JP3368812B2 - ポーリング方式 - Google Patents

ポーリング方式

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JP3368812B2
JP3368812B2 JP24713797A JP24713797A JP3368812B2 JP 3368812 B2 JP3368812 B2 JP 3368812B2 JP 24713797 A JP24713797 A JP 24713797A JP 24713797 A JP24713797 A JP 24713797A JP 3368812 B2 JP3368812 B2 JP 3368812B2
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stations
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恭 田井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システムに対す
るポーリング方式に関し、特にそれぞれ複数の子局を収
容する複数のポーリング系統を親局に収容し、親局が各
ポーリング系統に対してそれぞれ並行してポーリングを
実行する通信システムにおけるポーリング方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来ある通信システム(その一)
を例示する図であり、図7は図6におけるポーリング経
過を例示する図であり、図8は従来ある通信システム
(その二)を例示する図であり、図9は図8におけるポ
ーリング経過を例示する図であり、図10は図8におけ
る小規模ポーリング系統の障害検出経過を例示する図で
ある。
【0003】図6に示される通信システム(その一)
は、一台の親局(1)と、複数台の子局(2)と、それ
ぞれ所定数の子局(2)を接続する複数(図6において
は三本)の伝送路(3)とにより構成されている。
【0004】以後個々の伝送路(3)を(31 )乃至
(33 )と称する、以下同様。また個々の伝送路(3)
と、該伝送路(3)により接続された子局(2)群を、
ポーリング系統(4)と称する。
【0005】親局(1)内には、全子局(2)に共通に
子局監視制御部(11)が設けられ、また各ポーリング
系統(4)に対応してそれぞれポーリング処理部(1
2)と、子局集約状態レジスタ(14)とが設けられ、
更に全ポーリング処理部(12)に共通にポーリング周
期設定部(13A )が設けられている。
【0006】各子局集約状態レジスタ(14)には、そ
れぞれ対応するポーリング系統(4)配下の子局(2)
における障害発生の有無等の運転状態を示す情報が、収
集・蓄積されている。
【0007】各ポーリング処理部(12)は、ポーリン
グ周期設定部(13A )から指定される子局ポーリング
周期(TP )毎に起動し、それぞれ対応するポーリング
系統(4)内の伝送路(3)を経由して各所属子局
(2)に対してポーリング処理を実行し、ポーリングの
対象となった各子局(2)の動作状態を示す情報を抽出
して子局監視制御部(11)に伝達する。
【0008】なおポーリング処理部(12)は、対応す
るポーリング系統(4)にポーリング処理を実行するに
先立ち、当該ポーリング系統(4)に対応する子局集約
状態レジスタ(14)を参照し、障害発生子局(2)が
蓄積済であれば、障害発生子局(2)から優先的にポー
リング処理する。
【0009】子局監視制御部(11)は、各ポーリング
処理部(12)から伝達される各子局(2)の動作状態
を示す情報を分析し、各子局(2)の動作状態を監視す
ると共に、所要の制御を実行する。
【0010】図6に示されるポーリング周期設定部(1
A )は、各ポーリング処理部(12)に対する子局ポ
ーリング周期(TP )として、固定時間(TF )を同一
時点毎に通知する。
【0011】なおtP は、各ポーリング処理部(12)
が各子局(2)に対してポーリングを実行するに要する
子局ポーリング所要時間(tP )であり、各子局(2)
および各ポーリング処理部(12)に就いて同一とす
る。
【0012】従って、各ポーリング処理部(12)がそ
れぞれ対応するポーリング系統(4)に対して実行する
ポーリング経過は、図7に示される如く、総てのポーリ
ング処理部(12)がそれぞれ固定時間(TF )毎に同
時に起動され、それぞれ対応するポーリング系統(4)
に所属する各子局(2)を子局ポーリング所要時間(t
P )毎にポーリングを実行し、所属する総ての子局
(2)に対するポーリングが終了すると、対応するポー
リング系統(4)に対するポーリングを終了し、固定時
間(TF )経過後に再起動される迄待機する。
【0013】図7に示される如きポーリング経過におい
ては、子局ポーリング周期(TP )が子局(2)の数に
無関係に固定時間(TF )に設定されている為、子局監
視制御部(11)の、各子局ポーリング周期(TP =T
F )内における子局(2)の監視制御に費やす時間の比
率が、当該通信システムに所属する総子局数(NS )に
比例して増加する。
【0014】また子局(2)に障害が発生した場合、各
ポーリング処理部(12)は対応する子局集約状態レジ
スタ(14)を参照し、障害発生子局(2)が蓄積済で
あるならば、障害発生子局(2)を優先的にポーリング
する。
【0015】なお親局(1)は、各子局ポーリング周期
(TP =TF )内における子局(2)の監視制御に費や
す時間の比率の許容範囲〔以後許容監視制御占有率
(α)と称する〕を予め設定しており、総子局数
(NS )の増加に伴い子局(2)の監視制御に費やす時
間の比率が許容監視制御占有率(α)を上回ると、当該
親局(1)が実行すべき他の処理を圧迫し、遂には当該
通信システムの稼働を停止させる恐れがあった。
【0016】図8に示される通信システム(その二)
は、前述の通信システム(その一)に生ずる問題点を解
決する目的で実現されたものである。通信システム(そ
の二)も、通信システム(その一)と同様に、それぞれ
所定数の子局(2)を伝送路(3)により接続する三組
のポーリング系統(4)が、一台の親局(1)に収容さ
れているが、各ポーリング系統(41 )乃至(43 )に
所属する子局(2)は、それぞれ3台、2台および1台
と明示されている。
【0017】また親局(1)内には、図6に示される親
局(1)と同様に、一台の子局監視制御部(11)と、
各ポーリング系統(41 )乃至(43 )に対応するそれ
ぞれ三台のポーリング処理部(121 )乃至(123
および子局集約状態レジスタ(141 )乃至(143
が設けられているが、図6におけるポーリング周期設定
部(13A )の代わりに、ポーリング周期設定部(13
B )が設けられている。
【0018】ポーリング周期設定部(13A )が子局ポ
ーリング周期(TP )として固定時間(TF )を設定し
たのに対し、ポーリング周期設定部(13B )は、図8
に示される如く、当該通信システムに所属する総子局数
(NS )と、個々の子局ポーリング所要時間(tP
と、前述の許容監視制御占有率(α)とを考慮して、子
局ポーリング周期(TP )〔=NS ・tP /α〕を設定
している。
【0019】その結果、通信システム(その二)のポー
リング経過は、例えばα=0.5と仮定すると、図9に
示される如く、子局ポーリング周期(TP )は子局ポー
リング所要時間(tP )の12倍に設定されることとな
り、親局(1)は如何なる総子局数(NS )に対して
も、常にα(=0.5)を上回ること無く、総ての子局
(2)の監視制御を実行可能となる。
【0020】図9に示されるポーリング経過において
は、子局ポーリング周期(TP )は、何れのポーリング
系統(4)に所属する子局(2)に対しても平等である
が、各ポーリング系統(4)単位で比較すると、三台の
子局(211)乃至(213)が所属するポーリング系統
(41 )が3tP であり、二台の子局(221)および
(2 22)が所属するポーリング系統(42 )が2tP
あるのに対し、一台の子局(231)のみが所属するポー
リング系統(43 )は1tP であり、若し各ポーリング
処理部(12)によるポーリングにより、各子局(2)
の動作状態を監視と共に、各ポーリング系統(4)に共
通するもの(例えば伝送路(3)の動作状態を監視して
いるものとすると、ポーリング系統(41 )乃至
(43 )に対するポーリング状態は必ずしも平等とは言
えない。
【0021】図10においては、図8における小規模ポ
ーリング系統(43 )の障害検出経過を示しているが、
第n周期目のポーリング直後に障害が発生したとする
と、ポーリング系統(43 )における障害検出所要時間
が(TP −tP =11tP )となり、特に各ポーリング
系統(4)の収容子局数の差が大きい程、検出所要時間
が大きくなる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある通信システム(その一)においては、
子局ポーリング周期(TP )が固定時間(TF )に設定
されている為、総子局数(NS )の増加と共に、親局
(1)が子局(2)の監視制御に費やす時間の比率が増
大し、遂には許容監視制御占有率(α)を上回り、当該
通信システムの運用に重大な支障を来す恐れがあり、ま
た従来ある通信システム(その二)においては、従来あ
る通信システム(その一)の問題点は解決されており、
また子局(2)単位で考慮すれば、何れのポーリング系
統(4)に所属する子局(2)も同一の子局ポーリング
周期(TP )でポーリングされており、平等な扱いを受
けているものの、ポーリング系統(4)単位に比較する
と、所属子局(231)の少ないポーリング系統(43
が障害発生から障害検出迄の所要時間が余計に掛かり、
小規模のポーリング系統(43 )においては実際に子局
障害が発生した時刻と、障害状態の検出時刻とに少なか
らぬ差が生じ、完全な解決策とはならぬ問題があった。
【0023】本発明は、所属する子局の少ない小規模ポ
ーリング系統を優先的に監視制御可能なポーリング方式
を実現することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、1は親局、2は子局、3は伝送
路、4はポーリング系統、101は各ポーリング系統
(4)に対応して設けられたポーリング手段である。
【0025】102は、本発明(請求項1)により親局
(1)に設けられたポーリング周期設定手段である。1
03は、本発明(請求項2)により親局(1)に付設さ
れたポーリング開始時点設定手段である。
【0026】本発明の対象とする通信システムは、それ
ぞれ複数の子局(2)を収容する複数のポーリング系統
(4)を親局(1)に収容し、各ポーリング系統(4)
に対応して、それぞれ並行してポーリングを実行するポ
ーリング手段(101)を具備している。
【0027】ポーリング周期設定手段(102)は、各
ポーリング手段(101)が対応するポーリング系統
(4)に属する各子局(2)に対してポーリングを実行
する系統別子局ポーリング周期を、対応するポーリング
系統(4)に所属する子局(2)の個数に比例する如く
設定する。
【0028】ポーリング開始時点設定手段(103)
は、各ポーリング手段(101)がそれぞれ対応するポ
ーリング系統(4)に対してポーリングを実行する期間
を分散させる如く、各ポーリング手段(101)がそれ
ぞれ対応するポーリング系統(4)に対してポーリング
を実行開始する時点を設定する。
【0029】従って、本発明(請求項1)によれば、所
属する子局数の少ない小規模ポーリング系統程、短いポ
ーリング周期でポーリングが実行されることとなる為、
小規模ポーリング系統程信頼性が向上し、また本発明
(請求項2)によれば、親局が各子局を均等に監視制御
可能となり、親局の処理能力の効率が向上する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明の実施形態による通信シス
テムを示す図であり、図3は本発明(請求項1)の実施
形態によるポーリング経過を示す図であり、図4は図2
における小規模ポーリング系統の障害検出経過を例示す
る図であり、図5は本発明(請求項1、2)の実施形態
によるポーリング経過を示す図である。なお、全図を通
じて同一符号は同一対象物を示す。
【0031】図2においても、図8に示される従来ある
通信システムと同様に、一台の親局(1)と、それぞれ
3台、2台および1台の子局(2)を収容する3系統の
ポーリング系統(41 )乃至(43 )とから構成される
通信システムが示され、また親局(1)内には、図8に
示される親局(1)と同様に、一台の子局監視制御部
(11)と、三台のポーリング処理部(121 )乃至
(123 )と、三台の子局集約状態レジスタ(141
乃至(143 )とが示されているが、図1に示されるポ
ーリング周期設定手段(102)として、ポーリング周
期設定部(13C )が設けられており、また図1におけ
るポーリング開始時点設定手段(103)としてポーリ
ング開始時点設定部(15)が設けられている点が、図
8に示される従来ある親局(1)と異なる。
【0032】最初に、本発明(請求項1)の実施形態を
図2乃至図4を用いて説明する。親局(1)に設けられ
たポーリング周期設定部(13C )は、図8に示される
ポーリング周期設定部(13B )が、当該通信システム
に所属する総子局数(N S )と、個々の子局ポーリング
所要時間(tP )と、前述の許容監視制御占有率(α)
とを考慮して、総てのポーリング系統(4)に対して均
一の子局ポーリング周期(TP )〔=NS ・tP /α〕
を設定したのに対し、図2に示されるポーリング周期設
定部(13C )は、各ポーリング系統(4)毎の子局数
(NSk)〔但しkはポーリング系統(4k )の識別情
報〕と、系統数(nW )とを考慮して、個々のポーリン
グ系統(4k )毎に子局ポーリング周期(TPk)〔=n
W ・N Sk・tP /α〕〔以後系統別子局ポーリング周期
(TPk)と称する〕を設定している。
【0033】本発明(請求項1)の実施形態において
は、ポーリング周期設定部(13C )の設定する系統別
子局ポーリング周期(TPk)は、ポーリング開始時点設
定部(15)を介すること無く、直接対応するポーリン
グ処理部(12)に伝達される〔図2点線参照〕。
【0034】その結果、本発明(請求項1)の実施形態
による通信システムのポーリング経過は、例えばα=
0.5と仮定すると、図3に示す如く、三台の子局(2
11)乃至(213)が所属するポーリング系統(41 )に
おける系統別子局ポーリング周期(TP1)は子局ポーリ
ング所要時間(tP )の18倍に設定され、また二台の
子局(221)および(222)が所属するポーリング系統
(42 )における系統別子局ポーリング周期(TP2)は
子局ポーリング所要時間(tP )の12倍に設定されて
いるのに対し、一台の子局(231)のみが所属するポー
リング系統(43)における系統別子局ポーリング周期
(TP3)は子局ポーリング所要時間(tP)の6倍に設
定されている。
【0035】その結果、ポーリング系統(43 )に所属
する子局(231)に対する系統別子局ポーリング周期
(TP3=6tP )は、ポーリング系統(41 )に所属す
る各子局(211)乃至(213)に対する系統別子局ポー
リング周期(TP1=18tP )の1/3となり、またポ
ーリング系統(42 )に所属する各子局(221)および
(222)に対する系統別子局ポーリング周期(TP2=1
2tP )の1/2となり、所属する子局(2)の数が少
ないポーリング系統(4)程、頻繁に監視制御されるこ
ととなる。
【0036】一方、ポーリング系統(4)単位に比較す
ると、三台の子局(211)乃至(2 13)が所属するポー
リング系統(41 )は、系統別子局ポーリング周期(T
P1=18tP )内で合計子局ポーリング所要時間
(tP )が3tP であり、また二台の子局(221)およ
び(222)が所属するポーリング系統(42 )は、系統
別子局ポーリング周期(TP2=12tP )内で合計子局
ポーリング所要時間(tP )が2tP であり、更に一台
の子局(231)のみが所属するポーリング系統(43
は、系統別局ポーリング周期(TP3=6tP )内で合計
子局ポーリング所要時間(tP )が1tP であり、何れ
も合計子局ポーリング所要時間(tP )が系統別子局ポ
ーリング周期(TPk)の1/6であることから、所属子
局(2)のみならず、伝送路(3)等の共通部分を含む
ポーリング系統(41 )乃至(43 )に対するポーリン
グ状態は平等と判定可能である。
【0037】図4においては、図2における小規模ポー
リング系統(43 )の障害検出経過を示しているが、第
n周期目のポーリング直後に障害が発生したとすると、
ポーリング系統(43 )における障害検出所要時間が
(TP −tP =5tP )となり、図10に示される従来
ある通信システムにおける障害検出所要時間〔=11t
P 〕よりも短縮され、小規模ポーリング系統(43 )に
おいても、実際に子局に障害が発生した時刻と障害検出
時刻との差を短縮することが可能となる。
【0038】次に、本発明(請求項1、2)の実施形態
を、図2および図5を用いて説明する。従来ある通信シ
ステム(その一)および(その二)においては、各ポー
リング処理部(121 )乃至(123 )は、それぞれ対
応する子局集約状態レジスタ(141 )乃至(143
を参照した上で、それぞれ子局ポーリング周期(TP
の開始時点において各ポーリング系統(4)に所属する
子局(2)のポーリングを順次実行する為、子局監視制
御部(11)は同時に複数のポーリング処理部(1
1 )乃至(123 )からの子局(2)監視情報を受信
することとなり、子局(2)の監視・制御処理負荷が集
中することとなった。
【0039】本発明(請求項1)の実施形態による通信
システムにおいても、従来ある通信システム(その一)
および(その二)程では無いにしても、やはり子局監視
制御部(11)にポーリング処理部(121 )乃至(1
3 )からの子局(2)監視処理負荷が集中する可能性
がある。
【0040】本発明(請求項1、2)の実施形態による
通信システムは、かかる問題を解決する目的で、親局
(1)内のポーリング開始時点設定部(15)を活用す
るものである。
【0041】親局(1)に設けられたポーリング周期設
定部(13C )は、本発明(請求項1)の実施形態にお
けると同様に、個々のポーリング系統(4k )毎に子局
ポーリング周期(TPk)〔=nW ・NSk・tP /α〕を
設定している。
【0042】本発明(請求項1、2)の実施形態におい
ては、ポーリング周期設定部(13 C )の設定する各系
統別子局ポーリング周期(TPk)は、直接対応するポー
リング処理部(12)に伝達されること無く、一旦ポー
リング開始時点設定部(15)に伝達される。
【0043】ポーリング開始時点設定部(15)は、図
2に示される如く、各ポーリング系統(4k )に対応し
て、それぞれ系統別ポーリング開始時点(TIk)を設定
する。
【0044】系統別ポーリング開始時点(TIk)は、各
ポーリング系統(4)を一定の順序、例えば系統の識別
情報(k)の昇順に配列し、k=1であるポーリング系
統(41 )に対しては、ポーリング開始時点(TIk)=
0に設定する。
【0045】k=1以外のポーリング系統(4k )に対
しては、図2に示される如く、子局ポーリング所要時間
(tP )を、自ポーリング系統(4k )よりkが小さい
ポーリング系統(41 )乃至(4k-1 )に所属する各系
統別子局数(NSk)の合計数(ΣNSk)倍し、系統別ポ
ーリング開始時点(TIk)として設定する。
【0046】図5においては、第一ポーリング系統(4
1 )(k=1)のポーリング開始時点(TI1)=0であ
り、第二ポーリング系統(42 )(k=2)のポーリン
グ開始時点(TI2)=3tP であり、第三ポーリング系
統(43 )(k=3)のポーリング開始時点(TI3)=
5tP である。
【0047】その結果、各ポーリング処理部(121
乃至(123 )のそれぞれ対応するポーリング系統(4
1 )乃至(43 )に対するポーリング期間が重複するこ
と無く、各ポーリング処理部(121 )乃至(123
のポーリングが均等化されることとなり、子局監視制御
部(11)にポーリング処理部(121 )乃至(1
3 )からの子局(2)監視処理負荷が集中することが
防止可能となる。
【0048】なお許容監視制御占有率(α)の値が増加
すると、各ポーリング系統(41 )乃至(43 )に対す
るポーリング期間が常に重複しないとは限らぬが、従来
ある通信システム(その一)および(その二)、或いは
本発明(請求項1)の実施形態による通信システムに比
しては、子局監視制御部(11)にポーリング処理部
(121 )乃至(123 )からの子局(2)監視処理負
荷が集中することが多少でも軽減されることとなる。
【0049】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項1)の実施形態によれば、一台の子局(231)のみ
が所属するポーリング系統(43 )が、二台の子局(2
21)および(222)が所属するポーリング系統
(42 )、或いは三台の子局(211)乃至(213)が所
属するポーリング系統(41 )より遙に短い系統別子局
ポーリング周期(TP3)〔=6tP 〕でポーリングされ
ることとなり、所属する子局(2)の少ないポーリング
系統(4)が頻繁に監視制御されることとなり、また本
発明(請求項1、2)の実施形態によれば、ポーリング
処理部(121 )乃至(123 )のそれぞれ対応するポ
ーリング系統(41 )乃至(43 )に対するポーリング
期間が均等化され、子局監視制御部(11)にポーリン
グ処理部(121)乃至(123 )からの子局(2)監
視処理負荷が集中することが防止可能となる。
【0050】なお、図2乃至図5はあく迄本発明の一実
施形態に過ぎず、例えば系統数(n W )および各系統子
局数(NSk)は図示されるものに限定されることは無
く、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本
発明の効果は変わらない。また許容監視制御占有率
(α)は0.5に限定されることは無く、他に幾多の変
形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わ
らない。更に本発明の対象とする通信システムは、図示
されるものに限定されぬことは言う迄も無い。
【0051】
【発明の効果】以上、本発明(請求項1)によれば、所
属する子局数の少ない小規模ポーリング系統程、短いポ
ーリング周期でポーリングが実行されることとなる為、
小規模ポーリング系統程信頼性が向上し、また本発明
(請求項2)によれば、親局が各子局を均等に監視制御
可能となり、親局の処理能力の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施形態による通信システム
【図3】 本発明(請求項1)の実施形態によるポーリ
ング経過
【図4】 図2における小規模ポーリング系統の障害検
出経過
【図5】 本発明(請求項1、2)の実施形態によるポ
ーリング経過
【図6】 従来ある通信システム(その一)
【図7】 図6におけるポーリング経過
【図8】 従来ある通信システム(その二)
【図9】 図8におけるポーリング経過
【図10】 図8における小規模ポーリング系統の障害
検出経過
【符号の説明】
1 親局 2 子局 3 伝送路 4 ポーリング系統 11 子局監視制御部 12 ポーリング処理部 13A 、13B 、13C ポーリング周期設定部 14 子局集約状態レジスタ 15 ポーリング開始時点設定部 101 ポーリング手段 102 ポーリング周期設定手段 103 ポーリング開始時点設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−134944(JP,A) 特開 平7−79227(JP,A) 特開 平3−179951(JP,A) 特開 平3−232337(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/40 - 12/417 H04L 12/28 H04L 12/44 - 12/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに異なる個数の子局を収容する
    複数のポーリング系統を親局に収容し、前記各ポーリン
    グ系統に対応して、それぞれ並行してポーリングを実行
    するポーリング手段を具備する通信システムにおいて、 前記親局に、 前記各ポーリング手段が対応するポーリング系統に所属
    する各子局に対してポーリングを実行する系統別子局ポ
    ーリング周期を、前記対応するポーリング系統に所属す
    る子局の個数に比例する如く設定するポーリング周期設
    定手段を設けることを特徴とするポーリング方式。
  2. 【請求項2】 前記親局は、前記各ポーリング手段がそ
    れぞれ対応するポーリング系統に対してポーリングを実
    行する期間を分散させる如く、前記各ポーリング手段が
    それぞれ対応するポーリング系統に対してポーリングを
    実行開始する時点を設定するポーリング開始時点設定手
    段を付設することを特徴とする請求項1記載のポーリン
    グ方式。
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