JP3371963B2 - ヘッドユニットへのインクの充填方法 - Google Patents
ヘッドユニットへのインクの充填方法Info
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Description
吐出して記録媒体に文字等の記録像を書き込むインクジ
ェット式記録装置、より詳細にはインクタンクをキャリ
ッジに搭載させる形式のインクジェット式記録装置のイ
ンクの充填方法に関する。
紙に情報の書き込みを行うインクジェット式記録装置に
は、大きく分けてインクタンクを装置本体の適所に設け
てチューブによりヘッドユニットにインクを供給する形
式と、ヘッドユニットを搭載しているキャリッジに収容
したものとの2種類がある。後者のインクタンクをキャ
リッジに搭載する形式のものは、インク供給パイプの引
き回しが不要となる反面、インクタンクをキャリッジと
いう限られたスペースに設置する点でインク流路の構成
上、種々の制約を受け、特にタンクからヘッドユニット
へのインクの供給時に発生しやすい気泡の抑制、及び発
生した気泡の除去が困難であるという不都合がある。
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろはヘッドユニットへの気泡の浸入を防止することがで
きるヘッドユニットへのインクの充填方法を提案するこ
とである。
るために本発明においては、印字信号に対応してインク
滴を噴射するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットに
インクを供給するインクタンクと、前記ヘッドユニット
とインクタンクとを接続する流路に設けられたフィルタ
部材と、前記ヘッドユニットに着脱自在に構成され、吸
引ポンプに連通されたキャップ部材とからなるインクジ
ェット記録装置のインクの充填方法において、前記キャ
ップ部材により前記ヘッドユニットを封止するキャッピ
ング工程と、前記吸引ポンプを間欠的に駆動して前記ヘ
ッドユニットからインクを吸引する間欠吸引工程と、前
記間欠吸引工程の後、前記吸引ポンプを連続的に駆動し
て前記ヘッドユニットからインクを吸引する連続吸引工
程と、を備えるようにした。
め、インク流路に液体が存在しない状態でもインク流路
での泡立ちが少なく抑え、以後の気泡排出に要するイン
ク量が最小限となる。
に基づいて説明する。図1は本発明のインク充填方法が
適用される記録装置の一実施例を示すものであって、図
中符号1は、インクジェット式ヘッドユニットで、連結
部材2を介してインクタンク3と接続されて、インクタ
ンク3のフォーム11に吸収されているインクを中空針
9により吸い出し、連結部材2のインク供給流路13を
介して供給を受けつつ、記録信号に一致してインク滴を
吐出するものである。
示すものであって、図中符号20は、インク供給路13
に接続する立上管15からインクの補給を受けるリザー
バで、インク供給口21を介して各圧力発生室22で消
費された分のインクを供給するものである。圧力発生室
22を封止する振動板23には各圧力発生室22、2
2、22‥‥に対応して圧電振動子24、24、24‥
‥の先端を当接させて設けられている。この圧電振動子
24、24、24‥‥は記録信号に応動して伸縮して圧
力発生室22の容積を縮小、膨張させてリザーバ20か
ら圧力発生室22にインクを吸入させたり、またインク
滴をノズルプレート26のノズル開口27から吐出させ
たりするものである。
領域に配置されたキャップ部材で、図示しない駆動機構
によりヘッドユニット1のノズルプレート26に当接し
てノズル開口27、27、27‥‥の乾燥を防止するも
のである。キャップ部材4は、チューブ12により吸引
ポンプ5に接続されており、制御装置6によりインク吸
引動作を行うように構成されている。このポンプ5とし
ては、例えば支持体に間隔を設けて同一円周上となるよ
うに配置した複数のローラを、円形に配置された弾性チ
ューブに弾接させ、支持体を直流モータで一方向に回動
させる、いわゆるチューブポンプを用いることができ
る。なお、図中符号10は、チューブ13によりポンプ
5の吐出口に接続する廃インクタンクを示す。
搭載したキャリッジの構造の一実施例を示すものであっ
て、図中符号30は、ガイドロック31に案内されて図
示しないプラテンに沿って往復動するキャリッジで、こ
れの上面にインクタンク3を保持するインクタンクホル
ダ32が設けられ、このホルダ32にはインクタンク3
の被係合部と係合してこれを支持、固定するレバ−33
が回動自在に枢支されている。
ドユニット1に連結部材2を介してインクタンク3が装
着された状態での構造を示すものであって、連結部材2
は、インクタンク40とヘッドユニット20との間に介
在していてインクタンク40の装着時に生じる下向きの
力をヘッドユニット1に作用させることなく、両者間の
位置ズレを吸収しつつ、これらを確実に係合させるもの
である。
ぼ「コ」の字型の平面形状を有していて、両側の脚部4
1、41を結合する本体42の上面中央には、インクタ
ンク3の連通管43を受け入れる筒部44が取り付けら
れ、また本体42の内側面42aからこの筒部44の中
心には水平な向きの第1のインク供給路45が設けら
れ、インク供給路45と合致するようにして筒部44の
中心にはインクタンク3のインク供給口42に差し込ま
れる中空針9が上向きに突設されている。この中空針9
の通孔50と第1のインク供給路45とは、垂直に設け
られた第2のインク供給路47により接続されている。
7とを結ぶ流路に形成されたフィルタ部材で、SUSの
細線を綾畳みにより2000メッシュ程度に形成したも
ので、図6に示したように連結部材本体に形成された上
部が拡開するテーパ状凹部52と、中空針9の下方に形
成された下方に拡開するテーパ状凹部53との間に張設
され、中空針9の通孔50と第2のインク供給路47と
を結んで形成されている垂直なインク供給流路に直交す
るように配設されている。これら凹部52、53のテー
パー角θ1、θ2は、30乃至60度程度に選択されてい
て、テーパ状凹部52、53内の気泡を通孔47、もし
くは50に上方に有効にガイドする機能を備えている。
を示すものであって、図中符号80は、連結部材本体4
2aに形成されたテーパ状凹部52の開口部に形成され
た凹部で、後述する中空針9の底面と係合できる直径に
選択され、これの中心にテーパ状の凹部52が形成さ
れ、また段差部81にはテーパ状凹部52を取り囲むよ
うにリング状の凸部82が形成されている。
1を載置し(同図(I))、この状態でフィルタ部材5
1を介して熱源を凸部82に押しつけると、凸部82の
溶融部82’が選択的に溶融されてフィルタ部材51の
メッシュの隙間に侵入する(同図(II))。
部80に嵌合可能な底部85近傍には、連結部材42の
上面87に接するフランジ86が形成されている。フラ
ンジ86の底面には内側に環状の溝88と、その外側に
断面V字状の環状の突起89が形成されている。
れた凹部52に挿入し(同図(III))、フランジ8
6に超音波を照射すると、断面V字の突起89が選択的
に溶融されて連結部材本体42に溶着する。この溶融の
過程で、余った分は環状溝88に流れ込むから、外部に
はみ出すことがない。これにより、フィルタ部材51を
連結部材42と中空針9との間に気密的に固定されるこ
とになる。
脚部41、41には、その内側の中間部分に位置決めダ
ボ90、90が突出形成されていて、ヘッド基体91の
両側の張り出し部92、92に設けた孔93、93をこ
れら位置決めダボ90、90に嵌合わせた上、これら両
者をビス94、94によって一体的に固定するように構
成されている。
記したインク通孔と対応する位置にヘッドユニット1の
立上管15の一端が臨んでいて、この立上管15と連結
部材2側の第1のインク供給路45とは弾性継ぎ手95
を介して接続されている。なお、図中符号97は、ヘッ
ド基体の上面に固定される回路基板を示す。
キャリッジ30にセットしてレバー33を下げると、中
空針9がインクタンク3の連通管43に陥入する。この
状態でヘッドユニット1にキャップ部材4を装着して、
ポンプ5を作動させると、ポンプ5の吸引力がキャップ
部材4を介してノズル開口27、27、27‥‥に作用
する。この負圧は第1のインク供給路45、フィルタ部
材51、第2のインク供給路47、中空針9を介してイ
ンクタンク3に作用してフォームに吸収されているイン
クがこれら流路に流れ込む。所定時間、例えば0.1乃
至1秒が経過した段階でポンプを一時停止させて、吸引
動作を停止する。所定時間、例えば0.1乃至1秒が経
過した段階で再びポンプ5を作動させてフォーム11か
らインクを吸い出す。
より、インク供給路を流れるインクの速度がV1、例え
ば1mm/秒以下で、しかも流量が0.01cc/秒以
