JP3367247B2 - fθレンズ系 - Google Patents

fθレンズ系

Info

Publication number
JP3367247B2
JP3367247B2 JP657695A JP657695A JP3367247B2 JP 3367247 B2 JP3367247 B2 JP 3367247B2 JP 657695 A JP657695 A JP 657695A JP 657695 A JP657695 A JP 657695A JP 3367247 B2 JP3367247 B2 JP 3367247B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
chromatic aberration
field curvature
lens system
configuration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP657695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08194157A (ja
Inventor
順一 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP657695A priority Critical patent/JP3367247B2/ja
Publication of JPH08194157A publication Critical patent/JPH08194157A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3367247B2 publication Critical patent/JP3367247B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、fθレンズ系に係り、
特に、レーザプリンタやデジタル複写機等の光走査装置
に用いられるfθレンズ系に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のレーザプリンタやデジタル複写機
に適用される光走査装置について図19を参照して説明
する。 【0003】図19に示すように、この種の光走査装置
は、画像信号に応じて変調されたレーザビームを放出す
る半導体レーザ22と、図示しない防塵構造の筐体内に
格納されレーザビームを感光する円筒形の感光ドラム4
0と、を有している。半導体レーザ22から放出された
レーザビームは、コリメータレンズ24で略平行化さ
れ、スリット26により感光ドラム40の円筒外周上に
集束状態が規定される。このスリット26を通過したレ
ーザビームは、シリンドリカルレンズ28により、反射
ミラー30を介して、回転多面鏡32の側面近傍に線状
に結像する。この回転多面鏡32は高速回転する図示し
ないモータの動力で回転され、結像した線状のレーザビ
ームを反射し偏向走査する。 【0004】また、この光走査装置は、回転多面鏡32
で偏向走査されたレーザビームの走査速度を補正し感光
ドラム40の円筒外周上の所定面(以下、被走査面とい
う)H上に結像させるためのfθレンズ系20を有しい
る。このfθレンズ系20を通過したレーザビームは、
反射ミラー34、一面が円筒状で回転多面鏡32の面倒
れによる、レーザビームの走査方向(以下、主走査方向
という。)に垂直な方向(以下、副走査方向という。)
に対する振れを補正する円筒反射鏡36及び感光ドラム
40を囲む防塵用の筐体に装着されたウインドウ38を
介して被走査面H上に結像する。なお、反射ミラー34
前の走査開始側端の記録に用いられない領域には、レー
ザビームを所定方向に反射するビーム位置検出用反射ミ
ラー42が配置され、ビーム位置検出用反射ミラー42
の対向する位置に配置されたビーム位置検出センサ44
により光電変換されて画像信号に対する同期信号として
用いられる。 【0005】上記半導体レーザ22から放出されるレー
ザビームの単色性(時間的コヒーレンス)は極めて優れ
ているので、fθレンズ系は特定の波長において像高
(Y)=fθレンズ系の焦点距離(f)×走査画角
