JP3375522B2 - 車両挙動測定用センサの取付構造 - Google Patents

車両挙動測定用センサの取付構造

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JP3375522B2 JP20977597A JP20977597A JP3375522B2 JP 3375522 B2 JP3375522 B2 JP 3375522B2 JP 20977597 A JP20977597 A JP 20977597A JP 20977597 A JP20977597 A JP 20977597A JP 3375522 B2 JP3375522 B2 JP 3375522B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は横Gやヨー角速度な
どを測定できる車両挙動測定用センサの取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両運動性能制御や自動運転制御
などにおいて、車両の挙動を測定するために、例えばヨ
ーセンサや横Gセンサなどが用いられる。ヨーセンサは
車両回転角(ヨー角速度)を検出するセンサであり、横
Gセンサは車両に加わる横方向の加速度を検出するセン
サである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような車両挙動測
定用センサは、一般にセンターコンソール内やフロント
シートの下などに配置されることが多い。ところが、こ
のような部位にはデッドスペースが少なく、センサによ
っては配置できないことがある。また、センターコンソ
ールやフロントシートは車両のほぼ中央部に位置するた
め、車両の挙動の比較的少ない部位であり、車両の挙動
を測定するためには望ましい部位とは言えない。
【0004】そこで、本発明の目的は、センサの配置ス
ペースを確保しやすく、かつ車両の挙動を高感度で検出
できる車両挙動測定用センサの取付構造を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、リヤフロアパネルにほぼ
方形状のスペアタイヤ収納用凹部を設け、このスペアタ
イヤ収納用凹部のコーナ部であってスペアタイヤ収納用
凹部とスペアタイヤとの間の空隙部に車両挙動測定用セ
ンサを配置したものである。
【0006】ほぼ方形状のスペアタイヤ収納用凹部には
スペアタイヤを収納した後も、その四隅部空隙が存在
し、デッドスペースとなっているので、このスペースに
センサを配置することで、スペアタイヤなどの他の機構
部品と干渉せずにセンサを配置できる。スペアタイヤ収
納用凹部はリヤフロアパネル、すなわち車両の後部に設
けられており、車両の後部は車両の挙動の比較的大きい
部位であるので、車両の挙動を高感度で検出しやすいと
いう利点がある。また、スペアタイヤ収納用凹部は、通
常使用状態では、人が触れない部位であるから、センサ
を配置するには望ましい。
【0007】コーナリング時などの車両の傾きを検出
し、サスペンションの硬さを制御するために横Gセンサ
が用いられる。横Gセンサは車体の重心より後方で、か
つ後車軸より前方に配置するのが望ましい。重心より前
方であると、舵角による横Gを検出してしまう恐れがあ
り、後車軸より後方では本来検出すべき横Gと反対方向
の成分を検出してしまうからである。そこで、請求項2
では、スペアタイヤ収納用凹部を、その前端部が後車軸
より前方でかつ後端部が後車軸より後方となる位置に設
け、横Gセンサを配置するためのセンサ収納部をスペア
タイヤ収納用凹部における後車軸より前方の部位に設け
たものである。なお、車両挙動測定用センサとしては、
横Gセンサの他に、ヨーセンサやローリングセンサなど
がある。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明にかかる車両
挙動測定用センサの取付構造の一例を示す。図におい
て、1は車体後部のトランクルーム、2はリヤフロアパ
ネル、3はスペアタイヤ収納用凹部、4はスペアタイヤ
である。スペアタイヤ収納用凹部3の前方のリヤフロア
パネル2の下面には、燃料タンク5が取り付けられてい
る。スペアタイヤ収納用凹部3の下方には、車幅方向に
後車軸6が配設され、後車軸6の両端には後輪7が取り
付けられている。スペアタイヤ収納用凹部3はその前端
部と後端部との間に後車軸6が位置するように、設けら
れている。スペアタイヤ収納用凹部3はほぼ方形状に形
成されており、その四隅部にはスペアタイヤ4との間に
空隙部(センサ収納部)3aが設けられている。これら
空隙部3aのうち、斜め右側前方の空隙部3aに横Gセ
ンサ8が取り付けられている。
【0009】次に、上記構成よりなる車両挙動測定用セ
ンサの取付構造の作用を説明する。コーナリング時など
においてハンドルを左右に切ると、車体が左右に傾く。
本発明の横Gセンサ8は、車体重心より後方でかつ後車
軸6より前方のセンサ収納部3aに配置されているの
で、横Gセンサ8は横Gを鋭敏に検出できる。
