JP3371249B2 - 金属型材の穿孔工具 - Google Patents

金属型材の穿孔工具

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JP3371249B2
JP3371249B2 JP23003899A JP23003899A JP3371249B2 JP 3371249 B2 JP3371249 B2 JP 3371249B2 JP 23003899 A JP23003899 A JP 23003899A JP 23003899 A JP23003899 A JP 23003899A JP 3371249 B2 JP3371249 B2 JP 3371249B2
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好春 丸岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の天井裏等
に空調用のダクトや電気配線等を施工する際に、天井ボ
ード上面に組み付けられた金属製の型材にボルト挿通用
の孔をあけるのに使用される携帯手動式の穿孔工具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、空調用のダクトや電気配線等を建
築物の天井裏に施工する際、図5や図6に示すようなチ
ャネル又は野縁受けと呼ばれる金属製のチャンネル状型
材を天井裏に格子状に組み付け、この型材にダクト等を
保持させている。この際、配管すべきダクトの位置は現
場の条件によって異なるので、ダクトの位置に合わせて
電動ドリルで金具取付け用のボルト挿通孔をあけてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし電動ドリルによ
る穿孔作業は電源を必要とすると共に、騒音が大きく、
火花や鉄粉、臭気が発生する等の施工業者にとって面倒
な問題点があった。殊に、中古家屋での配管工事では天
井裏にはゴミやほこりが堆積しており、穿孔時の火花に
よって火災を起こす危険があった。
【0004】そこで本発明は、上記した従来欠点を全て
解消し、手動で楽に孔あけができると共に、軽量で簡単
に持ち運びができ、高所での作業が容易にできる穿孔工
具を提供することを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる穿孔工具にあっては、本体1に固定されたダ
イス2と、前記本体1内にあって前記ダイス2の孔2a
に出没自在に嵌入するパンチ3と、前記本体1に横軸4
を介して揺動可能に保持された長尺の揺動レバー5と、
本体1に固定された長尺の固定レバー6とからなり、前
記パンチ3は、同パンチ3と前記揺動レバー5の枢支横
軸4との間であってパンチ3側に偏った位置で第1の枢
軸7により、揺動自在に枢支された偏芯リンク10の短
寸側端部に枢支されて、この偏芯リンク10の揺動によ
り作動すべく構成されており、前記偏芯リンク10の長
寸側端部に第2の枢軸8によって調整リンク11が枢支
され、この調整リンク11の遊端に第3の枢軸9を介し
て、前記揺動レバー5の先端が枢支されており、前記揺
動レバー5の先端上縁部分5aが、第2の枢軸8に当接
してリンク11をパンチ打ち込み方向に揺動すべく構成
されており、更に前記ダイス2とパンチ3との間に、穿
孔すべき型材を挿通するための空間12が前記本体1に
形成されてる構造とした。
【0006】
【発明の実施の形態】前記空間12は、穿孔すべき型
材、例えば図5の符号14で示すような形態の型材を挿
通したときに、型材14の天板14aの中心がパンチ3
の直下にくるように空間12の形状を設定するのがよ
い。これにより孔センターの位置決めに煩わされること
なく作業することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基ずき説明す
る。図において符号Aは本発明に係る穿孔工具を示すも
のであって、該穿孔工具Aは、左右の側板1a,1bか
らなる本体1と、該本体1の左右側板1a,1bの間に
固定されたダイス2と、前記前記ダイス2の孔2aに向
かって、直線往復運動して出没自在に嵌入するパンチ3
と、前記本体1に横軸4を介して、揺動可能に保持され
た長尺の揺動レバー5と、本体1に固定されて前記揺動
レバー5と、同方向に延出された長尺の固定レバー6と
からなる。
【0008】前記パンチ3は、同パンチ3と前記揺動レ
バー5の枢支横軸4との間であってパンチ3側に偏った
位置で第1の枢軸7により、揺動自在に偏芯枢支された
偏芯リンク10の短寸側端部に連結ピン13を介して枢
支されている。前記パンチ3は、固定ガイド16によっ
て直線往復運動するように保持されているが、前記連結
ピン13で、若干の遊びを持たせた状態で偏芯リンク1
0に枢支されており、これにより、偏芯リンク10の揺
動によりパンチ3を直線運動させることができるように
構成されている。
【0009】更に、前記の偏芯枢支された偏芯リンク1
0の長寸側端部に第2の枢軸8によって調整リンク11
が枢支され、この調整リンク11の遊端に第3の枢軸9
を介して前記揺動レバー5の先端が枢支されている。ま
た前記揺動レバー5の先端上縁部分5aが、前記第2の
枢軸8に摺接してリンク11をパンチ打ち込み方向、即
ち図1の反時計方向に揺動すべく構成されている。
【0010】また、前記ダイス2とパンチ3との間に穿
孔すべき型材を挿通するための空間12が、前記本体1
に形成されてる。この空間12は、穿孔すべき型材、例
えば図5の符号14で示すような形態の型材を挿通した
ときに、型材14の天板14aの中心がパンチ3の直下
にくるように位置決めできるように形成されている。即
ち、型材14の側面が空間12の奥壁12aに当たった
ときに天板14aの中心がパンチ3の直下にくるように
設定されている。これにより孔センターの位置決めに煩
わされることなく作業することができる。尚、本実施例
では、図5や図6に示す型材14に加えて、この型材1
4の開口部にはめ込む蓋材15を穿孔する場合も、図4
に示すように蓋材15の側面に当たって蓋材15の天板
15aのセンターの位置決めができるように第2の奥壁
12bが、奥壁12aに対して段差状に設けられてい
る。
【0011】上記のごとく構成された穿孔工具Aは、図
1の状態で、型材14の一端から挿入して、所望の位置
で揺動レバー5を固定レバー6に向かって挟み付けるよ
うにして回動すると、図2に示すように揺動レバー5の
先端上縁部分5aが、前記第2の枢軸8の下面を滑りな
がら持ち上げてリンク11をパンチ打ち込み方向、即ち
図1の反時計方向に揺動し、パンチ3をダイス2に打ち
込んで型材14に孔をあけることができる。このとき、
揺動レバー5のテコの応用によって、偏芯リンク10が
揺動し、更に偏芯リンク自体のテコの応用によって、即
ち、二重に増幅されたダブルテコ機構によってパンチ3
が押し下げられるので、例えば、板厚が1.2mmのよう
な厚みのある金属型材であっても、軽い力で容易に手動
でパンチングすることができる。尚パンチング後、揺動
レバー5を元位置に復帰すると、偏芯リンク10が調整
リンク11を介して揺動レバー5に連動連結されている
ので、図1の状態に復元させることができる。
【0012】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものでなく、本発明の構成要件を備
え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範
囲内において、適宜改変して実施できるものである。
【0013】
【発明の効果】本発明にかかる穿孔工具は、上記のごと
く構成したものであるから、従来のように電源や動力源
を必要とせず、しかも騒音の発生や、火花、鉄粉、臭気
の発生がなく、手動で極めて迅速に孔あけ作業ができる
と共に、軽量で簡単に持ち運びができ、高所での孔あけ
作業や上向き姿勢での作業であっても容易にでき、殊に
独特なダブルテコ機構によって、厚みのある金属型材を
も手動で孔あけ作業ができるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】穿孔工具の要部の断面図。
【図2】穿孔工具の作動を示す図1同様の断面図。
【図3】穿孔工具の一部切欠正面図。
【図4】穿孔工具の別の使用例を示す図1同様の断面
図。
【図5】穿孔される型材の例を示す斜視図。
【図6】穿孔される型材の他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 本体 2 ダイス 2a ダイスの孔 3 パンチ 4 横軸 5 揺動レバー 5a 揺動レバーの先端上縁部分 6 固定レバー 7 第1の枢軸 8 第2の枢軸 9 第3の枢軸 10 偏芯リンク 11 調整リンク 12 空間 14 型材 15 蓋材 A 穿孔工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 28/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1)に固定されたダイス(2)と、前記
    本体(1)内にあって前記ダイス(2)の孔(2a)に出没自在に
    嵌入するパンチ(3)と、前記本体(1)に横軸(4)を介して
    揺動可能に保持された長尺の揺動レバー(5)と、本体(1)
    に固定された長尺の固定レバー(6)とからなり、前記パ
    ンチ(3)は、同パンチ(3)と前記揺動レバー(5)の枢支横
    軸(4)との間であってパンチ(3)側に偏った位置で第1の
    枢軸(7)により、揺動自在に枢支された偏芯リンク(10)
    の短寸側端部に枢支されて、この偏芯リンク(10)の揺動
    により作動すべく構成されており、前記偏芯リンク(10)
    の長寸側端部に第2の枢軸(8)によって調整リンク(11)
    が枢支され、この調整リンク(11)の遊端に第3の枢軸
    (9)を介して、前記揺動レバー(5)の先端が枢支されてお
    り、前記揺動レバー(5)の先端上縁部分(5a)が、第2の
    枢軸(8)に当接してリンク(11)をパンチ打ち込み方向に
    揺動すべく構成されており、更に前記ダイス(2)とパン
    チ(3)との間に、穿孔すべき型材を挿通するための空間
    (12)が形成されている金属型材の穿孔工具。
  2. 【請求項2】 前記空間(12)が、穿孔すべき型材を挿通
    したときに、型材の天板の中心がパンチ(3)の直下にく
    るように位置決めできるように形成されている請求項1
    に記載の金属型材の穿孔工具。
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