JP3372093B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3372093B2
JP3372093B2 JP32884293A JP32884293A JP3372093B2 JP 3372093 B2 JP3372093 B2 JP 3372093B2 JP 32884293 A JP32884293 A JP 32884293A JP 32884293 A JP32884293 A JP 32884293A JP 3372093 B2 JP3372093 B2 JP 3372093B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、複数のペダルが接続さ
れる電子楽器に関する。 【0002】 【従来の技術】電子楽器の中には、ペダルのプラグを差
し込むジャックを備え、そのジャックにペダルのプラグ
を差し込み、ペダルで演奏情報等を制御することができ
るように構成されたものがある。ペダル操作で制御可能
な制御対象は多岐にわたっており、例えば音量、音色、
ホールド機能、パンポットの調節、トレモロ効果の深さ
の設定等の演奏情報の制御、演奏情報を外部に出力する
か否か等、電子楽器のモード切換えの制御等がある。 【0003】ペダルに上記のような多岐にわたる機能を
割り当てるために、各機能毎にジャックを備えたので
は、多数のジャックが必要となるため、ジャックの数を
制限し、各ジャックに差し込まれたペダルに、多岐にわ
たる機能の中から所望の機能を自由に割り当てるように
構成された電子楽器も知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、各ジャックに
差し込まれたペダルに機能を自由に割り当てるように構
成すると、ペダルの接続状態等に応じて、その都度各ペ
ダルに機能を設定し直さなければならず、操作が煩雑で
時間もかかるという問題がある。本発明は、上記事情に
鑑み、ペダルの接続状態等に応じてその都度各ペダルの
機能を設定し直すことを不要とし、操作性が向上し、操
作時間の削減が図られた電子楽器を提供することを目的
とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の電子楽器は、 (1)ペダルのプラグが差し込まれる複数のジャック (2)上記各ジャックに上記プラグが差し込まれている
か否かを検出するプラグ挿抜検出手段 (3)上記複数のジャックへの上記プラグの挿抜のパタ
ーンと各ジャックにプラグが差し込まれてなる各ペダル
の機能との対応を記憶する記憶手段 (4)上記プラグ挿抜検出手段により検出された上記挿
抜のパターンに応じて各ジャックにプラグが差し込まれ
てなる各ペダルに、上記記憶手段に記憶された対応する
各機能を割り当てる機能割当て手段 を備えたことを特徴とするものである。 【0006】 【作用】本発明の電子楽器では、上記構成により、プラ
グの挿抜のパターンに応じて、記憶された対応する各機
能が各ペダルに割り当てられるため、従来のようにペダ
ルの接続状態等に応じてその都度各ペダルに機能を設定
し直すことが不要となり、操作性が向上し、操作時間も
削減される。 【0007】 【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施例の電子楽器のリアパネルを示
す図である。図1に示すリアパネル1には、2つのジャ
ック2,3が備えられている。図2は、図1に示す電子
楽器の内部構成図である。 【0008】図2に示す電子楽器には、CPU11と、
ROM12と、RAM13と、パネル14と、鍵盤15
と、楽音形成手段16と、サウンド・システム17と、
MIDI端子18と、バス19とが備えられている。さ
らに、この電子楽器には、操作検出回路20,21と、
接続検出手段24と、ジャック2,3とが備えられてい
る。Aペダル22,およびBペダル23は、それらのプ
ラグがジャック2,3にそれぞれ挿抜自在に差し込まれ
る。 【0009】CPU11は、各種のプログラムを実行す
る。ROM12は、プログラムやプログラム実行時に必
要な各種データ等を格納する。RAM13は、プログラ
ム実行時の作業領域等として用いられる。また、パネル
14は、各種のパラメータの入力、表示等のために用い
られる。鍵盤15は、押鍵や離鍵のタイミング、押鍵速
度等を検出し演奏情報に変換する。楽音形成手段16
