JP3368475B2 - 情報処理装置及び省電力制御方法及び省電力制御プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置及び省電力制御方法及び省電力制御プログラムを格納した記録媒体

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JP3368475B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
等の駆動部を有する情報記憶装置を備えた情報処理装
置、及び情報記憶装置に対するアクセス状態を監視して
省電力モードに移行させる省電力制御方法及び省電力制
御プログラムを格納した磁気ディスクや半導体記憶装置
等の記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置,フロッピィ・ディス
ク装置,光磁気ディスク装置等の大容量の情報記憶装置
は、記録媒体として単一又は複数枚のディスクを用い、
このディスクを回転させるモータ及びディスクに対して
データのリード/ライトを行うヘッドの位置決めアクチ
ュエータ等の駆動部を有するものであり、各種の情報処
理装置の外部記憶手段として採用されている。又磁気デ
ィスク装置はインタフェースのタイプとしてIDE(I
ntegrated Drive Electronics)タイプと、SCSI
(Small Computer System Interface)タイプとが
代表的である。又エネルギの利用効率向上の為に、情報
処理装置については、動作電圧の切替えや動作クロック
周波数の切替え等による各種の省電力制御手段が提案さ
れており、又情報記憶装置は、コンピュータシステム本
体の動作状況に応じた動作モードに遷移させて、消費電
力を低減する為の電源管理機能を備えている。
【0003】このような電源管理機能は、例えば、図1
0に示すファームウェア(磁気ディスク装置HDDを含
む)51に対して、HDコントローラ52と、デバイス
ドライバ53と、BIOS(Basic Input/Output
System ;基本入出力システム)54とを含む構成に於
いて、主として、ファームウェア51により、又はこの
ファームウェア51とデバイスドライバ53とにより、
又はファームウェア51とBIOS54との組合せによ
り実現されている。
【0004】図11は情報記憶装置の動作モードの説明
図であり、(A)は状態遷移を示し、情報記憶装置とし
ての磁気ディスク装置HDDに対するコンピュータシス
テム本体からの要求に従ってデータのリード/ライトが
行われている期間は、Activeモードであり、又予
め設定された時間を経過しても、磁気ディスク装置HD
Dに対するアクセスがないと、Idleモードに遷移
し、更に或る時間以上アクセスがないと、Standb
yモードに遷移し、更に或る時間以上アクセスがない
と、Sleepモードに遷移するようにモード切替えを
行う場合を示す。そして、Activeモード以外のモ
ードに於いて、コンピュータ本体からのアクセス要求に
より、Activeモードに遷移する。
【0005】又図11の(B)はActiveモードへ
の復帰時間と消費電力との関係を示し、Activeモ
ードは、磁気ディスク装置HDDの駆動部としてのモー
タが回転して、データのリード/ライトが行われている
状態であり、各モードに於ける消費電力の比較では最も
大となる。又Idleモードは、コンピュータシステム
本体からのアクセスがない状態で、省電力制御を行っ
て、消費電力を低減するもので、コンピュータシステム
本体からのアクセス要求に対してActiveモードへ
は短時間で復帰する。又Standbyモードは、更に
消費電力を低減するように省電力制御を行うもので、コ
ンピュータシステム本体からのアクセス要求に対して、
Activeモードへの遷移時間は多少長くなる。又S
leepモードは、磁気ディスク装置HDDのモータを
停止させて、更に消費電力を低減するもので、コンピュ
ータシステム本体からのアクセス要求に対して、ハード
ウェアの初期化等を含むことから、Activeモード
への遷移時間は長くする。
【0006】例えば、図12の(A)に示すように、磁
気ディスク装置HDDに対するアクセスが周期的に行わ
れる場合、(B)に示すように、Activeモードa
からアクセス終了後の所定時間後に、Idleモードb
に遷移し、更に所定時間経過後にStandbyモード
cに遷移し、アクセス開始によりActiveモードに
遷移する。なお、アクセスが更に長時間ない場合に、S
leepモードdに遷移する。このような電源管理制御
によって、Activeモードを継続する場合に比較し
て、消費電力を低減することができる。
【0007】又(C)は、(A)と同様に周期的なアク
セスの状態を示し、これに対して、(D)に示すよう
に、ActiveモードaからStandbyモードc
に遷移する間のIdleモードbの期間を短縮すること
によって、更に消費電力を低減することが考えられる。
しかし、このような省電力モードをどのようにして実現
するかについては知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、コンピ
ュータシステム本体から情報記憶装置に周期的なアクセ
スが行われる場合、その周期が判れば、アクセスがない
期間では、Activeモード及びIdleモードを一
定期間継続する必要がなく、図12の(D)に示すよう
に、アクセス終了後に、Idleモードbの期間を短縮
してStandbyモードに遷移させる省電力モードと
し、消費電力の一層の低減を図ることができる。
【0009】しかし、磁気ディスク装置HDDの電源管
理機能は、主にファームウェア51により実現されてお
り、前述のような電源管理制御を行う為には、ファーム
ウェア51の修正が必要となる。その場合、ファームウ
ェア51のコードサイズに制約があることから、僅かな
機能しか追加することができず、又コードサイズに余裕
がないので、コード修正も困難な場合が一般的である。
又ファームウェア51の修正が可能であっても、磁気デ
ィスク装置HDD対応に修正する必要があり、その場合
の誤修正が発生する問題がある。
【0010】又磁気ディスク装置HDDに対するアクセ
スのパターンとして、アクセス周波数を求め、そのアク
セス周波数が閾値以下の時に、構成素子への供給電力を
低減する方法が知られている(例えば、特開平9−17
099号公報参照)。しかし、磁気ディスク装置HDD
に対するアクセス周波数は、コンピュータシステム本体
に於ける各種のプログラムの実行過程で変動するもので
あり、又前述の図12の(A),(C)に示すような理
想的な周期性を有するアクセスの場合の時間平均的なも
のを示すことになり、従って、安定な省電力制御は困難
である。
【0011】本発明は、情報記憶装置に対するアクセス
の繰り返し周期を求め、この周期が得られた時に、情報
記憶装置に対する入出力データ量の有無を判定すること
により、通常モードと省電力モードとの切替えを行い、
安定に且つ確実に省電力制御を可能とすることを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、図1を参照して説明すると、磁気ディスク装置や光
磁気ディスク装置等の情報記憶装置1を備えた情報処理
装置であって、コンピュータシステム本体1と情報記憶
装置1との間の入出力データ量を入出力データ量監視手
段3により監視し、入出力データ量履歴管理手段4によ
って、その入出力データ量の履歴を保持させる入出力デ
ータ量履歴記憶手段5と、この入出力データ量履歴記憶
手段5に保持された入出力データ量の履歴を参照して、
この入出力データ量の変化が一定のパターンの繰り返し
となる周期Xを求め、この周期Xが得られた時に、現時
刻CとスピンダウンコストZとによる時刻(C−X)か
ら時刻(C−X+Z)までの期間に、入出力データ量が
零がある否かを判定して、零となる場合は、情報記憶装
置1の現在のモードが通常モード、例えば、図12の
(B)に示すようなモードから、省電力モード、例え
ば、図12の(D)に示すようなモードに切替える電源
管理制御手段6を備えている。この場合、更に、電源管
理制御手段5は、コンピュータシステム本体2の稼働時
間に対する情報記憶装置1へのアクセスの割合を示すア
クティブ率を求め、このアクティブ率が所定の範囲内の
時に、入出力データ量の変化が一定のパターンの繰り返
しとなると判定して、現在のモードから省電力モードに
切替える構成とすることができる。
【0013】又本発明の省電力制御方法及び省電力制御
プログラムを格納した記録媒体は、コンピュータシステ
ム本体2と情報記憶装置との間の入出力データ量の履歴
を入出力データ量履歴記憶手段5に保持し、情報記憶装
置1に対する電源管理制御手段6は、入出力データ量履
歴記憶手段5に保持された入出力データ量履歴を基に、
入出力データ量の変化が一定のパターンの繰り返しとな
る周期Xを求め、この周期Xと現時刻Cとスピンダウン
コストZとによる時刻(C−X)から時刻(C−X+
Z)までの期間に、入出力データ量が零であるか否か
を、入出力データ量履歴記憶手段5を参照して判定し、
入出力データ量が零となる場合は、情報記憶装置1の現
在のモードから省電力モードに切替える過程を含むもの
であり、更に、周期Xを求めることができない時、或い
は周期Xによる判定と共にコンピュータシステム本体2
の稼働時間に対する前記情報記憶装置1へのアクセスの
割合を示すアクティブ率を求め、このアクティブ率がア
プリケーションソフトウェア対応に定まる所定範囲内か
否かを判定し、所定範囲内の時に、入出力データ量の変
化が一定のパターンの繰り返しとなると判定する過程を
含めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、1は磁気ディスク装置等の駆動部を有する情
報記憶装置、2はコンピュータシステム本体、3は入出
力データ量監視手段、4は入出力データ量履歴管理手
段、5は入出力データ量履歴記憶手段、6は電源管理制
御手段を示す。
【0015】入出力データ量監視手段3は、コンピュー
タシステム本体2と情報記憶装置1との間で転送される
入出力データ量を監視するものであり、入力データ量と
出力データ量との何れか一方又は両方の和を用いて監視
する。又入出力データ量履歴管理手段4は、設定された
所定のサンプリング間隔Y毎に入出力データ量監視手段
3から入出力データ量情報を受取り、入出力データ量履
歴記憶手段5に記録する。この入出力データ量履歴記憶
手段5は、半導体メモリ等により構成することができ、
且つ電源管理制御手段6から参照可能の構成とする。そ
して、入出力データ量を、例えば、下方に示すように、
サンプリング間隔Y毎に、1Y入出力100バイト,2
Y入出力300バイト,・・・のように記録する。この
記録期間は、例えば、後述の周期Xの2倍以上の期間と
する。
【0016】又電源管理制御手段6は、コンピュータシ
ステム本体2から情報記憶装置1への周期的なアクセス
が発生している場合の周期Xを求める。この周期Xは、
現時刻をC、入出力データ量履歴管理手段4が入出力デ
ータ量履歴の記録を開始してから現在までの経過時間を
P、任意の時間をT、時刻tに於ける入出力データ量を
A(t)とすると、Tを0〜P/2まで変化させて、 M(T)=ΣT/Y i=0 {A(C−T+iY)−A(C−2T+iY)}2 …(1) を求める。なお、(1)式のΣT/Y i=0 は、i=0〜i
=T/Yについて括弧内の差分を自乗した値を累算する
ことを示し、このM(T)が閾値以下の時の値を周期X
とする。
【0017】図2は前述の周期Xの算出説明図であり、
周期的な入出力データ量は簡略化の為に同一の値として
示し、(A)は、現時刻Cより任意の時間T以前(C−
T)の入出力データ量履歴を示し、(B)は、現時刻C
以前の入出力データ量履歴を示す。この場合、現時刻C
に於ける入出力データ量A(t)と、現時刻Cから時間
T以前の時刻C−Tに於ける入出力データ量A(t−
T)の差分は大きい状態となる。この場合、時間Tを順
次変化させて(1)式のM(T)を求めると、予め設定
した閾値を超えることにより、入出力データ量の変化の
パターンの周期性が小さいことを示す。
【0018】これに対して、図2の(C),(D)に示
す場合の現時刻Cより任意の時間T以前の時刻(C−
T)の入出力データ量履歴と、現時刻Cの入出力データ
量履歴とについては、現時刻Cに於ける入出力データ量
A(t)と、現時刻Cから時間T以前の時刻(C−T)
に於ける入出力データ量A(t−T)との差分は小さく
なる。従って、(1)式のM(T)は予め設定した閾値
以下となる。このように、M(T)が閾値以下となる場
合は、その時の時間Tについて入出力データ量の変化の
パターンの周期性が大きいことを示すから、このM
(T)を入出力データ量の変化の繰り返し周期Xとす
る。なお、任意の時間Tを順次変化させてM(T)を求
めるものであるから、M(T)が極小値となる場合に、
そのM(T)を周期Xとすることができる。
【0019】この周期Xを求めてから、現時刻Cより周
期Xだけ前の時刻(C−X)と、時刻(C−X+Z)ま
での期間に、入出力データ量が零、即ち、アクセスがな
い場合、現時刻Cから時刻(C+Z)までの期間に於い
てもアクセスがないと予測することができる。このよう
に、C+Zの未来の期間についてアクセスがないと予測
できる場合に、電源管理制御手段6(図1参照)は、情
報記憶装置1の動作モードを、その時点のモード、例え
ば、通常モードから省電力モードに移行させる為の電源
管理制御命令を情報記憶装置1に送出する。なお、その
時点のモードが省電力モードであれば、その省電力モー
ドを継続する。
【0020】なお、前述のZは、情報記憶装置1に固有
の値であり、情報記憶装置1が省電力モードから通常モ
ードへ復帰する為に必要な消費電力は、情報記憶装置1
の種別等に従って定まるものであり、Zは、この復帰す
る為の必要な消費電力と等しい消費電力を用いて、情報
記憶装置を通常モードで動作させた場合の動作可能な時
間を表すもので、一般には、スピンダウンコスト(動作
モード遷移コスト)と称される。又サンプリング間隔Y
は、スピンダウンコストZの1/2以下とすることが望
ましい。
【0021】又アクセスがない期間が、スピンダウンコ
ストZを超えない時、即ち、短時間の無アクセス時に、
情報記憶装置を省電力モードへ移行させると、例えば、
Standbyモードに遷移した途端にActiveモ
ードに遷移することを繰り返すことなって、消費電力の
低減を図ることができず、むしろ、消費電力が増加する
ことになる。従って、省電力モードへの移行は、アクセ
スがない期間が、スピンダウンコストZを超えた時の
み、省電力モードに移行させることが望ましいことにな
る。
【0022】図3はアクセスパターンの説明図であり、
周期Xを前述の(1)式により求めた時、(A)に示す
入出力データ量のパターンの場合、現時刻Cよりも周期
Xだけ前の時刻(C−X)と、その後の時刻(C−X+
Z)(Z=スピンダウンコスト)との間に於けるアクセ
スの有無、即ち、入出力データ量が零であるか否かを、
入出力データ量履歴記憶手段5の記憶内容を参照して判
定する。図3の(A)の場合は、スピンダウンコストZ
の期間内では入出力データ量が零ではないので、次の周
期に於けるアクセスの有無を予測することが困難と判定
し、その場合は、図12の(D)に示すような省電力モ
ードに移行しないで、通常モード、例えば、図12の
(B)に示すようなモードで情報記憶装置1に対する電
源管理制御を行う。
【0023】これに対して、図3の(B)に示す入出力
データ量のパターンの場合、現時刻Cよりも周期Xだけ
前の時刻(C−X)と、その後の時刻(C−X+Z)と
の間に於いて、入出力データ量が零となるから、次も同
一のアクセスパターンとなると予測して、図12の
(D)に示すような省電力モードに移行する。即ち、次
のリード/ライト等のアクセス終了により、Activ
eモードから極く短時間のIdleモードを経て、或い
は直接的にStandbyモードに移行させる省電力制
御を行う。
【0024】又図3の(C)は時刻C〜(C−Z)の間
の入出力データ量が零でない場合を示し、(D)は時刻
C〜(C−Z)の間の入出力データ量が零である場合を
示す。このような入出力データ量履歴を基に、同一のパ
ターンの繰り返しの周期Xを求め、その周期Xが得られ
た時に、スピンダウンコストZの期間に於ける入出力デ
ータ量の有無を判定し、入出力データ量が零の場合は、
次に同一のパターンの繰り返しになると判定して、省電
力モードに切替え、スピンダウンコストZを考慮した通
常モードから省電力モードへの切替えを行うことができ
る。
【0025】又前述の(1)式によるM(T)のみで周
期Xを決定することが困難な場合がある。その場合は、
コンピュータシステム本体2の稼働時間に対する情報記
憶装置1へのアクセスの割合を示すアクティブ率Act
を第2の指標とする。例えば、特定のアプリケーション
プログラムを実行している時に限り、そのアプリケーシ
ョンプログラムに従ったアクセスパターンが繰り返し発
生することが多い。そこで、特定のアプリケーションプ
ログラムが実行されることによる同じアクセスパターン
が繰り返し発生しているか否かを判定する為に、アクテ
ィブ率Actを求める。
【0026】即ち、現時刻Cと任意の時間Tと、サンプ
リング間隔Yと入出力データ量A2(t)と周期Xとを
用いて、 Act={ΣX/Y i=0 2 (C−T+iY)}/(X/Y) …(2) を求める。なお、(2)式のΣX/Y i=0 は、i=0から
i=X/YまでA2 (C−T+iY)を累算することを
示す。又A2 (t)は、A(t)=0の時、0とし、A
(t)>0の時、1とする。又周期Xは、(1)式の任
意の時間Tに対応し、順次変更して括弧内の累算を行う
ものである。
【0027】この(2)式によりアクティブ率Actを
求めて、特定のアプリケーションソフトウェアが実行さ
れていることによる同じアクセスパターンの繰り返しが
発生しているか否かを判定する。即ち、特定のアプリケ
ーションソフトウェアの実行により、同じアクセスパタ
ーンの繰り返しが発生する場合が多く、従って、アクテ
ィブ率Actがアプリケーションソフトウェア対応の予
め定めた判定であれば、同じアクセスパターンが繰り返
し発生すると判定することができる。この判定結果によ
り、前述の周期Xが求まり、且つスピンダウンコストZ
の期間内の入出力データ量が零の場合と同様に、電源管
理制御手段6(図1参照)は情報記憶装置1を通常モー
ドから省電力モードへ切替える。
【0028】このアクティブ率Actについて、次の3
通りの適用が可能である。 (a)特定のソフトウェアは、上限のアクティブ率より
小さいアクティブ率で動作する(Act<ActMa
x)。 (b)特定のソフトウェアは下限のアクティブ率より大
きく、上限のアクティブ率より小さいアクティブ率で動
作する(ActMin<Act<ActMax)。 (c)アクティブ率を無視し、特定のソフトウェアが実
行されているか否かを判断しない。 このような適用の選択は、アプリケーションソフトウェ
アの種別等に従って選択することができる。
【0029】図4は本発明の実施の形態の電源管理機能
の説明図であり、11は情報記憶装置としての磁気ディ
スク装置(HDD)、12はHDコントローラ、13は
ディスクドライバ、14はディスクI/O監視ドライ
バ、15はオペレーティング・システム(OS)、16
は入出力データ量履歴管理部、17はメインプログラム
を示し、入出力データ量履歴管理部16は、図1の入出
力データ量履歴管理手段4と入出力データ量履歴記憶手
段5との機能を有するものである。以下通常モードと省
電力モードとの切替えの手順について説明する。
【0030】図1のコンピュータシステム本体2に対応
するOS15からディスクドライバ13への入出力デー
タ量を、ディスクI/O監視ドライバ14により監視
し、サンプリング間隔Y毎の入出力ディスク量の履歴を
入出力データ量履歴管理部16により記録する。図1に
於いては、入出力データ量監視手段3により入出力デー
タ量を監視し、入出力データ量履歴管理手段4により入
出力データ量履歴記憶手段5にサンプリング間隔Y毎の
入出力データ量を記録する。
【0031】この場合のサンプリング間隔Yは、スピン
ダウンコストZの1/2以下とすることができる。そし
て、入出力データ量履歴を記録開始してから、現在まで
の経過時間Pが2X0 を超えない場合(X0 =周期Xの
決定を開始する時間の1/2であり、仮決定されている
周期の初期値を示す)、メインプログラム17は、サン
プリング間隔Y毎の入出力データ量履歴の内容を参照
し、時刻(C−Z)から現時刻Cまでの期間に記録され
た入出力データ量が零の場合、電源管理制御要求をOS
15に対して発行する。
【0032】OS15は、電源管理制御要求をディスク
ドライバ13に対して発行する。ディスクドライバ13
は、磁気ディスク装置11の動作モードをIdleモー
ドからStandbyモードに移行させる。このような
処理を、Pが2X0 を超えるまで、サンプリング間隔Y
毎に繰り返し行われる。
【0033】又(2)式を用いてアクティブ率Actを
求め、特定のアプリケーションソフトウェアの実行によ
る同じようなアクセスパターンの繰り返しが発生してい
るか否かを判定し、同じようなアクセスパターンが繰り
返し発生する特定のアプリケーションソフトウェアが実
行されている場合、省電力モードを継続し、そうでない
場合は、通常モードに移行する。なお、アクティブ率A
ctは一定でなく、ソフトウェアに対応した範囲の値と
なる。従って、アクティブ率Actを指標として、特定
のアプリケーションソフトウェアが実行されているか否
かを判定することができる。
【0034】又メインプログラム17により、(1)式
に従ってM(T)を求め、閾値以下のM(T)が得られ
る場合は、周期的なアクセスパターンが繰り返し発生し
ていると判定して、そのM(T)を周期Xとする。この
周期Xの決定ができない場合、及び前述の特定のアプリ
ケーションソフトウェアが実行されていないと判定した
場合は、通常モードに移行する。
【0035】又(1)式を用いてT=Xの時のM(T)
を求める。このM(T)が閾値を超えている場合は、通
常モードに移行する。又メインプログラム17は入出力
データ量履歴管理部16よる入出力データ量履歴を参照
し、時刻(C−X)から時刻(C−X+Z)の期間に記
録された入出力データ量が零の場合、電源管理制御要求
をOS15に対して発行する。OS15は、電源管理制
御要求をディスクドライバ13に対して発行し、ディス
クドライバ13は、磁気ディスク装置11の動作モード
を省電力モードに移行させる。なお、一般的にデバイス
ドライバは、ファームウェアよりコードサイズに余裕が
あるから、省電力制御アルゴリズムの実装が容易であ
り、且つ柔軟性に富むものである。又デバイスドライバ
の更新が必要となった場合、ファームウェアの更新の際
に必要とされる装置毎の異なる更新ソフトウェアを必要
としないので、OSに共通な更新ソフトウェアを用いて
更新することができる。従って、既存の情報処理装置に
対しても、省電力制御プログラムをICカード等の半導
体メモリ或いは磁気ディスクの記録媒体に格納して、イ
ンストールすることにより、効率の良い省電力制御が可
能となる。
【0036】図5は本発明の実施の形態のフローチャー
トであり、入出力データ量履歴を記録し(A1)、モー
ド1か否か判定し(A2)、モード1でない場合は、モ
ード2か否か判定し(A3)、モード2でない場合は、
モード3か否か判定する(A4)。即ち、図1に於ける
入出力データ量監視手段3によりコンピュータシステム
本体2と情報記憶装置1との間の入出力データ量を、入
出力データ量履歴管理手段4によって入出力データ量履
歴記憶手段5に記録し、電源管理制御手段6により動作
モードの判定を行う。例えば、モード1はActive
モード、モード2はIdleモード、モード3はSta
ndbyモード、モード4は本発明の実施の形態による
省電力モードを示し、それぞれの判定結果に対応したモ
ード1の処理(A5)、モード2の処理(A6)、モー
ド3の処理(A7)、モード4の処理(A8)を行い、
それぞれのモード1〜4の継続か否かを判定し(A
9)、継続しない場合は終了とし、継続する場合はステ
ップ(A1)に移行する。
【0037】図6はモード1の処理のフローチャートを
示し、入出力データ量履歴を参照して、過去3分間のア
クセスを確認する(B1)。そして、過去3分間に於け
るアクセスの有無を判定する(B2)。この場合の判定
時間の3分間は、他の任意の時間とすることができるも
のであり、3分間以下とすることもできる。又アクセス
ありの場合は、モード1のままとし(B3)、アクセス
なしの場合は、モード2に切替える(B4)。
【0038】図7はモード2の処理のフローチャートを
示し、モード2の時間が20分を超えるか否かを判定し
(C1)、超える場合は、モード3に切替え(C2)、
超えない場合は、モード2のままとする(C3)。この
場合の判定時間の20分間も、他の任意の時間とするこ
とができるものであり、20分間以下とすることも可能
である。
【0039】図8はモード3の処理のフローチャートを
示し、前述のM(T)に相当するM(X1)を計算し
(D1)、前回求めたM(X1)より、今回求めたM
(X1)が小さいか否かを判定し(D2)、大きい場合
は、前回のM(X1)と今回のM(X1)とが等しいか
否かを判定し(D3)、等しくない場合は、モード3の
ままとする(D4)。
【0040】又前回のM(X1)より今回のM(X1)
が小さい場合及び前回のM(X1)が今回のM(X1)
と等しい場合は、前回のM(X1)が閾値より小さいか
否かを判定し(D5)、閾値より小さい場合は、アクテ
ィブ率Actを計算し(D6)、アクティブ率Actが
許容範囲内か否かを判定し(D7)、許容範囲内の場合
は、前回のX1を周期Xとし(D8)、モード4に切替
える(D9)。即ち、モード1,2,3から、省電力モ
ードに切替える。
【0041】この場合、周期X及びアクティブ率Act
が許容範囲内であることにより、情報記憶装置に対する
アクセスが同じパターンの繰り返しとなると予測して、
Idleモードの短縮又は省略による省電力モードに移
行する場合を示すが、後述のスピンダウンコストZを考
慮して、省電力モードに移行するように制御することも
できる。又前回のM(X1)が閾値より小さくない場合
及びアクティブ率Actが許容範囲内でない場合は、入
出力データ量の変化のパターンに周期性がなく、次のア
クセスが予測できないので、モード1に切替える(D1
0)。
【0042】図9はモード4の処理のフローチャートを
示し、コンピュータシステム本体2と情報記憶装置1と
の間の入出力データ量の履歴を入出力データ量履歴記憶
手段5に保持するステップと、その入出力データ量履歴
を基に、前述の(1)式に従ってM(T)を計算するス
テップ(E1)と、又前述の(2)式に従ってアクティ
ブ率Actを求めるステップ(E2)とを含む場合を示
す。
【0043】そして、M(T)が閾値より小さいか否か
を判定し(E3)、小さい場合は、前述のように周期X
が求まることになり、更に、アクティブ率Actが許容
範囲内か否かを判定し(E4)、許容範囲内の場合は、
入出力データ量の変化のパターンが周期Xで繰り返し発
生することが予測されるから、モード4のまま、即ち、
省電力モードのままとし(E5)、現時刻Cと周期Xと
スピンダウンコストZとによる時刻(C−X)から時刻
(C−X+Z)の間の入力データ量の履歴を確認し(E
6)、時刻(C−X)から時刻(C−X+Z)の間にア
クセスがあるか否か、即ち、入出力データ量の有無を判
定し(E7)、アクセスがなければモード4のまま継続
することになる。又アクセスがある場合は、通常モード
に切替える(E8)。又(1)式によるM(T)が閾値
より小さくない場合、又はアクティブ率Actが許容範
囲内でない場合は、モード1に切替える(E9)。
【0044】本発明は、前述の各実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々付加変更することが可能であ
り、情報記憶装置1は、磁気ディスク装置のみでなく、
モータ等の駆動部を有する各種の記憶装置とすることが
可能である。又通常モードは、例えば、図12の(B)
に示すような電源管理制御を行うモードも含むものであ
り、又省電力制御プログラムを格納した記録媒体は、フ
ロッピィディスク,磁気ディスク,光磁気ディスク,光
ディスク,半導体メモリ等の各種の形態の記録媒体を適
用することができる。
【0045】(付記1)情報記憶装置を備えた情報処理
装置に於いて、前記情報記憶装置に対する入出力データ
量の履歴を保持する入出力データ量履歴記憶手段と、該
入出力データ量履歴記憶手段に保持された入出力データ
量の履歴を参照して該入出力データ量の変化が一定のパ
ターンの繰り返しとなる周期Xを求め、該周期Xと現時
刻CとスピンダウンコストZとによる時刻(C−X)か
ら時刻(C−X+Z)までの期間に入出力データ量が零
であるか否かを判定し、零となる場合に前記情報記憶装
置の現在のモードから省電力モードに切替える電源管理
制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。 (付記2)前記電源管理制御手段は、コンピュータシス
テム本体の稼働時間に対する前記情報記憶装置へのアク
セスの割合を示すアクティブ率を求め、該アクティブ率
がアプリケーションソフトウェア対応に定まる所定範囲
内か否かを判定し、所定範囲内の時に、前記入出力デー
タ量の変化が一定のパターンの繰り返しとなると判定し
て、前記情報記憶装置の現在のモードから省電力モード
に切替える構成を有することを特徴とする付記1記載の
情報処理装置。 (付記3)前記入出力データ量は、該入出力データ量の
変化が一定のパターンの繰り返しとなる周期Xの2倍以
上保持することを特徴とする付記1記載の情報処理装
置。 (付記4)前記入出力データ量を、スピンダウンコスト
の1/2以下のサンプリング間隔によって前記入出力デ
ータ量履歴記憶手段に格納することを特徴とする付記1
〜3の何れかの情報処理装置。
【0046】(付記5)コンピュータシステム本体と情
報記憶装置との間の入出力データ量の履歴を入出力デー
タ量履歴記憶手段に保持し、前記情報記憶装置に対する
電源管理制御手段は、前記入出力データ量履歴記憶手段
に保持された入出力データ量履歴を基に、前記入出力デ
ータ量の変化が一定のパターンの繰り返しとなる周期X
を求め、該周期Xと現時刻CとスピンダウンコストZと
による時刻(C−X)から時刻(C−X+Z)までの期
間に前記入出力データ量が零であるか否かを前記入出力
データ量履歴記憶手段を参照して判定し、前記入出力デ
ータ量が零となる場合は、前記情報記憶装置の現在のモ
ードから省電力モードに切替える過程を含むことを特徴
とする省電力制御方法。 (付記6)コンピュータシステム本体の稼働時間に対す
る前記情報記憶装置へのアクセスの割合を示すアクティ
ブ率を求め、該アクティブ率がアプリケーションソフト
ウェア対応に定まる所定範囲内か否かを判定し、所定範
囲内の時に、前記入出力データ量の変化が一定のパター
ンの繰り返しとなると判定して、前記情報記憶装置の現
在のモードから省電力モードに切替える過程を含むこと
を特徴とする付記5記載の省電力制御方法。 (付記7)前記入出力データ量を前記入出力データ量履
歴記録手段に格納するサンプリング間隔Yを、スピンダ
ウンコストZの1/2以下に設定したことを特徴とする
付記5又は6記載の省電力制御方法。
【0047】(付記8)コンピュータシステム本体と情
報記憶装置との間の入出力データ量の履歴を入出力デー
タ量履歴記憶手段に保持するステップと、前記情報記憶
装置に対する電源管理制御手段により、前記入出力デー
タ量履歴記憶手段に保持された入出力データ量履歴を基
に、前記入出力データ量の変化が一定のパターンの繰り
返しとなる周期Xを求めるステップと、該周期Xと現時
刻CとスピンダウンコストZとによる時刻(C−X)か
ら時刻(C−X+Z)までの期間に前記入出力データ量
が零であるか否かを前記入出力データ量履歴記憶手段を
参照して判定するステップと、前記入出力データ量が零
となる場合に、前記情報記憶装置の現在のモードから省
電力モードに切替えるステップとを含むことを特徴とす
る省電力制御プログラムを格納した記録媒体。 (付記9)コンピュータシステム本体の稼働時間に対す
る前記情報記憶装置へのアクセスの割合を示すアクティ
ブ率を求めるステップと、該アクティブ率がアプリケー
ションソフトウェア対応に定まる所定範囲内か否かを判
定するステップと、アクティブ率が所定範囲内の時に、
前記入出力データ量の変化が一定のパターンの繰り返し
となると判定して、前記情報記憶装置の現在のモードか
ら省電力モードに切替えるステップとを含むことを特徴
とする付記8記載の省電力制御プログラムを格納した記
録媒体。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、情報記
憶装置1に対する入出力データ量の履歴を基に、入出力
データ量の変化の同じパターンが繰り返される周期Xを
求め、更に、この周期Xと現時刻Cとスピンダウンコス
トZとによる時刻(C−X)から時刻(C−X+Z)ま
での間に、入出力データ量が零となる場合に、次の入出
力データ量の変化パターンが繰り返し継続されると予測
して、図12の(D)に示すような省電力モードに切替
えるもので、安定に消費電力を低減することができる利
点がある。
【0049】又一般的にデバイスドライバは、磁気ディ
スク装置HDD等の情報記憶装置のファームウェアに比
較してコードサイズに余裕があるから、電源管理制御機
能の実現形態として、デバイスドライバ13に主要な機
能を持たせ、磁気ディスク装置(HDD)等の情報記憶
装置のファームウェアに、低レベルの電源管理制御を行
わせることが可能であるから、より厳密な省電力制御機
能を実装することが容易となる。
【0050】又コンピュータシステム本体1(図1参
照)の稼働時間に対する磁気ディスク装置等の情報記憶
装置1へのアクセスの割合を示すアクティブ率Actを
求め、このアクティブ率Actがアプリケーションソフ
トウェア対応に定まる所定範囲内か否かを判定すること
により、同じようなアクセスパターンが繰り返されるこ
とを識別し、その場合には、省電力モードに移行して、
消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】周期Xの算出説明図である。
【図3】アクセスパターンの説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の電源管理機能の説明図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図6】モード1の処理のフローチャートである。
【図7】モード2の処理のフローチャートである。
【図8】モード3の処理のフローチャートである。
【図9】モード4の処理のフローチャートである。
【図10】従来例の説明図である。
【図11】情報記憶装置の動作モード説明図である。
【図12】周期的アクセスと省電力制御との説明図であ
る。
【符号の説明】
1 情報記憶装置 2 コンピュータシステム本体 3 入出力データ量監視手段 4 入出力データ量履歴管理手段 5 入出力データ量履歴記憶手段 6 電源管理制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−87383(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/26 - 1/32 G11B 19/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶装置を備えた情報処理装置に於
    いて、 前記情報記憶装置に対する入出力データ量の履歴を保持
    する入出力データ量履歴記憶手段と、 該入出力データ量履歴記憶手段に保持された入出力デー
    タ量の履歴を参照して該入出力データ量の変化が一定の
    パターンの繰り返しとなる周期Xを求め、該周期Xと現
    時刻CとスピンダウンコストZとによる時刻(C−X)
    から時刻(C−X+Z)までの期間に入出力データ量が
    零であるか否かを判定し、零となる場合に前記情報記憶
    装置の現在のモードから省電力モードに切替える電源管
    理制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記電源管理制御手段は、コンピュータ
    システム本体の稼働時間に対する前記情報記憶装置への
    アクセスの割合を示すアクティブ率を求め、該アクティ
    ブ率がアプリケーションソフトウェア対応に定まる所定
    範囲内か否かを判定し、所定範囲内の時に、前記入出力
    データ量の変化が一定のパターンの繰り返しとなると判
    定して、前記情報記憶装置の現在のモードから省電力モ
    ードに切替える構成を有することを特徴とする請求項1
    記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータシステム本体と情報記憶装
    置との間の入出力データ量の履歴を入出力データ量履歴
    記憶手段に保持し、 前記情報記憶装置に対する電源管理制御手段は、前記入
    出力データ量履歴記憶手段に保持された入出力データ量
    履歴を基に、前記入出力データ量の変化が一定のパター
    ンの繰り返しとなる周期Xを求め、 該周期Xと現時刻CとスピンダウンコストZとによる時
    刻(C−X)から時刻(C−X+Z)までの期間に前記
    入出力データ量が零であるか否かを前記入出力データ量
    履歴記憶手段を参照して判定し、 前記入出力データ量が零となる場合は、前記情報記憶装
    置の現在のモードから省電力モードに切替える過程を含
    むことを特徴とする省電力制御方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータシステム本体の稼働時間に
    対する前記情報記憶装置へのアクセスの割合を示すアク
    ティブ率を求め、該アクティブ率がアプリケーションソ
    フトウェア対応に定まる所定範囲内か否かを判定し、所
    定範囲内の時に、前記入出力データ量の変化が一定のパ
    ターンの繰り返しとなると判定して、前記情報記憶装置
    の現在のモードから省電力モードに切替える過程を含む
    ことを特徴とする請求項3記載の省電力制御方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータシステム本体と情報記憶装
    置との間の入出力データ量の履歴を入出力データ量履歴
    記憶手段に保持するステップと、 前記情報記憶装置に対する電源管理制御手段により、前
    記入出力データ量履歴記憶手段に保持された入出力デー
    タ量履歴を基に、前記入出力データ量の変化が一定のパ
    ターンの繰り返しとなる周期Xを求めるステップと、 該周期Xと現時刻CとスピンダウンコストZとによる時
    刻(C−X)から時刻(C−X+Z)までの期間に前記
    入出力データ量が零であるか否かを前記入出力データ量
    履歴記憶手段を参照して判定するステップと、 前記入出力データ量が零となる場合に、前記情報記憶装
    置の現在のモードから省電力モードに切替えるステップ
    とを含むことを特徴とする省電力制御プログラムを格納
    した記録媒体。
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