JP3376402B2 - 複合板 - Google Patents

複合板

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JP3376402B2
JP3376402B2 JP18583394A JP18583394A JP3376402B2 JP 3376402 B2 JP3376402 B2 JP 3376402B2 JP 18583394 A JP18583394 A JP 18583394A JP 18583394 A JP18583394 A JP 18583394A JP 3376402 B2 JP3376402 B2 JP 3376402B2
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foaming
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浩之 梅津
貴裕 星川
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株式会社アイジー技術研究所
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物の内壁材、
外壁材、屋根材、天井材、床材、下地材、間仕切り材と
して使用でき、かつ軽量で、断熱性のある複合板に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、芯材にイソシアヌレートフォー
ム(以下、単にヌレートフォームという)を芯材に用い
た断熱性のある軽量な複合板は、数多く発明され上市さ
れているが、発泡剤は殆どが特定フロン、すなわち、フ
ロン11(CCl3 F)、フロン113(C2 Cl 3
3 )等のオゾン層を破壊する特定フロンが使用されてい
た。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年は
大気圏のオゾン層の破壊が問題となり、その原因とされ
るフロン11、フロン113等の特定フロンの使用がで
きなくなって来ており、新たな発泡剤の開発が急がれて
いた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、面材間にヌレートフォーム樹脂に、特
定フロンの代替としてセルロース粉末を発泡剤として添
加し、発泡硬化された芯材が一体に形成されている複合
板を提案するものである。 【0005】 【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る複合板の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、図1およ
び図2は本発明に係る複合板の代表的な一例を示す断面
図と斜視図であり、αは複合板、1、2は面材、3は芯
材であり、芯材3はヌレートフォーム樹脂に、特定フロ
ンの代替としてセルロース粉末を発泡剤として添加し、
発泡硬化して一体に形成したものである。 【0006】さらに説明すると、面材1、2としては例
えば、表面処理鋼板、ステンレス板、アルミ・亜鉛合金
メッキ鋼板、アルミニウム板、チタン板、ホーロー鋼
板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、銅板等、ある
いはこれらのカラー金属板の一種、またはクラフト紙、
アルミ蒸着紙、アルミニウム箔、プラスチックシート、
不織布等、あるいは石膏ボード等の無機質板等の1種以
上よりなるものであり、これをロール成形、プレス成
形、押出成形等して、例えば図3(a)〜(e)、およ
び図4(a)〜(e)に示すような任意形状に成形した
ものでも良い。 【0007】芯材3はヌレートフォームの樹脂原料に発
泡剤としてセルロース粉末、硬化剤等を混入し、発泡硬
化させると共に、ヌレートフォームの樹脂の発泡硬化時
の自己接着性により面材1、2と一体化するものであ
る。 【0008】ヌレートフォームは主に連続式の発泡成形
方法により製造されるものであり、他の合成樹脂発泡体
(プラスチックフォーム)に比べて不燃性、低発煙性、
低毒性の性能を有するものである。また、このヌレート
フォームを金属板にサンドイッチして形成された、例え
ば図2に示すような金属サイディング材は、単体で防火
構造試験に合格する防火性能を有するものである。 【0009】発泡剤となるセルロース粉末はヌレートフ
ォームの原液を100重量部とすると、このヌレートフ
ォームの原液に対して2〜30重量部、特に好ましくは
5重量部前後混入させるものであり、例えば、天然セル
ロース、セルロース水和物、アルキルセルロース、ニト
ロセルロース、アセチルセルロース、セルロースキサン
ドゲン酸塩、各種イオン交換セルロース等の1種以上か
らなるものである。また、粒度は10〜100μ、純度
90%以上のもので、粒状、針状の形状をなすものであ
る。 【0010】セルロース粉末は、ヌレートフォームの形
成段階において、キュアオーブンの熱により加熱され、
ヌレートフォーム原料と化学反応を起こし、大量の二酸
化炭素(CO2 )を発生し、ヌレートフォーム原料を発
泡させるものであり、独立発泡率に優れ、断熱性能が向
上するとともに、フォーム自体の強度も向上させるもの
である。 【0011】また、発泡剤としてセルロース粉末に木炭
粉、もしくは代替フロン等を混入して用いても良いもの
である。代替フロンとは例えば、R141B(CH3
Cl 2 F)、塩化メチレン等であり、これらをセルロー
ス粉末に混入することにより、発泡(化学反応)の起爆
剤として機能し、発泡過程がスムーズに行える共に、発
泡により形成されるセルが均一となるものである。 【0012】硬化剤はヌレートフォームの原液を100
重量部とすると、このヌレートフォームの原液に対して
10〜50重量部混入させるものであり、有機リン酸
系、あるいはリン酸系とPSA系の混合物である。 【0013】次に本発明に係る複合板の製造法の一例を
示すと図5のようになる。まず、面材1、例えばカラー
鋼板(厚さ0.27mm)が送給工程A(アンコイラ、
リフター等)から原料吐出工程Bに送給され、未発泡の
ヌレートフォームの原液100重量部に対し、上記配合
比でセルロース粉末、硬化剤を混入させ、均一に攪拌し
た芯材3の原液3aを吐出機Cからカラー鋼板(厚さ
0.27mm)よりなる面材1の裏面1a上に吐出し、
その上にアルミクラフト紙(厚さ0.25mm)よりな
る面材2を送給工程D(アンコイラ、リフター等)を介
して積層して所定型のキュアオーブンEに送給し、連続
発泡法で約7〜15分間、30〜100℃で養生し発
泡、硬化させ、次にカッタFで所定寸法に切断した後に
梱包工程Gに送給するものである。 【0014】また、点線で示すA1 、D1 は、面材1、
2の成形機であり、面材1、2を図3(a)〜(e)、
4(a)〜(e)に示すような所定形状に成形するため
のものである。 【0015】 【発明の効果】上述したように本発明に係る複合板によ
れば、他のプラスチックフォームを使用した複合板に
比べて不燃性、低発煙性、低毒性の性能を有する複合板
となる。無機質系の耐火板に比較して非常に軽く、施
工性が向上する。面材によりサンドイッチしているた
めに強度が向上する。発泡剤としてセルロース粉末を
使用しているので、特定フロンを使用せず発泡すること
ができる。発泡剤としてセルロース粉末を使用してい
るので、独立発泡のセルが均一に形成でき、断熱性、機
械強度が向上する。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る複合板の一例を示す断面図であ
る。 【図2】本発明に係る複合板の一例を示す斜視図であ
る。 【図3】複合板のその他の例を示す断面図である。 【図4】複合板のその他の例を示す断面図である。 【図5】本発明に係る複合板を製造するための工程の一
例を示す説明図である。 【符号の説明】 α 複合板 1 面材 2 面材 3 芯材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08J 9/08 CFF C08J 9/08 CFF E04F 13/12 E04F 13/12 A // C08L 75:04 C08L 75:04 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C08J 9/00 - 9/42

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 面材間にイソシアヌレートフォーム樹脂
    にセルロース粉末を発泡剤として添加して発泡硬化され
    た芯材が一体に形成されていることを特徴とする複合
    板。
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