JP2002350570A - 腕時計 - Google Patents

腕時計

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JP2002350570A
JP2002350570A JP2001153835A JP2001153835A JP2002350570A JP 2002350570 A JP2002350570 A JP 2002350570A JP 2001153835 A JP2001153835 A JP 2001153835A JP 2001153835 A JP2001153835 A JP 2001153835A JP 2002350570 A JP2002350570 A JP 2002350570A
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JP
Japan
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watch
case
wristwatch
band
flange portion
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Pending
Application number
JP2001153835A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kaneko
浩 金子
Takahiro Mochizuki
孝洋 望月
Shinichi Sugano
伸一 菅野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕時計ケースとバンドとの両者に組み込まれ
た電子部品を電気的に接続し、かつ防水性を確保する。 【解決手段】 導線23を絶縁部材24で被覆してなる
接続ケーブル18を時計バンド2に取り付け、この時計
バンド2が取り付けられる腕時計ケース1の一側面に貫
通孔30を形成し、この貫通孔30を通して接続ケーブ
ル18の一端部が腕時計ケース1内に挿入され、接続ケ
ーブル18の他端部が時計バンド2に収納された電池に
電気的に接続されるので、腕時計ケース1の時計モジュ
ール5と時計バンド2の電池とを電気的に接続すること
ができると共に、この接続ケーブル18の絶縁部材24
にフランジ部25を一体に形成し、このフランジ部25
を腕時計ケース1の一側面に形成された嵌合凹部29内
に防水リング28を介して密着させるので、防水性をも
確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腕時計に関し、
更に詳しくは腕時計ケースと時計バンドとの両者に組み
込まれた電子部品を電気的に接続した腕時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子腕時計においては、小型化お
よび薄型化が要望されているほか、特にアンテナを用い
た電波送受信機能や、キー入力部を用いた入力機能など
の各種機能を付加することにより多機能化を図ることも
要望されており、この多機能化に伴って電力を十分に供
給する電池が必要となり、電池が大型化している。この
ような電子腕時計では、多機能化に伴う電子部品、例え
ば電池やアンテナ、キー入力部などの電子部品が、腕時
計ケース内に組み込まれる時計モジュールの電子部品に
比べて大きいため、この電子部品を腕時計ケース以外の
時計バンドに組み込むことにより、腕時計ケースの小型
化および薄型化を図っている。
【0003】この種の電子腕時計としては、例えば、時
計バンドに組み込まれた電池などの電子部品を接続ケー
ブルにより腕時計ケース内の時計モジュールと電気的に
接続するために、接続ケーブルに防水リングを取り付
け、この接続ケーブルを腕時計ケースと裏蓋との間に挿
通させ、この状態で接続ケーブルを防水リングと共に腕
時計ケースと裏蓋とで挟み付けることにより、防水性を
図っている。この場合、裏蓋と腕時計ケースとの防水を
図るために、裏蓋の縁部と腕時計ケースの裏面の周縁部
との間にもリング状の防水パッキンが配置され、この防
水パッキンを介して裏蓋が腕時計ケースに取り付けられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子腕時計では、腕時計ケースと裏蓋との防水を図
るために、裏蓋の縁部と腕時計ケースの裏面の周縁部と
の間に防水パッキンを設けているが、この防水パッキン
が接続ケーブルと交差するため、この交差する部分の防
水構造が複雑になり、高い防水性を確保することができ
ないという問題がある。この発明の課題は、腕時計ケー
スとバンドとの両者に組み込まれた電子部品を電気的に
接続し、かつ防水性を確保できるようにすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
腕時計は、一側面に貫通孔が形成された腕時計ケース
と、この腕時計ケースの前記一側面に取り付けられ、電
子部品が収納されたバンドと、このバンドに取り付けら
れ、導線を絶縁部材で被覆してなり、一端が前記貫通孔
を通して前記腕時計ケース内に挿入され、他端が前記電
子部品に電気的に接続された接続部材と、この接続部材
の前記絶縁部材に一体に形成され、前記腕時計ケースの
前記一側面に密着して固定されるフランジ部とを備えた
ことを特徴とする。この発明によれば、腕時計ケースの
一側面に形成された貫通孔を通して接続部材の一端が腕
時計ケース内に挿入されるので、腕時計ケースとバンド
との両者に組み込まれた電子部品を電気的に接続するこ
とができると共に、接続部材の絶縁部材に一体に形成さ
れたフランジ部が腕時計ケースの一側面に密着して固定
されるので、防水性をも確保することができる。
【0006】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
腕時計ケースの前記一側面にビス止めされ、前記フラン
ジ部を前記腕時計ケースの前記一側面に押し付けて密着
させる押え部を備えていることにより、この押え部によ
りフランジ部を腕時計ケースの一側面に確実に密着させ
ることができ、これにより高い防水性を確保することが
できる。特に、請求項3に記載のごとく、前記押え部は
前記フランジ部に一体に形成されていることにより、部
品点数の削減および構造の簡素化を図ることができる。
また、請求項4に記載のごとく、前記押え部は前記腕時
計ケースの裏面に取り付けられた裏蓋に一体に設けられ
ていることにより、上記と同様、部品点数の削減および
構造の簡素化を図ることができる。さらに、請求項5に
記載のごとく、前記バンドの裏面には、前記接続部材が
挿入する取付溝が設けられていることにより、接続部材
がバンドの裏面側に突出することなく接続部材をバンド
に確実かつ良好に取り付けることができる。この場合、
接続部材が挿入された取付溝に目隠し部材を設けること
が好ましい。
【0007】また、請求項6に記載の発明の腕時計は、
一側面に貫通孔が形成された腕時計ケースと、この腕時
計ケースの前記一側面に取り付けられ、電子部品が収納
されたバンドと、このバンド中に埋め込まれ、一端が前
記貫通孔を通して前記腕時計ケース内に挿入され、他端
が前記電子部品に電気的に接続された接続部材と、前記
バンドに一体に形成され、前記腕時計ケースの前記一側
面に密着して固定されるフランジ部とを備えたことを特
徴とする。この発明によれば、請求項1に記載の発明と
同様、腕時計ケースとバンドとの両者に組み込まれた電
子部品を電気的に接続でき、かつ防水性をも確保できる
ほか、特に接続部材が埋め込まれたバンドにフランジ部
を一体に形成したので、請求項1に記載の発明のものよ
りも、部品点数が少なく、構造も簡単で、組立て作業性
も良く、低価格なものを得ることができる。
【0008】また、請求項7に記載のごとく、前記腕時
計ケースの前記一側面には、前記フランジ部が嵌合する
嵌合凹部が前記貫通孔と同軸上に形成されていることに
より、貫通孔に挿入された接続部材のフランジ部を嵌合
凹部に密着させることができ、これにより高い防水性が
確保できる。この場合、請求項8に記載のごとく、前記
フランジ部と前記嵌合凹部との間には、前記接続部材の
軸方向に圧接する防水パッキンが介在されていることに
より、フランジ部の押し付け力で防水性が確保できる。
また、請求項9に記載ごとく、前記フランジ部と前記嵌
合凹部との間には、前記接続部材の径方向に圧接する防
水パッキンが介在されていることにより、フランジ部の
押し付け方向と防水パッキンの圧接方向とが直交するた
め、フランジ部の押し付け方向に余分な負荷が加わらず
に防水性が確保できる。
【0009】さらに、請求項10に記載のごとく、前記
防水パッキンは前記フランジ部に一体に形成されている
ことにより、部品点数の削減および構造の簡素化を図る
ことができる。この場合には、防水パッキンとフランジ
部とを二色成形することにより防水パッキンとフランジ
部との材料を変えることができる。また、請求項11に
記載のごとく、前記腕時計ケースの前記一側面は、前記
腕時計ケースに対し前記バンドを傾斜させて取り付ける
傾斜面に形成されていることにより、バンドを腕に装着
する際、バンドと腕との隙間を狭くすることができるの
で、良好にバンドを腕に装着させることができるほか、
バンドの取付部分における接続部材の曲がりを防ぐこと
ができ、接続部材の断線を軽減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
8を参照して、この発明を電子腕時計に適用した第1実
施形態について説明する。図1はこの発明の電子腕時計
の外観正面図、図2はその側面図、図3はその裏面図、
図4は図1のA−A矢視における拡大断面図である。こ
の電子腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計
ケース1と、この腕時計ケース1の12時側と6時側の
各側面に取り付けられた時計バンド2、3とを備えてい
る。
【0011】腕時計ケース1は、ABS樹脂などの硬質
合成樹脂からなり、図4に示すように、その上面に時計
ガラス4が装着され、内部に時計モジュール5が収納さ
れ、下面にステンレスなどの金属からなる裏蓋6が防水
パッキン7を介してビス8により取り付けられている。
この場合、腕時計ケース1の12時側と6時側の各側面
には、バンド取付部9がそれぞれ形成されており、3時
側と9時側の各側面には、押釦スイッチ10がそれぞれ
設けられている。また、時計モジュール5は、時刻など
の情報を表示するために必要な各種の電子部品を備え、
アナログ表示機能とデジタル表示機能との少なくとも一
方の表示機能を有するように構成されている。
【0012】時計バンド2、3は、図2および図4に示
すように、各一端部が腕時計ケース1の各バンド取付部
9にそれぞれ取付ピン11によって取り付けられてい
る。これら時計バンド2、3のうち、12時側の時計バ
ンド2は、図2に示すように、腕時計ケース1側の基端
部2aがポリウレタン樹脂などの軟質合成樹脂からな
り、その先端部分2bがABS樹脂などの硬質合成樹脂
からなり、これらが連結ピン12によって連結されてい
る。
【0013】この12時側の時計バンド2の先端には、
図1〜図3に示すように、6時側の時計バンド3の先端
側を係脱可能に係止する尾錠13が取り付けられてお
り、この12時側の時計バンド2の中間には、6時側の
時計バンド3の先端が挿脱可能に挿入する遊環14がス
ライド可能に取り付けられている。この場合、尾錠13
はABS樹脂などの硬質合成樹脂または金属などからな
っており、遊環14はポリウレタン樹脂などの軟質合成
樹脂からなっている。また、6時側の時計バンド3は、
全体がポリウレタン樹脂などの軟質合成樹脂からなり、
そのほぼ中間部分から先端側に亘って尾錠13のツク棒
13aが挿入する係止孔15が等間隔で設けられてい
る。
【0014】ところで、12時側の時計バンド2の硬質
合成樹脂からなる先端部分2bの裏面には、図3に示す
ように、電池16を収納する電池収納部(図示せず)を
覆う電池蓋17がビス17aにより取り付けられてい
る。また、この時計バンド2の軟質合成樹脂からなる基
端部分2aの裏面には、図3および図4に示すように、
接続ケーブル18が挿入する取付溝19が時計バンド2
の長手方向に沿って設けられている。この取付溝19
は、図8に示すように、その下面側に形成された幅広の
溝部20と、この幅広の溝部20の底部(同図では上
部)に形成されて接続ケーブル18が挿入する幅狭の溝
部21とからなり、幅広の溝部20には、幅狭の溝部2
1を塞いで接続ケーブル18を隠すためのポリウレタン
樹脂などの合成樹脂からなる目隠し部材22が装着され
ている。
【0015】接続ケーブル18は、腕時計ケース1内の
時計モジュール5と時計バンド2内の電池16とを電気
的に接続するものであり、図7に示すように、2本の導
線23を相互に接触させずに絶縁部材24で被覆し、各
導線23の両端部分を絶縁部材24から突出させた構造
になっている。また、この接続ケーブル18の絶縁部材
24の両端部付近には、それぞれ円形状のフランジ部2
5が一体に形成されており、この絶縁部材24の両端外
周には、図4および図6に示すように、防水リング28
が装着されている。また、両側の各フランジ部25間に
位置する絶縁部材24の個所には、両側にビス挿通孔2
7を有する押え板26がスライド自在に取り付けられて
いる。この押え板26は、その中心部にケーブル挿通孔
26aが設けられ、絶縁部材24の成形時にインサート
成形により接続ケーブル18にスライド可能に取り付け
られている。
【0016】この接続ケーブル18は、一端が腕時計ケ
ース1に挿入されて時計モジュール5に接続され、他端
が時計バンド2の電池収納部内に挿入されて電池16に
接続されるが、その両端の取付構造は同じ構造になって
いる。このため、以下の説明では、腕時計ケース1に対
する取付構造について述べる。腕時計ケース1の12時
側の側面には、図4および図6に示すように、接続ケー
ブル18のフランジ部25が防水リング28を介して嵌
合する円形状の嵌合凹部29が設けられていると共に、
この嵌合凹部29の中心部つまり嵌合凹部29と同一軸
上に接続ケーブル18の各導線23が挿入する貫通孔3
0が設けられている。また、腕時計ケース1の12時側
の側面における嵌合凹部29の両側には、ねじ穴31が
押え板26の各ビス挿通孔27に対応して設けられてい
る。
【0017】接続ケーブル18の端部は、その各導線2
3が腕時計ケース1の貫通孔30に挿入され、フランジ
部25が防水リング28を介して腕時計ケース1の嵌合
凹部29に嵌合し、この状態で押え板26がビス32に
より腕時計ケース1の側面に取り付けられることによ
り、腕時計ケース1に取り付けられている。このときに
は、ビス32が押え板26の各ビス挿通孔27を通して
腕時計ケース1のねじ穴31に螺入して締め付けられる
ことにより、防水リング28がフランジ部25の先端面
と嵌合凹部29の底面との間に挟み付けてられ、これに
より防水リング28が接続ケーブル18の軸方向つまり
接続ケーブル18の長手方向に圧接される。この場合、
腕時計ケース1の貫通孔30に挿入された接続ケーブル
18の各導線23は、腕時計ケース1内に突出して時計
モジュール5に電気的に接続される。
【0018】一方、時計バンド2は、接続ケーブル18
のフランジ部25が押え板26により腕時計ケース1の
側面に取り付けられ、かつ接続ケーブル18が時計バン
ド2の取付溝19に挿入された後に、腕時計ケース1の
バンド取付部9に取り付けられる。すなわち、時計バン
ド2、3の各端部は、図4に示すように、その先端上部
が腕時計ケース1の側面に設けられた庇部33に当接し
て押えられ、その下部がバンド取付部9に位置する腕時
計ケース1の下面に当接して係止され、この状態で取付
ピン11によりバンド取付部9に回動することなく取り
付けられている。この場合、時計バンド2、3は、図4
に示すように、腕時計ケース1に対し所定角度傾斜して
取り付けられている。これに伴って、接続ケーブル18
は、取付ピン11を中心に緩やかに湾曲している。
【0019】このような電子腕時計では、腕時計ケース
1の12時側の側面に形成された貫通孔30を通して接
続ケーブル18の導線23の端部が腕時計ケース1内に
挿入されて時計モジュール5に接続されるので、腕時計
ケース1内の時計モジュール5と時計バンド2に収納さ
れた電池16とを電気的に接続することができる。この
ときには、接続ケーブル18の絶縁部材24に一体に形
成されたフランジ部25が腕時計ケース1の側面に形成
された嵌合凹部29に防水リング28を介して嵌合して
密着するので、防水性を確保することができる。
【0020】この場合には、腕時計ケース1の側面にビ
ス32により取り付けられた押え板26によって、フラ
ンジ部25が腕時計ケース1の嵌合凹部29内に押し付
けられるので、確実にフランジ部25および防水リング
28を嵌合凹部29に密着させることができ、これによ
り高い防水性を確保することができる。特に、ビス32
の締め付けによって、防水リング28がフランジ部25
の先端面と嵌合凹部29の底面との間に挟み付けられて
接続ケーブル18の軸方向に圧接するので、より一層、
高い防水性を確保することができる。また、この電子腕
時計では、時計バンド2の裏面に設けられた取付溝19
内に接続ケーブル18を挿入して目隠し部材22で隠し
たので、外観的に好ましいものを得ることができる。
【0021】なお、上記第1実施形態では、フランジ部
25と防水リング28とが別々に形成されているが、こ
れに限らず、例えば図9に示す第1変形例のように、フ
ランジ部25に防水リング部35を一体に形成しても良
い。この場合には、二色成形によりフランジ部25と防
水リング部35との材料を変えて成形することが望まし
い。このような構造にすれば、部品点数の削減および構
造の簡素化を図ることができると共に、組立て作業性の
向上をも図ることができ、低価格なものを得ることがで
きる。
【0022】また、上記第1実施形態では、フランジ部
25と押え板26とが別々に形成されているが、これに
限らず、例えば図10に示す第2変形例のように、フラ
ンジ部25と押え部36とを一体に形成しても良い。こ
のようにすれば、上記第1変形例と同様、部品点数の削
減および構造の簡素化を図ることができると共に、組立
て作業性の向上をも図ることができ、低価格なものを得
ることができる。さらに、上記第1変形例および第2変
形例に限らず、フランジ部25、防水リング部35、お
よび押え部36をすべて一体に形成しても良い。このよ
うにすれば、より一層、部品点数の削減、構造の簡素
化、および組立て作業性の向上を図ることができ、さら
に低価格なものを得ることができる。
【0023】[第2実施形態]次に、図11〜図13を
参照して、この発明を電子腕時計に適用した第2実施形
態について説明する。なお、図1〜図8に示された第1
実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。こ
の電子腕時計は、裏蓋6に接続ケーブル18のフランジ
部25を押える押え部40を一体に形成した構造で、こ
れ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。す
なわち、腕時計ケース1の下面に取り付けられた裏蓋6
には、図11に示すように、腕時計ケース1の12時側
の側面に向けて押え部40が折り曲げられている。この
押え部40は、図12および図13に示すように、その
両側がビス32により腕時計ケース1の側面に取り付け
られて接続ケーブル18のフランジ部25を押え付ける
ように構成されている。この押え部40の上部側には、
図13に示すように、接続ケーブル18が挿入する切欠
部41が設けられている。
【0024】このような電子腕時計では、図11に示す
ように、まず、腕時計ケース1の12時側の側面に形成
された貫通孔30を通して接続ケーブル18の導線23
の端部を腕時計ケース1内に挿入させて時計モジュール
5に接続すると共に、接続ケーブル18のフランジ部2
5を腕時計ケース1の側面の嵌合凹部29に防水リング
28と共に嵌合させる。この状態で、腕時計ケース1の
下面に裏蓋6を配置し、この裏蓋6に形成された押え部
40の切欠部41に接続ケーブル18を挿入させ、この
押え部40の両側をビス32により腕時計ケース1の側
面にねじ止めすると共に、裏蓋6を腕時計ケース1の下
面にビス8により取り付ける。これにより、接続ケーブ
ル18のフランジ部25が腕時計ケース1の側面に固定
される。
【0025】このように、この電子腕時計によれば、第
1実施形態と同様、腕時計ケース1内の時計モジュール
5と時計バンド2に収納された電池16とを電気的に接
続することができると共に、押え部40がフランジ部2
5を防水リング28と共に嵌合凹部29内に押し付けて
密着させるので、防水性を確保することができるほか、
特に接続ケーブル18のフランジ部25を腕時計ケース
1の側面の嵌合凹部29内に押し付ける押え部40が裏
蓋6に形成されているので、部品点数を削減することが
できると共に、構造の簡素化をも図ることができ、これ
により低価格なものを得ることができる。
【0026】[第3実施形態]次に、図14を参照し
て、この発明を電子腕時計に適用した第3実施形態につ
いて説明する。この場合にも、図1〜図8に示された第
1実施形態と同一部分に同一符号を付して説明する。こ
の電子腕時計は、接続ケーブル18の絶縁部材24に一
体に形成されたフランジ部45の外周面に装着溝46を
形成し、この装着溝46に防水リング47を装着し、こ
の防水リング47を腕時計ケース1の嵌合凹部29に対
して接続ケーブル18の径方向に圧接させた構造で、こ
れ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0027】すなわち、接続ケーブル18のフランジ部
45は、腕時計ケース1の12時側の側面に形成された
嵌合凹部29内に嵌合する円柱状をなし、その先端部が
テーパ状に形成されている。このフランジ部45の円柱
状の外周面には、防水リング47が装着する装着溝46
がリング状に形成されている。防水リング47は、その
外周部分がフランジ部45の外部に露出した状態で、フ
ランジ部45の装着溝46内に装着され、フランジ部4
5が腕時計ケース1の嵌合凹部45に挿入されたとき
に、外部に露出した部分が嵌合凹部45の内周面に圧接
するように構成されている。
【0028】このような電子腕時計では、接続ケーブル
18の導線23の端部を腕時計ケース1の側面の貫通孔
30に挿入して、接続ケーブル18のフランジ部45を
防止リング47と共に腕時計ケース1の嵌合凹部29に
嵌合させ、この状態で押え板26を腕時計ケース1の側
面にビス32により取り付けることにより、この押え板
26でフランジ部45および防水リング47を嵌合凹部
29内に密着させることができるので、第1実施形態と
同様、腕時計ケース1内の時計モジュール5と時計バン
ド2に収納された電池16とを電気的に接続できると共
に、防水性をも確保することができる。特に、防水リン
グ47が接続ケーブル18の径方向に圧接するので、フ
ランジ部45の押し付け方向と防水リング47の圧接方
向とが直交することになり、このためフランジ部45の
押し付け方向に余分な負荷が加わらずに防水性を確保す
ることができる。
【0029】なお、上記第3実施形態では、フランジ部
45と防水リング47とを別々に形成したが、これに限
らず、例えば図15に示す第3変形例のように、フラン
ジ部45に防水リング部48を一体に形成しても良い。
この場合にも、二色成形によりフランジ部45と防水リ
ング部48との材料を変えて成形することが望ましい。
このような構造にすれば、第3実施形態のものよりも、
部品点数の削減および構造の簡素化を図ることができる
と共に、組立て作業性の向上をも図ることができ、低価
格なものを得ることができる。
【0030】また、上記第3実施形態では、フランジ部
45と押え板26とを別々に形成したが、これに限ら
ず、第1実施形態の第2変形例のように、フランジ部4
5と押え部36とを一体に形成しても良く、またフラン
ジ部45、防水リング部48、および押え部36をすべ
て一体に形成しても良い。このようにすれば、より一
層、部品点数の削減、構造の簡素化、および組立て作業
性の向上を図ることができ、さらに低価格なものを得る
ことができる。
【0031】さらに、上記第3実施形態では、接続ケー
ブル18に押え板26を設けたが、これに限らず、例え
ば図16に示す第4変形例のように、裏蓋6にフランジ
部45を押える押え部40を一体に形成しても良い。こ
の場合には、第2実施形態と同様、押え部40に接続ケ
ーブル18が挿入する切欠部41を形成し、その両側部
分をビス32により腕時計ケース1の側面に締め付けて
取り付けるように構成すれば良い。このように構成すれ
ば、第2、第3実施形態と同様の作用効果がある。
【0032】[第4実施形態]次に、図17を参照し
て、この発明を電子腕時計に適用した第4実施形態につ
いて説明する。この場合にも、図1〜図8に示された第
1実施形態と同一部分に同一符号を付して説明する。こ
の電子腕時計は、腕時計ケース1に対する時計バンド
2、3の取付構造が第1実施形態と異なり、これ以外は
第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。この場合、
時計バンド2、3は、その両者の取付構造が同じである
ため、以下の説明は12時側の時計バンド2について述
べる。
【0033】腕時計ケース1の12時側の側部は、腕時
計ケース1に対し時計バンド2を傾斜させて取り付ける
ために、斜め下方に向けて傾斜し、その側面が時計バン
ド2に対しほぼ直交する傾斜面に形成されている。この
側面には、接続ケーブル18のフランジ部25が防水リ
ング28を介して嵌合する円形状の嵌合凹部50が設け
られ、この嵌合凹部50の中心部に接続ケーブル18の
各導線23が挿入する貫通孔51が腕時計ケース1の側
部内で屈曲して設けられている。すなわち、この貫通孔
51は、時計バンド2側が小径孔51aで時計バンド2
とほぼ平行に傾斜して形成され、腕時計ケース1の内部
側が大径孔51bでほぼ水平に形成されている。また、
この側面の上部には、時計バンド2の先端上部を押える
庇部52が時計バンド2とほぼ平行に傾斜して形成され
ている。
【0034】一方、接続ケーブル18の一端部は、図1
7に示すように、その各導線23が腕時計ケース1の貫
通孔51に挿入されてほぼ「ヘ」字状に屈曲され、かつ
フランジ部25が防水リング28を介して腕時計ケース
1の嵌合凹部50に嵌合し、この状態で押え板26がビ
ス32により腕時計ケース1の側面に取り付けられるこ
とにより、腕時計ケース1に取り付けられている。この
ときには、第1実施形態と同様、ビス32が押え板26
の各ビス挿通孔27を通して腕時計ケース1のねじ穴3
1に螺入して締め付けられることにより、防水リング2
8がフランジ部25の先端面と嵌合凹部29の底面との
間に挟み付けてられ、これにより防水リング28が接続
ケーブル18の軸方向つまり接続ケーブル18の長手方
向に圧接される。なお、腕時計ケース1の貫通孔51に
挿入された接続ケーブル18の各導線23は、腕時計ケ
ース1内に突出して時計モジュール5に電気的に接続さ
れる。
【0035】また、時計バンド2は、その端部の上部側
が腕時計ケース1の側面から傾斜して設けられた庇部5
2に当接して押えられ、その下部が腕時計ケース1の下
面に取り付けられた裏蓋6に当接して係止され、この状
態で取付ピン11によりバンド取付部9に回動すること
なく取り付けられている。この場合、時計バンド2は、
図17に示すように、腕時計ケース1の傾斜した側部
に、屈曲することなく、ほぼまっすぐな状態で傾斜して
取り付けられている。これにより、接続ケーブル18
は、腕時計ケース1の貫通孔51に挿入された部分を除
いて、湾曲することなくほぼ直線状に配置されている。
【0036】このような電子腕時計では、第1実施形態
と同様、腕時計ケース1の貫通孔51を通して接続ケー
ブル18の導線23の端部が腕時計ケース1内に挿入さ
れて時計モジュール5に接続されるので、腕時計ケース
1内の時計モジュール5と時計バンド2に収納された電
池16とを電気的に接続することができると共に、接続
ケーブル18のフランジ部25が腕時計ケース1の嵌合
凹部50に防水リング28を介して嵌合されて密着する
ので、防水性をも確保することができるほか、特に腕時
計ケース1の12時側の側面が時計バンド2を傾斜させ
て取り付ける傾斜面に形成されているため、時計バンド
2を腕に装着する際、時計バンド2と腕との隙間を狭く
でき、これにより時計バンド2を腕に良好に装着するこ
とができると共に、時計バンド2の取付部分における接
続ケーブル18の曲がりを防ぎ、接続ケーブル18の断
線を軽減することができる。
【0037】なお、上記第4実施形態においても、フラ
ンジ部25と防水リング28とが別々に形成され、また
フランジ部25と押え板26とが別々に形成されている
が、これらに限らず、例えば図9に示された第1変形例
のように、フランジ部25に防水リング部35を一体に
形成しても良く、また図10に示された第2変形例のよ
うに、フランジ部25と押え部36とを一体に形成して
も良く、さらにフランジ部25、防水リング部35、お
よび押え部36をすべて一体に形成しても良い。このよ
うにすれば、部品点数の削減、構造の簡素化、および組
立て作業性の向上を図ることができ、低価格なものを得
ることができる。
【0038】また、上記第1〜第4実施形態では、時計
バンド2の裏面に設けられた接続ケーブル18の取付溝
19が、幅広の溝部20と、その底部に形成された幅狭
の溝部21とからなり、幅狭の溝部21に接続ケーブル
18を挿入させた状態で幅広の溝部20に目隠し部材2
2を装着するように構成されているが、これに限らず、
例えば図18〜図20にそれぞれ示すように構成しても
良い。すなわち、図18に示された接続ケーブル18の
取付構造の第1変形例のように、時計バンド2の裏面に
接続ケーブル18が挿入する取付溝55を設け、この取
付溝55の内面に互いに対向する一対の鍔部56を形成
し、時計バンド2をその幅方向に折り曲げて一対の鍔部
56を押し広げることにより、接続ケーブル18を取付
溝55の底部に挿入させた後、時計バンド2を復元させ
て、一対の鍔部56で接続ケーブル18を係止するよう
に構成しても良い。
【0039】また、図19(a)および図19(b)に
示された接続ケーブル18の取付構造の第2変形例のよ
うに、予め、時計バンド2の裏面に図19(a)に示す
ように接続ケーブル18が挿入する取付溝57を設け、
この取付溝57内に接続ケーブル18を挿入し、この状
態で取付溝57の縁部57aを図19(b)に示すよう
に溶融させて接続ケーブル18を係止させるように構成
しても良い。さらに、図20に示された接続ケーブル1
8の取付構造の第3変形例のように、時計バンド2の裏
面に接続ケーブル18が挿入する取付溝58を設け、こ
の取付溝58内に接続ケーブル18を挿入し、この状態
で取付溝58内に接着剤などの充填剤59を充填させて
接続ケーブル18を取付溝58内に収納するように構成
しても良い。
【0040】[第5実施形態]次に、図21を参照し
て、この発明を電子腕時計に適用した第5実施形態につ
いて説明する。この場合には、図17に示された第4実
施形態と同一部分に同一符号を付して説明する。この電
子腕時計は、腕時計ケース1の12時側の時計バンド2
中に接続部材である導線23を埋め込むと共に、腕時計
ケース1側に位置する時計バンド2の端部にフランジ部
60および防水リング部61を一体に形成した構造で、
これ以外は第4実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0041】すなわち、この時計バンド2は、ポリウレ
タン樹脂などの軟質合成樹脂からなる基端部分2aに2
本の導電23が相互に接触することなく両端から突出し
た状態で埋め込まれ、この突出した両端部にフランジ部
60(図21では腕時計ケース1側のみを示す)が一体
に形成されていると共に、このフランジ部60の外周面
に防水リング部61が径方向に突出した状態で一体に形
成され、腕時計ケース1側に位置する端部が取付ピン1
1により腕時計ケース1のバンド取付部9に取り付けら
れている。
【0042】また、腕時計ケース1の12時側の側部
は、第4実施形態と同様、腕時計ケース1に対し時計バ
ンド2を傾斜させて取り付けるために、斜め下方に向け
て傾斜し、その側面が時計バンド2に対しほぼ直交する
傾斜面に形成されている。この腕時計ケース1の側面に
は、時計バンド2のフランジ部60および防水リング部
61が嵌合する円形状の嵌合凹部50が設けられている
と共に、この嵌合凹部50の中心部に導線23が挿入す
る貫通孔51が腕時計ケース1の側部内で屈曲して設け
られている。すなわち、この貫通孔51は、時計バンド
2側が小径孔51aで時計バンド2とほぼ平行に傾斜し
て形成され、腕時計ケース1の内部側が大径孔51bで
ほぼ水平に形成された構造になっている。
【0043】そして、時計バンド2は、その端部の上部
側が腕時計ケース1の側面に傾斜して設けられた庇部5
2に当接して押えられ、その下部が腕時計ケース1の下
面に取り付けられた裏蓋6に当接して係止され、この状
態で取付ピン11によりバンド取付部9に回動すること
なく取り付けられている。この場合、時計バンド2は、
図21に示すように、腕時計ケース1の傾斜した側部
に、屈曲することなく、ほぼまっすぐな状態で傾斜して
取り付けられている。これにより、導線23は、腕時計
ケース1の貫通孔51に挿入された部分を除いて、屈曲
することなくほぼ直線状に配置されている。
【0044】このような電子腕時計では、第4実施形態
と同様、腕時計ケース1の12時側の側面が傾斜面に形
成されているので、時計バンド2を腕に装着する際、時
計バンド2と腕との隙間を狭くでき、良好に時計バンド
2を腕に装着できると共に、腕時計ケース1の貫通孔5
1に導線23の端部が挿入して時計モジュール5に接続
されるので、腕時計ケース1内の時計モジュール5と時
計バンド2に収納された電池16とを電気的に接続する
ことができるほか、特に時計バンド2のフランジ部60
および防水リング部61を腕時計ケース1の嵌合凹部5
0に嵌合させて、時計バンド2を取付ピン11で腕時計
ケース1のバンド取付部9に取り付けるだけで、フラン
ジ部60および防水リング部61を嵌合凹部50に密着
させことができ、これにより防水性を確保することがで
きる。
【0045】この場合、防水リング部61が嵌合凹部5
0の内面に径方向に圧接するので、フランジ部60の押
し付け方向と防水リング部61の圧接方向とが直交する
ことになり、このためフランジ部60の押し付け方向に
余分な負荷が加わらずに防水性を確保することができ
る。また、この電子腕時計では、時計バンド2内に導線
23を埋め込み、この時計バンド2にフランジ部60お
よび防水リング部61を一体に形成したので、第1〜第
4実施形態およびその各変形例のものよりも、部品点数
の削減および構造の簡素化を図ることができると共に、
組立て作業の簡略化をも図ることができ、より一層、低
価格なものを得ることができる。
【0046】なお、上記第5実施形態では、防水リング
部61をフランジ部60に一体に形成したが、必ずしも
一体に形成する必要はなく、防水リングを別に形成して
も良い。また、上記第1〜第5実施形態およびその各変
形例では、防水リング26または防水リング部35、6
1をフランジ部25、45、60に1個設けたが、複数
個設けても良く、また接続部材として、2本の導線23
を用いたが、3本以上の導線23を用いても良く、さら
に接続ケーブル18に限らず、フレキシブル配線基板を
用いても良い。さらに、上記第1〜第5実施形態および
その各変形例では、時計バンド2に電池16を収納した
場合について述べたが、これに限らず、アンテナ、キー
入力部、発音部材など、他の電子部品を時計バンド2に
収納して時計モジュール5と電気的に接続するようにし
ても良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、導線を絶縁部材で被覆してなる接続部材
をバンドに設け、このバンドが取り付けられる腕時計ケ
ースの一側面に貫通孔を形成し、この貫通孔を通して接
続部材の一端部が腕時計ケース内に挿入され、接続部材
の他端部がバンドに収納された電子部品に電気的に接続
されるので、腕時計ケースとバンドとの両者に組み込ま
れた電子部品を電気的に接続することができると共に、
この接続部材の絶縁部材に一体に形成されたフランジ部
が腕時計ケースの一側面に密着して固定されるので、防
水性をも確保することができる。
【0048】また、請求項5に記載の発明によれば、貫
通孔が形成された腕時計ケースの一側面に取り付けられ
るバンド中に、一端が貫通孔を通して腕時計ケース内に
挿入され、他端がバンドに収納された電子部品に電気的
に接続された接続部材を埋め込むと共に、このバンド
に、腕時計ケースの一側面に密着して固定されるフラン
ジ部を一体に形成したので、請求項1に記載の発明と同
様、腕時計ケースとバンドとの両者に組み込まれた電子
部品を電気的に接続でき、かつ防水性をも確保できるほ
か、接続部材が埋め込まれたバンドにフランジ部を一体
に形成したので、請求項1に記載の発明のものよりも、
部品点数が少なく、構造も簡単で、組立て作業性も良
く、低価格なものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を電子腕時計に適用した第1実施形態
の外観正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の裏面図。
【図4】図1のA−A矢視における拡大断面図。
【図5】図4の状態で時計バンドを取り除いた要部の裏
面図。
【図6】図5の分解斜視図。
【図7】図6の接続ケーブルの全体を示した図。
【図8】図1のB−B矢視における拡大断面図。
【図9】第1実施形態の第1変形例を示した要部の拡大
断面図。
【図10】第1実施形態の第2変形例を示した要部の拡
大断面図。
【図11】この発明を電子腕時計に適用した第2実施形
態における要部の拡大断面図。
【図12】図11の状態で時計バンドを取り除いた要部
の裏面図。
【図13】図12の側面図。
【図14】この発明を電子腕時計に適用した第3実施形
態における要部の拡大断面図。
【図15】第3実施形態の第3変形例を示した要部の拡
大断面図。
【図16】第3実施形態の第4変形例を示した要部の拡
大断面図。
【図17】この発明を電子腕時計に適用した第4実施形
態における要部の拡大断面図。
【図18】図8の時計バンドに対する接続ケーブルの取
付構造の第1変形例を示した要部の拡大断面図。
【図19】図8の時計バンドに対する接続ケーブルの取
付構造の第2変形例を示し、(a)は接続ケーブルを時
計バンドの取付溝に挿入した状態を示した断面図、
(b)はその状態で取付溝の縁部を溶融させて接続ケー
ブルを係止させた状態を示した断面図。
【図20】図8の時計バンドに対する接続ケーブルの取
付構造の第3変形例を示した要部の拡大断面図。
【図21】この発明を電子腕時計に適用した第5実施形
態における要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 2 時計バンド 5 時計モジュール 6 裏蓋 9 バンド取付部 11 取付ピン 18 接続ケーブル 19、55、57、58 取付溝 22 目隠し部材 23 導線 24 絶縁部材 25、45、60 フランジ部 26 押え板 28、47 防水リング 29、50 嵌合凹部 30、51 貫通孔 35、48、61 防水リング部 36、40 押え部 59 充填剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G04B 37/08 G04B 37/08 Z (72)発明者 菅野 伸一 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 Fターム(参考) 2F002 AA01 AA09 AB02 AB03 AB04 AB06 AC01 AC03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側面に貫通孔が形成された腕時計ケース
    と、 この腕時計ケースの前記一側面に取り付けられ、電子部
    品が収納されたバンドと、 このバンドに取り付けられ、導線を絶縁部材で被覆して
    なり、一端が前記貫通孔を通して前記腕時計ケース内に
    挿入され、他端が前記電子部品に電気的に接続された接
    続部材と、 この接続部材の前記絶縁部材に一体に形成され、前記腕
    時計ケースの前記一側面に密着して固定されるフランジ
    部とを備えたことを特徴とする腕時計。
  2. 【請求項2】前記腕時計ケースの前記一側面にビス止め
    され、前記フランジ部を前記腕時計ケースの前記一側面
    に押し付けて密着させる押え部を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の腕時計。
  3. 【請求項3】前記押え部は前記フランジ部に一体に形成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の腕時計。
  4. 【請求項4】前記押え部は前記腕時計ケースの裏面に取
    り付けられた裏蓋に一体に設けられていることを特徴と
    する請求項2に記載の腕時計。
  5. 【請求項5】前記バンドの裏面には、前記接続部材が挿
    入する取付溝が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の腕時計。
  6. 【請求項6】一側面に貫通孔が形成された腕時計ケース
    と、 この腕時計ケースの前記一側面に取り付けられ、電子部
    品が収納されたバンドと、 このバンド中に埋め込まれ、一端が前記貫通孔を通して
    前記腕時計ケース内に挿入され、他端が前記電子部品に
    電気的に接続された接続部材と、 前記バンドに一体に形成され、前記腕時計ケースの前記
    一側面に密着して固定されるフランジ部とを備えたこと
    を特徴とする腕時計。
  7. 【請求項7】前記腕時計ケースの前記一側面には、前記
    フランジ部が嵌合する嵌合凹部が前記貫通孔と同軸上に
    形成されていることを特徴とする請求項1または6に記
    載の腕時計。
  8. 【請求項8】前記フランジ部と前記嵌合凹部との間に
    は、前記接続部材の軸方向に圧接する防水パッキンが介
    在されていることを特徴とする請求項7に記載の腕時
    計。
  9. 【請求項9】前記フランジ部と前記嵌合凹部との間に
    は、前記接続部材の径方向に圧接する防水パッキンが介
    在されていることを特徴とする請求項7に記載の腕時
    計。
  10. 【請求項10】前記防水パッキンは前記フランジ部に一
    体に形成されていることを特徴とする請求項8または9
    に記載の腕時計。
  11. 【請求項11】前記腕時計ケースの前記一側面は、前記
    腕時計ケースに対し前記バンドを傾斜させて取り付ける
    傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1また
    は6に記載の腕時計。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004037034A1 (ja) * 2002-10-24 2004-05-06 Temco Japan Co., Ltd. 装飾コード
KR20110041390A (ko) * 2009-10-15 2011-04-21 삼성전자주식회사 휴대용 단말기의 방수 구조
JP2012521004A (ja) * 2009-03-20 2012-09-10 バルデッリ,ロベルト 腕時計
US9912138B2 (en) 2009-10-15 2018-03-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Waterproof structure for portable terminal

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