JP3372718B2 - 減速機付きブラシレスモータ - Google Patents

減速機付きブラシレスモータ

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JP3372718B2
JP3372718B2 JP19260595A JP19260595A JP3372718B2 JP 3372718 B2 JP3372718 B2 JP 3372718B2 JP 19260595 A JP19260595 A JP 19260595A JP 19260595 A JP19260595 A JP 19260595A JP 3372718 B2 JP3372718 B2 JP 3372718B2
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博徳 西江
博夫 菅家
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホール素子などの位
置検出センサを用いたブラシレスモータに関し、特に車
両用ホイールモータなどに使用される減速機付きブラシ
レスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にブラシレスモータは永久磁
石からなる回転子の周辺にホール素子などの位置検出セ
ンサを配設し、この位置検出センサにより回転子の磁極
の位置を検出し、位置検出センサからの信号により駆動
電子回路で固定子線輪に供給される励磁電流を制御せし
めることにより、回転子に駆動力を与えて回転させるよ
うに構成されている。
【0003】したがって、ブラシレスモータにおいては
位置検出センサと回転子との相対的位置関係が適当でな
いと、励磁電流の転流タイミングがうまくゆかず、この
結果、回転子の回転が不円滑となったり、回転を持続で
きなくなる虞れがあるため、回転子の磁極の位置を的確
に検出することができる位置に位置検出センサを取り付
けることが最も重要である。
【0004】ところで、モータハウジング内に減速機な
どを収容した上でモータ全体の軸方向寸法を薄型に形成
しようとするホイールインモータなどでは、回転子の磁
極の軸方向寸法をなるべく小さくする必要がある。例え
ば、特開平5−261132号公報では、回転子の回転
位置を軸(スラスト)方向で検出するようにして内部構
造を簡略化しつつ全体的な薄型化が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造を採用するためには、回転子の軸方向の位置精
度が高い状態で組み立てられること、あるいは運転中に
軸方向への振れが極めて少ないことの制約条件が必須で
ある。
【0006】そこで、本発明は、かかる制約条件に拘る
ことなく、回転子の回転位置の検出に際して内部構造を
簡略化しつつ全体的な軸方向の薄型化を図ることができ
る減速機付きブラシレスモータを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
減速機付きブラシレスモータは、固定子と、該固定子の
内周側に設けられた回転子と、該回転子の回転出力を減
速機を介して外部に取り出す出力軸とをモータハウジン
グ内に有する減速機付きブラシレスモータにおいて、前
記モータハウジングは、電動機を収容する第1ケース
と、前記減速機を収容する第2ケースと、前記第1及び
第2ケース間を仕切る仕切板とをそれぞれ接合して形成
されると共に、前記回転子は前記仕切板を貫通した状態
で支承され、前記出力軸は前記回転子の回転中心孔を貫
通した状態で前記第1ケースと第2ケースの両端部分で
支承され、前記回転子は軸受を介して前記出力軸に支承
され、前記回転子の回転位置を検出する位置検出センサ
、前記回転子の前記仕切板貫通部に設けた被検出部に
対向する、前記仕切板の電動機を収容する第1ケース側
に取り付けられたプリント基板に設けられ、前記プリン
ト基板に固定子巻線および駆動回路を配置するととも
に、該プリント基板に形成された、前記回転子が貫通す
る貫通孔に向けて前記位置検出センサを配置したことを
特徴とする。
【0008】この減速機付きブラシレスモータでは、前
記モータハウジングに取り付けられた位置検出センサ
は、前記回転子の前記仕切板貫通部に設けた被検出部に
対向する状態で前記回転子の回転位置を検出する。ま
た、この減速機付きブラシレスモータによれば、回転子
が出力軸の軸受に支承されていて軸(スラスト)方向の
位置精度を高くできなくても、回転子の回転位置を正し
く検出できる。したがって、回転子の回転位置の検出に
際して内部構造を簡略化しつつ全体的な軸方向の薄型化
を図ることができる。また、この減速機付きブラシレス
モータによれば、電動機部分と減速機部分との仕切板を
貫通する回転子の近傍で回転位置を検出することによ
り、位置検出センサおよび被検出部の構造を簡単にで
き、しかも組み立てが容易である。さらに、仕切板の電
動機収容側の面にはプリント基板が設けられ電気配線が
施されていることから位置検出センサの電気配線が容易
である。
【0009】
【0010】請求項2に係る減速機付きブラシレスモー
タは、請求項1に係る減速機付きブラシレスモータにお
いて前記仕切板の電動機を収容する第1ケース側に、
固定子の取付部を設け、前記仕切板の減速機を収容す
る第2ケース側に、前記回転子と一体に形成された歯車
と該歯車で駆動される前記減速機の回転軸の支承部を形
成し、前記減速機を前記仕切板を貫通した前記回転子と
一体に形成された歯車によって駆動することを特徴とす
る。この減速機付きブラシレスモータによれば、位置検
出センサおよび被検出部の構造を簡単にでき、しかも組
み立てが容易である。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の減速機付きブラシレスモ
ータの実施の形態について図を参照しながら説明する。
本実施の形態における減速機付きブラシレスモータは減
速機付きホイールモータに適用される。
【0013】図1は実施の形態における減速機付きホイ
ールモータの構造を示す縦断面図である。図示するよう
に、減速機付モータ1は、タイヤ(車輪)2を装着した
ホイール3の内側に配置されたハウジング60を備え、
ハウジング60内には電動機4と電動機4の回転出力を
減速して出力する歯車減速機5とが内蔵されている。電
動機4の回転出力は歯車減速機5を介してホイール3に
伝達され、この伝達された回転力によってホイール3は
回転駆動される。
【0014】ハウジング60は、略椀形の外側ケース6
1(第2ケース)と内側ケース62(第1ケース)との
間に仕切板63を介挿した構成からなる。内側ケース6
2と仕切板63と外側ケース61とはボルト10により
一体的に締結固定されている。外側ケース61、内側ケ
ース62および仕切板63は、アルミダイカストによっ
て鋳造される。
【0015】外側ケース61の中央には軸挿通孔61a
が形成されると共に、外側ケース61の内側(ハウジン
グ60の内部)には、歯車減速機5から隔離された馬蹄
形の空間Sを形成するための仕切壁部61bが形成され
ている。
【0016】内側ケース62の側部には、仕切板63側
から外方端面に向けて伸びる3つの孔62aが形成され
ている。
【0017】仕切板63の側部には、内側ケース62に
向けて膨出する固定子取付部63aが形成され、固定子
取付部63aには仕切板63の厚さ方向に対応する孔6
2aに連なるように伸びる3つの孔63bが形成されて
いる。各穴63bは対応する穴62aの直径寸法より大
きい直径寸法を有する。
【0018】また、仕切板63の中央部には、回転子本
体8bの軸長部を非接触状態で挿通(貫通)するための
挿通孔63cが形成されている。
【0019】電動機4は、内側ケース62内に収納さ
れ、閉スロット鉄心から構成される固定子(ステータ)
7と、この固定子7の内側に回転自在に設けられている
回転子(ロータ)8と、この回転子8の回転出力を歯車
減速機5を介して出力する出力軸9とを有する。
【0020】固定子7は、磁極部鉄心と磁極部鉄心の外
方を囲むように配置されているヨーク部鉄心とを有す
る。磁極部鉄心は、回転子8が挿通されるリング状の連
結部から外方に向けて放射状に伸びる複数の磁極歯形成
用突起が形成されている磁性薄板(電磁鋼板)を多数枚
積層することによって構成されている。各磁極歯は連結
部の周方向に等間隔に配列され、各磁極歯間には連結部
によって閉スロットが形成される。
【0021】各磁極歯には、コイルボビン7cを介して
3相の界磁コイル7dが巻回され、この界磁コイル7d
によって固定子巻線が形成される。
【0022】ヨーク部鉄心は、内周部に複数の切欠が形
成されたリング状の磁性薄板を多数枚積層することによ
って構成されている。この内周部の各切欠は嵌合溝を形
成し、各嵌合溝には対応する磁極部鉄心の磁極歯の先端
が嵌合されている。
【0023】ヨーク部鉄心の外周部は、仕切板63の固
定子取付部63aと押え板30との間に挟まれ、ボルト
13によって固定子取付部63aに固定されている。
【0024】回転子8は、その軸長全体に亘って回転中
心孔である軸挿通孔8aが設けられている回転子本体8
bを有する。回転子本体8bの外周部には、その周方向
に等間隔に配列されている複数の着磁マグネット8cが
装着されていると共に、回転子8の仕切板63側の側面
にはマグネット8dが周方向に等間隔に設けられてい
る。
【0025】回転子本体8bの内周部の軸長は外周部の
軸長よりも長く、その部分には、歯車減速機5の第1の
歯車5aを構成する歯が形成されている。回転子本体8
bの軸長の短い外周部は、固定子7の内周部に回転自在
に対向配置され、回転子本体8bの内周部の両端に圧入
されたボールベアリング等の軸受14a,14bを介し
て出力軸9を中心として回転するように構成されてい
る。
【0026】出力軸9の一端部には、出力被伝達部材を
取り付けるためのキー9aおよびねじ孔9bが形成され
ている。出力軸9の中間部は外側ケース61の軸挿通孔
61aにボールベアリング等の軸受18を介して、その
他端部は内側ケース62の中央凹部にボールベアリング
等の軸受19を介してそれぞれ回転自在に支承されてい
る。出力軸9の中間部と外側ケース61の軸挿通孔61
aとの空隙は、シール部材27によってシールされてい
る。出力軸9は、回転子8の軸挿通孔8a内を上述のよ
うに、軸受14a,14bに支承された状態で回転子8
に非接触の状態で挿通(貫通)されている。
【0027】固定子7と回転子8とを主構成要素とする
電動機4は、その軸方向の長さが短いフラット型のブラ
シレス電動機からなり、減速機付モータ1全体としての
出力軸9方向寸法が短くなるように構成されている。
【0028】歯車減速機5は、複数(本実施例では4
個)の歯車5a,5b,5c,5dを備えた2段減速機
からなる。すなわち、第1の歯車5aは、上述したよう
に回転子8の他端側(図1において左端側)に同軸状に
一体形成されている。第2および第3歯車5b,5c
は、互いに一体的に回転するように同一の回転軸(支持
軸)20に固定され、第2歯車5bは第1歯車5aに噛
み合されている。
【0029】回転軸20は、出力軸9と偏心して出力軸
9の下方に配置されている。回転軸20の一端部は仕切
板63の凹部にボールベアリング等の軸受21を介し
て、その他端部は外側ケース61の凹部にボールベアリ
ング等の軸受22を介してそれぞれ回転自在に支承され
ている。
【0030】第4(最終段)歯車5dは、出力軸9と一
体的に回転するように出力軸9に固定されている。この
第4歯車5dには第3歯車5cが噛み合わされている。
従って、固定子7の回転磁界の作用により回転子8が回
転すると、回転子8に一体形成された第1歯車5aが回
転子8と同一の回転数で回転する。第1歯車5aの回転
出力は、第2および第3歯車5b,5cで減速された後
に第4歯車5dに伝達され、第4歯車5dの減速回転に
伴い出力軸9は第4歯車5dと同一の回転数で回転子8
と同方向に回転する。
【0031】例えば、回転子8が750rpmで正回転
すると、出力軸9は、歯車減速機5により減速されて1
50rpmで正回転し、その減速比は1/5である。
【0032】仕切板63と外側ケース61の馬蹄形の仕
切壁部61bとで形成される歯車減速機5と隔離された
空間Sには、電動機4を駆動するための制御回路形成用
第1基板23が配置され、ビスで仕切板63に取り付け
られている。馬蹄形の第1基板23には、電動機4を駆
動するための制御回路を構成する各種の回路素子(例え
ば制御用半導体)が取り付けられている。このように、
制御回路設置用空間をハウジング60内に形成すること
によって、ハウジング外部に制御回路用設置スペースを
設ける必要がなくなり、またこの空間を馬蹄形とするこ
とによって、限られたハウジング60内の空間におい
て、制御回路用の収容空間を広く採ることが可能にな
る。
【0033】図2は図1の減速機付きホイールモータの
第2基板25の構成を示す平面図である。仕切板63と
電動機4との間の空間には、第1基板23に形成された
制御回路からの信号で駆動されて電動機4へ駆動電流を
供給する駆動回路形成用第2基板25が配置されてい
る。第2基板25は、外形寸法が内側ケース62の固定
子取付部63の内径寸法より小さいドーナッツ形状のバ
スプレートからなり、そのバスプレートはビス25bで
仕切板63に取り付けられている。ビス25bによる第
2基板25の固定位置は、回転子8の出力軸9方向への
投影範囲に含まれるように設定されている。第1基板2
3と第2基板25とは、ケーブルコネクタタ(図示せ
ず)により配線接続されている。
【0034】第2基板25の各面には複数の配線路(図
示せず)およびそれに接続されるスルーホールが形成さ
れている。各スルーホールは第2基板25の外周部の円
周方向に沿って等間隔に配列され、各スルーホールには
対応する界磁コイル7dの端部7eが貫通して接続され
ている。各スルーホールとそれぞれに対応する界磁コイ
ル7dの端部7eとの接続固定によって、各界磁コイル
7dは相互に接続される。
【0035】第2基板25の仕切板63の対向面には、
界磁コイル7dにその端部7eを介して電流を供給する
ための複数のパワートランジスタ(パワーMOSFE
T)25aがおよびその他の回路素子が取り付けられ、
各パワートランジスタ25aおよび回路素子は対応する
印刷配線路とはんだ付けによって配線接続されている。
各パワートランジスタ25aは、第2基板25の中心
(出力軸9の中心)に対し放射状に配列されると共に、
各パワートランジスタ25aの放熱面(仕切板63に対
向する面)が仕切板63の内側ケース62の対向面に密
接するようにかつその仕切板63への密接部分の少なく
とも一部が回転子8の出力軸9方向への投影範囲に含ま
れるように第2基板25に取り付けられている。また、
各パワートランジスタ25aは、その放熱面部分が第2
基板25と仕切板63とで挟持固定されている。
【0036】第1基板23には、外部から制御信号を供
給するための制御線32が接続され、制御線32は仕切
板63の固定子取付部63aの孔63bの一つおよびそ
れに連なる内側ケース62の孔62aを介してハウジン
グ60の外部に導かれている。制御線32の孔63aに
位置する部位には、抜け止め部材(図示せず)が取り付
けられ、外部から引き抜き力が作用したときにこの力が
第1基板23側へ及ばないように構成されている。
【0037】同様に、第2基板25には、外部から電動
機4の直流駆動電流を供給するための一対の電力線31
が接続され、各電力線31は対応する固定子取付部63
aの孔63bおよびそれに連なる内側ケース62の孔6
2aを介してハウジング60の外部に導かれている。各
電力線31の孔63bに位置する部位には、制御線32
と同様に、抜け止め部材33が取り付けられ、外部から
引き抜き力が作用したときにこの力が第2基板25側へ
及ばないように構成されている。
【0038】図3は図1の減速機付きホイールモータの
回転子8近傍の構造を示す断面図である。第2基板25
には、電動機4の回転子8の位置を検出するための3つ
の磁気検出素子26が取り付けられている。各磁気検出
素子26は、回転子8の側面に取り付けられたマグネッ
ト8dに半径方向に対向する第2基板25上の位置に所
定角度(本実施例では120度)間隔で配置されてお
り、回転子8の回転位置は各磁気検出素子26からの検
出信号に基づいて検出される。
【0039】尚、磁気検出素子26としてはホール素子
等の磁気センサが使用される。
【0040】このように、本実施の形態における減速機
付きホイールモータ1によれば、回転子8が出力軸9の
軸受に支承されていて軸(スラスト)方向の位置精度を
高くできなくても、回転子8の回転位置を正しく検出で
きる。
【0041】また、電動機部分と減速機部分との仕切板
63を貫通する回転子8の近傍で角度位置を検出するの
で、位置検出素子26およびマグネット8dの取付構造
を簡単にでき、しかも組み立てが容易である。
【0042】さらに、仕切板63の電動機収容側の面に
は第2基板25が設けられていて、電気配線が施されて
いるので、磁気検出素子26の電気配線が容易である。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る減速機付きブラ
シレスモータによれば、固定子と、該固定子の内周側に
設けられた回転子と、該回転子の回転出力を減速機を介
して外部に取り出す出力軸とをモータハウジング内に有
する減速機付きブラシレスモータにおいて、前記モータ
ハウジングは、電動機を収容する第1ケースと、前記減
速機を収容する第2ケースと、前記第1及び第2ケース
間を仕切る仕切板とをそれぞれ接合して形成されると共
に、前記回転子は前記仕切板を貫通した状態で支承さ
れ、前記出力軸は前記回転子の回転中心孔を貫通した状
態で前記第1ケースと第2ケースの両端部分で支承さ
れ、前記回転子は軸受を介して前記出力軸に支承され、
前記回転子の回転位置を検出する位置検出センサ、前
記回転子の前記仕切板貫通部に設けた被検出部に対向す
る、前記仕切板の電動機を収容する第1ケース側に取り
付けられたプリント基板に設けられ、前記プリント基板
に固定子巻線および駆動回路を配置するとともに、該プ
リント基板に形成された、前記回転子が貫通する貫通孔
に向けて前記位置検出センサを配置したので、回転子が
出力軸の軸受に支承されていて軸(スラスト)方向の位
置精度を高くできなくても、回転子の回転位置を正しく
検出できる。したがって、回転子の回転位置の検出に際
して内部構造を簡略化しつつ全体的な軸方向の薄型化を
図ることができる。また、電動機部分と減速機部分との
仕切板を貫通する回転子の近傍で回転位置を検出するこ
とにより、位置検出センサおよび被検出部の構造を簡単
にでき、しかも組み立てが容易である。さらに、仕切板
の電動機収容側の面にはプリント基板が設けられ電気配
線が施されていることから位置検出センサの電気配線が
容易である。
【0044】
【0045】請求項2に係る減速機付きブラシレスモー
タによれば、前記仕切板の電動機を収容する第1ケース
側に、前記固定子の取付部を設け、前記仕切板の減速機
を収容する第2ケース側に、前記回転子と一体に形成さ
れた歯車と該歯車で駆動される前記減速機の回転軸の支
承部を形成し、前記減速機を前記仕切板を貫通した前記
回転子と一体に形成された歯車によって駆動するので、
位置検出センサおよび被検出部の構造を簡単にでき、し
かも組み立てが容易である。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における減速機付きホイールモータ
の構造を示す縦断面図である。
【図2】図1の減速機付きホイールモータの第2基板2
5の構成を示す平面図である。
【図3】図1の減速機付きホイールモータの回転子8近
傍の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 減速機付きブラシレスモータ 8 回転子 8d マグネット 9 出力軸 26 磁気検出素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西江 博徳 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 菅家 博夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 飯嶋 良洋 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−228941(JP,A) 特開 昭55−122445(JP,A) 特開 平6−189516(JP,A) 実開 昭63−185957(JP,U) 特表 平2−503502(JP,A) 米国特許4918344(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/08 H02K 7/116 H02K 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子と、該固定子の内周側に設けられ
    た回転子と、該回転子の回転出力を減速機を介して外部
    に取り出す出力軸とをモータハウジング内に有する減速
    機付きブラシレスモータにおいて、 前記モータハウジングは、電動機を収容する第1ケース
    と、前記減速機を収容する第2ケースと、前記第1及び
    第2ケース間を仕切る仕切板とをそれぞれ接合して形成
    されると共に、 前記回転子は前記仕切板を貫通した状態で支承され、 前記出力軸は前記回転子の回転中心孔を貫通した状態で
    前記第1ケースと第2ケースの両端部分で支承され、前
    記回転子は軸受を介して前記出力軸に支承され、 前記回転子の回転位置を検出する位置検出センサ、前
    記回転子の前記仕切板貫通部に設けた被検出部に対向す
    る、前記仕切板の電動機を収容する第1ケース側に取り
    付けられたプリント基板に設けられ、 前記プリント基板に固定子巻線および駆動回路を配置す
    るとともに、該プリント基板に形成された、前記回転子
    が貫通する貫通孔に向けて前記位置検出センサを配置し
    ことを特徴とする減速機付きブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記仕切板の電動機を収容する第1ケー
    ス側に、前記固定子の取付部を設け、 前記仕切板の減速機を収容する第2ケース側に、前記回
    転子と一体に形成された歯車と該歯車で駆動される前記
    減速機の回転軸の支承部を形成し、 前記減速機を前記仕切板を貫通した前記回転子と一体に
    形成された歯車によって駆動することを特徴とする請求
    項1記載の減速機付きブラシレスモータ。
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