(θ)を満足すればよく、色収差についての補正を考慮
する必要はなかった。 【0006】しかしながら、従来のfθレンズ系では、
温度変化(例えば、気温の変化や回転多面鏡を回転する
ことによる発熱)等によって生ずる、半導体レーザ22
から放出されるレーザビームの波長変化に対する色収差
を補正することができなかった。 【0007】また、走査の高速化を図るためには、単一
のレーザビームでは限界を生ずる。この問題を解決する
ために、複数のレーザビームで被走査面上を同時に走査
する技術が開示されている(特開昭51−100742
号、特開昭60−166916号公報参照)が、これら
の技術では、複数のレーザビームに波長差があると、各
レーザビーム毎に焦点距離(f)すなわち像高(Y)が
変わってしまう。このため、図20に示すように、被走
査面上でのレーザビーム照射点が主走査方向にずれてし
まうので、従来の単一のレーザビームで走査するものよ
りも画質が悪化する、という問題があった。 【0008】これらの問題を解決するため、色収差を補
正したfθレンズ(以下、色消しfθレンズという。)
が提案されている(特開昭56−123509号公報、
特開昭59−7918号公報、特開昭59−17081
0号公報、特開昭62−254110号公報、特開昭6
2−262812号公報、特開昭62−299927号
公報、特開昭63−249119号公報、特開平2−1
6520号公報、特開平3−65917号公報、特開平
3−84509号公報、特開平3−177808号公
報、特開平4−90505号公報、特開平4−1744
13号公報、特開平4−340519号公報参照)。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案されたfθレンズ系のほとんどの最大走査画角は±3
0°以下であった。走査画角が小さいと同じプリント幅
を得るためにはfθレンズ系の焦点距離fを長くしなけ
ればならないので、光走査装置が大型化する、という問
題点がある。この問題点を解決するために走査画角を±
45°としたfθレンズ系が開示されているが(特開平
3−84509号公報参照)、fθ特性は2%程度であ
り上記提案された従来技術のfθ特性0.1〜1%より
劣っている。 【0010】また、従来のほとんどの色消しfθレンズ
の色収差補正能力は、レーザビームの波長変化1nmに
対して被走査面に入射する位置のずれが2〜4μm程度
である。このため、レーザビームの波長差が5nmとす
ると、0.1mm〜0.2mmの位置ずれを生じ、高解
像度の光走査装置にとっては無視できない位置ずれを生
じ画質の劣化を招く、という問題点がある。 【0011】更に、fθレンズ系を構成するレンズ枚数
が多く、高屈折率や高分散のガラスを使用したレンズを
必要とするので、光走査装置のコストが高くなる、とい
う問題点があった。 【0012】また、近年デジタル複写機等に望まれる画
質は従来より高まってきているので、被走査面上のビー
ム径を小さくするために像面湾曲について性能の良いf
θレンズ系が望まれている。例えば中間調を用いたフル
カラーデジタル複写機では、被走査面上のレーザビーム
の最も細くなる位置(以下、ビームウエストという。)
でのビーム径は40μm程度の非常に小さいものが要求
されている。通常、プリント幅全体で要求されるビーム
径のバラツキは20%以下である。ビーム径が40μm
のときに、ビームウエストから1mm離れるとビーム径
は48μmと20%大きくなる。従って、ビーム径40
μmを保証するためには像面湾曲は±1mm以下である
必要がある。ビーム径が50μmのときに、ビーム径の
一様性20%を保証するためには像面湾曲は少なくとも
±1.5mm(3mmP-P )以下である必要がある。な
お、副走査方向での像面湾曲は上述した円筒反射鏡36
により補正することができるので、fθレンズ系で補正
すべき像面湾曲は主に主走査方向のものである(以下、
像面湾曲は主走査方向についてのみ示す。)。 【0013】本発明は、上記事実に鑑み、少ないレンズ
枚数で高屈折率や高分散のガラスを必要とすることな
く、走査画角が大きく、像面湾曲が±1.5mm以下、
fθ特性が0.2%(±150mmのプリント幅で0.
