JP3373440B2 - 純アロハ方式の発呼アルゴリズム生成方法 - Google Patents

純アロハ方式の発呼アルゴリズム生成方法

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JP3373440B2 JP27481498A JP27481498A JP3373440B2 JP 3373440 B2 JP3373440 B2 JP 3373440B2 JP 27481498 A JP27481498 A JP 27481498A JP 27481498 A JP27481498 A JP 27481498A JP 3373440 B2 JP3373440 B2 JP 3373440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電線や専用線の
交流電源波上に重畳する搬送信号の通信方式に関し、特
に純アロハ方式にて通信する際の発呼アルゴリズム生成
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パケット通信の中にアロハ(AL
OHA)方式という通信方式があり、この通信方式を適
用するためには、各々の送信局がランダムに発呼するこ
とが前提になる。このため、一般的に発呼のトリガに自
然現象が用いられ、ランダム性が得られることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の発呼方法では、発呼のトリガに外部要因を用いる
と、この外部要因が発生しない限り発呼のトリガも発生
しない。
【0004】例えば、需要家に取り付けられた電力量計
の電力使用量送信機を送信局とし、この電力使用量送信
機から送られた電力使用量を受信する、電力会社営業所
に設置された受信機を受信局とする自動検針システムを
考える。この自動検針システムでは、需要家に取り付け
られた送信機は、使用電力量が一定量に達する毎に電力
使用信号を受信機へ送出する。
【0005】しかし、例えば、需要家が長期不在で電力
使用量に変化がないと、電力使用信号は送出されない。
つまり、電力使用信号の発生を外部要因とする発呼トリ
ガ生成方法では、電力使用量データを一定時間内に確実
に収集することは困難であり、従って、自動検針システ
ムの保守管理も困難になる。
【0006】このため、リアルタイム性がさほど重要と
されないこのような自動検針システム等では、保守面な
どを考慮して疑似乱数を送信局内部で生成し、この疑似
乱数を用いて発呼トリガを行うことが考えられる。しか
し、疑似乱数を用いる場合、乱数の相関性が問題にな
る。
【0007】例えば、代表的な疑似乱数であるM系列を
送信局のアドレスによって振り分けた場合、各送信局で
生成された疑似乱数が同一時間からスタートすれば、M
系列は自己相関特性に優れるため、相関の少ない発呼が
可能である。
【0008】例えば、M系列発生器を図4(a)に示す
ように3つのシフトレジスタ1〜3と1つの帰還タップ
(EXOR)4とから構成した[3,1]のM系列の場
合、同図(b)に示すように、アドレス1〜7の各送信
局は各々図示するM系列を発生する。矢印で示す同一時
間からこれら各M系列がスタートすれば、相関は無い。
【0009】しかし、実際のシステムを考えると、送信
局の電源の立ち上がりは各送信局間で必ず一致するとは
限らず、異なる場合も想定される。例えば、アドレス1
とアドレス6の各送信局が同時に立ち上がれば、同時に
送信機制御プログラムがスタートして同図(c)に示す
ように相関は無い。しかし、アドレス1とアドレス6の
各送信局が異なるタイミングに立ち上がり、これら各送
信局が発生するM系列に時間的な位相のずれが生じる
と、同図(d)に示すように全く同一の発呼間隔にな
る。
【0010】一方、このような欠点を生じない符号系列
の1つとしてOCC系列がある。この符号系列は、スペ
クトラム拡散のFH(周波数ホッピング)方式で拡散す
るときの拡散符号系列の1つであり、図5(a)に例示
されている。同図に示されるように、OCC系列は全て
の数字が系列中に1回ずつ発生する。このOCC系列に
よって発呼すれば、送信局の立ち上がりの時間的なずれ
により、上記のように信号の衝突が連続して発生するの
が防止される。
【0011】しかし、このOCC系列によって衝突が連
続して防げたとしても、疑似乱数の符号長が一致してい
ると、発呼間隔の合計値は、例えば同図(b)に示すよ
うに55と一致してしまう。このため、送信局が同時に
立ち上がっていた場合、必ず符号長毎に衝突してしまう
ことになる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、送信局から受信局に
純アロハ方式にて通信する際、送信局のアドレス値を認
識し、このアドレス値を初期値とした2値の疑似ランダ
ム符号、例えば、M系列符号やGOLD符号等を生成
し、10進数のOCC系列符号を上記アドレス値より生
成し、このOCC系列符号に上記疑似ランダム符号を乗
算し、この乗算結果から値0を除いてランダム系列を生
し、このランダム系列を発呼パターンとすることを特
徴とする。
【0013】このようにOCC系列符号と疑似ランダム
符号との積がとられることにより、時間的な位相ずれに
よる相関が少なくなると共に、符号長による相関も少な
くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明による純アロハ方式
の発呼アルゴリズム生成方法の一実施形態について説明
する。
【0015】図1は本実施形態による純アロハ方式の発
呼アルゴリズム生成方法を示すフローチャートである。
【0016】まず、各送信局のアドレス値が認識される
(ステップ101)。本実施形態では送信局が10個有
り、各送信局にアドレス1〜アドレス10が割り当てら
れている。次に、このアドレス値を初期値とした疑似ラ
ンダム符号としてM系列乱数(2進数)が生成される
(ステップ102)。本実施形態では、図2(a)に示
す4つのシフトレジスタ11〜14と1つの帰還タップ
(EXOR)15とから構成される[4,1]のM系列
発生器が用いられている。この場合、アドレス5の送信
局は次のようにしてM系列を生成する。
【0017】アドレス値5(2進数で0101)を初期
値とすると、各シフトレジスタ11〜14には同図
(b)に示す値(2進数)が順次現れ、同図(c)に示
すM系列がM系列発生器から出力される。このM系列
は、同図(b)に示す4桁の2進数の、枠で囲まれた桁
に位置する値から構成されている。
【0018】次に、OCC系列がアドレス値によって例
えば図3(a)に示すように生成される(ステップ10
3)。
【0019】つまり、アドレス1の送信局では、1〜1
0の値が順に並べられて系列が生成される。アドレス2
の送信局では、1つ前のアドレス1の系列の頭から2番
目の値2が最初の値にされ、これに続く値はアドレス1
の系列の2番目の値2から1個置きに取られ、4,6,
8,10になる。その後の値は、アドレス1の系列に残
った値1,3,5,7,9になる。また、アドレス3の
送信局では、1つ前のアドレス2の系列の頭から2番目
の値4が最初の値にされ、これに続く値はアドレス2の
系列の2番目の値4から1個置きに取られ、8,1,
5,9になる。その後の値は、アドレス2の系列に残っ
た値2,6,10,3,7になる。アドレス4以降の各
送信局の系列の値も同様にしてアドレス値に応じて生成
される。
【0020】最後に、このOCC系列にM系列が乗算さ
れ、ランダム系列が生成される(ステップ104)。例
えば、アドレス5の送信局では、同図(a)に示すアド
レス5のOCC系列OCC(5)と、図2(c)に示す
M系列の下線が付された10桁の値M(5)とが図3
(b)に示すように乗算される。この結果、ランダム系
列{5,4,3,8,1}が生成される。アドレス5の
送信局はこのランダム系列を用いて通信する。
【0021】このような本実施形態によれば、OCC系
列符号とM系列符号との積がとられるため、乗算結果の
ランダム系列は、時間的な位相ずれによる相関が少なく
なると共に、符号長による相関も少なくなる。このた
め、送信局の電源が同時に立ち上がった場合も、サイク
リックシフトでバラバラに立ち上がった場合も、アドレ
ス1〜10の各送信局の発呼パターンの相互相関特性は
低くなる。
【0022】つまり、M系列に代えてOCC系列を発呼
パターンとすれば、サイクリックシフトでも相互相関に
優れていると考えられるが、OCC系列を時間系列とし
てみると、前述したように時間的蓄積により符号長毎に
蓄積値が同期してしまうため、全送信局同時に電源が投
入された場合に符号長毎に一斉に信号が衝突する。
【0023】しかし、本実施形態では、OCC系列符号
とM系列符号とを送信局のアドレス値によって決定し、
各送信局に違った符号系列を割り当てると共に、OCC
系列符号にM系列符号が乗算されたランダム系列を発呼
パターンとしているため、符号長にも無相関性を持つよ
うになる。
【0024】なお、M系列符号の代わりに疑似ランダム
符号の1つである直交GOLD符号といったGOLD符
号などを用いるのも有効であり、この場合においてもO
CC系列符号にGOLD符号を乗算することによって上
記実施形態と同様な効果が奏される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、O
CC系列符号とM系列符号等の疑似ランダム符号との積
がとられることにより、時間的な位相ずれによる相関が
少なくなると共に、符号長による相関も少なくなるよう
になる。このため、本発明によれば時間的なフェーズに
関係の無い相互相関性に優れた発呼アルゴリズムが得ら
れ、この発呼アルゴリズムを例えば自動検針システムに
適用すると、安定した検針情報の情報収集が行える。ま
た、内部関数を送信のトリガとし、トリガの発生する時
間が予め分かるため、伝送異常が発生した場合にも容易
に保守が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による純アロハ方式の発呼
アルゴリズム生成方法を示すフローチャートである。
【図2】本実施形態による発呼アルゴリズム生成方法に
よって生成されるM系列を示す図である。
【図3】本実施形態による発呼アルゴリズム生成方法に
よって生成されるOCC系列およびランダム系列を示す
図である。
【図4】従来の発呼アルゴリズム生成方法によって生成
されるM系列およびその欠点を示す図である。
【図5】従来の発呼アルゴリズム生成方法によって生成
されるOCC系列およびその欠点を示す図である。
【符号の説明】
11,12,13,14…M系列発生器を構成するシフ
トレジスタ 15…M系列発生器を構成する帰還タップ(EXOR:
排他的論理和回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 G06F 7/58 H03K 3/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局から受信局に純アロハ方式にて通
    信する際、送信局のアドレス値を認識し、このアドレス
    値を初期値とした2値の疑似ランダム符号を生成し、
    0進数のOCC系列符号を前記アドレス値より生成し、
    このOCC系列符号に前記疑似ランダム符号を乗算し
    この乗算結果から値0を除いてランダム系列を生成し、
    このランダム系列を発呼パターンとすることを特徴とす
    る純アロハ方式の発呼アルゴリズム生成方法。
  2. 【請求項2】 前記疑似ランダム符号は、M系列符号ま
    たはGOLD符号であることを特徴とする請求項1に記
    載の純アロハ方式の発呼アルゴリズム生成方法。
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