JP3369023B2 - バンド内に回路配線を有する腕時計型電子機器 - Google Patents

バンド内に回路配線を有する腕時計型電子機器

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JP3369023B2
JP3369023B2 JP08851895A JP8851895A JP3369023B2 JP 3369023 B2 JP3369023 B2 JP 3369023B2 JP 08851895 A JP08851895 A JP 08851895A JP 8851895 A JP8851895 A JP 8851895A JP 3369023 B2 JP3369023 B2 JP 3369023B2
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貴代 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンド内にアンテナ等
の回路配線を有する腕時計型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受信機能を持たせた腕時計型電子
機器を、図11に示す。図11において、バンド本体1
0にはケース11側に一端を露出させるように、接続端
子12aが合成ゴム12内にインサート成形している。
バンド本体10から露出した接続端子12aの一端12
bをコネクタ13に押し込んで固定して電気的、機械的
な接続を取っている。接点ばね14を弾性変形して、ケ
ース11内部に構成された電子回路と導通をとってい
る。さらに、ケース11内の防水性を確保するために、
コネクタ13にはコネクタパッキン15が貫通孔16と
シメシロをもって、取付られている。また、バンド本体
10をケース11に固定し、コネクタ13と接続端子1
2aの一端12bの接続部に、外力が加わらないよにし
ている構成が知られていた。例えば特開平4ー2522
4号公報に、従来のこのような構造が開示されている。
【0003】なお、裏蓋パッキン17は、バンドと独立
して、ケース11の溝部に裏蓋18と接触して組み込ま
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアンテ
ナ等の回路配線を有する腕時計型電子機器では下記の課
題があった。従来、バンド内に内蔵したアンテナからケ
ース内の電子回路への接続はケース側面の穴に組み込ま
れたコネクタを用いていた。この為、裏蓋パッキンの他
にコネクタパッキンを必要とし、接続部の部品点数が多
く構造も複雑であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、バンド内に回路配線を有する腕時計型電
子機器において、パッキンの回路配線を内蔵した部分を
組み込むパッキン組み込み部を設けたバンドを有し、回
路配線を内蔵しバンドに組み込まれる部分と、ケースに
組み込まれる部分とを設けたパッキンをケースに組み込
み、裏蓋を、パッキンが一定の厚みまでしか変形しない
ようにするパッキン変形防止手段を用いて、ねじによっ
てケースに固定することとした。
【0006】
【作用】パッキンの回路配線を内蔵した部分を組み込む
パッキン組み込み部を設けたバンドを有し、回路配線を
内蔵しバンドに組み込まれる部分と、ケースに組み込ま
れる部分とを設けたパッキンをケースに組み込み、裏蓋
を、パッキンが一定の厚みまでしか変形しないようにす
るパッキン変形防止手段を用いて、ねじによってケース
に固定するようにしたので、パッキン及び裏蓋の変形が
なくなった。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明
する。 (1)第一実施例 図2は、本発明の腕時計型電子機器の第一実施例の表示
部の外観図である。図3は、図2の側面図である。図3
に示すバンド2に設けたパッキン組み込み部2aに、図
7に示すパッキン1のバンドに組み込まれる部分1aを
組み込む。更にバンドに組み込まれる部分1aは、図3
に示すようにアンテナ19を内蔵している。図5に示す
ように、ケース3にパッキン1のケースに組み込まれる
部分1bを組み込む。
【0008】なお、パッキン1は図7に示す形状をして
いる。図3において、外部からの電波信号をパッキン1
に内蔵されたアンテナ19が受信する。アンテナ19が
受信した電波信号はリード部20を通って受信回路に入
力される。時計回路は時刻に関する情報を演算する。
【0009】受信回路の出力する外部からの情報に関す
る信号と時計回路から出力する時刻情報に関する信号を
入力して演算回路は外部からの情報を演算処理する。表
示部は例えば液晶パネルを用い、演算回路の出力信号と
時計回路の出力信号を入力して電話番号などの情報と時
刻に関する情報を表示する。
【0010】更に、図1を用いて動作を詳細に説明す
る。外部からの電波信号をパッキンに内蔵されたアンテ
ナ107が受信する。アンテナ107が受信した電波信
号はリード部108を通って受信回路109に入力され
る。時計回路110は時刻に関する情報を演算する。
【0011】受信回路109の出力する外部からの情報
に関する信号と時計回路110から出力する時刻情報に
関する信号を入力して演算回路111は外部からの情報
を演算処理する。表示素子112は、演算回路111の
出力信号と時計回路110の出力信号を入力して外部か
らの情報と時刻に関する情報を表示する。
【0012】なお、101はパッキン、102はバン
ド、106はパッキン変形防止手段、104は裏蓋、1
05はねじである。図4は、図2の裏蓋のねじ止め部の
部分断面図である。図5は、図2に示す腕時計型電子機
器の裏蓋側から見た平面図である。図6は、図2に示す
腕時計型電子機器の裏蓋を外した状態の平面図である。
図7は、図2に示す腕時計型電子機器の裏蓋パッキン1
の平面図である。
【0013】図4,図5,図6,図7において、図5に
示すバンド2に設けたパッキン組み込み部2aに図7に
示すパッキン1のバンドに組み込まれる部分1aを組み
込むと同時に、パッキン1のケースに組み込まれる部分
1bを図5に示すケース3に組み込む。なお、バンドに
組み込まれる部分1aはアンテナ19を内蔵している
(図3参照)。
【0014】図7に示すように、パッキン1のケースに
組み込まれる部分1bには、組立用の穴1cが設けてあ
る。図4に示すように、パッキンが一定の厚みまでしか
変形しないように設けた組み込みピン6をパッキンの組
立用の穴1cに組み込む。パッキン1はケース3に設け
られたパッキン案内溝にガイドされるようにケース3に
のり、裏蓋4をねじ5によってケース3に固定する。
【0015】(2)第二実施例 図8は、本発明の腕時計型電子機器の第二実施例の裏蓋
のねじ止め部の部分断面図である。図4との相違点は、
ケース3にパッキン1が一定の厚みまでしか変形しない
ようにする打ち込みピン7を打ち込んだ構造とした点で
ある。組立用の穴1cが設けられているパッキン1をケ
ース3に組み込む。裏蓋4をねじ5によってケース3に
固定する。
【0016】(3)第三実施例 図9は、本発明の腕時計型電子機器の第三実施例の裏蓋
のねじ止め部の部分断面図である。図4との相違点は、
段付きねじの下部が入るねじ止めする為の穴を有するケ
ース3に、ケース3の穴3aより上部に大きい直径を持
つ段付きねじ8とした点である。段付きねじ8の上部
は、裏蓋パッキン1が一定の厚みまでしか変形しないよ
うにケース3に度当たりする位置にある。段付きねじ8
の上部を裏蓋4の穴4a及びパッキン1の組立用の穴1
cに組み、下部をケース3にねじ込み裏蓋4をケース3
に固定する。
【0017】(4)第四実施例 図10は、本発明の腕時計型電子機器の第四実施例の裏
蓋のねじ止め部の部分断面図である。図4との相違点
は、ケース3は、裏蓋パッキン1が一定の厚みまでしか
変形しないような長さを持つケース3と一体に形成され
た引き出しピン9を有する点である。パッキン1の組立
用の穴1cを引き出しピン9に組み込む。裏蓋4をねじ
5によって固定する。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、バンド
内に回路配線を有する腕時計型電子機器において、パッ
キンの回路配線を内蔵した部分を組み込むパッキン組み
込み部を設けたバンドを有し、回路配線を内蔵しバンド
に組み込まれる部分と、ケースに組み込まれる部分とを
設けたパッキンをケースに組み込み、裏蓋を、パッキン
が一定の厚みまでしか変形しないようにするパッキン変
形防止手段を用いて、ねじによってケースに固定する構
成にしたことにより、ねじの締め付けによるパッキン及
び裏蓋の変形を防止することができ、パッキンが一定の
厚みを保持することにより防水の効果がある。
【0019】さらに、回路配線を内蔵しバンドに組み込
まれる部分と、ケースに組み込まれる部分が一体形成さ
れているので、接続部の複雑な構造が簡単になり、部品
点数も減った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の腕時計型電子機器の代表的な構成の1
例を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の腕時計型電子機器の第一実施例の表示
部の外観図である。
【図3】図2の腕時計型電子機器の断面図である。
【図4】図2の腕時計型電子機器のパッキン固定構造の
部分断面図である。
【図5】図2の腕時計型電子機器の裏蓋側から見た平面
図である。
【図6】図2の腕時計型電子機器の裏蓋を外した状態の
平面図である。
【図7】図2腕時計型電子機器のパッキンの平面図であ
る。
【図8】本発明の腕時計型電子機器の第二実施例の裏蓋
のねじ止め部の部分断面図である。
【図9】本発明の腕時計型電子機器の第三実施例の裏蓋
のねじ止め部の部分断面図である。
【図10】本発明の腕時計型電子機器の第四実施例の裏
蓋のねじ止め部の部分断面図である。
【図11】従来のバンドに回路配線を有する腕時計型電
子機器の断面図である。
【符号の説明】
1 パッキン 1a バンドに組み込まれる部分 1b ケースに組み込まれる部分 1c 組立用の穴 2 バンド 2a パッキン組み込み部 3 ケース 3a ケースの穴 4 裏蓋 4a 裏蓋の穴 5 ねじ 6 組み込みピン 7 打ち込みピン 8 段付きねじ 9 引き出しピン 10 バンド本体 11 ケース 12 合成ゴム 12a 接続端子 12b 接続端子の一端 13 コネクタ 14 接点ばね 15 コネクタパッキン 16 貫通孔 17 裏蓋パッキン 18 コネクタ 19 アンテナ 20 リード部 101 パッキン 102 バンド 103 ケース 104 裏蓋 105 ねじ 106 パッキン変形防止手段 107 アンテナ 108 リード部 109 受信回路 110 時計回路 111 演算回路 112 表示素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−12965(JP,A) 特開 平8−288868(JP,A) 特開 昭52−2120(JP,A) 実開 平5−36390(JP,U) 実開 昭62−155387(JP,U) 実開 昭62−117584(JP,U) 実開 昭58−116688(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04B 37/16 G04B 37/08 G04B 37/11 G04C 10/00 A44C 5/00 G04G 1/00 H04B 7/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド内に回路配線を有する腕時計型電
    子機器において、 パッキン(1)の回路配線を内蔵した部分を組み込むパ
    ッキン組み込み部(2a)を設けたバンド(2)を有
    し、 回路配線を内蔵しバンドに組み込まれる部分(1a)
    と、ケース(3)に組み込まれる部分(1b)とを設け
    たパッキン(1)をケース(3)に組み込み、 裏蓋(4)を、パッキン(1)が一定の厚みまでしか変
    形しないようにするパッキン変形防止手段を用いて、ね
    じ(5)によってケース(3)に固定することを特徴と
    するバンド内に回路配線を有する腕時計型電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバンド内に回路配線を有
    する腕時計型電子機器において、パッキン変形防止手段
    は、パッキン(1)に設けた穴(1c)に組み込まれ、
    ケース(3)と裏蓋(4)との間に組み込まれるピン
    (6)であることを特徴とするバンド内に回路配線を有
    する腕時計型電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のバンド内に回路配線を有
    する腕時計型電子機器において、パッキン変形防止手段
    は、ケース(3)にピン(7)を打ち込んだことを特徴
    とするバンド内に回路配線を有する腕時計型電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のバンド内に回路配線を有
    する腕時計型電子機器において、パッキン変形防止手段
    は、ねじ止めする為の穴を有するケース(3)に、ケー
    スの穴より上部に大きい直径を持つ段付きねじ(8)で
    あることを特徴とするバンド内に回路配線を有する腕時
    計型電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のバンド内に回路配線を有
    する腕時計型電子機器において、パッキン変形防止手段
    は、ケース(3)と一体に形成された引き出しピン
    (9)であることを特徴とするバンド内に回路配線を有
    する腕時計型電子機器。
  6. 【請求項6】 回路配線を内蔵しバンドに組み込まれる
    部分(1a)と、ケースに組み込まれる部分(1b)
    と、ケースに組み込まれる部分に設けられた穴(1c)
    とを有することを特徴とするバンド内に回路配線を有す
    る腕時計型電子機器用パッキン。
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JP6959221B2 (ja) * 2016-03-29 2021-11-02 シチズン時計株式会社 携帯型電波時計
JP6959232B2 (ja) 2016-07-20 2021-11-02 シチズン時計株式会社 携帯型電波時計
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