JP3365601B2 - 鉄心の製造方法およびその製造装置 - Google Patents

鉄心の製造方法およびその製造装置

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JP3365601B2 JP04924596A JP4924596A JP3365601B2 JP 3365601 B2 JP3365601 B2 JP 3365601B2 JP 04924596 A JP04924596 A JP 04924596A JP 4924596 A JP4924596 A JP 4924596A JP 3365601 B2 JP3365601 B2 JP 3365601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄心の製造方法お
よびその製造装置に関し、例えば内燃機関用点火コイル
に用いられる鉄心の製造方法およびその製造装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば内燃機関用点火コイ
ルに用いられる鉄心は、複数の短冊状の磁性体鋼板を径
方向に積層し柱状に形成したのが知られている。その一
例に特開平3−16550号公報に開示される空隙付リ
アクトル鉄心があり、複数の磁性鋼板を積層した積層群
を組み合わせて鉄心ブロックが構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−165505号公報に開示される空隙付きリアクト
ル鉄心によると、鉄心ブロックを構成する複数の積層群
を形成するため、板幅の異なる磁性鋼板を所定の順序に
従って積重ねる必要がある。つまり、順次板幅が増大ま
たは減少するように磁性鋼板を積重ね、積重ねられた積
層群の横断面形状が円形状の一部を構成するように積重
ねる必要がある。したがって、板幅ごとに異なるプレス
型で打抜かれた磁性鋼板を各々のマガジンから一枚づつ
取出して積重ねるなどの積層方法が考えられるが、この
ような方法では一つの積層群を構成するのに多大な組付
工数とプレス用金型に要する設備コストが必要となる。
【0004】また、板幅ごとに異なるプレス用金型を必
要とするため、真円に近い横断面形状を有する鉄心を構
成しようとすると、プレス用金型の種類が増え、さらに
設備コストの増大を招くという問題も生ずる。なお、前
記公報にはこのような問題を解決するための効率の良い
鉄心の製造方法などは提案されていない。
【0005】本発明の目的は、生産性を向上するととも
に製造コストの低減を図る鉄心の製造方法およびその製
造装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、請求項1記載の手段を採用する。整列工
程により保持台上に並べられた短冊状鋼板は、その幅方
向に当接可能な積層治具および保持台を相対的に移動さ
せる積層工程によって順次積層される。これにより、積
層する順番に短冊状鋼板を保持台上に並べることによっ
て所定順序に短冊状鋼板を積層し鉄心を構成することが
できる。したがって、例えば所定順序に従い短冊状鋼板
を一枚づつ手作業などにより積層していた場合に較べ、
短冊状鋼板の積層工程の生産性を向上する効果がある。
また生産性の向上に伴い鉄心の製造コストを低減する効
果がある。
【0007】請求項2記載の手段を採用することによ
り、整列工程の前工程には裁断工程が含まれることか
ら、積層前の複数の短冊状鋼板を帯状鋼板から幅が異な
るように裁断することにより積層する短冊状鋼板を効率
よく準備することができる。これにより、帯状鋼板から
短冊状鋼板の積層までを一貫した工程により生産するこ
とができ、生産性を向上する効果がある。また積層され
る複数の短冊状鋼板は、帯状鋼板の裁断工程により準備
されることから、板幅ごとに異なるプレス用金型により
複数の短冊状鋼板を打抜いていた場合と較べると、この
ような複数のプレス用金型を必要としない分、設備コス
トの増大を抑制し、鉄心の製造コストを低減する効果が
ある。
【0008】請求項3記載の手段を採用することによ
り、積層工程の後工程には整形工程が含まれることか
ら、積層後の複数の短冊状鋼板の径方向断面形状を略円
形に整形することができる。これにより、複数の短冊状
鋼板の積層から整形までを一貫した工程により構成する
ことができ、生産性を向上する効果がある。請求項4記
載の手段を採用することにより、複数の短冊状鋼板を順
次積層する積層工程は、各短冊状鋼板が厚さ方向の順次
落下を伴いながら積層されることから、厚さ方向の短冊
状鋼板の移動手段を別途設ける必要がない。これによ
り、積層工程を実現する製造装置の設備コストを抑え鉄
心の製造コストを低減する効果がある。
【0009】請求項5記載の手段を採用することによ
り、保持台に並べられた順に短冊状鋼板を積層治具によ
って積層することができる。これにより、所定順序に積
層される短冊状鋼板の積層工程の生産性を向上すること
ができる。したがって、短冊状鋼板を積層することによ
り構成する鉄心の製造コストを低減する効果がある。請
求項6記載の手段を採用することにより、保持台の保持
面の階段を下る方向に保持台と積層治具とが相対的に移
