JP3375253B2 - 携帯用灰皿に於ける蓋体の開放維持装置 - Google Patents
携帯用灰皿に於ける蓋体の開放維持装置Info
- Publication number
- JP3375253B2 JP3375253B2 JP13018096A JP13018096A JP3375253B2 JP 3375253 B2 JP3375253 B2 JP 3375253B2 JP 13018096 A JP13018096 A JP 13018096A JP 13018096 A JP13018096 A JP 13018096A JP 3375253 B2 JP3375253 B2 JP 3375253B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- spring
- opening
- stopper
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯用灰皿に於
ける蓋体の開放維持装置に関するものであり、特に、実
公昭５８−１０４７２号考案の改良に関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来の此種の携帯用灰皿は本願出願人の
提案に係る実公昭５８−１０４７２号公報に開示された
ものが知られている。而して、該公報に記載されている
携帯用灰皿は、本体部及び蓋体部を皮状蝶番部を介して
同時に樹脂材で射出成形し、更に、前記蓋体部の天蓋の
一部を切欠して開口部を有し、この開口部にスプリング
を介して開閉自在に蓋体を蓋装すると共に、該蓋体は前
記天蓋の外側面に配設され、且つ、該天蓋には前記開口
部と前記蓋体部の側壁間に細長の開溝を設け、該開溝に
沿って摺動する前記スプリングの支持突起を該蓋体に突
設して、該スプリングを該支持突起に係止して成るもの
である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記従来例の携帯用灰
皿を開放して灰や吸殻を収納しようとする際には、例え
ば蓋体を上面にし、そして、煙草を把持していない方の
片手の親指を除く他の４本の指の裏面に該携帯用灰皿を
載せ、そこで、前記親指にて蓋体を前方へ押進せしめれ
ば該蓋体は開溝に沿って摺動して開口部を開放する。こ
のとき、該開放状態を所定時間維持しようとするときに
は前記親指による押圧状態を維持しておかねばならな
い。然るときは、該親指は、丁度開口部の上面に位置し
ているので該開口部が親指にて被蔽され、灰又は吸殻の
投入動作に不便を来す。更に、両手を用いて蓋体を開放
してその状態を維持しようとすれば煙草の把持に支障を
来す。 【０００４】そこで、蓋体の開放動作が円滑に行われる
と共に、一旦、開放された蓋体が必要により、該開放状
態を容易に維持できるようにするために解決せらるべき
技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解
決することを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案せられたものであり、本体部及び蓋体
部を皮状蝶番部を介して同時に樹脂材で射出成形し、更
に、前記蓋体部の天蓋の一部を切欠して開口部を有し、
この開口部にスプリングを介して開閉自在に蓋体を蓋装
すると共に、該蓋体は前記天蓋の外側面に配設され、且
つ、該天蓋には前記開口部と前記蓋体部の側壁間に細長
の開溝を設け、該開溝に沿って摺動する前記スプリング
の支持突起を該蓋体に突設して、該スプリングを該支持
突起に係止して成る携帯用灰皿に於て、前記開溝の側方
であって、前記開口部と反対側の蓋体部の前記側壁近傍
に表面が曲面に形成された棒状のストッパーを設け、前
記蓋体を開放したとき、該蓋体の支持突起に係止されて
いるスプリングの先端部が該ストッパーの表面を乗り上
げて該ストッパーの他側面に係止し、該蓋体の開放状態
を維持できるように構成された携帯用灰皿に於ける蓋体
の開放維持装置を提供するものである。 【０００６】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
１乃至図６に従って詳述する。尚、説明の都合上、本発
明が改良しようとする従来技術も同時に説明する。図に
於て１は携帯用灰皿の本体部である。該本体部１には蓋
