JP3366631B1 - 自動販売機設置型ゴミ収容装置 - Google Patents

自動販売機設置型ゴミ収容装置

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JP3366631B1
JP3366631B1 JP2002174881A JP2002174881A JP3366631B1 JP 3366631 B1 JP3366631 B1 JP 3366631B1 JP 2002174881 A JP2002174881 A JP 2002174881A JP 2002174881 A JP2002174881 A JP 2002174881A JP 3366631 B1 JP3366631 B1 JP 3366631B1
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Abstract

【要約】 【課題】 自動販売機での商品購入の際に吸殻等のゴミ
を捨てられるように構成した自動販売機設置型ゴミ収容
装置を提供する。 【解決手段】 所定代金が受領されて商品を供給する自
動販売機に接続される自動販売機設置型ゴミ収容装置で
あって、自動販売機に隣接して備えられるゴミ等を投入
できる投入口を有した収容部と、収容部の投入口に設け
られた、収容部を外部から遮断する開閉可能な蓋と、蓋
を開閉するための駆動手段と、自動販売機で商品が購入
された時に駆動手段を駆動する駆動制御手段とを備え
る。このように構成すれば、自動販売機に所定代金が受
領されて商品が購入された時に、ゴミ等を収容部に投入
できるように駆動制御手段により蓋が開放される

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば道路や屋内
施設等に備えて使用される、煙草の吸殻等のゴミを投入
できるゴミ収容装置に関するものであって、特に、自動
販売機に設置するタイプのゴミ収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴミ容器においては、蓋付きの容
器や蓋のない単純な容器が使用されている。しかし近
年、マナーが悪い等の問題により、公園等の一部の施設
ではゴミ容器を排除し、各自が持ち帰り各自で処分する
ようにしているところもある。また、家庭用ゴミの分別
化や粗大ゴミの有料化が進んでおり、我々の生活におい
てゴミ処理問題は、近年大きな社会的問題として取りあ
げられていることがわかる。
【0003】現在、コンビニエンスストアやスーパーの
店頭には分別用に例えば、ペットボトル用、可燃ゴミ
用、缶・ビン以外の不燃ゴミ用のように、数種類のゴミ
容器を設置している所も数多い。また、それらゴミ容器
に隣接して煙草の吸殻スタンドを設置している所もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、缶ジュース類
の自動販売機では、缶専用のゴミ容器を自動販売機に隣
接して備えることは一般的なものの、一方で煙草の自動
販売機においては、煙草を購入する際でも吸殻専用のゴ
ミ容器は大概において設置されておらず、また、車に乗
っていて、車の吸殻入れにたまった吸殻を捨てたいと思
った際にも、捨てる場所がないのが現状である。
【0005】また、上記に示したように近年の社会的問
題から、近い将来、公共施設における一般ゴミ等のゴミ
処理の有料化も十分に考えられる。
【0006】また、通常は煙草の吸殻ゴミは可燃ゴミと
して扱われるが、煙草の吸い差しは時に火が完全に消え
ていない場合もあり、一般の可燃ゴミと同様な取り扱い
では、実質上危険である。実際、ゴミ容器の近くに灰皿
等が設置されていないような場合、マナーの悪い人間に
よって火のついた煙草がゴミ容器内に投げ込まれるよう
なことがあり、ゴミ容器内で可燃ゴミに引火し、火災の
原因にもなる。
【0007】また、火災にまで発展しなくとも、ゴミ容
器内にはビニールや紙袋等の汚物収納袋が装着されてい
ることが多く、これらの汚物収納袋は通常紙やビニール
等の可燃性物質であるため、火のついた吸い殻等が投入
されると、容器が燃えたり、容器の内壁にこれらが溶着
したりすることもある。
【0008】そこで、本発明は前述の問題に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の課題は、自動販売機での商品
購入の際に吸殻等のゴミを捨てられるように構成した自
動販売機設置型ゴミ収容装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明
は、所定代金が受領されて商品を供給する自動販売機に
接続される自動販売機設置型ゴミ収容装置であって、前
記自動販売機に隣接して備えられる、ゴミ等を投入でき
る投入口を有した収容部と、前記収容部の投入口に設け
られた、前記収容部を外部から遮断する開閉可能な蓋
と、前記蓋を開閉するための駆動手段と、前記自動販売
機で商品が購入された時に前記駆動手段を駆動する駆動
制御手段と、を備える。この発明は、前記自動販売機に
所定代金が受領されて商品が購入された時に、ゴミ等を
前記収容部に投入できるように前記駆動制御手段により
前記蓋が開放されることを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、自動販売機にて商品を
購入するときに、その自動販売機に隣接して設けられた
収容部をゴミ容器として利用することができる。これ
は、広く公共のゴミ容器として扱われるものではなく、
自動販売機を利用した者のみに付加的に与えられるサー
ビスであって、自動販売機利用者に限って使用を許可す
るゴミ容器とすることができる。
【0011】また、自動販売機の中でも特に煙草の自動
販売機に着目して、さらに収容部を煙草の吸殻入れとし
て使用する本発明は、所定代金が受領されて煙草を供給
する煙草の自動販売機に接続される自動販売機設置型ゴ
ミ収容装置であって、前記煙草の自動販売機に隣接して
備えられる、吸殻を投入できる投入口を有した煙草の吸
殻を収容するための収容部と、前記収容部の投入口に設
けられた、前記収容部を外部から遮断する開閉可能な蓋
と、前記蓋を開閉するための駆動手段と、前記煙草の自
動販売機で煙草が購入された時に前記駆動手段を駆動す
る駆動制御手段と、を備える。前記煙草の自動販売機に
所定代金が受領されて煙草が購入された時に、吸殻を前
記収容部に投入できるように前記駆動制御手段により前
記蓋が開放されることを特徴とする吸殻入れの機能を有
する自動販売機設置型ゴミ収容装置である。
【0012】上記構成によれば、煙草の自動販売機にお
いて煙草を購入したときに、その自動販売機に隣接して
設けられた収容部を吸殻入れ専用のゴミ容器として利用
することができる。上記と同様に、煙草の自動販売機利
用者に限って使用を許可する吸殻入れ専用のゴミ容器と
することができる。
【0013】近頃、車内から、車内にたまった吸殻を路
上へ放り投げたりする光景がよく見受けられる。マナー
の悪さも問題となる所であるが、実際、先に述べたよう
に吸殻を捨てる場所がないことも問題である。本発明に
よれば、車に乗っていて、途中煙草の自動販売機に立ち
寄り、煙草を購入した際に、手軽に車内にたまった吸殻
を捨てる場合に有効である。
【0014】また、上記の発明はさらに、前記自動販売
機に所定代金が受領されて商品が購入された時に、吸殻
等のゴミを前記収容部に投入できるように前記駆動制御
手段により前記蓋が所定時間開放された後は、前記駆動
制御手段が前記蓋を自動的に閉止する構成とすることも
できる。
【0015】このように構成すれば、あらかじめ定めた
一定時間のみ収容部の蓋を開放しておいて、終了後は自
動的に蓋を閉止させて、自動販売機利用者以外の他者に
よるゴミの投入を避けることができる。
【0016】また、さらなる発明として、上記の自動販
売機設置型ゴミ収容装置は、前記蓋を開放させる前記駆