動することから、保持面に並べられた短冊状鋼板はその
幅方向の移動により階段下側に位置する短冊状鋼板上に
順次落下する。これにより、短冊状鋼板の厚さ方向の移
動手段を要することなく短冊状鋼板を厚さ方向に移動さ
せることができる。したがって、鉄心の製造装置の設備
コストを抑制し鉄心の製造コストを低減する効果があ
る。
【0010】請求項7記載の手段を採用することによ
り、崩れ阻止手段により積層された複数の短冊状鋼板の
積層崩れを阻止する。これにより、たとえば短冊状鋼板
の積層順序がその幅方向の増大または減少するように積
層したとしても、この崩れ防止手段により積層後の短冊
状鋼板の積層崩れを阻止する効果がある。請求項8記載
の手段を採用することにより、積層崩れを防止するスト
ッパ治具は、最後に積層される短冊状鋼板の積層進行方
向側に位置することから、積層最終段階において積層さ
れた短冊状鋼板の積層崩れを確実に阻止できる。これに
より、積層崩れによる積層工程の歩留りを向上する効果
がある。
【0011】請求項9記載の手段を採用することによ
り、保持面の階段昇り勾配と積層治具の受け面とからな
る角度により崩れ防止手段が構成されることから、各短
冊状鋼板を積層する途中においても積層崩れを阻止でき
る。これにより、積層工程の歩留りをさらに向上する効
果がある。請求項10記載の手段を採用することによ
り、鉄心の製造装置は裁断装置と整形装置とを備える。
これにより、裁断装置では積層前の複数の短冊状鋼板を
帯状鋼板から幅の異なるように裁断するとともに、整形
装置では積層された各短冊状鋼板同士を径方向断面形状
が略円形になるように整形し固定する。したがって、こ
のような裁断装置と整形装置とを短冊状鋼板を積層する
工程の前後に置くことで、帯状鋼板から短冊状鋼板を裁
断し積層し整形する工程を一貫するように実現でき生産
効率をさらに向上する効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。本発明の鉄心の製造方法およびその製
造装置を内燃機関用点火コイル(以下、「点火コイル」
という。)の鉄心の製造に適用した一実施例を図1〜図
16示す。
【0013】図1および図2には本実施例による点火コ
イル2に用いる鉄心502の製造装置が示され、図3お
よび図4には鉄心502を用いた点火コイル2が示され
ている。図3および図4に示すように、点火コイル2
は、主に円柱状のトランス部5と、このトランス部5の
一方の端部に位置しトランス部5の一次電流を断続制御
する制御回路部7と、トランス部5の他方の端部に位置
しトランス部5の二次電圧を図示しない点火プラグに供
給する接続部6とから構成されている。
【0014】点火コイル2はケース100を備えてお
り、このケース100は樹脂材料からなる円柱状に形成
されている。ケース100の内側に形成される収容室1
02内には、高電圧発生用のトランス部5、制御回路部
7、トランス部5の周囲を満たす絶縁油29等が収容さ
れている。収容室102の上端部には、制御信号入力用
コネクタ9が設けられるとともに、トランス部5、制御
回路部7、絶縁油29等をケース100の外部から収容
室102に収容するための開口部100aが形成されて
いる。この開口部100aは、Oリング32と金属製の
蓋33とにより液密に閉塞され、ケース100の上部に
蓋32がかしめ固定される。一方、収容室102の下端
部には、後述するカップ15の底部により閉塞された底
部104が形成されている。カップ15の外周壁は、ケ
ース100の下端に位置する接続部6に覆われている。
【0015】ケース100の上方に位置する制御信号入
力用コネクタ9は、コネクタハウジング18とコネクタ
ピン19とから構成されている。コネクタハウジング1
8は、ケース100と一体整形されており、このコネク
タハウジング18内に位置する三本のコネクタピン19
がケース100を貫通し外部と接続可能にコネクタハウ
ジング18にインサート整形されている。
【0016】ケース100の下方に位置する接続部6に
は、ケース100によって図示しない点火プラグを収容
する筒部105が形成され、この筒部105の開口端に
はゴムからなるプラグキャップ13が装着されている。
筒部105の上端に位置する底部104には、金属製の
カップ15がケース100の樹脂材料中にインサート整
形されている。このため、収容室102と接続部6とは
液密に区画されている。
【0017】カップ15の底部に係止されるスプリング
17は、圧縮コイルスプリングからなり、接続部6内に
挿入される点火プラグの電極部がスプリング17の他端
部に電気的に接触するようになっている。トランス部5
は、鉄心502、磁石504、506、二次スプール5
10、二次コイル512、一次スプール514および一
次コイル516から構成されている。
【0018】図5および図6に示すように、鉄心502
は、例えば珪素鋼板からなる長手方向の寸法が一定で板
幅寸法が異なる複数枚の短冊状磁性体鋼板(以下、「短
冊状鋼板」という。)を用いて断面略円形の柱状に形成
されている。つまり、図5に示すように長手方向の寸法
がLで、板幅がWの短冊状鋼板において、板幅Wを2.
0〜7.2mmの範囲で13種類設定し、板幅が最小の
2.0mmである短冊状鋼板501aから徐々に板幅が広
くなる短冊状鋼板501b、501c、501d、50
1e、501f、501g、501h、501i、50
1j、501k、501lの順に板幅が最大の7.2mm
である短冊状鋼板501mまで積層することで断面略半
円形状の鉄心が形成され、さらにこの積層した短冊状鋼
板501mに板幅が徐々に狭くなる501n、501
o、501p、501q、501r、501s、501
t、501u、501v、501w、501x、501
yの順に板幅が最小の2.0mmの短冊状鋼板501zま
で積層することで断面略円形状の鉄心502が形成され
る。例えば短冊状鋼板501a〜zの各々の板厚を例え
ば0.27mmに設定すると、鉄心502の外接円500
の直径が7.2mmとなり、その占積率を95%以上にす
ることができる。このように短冊状の短冊状鋼板501
a〜zの板幅が徐々に増大または減少するように後述す
る積層工程により積層することによって、鉄心502が
形成される。
【0019】積層された鉄心502は後述する整形固定
工程により、端部502aおよび端部502bがレーザ
溶接されることで鉄心502を構成する短冊状鋼板50
1a〜zがそれぞれ互いに接合される。そして、鉄心5
02の両端には、コイルにより励磁されて発生する磁束
の方向とは反対方向の極性を有する磁石504、506
がそれぞれ粘着テープにより固定されている。
【0020】二次スプール510は、有底円柱状に形成
される樹脂整形品であり、その外周には二次コイル51
2が巻回されている。そして、この二次スプール510
の底部510cには、二次コイル512の一端から引き
出される図示しない引出線が電気的に接続されたターミ
ナルプレート34が固定され、このターミナルプレート
34にカップ15と接触するためのスプリング27が固
定されている。これらターミナルプレート34とスプリ
ング27とがスプール側導電部材として機能し、二次コ
イル516に誘起された高電圧がターミナルプレート3
4、スプリング27、カップ15、スプリング17を経
由して図示しない点火プラグの電極部に供給される。
【0021】また、一次スプール514は二次スプール
510と同様、有底円柱状の樹脂整形品であり、その上
端部は蓋部514cにより略閉塞されている。この一次
スプール514の外周には一次コイル516が巻回され
ている。一次コイル516が巻回された一次スプール5
14の外側には、スリット508aを有する補助コア5
08が装着され、この補助コア508により点火コイル
外に磁力線が漏れるのを抑制している。
【0022】トランス部5等が収容されている収容室1
02内には、収容室102の上端部に僅かの空気空間を
残して絶縁油29が充填されている。絶縁油29は、一
次スプール514の下側開口端、一次スプール514の
蓋部514cの略中央部に開設された開口514d、二
次スプール510の上側開口端および図示しない開口を
通して侵入し、鉄心502、二次コイル512、一次コ
イル516、補助コア508等の間の電気絶縁を確実な
ものとしている。
【0023】次に、鉄心502を製造する各工程を図7
〜図16に基づいて説明する。図7に示すように、鉄心
502は、(1) 鋼板素材701を裁断しリボン材702
を形成するリボン材裁断工程、(2) リボン材702を所
定長さに切断し短冊材鋼板501a〜zを形成する切断
工程、(3) 切断された短冊材鋼板501a〜zを積層機
730の所定位置に並べる整列工程、(4) 短冊材鋼板5
01a〜zを積層し鉄心材707を形成する積層工程、
および(5) 積層された鉄心材707を整形し端部をYA
Gレーザ溶接する整形固定工程を経ることで製造され
る。
【0024】以下、この(1) 〜(5) の5工程をそれぞれ
説明する。なお、(1) リボン材裁断工程および(2) 切断
工程は特許請求の範囲に記載の「裁断工程」に相当す
る。また、素材準備工程から切断工程までは、短冊状鋼
板製造工程を成しており、この工程により複数種の幅を
もった短冊状鋼板が準備され、後続の工程に供給され
る。
