JP3370724B2 - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JP3370724B2
JP3370724B2 JP08106793A JP8106793A JP3370724B2 JP 3370724 B2 JP3370724 B2 JP 3370724B2 JP 08106793 A JP08106793 A JP 08106793A JP 8106793 A JP8106793 A JP 8106793A JP 3370724 B2 JP3370724 B2 JP 3370724B2
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敦 本橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報記録媒体の記録再生
を行うための情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、情報記録媒体の記録再生を行
うための情報記録装置としては、光ディスク装置やフロ
ッピーディスク装置あるいはハードディスク装置等があ
る。これら情報記録装置においては、情報記録媒体であ
る光ディスクやフロッピーディスクあるいはハードディ
スクのセクタにエラーが発生した場合にそのセクタを新
たなセクタに交替している。
【0003】一般に情報記録媒体の読み書き時の交替セ
クタの登録は次のようにして行われる。すなわち、エラ
ーの発生したセクタに対して交替先セクタを探し、エラ
ーセクタである交替元セクタとその交替先セクタを対に
して管理している。この場合、交替先として既に登録さ
れているセクタでエラーが発生した場合、そのセクタを
エラーセクタとして登録しさらに新しい登録先を探し登
録する。
【0004】図7はこのような従来の交替セクタテーブ
ルを示すものである。この交替セクタテーブルは情報記
録装置の内部記憶装置に記憶されている。図7におい
て、テーブルの左側はエラーが発生してセクタすなわち
交替元セクタ11を示し、右側はそれに対応する交替先
セクタ12を示している。この図7の例ではセクタが次
のように交替されている。セクタA→セクタB→セクタ
E→セクタH、セクタC→セクタD、セクタF→セクタ
G。これからわかるように、セクタAの場合のように中
間交替セクタB、Eを経て最終交替セクタHに至ってい
る場合には、交替元セクタAから最終交替先セクタHま
で中間交替セクタB、Eでチェイニングされた交替セク
タ情報が交替セクタテーブルに登録されている。これに
よって、交替したセクタがわかるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、セクタC、
Fがアクセスされたときは1回の検索で交替先セクタを
探すことができるが、セクタAがアクセスされたときは
最終交替先セクタHを探すのに3回の検索が必要とな
る。
【0006】すなわち、交替先セクタを探すとき、中間
交替先セクタがあるときは、さらに交替先セクタを探す
ことになるので、最終交替先セクタの検索に時間がかか
る。
【0007】本発明の目的は、交替先セクタを高速に検
索することができる情報記録装置を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録装置
は、情報記録媒体のセクタにエラーが発生した場合の交
替セクタ情報を、交替元セクタから最終交替先セクタま
でのチェイニング情報として交替セクタテーブルに登録
した情報記録媒体の記録再生を行う情報記録装置であっ
て、交替元セクタと最終交替先セクタとの間に中間交替
先セクタがあるときは交替元セクタと最終交替先セクタ
とを対にして登録するとともに中間交替先セクタと最終
交替先セクタとを対にして登録するための交替セクタ管
理テーブルと、その交替セクタ管理テーブルに登録され
た情報に基づいてエラーセクタの交替先セクタを検索す
る演算装置とを備えている。
【0009】そして、交替セクタ管理テーブルは情報記
憶媒体あるいは情報記憶装置の内部記憶装置に記憶する
ようにしている。
【0010】また、交替セクタ管理テーブルを、交替元
セクタと最終交替先セクタとを対にした交替先セクタ情
報を記憶した交替セクタ情報テーブルと、エラーセクタ
のうちの中間交替先セクタを登録したエラーセクタ情報
テーブルとで構成し、これら交替セクタ情報テーブルお
よびエラーセクタ情報テーブルに登録された情報に基づ
いてエラーセクタおよびその交替先セクタを検索する演
算装置とを備えている。
【0011】
【作用】本発明では、交替元セクタと最終交替先セクタ
との間に中間交替先セクタがあるときは、交替元セクタ
と最終交替先セクタとを対にして登録するとともに、中
間交替先セクタと最終交替先セクタとを対にして交替セ
クタ管理テーブルに登録しているので、中間交替先セク
タがあるときでも1回の検索で交替先セクタを検索する
ことができる。また、中間交替先セクタも記憶している
ので、エラーセクタの検索も容易にできる。
【0012】また、交替セクタ管理テーブルを、交替セ
クタ情報テーブルと、エラーセクタ情報テーブルとで構
成した場合は、これらを個別に管理することができるの
で、交替セクタの検索の高速化が図れる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を説明する。図1は本
発明の情報記憶装置のブロック構成図である。情報記憶
制御部1は上位装置2からの実行命令あるいはセクタの
エラー情報により駆動される。上位装置2からのこれら
指令は情報記録制御部1のインターフェイスコントロー
ラ3を介して演算装置4に入力される。演算装置4はR
AM7に記憶されたデータを用いてROM5に記憶され
た制御プログラムに従い演算を行う。内部記憶装置6に
は本発明の交替セクタ管理テーブルが記憶される。演算
装置4での演算結果はリード/ライト制御回路8を介し
て情報記憶媒体9に出力される。
【0014】図2は本発明の交替セクタ管理テーブルを
示したもので、交替元セクタ11と最終交替先セクタ1
3とが対となって記憶されている。この場合、中間交替
先セクタも交替先セクタとして取り扱う。したがって、
中間交替先セクタがあるときはその中間交替先セクタは
最終交替先セクタと対にして記憶されている。
【0015】すなわち、図2の例では図7の場合と同様
にセクタが次のように交替されている。セクタA→セク
タB→セクタE→セクタH、セクタC→セクタD、セク
タF→セクタG。
【0016】本発明では、交替元セクタ11と最終交替
先セクタ13とを対にして記憶するので、交替元セクタ
Aは最終交替先セクタHと対になって記憶され、中間交
替先セクタも交替先セクタとして取り扱い、中間交替先
セクタがあるときはその中間交替先セクタは最終交替先
セクタと対にして記憶するので、中間交替先セクタB、
中間交替先セクタCも最終交替先セクタHとそれぞれ対
になって記憶される。
【0017】このことから、図2に示すように本発明の
交替セクタ管理テーブルでは、セクタA→セクタH、セ
クタC→セクタD、セクタB→セクタH、セクタF→セ
クタG、セクタE→セクタH、と記憶され、交替先セク
タの検索は一回の検索でできる。
【0018】この交替セクタ管理テーブルは、情報記憶
制御装置1の内部記憶装置6に記憶されるが、情報記憶
媒体9に記憶するようにすることも可能である。
【0019】次に本発明の交替セクタ管理テーブルの他
の実施例を図3および図4に示す。この実施例は交替セ
クタ管理テーブルを図3に示す交替セクタ情報テーブル
と図4に示すエラーセクタ情報テーブルとに分けたもの
である。
【0020】交替セクタ情報テーブルには、図3に示す
ようにエラー発生したセクタすなわち交替元セクタ11
と最終交替先セクタ13とを対にして記憶する。そし
て、エラーセクタ情報テーブルには、図4に示すように
エラーセクタのうち中間交替先セクタ14を記憶する。
したがって、交替先セクタの検索は交替セクタ情報テー
ブルの検索ですみ検索の高速化が図れる。
【0021】図5は上位装置2から情報の読み出し書込
み指令があったときの演算装置4での交替先セクタを調
べる処理を示すフローチャートである。まず読み出し書
込み指令があると、その読み出し書込みの対象となって
いる目的セクタが交替されているかどうかを調べる〈3
2〉。これは、交替セクタ管理テーブルの交替元セクタ
11を調べることにより行われる。目的セクタが交換セ
クタ管理テーブルの交換元セクタに登録されているとき
は、交替先セクタに登録されている交替先セクタを目的
セクタとする〈33〉。そして、再度その目的セクタが
交替セクタ管理テーブルに登録されていないことを確認
し、それを確認すると、ここで初めて読み出し書込みの
実行を開始する〈34〉。
【0022】この場合、目的セクタが交替されているか
どうかの検索は一回であり、交替先の検索を容易に行う
ことができる。
【0023】次に、図6はセクタのエラー情報があった
ときの演算装置4の処理を示すフローチャートである。
交替セクタ管理テーブルが、図3の交替セクタ情報テー
ブルおよび図4のエラーセクタ情報テーブルで構成され
ている場合について説明する。
【0024】まず、エラーが発生したとき、交替用セク
タを指定し交替先セクタとして設定する〈35〉。次
に、その交替先セクタが図3の交替セクタ情報テーブル
に登録されているかどうかを調べる〈36〉。交替先セ
クタテーブルに登録されている場合は再度別の交替用セ
クタを交替先セクタとして設定する〈35〉。一方、交
替先セクタテーブルに登録されていない場合は、エラー
セクタ情報テーブルにエラーセクタとして登録されてい
るかどうかを調べ〈37〉、登録されている場合は、再
度、別の交替先セクタを設定する〈35〉。
【0025】図3の交替セクタ情報テーブルおよび図4
のエラーセクタ情報テーブルのいずれにも交替先セクタ
として登録されていない場合は、その交換先セクタを新
たに登録する。
【0026】この場合の検索についても各テーブルへの
検索は一回ですむので、演算装置の処理が軽くて済む。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、交
替元セクタと最終交替先セクタとの間に中間交換先セク
タがあるときは、交替先セクタと最終交替先セクタとを
対にして、かつ中間交替先セクタと最終交替先セクタと
を対にして交替先セクタテーブルに登録しているので、
中間交替先セクタがあるときでも1回の検索で交替先セ
クタを検索することができる。また、中間交替先セクタ
も記憶しているので、エラーセクタの検索も容易にでき
る。
【0028】また、交替セクタ管理テーブルを、交替セ
クタ情報テーブルと、エラーセクタテーブルとで構成し
た場合は、これらを個別に管理することができるので、
交替セクタの検索の高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の交替セクタ管理テーブルの説明図。
【図3】本発明の交替セクタ情報テーブルの説明図。
【図4】本発明のエラーセクタ情報テーブルの説明図。
【図5】読み出し書込み実行の際の交替セクタの検索フ
ローチャート。
【図6】エラー発生時の交替セクタの検索フローチャー
ト。
【図7】従来の交替セクタテーブルの説明図。
【符号の説明】
1 情報記録制御部 2 上位装置 3 インターフェイスコントローラ 4 演算装置 5 ROM 6 内部記憶装置 7 RAM 8 リード/ライト制御回路 9 情報記憶媒体 10 交替元セクタ 11 交替先セクタ 12 最終交替先セクタ 13 中間先セクタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体のセクタにエラーが発生し
    た場合の交替セクタ情報を交替元セクタから最終交替先
    セクタまでのチェイニング情報として登録した交替セク
    タテーブルを備えた前記情報記録媒体の記録再生を行う
    情報記録装置において、前記交替元セクタと前記最終交
    替先セクタとの間に中間交替先セクタがあるときは前記
    交替元セクタと最終交替先セクタとを対にして登録する
    とともに前記中間交替先セクタと前記最終交替先セクタ
    とを対にして登録するための交替セクタ管理テーブル
    と、前記交替セクタ管理テーブルに登録された情報に基
    づいてエラーセクタの交替先セクタを検索する演算装置
    とを備えたことを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記交替セクタ管理テーブルを前記情報
    記憶媒体に記憶するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 情報記録媒体のセクタにエラーが発生し
    た場合の交替セクタ情報を交替元セクタから最終交替先
    セクタまでのチェイニング情報として登録した交替セク
    タテーブルを備えた前記記録媒体の記録再生を行う情報
    記録装置において、前記交替元セクタと前記最終交替先
    セクタとの間に中間交替元セクタがあるときは前記交替
    元セクタと最終交替先セクタとを対にして登録するため
    の交替セクタ情報テーブルと、前記中間交替先セクタを
    登録するためのエラーセクタ情報テーブルと、前記交替
    セクタ情報テーブルおよび前記エラーセクタ情報テーブ
    ルに登録された情報に基づいてエラーセクタおよびその
    交替先セクタを検索する演算装置とを備えたことを特徴
    とする情報記録装置。
JP08106793A 1993-03-17 1993-03-17 情報記録装置 Expired - Lifetime JP3370724B2 (ja)

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JP08106793A JP3370724B2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 情報記録装置

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JPH06275023A JPH06275023A (ja) 1994-09-30
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US7940613B2 (en) * 2004-06-15 2011-05-10 Panasonic Corporation Drive device
CN101707060B (zh) * 2004-06-15 2011-12-14 松下电器产业株式会社 驱动装置

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