JP3370216B2 - 電動パワーステアリング - Google Patents

電動パワーステアリング

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JP3370216B2
JP3370216B2 JP22780995A JP22780995A JP3370216B2 JP 3370216 B2 JP3370216 B2 JP 3370216B2 JP 22780995 A JP22780995 A JP 22780995A JP 22780995 A JP22780995 A JP 22780995A JP 3370216 B2 JP3370216 B2 JP 3370216B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立製造が極めて
簡単で、且つ小型に構成することができる舵取用補助動
力源のハウジングを有する電動パワーステアリングに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般の電動式パワーステアリング装置に
おいて、舵取用補助動力源のハウジングの構造は、歯車
機構部側のハウジング構成部材と、該歯車機構部を駆動
させるためのモータを収納する側のハウジング構成部材
とからなり、両ハウジング構成部材を接続し、舵取用補
助動力源の歯車機構部とモータとを被覆状に収納したハ
ウジングを構成するものである。この歯車機構部側のハ
ウジング構成部材とモータ側のハウジング構成部材とを
接続するのにそれぞれにフランジを設け、両フランジ同
士を突き合わせて、ボルト等の固着具により締付固定す
る構造のものである(図10参照)。
【0003】また、取付フランジを形成することによ
り、モータの取付け位置が、歯車機構部側のハウジング
構成部材から離れ、距離が開くので、原動歯車と従動歯
車(たとえば、ウォームとウォームホィール)との歯車
噛合部とモータ(即ち、歯車機構部側のハウジング構成
部材側のモータ軸の軸受)との距離L’が大きくなる
(図10参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すような、
接続構造の場合、ボルトの緩みが心配され、万一、ボル
トが緩んだ場合、モータ軸と原動歯車とが一体的に形成
されているものでは、原動歯車と従動歯車(たとえばウ
ォームとウォームホィール)とからなる歯車機構部での
歯車同士との噛み合いが悪化し、歯部が磨耗し、騒音が
発生するおそれがある。
【0005】また、ギヤハウジングとモータハウジング
とをボルト・ナット等の固着具にて接続する構造のもの
では、ボルトのみならずそのボルトの緩みを防止するた
めの緩み止部材等が必要となり、部品点数が多くなる。
また、歯車機構部のハウジングにモータを取り付けてボ
ルト等の固着具にて締結固定するので、組付け工程数が
多くなる。また、歯車機構部において、モータ軸とウォ
ーム軸との間にクラッチを介したタイプのものでは、ボ
ルトの緩みによりモータ軸とクラッチとの連結部にガタ
が発生し、騒音が発生するおそれがある。
【0006】さらに、ギヤハウジングとモータハウジン
グとの接続をボルト等の固着具にて行う場合では、ギヤ
ハウジング及びモータハウジングには接続のためにフラ
ンジを形成しなくてはならない。しかし、このようなフ
ランジを形成するとギヤハウジング及びモータハウジン
グは大型となり、ギヤハウジングとモータハウジングと
を接続したときの全体が極めて大型となりステアリング
シャフトにおける舵取用補助動力源Aの占める大きさの
比率が大きく、装置としての外まわり寸法自体も大きく
なってしまうこととなる。
【0007】また、距離L’が大きくなるので、モータ
軸の原動歯車(ウォーム軸)が従動歯車(ウォームホィ
ール)との噛合において、被動歯車からの反力によって
ウォーム軸に撓みが発生し、ウォーム軸とウォームホィ
ールとの噛合隙間が大きくなって、噛合う面が不均一に
なり、歯面が異常磨耗するおそれがある。また、噛合い
部のガタ及び打音を発生させるおそれがある。さらに、
ウォーム軸の噛合部分と、モータ側の軸受との距離L’
が大きくなるので、噛合部にかかる反力によって、ウォ
ーム軸はウォームホィールから離れる方向に力を受け、
そのウォーム軸のモータ側にかかるモーメントが大きく
なり、モータ内の軸受にかかる負荷が大きくなって、軸
受の耐久性を低下させるおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、ス
テアリングシャフト側に設けた従動歯車と、該従動歯車
と噛み合う原動歯車とからなる歯車機構部をモータの動
力にて駆動する舵取用補助動力源において、ギヤハウジ
ング部の被装着部の開口内周部とモータ軸側のモータ用
ハウジングに設けた凸状部とをインロー嵌合させ、且つ
ギヤハウジング部の被装着部とモータ用ハウジングの装
着用口部とをインロー嵌合可能とし、その被装着部に装
着用口部をカシメ手段にて固定してなる電動パワーステ
アリングとしたことにより、組立製造が簡易且つ迅速に
できるとともに、その完成時には極めて小型にまとめて
構成することができ、上記課題を解決したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明すると、まずステアリングシャフトは、
図1,図2等に示すように主にアッパーシャフト1とロ
アーシャフト2とから構成され、該アッパーシャフト1
とロアーシャフト2とがトーションバー3によって連結
され、アッパーシャフト1にはステアリングホィールH
が設けられている。そして、ステアリングシャフトのア
ッパーシャフト1とロアーシャフト2との分割部にわた
ってトルクセンサー部13が設けられている。
【0010】該トルクセンサー部13では可動コアが構
成部材として設けられている。その可動コアには、カム
とガイドの溝の孔が形成され、その可動コアのカムはア
ッパーシャフト1に固定されたピンと係合し、可動コア
を軸方向に移動させるためのガイドは、ロアーシャフト
2に固定されたピンと係合している。また、ロアーシャ
フト2とジョイント14を介して舵取装置Sにて連結さ
れている〔図1(B)参照〕。そのアッパーシャフト1
とロアーシャフト2とは、図2に示すように、トーショ
ンバー3にて連結されたものであって、アッパーシャフ
ト1の回転がトーションバー3を介してロアーシャフト
2に回転を伝達するものである。
【0011】そして、そのアッパーシャフト1とロアー
シャフト2とを連結しているトーションバー3は、路面
よりタイヤが受ける反力によりロアーシャフト2とアッ
パーシャフト1との間の回転角度に差が生じ、そのとき
にトーションバー3には軸周方向に捩じれが生じ、前記
トルクセンサー等を介して、舵取用補助動力源Aが作動
する仕組みとなっている。
【0012】その舵取用補助動力源Aは、歯車機構部A
1 とモータMとから構成されたものであり、さらに歯車
機構部A1 は、従動歯車5と原動歯車6とから構成され
ている。具体的な構成としては、原動歯車6がウォーム
ギアであり、従動歯車5がホィールギアとなっている。
また、ウォームギアとした原動歯車6は、実際には予め
モータMのモータ軸7に一体的に設けられている。その
従動歯車5は、ロアーシャフト2側の外周部に装着され
ている(図2,図4等参照)。
【0013】また、原動歯車6はモータMより回転力が
伝達され、その原動歯車6が前記従動歯車5に回転力を
伝達し、該従動歯車5を介してロアーシャフト2に舵取
操作時の補助動力を伝える構造となっている(図4参
照)。舵取用補助動力源Aについては平歯車,はすば歯
車,かさ歯車,遊星歯車によるものが存在する。前記歯
車機構部A1 の従動歯車5と原動歯車6とをウォームホ
ィールの組み合わせタイプとした場合では、ウォームと
した原動歯車6を支持するモータ軸7は、ウォームホィ
ールとした従動歯車5のモータ軸方向と直交方向に噛み
合っているが、ウォームとホィールとの噛み合いによっ
ては、斜め方向も存在し、必ずしも直交方向に限られる
ものではない。
【0014】そして、従動歯車5は、ロアーシャフト2
が納まっているシャフトハウジング内に収容されてお
り、該シャフトハウジングより舵取用補助動力源Aのた
めのギヤハウジング部8が形成されている。そのギヤハ
ウジング部8には、図4に示すように、原動歯車6と従
動歯車5とが構成する歯車機構部分が収納されるもので
あり、そのギヤハウジング部8は原動歯車収納部室8a
と被装着部8bとからなる。その原動歯車収納部室8a
は、原動歯車6が収容できる程度の容積を有し、その内
部奥壁にはモータ軸7の軸端用の軸受9が装着されてい
る。その被装着部8bは偏平状の円筒状立上り部8b2
が形成され、該円筒状立上り部8b2 の外周に沿って接
続用溝8b1 が円周状に形成されている(図5参照)。
【0015】また、モータMは、モータ用ハウジング1
0に収納されている。該モータ用ハウジング10は、モ
ータMが収容できる程度の円筒形状をなしている(図
3,図5参照)。その円筒状としたモータ用ハウジング
10の開口部は、装着用口部10aとし、前記被装着部
8bに接続する箇所となる(図4参照)。そして、前記
装着用口部10a付近はモータMをモータ用ハウジング
10に収納した状態で、モータM先端部より僅かに外方
に延出している(図5参照)。この延出した部分がカシ
メ代となる(図4参照)。
【0016】そのモータ用ハウジング10にモータMが
収納され、モータMのモータ軸7には原動歯車6が設け
られ、該原動歯車6が前記ギヤハウジング部8内に収納
されている。そのモータ軸7にはモータ軸用軸受12が
設けられている。そして、モータMのモータ軸7側のモ
ータ用ハウジング10に凸状部15を設け、前記ギヤハ
ウジング部8の被装着部8bの開口内周部と前記モータ
Mの凸状部15とがインロー嵌合して、モータMをギヤ
ハウジング部8に精度を高くして位置決めした状態と
し、モータ用ハウジング10の装着用口部10aが被装
着部8bに接続される。ここで、ギヤハウジング部8の
被装着部8bと、モータ用ハウジング10の装着用口部
10aとはインロー嵌合可能な組み合わせとなっている
(図4,図5参照)。即ち、被装着部8bが装着用口部
10aに対して挿入状態に接合させることができる。そ
して、そのモータ用ハウジング10の装着用口部10a
を中心に向かってカシメ手段により塑性変形を生じさ
せ、モータ用ハウジング10の装着用口部10aをギヤ
ハウジング部8の被装着部8bに固着する。このとき、
モータ用ハウジング10のカシメ箇所はギヤハウジング
部8の被装着部8bに形成した接続用溝8b1 に嵌入す
るように行われる(図6,図7等参照)。
【0017】そのカシメ手段において、カシメによる変
形としては、モータ用ハウジング10の装着用口部10
aの全周にわたってカシメ手段により円周状変形11a
を生じさせることとなる。このときに円周状変形11a
は、ギヤハウジング部8の被装着部8bの円筒状立上り
部8b2 に形成した円周状の接続用溝8b1 に嵌入する
ようにしている(図6参照)。また、前記接続用溝8b
1 に対してカシメによる塑性変形としては、適宜の間隔
をおいて部分的に適宜数カ所行うものが存在する。この
場合では前記カシメによる塑性変形は、点状に連なる部
分カシメ変形11b,11b,…として形成されている
〔図8(A)及び(B)参照〕。また、モータMのモー
タ軸7と原動歯車6との間にクラッチを設けるモータM
であっても本案のカシメ構造を適用することができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明においては、ステアリン
グシャフト側に設けた従動歯車5と、該従動歯車5と噛
み合う原動歯車6とからなる歯車機構部A1 をモータM
の動力にて駆動する舵取用補助動力源Aにおいて、ギヤ
ハウジング部8の被装着部8bの開口内周部とモータ軸
側のモータ用ハウジング10に設けた凸状部15とをイ
ンロー嵌合させ、且つギヤハウジング部8の被装着部8
bとモータ用ハウジング10の装着用口部10aとをイ
ンロー嵌合可能とし、その被装着部8bに装着用口部1
0aをカシメ手段にて固定してなる電動パワーステアリ
ングとしたことにより、先ず第1に原動歯車6をモータ
軸7に設けた場合に、モータ軸7の長さを短くすること
ができ、駆動時の振れや撓みを最小限に抑えることがで
きるし、第2に部品点数を少なくし、組立工程数を減少
させ、ひいては低価格にて提供することができる等の効
果を奏する。
【0019】即ち、ギヤハウジング部8とモータ用ハウ
ジング10とを接続するために、モータ用ハウジング1
0をギヤハウジング部8に対してボルト等の固着具を利
用して接続するものではなく、カシメ手段にて接続する
ものである。それゆえに、モータ用ハウジング10に必
要なカシメ代は、従来タイプのボルト等の固着具を使用
してギヤハウジング部8とモータ用ハウジング10とを
接続する場合に比較して極めて小さいものにできる。即
ち、ギヤハウジング部8とモータ用ハウジング10とを
ボルト等の固着具を使用して接続のために必要なフラン
ジ等が存在しないため、そのフランジ部分の厚さが全く
存在しないことから、ギヤハウジング部8とモータ用ハ
ウジング10とを直接、接続して構成する舵取用補助動
力源Aを被覆するハウジング自体を極めてコンパクトな
ものとすることができる。
【0020】そのために、ギヤハウジング部8とモータ
用ハウジング10とをカシメ手段を介して接続固定した
ときに、内部のモータMから突出するモータ軸7の軸長
L(図9参照)は、従来タイプのハウジングとした場合
の軸長L’(図10参照)に比較して短いものとするこ
とができるために、原動歯車6と従動歯車5とが噛み合
い駆動する時には、従動歯車5からの反力が原動歯車6
を介してモータ軸7にかかっても、該モータ軸7の撓み
及び振れを最小限にくい止めることができ、従動歯車5
と原動歯車6の噛み合い状態を極めて安定した良好なも
のとすることができる。さらに、ハウジング内に設けた
モータ軸7の軸受9等の機械要素に対しても負荷が小さ
くなるので、モータMの耐久性のみならず軸受9等の機
械要素の耐久性も格段と向上させることが可能となる。
【0021】さらに、モータ用ハウジング10をギヤハ
ウジング部8に対してカシメ手段を介して接続すること
から、従来タイプのボルト等の固着具を使用したものに
見られるような、締めつけの緩みによる、従動歯車5と
原動歯車6との噛み合いが不正確となるような不具合も
本発明によって解消することができ、さらにモータMを
両ハウジングにより極めてしっかりと支持することがで
きる。また、従来タイプのものでは、ボルト等の固着具
以外にボルトの緩み止めのための部材等が必要であり、
必然的に部品点数が多くなる不都合もあったが、本発明
ではカシメ手段によることでボルト等の固着具が不要と
なり部品点数を削減でき、組付け工程数を低減でき、製
造コストを少なくすることができる。
【0022】さらに、上述したようにギヤハウジング部
8とモータ用ハウジング10とが接続して構成する舵取
用補助動力源Aを被覆するハウジング自体は極めてコン
パクトなものとすることができることから、この舵取用
補助動力源Aがステアリングシャフトから張り出す部分
の占める割合を小さくすることができ、電動式パワース
テアリングのコラム軸に舵取用補助動力源AのモータM
が存在するタイプとして、車室に張出す部分を小さくで
き、装置としての外まわり寸法が小さくなって、小型化
を実現することができる。
【0023】次に、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記ギヤハウジング部8の被装着部8bの外周部に
沿って、接続用溝8b1 を形成し、モータ用ハウジング
10の装着用口部10aを前記接続用溝8b1 にカシメ
手段にて固定してなる電動パワーステアリングとしたこ
とにより、モータ用ハウジング10の装着用口部10a
を接続用溝8b1 の部分にカシメ手段による塑性変形を
形成することにより、カシメ手段による塑性変形部分が
接続用溝8b1 に食い込ませることができ、さらにより
一層簡単且つ強固に接続固定することができる。
【0024】次に、請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記カシメ手段はモータ用ハウジング10の装着用
口部10aとギヤハウジング部8の被装着部8bとの外
周に渡って連続したカシメ手段にて固定してなる電動パ
ワーステアリングとしたことにより、装着用口部10a
は被装着部8bの接続用溝8b1 に沿って全周にカシメ
手段による塑性変形を生じさせることで、ギヤハウジン
グ部8に対してモータ用ハウジング10は極めて強固な
るカシメ手段の固定ができることになる。
【0025】次に、請求項4の発明は、請求項2におい
て、前記カシメ手段はモータ用ハウジング10の装着用
口部10aとギヤハウジング部8の被装着部8bとの外
周にわたって、適宜の間隔をおいて部分的にカシメ手段
にて固定してなる電動パワーステアリングとしたことに
より、部分的なカシメ作業により、極めて簡単且つ少な
い工程数にてモータ用ハウジング10をギヤハウジング
部8に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明を備えたステアリング装置の一
部断面にした側面図 (B)は本発明を備えたパワーステアリング装置を示す
略示斜視図
【図2】ステアリング装置の要部断面図
【図3】ステアリング装置のモータハウジング部分にお
ける平面図
【図4】モータハウジング及びギヤハウジング部の構成
を示す断面図
【図5】ギヤハウジング部とモータ用ハウジングとを分
離した状態を示す一部断面にした分解図
【図6】ギヤハウジング部とモータ用ハウジングとを分
離した状態にて示した斜視図
【図7】ギヤハウジング部とモータ用ハウジングをカシ
メ手段にて接続固定した状態の斜視図
【図8】(A)は別のタイプのカシメ手段にてギヤハウ
ジング部とモータハウジングとを接続固定した状態の斜
視図 (B)は(A)のカシメ手段による接続固定箇所の要部
断面図
【図9】ギヤハウジング部とモータ用ハウジングとを接
続固定した状態の断面図
【図10】従来技術の断面図
【符号の説明】
A…舵取用補助動力源 5…従動歯車 6…原動歯車 8…ギヤハウジング部 8b…被装着部 8b1 …接続用溝 10…モータ用ハウジング 10a…装着用口部 15…凸状部 M…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下山 直樹 群馬県桐生市広沢町1丁目2757番地 株 式会社山田製作所内 (56)参考文献 特開 平6−115441(JP,A) 実開 昭61−134487(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフト側に設けた従動歯
    車と、該従動歯車と噛み合う原動歯車とからなる歯車機
    構部をモータの動力にて駆動する舵取用補助動力源にお
    いて、ギヤハウジング部の被装着部の開口内周部とモー
    タ軸側のモータ用ハウジングに設けた凸状部とをインロ
    ー嵌合させ、且つギヤハウジング部の被装着部とモータ
    用ハウジングの装着用口部とをインロー嵌合可能とし、
    その被装着部に装着用口部をカシメ手段にて固定してな
    ることを特徴とした電動パワーステアリング。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ギヤハウジング
    部の被装着部の外周部に沿って、接続用溝を形成し、モ
    ータ用ハウジングの装着用口部を前記接続用溝にカシメ
    手段にて固定してなることを特徴とした電動パワーステ
    アリング。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記カシメ手段はモ
    ータ用ハウジングの装着用口部とギヤハウジング部の被
    装着部との外周に渡って連続したカシメ手段にて固定し
    てなることを特徴とした電動パワーステアリング。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記カシメ手段はモ
    ータ用ハウジングの装着用口部とギヤハウジング部の被
    装着部との外周にわたって、適宜の間隔をおいて部分的
    にカシメ手段にて固定してなることを特徴とした電動パ
    ワーステアリング。
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