3mmのずれ)以下、色収差補正能力が1μm/nm以
下の性能を満足するfθレンズ系を得ることを目的とす
る。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光入射側から順に、正のパワーを有する
第1レンズ、負のパワーを有する第2レンズ、平凸で正
のパワーを有するの第3レンズの3枚のレンズからな
り、前記第1レンズと前記第2レンズとは貼り合わさ
れ、更に、以下の関係を満足するfθレンズ系である。 【0015】 (1) −4.7≦f(L1 +L2 )/f(L3 )≦−2.3 (2) r3 /r1 ≦0 又は r3 /r1 ≧7 (3) ( ν1 +ν3 )/2−ν2 >7 ただし、 νi :第iレンズのアッベ数 ri :光入射側から順に第i番目の面の曲率半径 f(L3 ):3番目のレンズの焦点距離 f(L1 +L2 ):第1レンズと第2レンズとの合成焦
点距離 【0016】 【作用】本発明のfθレンズ系で式(1)は像面湾曲を
±1.5mm以下にするためのレンズのパワーの条件で
ある。この上限値を越え又は下限値未満となると像面湾
曲が悪化する。 【0017】式(2)はfθ特性を±150mmのプリ
ント幅で±0.3mm以下にするためのレンズの曲率半
径の条件である。この上限値を越え又は下限値以下とな
るとfθ特性が悪化する。 【0018】式(3)は色収差補正能力を1μm/nm
以下とするためのレンズのアッベ数の条件である。この
下限値以下となると、走査開始側付近及び走査終了側付
近の双方で色収差が1μm/nmを越えてしまい、色収
差補正能力が悪化する。 【0019】 【実施例】以下、本発明に係るfθレンズ系を適用した
光走査装置の実施例について、図面を参照して説明す
る。 【0020】まず、第1実施例の構成について説明す
る。図18に示すように、本光走査装置のfθレンズ系
10は、光入射順に、正のパワーを有する第1レンズ1
2、負のパワーを有する第2レンズ14及び平凸で正の
パワーを有する第3レンズ16の3枚のレンズで構成さ
れている。これら3枚のレンズには、以下に示すよう
に、高屈折率・高分散ガラスは使用されていない。ま
た、回転多面鏡32は正六角形であり、向かい合った面
の距離は46mmである。この回転多面鏡32に入射す
るレーザビームとfθレンズ系10の光軸とがなす角度
は72°である。 【0021】波長785nmにおけるfθレンズ系10
の焦点距離fは183.2mmであり、回転多面鏡32
が反射するレーザビームとfθレンズ系10の光軸とが
なす最大走査画角は±46.4°である。 【0022】ri を光入射順のfθレンズ系10の第i
面の曲率半径とし、di を第i面と第(i+1)面との
距離とする。また、d0 を回転多面鏡の側面18Aと第
1面との距離とし、d5 をfθレンズ系の第5面から被
走査面40Aまでの距離とすると、第1実施例のfθレ
ンズ系10は次の通りである。 【0023】 d0 22.2 r1 -232.5 d1 33.5 n d1 1.670129 νd1 52.1339 r2 -29.4 d2 3.0 n d2 1.679960 νd2 31.4322 r3 20676.9 d3 4.6 r4 ∞ d4 24.0 nd3 1.748931 νd3 34.9225 r5 -96.4 d5 204.2 f(L1 +L2)/ f(L3) = -2.5 r3/r1 = -88.9 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 12.1 なお、本実施例の光走査装置の構成は、fθレンズ系1
0及び複数のレーザビームを放出する半導体レーザ23
を除き、図19に示した従来技術と同じである。 【0024】次に、第1実施例の作用を説明する。半導
体レーザ23から放出された複数のレーザビームは、コ
リメータレンズ24、スリット26、シリンドリカルレ
ンズ28、反射ミラー30を介して回転多面鏡32で偏
向走査される。偏向走査された複数のレーザビームはf
θレンズ系10、反射ミラー34、円筒反射鏡36及び
ウインドウ38を介して被走査面上で結像する。 【0025】この第1実施例の像面湾曲を図1(A)に
示す。図1(A)は横軸に理想的被走査面(いわゆるペ
ッツバール面、単位mm)をとり、縦軸にペッツバール
面からの収差(単位mm)をとったものである。第1実
施例のfθ特性を図1(B)に示す。図1(B)は、横
軸に主走査方向(単位mm)をとり、縦軸に焦点距離f
×走査角度θで表される理想的像高と第1実施例のfθ
レンズ系10の実際の像高との差(単位mm)をとった
ものである。なお、像面湾曲、fθ特性は波長785n
mに対するものである。第1実施例の色収差を図1
(C)に示す。図1(C)は、主走査方向を横軸(単位
mm)にとり、波長785nmと795nmとのfθ特
性の差を縦軸(単位μm)にとったものである。なお、
上記図1(A)〜(C)の横軸では、fθレンズ系10
の光軸を原点0とし、走査開始側から光軸までを−にと
っている(以下、第2〜第17実施例において像面湾
曲、fθ特性及び色収差を示す各図は、この第1実施例
の場合と同じである)。 【0026】第1実施例のfθレンズ系の像面湾曲は
1.3mmP-P (図1(A)参照)、fθ特性は±0.
2mm(図1(B)参照)、色収差補正は8μm/10
nm(図1(B)参照)と良好である。 【0027】次に、第2実施例を示す。なお、第2実施
例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と同じ
である。 【0028】 d0 24.5 r1 -239.5 d1 33.2 nd1 1.647984 νd1 55.2993 r2 -31.9 d2 3.0 nd2 1.667882 νd2 32.2469 r3 2768.2 d3 5.1 r4 ∞ d4 28.6 nd3 1.744986 νd3 42.3191 r5 -93.6 d5 206.7 f(L1 +L2)/ f(L3) = -2.3 r3/r1 = -11.6 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 16.6 この第2実施例の像面湾曲は1.8mmp-p と要求性能
を満たしている(図2(A)参照)。一方、fθ特性は
±0.2mm、色収差補正は8μm/10nmと要求性
能を満たしている(図2(B)、(C)参照)。 【0029】次に、第3実施例を示す。なお、第3実施
例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と同じ
である。 【0030】 d0 27.8 r1 -481.2 d1 31.2 nd1 1.613760 νd1 60.6238 r2 -37.5 d2 3.0 nd2 1.688607 νd2 30.8904 r3 1143.9 d3 4.9 r4 ∞ d4 34.6 nd3 1.744000 νd3 44.7000 r5 -89.6 d5 204.5 f(L1 +L2)/ f(L3) = -2.2 r3/r1 = -2.38 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 21.8 この第3実施例の像面湾曲は7mmp-p と要求性能であ
る3mmp-p を達成することができない(図3(A)参
照)。一方、fθ特性は±0.2mm、色収差補正は8
μm/10nmと要求性能を満たしている(図3
(B)、(C)参照)。 【0031】次に、第4実施例を示す。なお、第4実施
例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と同じ
である。 【0032】 d0 22.7 r1 -1165.1 d1 27.2 nd1 1.655825 νd1 54.1106 r2 -31.9 d2 2.1 nd2 1.663517 νd2 32.5594 r3 801.8 d3 13.1 r4 ∞ d4 23.7 nd3 1.744165 νd3 44.2829 r5 -111.0 d5 191.0 f(L1 +L2)/ f(L3) = -4.5 r3/r1 = -0.69 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 16.6 この第4実施例の像面湾曲は2.9mmp-p 、fθ特性
は±0.18mm、色収差補正は7.8μm/10nm
と要求性能を満たしている(図4参照)。 【0033】次に、第5実施例を示す。なお、第5実施
例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と同じ
である。 【0034】 d0 22.3 r1 -1582.5 d1 26.5 nd1 1.656981 νd1 53.9421 r2 -31.6 d2 2.8 nd2 1.664006 νd2 32.5239 r3 718.8 d3 14.0 r4 ∞ d4 23.8 nd3 1.744000 νd3 44.7000 r5 -111.9 d5 190.4 f(L1 +L2)/ f(L3) = -4.7 r3/r1 = -0.45 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 16.8 この第5実施例の像面湾曲は±3.0mmと要求性能ぎ
りぎりである(図5(A)参照)。一方、fθ特性は±
0.17mm、色収差補正は8.0μm/10nmと要
求性能を満たしている(図5(B)、(C)参照)。 【0035】次に、第6実施例を示す。なお、第6実施
例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と同じ
である。 【0036】 d0 21.8 r1 -2783.4 d1 26.9 nd1 1.655773 νd1 54.1182 r2 -31.1 d2 2.0 nd2 1.662037 νd2 32.6677 r3 642.2 d3 15.1 r4 ∞ d4 23.9 nd3 1.744000 νd3 44.7000 r5 -113.0 d5 189.5 f(L1 +L2)/ f(L3) = -5.0 r3/r1 = -0.23 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 16.7 この第6実施例の像面湾曲は3.2mmp-p 以上であり
要求性能を達成することはできない(図6(A)参
照)。一方、fθ特性は±0.18mm、色収差補正は
8μm/10nmと要求性能を満たしている(図5
(B)、(C)参照)。 【0037】次に、第7実施例を示す。なお、第7実施
例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と同じ
