JP3371860B2 - Atmネットワークにおけるcdv制御方式 - Google Patents

Atmネットワークにおけるcdv制御方式

Info

Publication number
JP3371860B2
JP3371860B2 JP23048699A JP23048699A JP3371860B2 JP 3371860 B2 JP3371860 B2 JP 3371860B2 JP 23048699 A JP23048699 A JP 23048699A JP 23048699 A JP23048699 A JP 23048699A JP 3371860 B2 JP3371860 B2 JP 3371860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
cdv
circuit
buffer
fifo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23048699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001053762A (ja
Inventor
勝 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP23048699A priority Critical patent/JP3371860B2/ja
Publication of JP2001053762A publication Critical patent/JP2001053762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3371860B2 publication Critical patent/JP3371860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はATM(Async
hronous Transfer Mode:非同期
転送モード)ネットワークにおけるCDV(Cell
Delay Variation:セル遅延揺らぎ)制
御方式に関し、特にATMネットワークに配備されるC
LAD(Cell Assembly and Dis
assembly:セル組立・分解)装置においてCD
Vを吸収するCDV制御方式に関する。 【0002】 【従来の技術】ATMネットワークにおいて、音声など
のように一定時間間隔でトラフィックが発生するCBR
(Constant Bit Rate:固定伝送速
度)トラフィックの伝送を行う場合には、ATMネット
ワークの内部で発生するCDVの影響により、セルの受
信側で音声などの再生ができなくなることがある。 【0003】この問題を解決する手段として、従来技術
においては、セル受信側にネットワーク内部で発生した
CDVを吸収するためのバッファを用意して、一定時間
セルの蓄積を行い、付加遅延を加えることでCDVを吸
収し、CBRとしての品質を保っていた。 【0004】このようなCDVを吸収する技術の一例と
して、特開平8−163150号公報記載の「CBRト
ラフィックのCDV制御方法及び装置」が知られてい
る。 【0005】この公報では、図6に示すように、ATM
スイッチの出力段にて、シェーピング手段を用いてCB
RセルのCDVを吸収する技術が記載されている。 【0006】図6は、従来のCDV制御方式を示すブロ
ック図である。 【0007】図6において、CDVを含んだ入力CBR
セル流63は、シェーピングFIFO64に一時的に蓄
積される。また、蓄積経過時間監視回路61は、シェー
ピングFIFO64にセルが蓄積されてからの経過時間
を監視し、一定時間が経過するとシェーピング制御回路
62にセル出力の開始指示を出す。そして、シェーピン
グ制御回路62がシェーピングFIFO64に出力指示
を出すことにより、出力CBRセル流65がシェーピン
グFIFO64から出力される。以上の動作を行うこと
により、出力CBRセル流65はCDVが除去されたセ
ル流となる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来のCDV
制御方式は、CDVを吸収するために、常に一定時間の
間、セルをFIFOメモリに蓄積する手法であるため、
ネットワーク内部でCDVが発生していない時でも、定
常的にある定量のセル伝送遅延が発生するという問題が
あった。 【0009】一般にATMネットワーク内部で発生する
CDV値は予測が困難であるために、FIFOメモリに
蓄積させるセルの量は、セル蓄積遅延によりネットワー
クに不具合が発生しない程度の値が一律に決定されてい
た。従って、通常のネットワーク運用時にCDV値が小
さい場合においても、常に不必要な遅延が付加されてし
まうという問題があった。 【0010】本発明の目的は、上述した問題を解消する
ことにあり、ATMネットワークで発生するCDV値を
常時モニタし、CDV吸収用バッファ内部に蓄積するセ
ルの量を、発生するCDV値によりダイナミックに変動
させて制御するCDV制御方式を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明のATMネットワ
ークにおけるCDV制御方式は、ATMネットワークに
