JP3374485B2 - 移動通信端末装置 - Google Patents

移動通信端末装置

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JP3374485B2
JP3374485B2 JP31377893A JP31377893A JP3374485B2 JP 3374485 B2 JP3374485 B2 JP 3374485B2 JP 31377893 A JP31377893 A JP 31377893A JP 31377893 A JP31377893 A JP 31377893A JP 3374485 B2 JP3374485 B2 JP 3374485B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインテリジェント機能を
有する電話機等の移動体通信端末装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体間通信について近時種々の無線通
信システムが実現化され、自動車電話機、携帯用電話機
等では電子手帳等と同様のアドレス帳機能、スケジュー
ル帳等のメモ機能を持たせたインテリジェント機能を有
する移動体通信端末装置(以下電話機と記す)が提案さ
れている。
【0003】この様な携帯用電話機の1例を図7によっ
て説明する。図はインテリジェント機能の付加された携
帯用電話機1の外観図を示し、ケーシング2は片手で携
帯可能なコードレス型の電話機で略々長方形状の合成樹
脂で箱形となされ、このケーシング2の前面パネル3の
上端面のケーシング1内には受話器4が配設され、略々
中央にテンキー等の電話機の操作キー群5や通話料金等
を表示させるLCD等の表示装置6が設けられている。
又、長方形状のケーシング2の下端面のケーシング2内
には送話器7が設けられ、受話器4及び送話器7の配設
されたケーシング2の前面には透孔8及び9が穿たれて
いる。又送話器7と表示装置6の間にはインテリジェン
ト機能用キー群10が設けられている。更にケーシング
1の上面から引き出し可能なアンテナ11が設けられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きインテリジ
ェント機能を有する携帯用電話機1を図8の様に手で持
ち通話者12が通話を行なっている状態を考えると、携
帯用電話機1を構成するケーシング2は小さく構成され
ているため、受話器4を耳に当て、送話器7を口の近傍
に持ち来すと、表示装置6は顔に隠れて見ることが出来
ず、例えば通話中の料金等を見ようとしても見ることが
出来ない。又、通話中にスケジュール帳などのメモ機能
を取り出したいときにもインテリジェント機能用キー群
10の操作を行い難い等の問題があった。
【0005】本発明は叙上の問題点を解消した電話機を
提供するもので、その主目的は電話機の本体を第1及び
第2のケーシングとなし、両ケーシングを回動自在に枢
着し、且つ折り畳み自在と成すと共に第1のケーシング
に少くとも受話器を、第2のケーシングに少くとも表示
手段を設ける様に成したので、通話中でも表示手段の表
示内容を見ることが出来、且つインテリジェント機能用
キー群の操作が可能な電話機を得ようとするものであ
る。
【0006】本発明の他の目的は折り畳めば各種操作部
や表示手段の表示面が第1及び第2のケーシングによっ
て保護され、拡げれば受話器及び送話器が送話者の耳と
口によくフィットし、表示手段がよく見え、インテリジ
ェント機能用キー群操作が行い易い様に成した電話機を
提供するにある。
【0007】本発明の更に他の目的はインテリジェント
機能用キー群を操作しないときは第2のケーシングを枢
軸部を介し、第1のケーシングの裏側に360゜回動さ
せて、コンパクトな状態で通話可能な電話機を提供する
にある。
【0008】本発明の更に他の目的は第2のケーシング
に設けた表示手段及び/又はインテリジェント機能用キ
ー群を該第2ケーシングから着脱自在となすことで左き
き、或いは右ききの通話者でも表示手段の表示面が見や
すく、且つインテリジェント機能用キー群が操作しやす
い電話機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信端末装
はその例が図1に示されている様に折り畳み可能に回
動自在に枢着された第1のケーシング2Aと第2のケー
シング2Bより構成された移動通信端末装置1におい
て、第1のケーシング2Aには少くとも受話手段4を有
