JP3374067B2 - 分散監視制御システムとそのデータベース切替え方法 - Google Patents

分散監視制御システムとそのデータベース切替え方法

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JP3374067B2
JP3374067B2 JP04335598A JP4335598A JP3374067B2 JP 3374067 B2 JP3374067 B2 JP 3374067B2 JP 04335598 A JP04335598 A JP 04335598A JP 4335598 A JP4335598 A JP 4335598A JP 3374067 B2 JP3374067 B2 JP 3374067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電力系統
監視制御システム等、複数の分散化された計算機により
構成される分散監視制御システムと、かかるシステムに
おけるデータベース切替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電力系統を構成する設備には
発電機、送電線、変圧器、開閉器等が含まれており、か
かる電力系統を監視・制御する電力系統監視制御システ
ムでは、これらの構成設備に関するデータが、種類別に
レコードを構成しており、さらに、これらレコードがま
とまって、いわゆる、設備データベースを形成してい
る。
【0003】ところで、かかる電力系統設備は、年々拡
大・複雑化しており、そのための電力系統監視制御シス
テムも、また、高性能化、高信頼性化が望まれている。
そのため、電力系統監視制御システムは、多重化、分散
化のシステム構成が採用されており、かかるシステムで
は、複数の計算機から成り立っている。そのため、シス
テムが複雑化する一方で、日々変化する電力系統設備に
適合して、システムで保持している設備データを、頻繁
に変更しなければならない。
【0004】従来、電力系統に追加・削除・変更(例え
ば、送電線の追加、変電所の増設、容量の変更等)があ
った場合における設備データベースの切替え方式として
は、例えば、特開平5−204737号公報等で開示さ
れているものが知られている。つまり、設備データベー
スをメンテナンスしている間、オンライン業務に影響を
与えないように、オンライン業務で使用するオンライン
用設備データベースとは別に、オフラインで変更できる
メンテナンス用設備データベースを持ち、さらに、オフ
ラインで設備データベースを変更した後に、一括して、
上記変更したメンテナンス用設備データベースをオンラ
イン用設備データベースへ更新できる機能を持つもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
5−204737号公報により知られた設備データベー
スの切替え方式では、いわゆるシングル系の計算機シス
テムにおいて実現されているが、しかしながら、これ
を、上記複数の計算機から構成される分散型の多重系計
算機システムに応用すると、例えば、図12に示すよう
になる。なお、この図12は、オンライン業務を行う2
重系の主計算機A、Bと、オンライン業務を模擬(シミ
ュレーション)する試験計算機C、設備データベースを
メンテナンスするメンテナンス計算機Dとから成るシス
テムの例を示したものである。なお、同図において、主
計算機A,B及び試験計算機Cは、オンライン用設備デ
ータベース104、204、304を持ち、メンテナン
ス計算機Dは、メンテナンス用設備データベース8を持
つ構成となる。試験計算機Cは、オンライン用DBを使
ってのオンライン業務の模擬試験、オンライン用DB自
体の模擬試験を行う。この模擬試験とは、模擬的な試験
(ソフトウェア上でのシミュレーション試験)であり、
実際のオンライン業務にたずさわっての試験ではない。
【0006】かかる構成において、オンライン用設備デ
ータベース104、204、304は、電力系統の電圧
や電流の監視や発電機制御、開閉器の入/切操作指令等
のオンライン業務を行っているオンライン業務処理機能
部101、201、301で使用され、一方、メンテナ
ンス用設備データベース8は、設備データの変更・追加
・削除といったメンテナンスを行う設備データベース変
更機能部7で使用されることとなる。
【0007】続いて、上記の構成における一般的な設備
データベース切替え方法による手順を、添付の図13を
用いて説明する。そのための前提条件は以下の通りであ
る。 (1)、主計算機AとBとは二重系をなし、主計算機
A、Bには、既に設備データベースがDB104、20
4に格納されている。DB104、204は全く同一内
容である。 (2)、主計算機Aは、マスタ系としてオンライン業務
を運用中、主計算機Bは、オフライン化しており、且つ
主計算機Aのスレーブ系をなしている。ここでは、ま
ず、設備データベースを全て再作成すると時間がかかり
効率が悪いので、オンライン用設備データベースと同じ
値の初期値を持ったメンテナンス用設備データベース8
に対して、例えば、キーボードからのキャラクターコー
ド形式の変更指示データをデータ入力装置6より入力
し、これを設備データベース変更機能部7により展開し
て、メンテナンス用設備データベース8を変更するもの
とする。この処理を行うのがステップS1である。
【0008】次に、試験計算機Cの設備データベース切
替機能部303により、そのオンライン用設備データベ
ース304を、上記で変更したメンテナンス用設備デー