体部２が皮状蝶番部３を介して合成樹脂の射出成形にて
一体的に連設されている。更に、該蓋体部２の天蓋２ａ
の一部を切欠して開口部４と開溝５を設ける。該開口部
４は灰や吸殻等の投入口であり、略方形に形成され、該
天蓋２ａの一側寄りに設けられている。又、前記開溝５
は該開口部４と反対側の前記蓋体部２の側壁２ｂ間に細
長く形成されている。 【０００７】更に又、前記開口部４を蓋装する蓋体６が
該天蓋２ａの外側面に配設され、そして、該蓋体６の略
中心部に前記開溝５内に遊嵌して該開溝５に沿って前後
摺動自在に形成されたスプリング７の支持突起８が突設
されている。 【０００８】一方、該スプリング７は線状弾性体にて形
成されており、そして、該スプリング７の根部は前記蓋
体部２の側壁２ｂ近傍であって、且つ、該天蓋２ａの内
側面に突設された突片９に巻装され、そして、該スプリ
ング７の他側部を前記支持突起８に設けた挿通孔８ａに
挿通してその先端部７ａを該支持突起８から突出させ、
該支持突起８を前記開溝５に遊嵌して、前記天蓋２ａが
前記開口部４を常閉できるように該スプリング７によっ
て付勢されている。 【０００９】又、該天蓋２ａの内側面であって、前記蓋
体部２の側壁２ｂ近傍に表面を曲面に形成した棒状のス
トッパー１０が該側壁２ｂに対して所定の角度Ｗを有し
て斜設されている。更に、このストッパー１０は前記開
溝５の側方より前記角度Ｗを有して突設された状態に形
成されている。而して、該所定の角度Ｗは、蓋体６を開
放したとき前記スプリング７の先端部７ａの延設方向と
一致する角度であり、依って、該スプリング７の先端部
７ａが該ストッパー１０を円滑に乗り越えて該ストッパ
ー１０の他側面に係止できることになる。 【００１０】尚、図中符号１１は引手、１２は開閉爪で
ある。上記一実施の形態に係る携帯用灰皿を携行して喫
煙するとき、煙草の吸殻又は灰を該携帯用灰皿内に収納
しようとする際には、例えば、蓋体６を上面にし、そし
て、片手の親指を除く他の４指の裏面に該携帯用灰皿を
載せ、そして、親指にて蓋体を前方へ押進せしめれば、
該蓋体６の裏面に設けられているスプリング７の支持突
起８が開溝５に沿って摺動し、該支持突起８が該開溝５
の端部に到るまでの間隔だけ該蓋体６が開口部４を開放
することになる。このとき、該スプリング７の先端部７
ａが前記ストッパー１０を乗り越えない位置で該蓋体６
の引手１１に添えた親指を離せば、該蓋体６はスプリン
グ７の付勢により自動的に開口部４を閉塞する。尚、本
体部１内に収納された灰、吸殻等を本体部内より排棄し
ようとする際には、開閉爪１２，１２を外し、本体部１
と蓋体部２とを開けばよい。 【００１１】又、前述せる如く該蓋体６を摺動させ、前
記開口部４を開放し、そして、この開放状態を所定時間
維持しようとするときには、前述せる通り蓋体６の引手
１１に片手の親指を添えて該蓋体６を前方へ押し進めれ
ば蓋体６は開溝５に沿って移動し、更に、前記支持突起
８に挿通したスプリング７の先端部７ａが前記ストッパ
ー１０の表面を乗り越えて他側面側に転移したとき、ス
プリング７の先端部７ａが該ストッパー１０の該他側面
に当接して係止し、依って、該蓋体６は開口部４を開放
した儘、その状態を維持できる。 【００１２】斯くして、喫煙者は片手に煙草を把持して
喫煙し乍ら他方の手で該携帯用灰皿を携行し、そして、
該蓋体６の開放動作及び開放状態の所定時間の維持が極
めて円滑に行われることになり、このとき、該開放状態
の維持中に於て親指にて該蓋体６を押圧している必要が
ないので喫煙動作に支障を来すことはない。 【００１３】更に、前記ストッパー１０によって所定時
間開放状態にある蓋体６を再び閉塞状態に復帰させる場
合は、本体部１から外方へ突出している蓋体６を開口部
４側へ押圧するだけで前記ストッパー１０に係止してい
るスプリング７の先端部７ａが簡単に該ストッパー１０
を乗り越えて該係止状態が解除され、後は該スプリング
７の付勢により該蓋体６は再び開口部４を閉塞すること
になる。このとき、前記ストッパー１０は表面が曲面に
形成されているため、前記スプリング７の先端部７ａが
該ストッパー１０を乗り越える動作が円滑に行われ、従
って、蓋体６の開閉動作及び所定時間の開放維持の動作
も片手にて容易、且つ、円滑に行われることになる。 【００１４】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。 【００１５】 【発明の効果】この発明は、上記一実施の形態にて詳述
