JP3374002B2 - 復号装置および復号方法 - Google Patents

復号装置および復号方法

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JP3374002B2 JP11330496A JP11330496A JP3374002B2 JP 3374002 B2 JP3374002 B2 JP 3374002B2 JP 11330496 A JP11330496 A JP 11330496A JP 11330496 A JP11330496 A JP 11330496A JP 3374002 B2 JP3374002 B2 JP 3374002B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像データ
をブロック符号化により圧縮して格納する画像データ格
納部を有するデジタル複写装置の復号装置および復号方
法に関し、ことに、色のない画像部分では色に関する符
号を削減することにより、圧縮の効率を向上した符号化
を実行するうデジタル複写装置における復号装置および
復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像データをデジタル信号として
扱う複写機のブロック図を図1に示した。図1において
スキャナ101で画像データを読み取り、A/D変換部
102でデジタル信号に変換し、画像処理部103でガ
ンマ変換、画質補正などの画像処理を行い、画像出力部
104で画像データを用紙上に画素ごとに印字を行い、
画像を出力する。
【0003】デジタル信号として画像を扱う複写機で
は、メモリに画像を蓄えておくことが可能になる。画像
データをメモリに蓄えることが出来れば、1度取り込ん
だ画像を何度も利用したり、また入出力のアドレスを変
え、画像の回転などの加工編集を行うことができる。さ
らにメモリからハードディスク等の二次記憶部に符号化
した画像データをためることにより、多くの画像データ
を蓄え、それらの画像データを仕分けして出力すること
も可能である。
【0004】ただし、画像の情報量は多く、そのままメ
モリに蓄えると多くのメモリ容量が必要になり、メモリ
の単価は高いことから、全体のコストが割高になってし
まうし、ハードディスクも大容量のものを使わなければ
ならない。よって画像データを圧縮して、メモリやハー
ドディスクに蓄えられれば、記憶容量が少なくてすみ、
コストが抑えられる。
【0005】画像データ圧縮方式であるブロック符号化
方式は、図2に示すように画像をブロックごとに分解し
てブロック内の各画素の1バイトの濃度値 Lijを図3に
示すアルゴリズムで平均値 la (1バイト)、階調幅指
標 Ld (1バイト)、画素ごとの符号φij(2ビッド×
16)にデータ量の圧縮を行なうものである。
【0006】この符号化方式により、図4に示すように
画素1バイトの4×4画素ブロックのデータ量16バイ
トが6バイトになり、3/8のデータ量に圧縮が行え
る。図3の Qj は、復号時の量子化代表値で図5に示す
ように各符号が復号時に割り当てられる濃度値である。
【0007】ところで、カラー画像を同様の方式で符号
化するには、RGB各信号を各々1枚の画像データとし
て上記の方法で処理を行なう。カラー画像を扱う複写機
がメモリに画像を圧縮して蓄え、さらにその符号データ
をハードディスクに蓄える機能を持つ場合のブロック図
を図6に示す。通常の画像出力の場合は、まずスキャナ
601で、RGBのラインセンサーで画像データを画素
ごとのRGB信号を読み込み、A/D変換部602で各
々の信号を8ビットのデジタル信号に変換し、画像処理
部603でガンマ変換などの画像処理を行う。その後、
信号切り替え部606の切り替えをBに接続して、画像
出力部607にデータを送り、画像出力部607ではこ
れらのデータを受けてカラー画像を出力する。
【0008】次に画像、データを圧縮して格納し、復号
して画像を出力する場合について説明する。スキャナ6
01、A/D変換部602、画像処理部603は以上に
のべた通常出力の場合で一時符号格納部605以降を用
いていないときと変わらない。画像処理部603からの
RGB各々のデータの濃度値は、前記のブロック符号化
方式によって符号化され、一時符号格納部605には1
ページ分の画像の符号データを格納される。1ページ分
のデータが格納された後、一時符号格納部605から符
号データは、ハードディスク604に転送される。
【0009】同様にして数枚の原稿がハードディスクに
転送されて、所望の原稿枚数の符号データがハードディ
スクに転送された後、ハートディスク604から符号デ
ータを読み出し、画像データの出力をする。まず、ハー
ドディスク604に格納されている先頭の画像の符号デ
ータを一時符号格納部605に格納した後、復号し、さ
らに、信号切り替え部606の切り替えをAに接続し
て、画像出力部607にデータを送り、画像出力部60
7ではこれらのデータを受けてカラー画像を出力する。
ハードディスク604から画像の符号データを格納され
た順番に読み出し、上記動作を繰り返し、最後に格納さ
れた画像の符号データを復号して出力することにより、
1部のコピーが出力でき、同様に数部のコピーを出力す
ることができる。
【0010】ところで、カラー画像データはモノクロの
画像データに比べ、符号データが1枚の画像データにつ
き、RGB3枚分で3倍になり、大容量のハードディス
クが必要になると言う問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
方式では、カラー画像データを処理する場合には符号デ
ータ量が増え、記憶容量も大容量になるという問題があ
った。ことにカラー画像とモノクロ画像が混在している
場合は、モノクロ画像部分をカラー画像部分と同一に処
理していたので、本来不必要な記憶容量を使用してしま
うという問題があった。
【0012】本発明では、ブロック毎にカラー画像を符
号化する符号化方式を用いた画像格納方式においてブロ
ック内の画像データがカラー情報がほとんどないモノク
ロ画像であると判定された場合は、カラーの符号情報を
破棄し、より符号量を少なくし、符号を記憶する記憶媒
体に多くの画像の符号データを記憶できるようにした符
号方式に対応する復号方式を提供することを課題とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の復号装
置は、カラーのRGB多階調画像データをRGB毎に所
定数のブロックに分解してブロックデータを生成し、こ
のブロック毎のRGBの濃度データを画素毎の符号と平
均データと階調幅指標からなる圧縮データに符号化し、
ブロックデータがカラー情報を含まないモノクロブロッ
クであるか否かは、G信号の平均データとR信号の平均
データの差分の絶対値並びにG信号の平均データとB信
号の平均データの差分の絶対値をそれぞれ求めてこれら
の絶対値がそれぞれ一定閾値に満たないときにモノクロ
ブロックであると判定し、モノクロブロックと判定され
たブロックについては、G信号に対する符号をそのブロ
ックの符号とし、それ以外の場合は、RGB信号に対す
る符号をそのブロックの符号とし、モノクロブロックと
判定されたブロックでは階調幅指標の最下位ビットには
1を挿入し、それ以外のブロックでは階調幅指標の最下
位ビットに0を挿入して識別できるように構成した符号
データを復号する復号装置であって、前記符号データの
階調幅指標の最下位ビットを識別して、モノクロブロッ
クと判定された符号か否かを識別する符号識別手段と、
前記符号識別手段でモノクロブロックと識別されたとき
は、その符号をR信号、G信号、B信号各々の符号と
し、それ以外のときは、その符号の処理される順番でR
信号、G信号、B信号のいずれかの特定の符号として符
号を展開する符号展開手段と、前記符号展開手段で展開
された画素毎の符号と平均データと階調幅指標を読み込
み、これら平均データと階調幅指標から計算される量子
化代表値を前記画素毎の符号に割り当て符号データをR
GBの濃度データに復号する復号手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0014】
【0015】請求項2に記載の復号方法は、カラーのR
GB多階調画像データをRGB毎に所定数のブロックに
分解してブロックデータを生成し、このブロック毎のR
GBの濃度データを画素毎の符号と平均データと階調幅
指標からなる圧縮データに符号化し、ブロックデータが
カラー情報を含まないモノクロブロックであるか否か
は、G信号の平均データとR信号の平均データの差分の
絶対値並びにG信号の平均データとB信号の平均データ
の差分の絶対値をそれぞれ求めてこれらの絶対値がそれ
ぞれ一定閾値に満たないときにモノクロブロックである
と判定し、モノクロブロックと判定されたブロックにつ
いては、G信号に対する符号をそのブロックの符号と
し、それ以外の場合は、RGB信号に対する符号をその
ブロックの符号とし、モノクロブロックと判定されたブ
ロックでは階調幅指標の最下位ビットには1を挿入し、
それ以外のブロックでは階調幅指標の最下位ビットに0
を挿入して識別できるように構成した符号データを復号
する復号方法であって、前記符号データの階調幅指標の
最下位ビットを符号識別手段で識別して、モノクロブロ
ックと判定された符号か否かを識別し、前記符号識別手
段でモノクロブロックと識別されたときは、その符号を
R信号、G信号、B信号各々の符号とし、それ以外のと
きには、符号展開手段でその符号の処理される順番でR
信号、G信号、B信号のいずれかの特定の符号として展
開し、前記符号展開手段で展開された画素毎の符号と平
均データと階調幅指標を読み込み、これら平均データと
階調幅指標から計算される量子化代表値を復号手段で前
記画素毎の符号に割り当て符号データをRGBの濃度デ
ータに復号することを特徴とする。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる復号装置お
よび復号方法を添付図面を参照にして詳細に説明する。
まず、本発明の請求項1および請求項3に述べる方法に
ついて説明する。本発明は復号方法に関するものである
が、説明の都合上、復号する元となる符号データを生成
する符号化方法について最初に言及する。この符号化方
式の実施形態にでは、図6に示したブロック図の構成と
ほぼ同じ構成が取られるが、この方式においては、一時
符号格納部605から、ハードディスク604に符号デ
ータを格納する部分に特徴がある。したがって、その部
分について詳しく説明する。
【0018】符号データをメモリに蓄えるため、一時符
号格納部605ではRGB各信号に対して各々同様の処
理を行なう。図7に示すように各信号(図ではR信号)
の濃度値は4ラインFIFO(701)に1度4ライン
分のデータが格納されてから、4×4画素ブロックごと
に符号化部702で符号化され、La、Ld、φijのデ
ータがメモリ703に格納される。
【0019】このようにしてRGB画像信号の符号デー
タが格納された符号メモリを各々R符号メモリ801、
G符号メモリ802、B符号メモリ803とすると、図
8に示すように、これらのメモリから符号データを符号
簡略部804へ出力し、符号簡略部804では、これら
の符号データを比較して、画像のブロック領域がカラー
情報が含まれるかどうか判定し、符号の削減を行ない、
ハードディスクに符号データを蓄える。
【0020】符号簡略部804の詳しい動作を図9のフ
ローチャートを用いて説明する。ここでRGB各信号の
対応する位置のブロックの符号データをR信号、G信
号、B信号順に BKC(R):La(R)、Ld(R)、φij(R) BKC(G):La(G)、Ld(G)、φij(G) BKC(B):La(B)、Ld(B)、φij(B) と表す。
【0021】さらに、La(G)とLa(R)の差分の
絶対値を求め、その値を△La1とし(ステップ90
1)、またLa(G)とLa(B)の差分の絶対値を求
め、その値を△La2とする(ステップ902)。各L
aの値はブロック内の信号の濃度の平均値を表し、RG
B信号の各Laの値の差が少なければ、そのブロックの
領域は、カラー情報を含まない領域であると考えられ
る。
【0022】そのため△La1と△La2の値を一定の
しきい値T1、T2と比較して(ステップ903)、△
La1<T1かつ△La2<T2なら、もっともモノク
ロの濃度データを含むG信号の符号データBKC(G)
のみをハードディスクに格納する(ステップ905)。
それ以外の場合は、BKC(R)、BKC(G)、BK
C(B)がハードディスクに格納される(ステップ90
6)。このようにして符号データは、簡略化される。
【0023】簡略化されたデータは、各ブロック毎に図
10に示すようにカラー情報を含むと判定されブロック
では、RGBに対応した符号が、カラー情報を含まない
と判定されたブロックでは、Gのみの符号になり、ハー
ドディスクに記憶される。ところで、このようにしてハ
ードディスクに符号を格納すると簡略化されたブロック
の符号とそうでないブロックの符号が区別がつかなくな
るので、図11に示すようにLdの最下位ビットを識別
用のフラグとする。簡略化されたブロックの符号(図1
0では、*で示す)では、この識別用のフラグを1に
し、それ以外のブロックの符号では、0とする。このL
dの最下位ビットを識別用のフラグに利用しても復号時
の画質への影響はほとんどない。
【0024】このように生成された符号を復号する本発
明の実施形態を次に示す。図12に示すように、復号す
る場合には、ハードディスク1205から符号データを
読み出し、符号展開部1204)で元のBKC(R)、
BKC(G)、BKC(B)に展開し、各々の符号メモ
リ1201、1202、1203に書き込む。
【0025】本発明では、この符号展開部1204の処
理に特徴があるので、この処理を図13のフローチャー
トで詳しく説明する。まず、符号展開部は、ハードディ
スクから、符号データを6バイト単位で読み出す(ステ
ップ1301)。この時、まだ符号が簡略化されている
ものか、そうでないのかがわからないので、この符号を BKC(?):La(?)、Ld(?)、φij(?) と表す。
【0026】この時、符号の簡略の識別用のフラグであ
るLd(?)のLSBが1かどうかを判断し(ステップ
1302)、1でないならば、続けてR、G、Bの符号
の振り分けを判定するのに符号展開部で記憶されている
値i(初期値i=0)を参照して、i=0なら(ステッ
プ1303)、BKC(?)をR符号メモリに格納し
(ステップ1304)、i=i+1とする(ステップ1
305)。また、i=1なら(ステップ1306)、B
KC(?)をG符号メモリに格納し(ステップ130
7)、i=i+1とする(ステップ1308)。それ以
外ときは、BKC(?)をB符号メモリ格納し(ステッ
プ1309)、i=0とする(ステップ1310)。L
d(?)のLSBが1の時は(ステップ1302)、B
KC(?)をR、G、B各々の符号メネーモリに格納し
(ステップ1311)、i=0とする(ステップ131
2)。
【0027】この動作を1ページ分の符号が各符号メモ
リにたまるまで繰り返す。符号メモリに1ページ分のデ
ータがたまったら、図14に示すように各符号メモリ1
401(図ではR符号メモリ)から符号データを復号部
1402に読み出し、ここで通常の図3に示す符号割り
当てにより、復号処理が行われ、4ラインFIFO14
03に画像データを蓄え、主走査4ライン単位に画像デ
ータが並べられる。
【0028】ここまでの処理は、図6の一時符号格納部
605で行われ、1ライン毎にカラー信号が画像出力部
606に送られる。これにより、カラー画像の出力が得
られる。
【0029】このように本発明によれば、カラー画像デ
ータの符号をさらに簡略化して情報量を少なくした符号
を復号し、カラー画像データを得ることが可能になる。
【0030】上述の請求項1及び請求項3の発明の符号
簡略化の方法では、RGB信号でカラー情報の有無を調
べたが、RGB信号をYCrCb信号に変換することに
より、RGB−>YCrCBに変換する演算回路が必要
になるが、より精度が高くカラー情報の有無を調べるこ
とができる。
【0031】本発明は復号方法に関するものであるが、
説明の都合上、復号する元となる符号データを生成する
符号化方法について最初に言及する。画像処理部でRG
B信号を図15に示すように演算してYCrCb信号に
変換する。このYCrCb信号では、Y信号は、画像の
濃度の濃さを表し、Cr、Cb信号は、色情報の含まれ
る割合を示す。
【0032】求められたYCrCb信号に対しては、前
記のRGB信号の符号化を行なった図7と同様な処理が
なされ、Y符号メモリ1601、Cr符号メモリ160
2、Cb符号メモリ1603に格納される。図16に示
すようにこれらのメモリから符号データを符号簡略部1
604へ出力し、符号簡略部1604では、これらの符
号データを比較して、画像のブロック領域がカラー情報
が含まれるかどうか判定し、符号の削減を行ない、ハー
ドディスク1605に符号データを蓄える。
【0033】符号簡略部1604の詳しい動作を図17
のフローチャートを用いて説明する。ここでYCrCb
各信号の対応する位置のブロックの符号データをY信
号、Cr信号、Cb信号順に BKC(Y):La(Y)、Ld(Y)、φij(Y) BKC(Cr):La(Cr)、Ld(Cr)、φij(Cr) BKC(Cb):La(Cb)、Ld(Cb)、φij(Cb) と表す。
【0034】前記のようにCr、Cb信号は、色情報を
表すことから、符号簡略部では、La(Cr)の絶対値
とLa(Cb)の絶対値を求め、各々求めた値と一定の
しきい値S1、S2を比較し(ステップ1701)、|
La(Cr)|<S1かつ|La(Cb)|<S2なら
そのブロックの領域は、カラー情報を含まない領域であ
ると考えられるのでBKC(Y)のみがハードディスク
に格納され(ステップ1703)、それ以外の場合は、
BKC(Y)、BKC(Cr)、BKC(Cb)がハー
ドディスクに格納される(ステップ1702)。
【0035】先に述べたRGB信号のときと同様に簡略
化されたブロックの符号とそうでないブロックの符号の
区別は、図11に示すようにLdの最下位ビットを識別
用のフラグとする。簡略化されたブロックの符号はこの
識別用のフラグを1にし、それ以外のブロックの符号で
は0とする。このLd最下位ビットを識別用のフラグに
利用しても復号時の画質への影響はほとんどない。
【0036】このように生成された符号を本発明によ
り、復号する実施例を次に示す。図18に示すように復
号するときは、ハードディスク1805から符号データ
を読みだし、符号展開部1804で元のBKC(Y)、
BKC(Cr)、BKC(Cb)に展開し、各々の符号
メモリ1801、1802、1803に書き込む。本発
明では、この符号展開部1804の処理に特徴があるの
で図20のフローチャートで詳しく説明する。
【0037】まず、符号展開部は、ハードディスクか
ら、符号データを6バイト単位で読み出す(ステップ2
001)。この時、まだ符号が簡略化されているもの
か、そうでないのかがわからないので、この符号を BKC(?):La(?)、Ld(?)、φij(?) と表す。
【0038】この時、符号の簡略の識別用のフラグであ
るLd(?)のLSBが1でないならば(ステップ20
02)、続いてY、Cr、Cbの符号の振り分けを判定
するのに符号展開部で記憶されている値i(初期値i=
0)を参照して、i=0なら(ステップ2003)、B
KC(?)をY符号メモリに格納し(ステップ200
4)、i=i+1とする(ステップ2005)。また、
i=1なら(ステップ2006)、BKC(?)をCr
符号メモリに格納し(ステップ2007)、i=i+1
とする(ステップ2008)。それ以外のときは、BK
C(?)をCb符号メモリに格納し(ステップ200
9)、i=0とする(ステップ2010)。
【0039】Ld(?)のLSBが1の時は(打て20
02)、BKC(?)をY符号メモリに格納し、Cr、
Cb符号メモリにはそれぞれ6バイト分0のデータを書
き込み(ステップ2011)、i=0とする(ステップ
2012)。
【0040】この動作を1ページ分の符号が各符号メモ
リにたまるまで繰り返す。符号メモリに1ページ分のデ
ータがたまったら、Y、Cr、Cb各信号について図1
4と同様に復号処理を行ない、主走査4ライン単位にデ
ータが並べられる。これらY、Cr、Cb各信号は、図
19に示す逆変換が行なわれ、RGB信号に変換され
る。ここまでの処理が図6の一時符号格納部605で行
われ、1ライン毎にカラー信号が画像出力部606に送
られることにより、カラー画像の出力が得られる。
【0041】このように本発明によれば、カラー画像デ
ータの符号をさらに簡略化して情報量を少なくした符号
を復号し、カラー画像データを得ることが可能になる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の発明は、カラーのRGB多階調画像データをRGB毎
に所定数のブロックに分解してブロックデータを生成
し、このブロック毎のRGBの濃度データを画素毎の符
号と平均データと階調幅指標からなる圧縮データに符号
化し、ブロックデータがカラー情報を含まないモノクロ
ブロックであるか否かは、G信号の平均データとR信号
の平均データの差分の絶対値並びにG信号の平均データ
とB信号の平均データの差分の絶対値をそれぞれ求めて
これらの絶対値がそれぞれ一定閾値に満たないときにモ
ノクロブロックであると判定し、モノクロブロックと判
定されたブロックについては、G信号に対する符号をそ
のブロックの符号とし、それ以外の場合は、RGB信号
に対する符号をそのブロックの符号とし、モノクロブロ
ックと判定されたブロックでは階調幅指標の最下位ビッ
トには1を挿入し、それ以外のブロックでは階調幅指標
の最下位ビットに0を挿入して識別できるように構成し
た符号データを復号する復号装置であって、前記符号デ
ータの階調幅指標の最下位ビットを識別して、モノクロ
ブロックと判定された符号か否かを識別する符号識別手
段と、前記符号識別手段でモノクロブロックと識別され
たときは、その符号をR信号、G信号、B信号各々の符
号とし、それ以外のときは、その符号の処理される順番
でR信号、G信号、B信号のいずれかの特定の符号とし
て符号を展開する符号展開手段と、前記符号展開手段で
展開された画素毎の符号と平均データと階調幅指標を読
み込み、これら平均データと階調幅指標から計算される
量子化代表値を前記画素毎の符号に割り当て符号データ
をRGBの濃度データに復号する復号手段と、を設け
た。これにより、RGBの符号データをより少ない符号
量にする前記符号化方式の符号データの復号が可能にな
る。
【0043】
【0044】また、請求項2記載の発明は、カラーのR
GB多階調画像データをRGB毎に所定数のブロックに
分解してブロックデータを生成し、このブロック毎のR
GBの濃度データを画素毎の符号と平均データと階調幅
指標からなる圧縮データに符号化し、ブロックデータが
カラー情報を含まないモノクロブロックであるか否か
は、G信号の平均データとR信号の平均データの差分の
絶対値並びにG信号の平均データとB信号の平均データ
の差分の絶対値をそれぞれ求めてこれらの絶対値がそれ
ぞれ一定閾値に満たないときにモノクロブロックである
と判定し、モノクロブロックと判定されたブロックにつ
いては、G信号に対する符号をそのブロックの符号と
し、それ以外の場合は、RGB信号に対する符号をその
ブロックの符号とし、モノクロブロックと判定されたブ
ロックでは階調幅指標の最下位ビットには1を挿入し、
それ以外のブロックでは階調幅指標の最下位ビットに0
を挿入して識別できるように構成した符号データを復号
する復号方法であって、前記符号データの階調幅指標の
最下位ビットを符号識別手段で識別して、モノクロブロ
ックと判定された符号か否かを識別し、前記符号識別手
段でモノクロブロックと識別されたときは、その符号を
R信号、G信号、B信号各々の符号とし、それ以外のと
きには、符号展開手段でその符号の処理される順番でR
信号、G信号、B信号のいずれかの特定の符号として展
開し、前記符号展開手段で展開された画素毎の符号と平
均データと階調幅指標を読み込み、これら平均データと
階調幅指標から計算される量子化代表値を復号手段で前
記画素毎の符号に割り当て符号データをRGBの濃度デ
ータに復号するようにした。これにより、RGBの符号
データをより少ない符号量にする前記符号化方式の符号
データの復号が可能になる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】画像データをデジタル信号として取り扱う複写
機のブロック図。
【図2】画像データ圧縮方式であるブロック符号化方式
の説明図。
【図3】ブロック符号化方式でのデータ圧縮のアルゴリ
ズムを示す説明図。
【図4】ブロック符号化方式でのデータ圧縮量を示す説
明図。
【図5】復号時に各符号に割り当てられる濃度値を表す
式を示す説明図。
【図6】メモリに画像を圧縮して蓄た後、ハードディス
クに転送する機能を有する複写機のブロック図。
【図7】本発明の第1の実施例での符号メモリに符号デ
ータを格納する機能のブロック図。
【図8】本発明の第1の実施例でのハードディスクに符
号データを格納する符号簡略化機能のブロック図。
【図9】本発明の第1の実施例での符号簡略部の動作フ
ローチャート。
【図10】本発明の第1の実施例でのハードディスクへ
の符号データの記憶形式を示す図。
【図11】本発明の第1の実施例での階調幅指標データ
の符号簡略化ビットを示す図。
【図12】本発明の第1の実施例でのハードディスクか
ら符号データを読み出して符号メモリに格納する符号展
開機能のブロック図。
【図13】本発明の第1の実施例での符号展開部の動作
フローチャート。
【図14】本発明の第1の実施例でのでの符号メモリか
ら符号データを読み出す機能のブロック図。
【図15】RGB信号をYCrCb信号に変換する式を
示す説明図。
【図16】本発明の第2の実施例でのハードディスクに
符号データを格納する符号簡略化機能のブロック図。
【図17】本発明の第2の実施例での符号簡略部の動作
フローチャート。
【図18】本発明の第2の実施例でのハードディスクか
ら符号データを読み出して符号メモリに格納する符号展
開機能のブロック図。
【図19】YCrCb信号をRGB信号に変換する式を
示す説明図。
【図20】本発明の第2の実施例での符号展開部の動作
フローチャート。
【符号の説明】
101、601 スキャナ 102、602 A/D変換部 103、603 画像処理部 104、607 画像出力部 604、805、1205、1605、1805 ハー