タベース8の値で一括更新し(S2)、この更新された
オンライン用設備データベースを試験計算機Cで模擬試
験する(S3)。この試験計算機Cによる模擬試験によ
って更新されたオンライン用設備データベースに問題が
ないか否か判断し(S4)、その結果、問題がある場合
は(すなわち、「No」の場合)、再度、上記メンテナ
ンス用設備データベースの変更のステップ(S1)から
やり直す。
【0009】一方、上記ステップ(S4)での試験にて
問題がない場合(すなわち、「Yes」の場合)は、ま
ず、運用中であった主計算機Aをオフライン且つ待機系
であった主計算機Bをオンラインとし(S5)、設備デ
ータ切替機能部103により、主計算機Aのオンライン
用設備データベース104を上記変更したメンテナンス
用設備データベース8の値で一括更新する(S6)。次
いで、主計算機Bをオフライン且つ主計算機Aをオンラ
インにし(S7)、設備データ切替機能部203によ
り、主計算機Bのオンライン用設備データベース204
を変更したメンテナンス用設備データベース8の値で一
括更新する(S8)。以上の手順により設備データベー
スの更新及び切り替えが完了する。もし、ステップS8
の後で、その切替後の主計算機Bをマスタ系として使う
場合には、ステップS9に示すように主計算機Bをオン
ライン化し、主計算機Aをオフライン化する。また、2
重系A、B同時運用やクロックにより定期切替(即ち、
マスタA・スレーブB→マスタB・スレーブA→…)を
行っている場合等種々使用例があるが、図13はそうし
た使用例に応じて変わることは言うまでもない。
【0010】このように、従来の技術になる設備データ
ベース切替え方式を分散型の計算機システムからなる電
力系統監視制御システムに適用した場合において、設備
データベースの切替えは可能であるものの、しかしなが
ら、各計算機で保持している設備データベースの過渡状
態が分からず、そのため、次のような処理に対して、イ
ンターロック(誤入力の抑止)がかからないという問題
点が指摘される。
【0011】(1)試験途中またはオンライン用として
確定している設備データベースをメンテナンス計算機で
変更してしまう。 (2)メンテナンス途中の設備データベースを試験計算
機または主計算機のオンライン用設備データベースへ更
新してしまう。 (3)試験途中の設備データベースを主計算機のオンラ
イン用設備データベースへ更新してしまう。 (4)試験結果が異常である設備データベースを主計算
機のオンライン用設備データベースへ更新してしまう。
【0012】さらに、上記の多重系の計算機システムに
おいては、図13におけるステップS5〜S8(S9)
の間で、その一部の系がオフラインとなり、MTBF
(平均故障間隔)が小さくなる。特に、上記図12に示
した2重系の計算機システムでは、ステップS7で計算
機Bがオフラインになると計算機Aの単独運転となり、
オンライン/オフライン切替え時におけるソフトエラ
ー、ハードエラー、または、切り替わった新しいオンラ
イン設備データに不良があった場合の動作不良等によ
り、全系システムダウンとなる可能性がある。しかしな
がら、上述の従来の技術では、かかる場合におけるフェ
ールセーフのためのソフトが確保されていなかった。
【0013】本発明の目的は、上記の従来技術における
問題点に鑑み、特に、設備データベースのメンテナンス
途中、試験途中、または、試験結果が異常である設備デ
ータベースを誤ってオンライン用設備データベースへ書
き込んで更新したり、あるいは、試験後にオンライン用
として確定した設備データベースを誤って変更したりす
ることがないように、自動インターロック機能を設け、
さらには、主計算機においてオンラインの設備データベ
ースを切り替える時のフェールセーフを確保することの
可能な電力系統監視制御等に適した、分散監視制御シス
テムとそのデータベース切替え方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成べく、
本発明によれば、まず、複数の計算機により構成される
分散監視制御システムであって、それぞれに設備データ
を記憶したオンライン用設備データベースを備えた少な
くとも2台の主計算機と、前記主計算機のオンライン用
設備データベースをメンテナンスするためのメンテナン
ス用設備データベースを備えたメンテナンス計算機と、
オンライン用設備データベースを備えかつ前記メンテナ
ンス計算機により作成されたメンテナンス用設備データ
ベースをそのオンライン用設備データベースに切替えて
その試験を行う試験計算機と、を備えた分散監視制御シ
ステムにおいて、さらに、前記各計算機における前記オ
ンライン用設備データベース及び前記メンテナンス用設
備データベースの状態を保有する設備データ状態テーブ
ルを共通に設け、前記各計算機は、前記共通の設備デー
タ状態テーブル内に保持された前記データベースの状態
により、その切替の可否を判断する分散監視制御システ
ムが提供される。
【0015】また、本発明によれば、前記に記載した分
散監視制御システムにおいて、さらに、前記主計算機
は、当該主計算機におけるエラーを検出する異常検出機
能を備えたものが提供される。
【0016】また、本発明によれば、前記に記載した分
散監視制御システムにおいて、さらに、前記主計算機及
び前記試験計算機は、それぞれ、当該計算機のオンライ
ン用設備データベースを前記メンテナンス用設備データ
ベースへ切り替える設備データベース切替機能部を備え
ている。
【0017】さらに、本発明によれば、前記に記載した
分散監視制御システムにおいて、前記各計算機は、前記
各計算機のオンライン用設備データベースの過渡状態で
の切替を禁止するインターロック機能を有するものであ
る。
【0018】また、本発明によれば、前記に記載した分
散監視制御システムにおいて、前記主計算機は、互いの
オンライン用設備データベースの切替え時における異常
を検出してバックアップするフェールセーフ機能を備え
たものである。
【0019】加えて、本発明によれば、やはり、上記の
目的を達成すべく、それぞれに設備データを記憶したオ
ンライン用設備データベースを備えた少なくとも2台の
主計算機と、前記主計算機のオンライン用設備データベ
ースをメンテナンスするためのメンテナンス用設備デー
タベースを備えたメンテナンス計算機と、オンライン用
設備データベースを備え、かつ、前記メンテナンス計算
機により作成されたメンテナンス用設備データベースを
そのオンライン用設備データベースに更新してその試験
を行う試験計算機とを備えた分散監視制御システムにお
いて、前記主計算機におけるデータベースを切り替える
ためのデータベース切替え方法であって、さらに、共通
に設けた設備データ状態テーブルに前記各計算機におけ
る前記オンライン用設備データベース及び前記メンテナ
ンス用設備データベースの状態を保有すると共に、前記
共通の設備データ状態テーブル内に保持された前記デー
タベースの状態により、前記各計算機における前記オン
ライン用設備データベースの更新の可否を判断する分散
監視制御システムにおけるデータベース切替え方法が提
供される。
【0020】すなわち、本発明によれば、従来の機能に
加えて、各計算機で保持している設備データベースの過
渡状態と設備データベース切替え時の計算機異常状態を
記憶する設備データ状態テーブルを共有記憶装置に設け
ることと、設備データベースの過渡状態によりデータベ
ース更新にインターロックをかける設備データ更新機能
部と設備データ変更機能部と、設備データベース切替え
時に計算機の異常状態を検出し設備データ状態テーブル
に書き込む異常検出機能部を各計算機に設けることで達
成される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら、詳細に説明する。ま
ず、図1は、本発明の一実施の形態になる電力系統監視
制御システムの構成例を示す機能ブロック図である。な
お、同図からも明らかなように、本発明の一実施の形態
になる電力系統監視制御システムは、電力系統における
監視制御をオンラインで実行する二重系の主計算機1、
2(A、B)、設備データベースのメンテナンスのため
の試験計算機3(C)、設備データベースのメンテナン
スを実行するためのメンテナンス計算機4(D)と、さ
らに、共有メモリ10である設備データ状態テーブル5
とから構成されている。
【0022】また、この図における符号101、10
4、201、204、301、304、6、8は、上記
図12におけると同様、それぞれ、主計算機Aのオンラ
イン業務処理機能部とそのオンライン用設備データベー
ス、主計算機Bのオンライン業務処理機能部とそのオン
ライン用設備データベース、試験計算機Cのオンライン
業務処理機能部とそのオンライン用設備データベース、
メンテナンス計算機Dのデータ入力装置とそのメンテナ
ンス用設備データベースである。また、この図における
符号103、203、303、7は、主計算機Aの設備
データベース(DB)切替機能部、主計算機Bの設備デ
ータベース切替機能部、試験計算機Cの設備データベー
ス切替機能部、そして、メンテナンス計算機Dの設備デ
ータベース切替機能部である。そして、上記の設備デー
タ状態テーブル5は、上記複数の計算機に対しての共有
記憶装置10内に設けられており、各計算機(図1の主
計算機AとB)で保持している設備データベースの過渡
状態と、設備データベース切替え時における計算機の異
常状態を記憶する。また、図中の符号102,202
は、主計算機Aの異常検出機能部、主計算機Bの異常検
出機能部である。
【0023】次に、上記共有記憶装置内に設けられた設
備データ状態テーブル5の構成の一例を添付の図2に示
す。この設備データ状態テーブル5は、図からも明らか
なように、図(a)に示すデータベース状態テーブル5
01と、図(b)に示す件名状態テーブル502とから
構成される。なお、データベース状態テーブル501
は、各計算機で保持している設備データベースの「件名
No.」と、主計算機において現在保持している設備デ
ータベースへ切り替えた時に異常が発生したかどうかを
示す「切替状態」(正常か異常かを示す)とを記憶する
が、これらの内容は時間の経過と共に変化する。ここ
で、件名はデータベースの来歴を区別するもので、上記
「件名No.」はその識別子である。そして、この「件
名No.」は整数値(例えば、1〜7)を取り、「切替
状態」には、計算機状態は正常か異常かのフラグ値を取
る。例えば、その運用中にソフトエラーやハードエラー
が発生すれば、その発生した異常によりフラグをオン状
態にする。
【0024】他方、件名状態テーブル502は、設備デ
ータベースの過渡状態を件名No.に対応づけたテーブ
ルである。この過渡状態とは、「運用完了」を“1”、
「運用中」を“2”、「切替中」を“3”、「切替待」
を“4”、「試験中」を“5”、「試験待」を“6”、
「作成中」を“7”、「作成待」を“8”として指定し
た。なお、ここで、これらの過渡状態が、上記図13に
も示したと同様の、一般的な設備データベース切替え方
法における各ステップとの対応において、図3により示
されている。
【0025】ここで、図2(a)のテーブル501は、
主計算機A、Bが運用中(件名No.=2)で切替正
常、計算機C、Dが試験中(件名No.=5)であると
の過度状態を示している。ここで運用中とは、設備デー
タベースに基づいて実際に計算機が動作中(動作可能状
態を含む)を示し、試験中とは、データベースの模擬試
験を行っている状態を示す。図4には、テーブル501
での、初期状態から切替えを行い、最終的に運用状態に
入るまでの時間推移を示す。
【0026】図4では件名状態テーブル502は、固定
化した内容であるが、可変化するやり方もある。過度状
態においては、最大3つの件名(これは一例。最大2
個、最大4個とか種々の事例ある故、一例にすぎな
い。)しか出現しないような場合には、件名No.を
1、2、3とし、その内容を各過度状態に応じて変更せ
しめすようにするやり方である。これを図5に示す。図
5(a)は、図4と同様(若干異なるが、その差異説明
は省略)の時間経過をたどる例であり、件名状態テーブ
ル502の件名No.の内容が時間経過と共に次々に変
わって行く状態を示す。そして、図5(a)のテーブル
501の件名No.が件名状態テーブル502の内容に
応じてその内容が変更されてゆく。このように、図5
(a)、(b)の例では、この設備データ状態テーブル
5におけるデータベース状態テーブル501と件名状態
テーブル502は、上記図1に示した主計算機A、Bに
おける設備データベース切替機能部103、203、試
験計算機3における設備データベース切替機能部30
3、そして、メンテナンス計算機4の設備データ変更機
能部7により参照、更新される。ただし、図2(a)に
関する上記データベース状態テーブル501の切替状態
は、主計算機A、Bにおける異常検出機能部102、2
02によってのみ更新される。
【0027】このように、上記の設備データ状態テーブ
ル5によれば、複数の計算機からなる監視制御システム
における各設備データベースの過渡状態が分かることと
なる。
【0028】続いて、上記にその詳細な構成を説明した
電力系統監視制御システムにおけるデータベース切替え
方法について、添付のフローチャートを利用して説明す
る。まず、電力系統監視制御システムにおけるデータベ
ース切替えは、上記図3に示すように、基本的には、や
はり、上記図13にも示した一般的な設備データベース
切替え方法と同様な方法により実行される。
【0029】すなわち、まず、設備データベースを全て
再作成すると時間がかかり効率が悪いので、オンライン
用設備データベースと同じ値の初期値を持ったメンテナ
ンス用設備データベース8に対して、例えば、キーボー
ドからのキャラクターコード形式の変更指示データをデ
ータ入力装置6より入力し、これを設備データベース変
更機能部7により展開して、メンテナンス用設備データ
ベース8を変更する(S1)。
【0030】次に、試験計算機Cの設備データベース切
替機能部303により、そのオンライン用設備データベ
ース304を、上記で変更したメンテナンス用設備デー
タベース8の値で一括更新し(S2)、この更新された
オンライン用設備データベースを試験計算機Cで模擬試
験する(S3)。この試験計算機Cによる模擬試験によ
り、更新されたオンライン用設備データベースに問題が
ないか否か判断し(S4)、その結果、問題がある場合
は(すなわち、「No」の場合)、再度、上記メンテナ
ンス用設備データベースの変更のステップ(S1)から
やり直す。
【0031】一方、上記ステップ(S4)での試験にて
問題がない場合(すなわち、「Yes」の場合)は、ま
ず、主計算機Aをオフライン、主計算機Bをオンライン
とし(S5)、設備データ切替機能部103により、そ
のオンライン用設備データベース104を上記変更した
メンテナンス用設備データベース8の値で一括更新する
(S6)。さらに、主計算機Bをオフラインにすると同
時に、主計算機Aをオンラインにし(S7)、最後に、
主計算機Bの設備データ切替機能部203により、オン
ライン用設備データベース204を変更したメンテナン
ス用設備データベース8の値で一括更新する(S8)。
2重系の仕組みによっては、主計算機Bをオンラインに
戻し(S9)、処理を終了する。すなわち、以上の手順
により、設備データベースを切り替えることとなる。2
重系の種々の仕組みについては課題の中で述べた通りで
ある。
【0032】そして、本発明では、各計算機で保持して
いる設備データベースの過渡状態を上記備データ状態テ
ーブル5に保持しておき、この設備データベースの過渡
状態を参照、変更しながら、各計算機においてインター
ロック(誤入力の抑止)機能を備えるものである。
【0033】続いて、本発明のデータベース更新におけ
るインターロック機能について、図4に基づき以下図6
〜図9に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0034】まず、上記図1に示したメンテナンス計算
機Dの設備データベース変更機能部7における動作につ
いて、図6のフローチャートを用いて説明する。図6の
前提として計算機A〜Dのすべてが、初期状態(運用
中)にあるものとする(図4)。初期状態のもとで、設
備データベースの更新処理に入ると、メンテナンス計算
機Dは「作成待」の状態となる。このように、メンテナ
ンス計算機Dによって設備データベースを変更できるの
は、メンテナンス計算機Dにおいてインターロック(誤
入力の抑止)機能を達成するため、そのメンテナンス用
設備データベース8が、「作成待」を示す件名No.
「8」の場合に限られている。
【0035】そこで、図6に示すように、このメンテナ
ンス用設備データベース8を変更する場合、まず、設備
データ状態テーブル5のデータベース状態テーブル50
1を参照して、メンテナンス計算機4について保持する
件名No.の件名状態を確認し、さらに、件名状態テー
ブル502を利用して、これが「作成待」(件名状態=
8)の状態であるか否かを判断する(S11)。その結
果、作成待でないと判断された(「No」)場合には、
さらに、最新の件名No.をチェックして、その最新の
件名状態が「運用中(件名状態=2)」であるかを判断
する(S12)。そして、この判定でも、運用中でない
(「No」)場合は、このメンテナンス用設備データベ
ース8は、試験中、または、オンライン用データとして
確定していると判断される。そこで、かかる状態では、
このメンテナンス用設備データベース8を変更しないよ
う、すなわち、インターロックをかけて処理を終了する
(S13)。
【0036】一方、上記のステップ(S12)におい
て、メンテナンス用設備データベース8の最新の件名の
件名状態が「運用中(件名状態=2)」である(「Ye
s」)場合は、メンテナンス用設備データベース8の内
容はすでに主計算機A,Bにてオンライン運用されてお
り、それを初期値として変更することが可能である。そ
こで、この場合には、このメンテナンス用設備データベ
ース8の件名状態として、新たに「作成待」に対応した
件名No.X(具体的には、No.=8「作成待」)を
取り、これにより、設備データ状態テーブル5のデータ
ベース状態テーブル501を更新して、メンテナンス計
算機の「件名No.」をこのX(8=「作成待」)に変
更し(S14)、次のステップ(S15)に進む。
【0037】なお、ここで、上記ステップ(S11)に
おいて、メンテナンス用設備データベース8の、上記設
備データ状態テーブル5のデータベース状態テーブル5
01における「件名No.」の件名状態が「作成待(件
名No=8)」である(「Yes」)場合にも、このメ
ンテナンス用設備データベース8は未完成であり、これ
を変更してよいので、やはり、「作成待」の件名の件名
状態を「作成中(件名No=7)」とし(S15)、さ
らに、変更指示データをデータ入力装置6より入力し、
設備データ変更機能部7により展開して、メンテナンス
用設備データベース8を変更する(S16)。かかる変
更が終了した後、設備データ状態テーブル5を更新し
て、「作成中(件名No=7)」の件名の件名状態を、
件名No.により「試験待(件名No=6)」に変更し
て(S17)、処理を終了する。
【0038】次に、試験モードに動作が移る。かかる試
験モードのフローは図7に示す。図7は、上記図1に示
した試験計算機Cの設備データ切替機能部303の動作
が中心である。試験計算機Cのオンライン用設備データ
ベース304へ更新できる設備データベースは、試験計
算機Cにおけるインターロック(誤入力の抑止)機能を
達成するため、「試験待」の件名状態のもの、すなわ
ち、件名No=6の件名に限られている。
【0039】そこで、この試験を開始する場合には、ま
ず、上記設備データ状態テーブル5を参照して、上記し
たメンテナンス計算機Dが保持する件名の件名状態が
「試験待」であるか否か、具体的には、その件名Noが
「6」であるか否かを判断する(S21)。
【0040】上記の判断の結果、「試験待(件名No=
6)」でない(「No」)と判断された場合には、上記
メンテナンス用設備データベース8は、現時点では変更
中であり、または、オンライン用設備データとして確定
しているので、この状態のメンテナンス用設備データベ
ース8により試験を行わないようにインターロックをか
け(S22)、処理を終了する。
【0041】一方、上記の判断の結果、「試験待(件名
No=6)」である(「Yes」)場合は、上記メンテ
ナンス用設備データベース8をこの試験計算機Cのオン
ライン用設備データベース304へ一括更新し(S2
3)、さらに、設備データ状態テーブル5を更新して試
験計算機Cの件名No.をメンテナンス計算機Dの件名
No.と同じ値、すなわち、「試験待(件名No=
6)」に変更する(S24)。その後、この「試験待
(件名No=6)」の件名の件名状態を「試験中(件名
No=5)」に変更し(S25)、設備データに関する
試験を行う(S26)。その後、この設備データ試験の
結果、問題が有るか否かを、換言すれば、試験結果は正
常か否かを判断する(S27)。その結果、問題が有る
(異常「No」)と判定されれば、設備データ状態テー
ブル5のデータベース状態テーブル501中のメンテナ
ンス計算機Dの内容を更新し、当該「試験中(件名No
=5)」の件名の件名状態を「作成待(件名No=
8)」に変更し、これにより、このデータベースを、上
記メンテナンス計算機Dにより変更が可能な件名にする
(S28)。他方、問題が無い(正常「Yes」)と判
断された場合は、上記設備データ状態テーブル5のデー
タベース状態テーブル501を更新して、「試験中」の
件名状態(件名No.=5)を「切替待」の件名状態
(件名No.=4)とし、もって、上記メンテナンス用
設備データベースをオンライン用データとして確定する
(S29)。
【0042】次に、主計算機AのDB切替に移る。それ
が図8であり、主計算機Aの設備データ切替機能部10
3を中心とするフローチャートであって、主計算機を
A、Bの順にオンライン用設備データベースを切り替え
る例を示す。
【0043】まず、ここでも、主計算機Aにおけるイン
ターロック(誤入力の抑止)機能を達成するため、主計
算機Aのオンライン用設備データベース104へ更新で
きる設備データベースは、上記設備データ状態テーブル
5のデータベース状態テーブル501におけるその件名
状態が「切替待(件名No.=4)」のものに限られ
る。
【0044】そこで、主計算機Aのオンライン用設備デ
ータベースを切り替える場合、まず、設備データ状態テ
ーブル5を参照して、上記メンテナンス計算機Dが保持
する件名の件名状態が「切替待」(件名No.=4)で
あるか否かを判断する(S101)。その結果、「切替
待(件名No.=4)」でない(「No」)場合は、そ
のメンテナンス用設備データベースはオンライン用デー
タとして確定していないので、切替えを行わないように
インターロックをかけ(S102)、処理を終了する。
【0045】一方、「切替待(件名No.=4)」であ
る場合には、上記設備データ状態テーブル5のデータベ
ース状態テーブル501を更新して、「切替待(件名N
o.=4)」の件名状態を「切替中(件名No.=
3)」と変更し(S103)、主計算機Aをオフライン
にする(S104)。その後、さらに、上記メンテナン
ス用設備データベース8を主計算機Aのオンライン用設
備データベース104へ一括更新し(S105)、上記
設備データ状態テーブル5を更新して、主計算機Aの状
態を示す件名No.をメンテナンス計算機の件名No.
(すなわち、「切替中(件名No.=3)」)と同じ値
にする(S106)。続いて、主計算機Bをオフライン
にすると同時に主計算機Aをオンラインにし(S10
7)、処理を終了する。
【0046】次に、主計算機Bの設備データベース切替
機能部203の動作に入る。そのフローチャートを図9
に示す。なお、ここでも、主計算機Bにおけるインター
ロック(誤入力の抑止)機能を達成するため、主計算機
Bのオンライン用設備データベース104へ更新できる
設備データベースは、上記設備データ状態テーブル5の
データベース状態テーブル501におけるその件名状態
が「切替中(件名No.=3)」のものに限られてい
る。
【0047】そこで、主計算機Bのオンライン用設備デ
ータベースを切り替える場合、まず、計算機状態テーブ
ル5を参照して、メンテナンス用計算機4が保持するデ
ータベースの件名の件名状態が「切替中(件名No.=
3)」であるか否かを判断する(S201)。そして、
「切替中(件名No.=3)」でない(「No」)場合
は、未だ主計算機Aの設備データベース104は更新さ
れていないので、データベースの切替えを行わないよう
にインターロックをかけ(S208)、その後、処理を
終了する。
【0048】一方、「切替中(件名No.=3)」であ
る場合には、設備データ状態テーブル5を参照して、上
記主計算機Aの「切替状態」(上記図2(a))が正常
であるか否かを判断する(S202)。その結果、この
「切替状態が」「異常(=オン)」である(「No」)
場合には、主計算機Bのオンライン用設備データベース
204は切替えずに、現状のまま保持して処理を終了す
る。これに対して、「切替状態」が「正常(=オフ)」
である(「Yes」)場合には、メンテナンス用設備デ
ータベース8を主計算機Bのオンライン用設備データベ
ース204へ一括更新し(S203)、設備データ状態
テーブル5を更新して、主計算機Bの件名No.を上記
メンテナンス計算機4の件名No.と同じ値(この場
合、「切替中(件名No.=3)」)にして(S20
4)、主計算機Bをオンラインにする(S205)。最
後に、設備データ状態テーブル5を更新して「運用中
(件名No.=2)」の件名状態を「運用完了(件名N
o.=1)」に変更し(S206)、さらに、「切替
中」の件名状態を「運用中(件名No.=2)」に変更
する(S207)。
【0049】このように、本発明になる電力系統監視制
御システムでのデータベース更新におけるインターロッ
ク機能によると、システムを構成する複数の各計算機で
保持している設備データベースの過渡状態を監視するこ
とにより、そのデータベース更新の可否を自動判断する
ことが可能になり、これにより、ユーザの誤操作に対し
てインターロックをかけることが可能になる。
【0050】最後に、本発明の他の目的である、設備デ
ータベース切替え時において、その一方が異常でも他方
を停止させること無く、その機能を停止させない、いわ
ゆる、フェールセーフソフトについて、以下図10及び
図11のフローチャートを用いて詳細に説明する。ま
ず、主計算機Bの異常検出機能部202の動作を、図1
0のフローチャートを用いて説明する。
【0051】なお、この主計算機Bでは、最初に切り替
える計算機Aの異常状態を監視する。まず、他方の主計
算機Aにおいて、ソフトエラー、ハードエラー等の異常
がないか否かを判断する(S301)。そして、異常が
ある(「No」)場合には,直ちに、主計算機Aをオフ
ラインにすると同時に、主計算機Bをオンラインにする
(S302)。続いて、上記の設備データ状態テーブル
5のデータベース状態テーブル501を更新して計算機
Aの「切替状態」を「異常」とし(S303)(具体的
には、「切替状態」を「オン」する)、処理を終了す
る。
【0052】この時、この主計算機Bは、上記図8に示
したフローのステップS203で示した判断(「N
o」)により、切替え前の正常な設備データベースを保
持し、この切替え前の正常な設備データベースを用いて
オンライン運用することにより、フェールセーフを確保
する。
【0053】さらに、主計算機Aの異常検出機能部10
2の動作を、図11のフローチャートを用いて説明す
る。ここでは、主計算機Aでは、後に切り替える計算機
Bの異常状態を監視する。すなわち、主計算機Bにおい
てソフトエラー、ハードエラーの異常がないかを判断し
(S401)、異常がある(「No」)場合は、直ちに
主計算機Bをオフラインにする(S402)。この時、
上記主計算機Aは、切り替えられた設備データベースで
すでにオンライン運用を開始しているので、フェールセ
ーフは確保されている。続いて、設備データ状態テーブ
ル5を更新して、計算機Bの切替状態を「異常」として
(S403)、処理を終了する。
【0054】このように、本発明になる電力系統監視制
御システムでのデータベース更新におけるフェールセー
フソフト機能によれば、さらに、オンライン用設備デー
タベース切替え時にシステムを構成する複数の計算機の
異常状態を相互に監視することにより、先に設備データ
ベースを切り替えた計算機にて異常が発生した場合に
も、未だ切り替えていない計算機により異常状態を自動
検出し、もって、オンライン業務をバックアップするこ
とによりフェールセーフ機能を確保できる。
【0055】主計算機A、Bを二重系としたが、それぞ
れ独立に動作する主計算機並列接続方式の例にも適用で
きる。また主計算機は3台以上の例もある。この場合、
共通の設備データベースもあるが別々の設備データベー
スの例もある。
【0056】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明によれば、過渡状態にある設備データベース
を誤って変更したり、オンライン用設備データベースへ
更新したりするユーザの誤操作に対してインターロック
をかけることが可能であり、さらに、主計算機にてオン
ライン用設備データベースを切り替える時のフェールセ
ーフを確保することができることから、切り替わった新
しいオンライン設備データに不良があった場合でも、全
系システムダウンとなることのない分散監視制御システ
ムと、そのデータベース切替え方法を提供することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になる分散型の電力系統
監視制御システムの全体構成を説明する機能ブロック図
である。
【図2】上記本発明の電力系統監視制御システムにおけ
る設備データ状態テーブルの構成例を示す図である。
【図3】上記本発明の電力系統監視制御システムにおけ
る設備データベース切替え方法の原理的動作を説明する
ためのフローチャート図である。
【図4】上記設備データベース切替え方法における設備
データ状態テーブルの推移を示す図である。
【図5】他の設備データ状態テーブルの推移を示す図で
ある。
【図6】上記電力系統監視制御システムのメンテナンス
計算機の設備データ変更機能を説明するフローチャート
図である。
【図7】上記電力系統監視制御システムの試験計算機の
設備データ切替機能を説明するフローチャート図であ
る。
【図8】上記電力系統監視制御システムの主計算機Aの
設備データ切替機能を説明するフローチャート図であ
る。
【図9】上記電力系統監視制御システムの他の主計算機
Bの設備データ切替機能を説明するフローチャート図で
ある。
【図10】本発明の他の特徴である主計算機Aによる主
計算機Bの異常検出機能を説明するフローチャート図で
ある。
【図11】やはり、主計算機Bによる主計算機Aの異常
検出機能を説明するフローチャート図である。
【図12】従来方式による設備データベース切替え方式
を実現するための構成例を示した図である。
【図13】従来方式による設備データベース切替え方法
を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
A、B 主計算機 C 試験計算機 D メンテナンス計算機 101、201、301 オンライン業務処理機能部 102、202 異常検出機能部 103、203、303 設備データベース切替機能部 104、204、304 オンライン用設備データベー
ス 5 設備データ状態テーブル 6 データ入力装置 7 設備データベース変更機能部 8 メンテナンス用設備データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−252550(JP,A) 特開 平5−204737(JP,A) 特開 平3−100840(JP,A) 特開 平2−65497(JP,A) 特開 平2−84031(JP,A) 特開 平6−296325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/16 - 11/20 G06F 12/00 H02J 3/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計算機により構成される分散監視
    制御システムであって、それぞれに設備データを記憶し
    たオンライン用設備データベースを備えた少なくとも2
    台の主計算機と、前記主計算機のオンライン用設備デー
    タベースをメンテナンスするためのメンテナンス用設備
    データベースを備えたメンテナンス計算機と、オンライ
    ン用設備データベースを備えかつ前記メンテナンス計算
    機により作成されたメンテナンス用設備データベースを
    そのオンライン用設備データベースに切替えてその模擬
    試験を行う試験計算機と、を備えた分散監視制御システ
    ムにおいて、さらに、前記各計算機における前記オンラ
    イン用設備データベース及び前記メンテナンス用設備デ
    ータベースの状態を保有する設備データ状態テーブルを
    共通に設け、前記各計算機は、前記共通の設備データ状
    態テーブル内に保持された前記データベースの状態によ
    り、その切替の可否を判断することを特徴とする分散監
    視制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した分散監視制御システ
    ムにおいて、さらに、前記2台の主計算機は、互いに自
    己でない他方の主計算機におけるエラーを検出する異常
    検出機能を備えていることを特徴とする分散監視制御シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した分散監視制御システ
    ムにおいて、さらに、前記主計算機及び前記試験計算機
    は、それぞれ、当該計算機のオンライン用設備データベ
    ースを前記メンテナンス用設備データベースへ切り替え
    る設備データベース切替機能部を備えていることを特徴
    とする分散監視制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した分散監視制御システ
    ムにおいて、前記各計算機は、前記各計算機のオンライ
    ン用設備データベースの過渡状態での切替を禁止するイ
    ンターロック機能を有することを特徴とする分散監視制
    御システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載した分散監視制御システ
    ムにおいて、前記主計算機は、互いのオンライン用設備
    データベースの切替え時における異常を検出してバック
    アップするフェールセーフ機能を備えていることを特徴
    とする分散監視制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つの分散監視
    制御システムにおいて、分散監視制御対象は、電力系統
    とする分散監視制御システム。
  7. 【請求項7】 それぞれに設備データを記憶したオンラ
    イン用設備データベースを備えた少なくとも2台の主計
    算機と、前記主計算機のオンライン用設備データベース
    をメンテナンスするためのメンテナンス用設備データベ
    ースを備えたメンテナンス計算機と、オンライン用設備
    データベースを備えかつ、前記メンテナンス計算機によ
    り作成されたメンテナンス用設備データベースをそのオ
    ンライン用設備データベースに更新してその試験を行う
    試験計算機と、を備えた分散監視制御システムにおい
    て、前記主計算機におけるデータベースを切り替えるた
    めのデータベース切替え方法であって、さらに、共通に
    設けた設備データ状態テーブルに前記各計算機における
    前記オンライン用設備データベース及び前記メンテナン
    ス用設備データベースの状態を保有すると共に、前記共
    通の設備データ状態テーブル内に保持された前記データ
    ベースの状態により、前記各計算機における前記オンラ
    イン用設備データベースの更新の可否を判断することを
    特徴とする分散監視制御システムにおけるデータベース
    切替え方法。
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