下と極めて低い値に抑えられるため、整流となってフィ
ルタ部材51を通過することになり、フィルタ部材51
のメッシュによる泡立ちが防止される。なお、この際に
気泡が発生したとしても、気泡F(図9(イ))は、フ
ィルタ部材51のメッシュで砕かれながらこれを通過し
(同図(ロ))、細かい気泡f、f、f‥‥となってイ
ンク供給路47(同図(ハ))からヘッドユニット1に
流れ込む。
することにより、泡立ちを可及的に防止しながらインク
タンク3からヘッドユニット1に至る流路にインクを充
填する。このようにしてインクタンク3からヘッドユニ
ット1の全ての流路にインクが流れ込んだ段階で、ポン
プ5を連続的に2乃至10秒間、つまりインクの流速が
V2、具体的には約0.2cc/秒の高流速での吸引を
継続させると、インクは速度V2の高速流となってタン
ク3からヘッドユニット1に流れ、ヘッドユニット1に
流れ込んでいた小さな気泡やまた流路の壁面に付着して
いる気泡を、その高速流により記録ヘッド1側に流し、
ノズル開口27からキャップ部材4に排出させる。この
高速流によりインクを充填しても、インクタンク3から
ノズル開口に至る流路には既にインクが充填されている
ため、泡立ちを生じることはない。
ニット1に記録信号を出力すると、周知の動作により記
録信号に対応してインク滴が記録用紙に吐出される。ヘ
ッドユニット1で消費されたインクは、タンク3からイ
ンク供給路を介してヘッドユニットに補充されることに
なる。
を極めて小さく設定されているため、インク流路に液体
が存在しない状態でもインク流路での泡立ちが抑えられ
る。このため、従来、工場出荷時にヘッドユニットのイ
ンク流路に充填されていた充填液を不要とすることが可
能となり、さらには脱気処理が施されていないインクを
充填したインクタンクを装着した場合にも、充填後に気
泡が残留することがない。
9に流れ込んだ気泡は、フィルタ室を構成している凹部
53のテーパ壁面53aに沿って上方に移動し(図9
(ニ))、水平方向に延びるインク供給路45に流れ込
むことはない。また、インクタンク3から流れ出したフ
ォーム11の小片や塵埃などはフィルタ部材51にはば
まれてヘッドユニット1に流れ込むことはない。
効果は、吸引停止期間を0.2乃至0.5秒程度に設定
することにより最大となる。
消費された段階で、インクタンクの交換を行うと、制御
装置6は、前述した第1、第2の吸引モードによりタン
クからヘッドユニット1にインクを充填する。
初期充填時におけるインク流速を極めて小さく設定され
ているため、インク流路に液体が存在しない状態でもイ
ンク流路での泡立ちが抑えることができ、以後の気泡排
出に要するインク量を最小限とすることができる。
ット式記録装置のインク供給系を示す構成図である。
である。
る。
る。
部材の製造工程を示す図である。
インクの流速とを示す線図である。
れるインク流、及び気泡の様子を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 印字信号に対応してインク滴を噴射する
ヘッドユニットと、前記ヘッドユニットにインクを供給
するインクタンクと、前記ヘッドユニットとインクタン
クとを接続する流路に設けられたフィルタ部材と、前記
ヘッドユニットに着脱自在に構成され、吸引ポンプに連
通されたキャップ部材とからなるインクジェット記録装
置のインクの充填方法において、 前記キャップ部材により前記ヘッドユニットを封止する
キャッピング工程と、前記吸引ポンプを間欠的に駆動し
て前記ヘッドユニットからインクを吸引する間欠吸引工
程と、 前記間欠吸引工程の後、前記吸引ポンプを連続的に駆動
して前記ヘッドユニットからインクを吸引する連続吸引
工程と、 を含むヘッドユニットへのインクの充填方法。 - 【請求項2】 前記間欠吸引工程における吸引停止期間
が、0.2乃至0.5秒である請求項1に記載のヘッド
ユニットへのインクの充填方法。
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2002
- 2002-05-27 JP JP2002152755A patent/JP3371963B2/ja not_active Expired - Fee Related
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