せる如き構成に係るから、携帯用灰皿を携行して喫煙し
ており、且つ、該携帯用灰皿の蓋体を開放し、該開放状
態を所定時間維持しようとする際には、該蓋体を開放側
へ開溝に沿って摺動させ、そして、該蓋体の裏面に配設
されているスプリングの先端部がストッパーの表面の曲
面を乗り越えて他側面に転位してきたとき、該スプリン
グの先端部は該ストッパーの他側面に圧接した状態で該
ストッパーに係止する。従って、該蓋体は開放した状態
を維持できる。斯くして、喫煙者は、灰又は吸殻を収納
しようとする毎に該蓋体の開放動作をする必要がなくな
り、更に、該蓋体の開放動作並びに開放した状態を所定
時間維持させる動作も片手によって極めて円滑に行わ
れ、他方の手にて煙草を把持し乍ら喫煙動作できるので
喫煙に支障を来さない。更に又、開放状態を所定時間維
持するとき、開口部を被蔽しているものがないため、灰
又は吸殻の投入動作に支障を来すこともない。 【００１６】更に、前記ストッパーは表面が曲面の棒状
に形成されているため、前記スプリングの先端部の乗り
越えの動作も極めて円滑に行われ、蓋体の開閉動作及び
開放状態の維持動作が容易であるため、特に、ゴルフ
場、公園又は道路上等で使用すれば吸殻等の散乱を防止
して公害予防にも適合する等、正に著大なる効果を奏す
る発明である。
ける蓋体の開放維持装置に関するものであり、特に、実
公昭５８−１０４７２号考案の改良に関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来の此種の携帯用灰皿は本願出願人の
提案に係る実公昭５８−１０４７２号公報に開示された
ものが知られている。而して、該公報に記載されている
携帯用灰皿は、本体部及び蓋体部を皮状蝶番部を介して
同時に樹脂材で射出成形し、更に、前記蓋体部の天蓋の
一部を切欠して開口部を有し、この開口部にスプリング
を介して開閉自在に蓋体を蓋装すると共に、該蓋体は前
記天蓋の外側面に配設され、且つ、該天蓋には前記開口
部と前記蓋体部の側壁間に細長の開溝を設け、該開溝に
沿って摺動する前記スプリングの支持突起を該蓋体に突
設して、該スプリングを該支持突起に係止して成るもの
である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記従来例の携帯用灰
皿を開放して灰や吸殻を収納しようとする際には、例え
ば蓋体を上面にし、そして、煙草を把持していない方の
片手の親指を除く他の４本の指の裏面に該携帯用灰皿を
載せ、そこで、前記親指にて蓋体を前方へ押進せしめれ
ば該蓋体は開溝に沿って摺動して開口部を開放する。こ
のとき、該開放状態を所定時間維持しようとするときに
は前記親指による押圧状態を維持しておかねばならな
い。然るときは、該親指は、丁度開口部の上面に位置し
ているので該開口部が親指にて被蔽され、灰又は吸殻の
投入動作に不便を来す。更に、両手を用いて蓋体を開放
してその状態を維持しようとすれば煙草の把持に支障を
来す。 【０００４】そこで、蓋体の開放動作が円滑に行われる
と共に、一旦、開放された蓋体が必要により、該開放状
態を容易に維持できるようにするために解決せらるべき
技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解
決することを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案せられたものであり、本体部及び蓋体
部を皮状蝶番部を介して同時に樹脂材で射出成形し、更
に、前記蓋体部の天蓋の一部を切欠して開口部を有し、
この開口部にスプリングを介して開閉自在に蓋体を蓋装
すると共に、該蓋体は前記天蓋の外側面に配設され、且
つ、該天蓋には前記開口部と前記蓋体部の側壁間に細長
の開溝を設け、該開溝に沿って摺動する前記スプリング
の支持突起を該蓋体に突設して、該スプリングを該支持
突起に係止して成る携帯用灰皿に於て、前記開溝の側方
であって、前記開口部と反対側の蓋体部の前記側壁近傍
に表面が曲面に形成された棒状のストッパーを設け、前
記蓋体を開放したとき、該蓋体の支持突起に係止されて
いるスプリングの先端部が該ストッパーの表面を乗り上
げて該ストッパーの他側面に係止し、該蓋体の開放状態
を維持できるように構成された携帯用灰皿に於ける蓋体
の開放維持装置を提供するものである。 【０００６】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
１乃至図６に従って詳述する。尚、説明の都合上、本発
明が改良しようとする従来技術も同時に説明する。図に
於て１は携帯用灰皿の本体部である。該本体部１には蓋
体部２が皮状蝶番部３を介して合成樹脂の射出成形にて
一体的に連設されている。更に、該蓋体部２の天蓋２ａ
の一部を切欠して開口部４と開溝５を設ける。該開口部
４は灰や吸殻等の投入口であり、略方形に形成され、該
天蓋２ａの一側寄りに設けられている。又、前記開溝５
は該開口部４と反対側の前記蓋体部２の側壁２ｂ間に細
長く形成されている。 【０００７】更に又、前記開口部４を蓋装する蓋体６が
該天蓋２ａの外側面に配設され、そして、該蓋体６の略
中心部に前記開溝５内に遊嵌して該開溝５に沿って前後
摺動自在に形成されたスプリング７の支持突起８が突設
されている。 【０００８】一方、該スプリング７は線状弾性体にて形
成されており、そして、該スプリング７の根部は前記蓋
体部２の側壁２ｂ近傍であって、且つ、該天蓋２ａの内
側面に突設された突片９に巻装され、そして、該スプリ
ング７の他側部を前記支持突起８に設けた挿通孔８ａに
挿通してその先端部７ａを該支持突起８から突出させ、
該支持突起８を前記開溝５に遊嵌して、前記天蓋２ａが
前記開口部４を常閉できるように該スプリング７によっ
て付勢されている。 【０００９】又、該天蓋２ａの内側面であって、前記蓋
体部２の側壁２ｂ近傍に表面を曲面に形成した棒状のス
トッパー１０が該側壁２ｂに対して所定の角度Ｗを有し
て斜設されている。更に、このストッパー１０は前記開
溝５の側方より前記角度Ｗを有して突設された状態に形
成されている。而して、該所定の角度Ｗは、蓋体６を開
放したとき前記スプリング７の先端部７ａの延設方向と
一致する角度であり、依って、該スプリング７の先端部
７ａが該ストッパー１０を円滑に乗り越えて該ストッパ
ー１０の他側面に係止できることになる。 【００１０】尚、図中符号１１は引手、１２は開閉爪で
ある。上記一実施の形態に係る携帯用灰皿を携行して喫
煙するとき、煙草の吸殻又は灰を該携帯用灰皿内に収納
しようとする際には、例えば、蓋体６を上面にし、そし
て、片手の親指を除く他の４指の裏面に該携帯用灰皿を
載せ、そして、親指にて蓋体を前方へ押進せしめれば、
該蓋体６の裏面に設けられているスプリング７の支持突
起８が開溝５に沿って摺動し、該支持突起８が該開溝５
の端部に到るまでの間隔だけ該蓋体６が開口部４を開放
することになる。このとき、該スプリング７の先端部７
ａが前記ストッパー１０を乗り越えない位置で該蓋体６
の引手１１に添えた親指を離せば、該蓋体６はスプリン
グ７の付勢により自動的に開口部４を閉塞する。尚、本
体部１内に収納された灰、吸殻等を本体部内より排棄し
ようとする際には、開閉爪１２，１２を外し、本体部１
と蓋体部２とを開けばよい。 【００１１】又、前述せる如く該蓋体６を摺動させ、前
記開口部４を開放し、そして、この開放状態を所定時間
維持しようとするときには、前述せる通り蓋体６の引手
１１に片手の親指を添えて該蓋体６を前方へ押し進めれ
ば蓋体６は開溝５に沿って移動し、更に、前記支持突起
８に挿通したスプリング７の先端部７ａが前記ストッパ
ー１０の表面を乗り越えて他側面側に転移したとき、ス
プリング７の先端部７ａが該ストッパー１０の該他側面
に当接して係止し、依って、該蓋体６は開口部４を開放
した儘、その状態を維持できる。 【００１２】斯くして、喫煙者は片手に煙草を把持して
喫煙し乍ら他方の手で該携帯用灰皿を携行し、そして、
該蓋体６の開放動作及び開放状態の所定時間の維持が極
めて円滑に行われることになり、このとき、該開放状態
の維持中に於て親指にて該蓋体６を押圧している必要が
ないので喫煙動作に支障を来すことはない。 【００１３】更に、前記ストッパー１０によって所定時
間開放状態にある蓋体６を再び閉塞状態に復帰させる場
合は、本体部１から外方へ突出している蓋体６を開口部
４側へ押圧するだけで前記ストッパー１０に係止してい
るスプリング７の先端部７ａが簡単に該ストッパー１０
を乗り越えて該係止状態が解除され、後は該スプリング
７の付勢により該蓋体６は再び開口部４を閉塞すること
になる。このとき、前記ストッパー１０は表面が曲面に
形成されているため、前記スプリング７の先端部７ａが
該ストッパー１０を乗り越える動作が円滑に行われ、従
って、蓋体６の開閉動作及び所定時間の開放維持の動作
も片手にて容易、且つ、円滑に行われることになる。 【００１４】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。 【００１５】 【発明の効果】この発明は、上記一実施の形態にて詳述
せる如き構成に係るから、携帯用灰皿を携行して喫煙し
ており、且つ、該携帯用灰皿の蓋体を開放し、該開放状
態を所定時間維持しようとする際には、該蓋体を開放側
へ開溝に沿って摺動させ、そして、該蓋体の裏面に配設
されているスプリングの先端部がストッパーの表面の曲
面を乗り越えて他側面に転位してきたとき、該スプリン
グの先端部は該ストッパーの他側面に圧接した状態で該
ストッパーに係止する。従って、該蓋体は開放した状態
を維持できる。斯くして、喫煙者は、灰又は吸殻を収納
しようとする毎に該蓋体の開放動作をする必要がなくな
り、更に、該蓋体の開放動作並びに開放した状態を所定
時間維持させる動作も片手によって極めて円滑に行わ
れ、他方の手にて煙草を把持し乍ら喫煙動作できるので
喫煙に支障を来さない。更に又、開放状態を所定時間維
持するとき、開口部を被蔽しているものがないため、灰
又は吸殻の投入動作に支障を来すこともない。 【００１６】更に、前記ストッパーは表面が曲面の棒状
に形成されているため、前記スプリングの先端部の乗り
越えの動作も極めて円滑に行われ、蓋体の開閉動作及び
開放状態の維持動作が容易であるため、特に、ゴルフ
場、公園又は道路上等で使用すれば吸殻等の散乱を防止
して公害予防にも適合する等、正に著大なる効果を奏す
る発明である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示し、携帯用灰皿の蓋
体部を開いた場合の平面図。 【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。 【図３】蓋体の表面図。 【図４】蓋体の断面図。 【図５】本発明の携帯用灰皿の斜視図。 【図６】本発明の要部を示す斜視図。 【符号の説明】 １ 本体部 ２ 蓋体部 ２ｂ 側壁 ４ 開口部 ５ 開溝 ６ 蓋体 ７ スプリング ７ａ スプリングの先端部 ８ 支持突起 １０ ストッパー
体部を開いた場合の平面図。 【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。 【図３】蓋体の表面図。 【図４】蓋体の断面図。 【図５】本発明の携帯用灰皿の斜視図。 【図６】本発明の要部を示す斜視図。 【符号の説明】 １ 本体部 ２ 蓋体部 ２ｂ 側壁 ４ 開口部 ５ 開溝 ６ 蓋体 ７ スプリング ７ａ スプリングの先端部 ８ 支持突起 １０ ストッパー
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 本体部及び蓋体部を皮状蝶番部を介して
同時に樹脂材で射出成形し、更に、前記蓋体部の天蓋の
一部を切欠して開口部を有し、この開口部にスプリング
を介して開閉自在に蓋体を蓋装すると共に、該蓋体は前
記天蓋の外側面に配設され、且つ、該天蓋には前記開口
部と前記蓋体部の側壁間に細長の開溝を設け、該開溝に
沿って摺動する前記スプリングの支持突起を該蓋体に突
設して、該スプリングを該支持突起に係止して成る携帯
用灰皿に於て、前記開溝の側方であって、前記開口部と
反対側の蓋体部の前記側壁近傍に表面が曲面に形成され
た棒状のストッパーを設け、前記蓋体を開放したとき、
該蓋体の支持突起に係止されているスプリングの先端部
が該ストッパーの表面を乗り上げて該ストッパーの他側
面に係止し、該蓋体の開放状態を維持できるように構成
されたことを特徴とする携帯用灰皿に於ける蓋体の開放
維持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13018096A JP3375253B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 携帯用灰皿に於ける蓋体の開放維持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13018096A JP3375253B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 携帯用灰皿に於ける蓋体の開放維持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09308477A JPH09308477A (ja) | 1997-12-02 |
| JP3375253B2 true JP3375253B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=15027977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13018096A Expired - Fee Related JP3375253B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 携帯用灰皿に於ける蓋体の開放維持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3375253B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2446362B (en) * | 2007-02-10 | 2011-09-07 | David Daniel Lyons | Golf ash tray receptacle |
| CN109275959B (zh) * | 2018-09-11 | 2020-12-11 | 嘉兴方沐能源科技有限公司 | 一种方便对其内底部进行清洁的烟灰缸 |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP13018096A patent/JP3375253B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09308477A (ja) | 1997-12-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4303154A (en) | Adjustable container for cigarette packages | |
| CA2395139C (en) | Compact cigarette making machine | |
| JP3375253B2 (ja) | 携帯用灰皿に於ける蓋体の開放維持装置 | |
| JPH08276013A (ja) | キャップ付き注射器 | |
| CA2424881A1 (en) | Convertible compact cigarette making machine | |
| US4212386A (en) | Cigarette case | |
| JPS6036183Y2 (ja) | コンパクト | |
| JPS638349Y2 (ja) | ||
| JPS645543Y2 (ja) | ||
| JPS5836333Y2 (ja) | 化粧ブラシ繰上げ式コンパクト容器 | |
| JPS5810472Y2 (ja) | 携帯用灰皿 | |
| US20080023353A1 (en) | Smoking article package and lighter caddy | |
| JP3051209U (ja) | 携帯用灰皿 | |
| JPH0515841Y2 (ja) | ||
| JPH0740366Y2 (ja) | ケース付き鋏 | |
| JPH0122765Y2 (ja) | ||
| JPS6131706Y2 (ja) | ||
| KR970001910Y1 (ko) | 핸드백용 잠금구 | |
| JP3057944U (ja) | 携帯用灰皿 | |
| JPS6120983Y2 (ja) | ||
| JPH11206362A (ja) | 携帯用灰皿 | |
| JP3014851U (ja) | ライターホルダ | |
| KR900009278Y1 (ko) | 휴대용 담배케이스 | |
| JPS6130371Y2 (ja) | ||
| JP3598264B2 (ja) | 線香等収容ケース付きのライター風防ケース |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |