JP3371162B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3371162B2
JP3371162B2 JP28248193A JP28248193A JP3371162B2 JP 3371162 B2 JP3371162 B2 JP 3371162B2 JP 28248193 A JP28248193 A JP 28248193A JP 28248193 A JP28248193 A JP 28248193A JP 3371162 B2 JP3371162 B2 JP 3371162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
等に使用されるテープカセットに関し、さらに詳しく
は、カセットケースに回転自在に支承されるテープリー
ルの上下方向のガタ付きを防止するリール押え機構を備
えたテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にテープカセットには、カセ
ットケースに回転自在に支承されるテープリールの上下
方向のガタ付きを防止して、テープリールを円滑に回転
させるため、テープリールの押え機構が設けられてい
る。
【0003】ところで、放送用のビデオテープレコーダ
等に使用されるビデオテープカセットとして、画質の向
上、長時間の録画を可能となすため、大型でかつ重量の
大きいテープカセットが提供されている。この種の業務
用のテープカセットには、カセットケース内において、
外周面に磁気テープが巻装されるとともにリール駆動軸
が挿入係合されるリール駆動軸挿入穴を有する円筒状の
リールハブの上下両端に上下フランジが設けられたテー
プリールを、上記リール駆動軸挿入穴を閉塞する閉塞部
材を介して上ハーフ側に配設されるリール押え部材によ
り下ハーフ側に押圧付勢してなる構造となっている。
【0004】すなわち、まず、この業務用のテープカセ
ットは、図9に示すように、一対の上下ハーフ102,
103を互いに突合わせ、複数のビスによって結合して
なるカセットケース101内にテープリール105を回
転自在に支承してなる。
【0005】このテープリール105は、外周面に磁気
テープ110が巻装されるとともに、上記テープリール
105を回転駆動するリール駆動軸131が挿入係合す
るリール駆動軸挿入穴109が設けられてなる円筒状の
リールハブ104と、このリールハブ104の下端に一
体に設けられてなる下フランジ107と、リールハブ1
04の上端に組み合わせてなる上フランジ106とから
構成されている。また、このテープリール105は、リ
ール駆動軸挿入穴109のリール駆動軸131が挿入さ
れる下側は開放され、上側は閉塞部材111により閉塞
されている。
【0006】この閉塞部材111は、薄い平板状をなす
金属製の円盤からなり、リール駆動軸挿入穴109を閉
塞するようにしてテープリール105に取付けられてい
る。閉塞部材111の周縁は、リールハブ104の上端
面側に上フランジ106が接合されたときに、リールハ
ブ104の上端面と上フランジ106の間に形成される
間隙117に挟持されている。また、閉塞部材111
は、リールハブ104と上フランジ106との接合が妨
げられないように、上記間隙117の間隔よりも薄く形
成されている。そして、閉塞部材111の中心部111
aは、平滑な面となされ、この中心部111aを囲んで
円環状の膨出部122が形成されている。
【0007】他方、リール押え部材121は、ポリアセ
タール樹脂等のエンジニアリングプラスチックによって
形成されており、高さ方向に対して長軸な軸部124
と、この軸部124の下端部外周に突設されたフランジ
部123とから構成されてなる。このリール押え部材1
21は、軸部124を上ハーフ102のリール押え部材
挿通穴127に挿通するとともに、軸部124の上側の
外周囲に突出するように形成した楔形の係止部125を
上ハーフ102の上面側に係止することにより上ハーフ
102からの脱落が防止されて上下動自在に支持されて
いる。
【0008】また、リール押え部材121の閉塞部材1
11の中心部111aと対向する位置に、半球状突起1
29が突設されている。リール押え部材121は、半球
状突起129が平滑な面とされた中心部111aに接触
することにより閉塞部材111に対し略点接触する。さ
らに、リール押え部材121は、上ハーフ102と軸部
124の下端部側に設けたフランジ部123との間に嵌
装された弾発付勢手段としてのコイルバネ126により
テープリール105側に押圧付勢されている。
【0009】このようにして、テープリール105は、
リール駆動軸挿入穴109を閉塞する閉塞部材111
が、上ハーフ102側に上下動自在に支持されるととも
にコイルバネ126により付勢されたリール押え部材1
21によって押圧されることにより、下ハーフ103側
に押圧付勢されてカセットケース101内に支承されて
いる。
【0010】上述のように構成されたテープカセット
は、ビデオテープレコーダ等に装着しない非使用時に
は、リール押え部材121がコイルバネ126の付勢力
を受けてテープリール105を下ハーフ103の底面上
に押し付けている。ビデオテープレコーダ等に装着した
使用時には、ビデオテープレコーダ側のリール駆動軸1
31がリール駆動軸挿入穴109に挿入係合し、テープ
リール105をコイルバネ126の付勢力に抗して上ハ
ーフ102側に押し上げられる。よって、半球状突起1
29による閉塞部材111に対する圧接力が大きくなっ
た状態で、テープリール105はリール駆動軸131に
押し付けられ、リール駆動軸131に対するガタ付きが
防止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、閉塞部材1
11は、薄い金属製の平板状の部材によって形成されて
いるので、容易に撓み変形してしまう。他方、テープリ
ール105を押圧支持するリール押え部材121は、ポ
リアセタール樹脂等のエンジニアリングプラスチックに
よって形成され、高さ方向に対し長軸な軸部124を有
する。そのため、テープカセットが落下される等して大
きな衝撃が加えられたような場合、コイルバネ126に
より付勢された軸部124を有するリール押え部材12
1を介して、半球形突起129と閉塞部材111の中心
部111aとの間に大きな力が集中し、閉塞部材111
を下ハーフ103側に変形させてしまうおそれがある。
【0012】このような閉塞部材111の変形が生じる
と、リール押え部材121による閉塞部材111への押
圧力が付与されなくなり、ビデオテープレコーダ等に装
着した使用時において、テープリール105がガタ付き
リール駆動軸131に安定して装着できなくなる。
【0013】また、上述したテープカセットは、リール
押え部材121の半球状突起129が略点接触する閉塞
部材111の中心部111aが平滑面として形成されて
いるため、ビデオテープレコーダ側のリール駆動軸13
1が偏芯していたりすると、回転時にテープリール10
5の回転中心が常に変動してガタ付いて回転することが
あった。
【0014】本発明は、リール駆動軸挿入穴を閉塞する
閉塞部材の容易な変形を防止するとともに、テープリー
ルをガタ付かせず常に安定して回転させ得るテープカセ
ットを提供することを目的に提案されたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るテープカセットは、一対の上下ハーフ
からなるカセットケースと、外周面に磁気テープが巻装
されるとともにリール駆動軸が挿入係合されるリール駆
動軸挿入穴を有するリールハブとこのリールハブの上下
両端に設けられる上下フランジとを有し、上記カセット
ケース内に回転自在に支承されるテープリールと、上記
リール駆動軸挿入穴を閉塞するようにして上記テープリ
ールの上端側に配設された閉塞部材と、上記上ハーフに
上下動可能に支持されるとともに、付勢手段によって上
記閉塞部材を介して上記テープリールを下ハーフ側に押
圧するリール押え部材とを備え、上記閉塞部材に対する
リール押え部材の押圧部を平滑面となすとともに、上記
閉塞部材の中央部に上記リール押え部材が当接する断面
凸状の膨出部を突出して形成し、上記リール押え部材は
筒状の軸部とこの軸部の上側の外周方向に向かって突出
して形成した係止部と、上記軸部の下側から外周方向に
向かって突出して形成したフランジ部とを有し、上記フ
ランジ部の外周囲にはバネ係合部が立ち上がり形成さ
れ、前記バネ係合部は上ハーフに設けられた取付穴に挿
通されて前記取付穴の上端面側に係止され、上記バネ係
合部と上ハーフとの間には上記リール押え部材を上記テ
ープリール側に押圧付勢する上記付勢手段が上記軸部に
嵌装するように配設し、上記リール押え部材の上記軸部
の上側に形成された上記係止部は、上記上ハーフに設け
られた係止部に係止したものである。
【0016】また、閉塞部材は、中央部に断面凸状の膨
出部が形成され、その周囲に上記膨出部に連続して断面
円弧状の膨出部が突出して形成されている。
【0017】さらに、上記断面円弧状の膨出部には、補
強リブが放射状に設けられる。
【0018】
【作用】本発明に係るテープカセットは、リール押え部
材が平滑面とされた押圧部により閉塞部材の中央部に形
成した断面凸状の膨出部を押圧してテープリールを下ハ
ーフ側に押圧する。中央部に断面凸状の膨出部が形成さ
れた閉塞部材は、平面方向からの押圧力に対し強度が増
強される。
【0019】
【実施例】以下に、本発明を放送用等の大型でかつ重量
の大きい業務用のテープカセットに適用した例を挙げて
説明する。
【0020】本発明に係るテープカセットは、図1に示
すように、一対の上ハーフ2と下ハーフ3とを互いに突
合わせ結合し、複数のビスによって相互に固定してなる
カセットケース1内にテープリール5が回転自在に支承
されてなる。
【0021】カセットケース1内に支承されるテープリ
ール5は、合成樹脂等で成形され、図2に示すように、
外周面には磁気テープ10が巻装されるとともにリール
駆動軸挿入穴9を有する円筒状のリールハブ4と、この
リールハブ4の下端側に一体に形成されてなる下フラン
ジ7と、リールハブ4の上端側に組み付けられた上フラ
ンジ6とを有する。
【0022】また、テープリール5は、リール駆動軸3
1が進入する下ハーフ3側は開放され、上ハーフ2側は
閉塞部材11によって閉塞されている。テープリール5
は、リール駆動軸挿入穴9にビデオテープレコーダ等の
装置側のリール駆動軸31が挿入係合することにより、
このリール駆動軸31によって回転駆動される。
【0023】閉塞部材11は、図2乃至図4に示すよう
に、薄い金属製の円盤状の部材により形成され、リール
駆動軸挿入穴9を閉塞するようにしてテープリール5に
取り付けられる。この閉塞部材11は、リールハブ4の
上端面8側に上フランジ6が接合されたときに、リール
ハブ4の上端面8と上フランジ6の間に形成される間隙
17に周縁が挟持されることによってテープリール5に
取り付けられる。なお、閉塞部材11の周縁は、リール
ハブ4と上フランジ6との接合が防げられないように間
隙17の間隔より若干薄く設定されている。
【0024】さらに、閉塞部材11の中央には、打ち出
し加工や絞り加工によって、リール押え部材21側に突
出させた断面凸状をなす膨出部12が形成されている。
この膨出部12は、板状をなす金属製の閉塞部材11の
中央部を半球形状に打ち出し膨出されて形成されてな
り、閉塞部材11をリールハブ4の上端面8側に配設し
たとき上フランジ6より上方に突出する高さとなるよう
に形成されている。
【0025】そして、テープリール5は、閉塞部材11
の上方において上ハーフ2に上下動自在に支持されると
ともに、弾発付勢手段たるコイルバネ26により付勢さ
れて取り付けられたリール押え部材21によって押圧さ
れることにより下ハーフ3側に押圧支持されている。
【0026】また、テープリール5を押圧支持するリー
ル押え部材21は、筒状の軸部24と、この軸部24の
上側の外周方向に向かってわずかに突出して形成した係
止部25と、軸部24の下側から外周方向に向かって大
きく突出して形成したフランジ部23とを有し、全体で
断面略逆T字状をなすように形成されている。なお、フ
ランジ部23の外周囲には、バネ係合部30が立ち上が
り形成されている。
【0027】断面略逆T字状に形成されたリール押え部
材21の閉塞部材11と対向する押圧部29は、図2に
示すように、平滑面として形成されてなる。
【0028】リール押え部材21のバネ係合部30は、
上ハーフ2に設けられた取付穴27に挿通され、取付穴
27の上端面側に係止される。バネ係合部30と上ハー
フ2との間には、リール押え部材21をテープリール5