は、後述するAペダル22やBペダル23の操作により
得られた演奏情報を楽音に反映させる。サウンド・シス
テム17は、楽音形成手段16により生成された楽音を
放音する。MIDI端子18は、鍵盤15やAペダル2
2,Bペダル23等の操作に応じて、ノート情報や、例
えば音量を制御するためのペダルによる操作情報等の演
奏情報を外部機器に向けて出力する。バス19は、CP
U11、ROM12、RAM13、パネル14、鍵盤1
5及び楽音形成手段16の間で演奏情報その他のデータ
の授受を行う。 【0010】また操作検出回路20,21は、Aペダル
22,Bペダル23の操作による操作情報を、例えば数
値を表わすデジタル量に変換してCPU11に送る。接
続検出手段24は、Aペダル22やBペダル23がジャ
ック2,3に接続されているかどうかを検出し、接続の
検出結果をCPU11に送る。この実施例では、2つの
ジャック2,3にそれぞれAペダル22とBペダル23
が接続されるため、接続のパターンとしては、それら2
つのジャック2,3のいずれにもペダルが差し込まれて
いない第1のパターン、ジャック2にAペダル22が差
し込まれ、ジャック3にはBペダル23が差し込まれて
いない第2のパターン、ジャック2にはAペダル22が
差し込まれず、ジャック3にBペダル23が差し込まれ
た第3のパターン、2つのジャック2,3にそれぞれA
ペダル22,Bペダル23が差し込まれた第4のパター
ンが存在する。したがって、ペダルの接続のパターンを
考慮するとペダルに割り当てる機能は最大4つ設定する
ことになる。即ち、パターン2におけるAペダル22に
割り当てる機能1、パターン3におけるBペダル23に
割り当てる機能2、パターン4におけるAペダル22に
割り当てる機能3、同じくパターン4におけるBペダル
に割り当てる機能4である。一方、これらのペダルに割
り当てることのできる機能のメニューとして、例えば音
量、パン、ブリリアンス、トレモロ・デプス、ホールド
等多数のメニューがあらかじめ用意されており、ユーザ
がメニューテーブルから選んで上記機能1〜4に、パネ
ル14上の操作子により任意に割り当てることができ
る。この操作子によってなされた機能設定は、RAM1
3に記憶される。ここでは一例として、機能1〜4とし
て、音量のメニューを割り当てるものとする。音量のメ
ニューもさらに複数のモードに細分化されており、ここ
では例えば、機能1として、ペダル操作量を音量情報に
変換して内部音源(楽音形成手段16)に送るとともに
MIDI端子18を経由して外部にも出力するモード、
機能2として、ペダル操作量を音量情報に変換してMI
DI端子18を経由して外部に出力するが、そのペダル
操作に対応した音量情報は、内部音源には送信しないモ
ード、機能3として、ペダル操作量を音量情報に変換し
て内部音源には送信するが、外部には出力しないモー
ド、機能4として、機能2と同一のモードが設定され
る。 【0011】このように、ペダルの挿抜のパターンに応
じた各機能をあらかじめ設定しておくことにより、ジャ
ック2,3にペダルを差し込み、もしくはジャック2,
3からペダルを抜き取った際に、いちいち機能を設定す
る必要がなく、自動的に上記の設定に切り換わる。従っ
て、従来のように、ペダルの接続状態に応じてその都度
各ペダルの機能を設定し直す必要がなく、操作性が向上
する。 【0012】図3は、図2に示す電子楽器の、一連の処
理を繰り返し実行するメインルーチンのフローチャート
である。電源が投入され、このルーチンが起動される
と、ステップS1において、鍵盤15(図1参照)の鍵
操作による演奏情報が格納されるキーバッファに、演奏
情報が格納されているか否かが判断される。キーバッフ
ァに鍵が操作されたことによる演奏情報が格納されてい
ると判断された場合は、ステップS2に進む。ステップ
S2において、Aペダル22やBペダル23の接続のパ
ターンに応じて、Aペダル22やBペダル23に上述し
た各機能が割り当てられる。ステップS2の詳細につい
ては後述する。次にステップS3に進み、MIDI端子
18から、鍵盤15の鍵の操作に応じたノート情報や、
Aペダル22やBペダル23に割り当てられた機能に応
じた、各ペダルの操作による、例えば音量情報等が出力
される。 【0013】次にステップS4に進み、キーバッファに
演奏情報が格納されていた場合は、楽音形成手段16に