【0010】また、実施例のようにスペアタイヤ収納用
凹部3の四隅部はデッドスペースとなっていることが多
いので、このデッドスペースを有効利用して横Gセンサ
8を配置することで、センサ配置用の格別なスペースを
設ける必要がない。スペアタイヤ収納用凹部3は通常使
用状態においてボードなどによって閉じられているの
で、乗員が横Gセンサ8に接触することがなく、外部か
ら異物が当たることもないので、横Gセンサ8を安定し
た環境に配置できる。
【0011】上記のような利点に加え、横Gセンサ8を
スペアタイヤ収納用凹部3に配置することで、次のよう
な作用効果を奏する。すなわち、横Gセンサ8は車体前
方に設けられたコントローラとハーネスで接続する必要
があるが、横Gセンサ8の近傍には燃料タンク5が設け
られ、このタンク5からタンクゲージハーネスがコント
ローラへ配設され、またバックランプハーネスなども配
設されているので、これらハーネスと束ねて車体前方へ
配設すればよく、新たなハーネス配設空間を確保する必
要がない。
【0012】上記実施例では、横Gセンサの取付につい
て説明したが、横Gセンサ以外の車両挙動測定用セン
サ、例えばヨーセンサやローリングセンサなどをセンサ
収納部に配置してもよい。この場合には、センサ収納部
はスペアタイヤ収納用凹部における後車軸より前方の部
位に限るものではない。また、スペアタイヤ収納用凹部
がほぼ方形状で、その四隅部に空隙部がある場合につい
て説明したが、周囲に空隙部を有しないほぼ円形のスペ
アタイヤ収納用凹部の場合も、車両挙動測定用センサを
配置することが可能である。すなわち、スペアタイヤ収
納用凹部の中央部には、スペアタイヤを取り付けるため
のボルトが立設されているが、このボルトとタイヤのデ
ィスクホイールとの隙間にはデッドスペースが存在する
ので、このスペースにセンサを配置することが可能であ
る。さらに、センサ収納部はスペアタイヤ収納用凹部の
空隙部を利用して設けた場合に限るものではなく、セン
サ収納専用の凹部をスペアタイヤ収納用凹部と一体に設
けてもよい。要するに、スペアタイヤと干渉せずにセン
サを配置できる空間がスペアタイヤ収納用凹部と一体に
設けられておればよい。したがって、センサ収納部の位
置は、スペアタイヤ収納用凹部の周囲に限らず、スペア
タイヤ収納用凹部の底面に一段低い凹部を設けてセンサ
収納部としてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
にかかる発明によれば、車両挙動測定用センサをリヤフ
ロアパネルに設けられたほぼ方形状のスペアタイヤ収納
用凹部のコーナ部であってスペアタイヤ収納用凹部とス
ペアタイヤとの間の空隙部に配置したので、センサを他
の機構部品と干渉せずに容易に配置できる。しかも、ス
ペアタイヤ収納用凹部は車両挙動の比較的大きい車体後
部に設けられているので、車両の挙動を高感度に検出で
きる。また、請求項2にかかる発明によれば、前端部が
後車軸より前方でかつ後端部が後車軸より後方となる位
置に設けられたスペアタイヤ収納用凹部の後車軸より前
方の部位に横Gセンサを配置したので、コーナリング時
などの車両の傾きやサスペンションの硬さを精度よく検
出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車両挙動測定用センサの取付構
造を適用した車両後部の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の斜視図である。
【符号の説明】
1 トランクルーム 2 リヤフロアパネル 3 スペアタイヤ収納用凹部 3a 空隙部(センサ収納部) 4 スペアタイヤ 6 後車軸 8 横Gセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 43/10 G01D 5/12 G01D 11/30 G01P 15/00 B62D 25/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤフロアパネル2にほぼ方形状のスペア
    タイヤ収納用凹部を設け、このスペアタイヤ収納用凹
    3のコーナ部であってスペアタイヤ収納用凹部3とス
    ペアタイヤ4との間の空隙部3aに車両挙動測定用セン
    8を配置したことを特徴とする車両挙動測定用センサ
    の取付構造。
  2. 【請求項2】リヤフロアパネル2にスペアタイヤ収納用
    凹部を、その前端部が後車軸より前方でかつ後端部
    が後車軸より後方となる位置に設け、車両挙動測定用
    横Gセンサを配置するためのセンサ収納部3aをスペ
    アタイヤ収納用凹部における後車軸より前方の部位
    に設けたことを特徴とする車両挙動測定用センサの取付
    構造。
JP20977597A 1997-07-18 1997-07-18 車両挙動測定用センサの取付構造 Expired - Fee Related JP3375522B2 (ja)

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