JP3371515B2 - 苗植機における苗供給装置 - Google Patents

苗植機における苗供給装置

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JP3371515B2
JP3371515B2 JP03649894A JP3649894A JP3371515B2 JP 3371515 B2 JP3371515 B2 JP 3371515B2 JP 03649894 A JP03649894 A JP 03649894A JP 3649894 A JP3649894 A JP 3649894A JP 3371515 B2 JP3371515 B2 JP 3371515B2
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秀夫 井関
哲 加藤
寿美 福島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗植機における苗箱供
給装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、駆動走行車の後部に上下動機構を介
して植付部を取付け、該植付部は、田面を滑走するフロ
ートと、反復使用可能な軟質合成樹脂で形成された稲苗
一株分の大きさのポットを縦・横多数連結片で連結した
苗箱を上方から挿入して供給する苗箱案内枠体と、前記
ポットよりポット苗を次々に押出す押出機構と、該押出
機構により押出された前記ポット苗を受止めて下方位置
の横移送ベルト迄移動させる受渡機構と、前記ベルト上
の苗を植付ける植付機構とからなるものにおいて、前記
苗箱案内枠体は、上下2段の上側供給部および下側供給
部と、該供給部に続く垂直降下部と、該垂直降下部に続
くUターン路と、該Uターン路に続く収納部とより形成
したものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のものは、苗
箱案内枠体を、上下2段の上側供給部および下側供給部
に形成してあるから、上下2段の上側供給部および下側
供給部に苗箱が供給できて作業性がよくなるが、上下2
段の上側供給部および下側供給部の苗箱供給について工
夫がされていないので、連続作業に支障があった。
【0004】
【発明の目的】苗箱供給および補給の作業の容易化、作
業性、操作性の向上、連続植付を円滑にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、駆動
走行車1の後部に上下動機構5を介して植付部6を取付
け、前記植付部6は苗を供給する苗案内枠体10と、該
苗案内枠体10から供給される苗を植付ける植付機構1
6とからなるものにおいて、前記苗案内枠体10は、上
下2段の上側供給部25および下側供給部26と、該供
給部25、26に続く降下部28とを設け、前記上側供
給部25および前記下側供給部26の排出部には、上側
供給用の上ストッパー82と上センサー87と下側供給
用の下ストッパー93と下センサー98とを設け、上セ
ンサー87および下センサー98の双方のいずれもが苗
を検知しないときは上ストッパー82および下ストッパ
ー93はいずれもストッパーとしては作用しない状態と
し、上センサー87が苗を検知したときはストッパー
82をストッパーとして作用する状態となるよう構成
し、且つ下センサー98が苗を検知したときはストッ
パー93をストッパーとして作用する状態となるよう構
成したことを特徴とする苗植機における苗供給装置とし
たものである。
【0006】また、本発明は、請求項1において、先行
苗の後端がセンサー87、98のいずれかから外れる
と、ストッパーとして作用していた状態のストッパー8
2、93をストッパーとして作用しない状態にして次ぎ
を供給するようにした苗植機における供給装置と
したものである。
【0007】
【作用】上ストッパー82と上センサー87と下ストッ
パー93と下センサー98とは、上センサー87および
下センサー98の双方がいずれもが苗箱9を検知しない
供給前においては、前記上ストッパー82および前記下
ストッパー93はいずれもストッパーとしては作用しな
い自由状態としてあるから、いずれかに供給された苗箱
9は、自重で流動供給される。そして、先頭の苗箱が供
給され、上センサー87か下センサー98のいずれかが
苗箱9を検知したときは、上ストッパー82か下ストッ
パー93を作用させて停止させる。また、先行苗箱9の
植付が進んで、先行苗箱9の後端が前記センサー87、
98のいずれかから外れると、前記ストッパーとして作
用していたストッパー82、93のいずれかは自由にな
り、次の苗箱9を連続して供給する。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は駆動走行車、2はその前輪、3はその後輪、4はそ
の運転席で乗用型に形成されている。前記駆動走行車1
の後部には、平行リンクの上下動機構5を介して植付部
6が取付けられる。7は前記上下動機構5の作動用シリ
ンダーである。前記植付部6は、田面を滑走するフロー
ト8の上部に、特殊形状の苗箱9を供給する苗箱案内枠
体10と、該苗箱案内枠体10に供給された先行苗箱9
の植付けが終了になったとき、次いで供給される後続苗
箱9を定位置で停止させる停止機構11と、苗箱9より
ポット苗12を押出す押出機構13と、該押出機構13
により押出された苗12を受け止めて下方のベルト14
迄移動させる受渡機構15と、前記ベルト14上のポッ
ト苗12を植付ける植付機構16から形成されている。
【0009】前記苗箱9は、反復使用が可能のように全
体が軟質合成樹脂で形成され、稲苗一株分の大きさに形
成されたポット17を縦・横に多数連設した構造であ
り、該ポット17の上縁側が連結片18で連結され、該
ポット17の底部19には、前記押出機構13の押出ピ
ン20が挿入されるように、十字状等の任意形状の切目
21が設けられ、側部には、送爪22(図6)の係合す
る係合孔23が、所定のピッチを置いて形成されてい
る。前記苗箱9は、軟質の合成樹脂で形成されているか
ら、縦方向にも横方向にも自由に彎曲する構造であり、
前記苗箱案内枠体10は、前記苗箱9が上から嵌められ
るように前記苗箱9の幅に形成され、上方から嵌めた前
記苗箱9が前記苗箱案内枠体10に案内されて摺動しな
がら下降し、下端ではUターンして上昇する。24はU
ターン路、25は上側供給部、26は下側供給部、27
は植付の終了した苗箱9の収納部である。
【0010】前記上側供給部25および下側供給部26
は、上下二又に形成され、上下に各2枚ずつ苗箱9を供
給しておいて、交互に使用する。前記Uターン路24の
すぐ上部の垂直降下部28には第2ストッパー29を設
ける(図3、図6、図7)。第2ストッパー29は、押
出ピン20の上方位置に設けた軸30に前後中間位置が
軸止され、先部31は前記通路に形成した凹部32に係
合し、先部31は横に曲げて突出部33となり、突出部
33は押出ピン20と一緒に動く移動突起34上に臨ん
で移動突起34が突き出すと前記第2ストッパー29は
下がらないように固定される(図4、図5)。前記第2
ストッパー29の基部35には、前記基部35を下方に
弾圧するバネ36が取付けてある(図3)。前記苗箱案
内枠体10に供給された先頭苗箱9は、前記苗箱案内枠
体10の外側に設けた停止用レバー37の係止爪38に
よって停止する。該停止用レバー37は上部位置を軸3
9により軸止し、爪38が苗箱9の連結片18の係合孔
23に係合してストップさせる。停止用レバー37はバ
ネにより常時前記苗箱案内枠体10に弾着される。前記
送爪22はアーム40の上端に形成される。
【0011】図2において、41はカウンター軸であ
り、該カウンター軸41にアーム42を固定し、該アー
ム42の先端にロッド43の一端を軸着し、該ロッド4
3の他端にベルクランク44を介して前記Uターン路2
4の直前の垂直降下路28に臨む前記送爪22のアーム
40を取付ける。図2と図6はベルクランク44が反対
であるが、前記停止用レバー37の下端45に、ベルク
ランク44の先部46が当接する。駆動軸47(図2)
は、前記押出ピン20を出入りさせる作用と、前記押出
ピン20で押した一株分のポット苗12を下方の前記ベ
ルト14に移動させる受渡機構15の動作の働きを担当
する。前記駆動軸47には、反対方向に突き出す一対の
アーム48、49が設けられ、一方のアーム48はロッ
ド50を介して前記カウンター軸41のボスに連結さ
れ、ボスに固定されている回動板51を回動させる。回
動板51にはロッド52が軸着53され、ロッド52の
先端には上下動アーム54が軸着55され、該上下動ア
ーム54は基部がケース56に軸止57され、同様の構
造の上下動アーム58をその上に平行に設け、上下動ア
ーム54、58の先端部に軸59、60で連結体61を
取付ける。連結体61にはネジ62で前記受渡機構15
が取付けられ、受渡機構15の下部の前側に苗ホルダー
63が取付けられる。他方のアーム49にはロッド64
が軸着65され、ロッド64の他端にカウンター軸66
に軸止したアーム67を軸止し、カウンター軸66には
歯車68を設け、歯車68を押出ピン20の取付杆69
に係合させる。
【0012】前記停止機構11は、図3、8、9のよう
に、前記押出機構13の近傍の上方位置に設けられてい
る。前記押出機構13のある近傍の苗箱案内枠体10に
は、図9のように、上下方向に長い長孔70が設けら
れ、該長孔70には苗箱案内枠体10の内側から外側に
向けて横軸71が挿通され、該横軸71には上下可動板
72が上下可動に取付けられる。該上下可動板72の横
断面はチャンネル状であって、前記苗箱案内枠体10の
一部の外面に当接されて設けられており、長孔70に沿
って横軸71が上下動すると一緒に上下動する。前記横
軸71は上下可動板72を突き抜けて外方に突き出して
いて、前記横軸71の突き出た部分にストッパー取付ア
ーム73の下端部を軸止する。ストッパー取付アーム7
3の上端部には、苗箱案内枠体10内の苗箱通路74に
透孔75から突入するストッパー76が固定されてい
て、該ストッパー76が、苗箱通路74内に突入したり
退却したりする。前記上下可動板72の上端部には横軸
71と平行のピン77が設けられ、該ピン77には強バ
ネ78と弱バネ79を取付ける。バネ78、79は、そ
の上端は苗箱案内枠体10側に係止し、下端は上下可動
板72のピン77に係止している。なお、強バネ78
は、ピン77に隙間を空けて設けてあり、弱バネ79が
伸びてから作用する。
【0013】前記上側供給部25、下側供給部26に
は、苗箱9が供給され、それが交互に前記苗箱通路74
に供給される機構について図10により説明する。図1
の80は前記垂直降下部28と前記上側供給部25およ
び下側供給部26の間に設けた交互供給部であり、上側
供給部25の終端には、横軸81が設けられ、横軸81
に上ストッパー82が固定され、また横軸81の端側に
は上係合板83が固定される。84は上係合板83に形
成した上係合部、85は上係合板83を常時上方に回動
させるバネであり、バネ85により上ストッパー82を
停止位置にする。前記横軸81の下方には横軸81と平
行の下部横軸86を設け、下部横軸86には上センサー
87を固定する。上センサー87の断面は縦板状であ
り、前記苗箱9のポット17の間に位置してガイドの作
用も期待し、自重で常に下動し、適当な物に当って停止
する。下部横軸86の端には下端が軸88に軸止されて
いるアーム89の上端を固定し、前記軸88には、係合
アーム90の下端を軸止し、係合アーム90には係合ピ
ン91を設けてアーム89に係合させる。また、下側供
給部26の終端には、横軸92が設けられ、横軸92に
下ストッパー93が固定され、また横軸92の端側には
下係合板94が固定される。95は下係合板94に形成
した下係合部、96は下係合板94を常時上方に回動さ
せるバネであり、バネ96により下ストッパー94を停
止位置にする。前記横軸92の下方には横軸92と平行
の下部横軸97を設け、下部横軸97には下センサー9
8を固定する。下センサー98の断面は横板状であり、
バネ99で常に交互供給部80に設けた下側苗箱通路用
底板105より上方に突き出るように上動し、適当な物
に当って停止する。
【0014】下部横軸97の端には上端が軸100に軸
止されているアーム101の下端を固定し、前記軸10
0には、係合アーム102の上端を軸止し、係合アーム
102には係合ピン103を設けてアーム101に係合
させる。なお、104は上側苗箱通路用ガイド、105
は下側苗箱通路用底板である。前記苗ホルダー63は、
図12、13のように、ポット苗12が一個ずつ嵌合す
る係合部106と、係合部106の底部に設けた停止爪
107を有する。前記押出ピン20でポット17より押
出されるポット苗12は押出され過ぎることがあるの
で、係合部106の底部に停止爪107を設ける。該停
止爪107は、取付台108の下面に設けた軸109に
固定され、軸109の端部にコロ110突きアーム11
1が設けられ、アーム111はカム112に当接する。
113はバネである。
【0015】前記ベルト14は、前側だけに突起113
が設けられ、実施例は、7個のポット苗12がベルト1
4の上に落下し、それぞれ左右側に搬送され、1個ずつ
植付けられる。なお、114、115はバネ、116は
アーム、117はストッパー、118は苗抜き落とし具
である。図16は他の実施例であり、上係合板83が当
接するピン119を設け、ピン119は常時バネ123
により後方に牽引し、ピン119は固定部に形成した長
孔121内を移動可能にし、上ストッパー82を前側に
も回動するようにしたものである。120はピン、12
2は長孔、124はバネである。
【0016】
【実施例の具体的作用】次に実施例の具体的作用を述べ
る。公知の方法で、軟質合成樹脂の苗箱9のポット17
にポット苗12を育苗する。育苗後の苗箱9を、苗箱案
内枠体10の上側供給部25および下側供給部26に供
給すると、最初は上下側供給部25、26は空であるか
ら、上センサー87は自重で下降し、軸88に軸止され
ているアーム89をイ方向に回動させるから、アーム8
9で係合ピン91を押して係合ピン91を上係合板83
の上係合部84より外す。そのため、上係合板83と上
ストッパー82は自由になる。また、下側供給部26は
空であると、下センサー98はバネ99で上動し、軸1
00に軸止されているアーム101をロ方向に回動させ
るから、アーム101で係合ピン103を押して係合ピ
ン103を下係合板94の下係合部95より外す。その
ため、下係合板94と下ストッパー93は自由になる。
【0017】上ストッパー82および下ストッパー93
が自由のときは、苗箱9を上側供給部25または下側供
給部26に供給すると、先に供給された苗箱9は自重で
交互供給部80の上ストッパー82または下ストッパー
93を押して開き、苗箱案内枠体10の苗箱通路74を
自重降下する。したがって、上ストッパー82および下
ストッパー93が自由のときは、苗箱9を上側供給部2
5と下側供給部26のいずれにでも供給でき、作業性を
向上させる。仮に、上側供給部25に供給された苗箱9
が降下するときは、苗箱9は上側苗箱通路用ガイド10
4を案内されて降下し、そのとき、下センサー98を押
さえ付けることになる。下センサー98が押さえられる
と、アーム101は反ロ方向に回動するから、係合アー
ム102はバネ115により牽引されて回動し、その係
合ピン103は下係合板94の下係合部95に係合し、
下係合板94と下ストッパー93をロックする。それゆ
え、下側供給部26に供給した苗箱9は下ストッパー9
3で停止する。
【0018】反対に、下側供給部26に供給された苗箱
9が降下するときは、苗箱9は下側苗箱通路用底板10
5上を案内されて降下し、そのとき、上センサー87を
持上げることになる。上センサー87が持上げられる
と、アーム89は反イ方向に回動するから、係合アーム
90はバネ114により牽引されて回動し、その係合ピ
ン91は上係合板83の上係合部84に係合し、上係合
板83と上ストッパー82をロックする。それゆえ、上
側供給部25に供給した苗箱9は上ストッパー82で停
止する。したがって、苗箱9を上側供給部25と下側供
給部26のいずれか一方より供給しても、いずれか他方
は上ストッパー82または下ストッパー93によりロッ
クされるから、上側供給部25と下側供給部26の両方
から同時に供給することはない。
【0019】前記先頭の苗箱9は、苗箱通路74を自重
で落下するが、ストッパー76に当って停止する。スト
ッパー76は強弱バネ78、79で上方から吊設されて
いるから、まず弱バネ79が伸び、ついで強バネ78が
伸び衝撃を緩和する。この状態で、駆動走行車1を運転
して、前進すると、駆動軸47の回転により、アーム4
9、ロッド64、アーム67、カウンター軸66を介し
て歯車68を回転させるから、歯車68と噛合う押出ピ
ン20の取付杆69を前後動させ、押出ピン20ととも
に移動突起34を突出させてアーム116を後動させる
(図9、図8)。アーム116が後動すると、ストッパ
ー取付アーム73を横軸71を中心に前方回動させ、ス
トッパー76を苗箱通路74から離脱させるので、スト
ッパー76により停止した苗箱9を更に落下させる。
【0020】しかして、ストッパー76の下方には、停
止用レバー37の係止爪38が突出ているので、苗箱9
の係合孔23は係止爪38に係合して停止する(図
6)。一方、駆動軸47の回転は、アーム48、ロッド
50、カウンター軸41、アーム42、ロッド43、ベ
ルクランク44を介して前記Uターン路24の直前の垂
直降下路28に臨む送爪22のアーム40に連絡されて
いるから、送爪22により一個ずつ引下げられ、つい
で、駆動軸47の回転により、アーム49、ロッド6
4、アーム67、歯車68を介して押出ピン20を出入
りさせて、苗箱9のポット17内のポット苗12を数個
一緒に押出し、受渡機構15の係合部106に係合さ
せ、ベルト14に一緒に引渡し、ベルト14上に移動し
たポット苗12は、横に移動しながら植付機構16によ
り縦一列にして田面に植付けられる。
【0021】しかして、押出機構13の押出ピン20に
より苗箱9のポット苗12を押出すとき、残りが3〜5
列位(任意)になると、苗箱9の上端は、上センサー8
7か下センサー98から外れるから、外れた、上下いず
れかのセンサー87、98によりストッパー82、93
のいずれかを自由にして、つぎの苗箱9を補充する。し
たがって、上側供給部25および下側供給部26の苗箱
9は、センサー87、98により苗箱9がないことが感
知されると、自動的に供給し、連続作業が行える。
【0022】しかして、苗箱9の補給は、いつでも行
え、上側供給部25および下側供給部26のいずれでも
任意に行える。この場合、仮に、上側供給部25および
下側供給部26には無く、最後の一枚の苗箱9の終端が
センサー87、98に接触しているときは、センサー8
7、98によりストッパー82、93が自由になってい
る供給部25、26のいずれかから先に供給され、同時
に供給することを防止している。また、上側のセンサー
87の長さを短くすると、上側を優先して苗箱9を供給
する。
【0023】また、図示は省略するが、上側供給部25
および下側供給部26および交互供給部80は、左右側
をチャンネル状に屈曲させ、ガイド作用を期待している
が、ストッパー82、93を軸81、92の中央一か所
に設けた構成とすると、チャンネル状屈曲部があっても
苗箱9を出し入れでき、作業操作性を向上させる。
【0024】図16の実施例では、ストッパー82、9
3を前側にも回動するようにしたので、苗箱9を前側に
引き抜くことができ、誤った苗箱9を供給しても対処で
き、操作性を向上させる。また、前記したように、機械
的に構成しているため、故障もなく正確に作動し、安価
にできる。
【0025】
【効果】前記公知のものは、苗箱案内枠体を、上下2段
の上側供給部および下側供給部に形成してあるから、上
下2段の上側供給部および下側供給部に苗箱が供給でき
作業性が非常によくなるが、上下2段の上側供給部およ
び下側供給部の苗箱供給について工夫がされていないの
で、連続作業に支障がでる。しかるに、本発明は、駆動
走行車1の後部に上下動機構5を介して植付部6を取付
け、前記植付部6は苗を供給する苗案内枠体10と、該
苗案内枠体10から供給される苗を植付ける植付機構1
6とからなるものにおいて、前記苗案内枠体10は、上
下2段の上側供給部25および下側供給部26と、該供
給部25、26に続く降下部28とを設け、前記上側供
給部25および前記下側供給部26の排出部には、上側
供給用の上ストッパー82と上センサー87と下側供給
用の下ストッパー93と下センサー98とを設け、上セ
ンサー87および下センサー98の双方のいずれもが苗
を検知しないときは上ストッパー82および下ストッパ
ー93はいずれもストッパーとしては作用しない状態と
し、上センサー87が苗を検知したときはストッパー
82をストッパーとして作用する状態となるよう構成
し、且つ下センサー98が苗を検知したときはストッ
パー93をストッパーとして作用する状態となるよう構
成したことを特徴とする苗植機における苗供給装置とし
たものであるから、作業開始時は、上側供給部25また
は下側供給部26のいずれかに苗を供給しても、苗が苗
案内枠体10を介して供給されて植付機構16により苗
を植付けることができ、仮に上側供給部25より苗を供
給したときはセンサー98が検知して下ストッパー9
3をストッパーとして作用させるから、下側供給部26
の苗はそのまま停止でき、仮に下側供給部26より苗を
供給したときはセンサー87が検知して上ストッパー
82をストッパーとして作用させるから、上側供給部2
5の苗はそのまま停止でき、このように交互に供給で
き、作業性を向上させ、作動を確実にする。
【0026】また、本発明は、請求項1において、先行
苗の後端がセンサー87、98のいずれかから外れる
と、ストッパーとして作用していた状態のストッパー8
2、93をストッパーとして作用しない状態にして次ぎ
を供給するようにした苗植機における供給装置と
したものであるから、先行の苗の植付が進んで、先行の
苗の後端が前記センサー87、98のいずれかから外れ
ると、ストッパーとして作用していたストッパー82、
93をストッパーとして作用しない状態にして次 ぎの苗
を供給するようにできるので、簡単な機構で連続植付が
でき、操作性、作業性および作業能率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体側面図。
【図2】 植付部側面図。
【図3】 停止装置の縦断側面図。
【図4】 苗箱と第2ストッパーと移動突起の供給前
後面図。
【図5】 苗箱と第2ストッパーと移動突起の供給後
後面図。
【図6】 係止爪の係止作動図。
【図7】 係止爪の離脱作動図。
【図8】 停止用ストッパーが外れた断面図。
【図9】 停止用ストッパーの斜視図。
【図10】 交互供給部の側面図。
【図11】 交互供給部の斜視図。
【図12】 ベルトと受渡機構の平面図。
【図13】 受渡機構の斜視図。
【図14】 A−A断面図。
【図15】 断面図。
【図16】 側面図。
【符号の説明】
1…駆動走行車、2…前輪、3…後輪、4…運転席、5
…上下動機構、6…植付部、7…シリンダー、8…フロ
ート、9…苗箱、10…苗箱案内枠体、11…停止機
構、12…ポット苗、13…押出機構、14…ベルト、
15…受渡機構、16…植付機構、17…ポット、18
…連結片、19…底部、20…押出ピン、21…切目、
22…送爪、23…係合孔、24…Uターン路、25…
上側供給部、26…下側供給部、27…収納部、28…
垂直降下部、29…第2ストッパー、30…軸、31…
先部、32…凹部、33…突出部、34…移動突起、3
5…基部、36…バネ、37…停止用レバー、38…係
止爪、39…軸、40…アーム、41…カウンター軸、
42…アーム、43…ロッド、44…ベルクランク、4
5…下端、46…先部、47…駆動軸、48…アーム、
49…アーム、50…ロッド、51…回動板、52…ロ
ッド、53…軸着、54…上下動アーム、55…軸着、
56…ケース、57…軸止、58…上下動アーム、59
…軸、60…軸、61…連結体、62…ネジ、63…苗
ホルダー、64…ロッド、65…軸着、66…カウンタ
ー軸、67…アーム、68…歯車、69…取付杆、70
…長孔、71…横軸、72上下可動板、73…ストッパ
ー取付アーム、74…苗箱通路、75…透孔、76…ス
トッパー、77…ピン、78…強バネ、79…弱バネ、
80…交互供給部、81…横軸、82…上ストッパー、
83…上係合板、84…上係合部、85…バネ、86…
下部横軸、87…上センサー、88…軸、89…アー
ム、90…係合アーム、91…係合ピン、92…横軸、
93…下ストッパー、94…下係合板、95…下係合
部、96…バネ、97…下部横軸、98…下センサー、
99…バネ、100…軸、101…アーム、102…係
合アーム、103…係合ピン、104…上側苗箱通路用
ガイド、105…下側苗箱通路用底板、106…係合
部、107…停止爪、108…取付台、109…軸、1
10…コロ、111…アーム、112…カム、113、
114、115…バネ、116…アーム。
フロントページの続き (72)発明者 加藤 哲 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 福島 寿美 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (56)参考文献 特開 平6−30615(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 350 - 366

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動走行車1の後部に上下動機構5を介
    して植付部6を取付け、前記植付部6は苗を供給する苗
    案内枠体10と、該苗案内枠体10から供給される苗を
    植付ける植付機構16とからなるものにおいて、前記苗
    案内枠体10は、上下2段の上側供給部25および下側
    供給部26と、該供給部25、26に続く降下部28と
    を設け、前記上側供給部25および前記下側供給部26
    の排出部には、上側供給用の上ストッパー82と上セン
    サー87と下側供給用の下ストッパー93と下センサー
    98とを設け、上センサー87および下センサー98の
    双方のいずれもが苗を検知しないときは上ストッパー8
    2および下ストッパー93はいずれもストッパーとして
    は作用しない状態とし、上センサー87が苗を検知した
    ときはストッパー82をストッパーとして作用する状
    態となるよう構成し、且つ下センサー98が苗を検知し
    たときはストッパー93をストッパーとして作用する
    状態となるよう構成したことを特徴とする苗植機におけ
    る苗供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、先行苗の後端がセン
    サー87、98のいずれかから外れると、ストッパーと
    して作用していた状態のストッパー82、93をストッ
    パーとして作用しない状態にして次ぎの苗を供給するよ
    うにした苗植機における苗供給装置。
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