配備されるCLAD装置において、前記CLAD装置
は、ATMネットワークとのインタフェース機能を有し
ATMセルの送受信機能を有するATMインタフェース
回路と、受信した前記ATMセルのCDVを吸収するC
DV制御回路と、前記CDV制御回路の出力するセルを
分解して端末回線インタフェース回路に出力すると共
に、前記端末回線インタフェース回路の出力をセルに組
み立てて前記ATMインタフェース回路に出力するAT
Mセル組立・分解回路と、前記ATMセル組立・分解回
路に接続され端末装置とのインタフェース機能を有する
前記端末回線インタフェース回路と、前記CLAD装置
の全体を制御するCPUと、前記CPUと前記CLAD
装置の各回路とを接続する制御バスとを備え、前記CD
V制御回路は、入力CBRセル流を受信するセル受信回
路と、前記セル受信回路の出力を一時蓄積するFIFO
バッファと、前記FIFOバッファからセルを取り出し
て出力CBRセル流を出力するセル送信回路と、前記セ
ル受信回路の受信したセル流のCDV値をモニタするC
DV監視回路と、前記CDV監視回路の出力する前記C
DV値から前記FIFOバッファへの入力セル及び前記
FIFOバッファからの出力セルの量を制御するFIF
O制御回路とを備え、前記CDV制御回路は、前記CD
V制御回路に入力された前記入力CBRセル流の受信が
開始される(ステップS1)と、前記ステップS1で受
信されたセルは前記FIFOバッファに蓄積され(ステ
ップS2)、前記FIFO制御回路は、前記CDV監視
回路からのCDV値をある一定時間(T)だけモニタし
て、T時間内で発生した最大のCDV値(CDVX)に
一定の値(X)を加えた時間分すなわちCDVX+X時
間分だけセルを前記FIFOバッファに初期蓄積をする
ように前記FIFOバッファを制御し、次に、前記FI
FO制御回路は、初期蓄積が完了したか否かをモニタし
(ステップS3)、初期蓄積が完了していなければ(ス
テップS3のNO)ステップS2に戻って前記FIFO
バッファへのセル蓄積を継続し、また、初期蓄積が完了
していれば(ステップS3のYES)、前記FIFOバ
ッファへのセル蓄積を継続すると同時に前記セル送信回
路にあらかじめ定義された 一定レート(PCR)にてセ
ル送出を開始し(ステップS4)、次に、前記FIFO
制御回路は、前記FIFOバッファでセルのアンダーフ
ローもしくはオーバーフローが発生しているかをモニタ
し(ステップS5)、アンダーフローもしくはオーバー
フローが発生していた場合には(ステップS5のYE
S)、前記FIFOバッファをリセットして(ステップ
S6)、前記FIFOバッファへの初期蓄積ステップ
(ステップS2)に戻り、前記ステップS5において、
前記FIFOバッファにアンダーフローもしくはオーバ
ーフローが発生していない場合には(ステップS5のN
O)、前記FIFO制御回路は前記FIFOバッファ内
部に実際に蓄積されているセル量をモニタし(ステップ
S7)、かつ、前記CDV監視回路からの前記CDV値
により、現在蓄積されているセル量が、現在のCDV値
から判断して最適か否かを判断し(ステップS8)、現
在平均的に前記FIFOバッファ内に蓄積されているセ
ル量をYとし、前記CDV監視回路からのCDV値をC
DVZとする場合に、前記Yと前記CDVZを比較し
て、前記Yが前記CDVZよりも十分大きいと判断され
る場合に限り(ステップS8のYES)、前記FIFO
バッファをリセットして(ステップS9)、前記FIF
Oバッファへの初期蓄積ステップ(ステップS2)に戻
り、前記ステップS8で、現在蓄積されているセル量が
最適と判断される場合には(ステップS8のNO)、前
記ステップS4に戻りセル蓄積を継続する、ことを特徴
とする。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 【0019】図1は本発明のCLAD装置の一つの実施
の形態を示すブロック図である。 【0020】CLAD装置は、非ATMデータをATM
データに変換する、あるいは、その逆変換を行う装置で
あり、ATMネットワークとアナログ電話等の既存のネ
ットワークサービスとを結合するために、ATMネット
ワークに配備されるセル組立・分解装置である。 【0021】図1に示す本実施の形態は、CLAD装置
10の一つの実施の形態を示すものであり、ATMネッ
トワークとのインタフェース機能を有しATMセルの送
受信機能を有するATMインタフェース回路11と、受
信したATMセルのCDVを吸収するCDV制御回路1
2と、CDV制御回路12の出力するセルを分解して端
末回線インタフェース回路14に出力すると共に、端末
回線インタフェース回路14の出力をセルに組み立てて
ATMインタフェース回路11に出力するATMセル組
立・分解回路13と、ATMセル組立・分解回路13に
接続され端末装置とのインタフェース機能を有する端末
回線インタフェース回路14と、CLAD装置10の全
体を制御するCPU15と、CPU15とCLAD装置
10の各回路とを接続する制御バス16とから構成され
ている。 【0022】ATMネットワークからATMセルとして
入力されるCBRセルは、ATMインタフェース回路1
1に入力され、CDV制御回路12にてCDVが吸収さ