動制御手段を作動させるための代金を投入する現金投入
口を備え、前記現金投入口から所定代金が投入される
と、吸殻等のゴミを前記収容部に投入できるように前記
駆動制御手段により前記蓋が開放されるように構成する
こともできる。
【0017】ここでの現金投入口は、自動販売機の商品
購入のための現金投入口とは別のものである。このよう
に構成すれば、現金投入口から所定の現金を投入するこ
とによって、駆動制御手段が作動し蓋を開放するので、
ごみ収容部内に吸殻等のゴミを投入することができる。
例えば商品を購入しないが、吸殻を捨てたいといった時
に、自動販売機で煙草等の商品を購入しなくても、ゴミ
を捨てるゴミ容器としてのみの利用が可能となる。
【0018】つまり、吸殻等のゴミを捨てたい時に、所
定の代金を支払うことによって有料のゴミ収容装置とし
て機能することとなる。これから先、ゴミ処理の有料化
が進む際に特に有効である。
【0019】またさらに、本発明の自動販売機設置型ゴ
ミ収容装置は、投入口から投入される吸殻等の燃焼性物
質を消火する消火機構を内部に備える構成としてもよ
い。
【0020】先にも述べたように、収容部にはマナーの
悪い人間によっては、火が完全に消えていない煙草の吸
いさしが投げ込まれる可能性もある。特に紙屑等の可燃
物が投入されて、それらが投げ込まれた後に吸い殻が投
入されるような場合には、収容部内で発火する可能性が
一段と高い。よって、収容部内に消火機構を備えること
は有効である。このように構成すれば、万が一、火が完
全に消えていない吸殻が投入された時にも、速やかに消
火できて安全である。
【0021】また、別の観点から本発明は所定代金が受
領されて商品を供給する自動販売機に接続される自動販
売機設置型ゴミ収容装置であって、前記自動販売機に隣
接して備えられる、ゴミ等を投入できる投入口を有した
収容部と、前記収容部の投入口に設けられた、前記収容
部を外部から遮断する開閉可能な蓋と、通常はその蓋を
閉状態にロックしているが前記自動販売機で商品が購入
された時の信号に基づき、その蓋のロックを解除して蓋
を開放可能とし前記収容部にゴミ等を投入可能とする蓋
ロック解除手段と、を含むことを特徴とする。
【0022】このように構成すれば、自動販売機で商品
を購入した際に、通常は収容部を外部から閉ざしてゴミ
を投入できないようにロックされている蓋を、蓋ロック
解除手段によってロックを解除することができる。ロッ
クが解除されるとその間、蓋を自動もしくは手動で開放
させて、収容部へゴミを投入することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ、構成から説明する。図1
は、本発明の自動販売機設置型ゴミ収容装置の一実施例
を示す全体斜視図である。
【0024】図1において、1は本発明の自動販売機設
置型ゴミ収容装置本体であり、難燃性の樹脂等の耐熱素
材で成形した収容部2、本体1の前面上部は手前に傾斜
しており、この傾斜面に投入口3を設ける。傾斜面に投
入口3を設けたのは、吸殻等のゴミを投入しやすくする
ためであるが、使用用途や設置場所に応じて、投入口3
を本体1の上面に設ける構成としても構わない。4は、
投入口3に設けられ、投入口3を開閉する蓋であり、半
円形型の皿状板体である。常時、蓋4は収容部と外部を
遮断するように閉じている。なお、ここでは、蓋4は半
円形型としたが、その他、長方形型や、本体の傾斜面に
面積を広く取って大きくした形状としてもよい。また、
吸殻等のゴミを投入するのに十分なスペースを形成する
ように大きく設けてもよい。
【0025】ゴミ収容装置の上面には、収容部内のゴミ
の満杯状態を知らせる満杯表示ランプ17が設けられ、
収容部2内に取り出し可能に備えられる直方体形の内容
器9が、前後に回動可能な回収用扉10の内部に内容器
取付け枠12部分に係合して取り付けられる。図3に、
ゴミ収容装置本体1から取り出した内容器9の斜視図を
示す。
【0026】図2は、本発明の自動販売機設置型ゴミ収
容装置の構成例を示す概要図である。図2において、5
は、蓋4を駆動する電動モータ等の駆動手段であり、6
は駆動手段5の動作を制御する駆動制御手段である。駆
動手段5は蓋4を回動させるのでなければ電動モータ等
を用いる必要はなく、蓋4の動作を考慮してその他のア
クチュエータを用いることができる。図5に、蓋4が開
放され投入口3が開口として現れる様子を示す。駆動手
段5が動作すると、蓋4が駆動手段5の駆動軸を中心に
して、蓋4の裏側を表に向けていく方向に回動反転され
て、図5の(b)に示すように投入口3の面と移動後の
蓋4とが角θをなす位置で停止する。角θは、90度以
上の鈍角であり、吸殻等のゴミを投入しやすいように開
口部を形成することができる。このように、投入口3が
開放され、ゴミの投入後は、蓋4は再び元の状態になる
まで反転されて再度投入口3を覆う。この際投入された
ゴミ等は、収容部2内に落下し、収容される。
【0027】図2に戻り、15は、自動販売機の商品購
入時の商品吐き出し信号を検知する商品吐き出し検知手
段である。13は、本ゴミ収容装置と接続した自動販売
機を利用せずに、本ゴミ収容装置のゴミ捨て機能のみを
利用したい場合に使用される現金投入口である。14
は、現金投入口13から所定代金が受領されたかを検知
する現金清算手段である。18は、満杯検知を行うため
の投入物検知センサ、30はマイクロコンピュータ及び
メモリ等から構成された本ゴミ収容装置の総括制御手段
である。
【0028】総括制御手段30は現金自動清算手段14
や商品吐き出し検知手段15等の各種手段及び各種セン
サと連携して、蓋4の開閉操作等、本装置の各機器の動
作を制御する。
【0029】満杯検知は、投入物検知センサ18が、投
入物が規定の高さ(内容器9の底面からの高さ等)まで
達した状態を検知した場合に、図1に示す満杯表示ラン
プ17が総括制御手段30によって点灯されることで行
われる。満杯表示ランプ17が点灯され、内容器9内の
ゴミを廃棄するために内容器取付け枠12との係合を外
し、内容器9を取り出し、中のゴミを廃棄して再び空の
内容器9が収容部2内に取り付けられると、制御手段3
0は満杯表示ランプ17を消灯させる。なお、満杯検知
の方法としては、光電式、超音波式等のセンサを用いて
もよい。
【0030】16は、内容器9の内部へ作用するように
収容部2内に設けられる消火機構である。吸殻ゴミの場
合、煙草の吸い差し等で火が完全に消えていないもの
や、内部にまだ燃焼性の熱を持ったままのゴミが投入さ
れる場合がある。そのため、これらを消火する消火機構
16の作用が重要である。図4は、収容部2内で消火機
構16が作動している様子を示す側断面図である。20
は上記に説明した消火機構16におけるガスあるいは散
水を行う噴射口であり、噴射口20から噴射される消化
剤21が、吸殻等のゴミ22の消火動作を行う。
【0031】消火機構16としては、窒素ガスの発生装
置が挙げられる。収容部2と窒素ガスの発生装置とを連
通させれば、窒素ガス発生装置は収容部2内に窒素ガス
を充填させるため、燃焼物が収容部2内に投入されても
直ちに酸欠のために消火する。よって、ヤニが収容ケー
スの内壁面に付着することがなく、乾式なので、悪臭が
周囲に漂うこともなく、かつ収容ケース内の廃棄物の除
去も容易である。窒素ガス以外にも、二酸化炭素を収容
部9内に放出して消火する機構としてもよい。
【0032】その他の消火機構としては、熱により破れ
る耐水性の袋の中に界面活性剤入り消火液を注入してお
き、発火した場合熱によって袋から消火液を散布させ自
動的に消火する方法もある。
【0033】また、例えば手動スイッチもしくは他の動
作と連動して自動で水道管の管路を開閉する電動弁を作
動させて給水し、収容部2内に散水することによって消
火する方法もある。その場合、収容部の上方に、上面か
ら内容器9側に臨ませるように角度を持って取り付けら
れたスプリンクラーによって散水してもよい。
【0034】図1および図2における、40は煙草等の
自動販売機である。図2に示す41は、購入された商品
の通り道である商品ガイド、42は商品取り出し口、4
4はコイン投入口、45は紙幣投入口、46はつり銭返
却口である。商品ガイド41の内部には、商品吐き出し
検知センサ43が設置される。この商品吐き出し検知セ
ンサ43が商品吐き出し信号をキャッチすると、この信
号はゴミ収容装置本体1に設置される商品吐き出し検知
手段15に送られ、後に詳述する各作業ステップを実行
する。
【0035】次に、上記構成からなる本発明の自動販売
機設置型ゴミ収容装置を使用する際の動作について、主
に図1および図2を参照しつつ説明する。まず、自動販
売機にて商品が購入されると、ゴミ収容装置本体1に設
けられた商品吐き出し検知手段15はこれを検知する。
商品吐き出し検知手段15によって検出された検出信号
が総括制御手段30に送られると、総括制御手段30は
駆動制御手段6に制御信号を送り、これを受けた駆動制
御手段6は駆動手段5の動作を開始する。これにより蓋
4が回動を開始し、投入口3が開放され、吸殻等のゴミ
の投入が可能となる(図5(b)の状態)。そして、ゴ
ミの投入に要する程度の所定の時間(例えば10数秒)
が経過すると、あらかじめ総括制御手段30に設定され
たタイマ機能により総括制御手段30は駆動制御手段6
に制御信号を送り、駆動制御手段6が駆動手段5を先ほ
どとは逆方向に回動させる。これにより蓋4が反転して
投入口3が閉ざされる(図5(a)の状態)。
【0036】自動販売機で商品を購入せずに、吸殻入れ
としての機能のみを利用する場合は、例えば数10円等
の所定代金を現金投入口13から投入することにより行
う。所定の代金が受領されると、現金清算手段14から
現金受領信号が総括制御手段30に送られる。すると、
前述の商品吐き出し手段15によって検出信号が総括制
御手段30に送られた時と同様の動作を開始する。つま
り、総括制御手段30は駆動制御手段6に制御信号を送
り、これを受けた駆動制御手段6は駆動手段5の動作を
開始する。蓋4の閉止までのその後の動作は前述の通り
であるので省略する。
【0037】続いて、消火機構の動作について述べる。
前にも述べたように、商品が購入又は現金投入口13か
ら所定代金が受領された場合、一定時間蓋4が開放され
て、再び蓋4は閉止する。この蓋4が閉止する際に、総
括制御手段30から駆動制御手段6に制御信号が送られ
ると同時に、消火機構16にも信号が送られ、消火機構
16は消火動作を開始する。すなわち、吸殻等のゴミが
投入されて蓋4が閉じた直後から、消火動作が行われ
て、図4における噴射口20から、ガスや水等の消火剤
21が所定量噴射されることとなる。この消火動作は、
総括制御手段30のメモリに記憶されたあらかじめ定め
られた所定時間続き、タイマ機能によって設定された所
定時間が経過した後には、総括制御手段30から消火動
作を終了するよう信号が送られて、消火動作は完了す
る。
【0038】なお、本実施例では、ゴミが投入されるそ
の都度、消火動作を行うこととしたが、その他の手段と
して、燃焼物(ここでは例えば火が完全に消えていない
煙草の吸い差し等)が内容器9内に投入された時にのみ
消火動作を行う構成とすることもできる。その場合、収
容部2内に熱感知センサもしくは煙感知センサを設け
て、このセンサが燃焼物を感知した時にのみ、総括制御
手段30を介して消火機構16を作動する構成としても
よい。
【0039】また、先に述べた実施例のように吸殻等の
ゴミが投入された時には随時消火動作を行い、さらに消
火動作が終了した後、収容部2内に設けた熱感知センサ
や煙感知センサが燃焼物を感知した際には、再び一定時
間の消火動作を行うようにしてもよい。
【0040】図7は、上記に説明した一連の動作をフロ
ーチャートで示したものである。先に述べたことと一部
重複するが、主に総括制御手段30によってなされる動
作を簡潔に説明する。図7において、まず自動販売機に
て商品が購入された、つまり商品吐き出し信号を検知し
た(S1)場合、上記に詳しく述べたように各種制御手
段および駆動手段を経てステップ3へ進み、蓋4を開け
て投入口3を開放する(S3)。また、商品吐き出し信
号を検知しなかった場合、ゴミ収容装置1に設けられた
現金投入口13から所定代金が受領されたかどうかの判
断に進み(S2)、YESであれば同様に蓋4を開ける動
作へと進む。ステップ2において所定代金が受領されな
い、すなわちNOであれば、はじめに戻る。蓋4が開放さ
れた後は、タイムカウントを行い(S4)、一定の時間
が経過すると蓋4を閉止する(S5)。以上が、動作の
流れである。
【0041】実際には代金受領段階や進行途上での否定
的判断等の場合に、自動販売機もしくはゴミ収容装置に
設けられた液晶パネル(図示せず)への表示あるいは音
声表示を行う細かな動作が行われるが、図7におけるフ
ローチャートでは省略している。否定的判断等の細かな
動作とは、例えば収容部9内のゴミの満杯を知らせる満
杯検知表示や、蓋4を一定時間開放してから閉止する際
にタイムアウトを知らせるタイムアウト前表示等であ
る。
【0042】タイムアウト前表示は、蓋4が閉止する
2,3秒前にブザー音等の音声表示によって利用者に知
らせる。これは、駅の自動券買機等で、切符や現金の取
り忘れを防止するために鳴らすブザー音のようなもので
かまわない。このタイムアウト前表示によれば、利用者
は、じきに蓋4が閉止することがわかるために、ゴミ投
入を速やかに終了することができる。タイムアウト前表
示は、ブザー音等の音声表示の他に、ゴミ収容装置本体
1に終了を知らせるランプを設け、このランプの点滅表
示によって示す等の構成も考えられる。
【0043】また、図7のフローチャートでは省略して
いるが、先に述べた満杯表示ランプ17が点灯している
かどうか、すなわち投入物検知センサ18が検知した投
入物の嵩が、総括制御手段30のメモリに記憶されてい
る設定値に達しているかどうかの判断を組み込むことも
できる。フローチャートの始めにこの判断を組み込め
ば、すなわち満杯表示ランプ18が点灯していればゴミ
収容装置は使用中止とし、制御手段は作動せず、すべて
の作業ステップは実行されない。
【0044】次に、ゴミ収容装置の部分的な構成におけ
る別の実施例についていくつか説明する。まず、蓋4の
別の構成例としては、例えば、蓋4をスライド開閉式に
構成して、自動販売機にて商品を購入した際に、ゴミ収
容装置を利用するかしないかを利用者の選択形式にし
て、利用する選択がなされた場合のみ蓋4を開放させて
もよい。図6に、蓋4がスライド開閉式である実施例を
示す。つまり、ゴミ収容装置本体1に蓋開放スイッチ2
5を設けて、自動販売機にて商品を購入した際にその蓋
開放スイッチ25を押せば自動的に蓋4が開放される。
蓋開放スイッチ25を押すか押さないかは利用者の判断
により選択されるので、ゴミを投入しない時に不用意に
蓋が開放するといったことがない。蓋4が開放される
時、内部の悪臭が多少外部へ排出されることはやむを得
ない。しかし、不用意に蓋4を開放することをなくせ
ば、ゴミの悪臭が外部へ漏れる回数を少しでも減らすこ
とができる。
【0045】また、蓋の構成の別の実施例として、蓋4
を手動で開放する構成にしてもよい。スライド式の蓋4
には通常は自動ロックが係っており、自動販売機の利用
者以外が勝手に蓋4を開けてゴミを投入することはでき
ず、一方、自動販売機にて商品が購入された際には蓋4
のロックが一時的に(例えば設定した所定時間)開放さ
れて、その間に利用者がゴミを投入するようであれば、
利用者の手によって、すなわち手動で蓋4が開けられ
て、ゴミを投入することができる。そして、所定時間が
経過した後は、蓋4は自動的に閉止し、再びロックがか
けられる構成とすることもできる。
【0046】またさらに、手動ではなく、蓋4に赤外線
センサ等の人体等検知手段を設けて、蓋4のロックが外
されている間に、ゴミを投入しようとして人の手等が近
づけば、人体等検知手段が検知して自動的に蓋4が開放
されるように構成してもよい。
【0047】また、図8は収容部が引出し式の別の一実
施例を示す。図に示すのは、収容部52がゴミ収容装置
本体1に埋め込まれて、ゴミを投入する時に収容部52
が装置前方に引き出された形でゴミを投入できるように
構成されたものである。すなわち、自動販売機にて商品
が購入された時の信号を検知すると収容部52を装置本
体1内に納めておくロックが解除され、自動的に収容部
52が前方へ押し出される(または、手動により取っ手
53によって引き出される)。そして、収容部52の上
方に開いた開口から吸殻等のゴミ22を投入することが
でき、投入後は収容部52は再びゴミ収容装置本体1内
に納められる。この場合、収容部52の投入口を覆う蓋
としての部材は特に設けずともよい。
【0048】なお、上記にそれぞれ別の実施例を示した
が、自動販売機を利用せずに所定代金を払ってゴミ収容
装置のみを利用する場合も同様に作用するものとする。
【0049】また、収容部2内に向けて消臭手段を設け
てもよい。消臭手段としては、活性炭による物理吸着
と、添着した触媒による化学吸着という作用を同時に持
つ添着活性炭触媒を用いてもよい。また、消臭手段とし
てはこの他に、植物抽出物であるフラボノイド、フィト
ンチッド、ヒノキチオールや、海草抽出物を主成分とし
アルコールと混合したもの等をファンで発散させたり、
香料の香りを発散させて悪臭のマスキングを行うタイプ
のものでもよい。マスキング用の香りを発散する方法と
しては、芳香剤等を入れた消臭剤容器の蓋を開閉して発
散させたり、さらにスプレー式に噴射するものとしても
有効である。また、ファンを利用して臭気を室外や屋外
に排気することも一法である。
【0050】以上、説明したように、本発明の自動販売
機設置型ゴミ収容装置によれば、自動販売機で商品を購
入した際に、又は、所定代金を納入した際に蓋4を自動
的に開けて投入口3を開放することで吸殻等のゴミの投
入が可能になる。または、自動で蓋4を開けるのではな
く、自動もしくは手動で蓋4のロックが解除されて、そ
の後蓋4を開放してゴミの投入を可能にすることができ
る。そして、投入後は蓋4を自動的に閉止する。いずれ
にせよ本発明は、自動販売機における付加的なサービス
としてのゴミ収容装置を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動販売機設置型ゴミ収容装置の一実
施例を示す全体斜視図。
【図2】本発明の自動販売機設置型ゴミ収容装置の内部
構成例を示す概要図。
【図3】内容器を示す斜視図。
【図4】消火機構の動作の様子を示す側断面図。
【図5】蓋が開放されて投入口が開口として現れる様子
を示す側面図。
【図6】スライド開閉式の蓋の一実施例を示す図。
【図7】本発明の自動販売機設置型ゴミ収容装置の動作
を示すフローチャート。
【図8】収容部の別の一実施例を説明する図。
【符号の説明】
1 自動販売機設置型ゴミ収容装置本体 2,52 収容部 3 投入口 4 蓋 5 駆動手段 6 駆動制御手段 9 内容器 10 回収用扉 12 内容器取付け枠 13 現金投入口 14 現金清算手段 15 商品吐き出し検知手段 16 消火機構 17 満杯表示ランプ 18 投入物検知センサ 30 総括制御手段 40 自動販売機 41 商品ガイド 42 商品取り出し口 43 商品吐き出し検知センサ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定代金が受領されて商品を供給する自
    動販売機に接続される自動販売機設置型ゴミ収容装置で
    あって、 前記自動販売機に隣接して備えられる、ゴミ等を投入で
    きる投入口を有した収容部と、 前記収容部の投入口に設けられた、前記収容部を外部か
    ら遮断する開閉可能な蓋と、 前記蓋を開閉するための駆動手段と、 前記自動販売機で商品が購入された時に前記駆動手段を
    駆動する駆動制御手段と、 を備え、前記自動販売機に所定代金が受領されて商品が
    購入された時に、ゴミ等を前記収容部に投入できるよう
    に前記駆動制御手段により前記蓋が開放されることを特
    徴とする自動販売機設置型ゴミ収容装置。
  2. 【請求項2】 所定代金が受領されて煙草を供給する煙
    草の自動販売機に接続される自動販売機設置型ゴミ収容
    装置であって、 前記煙草の自動販売機に隣接して備えられる、吸殻を投
    入できる投入口を有した煙草の吸殻を収容するための収
    容部と、 前記収容部の投入口に設けられた、前記収容部を外部か
    ら遮断する開閉可能な蓋と、 前記蓋を開閉するための駆動手段と、 前記煙草の自動販売機で煙草が購入された時に前記駆動
    手段を駆動する駆動制御手段と、 を備え、前記煙草の自動販売機に所定代金が受領されて
    煙草が購入された時に、吸殻を前記収容部に投入できる
    ように前記駆動制御手段により前記蓋が開放されること
    を特徴とする吸殻入れの機能を有する自動販売機設置型
    ゴミ収容装置。
  3. 【請求項3】 前記自動販売機に所定代金が受領されて
    商品が購入された時に、吸殻等のゴミを前記収容部に投
    入できるように前記駆動制御手段により前記蓋が所定時
    間開放された後は、前記駆動制御手段が前記蓋を自動的
    に閉止することを特徴とする請求項1又は2に記載の自
    動販売機設置型ゴミ収容装置。
  4. 【請求項4】 前記蓋を開放させる前記駆動制御手段を
    作動させるための代金を投入する現金投入口を備え、前
    記現金投入口から所定代金が投入されると、吸殻等のゴ
    ミを前記収容部に投入できるように前記駆動制御手段に
    より前記蓋が開放されることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1項に記載の自動販売機設置型ゴミ収容
    装置。
  5. 【請求項5】 前記収容部は、収容した吸殻等のゴミを
    取り出すための収容物取り出し口を備えることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の自動販売
    機設置型ゴミ収容装置。
  6. 【請求項6】 前記収容部は、投入口から投入される吸
    殻等の燃焼性物質を消火する消火機構を内部に備えるこ
    とを特徴とする請求項1ないし5に記載の自動販売機設
    置型ゴミ収容装置。
  7. 【請求項7】 所定代金が受領されて商品を供給する自
    動販売機に接続される自動販売機設置型ゴミ収容装置で
    あって、 前記自動販売機に隣接して備えられる、ゴミ等を投入で
    きる投入口を有した収容部と、 前記収容部の投入口に設けられた、前記収容部を外部か
    ら遮断する開閉可能な蓋と、 通常はその蓋を閉状態にロックしているが前記自動販売
    機で商品が購入された時の信号に基づき、その蓋のロッ
    クを解除して蓋を開放可能とし前記収容部にゴミ等を投
    入可能とする蓋ロック解除手段と、を含むことを特徴と
    する自動販売機設置型ゴミ収容装置。
  8. 【請求項8】 所定代金が受領されて商品を供給する自
    動販売機に接続される自動販売機設置型ゴミ収容装置で
    あって、 前記自動販売機に隣接して備えられる、投入されたゴミ
    等を収容する収容部を含み、 通常は前記収容部を外部から遮断するように閉状態にロ
    ックして、前記自動販売機で商品が購入された時の信号
    に基づき前記収容部のロックを解除して前記収容部にゴ
    ミ等を投入可能とすることを特徴とする自動販売機設置
    型ゴミ収容装置。
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