JP3374392B2 - 測距レーダ - Google Patents
測距レーダInfo
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- JP3374392B2 JP3374392B2 JP27480097A JP27480097A JP3374392B2 JP 3374392 B2 JP3374392 B2 JP 3374392B2 JP 27480097 A JP27480097 A JP 27480097A JP 27480097 A JP27480097 A JP 27480097A JP 3374392 B2 JP3374392 B2 JP 3374392B2
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Description
号との位相差情報から2点間の距離を計測する測距レー
ダに関する。
5に示すようなものがある。この測距レーダは、図示さ
れるように、基準信号を発信する基準発振器1と、基準
信号発振器1による発せられる出力信号を分周して周波
数変調を行う分周器2と、分周器2により出力される信
号に基づいて目標物に測距光を出射する送光器3等を備
えている。また、目標物により反射された測距光の反射
光を受光する受光器4と、受光器4により出力される受
光信号と分周器2により出力される所定の変調周波数を
もつ変調信号とをミキシングしてビートダウン信号を得
るミキシング回路5等を備えている。
ビートダウン信号を所定のレベルに増幅する増幅回路6
と、増幅回路6により増幅された信号を波形整形、例え
ば、正弦波を方形波に波形整形する波形整形回路7と、
分周器2により出力される参照基準信号(REF)との
位相をパルスカウント方式により比較する位相比較器8
と、増幅回路6の出力信号を整流する整流回路9等を備
えており、上記位相比較器8及び整流回路9の出力信号
に基づいて、制御演算部10により測定距離を含めた種
々の演算が行われ、この制御演算部10から種々の周辺
機器(不図示)への制御信号、分周器2への周波数切り
替え信号等が送られる構成となっている。
測距レーダにおいては、分周器からミキシング回路に入
る基準周波数の位相情報が、外部の温度,気圧、あるい
は信号振幅等の変化により影響を受けて変化するため、
距離測定のたびに、この変化分を補正しなければならな
い。
スカウント方式を採用しているため、計測精度を上げる
には、パルスの周波数を高くする必要があり、消費電力
の増加、電気回路構成の大型化等を招くことになる。
達成されたものであり、その目的とするところは、外部
温度等の雰囲気の影響を受けることなく安定して距離の
測定を迅速に行うことができ、かつ、構成上の簡略化が
図れる測距レーダを提供することにある。
測距レーダは、所定の変調周波数信号を出力する変調周
波数発振手段と、前記変調周波数発振手段により出力さ
れる変調周波数信号により変調された測距光を出射する
送光器と、前記送光器により出射された測距光の反射光
を受光する受光器と、前記受光器により出力されるアナ
ログ受信信号を前記変調周波数に同期させてデジタル信
号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器により
出力されるデジタル信号を加算処理するアキュームレー
タと、前記アキュームレータにより加算処理されたデジ
タル信号を予め記憶されたミキシング用の基準参照信号
とミキシング処理して受信信号と送信信号との位相差を
算出し、前記位相差情報に基づいて測定距離を算出する
演算処理器とを備え、前記変調周波数信号は、周波数が
異なる少なくとも2つの第1変調周波数信号及び第2変
調周波数信号を含み、前記第1変調周波数信号及び第2
変調周波数信号を切り替えて測距光を変調し測距を行う
構成となっている。
記変調周波数発振手段が、所定の周波数を発振する発振
器と、前記発振器により発振される所定周波数を分周す
る分周器とからなる構成となっている。
記分周器が、周波数の異なる少なくとも2つの第1変調
周波数信号及び第2変調周波数信号を選択的に出力する
構成となっている。
れば、アナログ受信信号を変調周波数信号に同期させて
デジタル信号に変換し、この変換されたデジタル信号を
アキュームレータで加算処理し、この加算処理後の信号
を演算処理器で読み込み、予め記憶された基準参照信号
とミキシング処理を行って位相差を算出し、この算出さ
れた位相差情報から測定距離を算出する。
ミキシング処理は、演算処理器内での演算処理すなわち
ソフト処理によるため、従来の如きミキシング回路の性
能に影響されることなく、常に安定したミキシング処理
を行うことができ、計測精度を向上させることができ
る。
デジタル信号を直ちにミキシング処理するのではなく、
アキュームレータによる加算処理を行った後ミキシング
処理を行うため、全体としての演算量を減らすことがで
き、処理速度の高速化を達成することができる。
ダによれば、周波数が異なる少なくとも2つの第1変調
周波数信号及び第2変調周波数信号を適用し、これら両
変調周波数信号を切り替えて測距光を変調し測距を行う
ことから、周波数が低い方の変調周波数信号を用いて広
い範囲の距離を計測し、すなわち、計測レンジを広く
し、一方、周波数が高い方の変調周波数信号を用いて高
精度に計測し、すなわち、分解能を高くすることで、結
果的に広範囲の距離を高精度に計測することができる。
の切り替えを行っても、この周波数の変化分は、アキュ
ームレータによる加算処理回数と加算タイミングの調整
で対応できるため、デバイスの追加を要することもな
く、簡略な構造にて実現することができる。
ば、発振器から所定の周波数信号が出力されると、この
所定周波数信号を分周器により分周して所定の変調周波
数信号を得ることができる。
ことにより、周波数の異なる種々の変調周波数信号を形
成することができる。
ば、分周器から出力される第1変調周波数信号及び第2
変調周波数信号を選択的に用いて測距光を変調し測距を
行うことができる。
信号を用いて広い範囲の距離を計測し、一方、周波数が
高い方の変調周波数信号を用いて高精度に計測すること
で、結果的に広範囲の距離を高精度に計測することがで
きる。
に基づいて説明する。
例を示すブロック構成図である。この測距レーダは、図
1に示すように、基準信号を発信する変調周波数発振手
段の一部としての発振器11と、この発振器11により
出力される周波数f0の信号をn分周して周波数f1の
信号及び周波数f1の信号をさらにm分周して周波数f
2の信号を出力する変調周波数発振手段の一部としての
分周器12と、スイッチ12aにより選択的に選ばれた
周波数f1,f2のいずれかにより光源である発光ダイ
オードを変調して、送光レンズ13aを介して測距光を
出射する送光器13を備えている。
光のうち目標物により反射して戻ってくる反射光を受光
レンズ14aを介して受光する受光器14と、この受光
器14により出力されるアナログ受信信号を送光用の変
調周波数f1,f2の信号に同期させてデジタル信号に
変換するA/D変換器15と、nループカウンタ18a
の出力信号に応じてスイッチが切り替えられるマルチプ
レクサ16と、A/D変換器15により出力されるデジ
タル信号をマルチプレクサ16を介しかつnループカウ
ンタ18bにより設定される所定周期でそれぞれ加算処
理するアキュームレータ17(ACC1,ACC2,A
CC3,…ACCn)と、これらアキュームレータ17
で加算処理された信号を読み込み、予め記憶されたミキ
シング用の基準参照信号との位相差を計算し、この位相
差情報から測定しようとする距離を算出すると共に、分
周器12に対して変調周波数の切り替え信号、及び受光
器14に対してゲイン制御信号等を送る演算処理器19
等を備えている。
づいてさらに具体的に説明する。尚、ここでは、上記原
周波数f0が20MHz、分周器12により分周された
周波数f1,f2がそれぞれ5MHz,1.25MH
z、アキュームレータ17の個数が4個の場合について
示す。
0MHzの原周波数信号が出力され、分周器12におい
て、4分周された5MHzの変調周波数信号と16分周
された1.25MHzの変調周波数信号が出力されるよ
うになっている。そして、両変調周波数信号のうちいず
れかがスイッチ12aの切り替えにより選択されて、こ
の選択された変調周波数信号は、送光器13内のドライ
バを経て光源であるレーザダイオード(LD)に導か
れ、このレーザダイオードは上記選択された変調周波数
で変調されて、送光レンズ13aを介して送信信号とし
ての測距光を出射する。
出射される光の一部は、モニタ用のフォトダイオード
(PD)で受光され、このフォトダイオードにより出力
される光強度に比例した微小電流がモニタアンプで増幅
されて電圧として出力され、この出力信号は、A/D変
換されて、演算処理器19内に取り込まれている。
れた測距光のうち目標物により反射して戻ってくる反射
光は、受光レンズ14aを介して受光器14内のアバラ
ンシフォトダイオード(APD)により受光され、その
出力電流は負荷Zでインピーダンス変換後プリアンプに
より増幅される。そして、この増幅信号は、自動利得調
整アンプ(AGCアンプ)及びバンドパスフィルタ(B
PF)を経て、A/D変換器(ADC)15に送られ
る。
信信号は、実効値出力アンプ(RMSアンプ)に導かれ
て、このRMSアンプにより出力される実効値強度信号
(RSSI)が、演算処理器19内にその内蔵ADコン
バータによって取り込まれている。そして、この実効値
強度信号に基づくAGC制御信号が演算処理器19から
出力され、D/A変換器(DAC)を経てAGCアンプ
に送られ、そのゲインが制御される。
送られたアナログ受信信号は、発振器11から出力され
る信号のLD変調周波数信号に同期して、20MHzで
サンプリングしたデジタル信号に変換される。そして、
このデジタル信号は、マルチプレクサ16を介して4個
の各々のアキュームレータ17(ACC1,ACC2,
ACC3,ACC4)で、次式に基づいて演算、すなわ
ち、4位相分加算処理される。尚、ここでは、5MHz
の時に2048回加算する例を示す。
ープカウンタ18aによりそのスイッチが切り換えられ
る。すなわち、5MHzの変調周波数信号を適用する場
合は、n=1となり、マルチプレクサ16は20MHz
で周期的にACC1,ACC2,・・・,ACC4へと
順次切り換えられ、又、1.25MHzの変調周波数信
号を適用する場合は、n=4となり、マルチプレクサ1
6は5MHzで周期的に切り換えられることになる。
ACC2,ACC3,ACC4)の各々は、nループカ
ウンタ18bにより所定の周期で順次マルチプレクサか
らの出力信号の加算処理を行う。すなわち、5MHzの
変調周波数信号を適用する場合は、n=4となり、各々
のアキュームレータ17は5MHz(=20MHz/
4)の周期で加算処理を行い、又、1.25MHzの変
調周波数信号を適用する場合は、n=16となり、各々
のアキュームレータ17は1.25MHz(=20MH
z/16)の周期で順次マルチプレクサからの出力信号
の加算処理を行うことになる。
1,ACC2,ACC3,ACC4)内の演算式は、以
下の通りとなる。
記数式1においてM=1を代入し、以下の通りとなる。
合は、上記数式1においてM=4を代入し、以下の通り
となる。
ループカウンタ18a,18b、アキュームレータ17
により、1つのプログラマブルなハードウェアロジック
アレイ(FPGA)が形成されている。
より加算処理されたデジタル信号は、演算処理器19
(デジタル信号プロセッサ:DSP)に導かれて、この
演算処理器19内のメモリに予め記憶されたミキシング
用の基準参照信号とミキシング処理される。このミキシ
ング処理は、ソフト処理によるため、得られる結果が従
来のようなミキシング回路の性能に左右されるようなこ
とがない。そして、上記ミキシング処理の後、受信デジ
タル信号と基準参照信号との位相差が直交変換演算処理
により求められ、この位相差情報に基づいて測距演算が
行われる。
下、 (条件)
る。
(送信クロック周波数)fi、AD変換前のアナログ受
信信号、サンプリングクロック周波数、及び基準参照信
号(正弦波,余弦波)相互間の関係を示すと図3の通り
となる。
5により得られたデジタル信号を直接ミキシング処理す
るのではなく、アキュームレータ17により加算処理を
予め行ってその後ミキシング処理を行うため、全体の演
算量を低減することができ、測距演算処理の高速化を達
成できる。
周波数、すなわち、f1=5MHz、F2=1.25M
Hzを採用し、演算処理器19からの周波数切り替え信
号に基づいて、例えば、変調周波数f2を用いて1秒間
隔で計測し、この1秒間の間を変調周波数f1を用いて
0.5ミリ秒間隔で計測するように、両周波数を選択的
に適用するようにしているが、これは低周波数f2で計
測レンジを広くし、又、高周波数f1で高精度な測距を
行うためのものである。
位相角2π=λ(λ:波長)が最大距離で往復の距離に
相当することから、λ/2が実距離となる。波長λを求
めるには、光速υ(=3×108m/s)を用いて、次
式λ=υ/fにより求めることができ、実距離λ/2
は、λ/2=υ/2fとなる。従って、計測レンジ(実
距離)は、変調周波数fが1.25MHzの場合は12
0mとなり、変調周波数fが5MHzの場合は30mと
なる。
π)を例えば4000分割した時、変調周波数fが1.
25MHzの場合は分解能60mmとなり、変調周波数
fが5MHzの場合は分解能15mmとなる。
Hzすなわち低周波数f2の場合は、計測レンジは広い
が分解能が低く粗計測となり、一方、変調周波数fが5
MHzすなわち高周波数f1の場合は、計測レンジは狭
いが分解能が高く高精度計測となる。
場合には、低周波数f2を用いて例えば1秒間隔で粗い
測距を行い、高周波数f1を用いて例えば0.5ミリ秒
間隔で高精度な測距を行うことにより、簡単なハードウ
ェアにして高精度な測距を高速に行うことができる。
ではなく、それ以上の複数の周波数を適用することが可
能である。
施例を示す構成図であり、本実施例では、図2に示すも
のに比べて、FIFO(First In First
Out)メモリ20、タイミング調整回路21、及び
nループカウンタ18に代わるものとしてタイミング生
成器22を設けた構成となっている。
変換器15により得られたデジタル信号をタイミング調
整回路20からの書き込みタイミング信号に応じてFI
FOメモリ20に高速にて記録し、このFIFOメモリ
20に記録されたデータを演算処理器19で比較的ゆっ
くり読み出して、その後前述実施例同様の処理を行う。
理を行う分、処理速度は若干遅くなるものの、ハードウ
エアが非常に簡素化されるため、装置全体としてより一
層小型化を達成することができる。
る。
図である。
るための信号波形を示す図である。
成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の変調周波数信号を出力する変調周
波数発振手段と、前記変調周波数発振手段により出力さ
れる変調周波数信号により変調された測距光を出射する
送光器と、前記送光器により出射された測距光の反射光
を受光する受光器と、前記受光器により出力されるアナ
ログ受信信号を前記変調周波数に同期させてデジタル信
号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器により
出力されるデジタル信号を加算処理するアキュームレー
タと、前記アキュームレータにより加算処理されたデジ
タル信号を予め記憶されたミキシング用の基準参照信号
とミキシング処理して受信信号と送信信号との位相差を
算出し、前記位相差情報に基づいて測定距離を算出する
演算処理器とを備え、前記変調周波数信号は、周波数が
異なる少なくとも2つの第1変調周波数信号及び第2変
調周波数信号を含み、前記第1変調周波数信号及び第2
変調周波数信号を切り替えて測距光を変調し測距を行う
ことを特徴とする測距レーダ。 - 【請求項2】 前記変調周波数発振手段は、所定の周波
数を発振する発振器と、前記発振器により発振される所
定周波数を分周する分周器とからなることことを特徴と
する請求項1記載の測距レーダ。 - 【請求項3】 前記分周器は、周波数が異なる少なくと
も2つの第1変調周波数信号及び第2変調周波数信号を
選択的に出力することを特徴とする請求項1又は2記載
の測距レーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27480097A JP3374392B2 (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 測距レーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27480097A JP3374392B2 (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 測距レーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11109034A JPH11109034A (ja) | 1999-04-23 |
JP3374392B2 true JP3374392B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=17546749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27480097A Expired - Lifetime JP3374392B2 (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 測距レーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3374392B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005156175A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-16 | Ashu Kogaku Kofun Yugenkoshi | レーザー測距儀 |
US8531651B2 (en) * | 2009-03-05 | 2013-09-10 | Panasonic Corporation | Distance measuring device, distance measuring method, program, and integrated circuit |
JP5350328B2 (ja) * | 2010-06-10 | 2013-11-27 | 株式会社京三製作所 | 距離センサ及び制御方法 |
JP5350331B2 (ja) * | 2010-06-15 | 2013-11-27 | 株式会社京三製作所 | 距離センサ |
KR101232742B1 (ko) * | 2010-10-14 | 2013-02-13 | 조승원 | 프리스케일러를 이용한 비접촉식 장애물 감지장치 및 이를 이용한 장애물 감지방법 |
JP6653052B2 (ja) * | 2018-01-29 | 2020-02-26 | クモノスコーポレーション株式会社 | レーザー測距装置およびレーザー測距方法 |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP27480097A patent/JP3374392B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11109034A (ja) | 1999-04-23 |
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