より、その演奏情報に基づき、かつAペダル22やBペ
ダル23の操作が反映された楽音が形成される。次にス
テップS5に進み、キーバッファをクリアした後、ステ
ップS1に戻る。一方、ステップS1において、キーバ
ッファに演奏情報が格納されていないと判断された場合
は、ステップS6に進み、前述したステップS2と同じ
処理をしてステップS7に進む。ステップS6の詳細に
ついては、ステップS2の詳細とともに後述する。ステ
ップS7において、前述したステップS3と同じ処理を
行う。但し、ここでは鍵の操作がなされていないためノ
ート情報等の出力は行なわない。次にステップS1に戻
る。このようにして、これら一連の処理が繰り返し実行
される。 【0014】図4は、所定の時間間隔で繰り返し起動さ
れる、鍵盤15のキー処理のためのタイマ割込みルーチ
ンのフローチャートである。図4に示すキー処理のため
のルーチンが起動されると、ステップS11において新
たなキー操作(押鍵/離鍵)がなされたか否かが判断さ
れる。新たなキー操作がなされたと判断された場合は、
ステップS12に進む。ステップS12において、いず
れのキ−が押鍵あるいは離鍵されたかを表わす演奏情報
をキーバッファに格納し、終了する。ステップS11に
おいて、新たなキー操作がなされなかったと判断された
場合は、何もせずに終了する。 【0015】図5は、図4に示すルーチンと同様に、所
定の時間間隔で繰り返し起動される、ペダルの接続状態
の検出のためのタイマ割込みルーチンのフローチャート
である。このルーチンにより、接続検出手段24から供
給されるペダルの接続状態を示す情報に基づいて、Aペ
ダル22やBペダル23の接続状態が検出される。図5
に示すルーチンが起動されると、ステップS15におい
て、前回検出されたAペダル22とBペダル23の接続
状態と、今回検出されたこれらのペダルの接続状態とを
比較し、変化していると判断された場合はステップS1
6へ進み、今回検出されたペダルの接続状態に応じて、
その接続状態を表わすフラグPを設定して終了する。こ
のフラグPには0〜3の4つのうちいずれかが設定され
る。各値の意味については後述する。ステップS15に
おいて、今回検出されたペダルの接続状態が前回検出さ
れた接続状態と比較し変化していないと判断された場合
は、何もせずに終了する。 【0016】図6は、図4や図5に示すルーチンと同様
に、所定の時間間隔で繰り返し起動される、Aペダル2
2の操作量を更新する処理を実行するタイマ割込みルー
チンのためのフローチャートである。このルーチンが起
動されると、ステップS21において、図2に示す操作
検出回路20により、Aペダル22の操作量を表わす数
値AがバッファNEW A内に読み込まれる。次に、ス
テップS22に進み、今回の数値Aと、前回実行された
このルーチンによる前回の数値Aとが比較される。前回
の数値Aと比較し今回の数値Aが変化したと判断された
場合は、ステップS23に進み、今回の数値Aがバッフ
ァAに格納される。次にステップS24に進み、今回の
数値AがバッファOLD Aに格納されて終了する。ス
テップS22において、前回の数値Aと比較し、今回の
数値Aが変化していないと判断された場合は、そのまま
終了する。このようにして、Aペダル22の操作量が電
子楽器内に取り込まれる。尚、Bペダル23の操作につ
いても同様に処理され、Bペダル23の操作量が変化し
た時にBペダル23の新たな操作量がバッファBに格納
される。 【0017】図7は、図3に示すステップS2およびス
テップS6で実行されるペダル処理サブルーチンのフロ
ーチャートである。このサブルーチンでは、図5に示す
ルーチンにより設定された、Aペダル22とBペダル2
3の接続状態に対応するフラグPの値に応じた各機能
が、各ペダル22,23に割り当てられる。 【0018】図7に示すペダル処理サブルーチンが起動
されると、ステップS31において、フラグPの値が、
Aペダル22のみ接続されていることを示す‘1’、も
しくはAペダル22とともにBペダル23も接続されて
いることを示す‘3’のいずれかであると判断された場
合は、ステップS32に進む。一方、ステップS31に
おいて、フラグPの値が‘1’もしくは‘3’のいずれ
でもないと判断された場合は、後述するステップS40
に進む。 【0019】ステップ32において、Aペダル22が操
作されておりAペダル22の操作量を表わす数値Aがバ
ッファAに格納されていた場合は、ステップS33に進
む。ステップS32において、Aペダル22が操作され
ず数値AがバッファAに格納されていないと判断された
場合は、ステップS40に進む。ステップS33におい
て、フラグPの値が‘1’であると判断された場合は、
ステップS34に進み、前述した機能1をAペダル22
に割り当てる。すなわち、Aペダル22の機能を格納す
る機能Aレジスタに機能1を格納する。次にステップS
37へ進み、所定のレジスタに数値Aを読み込み、ステ
ップS38へ進む。ステップS38において、読み込ん
だ数値Aに基づいて機能Aの楽音制御情報を演算して求
める。ただし、この場合ステップS34にて機能Aに機
能1が設定されているので結果的に機能1の楽音制御情
報を求めたことになる。ステップS38では、この情報
を電子楽器の内部音源(図2に示す楽音形成手段16)
に送るとともに、MIDI端子18へ出力する。次にス
テップS39へ進み、バッファAをクリアしてステップ
S40へ進む。 【0020】一方、ステップS33において、フラグP
の値が‘1’でないと判断された場合は、ステップS3
5へ進む。ステップS35において、フラグPの値が
‘3’であると判断された場合は、ステップS36に進
み、前述した機能3をAペダル22に割り当てる。すな
わち、Aペダル22の機能を示す機能Aレジスタに機能
3を格納する。以下ステップS37〜39における処理
は前述した機能1の場合と同じであり、説明は省略す
る。また、ステップ35において、フラグPの値が
‘3’でないと判断された場合はステップS40へ進
む。 【0021】ステップS40以下は、前述したルーチン
と同様であり、Aペダル22をBペダル23に、フラグ
Pの値‘1’を、Bペダル23のみ接続されていること
を示す‘2’に、バッファAを、Bペダル23の操作量
が格納されるバッファBに、機能Aレジスタを、Bペダ
ル23の機能を格納する機能Bレジスタに、さらに機能
1,機能3をそれぞれ機能2,機能4に、それぞれ置き
換えればよく、これによりBペダル23に機能2や機能
4が割り当てられる。このようにして、Aペダル22と
Bペダル23の接続状態に応じて、Aペダル22,Bペ
ダル23に、あらかじめ設定された各機能が割り当てら
れる。 【0022】図8は、図1に示すパネル14の詳細を示
す図である。このパネル14の操作により各機能がAペ
ダル22やBペダル23に任意に割り当てられ、また音
色が任意に設定される。パネル14には、モード選択ボ
タン31と、表示器32と、設定用ボタン33,34
と、ペタル機能選択ボタン35,36,37,38と、
12個の音色ボタン39〜50とが備えられている。 【0023】モード選択ボタン31は、それを押すこと
により、音色選択を行なうモード1と、ペダル機能設定
を行なうモード2とに交互に切り換えるLED付きのボ
タンである。このLEDの色は、後述するペダル機能選
択ボタン35,36,37,38や12個の音色ボタン
39〜50のLEDの色とは異なる色のLEDが使用さ
れている。またこのLEDは、音色選択を行うモ−ド1
にある場合には演奏に使用される通常の用途のため消灯
し、ペダル機能設定をおこなうモ−ド2にある場合には
機能設定という特殊な用途のため点灯する。表示器32
には、ペダル機能が表示される。設定用ボタン33,3
4は、各ペダルに割り当てる機能を機能テーブルから選
択して表示器32に表示させるボタンである。ペダル機
能選択ボタン35,36,37,38は、前述した機能
1から機能4に対応して設けられたLED付きのボタン
であり、設定用ボタン33,34により表示器32に所
望の機能を表示させ、ペダル機能選択ボタン35,3
6,37,38のいずれかを押すことにより表示器32
に表示された機能が機能1〜機能4のうちのいずれかに
設定される。12個の音色ボタン35〜50は、音色を
選択するLED付きのボタンである。音色ボタンのうち
使用頻度が高くない音色のボタンは消灯、使用頻度が高
い音色ボタンは点灯される。どのボタンを点灯/消灯さ
せるかは設計時に予め決められている。 【0024】ここでモード選択ボタン31を押して、音
色選択を行なうモード1を選択した場合には、ここでは
使用頻度の高くない音色の6個の音色ボタン45〜50
を除き、音色ボタン39〜44のLEDが点灯される。
これらの音色ボタン39〜44のうち、音色が選択され
ている音色ボタン39が明るく点灯(図8に黒塗りで示
す)され、他の音色ボタン40〜44は薄点灯(図8に
示す斜線で示す)される。音色ボタンは消灯/薄点灯に
関わらず、どの音色ボタンも操作可能ではあるが使用頻
度が高いボタンが薄点灯することにより音色選択が容易
となる。モード選択ボタン32をもう一度押して、ペダ
ルの機能を設定するモード2を選択した場合も、モード
1の場合と同様にしてペダル機能選択ボタン35,3
6,37,38のうち、選択されているペダル機能選択
ボタン35が明るく点灯され、残りのペダル機能選択ボ
タン36,37,38が薄点灯される。このように、設
定したモードで操作される可能性のあるボタンのLED
が薄点灯されるので、そのモードにおいて操作されるボ
タンが明確となり、ペダル機能の選択や音色の選択が容
易になる。これら薄点灯させるボタンは、あらかじめ任
意設定できるようにしておいてもよい。また、どのボタ
ンを薄点灯させるかを示すパタ−ンを複数設定してお
き、いずれかのパタ−ンを選択するようにしておいても
よい。例えば、演奏する曲に応じてパタ−ンを選択する
ようにし演奏する曲において使用する音色の音色ボタン
が薄点灯するようにすれば、演奏中の音色選択が容易と
なる。また、選択された音色ボタンに対応してその次に
選択する音色ボタンを薄点灯させるよう設定するように
してもよい。このようにすることにより、音色を次々に
切換えて演奏する時に、次の切換えるべき音色ボタンが
容易に分かる。またモード選択ボタン31は複数あって
もよい。また現在選択されているボタンは明るく点灯さ
れるので、音色ボタンのように多くのボタンが並んでい
ても、選択されているボタンが容易に把握される。 【0025】図9は、LED付きボタンに備えられたL
EDに印加される信号波形を示す図である。(a),
(b)の波形は、T0 で示される一周期の時間はともに
共通であるが、T1 /T0 で示されるデューティ比は、
(a)と(b)とを比較すると(b)の方が小さい。こ
こで、(a)の波形の信号が印加されるとLEDが明る
く点灯し、(b)の波形の信号が印加されるとLEDが
薄点灯する。このようにLEDに印加する信号波形のデ
ューティ比を調整することにより、LEDの輝度が制御
される。 【0026】図10は、図8に示すパネル14の各LE
Dの点灯を制御するルーチンのフローチャートである。
このルーチンは、音色もしくはペダル機能を選択するモ
ードに移行した時点で起動される。例えば、音色を選択
するモードに移行した時点でこのルーチンが起動される
と、ステップS51において、まず音色ボタン39に対
応する数値‘1’をXレジスタに格納して、ステップS
52に進む。ステップS52において、各音色ボタンに
対応して設けられている各RX フラグのうち音色ボタン
39に対応する音色が選択されているか否かを示すRX
フラグが‘1’か否かが判断される。RX フラグが
‘1’と判断された場合は、この音色が選択されている
ためステップS56に進み、LED側に備えられた点灯
制御回路に、CPU11から明るく点灯させることを指
示する信号を送り、ステップS55に進む。点灯制御回
路は、音色ボタン39のLEDに、図9(a)に示す波
形の点灯信号を送り、音色ボタン39のLEDを明るく
点灯させる。 【0027】一方、ステップS52において、RX フラ
グが‘0’と判断された場合は、音色ボタン39に対応
する音色は選択されていないため、ステップS53へ進
む。ステップS53において、この音色ボタン39の音
色が選択されていないことを受けてその音色ボタン39
のLEDを薄点灯させるか、消灯させるかを示すQX
ラグが‘1’か否かが判断される。ここでQX フラグ
は、各音色ボタン39〜50それぞれに対応して設けら
れており、使用頻度が高くない音色の音色ボタン(図8
の例では音色ボタン45〜50)に対応するQX フラグ
には‘0’、使用頻度が高い音色の音色ボタン(図8の
例では音色ボタン39〜44)に対応するQX フラグに
は‘1’が格納されている。QX フラグが‘1’と判断
された場合は、ステップS54へ進み、前述した点灯制
御回路にCPU11から薄点灯させることを指示する信
号を送り、ステップS55に進む。点灯制御回路は、音
色ボタン39のLEDに図9(b)に示す波形の信号を
送り、音色ボタン39のLEDを薄点灯させる。また、
ステップS53において、QX フラグが‘0’と判断さ
れた場合は、使用頻度が高くない音色の音色ボタンであ
るため、図9(a),(b)のいずれの信号も送らず
に、即ち消灯のままステップS55へ進む。音色ボタン
は全部で12個存在するため、ステップS55におい
て、音色ボタンの数に対応してあらかじめ設定されたN
=‘12’の数値と、Xレジスタに格納されている数値
とが等しいか否かが判断される。Xレジスタに格納され
ている数値が‘12’ではないと判断された場合は、ス
テップS57へ進み、次のボタンのLEDを処理するた
めに、Xレジスタの値を1つ増加させてステップS52
へ進み、次のボタンのLEDの処理が行われる。ステッ
プS55において、Xレジスタに格納されている数値を
‘12’と比較し、等しいと判断された場合は、終了す
る。このようにして、12個の音色ボタン39〜50全
てに対して明るく点灯するか、薄点灯するか、消灯する
かのいずれかの処理がなされる。また、ペダル機能を選
択するモードに移行した時点でこのルーチンが起動され
た場合、前述した音色を選択するモードの場合と同様
に、ペダル機能選択ボタン35〜38が処理される。 【0028】尚、上記実施例では、使用頻度が高くない
音色のLED付ボタンは消灯されたままになっている
が、使用頻度の高くない音色のLED付ボタンも薄点灯
させてもよい。これにより暗所でも全てのボタンの位置
がわかり操作性が向上する。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子楽器
は、ジャックへのプラグの接続のパターンに応じて、各
ペダルに、対応する機能を割り当てるものであるため、
プラグの挿抜のたびに逐一各ペダルに機能を設定し直す
手間が省け、操作の煩雑さがなくなり、操作性が向上
し、操作時間も削減される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の電子楽器のリアパネルを示
す図である。 【図2】図1に示す電子楽器の内部構成図である。 【図3】図2に示す電子楽器の、一連の処理を繰り返し
実行するメインルーチンのフローチャートである。 【図4】鍵盤のキー処理のためのタイマ割り込みルーチ
ンのフローチャートである。 【図5】ペダルの接続状態の検出のためのタイマ割り込
みルーチンのフローチャートである。 【図6】Aペダルの操作量を更新する処理を実行するタ
イマ割り込みルーチンのためのフローチャートである。 【図7】図3に示すペダル処理サブルーチンのフローチ
ャートである。 【図8】図1に示すパネルの詳細を示す図である。 【図9】LEDに印加される波形を示す図である。 【図10】図8に示すパネルの各LEDの点灯を制御す
るルーチンのフローチャートである。 【符号の説明】 1 リアパネル 2,3 ジャック 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 パネル 15 鍵盤 16 楽音形成手段 17 サウンド・システム 18 MIDI端子 19 バス 20,21 操作検出回路 22 Aペダル 23 Bペダル 24 接続検出手段 31 モード選択ボタン 32 表示器 33,34 設定用ボタン 35,36,37,38 ペダル機能選択ボタン 39,40,41,42,43,44,45,46,4
7,48,49,50音色ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−11491(JP,A) 実開 平1−60284(JP,U) 実開 平1−105997(JP,U) 実開 平1−105998(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ペダルのプラグが差し込まれる複数のジ
    ャックと、 前記複数のジャックそれぞれに前記プラグが差し込まれ
    ているか否かを検出するプラグ挿抜検出手段と、 前記複数のジャックへの前記プラグの挿抜のパターンと
    各ジャックにプラグが差し込まれてなる各ペダルの機能
    との対応を記憶する記憶手段と、 前記プラグ挿抜検出手段により検出された前記挿抜のパ
    ターンに応じて、各ジャックにプラグが差し込まれてな
    る各ペダルに、前記記憶手段に記憶された対応する各機
    能を割り当てる機能割当て手段とを備えたことを特徴と
    する電子楽器。
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