である。 【0038】 d0 20.0 r1 -2256.9 d1 20.6 nd1 1.723502 νd1 45.5647 r2 -31.8 d2 2.0 nd2 1.748591 νd2 29.8450 r3 677.1 d3 14.6 r4 ∞ d4 24.9 nd3 1.672143 νd3 51.8735 r5 -94.1 d5 193.7 f(L1 +L2)/ f(L3) = -3.48 r3/r1 = -0.3 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 18.9 この第7実施例の像面湾曲は1.8mmp-p 、fθ特性
は±0.25mm、色収差補正は7.3μm/10nm
と良好である(図7参照)。 【0039】次に、第8実施例を示す。なお、第8実施
例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と同じ
である。 【0040】 d0 20.0 r1 ∞ d1 20.6 nd1 1.730871 νd1 40.1809 r2 -31.8 d2 2.0 nd2 1.755000 νd2 27.6000 r3 558.4 d3 16.3 r4 ∞ d4 25.8 nd3 1.675338 νd3 51.4689 r5 -95.8 d5 193.3 f(L1 +L2)/ f(L3) = -3.64 r3/r1 = 0 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 18.2 この第8実施例のfθ特性は±0.3mmと要求性能ぎ
りぎりである(図8(B)参照)。一方、像面湾曲1.
8mmp-p 、色収差補正は7.3μm/10nmと良好
である(図8(A)、(C)参照)。 【0041】次に、第9実施例を示す。なお、第9実施
例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と同じ
である。 【0042】 d0 20.0 r1 1427.0 d1 20.2 nd1 1.708004 νd1 47.4641 r2 -32.5 d2 2.0 nd2 1.732630 νd2 28.7284 r3 428.1 d3 19.0 r4 ∞ d4 27.2 nd3 1.691805 νd3 49.5342 r5 -100.1 d5 192.7 f(L1 +L2)/ f(L3) = -3.92 r3/r1 = 0.3 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 19.8 この第9実施例のfθ特性は±0.4mmであり要求性
能を満たしていない(図9(B)参照)。一方、像面湾
曲は2.0mm、色収差補正は7.5μm/10nmと
良好である(図9(A)、(C)参照)。 【0043】次に、第10実施例を示す。なお、第10
実施例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と
同じである。 【0044】 d0 20.5 r1 -230.5 d1 31.2 nd1 1.727983 νd1 45.2882 r2 -27.4 d2 3.0 nd2 1.736058 νd2 31.5172 r3 -2304.7 d3 3.8 r4 ∞ d4 20.2 nd3 1.747156 νd3 37.8934 r5 -96.8 d5 201.7 f(L1 +L2)/ f(L3) = -2.59 r3/r1 = 10.0 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 10.1 この第10実施例の像面湾曲は2mmp-p 以下、fθ特
性は±0.2mm以下、色収差補正は5.7μm/10
nmと良好である(図10参照)。 【0045】次に、第11実施例を示す。なお、第11
実施例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と
同じである。 【0046】 d0 20.0 r1 -222.5 d1 26.1 nd1 1.737265 νd1 45.2345 r2 -26.7 d2 3.0 nd2 1.750216 νd2 32.2644 r3 -1557.8 d3 4.5 r4 ∞ d4 19.5 nd3 1.718872 νd3 46.8168 r5 -91.0 d5 200.9 f(L1 +L2)/ f(L3) = -2.5 r3/r1 = 7.0 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 13.8 この第11実施例のfθ特性は±0.3mmと要求性能
ぎりぎりである(図11(B)参照)。一方、像面湾曲
は1.7mmp-p 、色収差補正は3.4μm/10nm
と良好である(図11(A)、(C)参照)。 【0047】次に、第12実施例を示す。なお、第12
実施例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と
同じである。 【0048】 d0 20.0 r1 -218.7 d1 25.3 nd1 1.738166 νd1 34.8257 r2 -26.7 d2 3.0 nd2 1.754358 νd2 28.2216 r3 -1093.6 d3 3.3 r4 ∞ d4 20.0 nd3 1.652561 νd3 54.5957 r5 -82.6 d5 200.0 f(L1 +L2)/ f(L3) = -2.51 r3/r1 = 5 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 16.5 この第12実施例のfθ特性は±0.5mmと要求性能
から大幅に外れている(図12(B)参照)。一方、像
面湾曲は1.8mmp-p 、色収差補正は2.9μm/1
0nmと良好である(図12(A)、(C)参照)。 【0049】次に、第13実施例を示す。なお、第13
実施例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と
同じである。 【0050】 d0 20.4 r1 -321.1 d1 29.9 nd1 1.745251 νd1 41.7225 r2 -26.9 d2 3.0 nd2 1.752228 νd2 27.7128 r3 8629.4 d3 7.1 r4 ∞ d4 20.2 nd3 1.754699 νd3 27.8875 r5 -101.6 d5 198.4 f(L1 +L2)/ f(L3) = -3.0 r3/r1 = -26.9 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 7.1 この第13実施例の像面湾曲は1.5mmp-p 以下、f
θ特性は±0.2mm以下、色収差補正は8.6μm/
10nmと良好である(図13参照)。 【0051】次に、第14実施例を示す。なお、第14
実施例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と
同じである。 【0052】 d0 20.0 r1 -306.2 d1 31.4 nd1 1.746144 νd1 39.8325 r2 -26.5 d2 2.0 nd2 1.752145 νd2 27.7162 r3 12768.9 d3 6.9 r4 ∞ d4 20.1 nd3 1.755000 νd3 27.6000 r5 -101.0 d5 199.0 f(L1 +L2)/ f(L3) = -2.9 r3/r1 = -41.7 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 6.0 この第14実施例の色収差補正は10.6μm/10n
mと要求性能から若干外れている(図14(C)参
照)。一方、像面湾曲は1.5mmp-p 以下、fθ特性
は±0.2mmと良好である(図14(A)、(B)参
照)。 【0053】次に、第15実施例を示す。なお、第15
実施例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構成と
同じである。 【0054】 d0 20.0 r1 -314.6 d1 33.5 nd1 1.747190 νd1 37.8316 r2 -26.5 d2 2.0 nd2 1.752155 νd2 27.7158 r3 8524.8 d3 6.5 r4 ∞ d4 20.2 nd3 1.755000 νd3 27.6000 r5 -101.7 d5 198.9 f(L1 +L2)/ f(L3) = -3.0 r3/r1 = -27.1 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 5.0 この第15実施例の色収差補正は13.4μm/10n
mと要求性能から大幅に外れている(図15(C)参
照)。一方、像面湾曲は1.5mmp-p 以下、fθ特性
は±0.2mmと良好である(図15(A)、(B)参
照)。 【0055】上記第1実施例〜第15実施例により、像
面湾曲±1.5mm以下を満足するf(L1+L2)/ f(L3)の
範囲、fθ特性0.3mm以下を満足するr3/r1 の範囲
及び色収差1μm/nmを満足する (νd1+νd3)/2-ν
d2の範囲が以下のようにして決定される。 【0056】像面湾曲±1.5mm以下を満足するため
には、第1実施例1〜第3実施例から明らかなように、
f(L1+L2)/ f(L3)の上限値は−2.3以下でなければな
らない。また、第4実施例4〜第6実施例から明らかな
ように、f(L1+L2)/ f(L3)の下限値は−4.7以上でな
ければならない。従って、像面湾曲±1.5mm以内を
満足する範囲は次式(1)で与えられ、この範囲外にな
ると像面湾曲が悪化する。 【0057】 −4.7≦f(L1+L2)/ f(L3)≦−2.3・・・・・(1) また、fθ特性±0.3mm以下を満足するためには、
第7実施例〜第12実施例から明らかなように、r3/r
1 は次式(2)の範囲になければならず、この範囲外に
なると、fθ特性が悪化する。 【0058】 r3/r1 ≦0 または r3/r1 ≧7・・・・・・(2) 更に、色収差1μm/nmを満足するためには、第13
実施例〜第15実施例から明らかなように、次式(3)
の範囲外になると、色収差補正能力を満足することがで
きない。 【0059】 (νd1+νd3)/2 - νd2>7・・・・・・・・・・(3) このように上記式(1)〜(3)の範囲内にあるfθレ
ンズ系によれば、走査画角が大きく、かつ、所定の性能
を有する光走査装置を得ることができる。これにより、
光走査装置の小型化を図ることができる。 【0060】また、上記実施例のfθレンズ系を構成す
るレンズ枚数は3枚であり、高屈折率・高分散のガラス
は使用していないので、光走査装置のコストの低減を図
ることができる。 【0061】更に、この発明においては第4面が平面で
あるだけでなく、第1面も平面にすることができるの
で、レンズの加工が容易になるという長所がある。な
お、第1面が平面である例は実施例8で既に示した。次
に、第16実施例に第3面が平面の例を示す。なお、第
16実施例の構成は、以下の点を除き、第1実施例の構
成と同じである。 【0062】 d0 22.0 r1 -306.4 d1 29.0 nd1 1.740210 νd1 44.9980 r2 -29.8 d2 3.0 nd2 1.752603 νd2 27.6974 r3 ∞ d3 6.1 r4 ∞ d4 21.7 nd3 1.752701 νd3 29.9688 r5 -99.7 d5 199.1 f(L1 +L2)/ f(L3) = -2.9 r3/r1 = -∞ ( νd1+νd3)/2-νd2 = 9.8 この第16実施例の像面湾曲は1.0mmp-p 、fθ特
性は0.2mm、色収差補正は8.0μm/10nmと
良好である(図16参照)。 【0063】次に、第17実施例に色収差補正の最適実
施例を示す。なお、第17実施例の構成は、以下の点を
除き、第1実施例の構成と同じである。 【0064】 d0 23.2 r1 -320.8 d1 27.6 nd1 1.740685 νd1 38.1617 r2 -30.3 d2 3.0 nd2 1.753360 νd2 27.6665 r3 177388.4 d3 6.5 r4 ∞ d4 21.6 nd3 1.744234 νd3 44.1111 r5 -99.4 d5 198.4 f(L1 +L2)/ f(L3) = -2.9 r3/r1 = -553.0 ( νd1+νd3)/2-νd2 = 13.5 この第17実施例の像面湾曲は1.0mmp-p 、fθ特
性は±0.2mmと良好であり、特に、色収差補正は2
μm/10nmと非常に良い性能を示している(図17
参照)。この第17実施例のfθレンズ系はビームウエ
ストのビーム径が40μmのものにも十分対応すること
が可能である。 【0065】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、走
査画角を大きくとることができるので、光走査装置を小
型化することができる、という効果を得ることができ
る。 【0066】また、複数レーザビームの波長の差による
各ビームの被走査面での照射位置のずれを防ぐことがで
きると共に、像面湾曲やfθ性能も良好にすることがで
きるので、画質を良好なものにすることができる、とい
う効果を得ることができる。 【0067】更に、高屈折率や高分散のガラスを必要と
しないfθレンズ系を構成することができるので、光走
査装置のコストの低減を図ることができる、という効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差を示
す図である。 【図2】第2実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差を示
す図である。 【図3】第3実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差を示
す図である。 【図4】第4実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差を示
す図である。 【図5】第5実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差を示
す図である。 【図6】第6実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差を示
す図である。 【図7】第7実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差を示
す図である。 【図8】第8実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差を示
す図である。 【図9】第9実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差を示
す図である。 【図10】第10実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差
を示す図である。 【図11】第11実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差
を示す図である。 【図12】第12実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差
を示す図である。 【図13】第13実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差
を示す図である。 【図14】第14実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差
を示す図である。 【図15】第15実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差
を示す図である。 【図16】第16実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差
を示す図である。 【図17】第17実施例の像面湾曲、fθ特性、色収差
を示す図である。 【図18】第1実施例〜第17実施例のfθレンズ系の
断面を示す断面図である。 【図19】従来の走査光学装置の概略を示す概略斜視図
である。 【図20】複数のレーザビームの波長に差があった場合
に画質に及ぼす悪影響を説明する概念図である。 【符号の説明】 10 fθレンズ系 12 第1レンズ 14 第2レンズ 16 第3レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光入射側から順に、正のパワーを有する
    第1レンズ、負のパワーを有する第2レンズ、平凸で正
    のパワーを有するの第3レンズの3枚のレンズからな
    り、前記第1レンズと前記第2レンズとは貼り合わさ
    れ、更に、以下の関係を満足するfθレンズ系。 (1) −4.7≦f(L1 +L2 )/f(L3 )≦−2.3 (2) r3 /r1 ≦0 又は r3 /r1 ≧7 (3) ( ν1 +ν3 )/2−ν2 >7 ただし、 νi :第iレンズのアッベ数 ri :光入射側から順に第i番目の面の曲率半径 f(L3 ):第3レンズの焦点距離 f(L1 +L2 ):第1レンズと第2レンズとの合成焦
    点距離
JP657695A 1995-01-19 1995-01-19 fθレンズ系 Expired - Fee Related JP3367247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP657695A JP3367247B2 (ja) 1995-01-19 1995-01-19 fθレンズ系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP657695A JP3367247B2 (ja) 1995-01-19 1995-01-19 fθレンズ系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08194157A JPH08194157A (ja) 1996-07-30
JP3367247B2 true JP3367247B2 (ja) 2003-01-14

Family

ID=11642162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP657695A Expired - Fee Related JP3367247B2 (ja) 1995-01-19 1995-01-19 fθレンズ系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3367247B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08194157A (ja) 1996-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0827004B1 (en) Corrected scanning optical apparatus
EP1385037B1 (en) Scanning optical apparatus
KR0184650B1 (ko) 양측에 비구면을 갖고 있는 렌즈를 포함하는 광학 스캐닝 장치
US5701190A (en) Laser scanner and scanning lens
JP3397638B2 (ja) 光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置
JP2000002847A (ja) 走査光学装置及びマルチビーム走査光学装置
JP3104618B2 (ja) 光学走査装置及び光学レンズ
JPH07174997A (ja) 光走査装置
US5966232A (en) Scanning optical system
JPH10148755A (ja) 走査光学装置及び走査光学装置用の走査光学レンズ
JP2956169B2 (ja) 走査光学装置
JP3367247B2 (ja) fθレンズ系
JPH0735996A (ja) レーザ走査装置
JP2702516B2 (ja) fθレンズ
US5768028A (en) Scanning optics
JP2000002848A (ja) 走査光学装置
JPH0968664A (ja) 光ビーム走査用光学系
JP3320239B2 (ja) 走査光学装置
JP3367246B2 (ja) fθレンズ系
JP3390118B2 (ja) 光走査装置、それを用いた画像読取り装置及び画像形成装置
JP3558847B2 (ja) マルチビーム走査装置
US5757534A (en) Light scanning optical system and apparatus using the same
JP3571808B2 (ja) 光走査光学系及びそれを備えるレーザービームプリンタ
JPH10253915A (ja) 光走査装置
JP3293662B2 (ja) テレセントリックなfθレンズおよび光走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071108

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081108

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091108

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101108

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111108

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees