JPH02252061A - 画像フアイル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は階調をもつ画像データを登録可能な画像ファイ
ル装置に係り、特に、ファイルへの画像データの入力方
式および既登録の画像データの検索方式に関する。

〔従来の技術〕

例えば株式会社オプトロニクス社、昭和６０年１２月ｌ
Ｏ日発行、「わかりやすい光ディスク」、第１７５頁〜
第２０１頁に記載されているように、近年、光ディスク
を利用した画像ファイル装置が新しい文書管理手段とし
て注目されている。

この画像ファイル装置はデータの記録容量が大きいため
、例えばフルカラーの自然画など多階調の画像データを
登録することができる。ところが、このような多階調の
画像データはデータ量が膨大であるため表示速度（光デ
イスクファイルから既登録の画像データを読み出してデ
イスプレィに表示するまでの速度）が遅く、既登録の画
像データを検索する際、当該既登録の画像データの全て
を順次読み出して目的とする画像データを検索するとい
った方法を採ることは到底できない。

このため、従来より、光デイスクファイルから読み出し
た画像データをデイスプレィに縮小表示するといった方
法や、同一の光デイスクファイル内に画像データと当該
画像データの一部をもって構成された検索用画像データ
とを別箇に登録しておくといった方法が採られている。

なお、前記においては光ディスクを利用した画像ファイ
ル装置を例にとって説明したが、磁気ディスクなど他の
ファイルを利用した画像ファイル装置においても同様で
ある。また、前記においてはフルカラーの自然画を例に
とって説明したが、階調をもつ全ての画像データの検索
に同様の方法が採られる。

〔発明が解決しようとする課題〕

然るに、前記した従来の検索方法のうち前者は。

ファイルに登録された画像データ全体を取扱うために画
像データの読み出しおよび縮小処理に長時間を要し、検
索能率が悪いという問題がある。

一方、従来の検索方法のうちの後者は、各画像データご
とに検索用画像データを併せて登録しなくてはならない
ため、１つのファイル内に登録可能な画像データ量が減
少し、ファイルの使用効率が悪いという問題がある。

本発明はこのような従来技術の課題を解消するためにな
されたものであって、所望の画像データを短時間で検索
でき、かつファイルに多数の画像データを登録可能な画
像ファイル装置を提供することを目的とするものである
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前記の目的を達成するため、画像データ入力
部に入力した画像データを少なくとも最上位ビットを含
む上位ビットとそれ以下の下位ビットとに分けてファイ
ルの異なる記録領域に登録し、前記上位ビットのデータ
を単独で読み出すことによって既登録の画像データの検
索を行えるようにした。

〔作用〕

ファイルに登録されたデータは、当該データが登録され
た記録領域（例えば、セクタ）のアドレスを指定するこ
とによって任意に読み出すことができるので、画像デー
タの上位ビットと下位ビットとをファイルの異なる記録
領域に登録しておけば、上位ビットまたは下位ビットの
データを単独で読み出すことができる。

上位ビットのデータだけで構成された画像はもとの画像
のおよその形態を表現することができるから、これを検
索用画像データとして利用することができる。

上位ビットの設定の仕方にもよるが、画像データの全デ
ータ量に対する上位ビットのデータ量は非常に少なくす
ることができる。よって、上位ビットのデータだけで構
成された画像を検索用画像データとして利用すると表示
速度が高速化され、検索効率が効率化される。

また、画像データを上位ビットのデータと下位ビットの
データとに分けてファイルに登録し、上位ビットのデー
タを検索用画像データとして利用するので１画像データ
に加えてその検索用画像データを別個にファイルに登録
する従来の方法に比べてファイルの無駄がない。

よって、ファイルの無駄がなくしかも検索効率の高い画
像ファイル装置を提供することができる。

〔実施例〕

まず、本発明に係る画像ファイル装置の全体構成を第１
図に基づいて説明する。

この図に示すように、本発明の光デイスクファイル装置
は、システム全体を制御するＣＰＵ　（中央処理装置）
１と、画像データを登録する光ディスクあるいは磁気デ
ィスク等のファイル２と、画像データ入力部に入力した
画像データを少なくとも最上位ビットを含む上位ビット
とそれ以下の下位ビットとに分けるデータ分割装置３と
、各種のメモリ４〜７と、各種の端末装置８〜１１とに
よって構成されている。

前記各種メモリには、前記ＣＰＵＩを動作させる制御プ
ログラムが格納されたプログラムメモリ４と、ＣＰＵＩ
が利用する変数やテーブル類が格納されたワークメモリ
５と、画像データを一時的に記憶するバッファメモリ６
と、デイスプレィに表示される画像データと１対１に対
応するビットマツプメモリ７とが含まれる。

また、前記各種端末装置としては、画像データ入力部で
あるスキャナ８およびカメラ９と、画像データを表示す
るデイスプレィ１０と、コマンドや検索用のインデック
ス等を入力するキーボード１１とが備えられている。

以下、本発明に係る光デイスクファイル装置の動作を第
２図に基づいて説明する。

まず１画像データ入力部（８，９）によって画像を読み
取り、その画像データをデイスプレィ１０に表示する（
ステップ５−１）。

次に、ファイル２からの検索を容易にするため、キーボ
ード１３によって当該画像データのインデックスデータ
を入力し、ワークメモリ５に記憶する（ステップ５−２
）。インデックスデータは、光デイスクファイルに登録
しようとしている画像データを他の画像データから区別
するために付されるものであって１例えばカタログに掲
載された電子機器のインターフェース部品の設計図を登
録する場合、「カタログ」、「電子機器」、「インター
フェース部品」といった階層構造を有する文言の組合せ
などをもって構成することができる。

ステップＳ−２におけるインデックスデータの入力を行
っている間に入力した画像データをデータ分割装置３に
転送し、上位ビットのデータと下位ビットのデータとに
分割する。そして、得られた各分割データをバッファメ
モリ６に登録する（ステップ５−３）。

なお、上位ビットのデータと下位ビットのデータとを分
割するしきい値は上位ビットに含まれるデータ量に大き
さと検索用画像データの明瞭さとを比較衡量して任意に
設定することができるが、通常は最上位ビットをもって
上位ビットを構成するようにすれば画像を識別するに充
分な画質を得ることができ、かつそのデータ量を最小限
に押えることができる。

ステップＳ−２におけるインデックスデータの入力およ
びステップＳ−３における各分割データのバッファメモ
リ６への記憶操作が終了したら、バッファメモリ６から
上位ビットのデータをデイスプレィ１０に表示させる（
ステップ５−４）。

デイスプレィ１０に表示された検索用画像データの画質
が元の画像データを識別するに充分である場合には、キ
ーボード１１からコマンドを入力して、バッファメモリ
６に記憶された各分割データをファイル２に登録する（
ステップ５−５）。

デイスプレィ１０に表示された検索用画像データの画質
が元の画像データを識別するに充分でないと判断された
場合には、データ分割装置３のしきい値を変更してデー
タの分割動作を繰り返し実行する。そして、充分な画質
が得られた段階で、当該分割データをファイル２に登録
する。

第３図はファイル２内に記録された画像データのマツプ
を模式的に示す図であって、２１，２２゜２３・・・Ｎ
は記録トラックを、ａ、ｂ、ｃ・・・ｎは各記録トラッ
クのセクタを示している。第３図の例では、各記録トラ
ック２１，２２．２３にそれぞれ異なる画像データ３１
，３２，３３が登録されている。そのうち記録トラック
２１の第１セクタ２１ａには画像データ３１の上位ビッ
トのデータ３１ａが登録され、当該記録トラック２１の
第２セクタ２１ｂ以下には画像データ３１の下位ビット
のデータ３１ｂが登録されている。同様に、記録トラッ
ク２２の第１セクタ２２ａには画像データ３２の上位ビ
ットのデータ３２ａが登録され、当該記録トラック２２
の第２セクタ２２ｂ以下には画像データ３２の下位ビッ
トのデータ３２ｂが登録されている。また、記録トラッ
ク２３の第１セクタ２３ａおよび第２セクタ２３ｂには
画像データ３３の上位ビットのデータ３１ａが登録され
、当該記録トラック２３の第３セクタ２１０以下には画
像データ３３の下位ビットのデータ３３ｂが登録されて
いる。

なお、第３図の例では、各記録トラックごとに１つの画
像データを入力する場合について説明したが、画像デー
タのデータ量に応じ、複数の記録トラックに亘って１つ
の画像データを記録したり。

反対に１つの記録トランク中に複数の画像データを記録
することもできる。

次いで、ファイル２に登録された画像データの読み出し
動作を第４図に基づいて説明する。

まず、キーボード１１を操作して読み出そうとする画像
データのインデックスデータを入力し、ファイル２に登
録された当該インデックスデータをもつ画像データの上
位ビットのデータだけをバッファメモリ６に読み込む（
ステップ５−６）。

バッファメモリ６に読み込まれた上位ビットのデータは
ビットマツプメモリ７に伸長展開され、検索用画像デー
タとしてデイスプレィ１０に表示される（ステップ５−
７）。

デイスプレィ１０に表示された検索用画像データが目的
の画像データを表わすものである場合には、当該画像デ
ータの下位ビットのデータをファイル２からバッファメ
モリ６に読み込み、先にビットマツプメモリ７に伸長展
開された上位ビットのデータと合成してデイスプレィ１
０に表示する（ステップ５−８）。

ある画像データを他の同種の画像データと区別するため
には、複雑かつ多量のインデックスデータを付さなくて
はならない。しかし、このような複雑かつ多量のインデ
ックスデータを付すると画像データの登録および検索が
面倒になるため、キーワード程度の簡単なインデックス
デー１、夕を付して登録したり、画像データの登録は複
雑かつ多量のインデックスデータを付して行い、検索は
キーワード程度の簡単なインデックスデータをもって行
うといった方法が採られることが多い。

このような検索方法をとった場合、入力されたインデッ
クスデータに応じて不所望の画像データが読み出される
ことがある。デイスプレィ１０に表示された検索用画像
データが不所望の画像データである場合には、当該イン
デックスデータに対応する別異の画像データの上位ビッ
トのデータを順次読み出し、デイスプレィ１０に表示し
て検索を行う。そして、所望の画像データが検索された
段階で、当該画像データの下位ビットのデータをファイ
ル２からバッファメモリ６に読み込み、先にビットマツ
プメモリ７に伸長展開された上位ビットのデータと合成
してデイスプレィ１０に表示する。

以上の動作は、プログラムメモリ４に格納されたプログ
ラムに従ってＣＰＵＩにて行われる。

前記実施例の画像ファイル装置は、入力した画像データ
を上位ビットのデー夕と下位ビットのデータとに分割し
、上位ビットのデータを検索用の画像データとして利用
したので、検索用画像データのデータ量が少なく、表示
速度の高速化と検索効率の効率化を図ることができる。

また、ファイルに登録された画像データの一部を検索用
画像データとして利用するので、画像データに加えてそ
の検索用画像データを別個にファイルする従来の方法に
比べてファイルを有効に使用することができる。

なお、本発明の要旨は画像データを上位ビットと下位ビ
ットに分けてファイルに登録し、上位ビットのデータを
単独で読み出すことによって既登録の画像データの検索
を行えるようにした点にあるのであって、入力装置や端
末装置それに各種メモリ等については前記実施例にかか
わらず任意に構成することができる。

また、第２図および第４図の流れ図は本発明に係る装置
の動作の一例を示すものであって、前記した本発明の要
旨を逸脱しない範囲で適宜変更しうろことは勿論である
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の画像ファイル装置は、入
力した画像データを上位ビットのデータと下位ビットの
データとに分割し、上位ビットのデータを検索用画像デ
ータとして利用するようにしたので、検索用画像データ
のデータ量を少なくすることができて表示速度の高速化
と検索効率の効率化を図ることができるとともに、画像
データとその検索用画像データをファイルに併記する必
要がないのでファイルの使用効率を向上することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る画像ファイル装置の全体構成を示
すブロック図、第２図は登録時の動作順序を説明する流
れ図、第３図はファイルに登録されら画像データの登録
マツプを示す説明図、第４図は検索時の動作順序を説明
する流れ図である。 １・・・・・・ＣＰＵ、２・・・・・・光デイスクファ
イル、３・・・・・・データ分割装置、４・・・・・・
プログラムメモリ、５・・・・・・リークメモリ、６・
・・・・・バッファメモリ、７・・・・・・ビットマツ
プメモリ、８・・・・・・スキャナ、９・・・・・・カ
メラ％　１０・・・・・・デイスプレィ、１１・・・・
・・キーボード、２１，２２．２３・・・Ｎ・・・・・
・記録トラック、ａ、ｂ、Ｃ・・・ｎ・・・・・・セク
タ、３１．３２．３３・・・・・・画像データ、３１ａ
、３２ａ、３３ａ・・・・・・上位ビットのデータ、３
１ｂ、３２ｂ、３３ｂ・・・・・・下位ビットのデータ
。 第 図 第４ 一−−−−−−−−−−−　ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 階調をもつ画像データを登録可能で、既登録の画像デー
   タの検索機能を備えた画像ファイル装置において、 画像データ入力部に入力した画像データを少なくとも最
   上位ビットを含む上位ビットとそれ以下の下位ビットと
   に分けてファイルの異なる記録領域に登録し、前記上位
   ビットのデータを単独で読み出すことによつて既登録の
   画像データの検索を行えるようにしたことを特徴とする
   画像ファイル装置。