れてATMセル組立・分解回路13に入力される。AT
Mセル組立・分解回路13ではCDVの無いセル流を分
解するため、端末回線インタフェース回路14を経由し
て端末装置に出力されるデータは送信側で送出した非A
TMデータとして元通りに再生される。 【0023】一方、端末装置から端末回線インタフェー
ス回路14を介して入力される端末データとしてのCB
Rデータは、ATMセル組立・分解回路13にて一定の
レートでATMセル化され、ATMインタフェース回路
11を介してATMネットワークに出力される。従っ
て、CLAD装置10からATMネットワークに出力さ
れるATMセルとしてのCBRセルには揺らぎは発生し
ない。 【0024】図2は本発明のCDV制御回路の一例を示
す詳細ブロック図である。 【0025】図2において、本発明のCDV制御回路1
2は、入力CBRセル流24を受信するセル受信回路2
1と、セル受信回路21の出力を一時蓄積するFIFO
バッファ22と、FIFOバッファ22からセルを取り
出して出力CBRセル流25を出力するセル送信回路2
3と、セル受信回路21の受信したセル流のCDV値を
モニタするCDV監視回路26と、CDV監視回路の出
力するCDV値からFIFOバッファ22への入力セル
及びFIFOバッファ22からの出力セルの量を制御す
るFIFO制御回路27とから構成されている。 【0026】図2において、CDVを含んだ入力CBR
セル流24は、セル受信回路21にて受信され、FIF
O制御回路27の制御によりFIFOバッファ22に蓄
積される。CDV監視回路26は、セル受信回路21で
のセル受信時刻により受信セルのCDV値を常時モニタ
しており、セル受信の度にCDV値をFIFO制御回路
27に送信する。FIFO制御回路27は、CDV監視
回路26からのCDV値と、FIFOバッファ22内の
蓄積セル量を比較して、現在のCDV値での最適な蓄積
セル量になっているかを判断し、最適でない場合にはF
IFOバッファ22内の蓄積セル量を調節する。FIF
Oバッファ22は、FIFO制御回路27の指示によ
り、セル受信回路21からのセルの蓄積、及び、セル送
信回路23へのセル送信を行う。セル送信回路23に送
信されたセルは、出力CBRセル流25としてCDV制
御回路12から出力される。 【0027】次に、図1、図2および図3、図4を参照
して本実施の形態の動作をより詳細に説明する。 【0028】図3は、本発明のCDV監視回路の動作を
説明するための説明図である。 【0029】図4は、本発明のCDV制御回路の動作を
説明するフローチャートである。 【0030】先ず、図3を参照してCDV監視回路の動
作を説明する。 【0031】図3に示すように、揺らぎの無い入力CB
Rセル流(a)と、揺らぎの有る入力CBRセル流
(b)では、セル到着時刻に差が生じる。揺らぎの無い
入力CBRセル流(a)が入力される場合、セルとセル
の間隔は、入力CBRセル流24として定義されている
PCR(Peak Cell Rate:ピークセル速
度)値の逆数、すなわち1/PCRとなる。また、揺ら
ぎの有る入力CBRセル流(b)が入力される場合、セ
ルとセルの間隔は、セルの揺らぎの大きさにより決定さ
れ、このセル間隔の差がCDV値となる。図3の場合
は、1番目のセルの到着時刻は(a)と(b)で同じで
あるが、2番目以降のセルの到着時刻はそれぞれ異な
り、(b)においてはそれぞれCDV1、CDV2、C
DV3が観測されている。 【0032】CDV監視回路26は、セル受信回路21
での各セルの受信時刻と、入力CBRセル流24として
定義されているPCR値の逆数との時間差によりセル受
信毎にCDV値を監視している。図3(b)の例の場合
は、1番目のセル受信時のCDV値は0、2番目のセル
受信時のCDV値はCDV1、3番目のセル受信時のC
DV値はCDV2、4番目のセル受信時のCDV値はC
DV3である。このように、CDV監視回路26は、入
力CBRセル流24の到着時刻とあらかじめ定義された
PCRの値によりセル受信毎のCDV値を常時監視して
いる。 【0033】次に、CDV制御回路12の全体の動作に
ついて図4を参照して説明する。 【0034】図4において、CDV制御回路12に入力
された入力CBRセル流24は、セル受信回路21にて
受信が開始される(S1)。ステップS1で受信された
セルはFIFOバッファ22に蓄積される(S2)。こ
こでFIFO制御回路27は、CDV監視回路26から
のCDV値をある一定時間(T)だけモニタして、T時
間内で発生した最大のCDV値(CDVX)に一定の値
(X)を加えた時間分すなわちCDVX+X時間分だけ
セルをFIFOバッファ22に初期蓄積をするようにF
IFOバッファ22を制御する。次に、FIFO制御回
路27は、初期蓄積が完了したか否かをモニタし(S
3)、初期蓄積が完了していなければ(S3のNO)ス
テップS2に戻ってFIFOバッファ22へのセル蓄積
を継続し、また、初期蓄積が完了していれば(S3のY
ES)、FIFOバッファ22へのセル蓄積を継続する
と同時にセル送信回路23にあらかじめ定義された一定
レート(PCR)にてセル送出を開始する(S4)。 【0035】次に、FIFO制御回路27は、FIFO
バッファ22でセルのアンダーフローもしくはオーバー
フローが発生しているかをモニタし(S5)、アンダー
フローもしくはオーバーフローが発生していた場合には
(S5のYES)、FIFOバッファ22をリセットし
て(S6)、FIFOバッファ22への初期蓄積ステッ
プ(S2)に戻る。FIFOバッファ22でアンダーフ
ローもしくはオーバーフローが発生したということは、
入力CBRセル流24に許容値以上のCDVが発生した
ことを意味しているが、次回の初期蓄積ステップ(S
2)においては、今回よりも大きな初期蓄積量を設定す
るので、連続してFIFOバッファ22でアンダーフロ
ーもしくはオーバーフローが発生することは無い。 【0036】ステップS5において、FIFOバッファ
22にアンダーフローもしくはオーバーフローが発生し
ていない場合には(S5のNO)、FIFO制御回路2
7はFIFOバッファ22内部に実際に蓄積されている
セル量をモニタし(S7)、かつ、CDV監視回路26
からのCDV値により、現在蓄積されているセル量が、
現在のCDV値から判断して最適か否かを判断する(S
8)。つまり、現在平均的にFIFOバッファ22内に
蓄積されているセル量をYとし、CDV監視回路26か
らのCDV値をCDVZとする場合に、YとCDVZを
比較して、YがCDVZよりも十分大きいと判断される
場合に限り(S8のYES)、FIFOバッファ22を
リセットして(S9)、FIFOバッファ22への初期
蓄積ステップ(S2)に戻る。ステップS8で、現在蓄
積されているセル量が最適と判断される場合には(S8
のNO)、ステップS4に戻りセル蓄積を継続する。 【0037】ステップS8での判断は、現状のCDV値
が十分小さいにもかかわらず、不必要なバッファ蓄積動
作を防止するために実行する。 【0038】以上のような動作を行うことにより、時々
刻々と変化するATMネットワークのCDVに、ダイナ
ミックに対応したCDV制御が可能となる。 【0039】次に、本発明の第2の実施の形態について
図5を参照して説明する。 【0040】図5は、本発明のCDV制御回路の第2の
実施の形態を示す詳細ブロック図である。 【0041】図5において、CDV制御回路20は、図
2に示したCDV制御回路12にVC制御回路28が追
加された構成となっている。従って、図5において図2
に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または
符号を付し、その説明を省略する。 【0042】図5に示すCDV制御回路20は、ATM
ネットワークのVC(Virtual Channe
l:仮想チャネル)毎に配備された場合を例示するもの
である。 【0043】すなわち、VC制御回路28の内部には、
VCの通信チャネルすなわちVCコネクション毎のVC
情報が格納されており、各VC単位にFIFO制御方式
を変更することが可能となっている。コネクション種別
によっては、エンド−エンドでの伝送遅延より伝送品質
が優先される場合もあるし、また、その逆に、エンド−
エンドでの伝送品質よりも伝送遅延が優先される場合も
ある。FIFOバッファ22内に蓄積されるセル量を、
各コネクション毎のVC情報によって制御することによ
り、従来の制御とは異なるFIFO制御が可能となる。
例えば、電話通信を中継するコネクションの場合には、
エンド−エンドでの伝送遅延は、エコー発生の原因とな
り致命的な不具合となる。しかし、電話通信において
は、セルが極端に揺らいだ時の過渡期にセルが一時的に
欠如して伝送品質が劣化してもさほどの問題とはならな
い。つまり、伝送遅延が伝送品質に優先する例である。 【0044】また、データ通信を行っているコネクショ
ンの場合には、伝送遅延はさほど重要な要素ではなく、
伝送品質が優先される。 【0045】このように、VC制御回路28にコネクシ
ョン毎のVC情報を格納しておき、このVC情報によっ
てFIFO制御回路27のFIFO制御方式を変更でき
るため、コネクションの特性に応じたFIFO制御を行
うことが可能となる。 【0046】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のATMネ
ットワークにおけるCDV制御方式は、ATMネットワ
ークから入力されるCDVを含んだCBRセル流の揺ら
ぎを効率的に吸収可能なCDV制御回路を備えることに
より、揺らぎ吸収能力向上と伝送遅延時間の短縮を両立
させることが可能となるという効果を有している。 【0047】つまり、ATMネットワーク内部で発生し
たCDV値が小さいときには、揺らぎ吸収バッファ内に
蓄積させるセルの量を小さくして伝送遅延時間を小さく
し、また、ATMネットワーク内部で発生したCDV値
が大きいときには、揺らぎ吸収バッファ内に蓄積させる
セルの量を大きくして、セルの揺らぎが原因によるセル
廃棄を防止し、伝送品質を高めることが可能となるとい
う効果を有している。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のCLAD装置の一つの実施の形態を示
すブロック図である。 【図2】本発明のCDV制御回路の一例を示す詳細ブロ
ック図である。 【図3】本発明のCDV監視回路の動作を説明するため
の説明図である。 【図4】本発明のCDV制御回路の動作を説明するフロ
ーチャートである。 【図5】本発明のCDV制御回路の第2の実施の形態を
示す詳細ブロック図である。 【図6】従来のCDV制御方式を示すブロック図であ
る。 【符号の説明】 10 CLAD装置 11 ATMインタフェース回路 12 CDV制御回路 13 ATMセル組立・分解回路 14 端末回線インタフェース回路 15 CPU 16 制御バス 20 CDV制御回路 21 セル受信回路 22 FIFOバッファ 23 セル送信回路 24 入力CBRセル流 25 出力CBRセル流 26 CDV監視回路 27 FIFO制御回路 28 VC制御回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ATMネットワークに配備されるCLA
    D装置において、前記CLAD装置は、ATMネットワ
    ークとのインタフェース機能を有しATMセルの送受信
    機能を有するATMインタフェース回路と、受信した前
    記ATMセルのCDVを吸収するCDV制御回路と、前
    記CDV制御回路の出力するセルを分解して端末回線イ
    ンタフェース回路に出力すると共に、前記端末回線イン
    タフェース回路の出力をセルに組み立てて前記ATMイ
    ンタフェース回路に出力するATMセル組立・分解回路
    と、前記ATMセル組立・分解回路に接続され端末装置
    とのインタフェース機能を有する前記端末回線インタフ
    ェース回路と、前記CLAD装置の全体を制御するCP
    Uと、前記CPUと前記CLAD装置の各回路とを接続
    する制御バスとを備え、前記CDV制御回路は、入力C
    BRセル流を受信するセル受信回路と、前記セル受信回
    路の出力を一時蓄積するFIFOバッファと、前記FI
    FOバッファからセルを取り出して出力CBRセル流を
    出力するセル送信回路と、前記セル受信回路の受信した
    セル流のCDV値をモニタするCDV監視回路と、前記
    CDV監視回路の出力する前記CDV値から前記FIF
    Oバッファへの入力セル及び前記FIFOバッファから
    の出力セルの量を制御するFIFO制御回路とを備え、
    前記CDV制御回路は、前記CDV制御回路に入力され
    た前記入力CBRセル流の受信が開始される(ステップ
    S1)と、前記ステップS1で受信されたセルは前記F
    IFOバッファに蓄積され(ステップS2)、前記FI
    FO制御回路は、前記CDV監視回路からのCDV値を
    ある一定時間(T)だけモニタして、T時間内で発生し
    た最大のCDV値(CDVX)に一定の値(X)を加え
    た時間分すなわちCDVX+X時間分だけセルを前記F
    IFOバッファに初期蓄積をするように前記FIFOバ
    ッファを制御し、次に、前記FIFO制御回路は、初期
    蓄積が完了したか否かをモニタし(ステップS3)、初
    期蓄積が完了していなければ(ステップS3のNO)ス
    テップS2に戻って前記FIFOバッファへのセル蓄積
    を継続し、また、初期蓄積が完了していれば(ステップ
    S3のYES)、前記FIFOバッファへのセル蓄積を
    継続すると同時に前記セル送信回路にあらかじめ定義さ
    れた一定レート(PCR)にてセル送出を開始し(ステ
    ップS4)、次に、前記FIFO制御回路は、前記FI
    FOバッ ファでセルのアンダーフローもしくはオーバー
    フローが発生しているかをモニタし(ステップS5)、
    アンダーフローもしくはオーバーフローが発生していた
    場合には(ステップS5のYES)、前記FIFOバッ
    ファをリセットして(ステップS6)、前記FIFOバ
    ッファへの初期蓄積ステップ(ステップS2)に戻り、
    前記ステップS5において、前記FIFOバッファにア
    ンダーフローもしくはオーバーフローが発生していない
    場合には(ステップS5のNO)、前記FIFO制御回
    路は前記FIFOバッファ内部に実際に蓄積されている
    セル量をモニタし(ステップS7)、かつ、前記CDV
    監視回路からの前記CDV値により、現在蓄積されてい
    るセル量が、現在のCDV値から判断して最適か否かを
    判断し(ステップS8)、現在平均的に前記FIFOバ
    ッファ内に蓄積されているセル量をYとし、前記CDV
    監視回路からのCDV値をCDVZとする場合に、前記
    Yと前記CDVZを比較して、前記Yが前記CDVZよ
    りも十分大きいと判断される場合に限り(ステップS8
    のYES)、前記FIFOバッファをリセットして(ス
    テップS9)、前記FIFOバッファへの初期蓄積ステ
    ップ(ステップS2)に戻り、前記ステップS8で、現
    在蓄積されているセル量が最適と判断される場合には
    (ステップS8のNO)、前記ステップS4に戻りセル
    蓄積を継続する、ことを特徴とするATMネットワーク
    におけるCDV制御方式。
JP23048699A 1999-08-17 1999-08-17 Atmネットワークにおけるcdv制御方式 Expired - Fee Related JP3371860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23048699A JP3371860B2 (ja) 1999-08-17 1999-08-17 Atmネットワークにおけるcdv制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23048699A JP3371860B2 (ja) 1999-08-17 1999-08-17 Atmネットワークにおけるcdv制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001053762A JP2001053762A (ja) 2001-02-23
JP3371860B2 true JP3371860B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=16908548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23048699A Expired - Fee Related JP3371860B2 (ja) 1999-08-17 1999-08-17 Atmネットワークにおけるcdv制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3371860B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6043593B2 (ja) * 2012-11-02 2016-12-14 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 パケット転送装置、監視方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001053762A (ja) 2001-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2520532B2 (ja) デ―タネットワ―クに対する入力スロットル方法とその装置
EP0530680B1 (en) ATM cell assembling and disassembling system and method
JPH06169320A (ja) Atmセル化装置
JPH1023043A (ja) データ流速度、待ち行列ネットワークノード、およびパケットスイッチングネットワークの制御方法
JP2980075B2 (ja) レート制御装置
US6675314B1 (en) Data receiving apparatus, a method of regenerating a source clock to be used for this, and a computer product
JP2999470B1 (ja) フロ―制御方法、フロ―制御機能を有する交換網および端末装置
US5978355A (en) System and method for controlling re-assembling buffer for transmission data in a form of data cell
JPH06268669A (ja) パス切替方式
JP3371860B2 (ja) Atmネットワークにおけるcdv制御方式
US7342881B2 (en) Backpressure history mechanism in flow control
JP2001036532A (ja) Atm交換装置及びセルバッファ使用率監視方法
KR20000071522A (ko) 지연 요동 흡수 장치 및 방법
JP2000295286A (ja) リアルタイム音声通信用バッファ制御法及び装置
AU691369B2 (en) A method and device for call delay variation control for constant bit rate traffic
JP3199290B2 (ja) パケット網およびパケット網の輻輳回避方法
KR960003225B1 (ko) 서비스 품질(qos)등급에 따른 atm 셀 다중화 처리 장치
JP4789071B2 (ja) 無線伝送装置
JP2002252643A (ja) Atm_clad装置およびatm通信システムならびにcdvt制御方法
JPH07123101A (ja) Atm多重化装置
JPH11341010A (ja) Atmをstmデータに変換するaal1終端装置の2重化方法及びその構成
KR100263392B1 (ko) 프레임 릴레이 망과 atm 망 연동시의 트래픽 관리장치 및 관리방법
JPH08167898A (ja) 可変速度網の輻輳回避システム
JP2982696B2 (ja) 非同期転送モードにおける輻輳情報送信システム
JP2001156845A (ja) 遅延ゆらぎ吸収装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021022

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees