さの最小値/被覆厚さの最大値)×
100(%)で定義される)が96%以上と良好であっ
た。
置は、位置決め部材6のはめあい隙間が3μmであり、
嵌合された第1被覆ダイ3のダイ穴30と、第2被覆ダ
イ4のダイ穴40との軸ずれ量が3μmであった。この
被覆装置を用いて被覆光ファイバを製造した。得られた
被覆光ファイバは、50kmあたりの2次被覆層の無偏
肉率が90%以上と良好であった。
置は、位置決め部材6のはめあい隙間が3μmであり、
嵌合された第1被覆ダイ3のダイ穴30と、第2被覆ダ
イ4のダイ穴40との軸ずれ量が4μmであった。この
被覆装置を用いて被覆光ファイバを製造した。得られた
被覆光ファイバは、50kmあたりの2次被覆層の無偏
肉率が87%以上と良好であった。
置決め部材6がSKDの合金工具鋼で一体に構成され、
その中に図1に示す構造でSKDの合金工具鋼のニップ
ル2、第1被覆ダイ3並びに第2被覆ダイ4を嵌合して
形成された被覆装置を用いて被覆光ファイバを作製し
た。
置は、位置決め部材6のはめあい隙間が10μmであ
り、位置決め部材6にニップル2および被覆ダイ3、4
を嵌合させて組み立てたときの第1被覆ダイ3のダイ穴
30と第2被覆ダイ4のダイ穴40との軸ずれ量は3μ
mであったが、これらをホルダ7に嵌合させた時には嵌
合された第1被覆ダイ3のダイ穴30と、第2被覆ダイ
4のダイ穴40との軸ずれ量が9μmであった。この被
覆装置を用いて被覆光ファイバを製造した。得られた被
覆光ファイバは、50kmあたりの2次被覆層の無偏肉
率が68%以下であった。
置は、位置決め部材6のはめあい隙間が12μmであ
り、嵌合された第1被覆ダイ3のダイ穴30と、第2被
覆ダイ4のダイ穴40との軸ずれ量が10μmであっ
た。この被覆装置を用いて被覆光ファイバを製造した。
得られた被覆光ファイバは、50kmあたりの2次被覆
層の無偏肉率が63%以下であった。
は、被覆ダイおよび位置決め部材の少なくとも内周面の
ヤング率が5×104[kg/mm2]以上の材料で構成
されているので、位置決め部材の中にニップルおよび被
覆ダイを嵌合しても、はめあい隙間を極力抑制すること
ができ、ニップルと被覆ダイとの同心を容易に出すこと
ができ、組み立て時に蓋をボルトやネジで締め付けても
変形してずれることがない。さらに、被覆ダイおよび位
置決め部材の少なくとも内周面の熱膨張率が6×10-6
/℃以下の材料で構成されているので、温度が上昇して
も熱膨張による変形が抑制され、被覆の偏心がなく、長
時間被覆しても偏心が少なく安定に製造することができ
る。
2被覆ダイによって構成される場合、前述のように位置
決め部材と被覆ダイとのはめあい隙間が抑制されるの
で、両被覆ダイの穴の中心軸の軸合わせを高精度に、か
つ容易に行なうことができる。さらに本発明の位置決め
部材は2層構造に形成され、内側は硬度がHRA90の
WC−Co系超硬合金で構成されるとともに、外側は合
金工具鋼で形成されるので、合金工具鋼の部分に形状が
複雑な樹脂流路等を加工するのに適する。
図である。
組立方法を示す斜視図である。
図である。
0・・・ニップル、20・・ニップル穴、21a、21b・・・
外周面、22・・・凸部、3・・・第1被覆ダイ、30・・・ダ
イ穴、31・・・外周面、4・・・第2被覆ダイ、40・・・ダ
イ穴、41a、41b・・・外周面、42・・・鍔、43・・・
タップ、400・・・被覆ダイ、6、60・・・ 位置決め部
材、61、610・・・内周部材、61a、61b・・・内周
面、62、620・・・外周部材、65、66・・・流路、6
7・・・段差、7・・・ホルダ、71、72・・・導入口、73・
・・底。
Claims (7)
- 【請求項1】 光ファイバの外周に被覆ダイによって被
覆樹脂を塗布する光ファイバの被覆装置において、 軸方向に前記光ファイバを挿通させるニップル穴を有す
ると共に平坦な下端面を有する円筒状のニップルと、 前記光ファイバおよび前記被覆樹脂を通過させるダイ穴
を有すると共に平坦な上端面を有する円筒状の被覆ダイ
と、 前記ニップルおよび前記被覆ダイの外周面のそれぞれと
嵌合する円筒状の内周面を有する位置決め部材とを備
え、 前記ニップルの下端面と前記被覆ダイの上端面とは間隙
を設けて前記被覆樹脂が流入する通路を形成し、 更に、前記被覆ダイおよび前記位置決め部材の少なくと
も内周面は、ヤング率が5×104[kg/mm2]以上
であり、かつ、熱膨張率が6×10-6/℃以下の材料で
構成されていることを特徴とする光ファイバの被覆装
置。 - 【請求項2】 光ファイバの外周に第1被覆ダイと第2
被覆ダイとによってそれぞれ第1被覆樹脂と第2被覆樹
脂とを一括して塗布する光ファイバの被覆装置におい
て、 軸方向に前記光ファイバを挿通させるニップル穴を有す
ると共に平坦な下端面を有する円筒状のニップルと、 前記光ファイバおよび前記第1被覆樹脂を通過させる第
1ダイ穴を有する円筒状の第1被覆ダイと、 前記第1被覆樹脂が塗布された光ファイバおよび前記第
2被覆樹脂を通過させる第2ダイ穴を有すると共に平坦
な上端面を有する円筒状の第2被覆ダイと、 前記ニップル、前記第1被覆ダイ並びに前記第2被覆ダ
イの外周面のそれぞれと嵌合する円筒状の内周面を有す
る位置決め部材とを備え、 前記ニップルの下端面と前記第1被覆ダイの上端面とは
第1間隙を設けて前記第1被覆樹脂が流入する第1通路
を形成し、 前記第1被覆ダイの下端面と前記第2被覆ダイの上端面
とは第2間隙を設けて前記第2被覆樹脂が流入する第2
通路を形成し、 更に、前記被覆ダイおよび前記位置決め部材の少なくと
も内周面は、ヤング率が5×104[kg/mm2]以上
であり、かつ、熱膨張率が6×10-6/℃以下の材料で
構成されていることを特徴とする光ファイバの被覆装
置。 - 【請求項3】 円筒状の前記位置決め部材は、内周部材
としてヤング率が6×104[kg/mm2]、熱膨張率
が5.1×10-6/℃、硬度がHRA90のWC−Co
系超硬合金、外周部材としてヤング率が2×104[k
g/mm2]、熱膨張率が10×10-6/℃の合金工具
鋼である二層からなり、前記内周部材と前記外周部材と
が締りはめによって締結固定され、前記合金工具鋼の部
分に被覆樹脂の流路が形成されていることを特徴とする
請求項1または2に記載の光ファイバの被覆装置。 - 【請求項4】 前記被覆ダイまたは前記第2被覆ダイの
底側にタップが設けられ、前記被覆ダイまたは前記第2
被覆ダイは前記タップを介して前記位置決め部材から取
り外しが容易であることを特徴とする請求項1または2
に記載の光ファイバの被覆装置。 - 【請求項5】 前記ニップルは、ヤング率が6×104
[kg/mm2]、熱膨張率が5.1×10-6/℃、硬
度がHRA90のWC−Co系超硬合金で構成されてい
ることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイ
バの被覆装置。 - 【請求項6】 光ファイバの外周に被覆ダイによって被
覆樹脂を塗布する工程を備える光ファイバの被覆方法に
おいて、 円筒状の内周面を有する位置決め部材に嵌合されたニッ
プルの軸方向に設けられたニップル穴に前記光ファイバ
を挿通させる工程と、前記位置決め部材の内周面に前記
ニップルと同軸に嵌合された前記被覆ダイに設けられた
ダイ穴に前記光ファイバおよび前記被覆樹脂を通過させ
る工程とを有し、 ヤング率が5×104[kg/mm2]以上、かつ熱膨張
率が6×10-6/℃以下である材料で構成された前記被
覆ダイ、および少なくとも内周面が前記材料で構成され
た前記位置決め部材を有する被覆装置によって、前記被
覆樹脂が前記光ファイバと同心に塗布されることを特徴
とする光ファイバの被覆方法。 - 【請求項7】 光ファイバの外周に第1被覆ダイと第2
被覆ダイとによってそれぞれ第1被覆樹脂と第2被覆樹
脂とを一括して塗布する工程を備える光ファイバの被覆
方法において、 円筒状の内周面を有する位置決め部材に嵌合されたニッ
プルの軸方向に設けられたニップル穴に前記光ファイバ
を挿通させる工程と、前記位置決め部材の内周面に前記
ニップルと同軸に嵌合された前記第1被覆ダイに設けら
れた第1ダイ穴に前記光ファイバおよび前記第1被覆樹
脂を通過させる工程と、前記位置決め部材の内周面に前
記ニップルおよび前記第1被覆ダイと同軸に嵌合された
前記第2被覆ダイに設けられた第2ダイ穴に前記第1被
覆樹脂が塗布された光ファイバおよび前記第2被覆樹脂
とを通過させる工程とを有し、 前記第1被覆樹脂および前記第2被覆樹脂は、ヤング率
が5×104[kg/mm2]以上、かつ熱膨張率が6×
10-6/℃以下である材料で構成された前記第1被覆ダ
イおよび前記第2被覆ダイ、並びに少なくとも内周面が
前記材料で構成された前記位置決め部材を有する被覆装
置によって、前記光ファイバと同心に塗布されることを
特徴とする光ファイバの被覆方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33579498A JP3376929B2 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 光ファイバの被覆装置および被覆方法 |
US09/447,886 US6576058B2 (en) | 1997-12-22 | 1999-11-24 | Optical fiber coating method and coating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33579498A JP3376929B2 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 光ファイバの被覆装置および被覆方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159548A JP2000159548A (ja) | 2000-06-13 |
JP3376929B2 true JP3376929B2 (ja) | 2003-02-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33579498A Expired - Lifetime JP3376929B2 (ja) | 1997-12-22 | 1998-11-26 | 光ファイバの被覆装置および被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3376929B2 (ja) |
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KR101280976B1 (ko) | 2011-12-23 | 2013-07-08 | 인찬진 | 용접봉 재활용 장치 |
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1998
- 1998-11-26 JP JP33579498A patent/JP3376929B2/ja not_active Expired - Lifetime
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