JP3372183B2 - 回転導電ローラ - Google Patents

回転導電ローラ

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JP3372183B2
JP3372183B2 JP04624997A JP4624997A JP3372183B2 JP 3372183 B2 JP3372183 B2 JP 3372183B2 JP 04624997 A JP04624997 A JP 04624997A JP 4624997 A JP4624997 A JP 4624997A JP 3372183 B2 JP3372183 B2 JP 3372183B2
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浩巳 増田
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体と固定体間
に電気信号を伝送する回転導電ローラに関し、詳しく
は、車両のステアリングコラムとステアリングシャフト
間のように相対回転の生じる部材間に使用される回転導
電ローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転導電ローラとして、
図7および図8に示すような技術が開示されている(実
開平4−137967号公報参照)。
【0003】この回転導電ローラは、転動ローラ3を介
して内筒2および外筒1を相対回転自在に嵌合し、転動
ローラ3の外周に複数の導電性リング16を設け、この
導電性リング16を介して接触する信号線10、6を内
筒2の外周および外筒1の内周に各々設けたものであ
る。
【0004】転動ローラ3はゴムを素材とし、その外周
に導電性を有するステンレス製のガータスプリングある
いは導電性のゴムリング等からなる導電性リング16を
装着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の回転導電ローラ
は、転動ローラ3の導電性リング16が、ステンレス製
ガータスプリングあるいはゴムリングであるため、内筒
2および外筒1への接触圧により変形した場合復元力が
小さく、高温等で長時間放置された場合、接圧のかかっ
ている箇所が永久変形してしまい、回転作動時に導通不
良が生じることがあり、大きく変形すると回転に支障を
きたし、耐久性、信頼性に欠けるという問題がある。
【0006】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、復元力に優れた導電性リングを使用することによ
り、耐久性および信頼性を向上させた回転導電ローラを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、相対回転する内筒と外筒と
の間に転動ローラを介在させ、該内筒の外周と外筒の内
周に設けられた信号線と転動ローラの外周に設けられた
導電性リングとを接触させるようにした回転導電ローラ
であって、前記導電性リングは中空の導電性ゴムで構成
され、この中空部内に気体または液体からなる充填材を
封止したことを特徴とするものである。
【0008】このため、請求項1記載の発明では、転動
ローラは、外筒と内筒との間に嵌め込まれ、導電性リン
グが外筒および内筒の信号線に圧接しながら転動し、内
外の信号線間が導電性リングで接続されて導通する。
【0009】導電性リングは圧接により変形しても、信
号線から離れると充填材である気体または液体の反発力
ですぐ元の形状に復元し、永久変形による接触不良が生
じず、良好な接触圧で信号線に接触し、導通不良を起こ
すことなく信頼性および耐久性に優れた回転導電ローラ
が得られる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の回転導電ローラであって、前記転動ローラは、前記
外筒内に配置されたキャリヤのピンに回転自在に取り付
けられていることを特徴とするものである。
【0011】このため、請求項2記載の発明では、転動
ローラがキャリヤによって常に等間隔状態を保持し、ま
た、転動ローラの転動と共にキャリヤも外筒内で摺動回
転するため、外筒と内筒の相対回転が軽快になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図7および図8と同一部材
または同一機能のものは同一符号で示している。
【0013】図1および図2は、本発明の第1実施の形
態を示すもので、有底円筒状の外筒1と、この外筒の中
央に回転自在に配置された内筒2と、内筒2と外筒1と
の間に配置された転動ローラ3と、外筒1上に嵌め込ま
れたカバー4とで大略構成されている。
【0014】外筒1の内周には複数本(図示の例では3
本)の信号線6が平行に取り付けられている。この信号
線6は、外筒1のインサート成形により信号線6を一体
に成形するようにしてもよいし、あるいは、信号線6を
フレキシブル絶縁基板に配線したフレキシブル配線板を
内周に貼り付けるようにしてもよい。各信号線6は、外
筒1の外周のコネクタ7に接続され、コネクタ7からリ
ード線8が導出されている。
【0015】内筒2の外周にも同様の構造の信号線10
が形成されており、この信号線10から内筒2の上方に
リード線12が導出されている。
【0016】転動ローラ3は、図3乃至図5に示すよう
に絶縁性と適度の弾性を有するゴム状弾性体で形成され
ており、中心には孔13が形成され、内部には弾性を付
与するための肉抜き溝14が形成され(図4参照)、外
周には断面円弧状のリング溝15(図5参照)が3本形
成されている。
【0017】リング溝15には、3本の導電性リング1
6が取り付けられている(図5参照)。この導電性リン
グ16は、中空の導電性ゴムで構成され、この中空部内
に気体または液体からなる充填材17を封止している。
【0018】転動ローラ3は、外筒1と内筒2との間に
嵌め込まれ、外筒1と内筒2の相対回転時に導電性リン
グ16が外筒1および内筒2の信号線6、10に圧接し
て転動する。これにより、信号線6、10間が導電性リ
ング16で接続されて導通する。
【0019】したがって、例えば、車両のステアリング
ホイール側に内筒2を、ステアリングコラム側に外筒1
を固定しておけば、固定側と回転側間に信号の伝送が行
われることになる。
【0020】導電性リング16は圧接により変形して
も、信号線6、10から離れると充填材17である気体
または液体の反発力ですぐ元の形状に復元し、永久変形
による接触不良が生じない。したがって、導電性リング
16は常に良好な接触圧で信号線6、10に接触し、導
通不良を起こすことなく信頼性および耐久性に優れた回
転導電ローラが得られる。
【0021】導電性リング16の材質としては、周知の
導電性ゴム(導電性エラストマーを含む)を使用するこ
とができる。
【0022】気体または液体の充填材17の封入手段
は、例えばポリエステルエラストマーに導電性フィラー
を混入した材料を用いてガスアシスト成形する際に、窒
素(N2 )ガスを充填材17として封入する。この封入
手段は、導電性リング13の材質や充填材17の材質に
より好適な手段が採用でき、封入手段や充填材17の材
質は限定されない。
【0023】図6は、本発明の第2実施の形態を示すも
ので、外筒1、内筒2、転動ローラ3およびカバー4等
の構成は第1実施の形態と同一である。この第2実施の
形態においては、転動ローラ3をキャリヤ18に取り付
けている。
【0024】キャリヤ18は、リング板19に3本のピ
ン20を取り付け、このピン20に転動ローラ3の孔1
3を回転自在に挿入している。なお、ピン20の根元の
部分のリング板19に円弧状の突出部21a,21bを
形成し、この突出部21a,21bが外筒1の内周及び
内筒2の外周に摺接するようになっている。
【0025】この第2実施の形態では、転導ローラ3が
常に等間隔状態を保持し、また、転動ローラ3の転動と
共にキャリヤ18も外筒1内で摺動回転するため、外筒
1と内筒2の相対回転が軽快になる。
【0026】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、導電性リングは中空の導電性ゴムで構成
され、この中空部内に気体または液体からなる充填材を
封止したので、導電性リングが圧接により変形しても、
充填材である気体または液体の反発力ですぐ元の形状に
復元し、永久変形による接触不良が生じず、良好な接触
圧で信号線に接触し、導通不良を起こすことなく信頼性
および耐久性に優れた回転導電ローラが得られる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、転動
ローラをキャリヤに取り付けたので、転動ローラがキャ
リヤによって常に等間隔状態を保持し、また、転動ロー
ラの転動と共にキャリヤも外筒内で摺動回転するため、
外筒と内筒の相対回転が軽快になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転導電ローラの第1実施の形態を示
す斜視図である。
【図2】本発明の回転導電ローラの第1実施の形態を示
す分解斜視図である。
【図3】第1実施の形態に適用される転動ローラの側面
図である。
【図4】図3の転動ローラの一部破断した側面図であ
る。
【図5】図4の要部拡大断面図である。
【図6】本発明の回転導電ローラの第2実施の形態を示
す分解斜視図である。
【図7】従来の回転導電ローラの斜視図である。
【図8】従来の転動ローラの一部破断した側面図であ
る。
【符号の説明】
1 外筒 2 内筒 3 転動ローラ 6 信号線 10 信号線 16 導電性リング 17 充填材 18 キャリヤ 20 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−17542(JP,A) 特開 平6−333660(JP,A) 特開 平9−226727(JP,A) 特開 平8−298173(JP,A) 特開 昭63−34284(JP,A) 実開 平4−137967(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 35/04 B60R 16/02 B62D 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対回転する内筒と外筒との間に転動ロ
    ーラを介在させ、該内筒の外周と外筒の内周に設けられ
    た信号線と転動ローラの外周に設けられた導電性リング
    とを接触させるようにした回転導電ローラであって、 前記導電性リングは中空の導電性ゴムで構成され、この
    中空部内に気体または液体からなる充填材を封止したこ
    とを特徴とする回転導電ローラ。
  2. 【請求項2】 前記転動ローラは、前記外筒内に配置さ
    れたキャリヤのピンに回転自在に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の回転導電ローラ。
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CN113805466B (zh) * 2021-09-03 2022-08-05 上海豪承信息技术有限公司 一种智能手表组件

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