し、第2のケーシング2Bには少くとも表示手段6およ
び表示手段6との電気的接続を可能とする電気的接続部
48A,48Bとを具備し、表示手段6は、第2のケー
シング2Aとの電気的接続を可能とする電気的接続部4
9Aを有するとともに、少くとも2とおりの向きからの
第2ケーシング2Aへの着脱が可能であって、第2のケ
ーシング2Aには、装着時に少くとも2とおりの向きの
いずれの向きからの装着に対しても、第2のケーシング
2Aと表示手段6との電気的接続が可能としたものであ
る。
【0010】
【作用】本発明の移動通信端末装置は第1のケーシング
2Aと第2のケーシング2Bを折り畳み可能に回動自在
に枢着し、第1のケーシング2Aには少くとも受話器4
を第2のケーシング2Bには少くとも表示装置6を着脱
自在に設けて、表示装置を左きき或は右ききの通話者で
あっても表示面が見やすい方向に挿脱可能とし、且つイ
ンテリジェント機能キーが操作し易い移動通信端末装置
が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の電話機としてインテリジェン
ト機能を持たせた携帯用電話機を図1乃至図3によって
説明する。尚、図7との対応部分には同一符号を付して
示す。
【0012】図1は本例の携帯用電話機1の外観を示す
斜視図を示すもので、第1のケーシング2Aは、電話機
を構成し、電話機の電話回路が収納されている。又、第
2のケーシング2B内にはインテリジェント機能のアド
レス帳機能、スケジュール等のメモ機能等を有する例え
ば、電子手帳と同様の機能を有する電気回路が収納され
ている。
【0013】即ち、第1及び第2のケーシング2A及び
2Bは略々偏平な直方体状と成され、夫々は合成樹脂等
で箱型に形成され、この箱型の第1及び第2のケーシン
グ2A及び2B上に合成樹脂材のパネル3A及び3Bが
固定されている。第1のケーシング2Aのパネル3A上
には上面から受話器4用の透孔8が穿たれ、これら透孔
8の穿たれたパネル3Aの下面には少くとも受話器4が
配設されている。
【0014】受話器4用の透孔8の穿たれているパネル
3Aの下側に電話用のテンキー等の操作キー群5が配列
されている。その他電話機として必要な短縮、保留等の
キーも必要に応じて配設される。
【0015】第1及び第2のケーシング2A及び2Bは
ヒンジ13を介して枢軸を中心に矢印Aに示す様に折り
畳め、且つ矢印Bで示す様に仮想線で示される位置まで
拡げることが出来る様に成されている。又、所定角度位
置に係止可能なクリックモーション機能等も適宜取付け
可能である。
【0016】第2のケーシング2Bには少くとも表示装
置6が設けられる。この表示装置6としてはLCD等を
可とし、該表示装置6は第2のケーシング2Bのパネル
3Bの右端側に表示面の長手方向と第2のケーシング2
Bの長手方向が並行と成る様に配設される。即ち、通話
者が左手で電話機1を持ち、通話者の目の位置は14に
あり、通話者が矢印C方向の視野から表示装置6の表示
面を見る様に成る。
【0017】10はインテリジェント機能用キー群、7
は電話機1側の送話器でパネル3Bの透孔9が穿たれた
下側に配設されている。
【0018】上述の如き携帯用電話機の電子手帳機能の
1例を説明する。例えば第2のケーシング2B内の電子
手帳の電話帳機能によって相手の名前や住所等から電話
番号を検索し、その電話番号が表示装置6に表示された
らインテリジェント機能用キー群10の所定のキーを押
圧すると表示されている番号が自動的にダイヤルされ、
通話可能状態に成れば通常通話が可能となる様にするこ
とが可能である。この様な電話機機能と電子手帳機能を
有する携帯用電話機の電気回路系のブロックを図2A及
び図2Bで説明する。
【0019】図2Aは主に第1のケーシング2A中に組
み込まれた電話機の電話系の系統図を示すもので15は
全体として電話ブロックを示し、例えばPHP(Person
al Handy Phone)システムの子機等として使用されるも
のである。
【0020】電話ブロック15において、16は送信回
路、17は受信回路、7は送話器、4は受話器、11は
送受信用のアンテナである。又、18はコネクタプラグ
であり、このプラグ18は、信号接点18A〜18N及
び電源接点19,20を有し、接点18A〜18Nはイ
ンターフェイス21を通じて送信回路16及び受信回路
17の信号系に接続され、接点19,20は送信回路1
6、受信回路17及びインターフェイス21の電源ライ
ンに接続されている。このプラグ18は後述する電子手
帳のコネクタジャック38にヒンジ13の枢着部分を介
して電気的に接続されている。尚、22はダミー接点で
ある。
【0021】図2Bは第2のケーシング2B側に主とし
て配設される電子手帳28の系統図を示すもので、主に
マイクロコンピュータで構成され、29はそのCPU、
30はROM、31はデータ用及びワークエリア用のR
AMである。そして、ROM30には、電話帳機能など
電子手帳の基本機能を実現するためのプログラム及びP
HPシステムを実現するためのプログラムが書き込まれ
ている。そして、ROM30及びRAM31はシステム
バス34を通じてCPU29に接続されている。
【0022】又、10は各種のキー入力やインテリジェ
ント機能を行なうためのインテリジェント機能用キー
群、6は電話番号などを表示するためのLCD等の表示
装置である。そして、キー群10を操作すると、そのキ
ー出力がインターフェイス33及びバス34を通じてC
PU29に取り込まれ、CPU29によりROM30の
プログラムにしたがった所定の処理が行なわれる。そし
て、この処理にしたがって表示データが形成され、この
表示データがCPU29からバス34及びディスプレイ
コントローラ35を通じてLCD6に供給され、その表
示データにしたがって文字などがLCD6に表示され
る。
【0023】更に、36は電源用の電池、37は電源ス
イッチで、このスイッチ37をオンにしたとき、電池3
6の電圧が、スイッチ37を通じて上述の各回路にそれ
らの動作電圧としてそれぞれ供給される。
【0024】又、38はコネクタジャックで、これは、
信号接点38A〜38N及び電源接点39〜41を有す
る。そして、接点38A〜38Nは、バッファ42を通
じてバス34に接続され、接点39はスイッチ37の出
力側に接続され、接点40はスイッチ回路43を通じて
スイッチ37の出力側に接続され、接点41は接地され
ている。
【0025】更に、バス34にインターフェイス44が
接続され、CPU29からの所定の出力がインターフェ
イス44を通じてスイッチ回路43にその制御信号とし
て供給される。なお、スイッチ回路43は常にオフとさ
れる。
【0026】上述の構成で電源スイッチ37を「オン」
にするとCPU29はイニシャライズされ、インテリジ
ェント機能用キー群10のキー入力待状態となる。
【0027】今、インテリジェント機能用キー群10の
うち電話帳機能を要求するキーを押圧するとCPU29
は、このキーに応じた電話帳処理が実行される。即ち、
相手の氏名をインテリジェット機能用キー群10のキー
ボード等から入力すると、その人の電話番号や住所等の
表示データが検索されてRAM31から取り出され、こ
の表示データがLCD6に供給されて相手の氏名及び電
話番号や住所等が表示される。
【0028】次に電話実行キーをインテリジェント機能
用キー群10から選択して押圧するとCPU29の出力
がインターフェイス44を通してスイッチ回路43に制
御信号が送られ、スイッチ43を「オン」させる。
【0029】したがって、電池36の電圧が、スイッチ
37→スイッチ回路43→接点40→接点19を通じて
送信回路16、受信回路17及びインターフェイス21
にその動作電圧として供給され、これら送信回路16及
び受信回路17は動作状態となる。また、このとき、バ
ス34が、バッファ42→接点38A〜38N→接点1
8A〜18N→インターフェイス21の信号ラインう通
じて送信回路16及び受信回路17に接続されている。
【0030】続いて、CPU29は通話のための処理を
基地局との間で行なう。即ち、CPU29の出力により
送信回路16の送信及び受信回路17の受信が許可され
る。そして、CPU29からのコマンド信号は、CPU
29から送信回路16に供給され、上りチャンネルを通
じて基地局へと送信され、基地局からのコマンド信号
は、下りチャンネルを通じて受信回路17により受信さ
れ、CPU29に供給される。こうして、電話ブロック
15(及び電子手帳ブロック28)と、基地局との間で
所定のコマンド信号がアクセスされて発呼のプロトコル
が実行され、電話ブロック15と基地局との間に通話チ
ャンネルが開かれる。
【0031】更に、このときLCD6に表示されている
相手の電話番号のデータが、RAM31から送信回路1
6に供給され、その電話番号の例えばDTMF信号が基
地局へと送信される。
【0032】そして、この発呼により相手が呼び出さ
れ、相手が電話に出ると、相手の音声信号が受信回路1
7により受信されて受話器4に供給され、また、送話器
7からの自分の音声信号が送信回路16に供給されて送
信される。こうして、相手との通話が行なわれる。
【0033】そして、通話が終了したとき、インテリジ
ェント機能キー群10のキーのうちの終話用キーを押す
と、CPU29によりスイッチ回路43がオフとされ、
電話ブロック15には電源が供給されなくなり終話状態
となる。
【0034】上述の構成例によれば、電話番号を検索し
たときだけスイッチ回路43がオンとなって電話ブロッ
ク15に電源が供給され、通話の終了と同時にその電源
はオフとされるので、電池36の消費を最小に抑えるこ
とができる。
【0035】上述の如きインテリジェント機能動作を行
なわせるためには電話機1を耳に当てた通話状態でLC
D6の画面をみたり、インテリジェント機能用キー群1
0の入力作業等の操作をしなければならない特に、通話
中のメモの確認等では画面を見る必要があるが、本例で
は図3Aに示す様に通話者12が第1及び第2のケーシ
ング2A及び2Bをヒンジの枢軸部を中心に拡げた状態
で通話を行なえば第1のケーシング2Aに設けた受話器
4を耳に当てた状態でも、第2のケーシング2B中に設
けた表示装置6に表示された文字等を容易に見ることが
可能である。
【0036】又、電話機1を保持している手と反対の利
手でインテリジェント機能用キー群10等の入力操作も
簡単に行ない得る。
【0037】更に、図1に示す、第1及び第2のケーシ
ング2A及び2Bを二つ折りに折り畳んだ状態では第1
のケーシング2Aを矢印A方向に回動させて閉じられる
ため第1及び第2のケーシング2A及び2Bの夫々のパ
ネル3A及び3Bが対向し、表示装置6やインテリジェ
ント機能用キー群10等を保護出来るものが得られる。
【0038】図1に示した構成の電話機1では図3Aの
様に電話機1を左手に持ち右手でインテリジェント機能
用キー10等を操作する通話者12では第2のケーシン
グ2Bに設けた表示装置6の表示文字は目の位置14よ
りC方向の視野でみるため表示装置6は上側にあり正常
であるが、図3Bに示す様に電話機1を右手で持ち、左
手でインテリジェント機能用キー10を操作する通話者
12では第2に設けた表示装置6の表示文字は逆にな
り、表示装置6は第2のケーシングのパネル2Bの下側
に来て、見にくくなる問題が生ずる。
【0039】この様な問題を解消可能な電話機1の構成
の1実施例を図4で説明する。図4で図1との対応部分
には同一符号を付して重複説明を省略するも、図4は図
1とは異なる形体の電話機を示すもので、第1のケーシ
ング2A内には図2Aの電話ブロック15のすべてが収
納されている。即ち、図1では送話器7は第2のケーシ
ング2B内に収納されていたが、本例では電話機用の操
作キー群5の下方に設けられている。これら送話器7及
び受話器4は第1のケーシング2Aのパネル3Aの上下
の内部に設けられ、透孔8及び9に代わって溝孔8A及
び9Aがパネル3Aの上下部に形成されている。
【0040】又、操作キー群5の他に電話ブロック15
をインテリジェット化し、CPU29等を内蔵させ、電
話機能に関係する事項を表示する表示部45は操作キー
群5と受話器4間に配設し、第1のケーシング2Aの最
下端部に枢軸からなるヒンジ13を設けて第2のケーシ
ング2Bに対し回動自在に枢着する。
【0041】第2のケーシング2B内には電子手帳ブロ
ック28の回路が設けられ、第1のケーシング2Aをヒ
ンジ13を中心に折り畳んだ状態でパネル3A及び3B
が対向する様に成され、パネル3Bの上にはコネクタと
なる電極48A及び48Bが設けられていてる。
【0042】更に、第2のケーシング2Bは逆L字状に
形成した上下側壁51A及び51Bの上端部とパネル3
B間にICカード46又は46Aが挿入可能な空隙を設
け、ICカード46又は46Aが矢印D方向より挿入可
能な挿入口47を右側壁51R側に有する。
【0043】ICカード46の表面には電子手帳ブロッ
ク28のインテリジェント機能用キー群10並にLCD
等の表示装置6が設けられ、裏面にはコネクタ用の電極
48Bと対向する位置に電極49Bが設けられ、第2の
ケーシング2B内のCPU29等に連結可能と成されて
いる。従って、このICカード46を第2のケーシング
2Bの挿入口47のD方向より挿入すると、第2のケー
シング2Bの上側壁51B側にインテリジェント機能用
キー群10が下側壁51A側に表示装置6が持ち来され
る。従って図3Bの様に電話機1を右手で持つ場合、表
示装置6の画面は上側であり、文字を正常に見ることが
出来ると共にインテリジェント機能キー群10の操作も
容易に行なえる。
【0044】左手で電話機1を持つ通話者12はICカ
ード46Aを挿入口47から挿通させるとICカード4
9A裏面の電極49Aは第2のケーシング2B側の電極
48Aに接触する。この場合表示装置6は第2のケーシ
ング2Bの上側壁51B側であり、インテリジェント機
能用キー群10は下側壁51A側であるから、第3図A
の様に左手に電話機1を持った場合の視線は上側壁51
B側の正常な表示装置6の画面を見ることが出来、且つ
インテリジェント機能用キー群10の操作も極めて楽に
行なえる。
【0045】図1に示した携帯用電話機1では第1及び
第2のケーシング2A及び2Bを折り畳み可能で、且
つ、二つのケーシング2A及び2Bを開いたとき180
°展開可能とした場合を説明したが、図4に示す構成で
は枢着部の軸を中心に前面に折り畳み状態から反対側に
360°回転させて反対側に折り畳むことも可能であ
る。
【0046】又、上述の実施例ではICカード46を第
2のケーシング2Bに着脱自在に配設した例を説明した
が、単にメモ帳のカード等を上下反転可能に挿入する様
にしてもよい。
【0047】上述の如き携帯用電話機の更に他の構成を
図5及び図6で説明する。
【0048】図5A及び図5Bは本発明の電話機の折り
畳み状態を示す斜視図、図6A及び図6Bはヒンジ部分
の要部斜視図を示すものであり、図1及び図4と同一部
分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0049】図5Aは携帯用電話機1を収納した状態を
示すもので、図1で示した第1のケーシング2Aを矢印
A方向に折り畳んだ状態を示す。この状態では第1及び
第2のケーシング2A及び2Bのパネル面3A及び3B
が互に対向する様に折り畳まれるため、収納状態ではパ
ネル面上の操作キー群や表示装置を実全に保護可能とな
る。
【0050】次に、図5AでE方向に第2のケーシング
を開いて第1のケーシング2Aとの角度を90゜→18
0°と展開した後に図5Bに示す様に矢印F方向に略々
360°回転させると第1のケーシング2Aのパネル3
Aの面は前面側に持ち来され第2のケーシング2Bのパ
ネル3Bの面は後方に持ち来され第1及び第2のケーシ
ング2A及び2Bの裏面が対向することになる。尚、図
5Bでは送受話器4及び7を第1のケーシング2Aに設
けた構成を示している。この様な構成であればインテリ
ジェント機能用キー10及び表示装置6を操作したり、
見たりしない場合には、図5Bの様に反対側に折り畳ん
だ状態で通話者13が通話を行なえば電話機をコンパク
トに折り畳んだな状態で通話が可能となる。
【0051】この様に第1及び第2のケーシング2A及
び2Bを360゜回動自在と成し得るヒンジ及び接続コ
ネクタの構成の1例を図6A及び図6Bに示す。
【0052】図6Aで第1及び第2のケーシング2A及
び2Bの下面壁52A及び52Bを凹状に形成してヒン
ジ部13A及び13Bを構成する。このヒンジ部13A
及び13Bの凹部間に枢軸受台53を嵌挿する。
【0053】上述の枢軸受台53は箱型の枠体54から
構成され、該枠体54の4隅に直方体状のブロック55
A,55B,55C,55Dが設けられ、該ブロック5
5A,55B,55C,55Dの中心位置にその長手方
向に透孔56A,56B,56C,56Dが穿たれてい
る。
【0054】更にヒンジ部13A及び13Bの凹部を形
成する左右壁57L及び57R並に58L及び58Rに
もブロック55A〜55Dの透孔56A〜56Dと合さ
る位置に透孔59A,59B,59C,59D(図6B
参照)が穿たれる。
【0055】次に透孔59C(59A,59B,59
D)側から図6Bに示す様なフランジ部60と筒部61
を有する枢軸62C(62A,62B,62D)の筒部
61を挿通させてブロック55C(55A,55B,5
5D)の透孔56C(56A,56B,56D)にも挿
通し、枢軸受台53に対し、第1及び第2のケーシング
2A及び2Bを360°回転自在に枢着する。この場
合、第1及び第2のケーシング2A又は2Bの回動に応
じて、一方のケーシングの上下端縁が他方のケーシング
の下面壁52A又は52Bに当たらない様に適当なギャ
ップGを設けて枢着されている。
【0056】更に、枢軸62C(62A,62B,62
D)の筒部61及びブロック55C(55A,55B,
55D)の透孔56C(56A,56B,56D)にプ
リント基板63C(63A,63B,63D)を挿通す
る。これらプリント基板63A〜63Dには第1及び第
2のケーシング2A及び2B間に配設した各回路間を連
結するための図2A及びBで示したコネクタプラグ18
とコネクタジャック38を結ぶ数のワイヤがプリントさ
れ電話ブロック15と電子手帳ブロック28が互に電気
的に接続される様に成されている。従って電話ブロック
15が収納された第1のケーシング2A側のコネクタプ
ラグ18からのワイヤはヒンジ部13A及び13Bのブ
ロック55B及び55Dの透孔56B及び56Dに挿通
した枢軸62B及び62Dのフランジ60側から挿入貫
通され、ブロック55A及び55Cの透孔56A及び5
6Cに反対側から挿入されて枢軸62A及び62Cのフ
ランジ60側に排出されて、電子手帳ブロック28の収
納された第2のケーシング2B側にワイヤを取り出しコ
ネクタジャック38に接合される。
【0057】従って、この様な枢軸構成によれば第1及
び第2のケーシングに対し第2及び第1のケーシングを
360°回動可能な電話機が得られる。尚、図2A及び
図2Bでは枢軸受台53は箱形と成されブロック55A
〜55Dが見える様に成されているが、上板等で覆われ
て内部が見えない様に成されていることは勿論である。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、通話中でも表示手段の
表示内容を見ることが出来、且つインテリジェント機能
用キー群の操作が可能な為、通話中でも携帯電話の付加
機能が使用可能となり、電話機に付加する付加機能の幅
に制限を受けることのない携帯電話機が得られる。
【0059】又、本発明によれば、折り畳めば各種操作
部や表示手段の表示面が保護出来、拡げれば受話器及び
送話器が送話者の耳と口によくフィットし、更にインテ
リジェント機能不使用時に第2のケーシングを第1のケ
ーシングに対し360°回転させればコンパクトな状態
で通話可能な携帯電話機が得られる。
【0060】更に、第2のケーシングに配設したインテ
リジェント携帯用キー及び/又は表示手段を着脱自在と
成したので左利き或は右利きの通話者にも表示装置が見
やすく、機能用キーの操作し易い携帯用電話機が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話機の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の電話機の各部系統図である。
【図3】本発明の電話機の使用状態説明図である。
【図4】本発明の電話機の他の構成図である。
【図5】本発明の電話機の折り畳み状態を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の電話機のヒンジ部の要部斜視図であ
る。
【図7】従来の電話機の外観図である。
【図8】従来の電話機の使用状態説明図である。
【符号の説明】
1 携帯用電話機 2 ケーシング 2A 第1のケーシング 2B 第2のケーシング 3A,3B パネル 4 受話器 5 操作キー群 6 表示装置 7 送話器 10 インテリジェント機能用キー群

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み可能に回動自在に枢着された第
    1のケーシングと第2のケーシングより構成された電話
    機において、 上記第1のケーシングは少くとも受話手段を有し、 上記第2のケーシングは少くとも表示手段、および該表
    示手段との電気的接続を可能とする電気的接続部と、 を具備し、 上記表示手段は、上記第2のケーシングとの電気的接続
    を可能とする電気的接続部を有するとともに、少くとも
    2とおりの向きからの該第2ケーシングへの着脱が可能
    であって、 該第2のケーシングには、装着時に該少くとも2とおり
    の向きのいずれの向きからの装着に対しても、該第2ケ
    ーシングと該表示手段との電気的接続が可能であること
    を特徴とする移動通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のケーシングに設けた表示手段
    がメモ帳又はメモカードであることを特徴とする請求項
    記載の移動通信端末装置。
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