側に押圧付勢するコイルバネ26が軸部24に嵌装する
ようにして配設されている。また、リール押え部材21
の軸部24の上側に形成された係止部25は、上ハーフ
2に設けられた係止部28に係止されることによって、
リール押え部材21の上ハーフ2からの脱落を防止する
ようにしている。
【0029】次に、上述のように構成された本発明に係
るテープカセットの動作を図2を用いて説明する。
【0030】このテープカセットは、ビデオテープレコ
ーダ等に装着されない非使用時において、テープリール
5が下ハーフ3の底面上に押し付けられている。そし
て、テープカセットは、ビデオテープレコーダ等に装着
されたときには、装置側に設けたリール駆動軸31がリ
ール駆動軸挿入穴9に挿入係合し、テープリール5をコ
イルバネ26の付勢力に抗して上ハーフ2側に押し上げ
られる。テープリール5がコイルバネ26の付勢力に抗
して押し上げられることにより、リール押え部材21の
閉塞部材11に対する押圧力が大きくなり、テープリー
ル5はより大きな力で下ハーフ3側に押圧支持される。
【0031】ところで、リール押さえ部材21により押
圧されるテープリール5側に設けられる閉塞部材11
は、中央部に断面凸状の膨出部12を形成することによ
り平面方向からの押圧力に対する強度が増強されている
ので、テープカセットが落下等され大きな衝撃がリール
押え部材21を介して加えられても容易に変形すること
なく、コイルバネ26により押圧付勢されているリール
押え部材21の押圧力を受けることができる。
【0032】また、閉塞部材11を押圧支持するリール
押え部材21は、平滑面とされた押圧部29により膨出
部12の先端に点接触して閉塞部材11を押圧するの
で、ビデオテープレコーダ側のリール駆動軸31が偏芯
していても、テープリール5の回転中心を確実に押圧支
持するようになり、安定したテープリール5の回転を保
証することとなる。
【0033】なお、押圧部29が平滑面として形成され
たリール押え部材21は、図2に示すように、断面略逆
T字状に形成すれば足りるため、このリール押え部材2
1を成形する金型の構造も簡素化され、全体を均一な肉
厚として成形できるので、成形時のヒケ等の発生を抑え
精度良く製造することができる。
【0034】次に、本発明に係るテープカセットに用い
られる閉塞部材11の他の例を説明する。この閉塞部材
11は、図5及び図6に示すように、中央部に形成した
凸状の膨出部12の周囲に、この膨出部12に連続させ
て断面円弧状の膨出部13を突出して形成したものであ
る。この断面円弧状の膨出部13は、断面凸形状の膨出
部12と外周部16との中間部分に打ち出し加工や絞り
加工を施すことによって図中上方側のリール押え部材2
1側に突出させて形成されている。
【0035】この閉塞部材11は、中央部に形成した凸
形状の膨出部12の周囲に、さらに断面円弧状の膨出部
13を連続して形成しているので、平面方向からの押圧
力に対する強度が高められているので、テープカセット
が誤って落下される等してリール押え部材21に大きな
衝撃が加わった場合でも下ハーフ3側への変形を防止で
きる。その結果、リール押え部材21によるテープリー
ル5の確実な押圧支持を実現できる。
【0036】本発明に係るテープカセットに用いられる
閉塞部材11のさらに他の例を説明する。この閉塞部材
11は、図7に示すように、中央部の膨出部12に連続
して形成した断面円弧状の膨出部13に補強リブ15を
放射状に設けたものである。この補強リブ15は、図8
に示すように、断面凸形状の膨出部12と外周部16と
の中間部分を断面波形に形成することにより膨出部13
の強度をより向上するようにしたものである。
【0037】図7及び図8に示すように形成された閉塞
部材11は、平面方向からの押圧力に対する強度が一層
高められているので、テープカセットが誤って落下され
る等してリール押え部材21に大きな衝撃が加わった場
合でも下ハーフ3側への変形を防止でき、リール押え部
材21によるテープリール5の確実な押圧支持を実現で
きる。
【0038】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るテープカ
セットは、付勢手段により押圧付勢されたリール押え部
材の平滑面とされた押圧部により、中央部に断面凸状の
膨出部が形成され平面方向の強度が増強された閉塞部材
が押圧されてテープリールを下ハーフ側に押圧するよう
にしているので、落下等されてリール押え部材に大きな
衝撃が加えられ、リール押え部材を介して閉塞部材に大
きな力が加えられても容易に変形することなくリール押
え部材による押圧支持状態を維持でき、安定したテープ
リールの回転を確実に保証することができる。
【0039】また、リール押え部材は、平滑面として形
成された押圧部が閉塞部材の中央に突出して形成した断
面凸状の膨出部に点接触して押圧支持するため、テープ
リールの回転中心を確実に押圧支持するようになり安定
したテープリールの回転を保証できる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープカセットの斜視図である。
【図2】本発明に係るテープカセットの主要部の縦断面
図である。
【図3】本発明に係るテープカセットの閉塞部材が配設
される側を示す部分斜視図である。
【図4】本発明を構成する閉塞部材の断面図である。
【図5】本発明を構成する閉塞部材の他の例を示す斜視
図である。
【図6】図5に示す閉塞部材の断面図である。
【図7】本発明を構成する閉塞部材のさらに他の例を示
す斜視図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】従来のテープカセットの主要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 カセットケース、 4 リールハブ、 5 テープ
リール、 6 上フランジ、 7 下フランジ、 9
リール駆動軸挿入穴、 10 磁気テープ、11 閉塞
部材、 12 断面凸状の膨出部、 13 断面円弧状
の膨出部、15 補強リブ、 21 リール押え部材、
26 コイルバネ、 29 リール押え部材の押圧
部、 31 リール駆動軸

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の上下ハーフからなるカセットケー
    スと、 外周面に磁気テープが巻装されるとともにリール駆動軸
    が挿入係合されるリール駆動軸挿入穴を有するリールハ
    ブとこのリールハブの上下両端に設けられる上下フラン
    ジとを有し、上記カセットケース内に回転自在に支承さ
    れるテープリールと、 上記リール駆動軸挿入穴を閉塞するようにして上記テー
    プリールの上端側に配設された閉塞部材と、 上記上ハーフに上下動可能に支持されるとともに、付勢
    手段によって上記閉塞部材を介して上記テープリールを
    下ハーフ側に押圧するリール押え部材とを備え、 上記閉塞部材に対するリール押え部材の押圧部を平滑面
    となすとともに、 上記閉塞部材の中央部に上記リール押え部材が当接する
    断面凸状の膨出部を突出して形成し、 上記リール押え部材は筒状の軸部とこの軸部の上側の外
    周方向に向かって突出して形成した係止部と、 上記軸部の下側から外周方向に向かって突出して形成し
    たフランジ部とを有し、 上記フランジ部の外周囲にはバネ係合部が立ち上がり形
    成され、前記バネ係合部は上ハーフに設けられた取付穴
    に挿通されて前記取付穴の上端面側に係止され、 上記バネ係合部と上ハーフとの間には上記リール押え部
    材を上記テープリール側に押圧付勢する上記付勢手段が
    上記軸部に嵌装するように配設し、 上記リール押え部材の上記軸部の上側に形成された上記
    係止部は、上記上ハーフに設けられた係止部に係止した
    ことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 上記閉塞部材の断面凸状の膨出部の周囲
    に上記膨出部に連続して断面円弧状の膨出部を突出して
    形成したことを特徴とする請求項1記載のテープカセッ
    ト。
  3. 【請求項3】 上記断面円弧状の膨出部に、補強リブを
    放射状に設けたことを特徴とする請求項2記載のテープ
    カセット。
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