JP3374970B2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP3374970B2
JP3374970B2 JP31403099A JP31403099A JP3374970B2 JP 3374970 B2 JP3374970 B2 JP 3374970B2 JP 31403099 A JP31403099 A JP 31403099A JP 31403099 A JP31403099 A JP 31403099A JP 3374970 B2 JP3374970 B2 JP 3374970B2
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恭男 森川
登 中山
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大淀ヂーゼル株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット印刷機
等の印刷機のインク供給装置に好適に利用されるポンプ
装置で、詳しくは、流体(インク)の供給量が零から所
定の最大量まで任意に調整可能なポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機や凸版印刷機等の印刷
機におけるインクローラへのインク供給量は、インクロ
ーラで印刷される版面の幅方向の絵柄文字等の分布に対
応した適正量に設定する必要があり、かつ、印刷中随時
に絵柄等の変動に拘わらず希望の濃さになるよう任意に
調整できる必要があることから、印刷機のインク供給装
置として複数のインク吐出量可変形プランジャポンプを
インクローラの幅方向に沿って定間隔で配備したポンプ
装置が実用化されている。この種のプランジャポンプ
は、特公平5−11553号公報等に開示されている定
工程プランジャポンプで、その具体例を図8及び図9に
示し説明する。
【0003】図8のプランジャポンプPは、図示しない
印刷機の輪転機と同期して回転する駆動軸1に固定され
た駆動カム2でプランジャ3を上下動させ、プランジャ
3を下降させるときにインクを吸い込み、プランジャ3
を上昇させるときにインクをデリバリバルブ4を介して
上方に押し出す構造である。駆動軸1が印刷機のインク
ローラに平行に配設され、この駆動軸1に複数(通常に
おいて32個)の駆動カム2が等間隔で設置されて、各
駆動カム2に1基ずつのプランジャポンプPが配設され
る。
【0004】各プランジャポンプPのプランジャ3は、
駆動軸1の1回転でシリンダバレル6内を上下に定スト
ロークで1往復運動する。シリンダバレル6は、ポンプ
本体7の上部に収納固定される。シリンダバレル6はそ
の上端部一部に、ポンプ本体7の上部内面に形成された
インクチャンバ8と連通するフィードホール9を有す
る。プランジャ3の上部外面に、図10に示すようなイ
ンクの逃げ道となる左上がりに傾斜する溝状のリード1
0が形成される。リード10は、プランジャ3の上端面
から同軸状に穿設された縦穴11と連通する。シリンダ
バレル6の下部にコントロールスリーブ12が回転自在
に外嵌され、コントロールスリーブ12とプランジャ3
の下部同士が結合されて、この両者はコントロールラッ
ク13の横移動(図8紙面直交方向)時に一体に回転す
る。コントロールスリーブ12の外周に形成されたピニ
オンギヤ14にコントロールラック13が噛合し、コン
トロールラック13が旋回駆動機構15で横移動制御さ
れて、後述するようにインクの供給量が調整される。ま
た、プランジャ3上方のインク通路に設置されたデリバ
リバルブ4は、プランジャ3の上昇時には開いてインク
供給動作をし、プランジャ3の下降時にはスプリング5
の弾力でインク通路を塞いで、インク通路におけるイン
クの逆流と、インク通路先端ノズルでのインクの後だれ
を防止する。
【0005】図9(a)〜(g)でプランジャポンプP
の動作を説明する。図9(a)は図6の駆動軸1の回転
でプランジャ3が下死点に向けて下降するときで、この
下降でプランジャ3の上端面がフィードホール9を開く
と、インクがプランジャ3の上方空間で生じる負圧とフ
ィードホール9に圧送されたインク圧によってインクチ
ャンバ8からフィードホール9を経てシリンダバレル6
内に吸入される。このインク吸入は、プランジャ3が下
死点に下降するまで継続され、下死点に下降した時点で
シリンダバレル6内に定量のインクが吸入される。下死
点のプランジャ3が上昇を始めてプランジャ3の上端面
がフィードホール9を閉じるまでは、シリンダバレル6
内に吸入されたインクは充満したままで、余分なインク
はインクチャンバ8に逆流する。
【0006】図9(b)、(c)に示すように上昇する
プランジャ3の上端面がフィードホール9を閉じると、
シリンダバレル6内のインクが加圧され、この加圧でデ
リバリバルブ4がスプリング5の弾力に抗して開かれ、
シリンダバレル6内のインクが外部に吐出される。この
インク吐出は、プランジャ3のリード10とシリンダバ
レル6のフィードホール9が連通するまで継続して行わ
れる。リード10とフィードホール9が連通すると、図
9(d)に示すようにシリンダバレル6内の加圧された
インクがプランジャ3の上端面の縦穴11からリード1
0、フィードホール9を経てインクチャンバ8に流出し
て、プランジャ3の1回の上下動による1回のインク吐
出が終了する。この1回のインク吐出量の調整は、各プ
ランジャポンプP毎の旋回駆動機構15でコントロール
ラック13を横移動調整することで行われる。
【0007】すなわち、図9(e)〜(g)と図10に
示すように、プランジャ3の外周面に形成したリード1
0は左上がりに傾斜している。そこで、図8に示す旋回
駆動機構15でコントロールラック13を横に移動させ
てピニオンギヤ14を介してコントロールスリーブ12
とこれと一体のプランジャ3を回転させると、プランジ
ャ3がシリンダバレル6に対して相対的に回転して、プ
ランジャ3の上端面がフィードホール9を閉じてからリ
ード10がフィードホール9に連通するまでの有効スト
ロークsが変動し、この有効ストロークsに比例して1
回のインク吐出量が調整される。なお、図9(e)は前
記有効ストロークsが零でインク吐出量が零の場合、図
9(f)は有効ストロークsが最大値の1/2でインク
吐出量が最大値の1/2の場合、図9(g)は有効スト
ロークsが最大でインク吐出量が規定の最大値の場合を
示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなインク吐
出量可変形プランジャポンプPにおいては、ポンプ個々
にインク吐出量を調整する手段であるコントロールラッ
ク13とこれを横移動調整する旋回駆動機構15のため
に、構造が複雑で部品点数が多くなり、その分、メンテ
ナンスに多くの手間が掛かり、印刷機におけるインクポ
ンプ装置がコスト高になる問題があった。すなわち、旋
回駆動機構15はポンプ本体7に対してコントロールラ
ック13を所定のインク吐出量が零の位置と最大量の位
置の間で高精度で横移動させる機構でないと印刷精度が
悪くなることから、旋回駆動機構15に多くの高精度部
品が必要となり、高精度な組立が必要となって、前記問
題が発生していた。
【0009】また、個々のプランジャポンプPにおい
て、プランジャ3上方のインク通路に設置されるデリバ
リバルブ4を閉塞用スプリング5で弾圧してインク通路
を閉塞し、プランジャ3の上昇によるシリンダバレル6
内でのインク加圧でデリバリバルブ4を開いてインク吐
出をするようにしているため、インク吐出時にスプリン
グ5の弾力に抗した大きな圧力でインク加圧して圧送
しなければならない。したがって、プランジャ3を上昇
させる駆動系にスプリング5の弾力に抗する分だけ余分
な負荷が加わり、これがプランジャ駆動系に摩耗等のメ
ンテナンス上不利な影響を及ぼしている。
【0010】さらに、複数(32個)のプランジャポン
プPのプランジャ3を共通の駆動軸1の回転で同時に上
下動させる一方、各プランジャ3によるインク供給量を
各プランジャ3の旋回位置で独自に調整する構造のた
め、印刷動作の全時間帯においてインク供給量が零のプ
ランジャポンプであってもプランジャが連続して上下動
することになり、全プランジャポンプにおける各プラン
ジャ周辺可動部分の摩耗等が早期に進行して、ポンプ装
置の長寿命化ないしメンテナンスフリーとすることが困
難であった。
【0011】本発明の目的は、部品点数が少なく長寿命
であり、かつ、メンテナンスが簡単ないしは実質的に不
要なポンプ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、プランジャの
上下動回数を加減することでインク等の流体の吐出量を
加減するようにしたポンプ装置で、内周面の対向する2
箇所に流体の吸入口と吐出口を有するポンプ本体と、こ
のポンプ本体の内周面に摺動回転可能に嵌挿され、回転
することで前記吸入口と吐出口に交互に連通する出入穴
を側壁一部に有する先端閉塞後端開口のロータリースリ
ーブと、このロータリースリーブの後端開口から内周面
に前記ポンプ本体の出入穴を塞がない範囲で軸方向往復
移動可能に嵌挿されたプランジャと、このプランジャを
軸方向に定ストロークで所定時間当たり零から最大回数
の範囲内で往復動回数可変に往復移動させると共に、前
記ロータリースリーブをプランジャの軸方向移動に同期
させて回転させる駆動手段とを有するポンプユニットを
具備し、ロータリースリーブ後端側へのプランジャ移動
時にロータリースリーブで吐出口を塞ぎ吸入口に連通さ
せた出入穴からロータリースリーブ内に流体を吸入さ
せ、ロータリースリーブ先端側へのプランジャ移動時に
ロータリースリーブで吸入口を塞ぎ吐出口に連通させた
出入穴からロータリースリーブ内の流体を吐出させるよ
うにしたことを特徴とする。
【0013】ここで、ポンプユニットのプランジャはロ
ータリースリーブ内で往復移動だけし、このプランジャ
の往復移動に連動してロータリースリーブだけが回転し
て、ロータリースリーブの出入穴がポンプ本体の吸入口
と吐出口に交互に繰り返し連通することで、プランジャ
の単位時間当たりの往復移動回数に比例した量の流体が
吸入口からロータリースリーブ内を経由して吐出口から
吐出される。プランジャとロータリスリーブを駆動させ
る駆動モータは回転数制御が高精度で行えるステッピン
グモータ等であり、この駆動モータの回転数制御でプラ
ンジャの往復移動回数が制御されて流体の吐出量が零か
ら最大量の範囲で高精度に調整される。
【0014】本発明の請求項2の発明は、前記駆動手段
を、駆動モータと、前記駆動モータに連結されたクラン
ク軸と、前記クランク軸とプランジャとを連結しクラン
ク軸の1回転でプランジャを1往復させる連結部材と、
前記クランク軸とロータリースリーブとの間に配設され
クランク軸の1回転でロータリスリーブを1回転させる
ギヤ機構とで構成したことを特徴とする。このようにプ
ランジャの1往復移動でロータリースリーブを1回転さ
せることで、プランジャの1往復移動で定量の流体の吸
入と吐出が行われ、この1回の吐出量にプランジャの単
位時間当たりの往復移動回数を乗算することで単位時間
当たりの流体吐出量(流体供給量)が決まる。
【0015】本発明の請求項3の発明は、前記連結部材
を、クランク軸のクランク部に回転可能に嵌着された摺
動体と、プランジャに一体に成形されて前記摺動体をプ
ランジャ軸方向と略直交方向に摺動可能に保持してプラ
ンジャを摺動体を介してプランジャの軸方向に移動させ
る摺動体受けとを有する摺動ユニットで構成したことを
特徴とする。摺動ユニットは、クランク軸の回転力でプ
ランジャを軸方向に移動させる際の動力伝達をスムーズ
にするもので、摺動体とその摺動体受けは、円滑に摺動
して動力伝達する材質の組合せとする。
【0016】本発明の請求項4の発明は、前記ロータリ
ースリーブに対するプランジャの前後移動開始の時点で
ロータリースリーブでポンプ本体の吐出口と吸入口の両
方を一時的に塞ぎ、この時点で前記摺動体が摺動体受け
に対してプランジャの軸方向に弾性変形可能に摺動する
ようにしたことを特徴とする。このように摺動体を摺動
体受けに対して弾性変形可能に摺動するようにすること
で、クランク軸に負荷が一時的に大きく作用した場合
に、摺動体の一時的な変形でクランク軸に掛かる負荷が
軽減されてクランク軸の回転がスムーズになる。
【0017】本発明の請求項5の発明は、前記ポンプユ
ニットの複数を共通の流体マニホールドに連結し、この
流体マニホールドから各ポンプユニットのポンプ本体の
吸入口に流体を定圧で供給して、各ポンプユニットの駆
動モータによるプランジャの往復移動回数可変調整で各
ポンプユニットからの流体吐出量を単独に零から最大量
の範囲で調整するようにしたことを特徴とする。
【0018】この請求項5の発明において、流体が印刷
機のインクローラに供給されるインクであると、印刷機
のインク供給用ポンプ装置として好適なものとなる(請
求項6の発明)。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図7を参照して説明する。
【0020】図1は1つのポンプユニットPUの縦断面
図が示され、図2は複数の同一型のポンプユニットPU
を横一列に配列したポンプ装置の部分正面図が示され
る。図3は1つのポンプユニットPUの要部分解図が示
される。各ポンプユニットPUは、各々が独自に駆動し
てインク等の流体を供給量調整可能に吸入し吐出する。
以下、複数のポンプユニットPUで印刷機のインク供給
用ポンプ装置を構成した実施形態でもって説明する。
【0021】複数の各ポンプユニットPUは、鉛直に配
置されたプランジャ41の上下の往復移動回数を加減す
ることでインクの吐出量(供給量)を加減するもので、
上端開口下端閉塞の筒状ポンプ本体21の下部に鉛直方
向にロータリースリーブ31がその軸心を中心に回転可
能に配設され、ロータリースリーブ31内にプランジャ
41をが上下摺動可能に配設され、ポンプ本体21の上
部に駆動モータ51が配設される。駆動モータ51は、
プランジャ41を定ストロークで上下動させると共に、
ロータリスリーブ31をプランジャ41の上下動と同期
させて回転駆動させる。駆動モータ31の回転動力をプ
ランジャ41とロータリースリーブ31に伝達する手段
は限定されないが、図示され後述するようなクランク軸
61とギヤ機構71が構造簡単で望ましい。
【0022】また、複数のポンプユニットPUのポンプ
本体21が、共通の流体マニホールド91に固定され
る。なお、印刷機のインク供給用ポンプ装置において
は、例えば4基のポンプユニットPUを横一列に取り付
けた流体マニホールド91の8台が一直線状に配列され
て、計8×4=32基のポンプユニットPUを使用した
構造となる。
【0023】各ポンプユニットPUのポンプ本体21の
下部は、有底内周面を有する筒状体で、その内周面下部
に円筒状のプランジャケース22が嵌着固定される。ポ
ンプ本体21の内周面下部の対向する2箇所に、インク
(流体)の吸入口A及び吐出口Cがプランジャケース2
2を貫通させて形成される。吸入口A及び吐出口Cは同
一口径の円形穴である。吸引口Aは流体マニホールド9
1の内部空間(インクが定圧で充満される空間)nに連
通し、吐出口Cは図示しない印刷機のインク供給ノズル
に連通する。プランジャケース22の内周面に円筒状の
ロータリースリーブ31が円周方向に摺動回転可能に嵌
挿され、ロータリースリーブ31の内周面に円柱状のプ
ランジャ41が軸方向(上下方向)に摺動可能に嵌挿さ
れる。なお、ポンプ本体21のプランジャケース22は
ロータリースリーブ31との接触で摩耗等したときに必
要に応じて交換される部品で、これを省略してポンプ本
体にロータリスリーブを直接に嵌挿した構造でもよい。
【0024】ロータリースリーブ31は下端閉塞上端開
口の円筒で、下部の側壁一部に図3や図4に示すような
1つの出入穴32を有する。出入穴32は、ポンプ本体
21の吸入口A及び吐出口Cと同一高さに在る同一口径
の円形穴で、図4で後述するようにロータリースリーブ
31が1回転すると出入穴32が吸入口A及び吐出口C
に交互に1回ずつ連通する。ロータリースリーブ31の
上部はポンプ本体21内の上部空間mに突出する。
【0025】プランジャ41はロータリースリーブ31
の上端開口からロータリースリーブ31内に嵌挿され、
ロータリースリーブ31の上端から突出するプランジャ
41の上端部に直交させてクランク軸61が直接に、或
いは、図3に示すような摺動体82、摺動体受け83及
び蓋板84を有する摺動ユニット81を介して連結され
る。クランク軸61はポンプ本体21の上部空間mに軸
受63、64を介して水平に支持され、駆動モータ51
で零から所望の回転数の範囲で回転数調整可能に回転制
御される。
【0026】クランク軸61の一部の偏心した丸棒状ク
ランク部62に摺動ユニット81の摺動体82が回転可
能に外嵌される。摺動体82は、例えば図6に示すよう
な正方形の自己潤滑性を有する樹脂ブロックであって、
その中心の軸穴にクランク部62が嵌挿される。クラン
ク軸61と摺動体82の連結は、例えばクランク軸61
の先端(図3の左端)を分離構造として製作した場合は
摺動体挿入後に分離先端を焼嵌め等で取付け一体化する
か、或いは、クランク軸61を図示しない片持型式にし
た場合はその先端から摺動体を挿入して行えばよい。ま
た、摺動体受け83はプランジャ41の上端に固定さ
れ、摺動体受け83の上面に、摺動体82が摺動可能に
嵌着される凹面状の受け面85が形成され、受け面85
の両壁上に蓋板84が2本のビス86等で固定されて、
摺動体82の上下面が受け面85と蓋板84に横方向摺
動可能に支持される。クランク軸61が1回転してクラ
ンク部62が上下に1旋回すると、摺動体82が摺動体
受け83と蓋体84の間を水平方向に1回往復移動して
プランジャ41が1回上下動する。
【0027】以上のような摺動ユニット81を使用する
理由は、プランジャ41の外周面に横方向の押圧力を与
えないためである。プランジャ41とクランク軸61と
を一般的なコンロッドで連結すると、コンロッドの傾斜
によりプランジャ41の外周面に横方向の押圧力が作用
して摩耗抑制ないし伝動効率向上の点で好ましくない
が、摺動ユニット81を使用することにより前記横方向
の押圧力の発生を防止することができる。
【0028】プランジャ41の上下動ストロークは一定
で、下死点まで下降したときのプランジャ41が図1に
示される。このプランジャ41の下端面は、ポンプ本体
21の吸入口A、吐出口C、及びロータリースリーブ3
1の出入穴32(図1には図示されない)の位置より上
位に在り、このときのロータリースリーブ31内の底面
からプランジャ41の下端面までの空間をB室と称する
と、図1のB室は、図5(a)に示すようにロータリー
スリーブ31の下部両側壁で吸入口A及び吐出口Cから
仕切られた密閉空間となり、その容積は最小である。こ
の最小容積のB室に対してプランジャ41が定ストロー
ク上下動することで、B室の体積が最大値まで増大して
から再度最小値まで減少するように変動して、後述する
ようにB室に定量のインクが吸入され、この吸入された
インクがB室から吐出される前記のようにクランク軸6
1の1回転でプランジャ41を上下に1回往復移動させ
る場合、プランジャ41の上下動に同期させてギヤ機構
71がロータリスリーブ31を1回転させる。ギヤ機構
71は、例えば直交するクランク軸61とロータリース
リーブ31の双方に同軸に固定した一対の直交するマイ
タギヤ72,73を噛合させた構成でよい。ロータリー
スリーブ31が1回転することで、その出入穴32が図
5(a)〜(e)に示すように360°回転して吸入口
Aと吐出口Cに交互に連通する。
【0029】駆動モータ51は回転数が零から高精度に
制御できる電動モータが望ましく、例えば0〜2000
rpmの定格範囲で高精度に回転数制御が可能なステッ
ピングモータ51が使用される。このステッピングモー
タ51の出力回転軸に、例えば1/10減速比の減速機
52とカップリング53を介してクランク軸61が連結
されて、ステッピングモータ51でクランク軸61が零
から最高200rpmの範囲で高精度に回転数制御さ
れ、この制御でプランジャ41が零から最大200回/
分で往復移動し、ロータリースリーブ31が0〜200
rpmで回転してインク供給のポンプ動作を行う。減速
機52はステッピングモータ51だけによるポンプ動作
の力不足を補うもので、他の高出力モータを使用する場
合においては必ずしも必要としない。
【0030】なお、図1に示されるポンプ本体21の上
部空間mには、ここに収容される可動部材の駆動を円滑
にし、摩耗を抑制するオイルが充填される。また、必要
に応じて上部空間mの上端開口には開閉可能に点検窓1
01が設置され、ポンプ本体21の上部側壁一部に上部
空間mに達する鉄粉吸着用マグネットプラグ102が脱
着可能に嵌着される。ポンプ本体21側壁のマグネット
プラグ102が装着される取付穴は、上部空間mのオイ
ル交換穴としても利用される。
【0031】次に、以上の実施形態のインク供給ポンプ
装置の動作と部分的構造詳細を図4及び図5に基づき説
明する。
【0032】図5(a)のようにクランク軸61のクラ
ンク部62が最下位置に在り、プランジャ41が最も下
降してB室が最小容積になっているとき(図1の状
態)、B室がロータリースリーブ31の側壁で吸入口A
及び吐出口Cから仕切られた密閉空間となる。この状態
からクランク軸61が定方向に回転開始して90°まで
回転すると、図4(a)と図5(b)に示すようにプラ
ンジャ31が最大上昇量の1/2まで上昇し、ロータリ
ースリーブ31が図5の時計方向に90°回転して出入
穴32が吸入口Aと合致する。このロータリースリーブ
31の回転角の増大に比例して出入穴32と吸入口Aの
連通面積が増大し、流体マニホールド91の内部空間n
に定圧で充満させたインクが吸入口Aから出入穴32を
通過してB室に吸入される。この間、吐出口Bはロータ
リースリーブ31の側壁で閉塞された状態のままで、イ
ンクはB室だけに吸入される。このB室のインク吸入
は、流体マニホールド91内の定圧のインクによる圧力
と、プランジャ41が上昇することによるB室内の負圧
の両方で行われるので、インクの粘度が大きくても確実
にインク吸入が行われる。
【0033】さらにクランク軸61が回転してロータリ
ースリーブ31が180°まで回転すると、図4(b)
と図5(c)に示すようにプランジャ41が最大上昇量
まで上昇してB室の容積が最大となり、出入穴32がポ
ンプ本体21内周面の吸入口Aと吐出口Cの中間部分で
閉塞される。図5(a)から(c)までロータリースリ
ーブ31が180°回転する間にB室には図5のインク
吸入吐出曲線(サインカーブ)で示す吸入量でインクが
吸入され、B室が最大容積になる直前で吸入口Aがロー
タリースリーブ31の側壁で閉塞されてインク吸入が完
了する。この時点でも吐出口Cはロータリースリーブ3
1で閉塞されたままである。
【0034】さらにクランク軸61が連続回転してロー
タリースリーブ31が270°まで回転すると、図4
(c)と図5(d)に示すようにプランジャ41が最大
下降量の1/2まで下降してB室の容積が減少し、出入
穴32が吐出口Cと合致する。この場合もロータリース
リーブ31の回転角の増大に比例して出入穴32と吐出
口Cの連通面積が増大し、B室に吸入され充満していた
インクが出入穴32から吐出口Cに吐出される。この
間、吸入口Aはロータリースリーブ31の側壁で閉塞さ
れた状態に在るので、インクは吐出口Cだけに吐出され
て印刷機のインクローラへと供給される。このインク吐
出は、プランジャ41の下降によるインク加圧力で積極
的に行われるので、インクの粘度が大きくても確実に行
われる。さらに、図5(e)に示すようにクランク軸6
1が回転してロータリースリーブ31が360°まで回
転すると,B室に残ったインクが吐出されてインク吐出
が完了する。このインク吐出もサインカーブの吐出量で
行われる。
【0035】図5(a)から(c)までの1回のインク
吸入量と、図5(c)から(e)までの1回のインク吐
出量は同じ定量である。このようなクランク軸61とロ
ータリースリーブ31の1回転、プランジャ41の1往
復動による定量のインク吸入と吐出がクランク軸61の
1回転毎に繰り返し行われる。したがって、図1の駆動
モータ51でクランク軸61を0〜200rpmの範囲
で回転数を調整することで、1つのポンプユニットPU
からの単位時間当たりのインク供給量が零から所定の最
大量の範囲で任意に調整される。
【0036】例えば、任意のポンプユニットPUからの
インク供給量を零に調整する場合、供給量零にする任意
のタイミングでクランク軸61の回転を停止させればよ
い。すなわち、図5(a)〜(e)のインク吸入吐出動
作の1サイクルのいずれの時点においても吸入口A及び
吐出口Cの少なくとも一方がロータリースリーブ31の
側壁で閉塞された状態にあるので、任意の回転角位置で
ロータリースリーブ31が回転停止するとインク吸入と
インク吐出の両動作が停止して、インク供給量が零とな
る。このようにインク供給量を零にしたポンプユニット
PUは、その全体が完全な停止状態にあるので、部分的
にでも不必要に稼働して摩耗が促進される等のメンテナ
ンス上の不具合が解消される。
【0037】また、インク供給量を零にする場合、或い
は、駆動モータ51の駆動を開始してインク供給を再開
する場合において、B室へのインク吸入時にはロータリ
ースリーブ31の側壁が吐出口Cを閉塞して逆流を防止
するバルブとして作用し、B室からのインク吐出時には
ロータリースリーブ31の側壁が吸入口Aを閉塞して逆
流を防止するバルブとして作用するため、ポンプユニッ
トPUの中のインク通路にデリバリバルブのような特別
なバルブを設置する必要がなくなり、ポンプ機構の構成
部品点数が少なくなる。また、B室からのインク吐出
は、プランジャ41でB室のインクを圧縮して加圧した
ときのインク圧で行われるが、この際にデリバリバルブ
等のバルブ閉塞用スプリングの弾力に抗する余分なイン
ク圧送力が不要となるため、比較的小さなインク圧で安
定したインク吐出動作が可能となる。
【0038】図5(a)〜(e)のインク吸入吐出の一
連の動作において、ロータリースリーブ31の側壁が吸
入口A及び吐出口Cの両方を同時に閉塞する図5
(a)、(c)(e)の状態のとき、吸入口A及び吐出
口Cの左右両端部とロータリースリーブ31の外周面を
図5のWで示す幅だけオーバーラップさせておくことが
望ましい。このオーバーラップ幅Wは、理論的には零に
することが可能であり、零にしても前記した一連のイン
ク吸入吐出のポンプ動作が正常に行われるが、ロータリ
ースリーブ31の加工精度、摩耗等を原因とするインク
漏れを防止することからオーバーラップ幅Wを少しの幅
で形成する。
【0039】前記のようにオーバーラップ幅Wを設定す
ると、例えばロータリースリーブ31の出入穴32の円
周方向左右両端部が多少摩耗しても、図5(a)や
(c)において吸入口A及び吐出口Cがロータリースリ
ーブ31で確実に閉塞される状態が維持されて、一連の
インク通路A・B・C間での不本意なインク漏れが無く
なる。また、オーバーラップ幅Wを設定した場合、ロー
タリースリーブ31が回転してオーバーラップ幅Wが解
消されるまでの短時間の間、B室がインク充填の密閉室
となり、密閉室を上下動するプランジャ41とこのプラ
ンジャ41を上下動させるクランク軸61に大きな負荷
が加わる。そこで、このような負荷が加わってもクラン
ク軸61が円滑に回転して円滑にインク吸入吐出のポン
プ動作が行われるように摺動ユニット81等を設け、特
に摺動ユニット81においては図7に示すように摺動体
82を改変することが前記負荷対策として有効である。
【0040】図7に示される摺動体82は略正方形の樹
脂ブロックで、その正方形4面の中央に溝87を形成し
て4つの隅部を肉薄な弾性変形し易い脚部82’とした
構造である。この摺動体82を摺動体受け83と蓋板8
4の間で摺動させてプランジャ41を上下動させるので
あるが、前記のようにプランジャ41に大きな負荷が掛
かった場合に、この負荷で摺動体82の脚部82’を図
7鎖線で示すように弾性変形させるようにすると、この
弾性変形で負荷が吸収されて、クランク軸61に掛かる
負荷が軽減される。その結果、クランク軸61を含む可
動部分の駆動が円滑化され、この円滑化で可動部分の摩
耗や故障が抑制されて長期(通常において10年以上)
に亘る安定したポンプ動作が可能となる。
【0041】図7の摺動体82の材質は、弾性変形要求
と摺動ユニット内における円滑な摺動性(自己潤滑性)
の要求のために、超高分子量ポリエチレンが適切とされ
る。また、摺動体82を正方形としているのは、摺動体
受け83への組付時の方向性を無くして組付性を良好に
するためと(誤組付け防止)、摺動体受け83と蓋板8
4に接触する脚部82’が摩耗しても、メンテナンスに
おいて90°回転させるだけにして部品交換を不要とす
るためである。
【0042】以上、本発明の一実施形態につき説明した
が、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の
変形が可能であり、例えば前記実施形態は本発明を印刷
機のインク供給用ポンプ装置に適用したが、印刷機以外
の工作機械などの潤滑油供給用ポンプ装置に単一ポンプ
ユニット又は複数ポンプユニットで適用することが可能
である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、駆動モータでプランジ
ャの軸方向往復移動回数を零から所定の最大数の範囲で
調整することで流体の供給量を零から最大量の範囲で調
整するようにしたので、軸方向移動するプランジャを旋
回させて流体供給量を調整する構造複雑で部品点数の多
いプランジャ旋回駆動機構が不要となって、全体として
部品点数の低減と構造の簡略化が可能な、したがって、
低コストで故障の少ないメンテナンスの容易なポンプ装
置が提供できる。
【0044】また、ポンプ本体の吸入口と吐出口の間で
回転するロータリースリーブが吸入口と吐出口のいずれ
か一方を必ず閉塞した状態にして、流体吸入と流体吐出
のポンプ動作が交互に繰り返し行われるので、流体の吸
入から吐出の一連の流路にロータリースリーブが逆流防
止等のバルブとして作用して、従来の閉鎖用スプリング
付きバルブを省略することができる。この閉鎖用スプリ
ング付きバルブの省略で部品点数の尚更の低減が可能と
なると共に、流体吸引や吐出が閉鎖用スプリング付きバ
ルブのスプリング力に邪魔されること無く比較的小さな
流体圧で行えるようになり、その分、流体圧で稼働する
可動部品の摩耗等のメンテナンスが簡単になる。
【0045】また、複数のポンプユニットを一列等に配
列して使用する印刷機のインク供給ポンプ装置において
は、複数のポンプユニット毎に設けた駆動モータを単独
駆動させることで、インク供給量零のポンプユニットの
全体を完全停止状態にすることができ、これにより全て
のポンプユニットが常に動作状態にあるといったメンテ
ナンス上の不具合が解消されて、インク供給ポンプ装置
の寿命増大が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すポンプ装置の縦断面
図。
【図2】図1ポンプ装置の部分正面図。
【図3】図1ポンプ装置の要部の分解斜視図。
【図4】(a)〜(c)は図1ポンプ装置の要部の各動
作順序を示す断面図。
【図5】(a)〜(e)は図1ポンプ装置の上下部分で
の各動作順序を示す断面図とインク吸入吐出のインク量
波形図。
【図6】図1ポンプ装置における摺動ユニットの拡大正
面図。
【図7】図6の摺動ユニットの変形例を示す正面図。
【図8】従来のポンプ装置の縦断面図。
【図9】(a)〜(g)は図8ポンプ装置の要部の各動
作順序を示す断面図。
【図10】図8ポンプ装置におけるプランジャの部分拡
大正面図。
【符号の説明】
A 吸入口 C 吐出口 21 ポンプ本体 31 ロータリースリーブ 32 出入穴 41 プランジャ 51 駆動モータ 61 クランク軸 71 ギヤ機構 81 摺動ユニット 82 摺動体 83 摺動体受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 7/06 F04B 53/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面の対向する2箇所に流体の吸入口
    と吐出口を有するポンプ本体と、このポンプ本体の内周
    面に摺動回転可能に嵌挿され、回転することで前記吸入
    口と吐出口に交互に連通する出入穴を側壁一部に有する
    先端閉塞後端開口のロータリースリーブと、このロータ
    リースリーブの後端開口から内周面に前記ポンプ本体の
    出入穴を塞がない範囲で軸方向往復移動可能に嵌挿され
    たプランジャと、このプランジャを軸方向に定ストロー
    クで所定時間当たり零から最大回数の範囲内で往復動回
    数可変に往復移動させると共に、前記ロータリースリー
    ブをプランジャの軸方向移動に同期させて回転させる駆
    動手段とを有するポンプユニットを具備し、前記駆動手段を、駆動モータと、前記駆動モータに連結
    されたクランク軸と、前記クランク軸と、前記クランプ
    軸とプランジャとを連結しクランク軸の1回転でプラン
    ジャを1往復させる連結部材と、前記クランク軸とロー
    タリースリーブとの間に配設されクランク軸の1回転で
    ロータリースリーブを1回転させるギヤ機構とで構成
    し、 前記連結部材を、クランク軸のクランク部に回転可能に
    嵌着された摺動体と、プランジャに一体に成形されて前
    記摺動体をプランジャ軸方向と略直交方向に摺動可能に
    保持してプランジャを摺動体を介してプランジャの軸方
    向に移動させる摺動体受けとを有する摺動ユニットとで
    構成し、 前記ロータリースリーブ後端側へのプランジャの移動時
    にロータリースリーブでポンプ本体の吐出口を塞ぎ吸入
    口に連通した出入穴からロータリースリーブ内に流体を
    吸入させ、ロータリースリーブ先端側へのプランジャの
    移動時にロータリースリーブで吸入口を塞ぎ出入穴を吐
    出口に連通させてロータリースリー部内の流体を吐出さ
    せると共に、 前記ロータリースリーブに対するプランジャの前後移動
    開始の時点でロータリースリーブでポンプ本体の吐出口
    と吸入口の両方を一時的に塞ぎ、この時点で前記摺動体
    が摺動体受けに対してプランジャの軸方向に弾性変形可
    能に摺動するようにした ことを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプユニットの複数を共通の流体
    マニホールドに 連結し、この流体マニホールドから各ポ
    ンプユニットのポンプ本体の吸入口に流体を定圧で供給
    して、各ポンプユニットの駆動モータによるプランジャ
    の往復移動回数可変調整で各ポンプユニットからの流体
    吐出量を単独に零から最大量の範囲で調整可能にした
    とを特徴とする請求項1記載のポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記流体が印刷機のインクローラに供給
    されるインクであることを特徴とする請求項2記載のポ
    ンプ装置。
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