ドディスク 605 一時格納部 606 信号切り替え部 701、1403 4ラインFIFO 702 符号化部 703、1401 符号メモリ 801、1201 R符号メモリ 802、1202 G符号メモリ 803、1203 B符号メモリ 804、1604 符号簡略部 1204、1804 符号展開部 1402 復号部 1601、1801 Y符号メモリ 1602、1802 Cr符号メモリ 1603、1803 Cb符号メモリ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーのRGB多階調画像データをRG
    B毎に所定数のブロックに分解してブロックデータを生
    成し、 このブロック毎のRGBの濃度データを画素毎の符号と
    平均データと階調幅指標からなる圧縮データに符号化
    し、 ブロックデータがカラー情報を含まないモノクロブロッ
    クであるか否かは、G信号の平均データとR信号の平均
    データの差分の絶対値並びにG信号の平均データとB信
    号の平均データの差分の絶対値をそれぞれ求めてこれら
    の絶対値がそれぞれ一定閾値に満たないときにモノクロ
    ブロックであると判定し、 モノクロブロックと判定されたブロックについては、G
    信号に対する符号をそのブロックの符号とし、それ以外
    の場合は、RGB信号に対する符号をそのブロックの符
    号とし、 モノクロブロックと判定されたブロックでは階調幅指標
    の最下位ビットには1を挿入し、それ以外のブロックで
    は階調幅指標の最下位ビットに0を挿入して識別できる
    ように構成した符号データを復号する復号装置であっ
    て、 前記符号データの階調幅指標の最下位ビットを識別し
    て、モノクロブロックと判定された符号か否かを識別す
    る符号識別手段と、 前記符号識別手段でモノクロブロックと識別されたとき
    は、その符号をR信号、G信号、B信号各々の符号と
    し、それ以外のときは、その符号の処理される順番でR
    信号、G信号、B信号のいずれかの特定の符号として符
    号を展開する符号展開手段と、 前記符号展開手段で展開された画素毎の符号と平均デー
    タと階調幅指標を読み込み、これら平均データと階調幅
    指標から計算される量子化代表値を前記画素毎の符号に
    割り当て符号データをRGBの濃度データに復号する復
    号手段と、を具備することを特徴とする復号装置。
  2. 【請求項2】 カラーのRGB多階調画像データをRG
    B毎に所定数のブロックに分解してブロックデータを生
    成し、 このブロック毎のRGBの濃度データを画素毎の符号と
    平均データと階調幅指標からなる圧縮データに符号化
    し、 ブロックデータがカラー情報を含まないモノクロブロッ
    クであるか否かは、G信号の平均データとR信号の平均
    データの差分の絶対値並びにG信号の平均データとB信
    号の平均データの差分の絶対値をそれぞれ求めてこれら
    の絶対値がそれぞれ一定閾値に満たないときにモノクロ
    ブロックであると判定し、 モノクロブロックと判定されたブロックについては、G
    信号に対する符号をそのブロックの符号とし、それ以外
    の場合は、RGB信号に対する符号をそのブロックの符
    号とし、 モノクロブロックと判定されたブロックでは階調幅指標
    の最下位ビットには1を挿入し、それ以外のブロックで
    は階調幅指標の最下位ビットに0を挿入して識別できる
    ように構成した符号データを復号する復号方法であっ
    て、 前記符号データの階調幅指標の最下位ビットを符号識別
    手段で識別して、モノクロブロックと判定された符号か
    否かを識別し、 前記符号識別手段でモノクロブロックと識別されたとき
    は、その符号をR信号、G信号、B信号各々の符号と
    し、それ以外のときには、符号展開手段でその符号の処
    理される順番でR信号、G信号、B信号のいずれかの特
    定の符号として展開し、 前記符号展開手段で展開された画素毎の符号と平均デー
    タと階調幅指標を読み込み、これら平均データと階調幅
    指標から計算される量子化代表値を復号手段で前記画素
    毎の符号に割り当て符号データをRGBの濃度データに
    復号することを特徴とする復号方法。
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