【0025】(1) リボン材裁断工程 リボン材裁断工程は、鋼板素材701の長手方向所定間
隔毎に逃げ孔703を穿孔する工程と、逃げ孔703が
形成された鋼板素材701を裁断する工程とからなる。
図9に示すように、鋼板素材701の長手方向所定間隔
毎に複数の逃げ孔703を穿孔する。この逃げ孔703
は、プレス機710により裁断される裁断部の両端に位
置するように図示しないプレス機によって形成される。
つまり、鋼板素材701の幅方向には各リボンの幅に合
わせた位置に逃げ孔703が形成される。この逃げ孔7
03が形成されることにより、鋼板素材701の長手方
向および幅方向の裁断誤差を吸収するとともに、この誤
差によって生ずるバリ等の発生を防ぐ。これにより、バ
リ等の切屑により生ずるプレス機の故障を防止する効果
がある。
【0026】図8〜図11に示すように、複数の逃げ孔
703が形成された鋼板素材701を長手方向に沿って
所定長さにプレス機720により裁断する。このとき、
図8に示すように後述する積層工程での積層順序に合わ
せた幅の順序で複数のリボンが位置するように裁断され
る。すなわち、鋼板素材701は、その両側から中央に
向かうほど幅の広いリボンが位置するように裁断され
る。この結果、鋼板素材701の両側に最も幅の狭いリ
ボン701a、zがそれぞれ位置される。そして、その
片側から内側に向けて順に幅が広くなるように複数のリ
ボン701b〜lが位置され、他方の片側から内側に向
けて順に幅が広くなるように複数のリボン701y〜o
が位置され、鋼板素材701の軸中心に最も幅の広いリ
ボン701m、nが位置される。このようにリボン70
1aからリボン701zまでがそれぞれ所定の順序に位
置するようにリボン材702を裁断することによって、
後述する積層工程において、リボン材702より切断さ
れた短冊状鋼板501a〜zを積層機730に容易に並
べることができる。
【0027】このリボンの裁断は、上型刃712および
下型刃714を備えるプレス機720によって行われ、
図10および図11に示すそれぞれの刃が互いに噛合う
ことにより上型刃712と下型刃714との間に位置す
る鋼板素材701を裁断される。そのため、上型刃71
2および下型刃714は、裁断される各リボンの幅に設
定されている。
【0028】なお、図12に示すような裁断機720に
よって帯状の鋼板素材701を裁断しても良い。この裁
断機720は切断ローラ722、724から構成されて
おり、それぞれ取付けられたローラが互いにかみ合うこ
とにより切断ローラ722と切断ローラ724との間を
通る鋼板素材701がのれん状に裁断される。この裁断
機720によって鋼板素材701が裁断される様子が図
13に示されており、図13で右側から鋼板素材701
が裁断機720内に投入され左側から裁断されたリボン
材702が取出されている。
【0029】また、図9に示す逃がし孔703を長手方
向に二列設け、この互いに近接する逃がし孔703の列
間を裁断しないようにリボン材702を裁断しても良
い。これにより、接近して設けられる二列の逃がし孔7
03の列間は裁断されることのない鋼板素材701の一
部であることから、裁断後のリボン材702がのれん状
にばらばらにならない。したがって、次工程である切断
工程へのリボン材702の投入を容易にする効果があ
る。
【0030】(2) 切断工程 リボン材裁断工程により裁断されたリボン材702は、
図示しない一体のダイスとパンチによりせん断加工され
る。このせん断位置は、図14に示すように前述した逃
がし孔703が形成される位置の長手方向の前後であ
る。このように逃がし孔703の前後をせん断すること
により、のれん状に互いに繋がっていたリボン材702
が一枚づつの短冊状鋼板501a〜zに分離される。そ
して、逃がし孔703が形成された不要な部分がスクラ
ップ部704として廃棄される。そのため、逃がし孔7
03に極力近くなる位置でせん断が行われる。これによ
り、長手方向の長さが一定で、板幅がそれぞれ異なる複
数の短冊状鋼板501a〜zが形成される。
【0031】(3) 整列工程 整列工程では、切断工程により切断された短冊材鋼板5
01a〜zを後述する積層機730のテーブル731上
に図示しないハンドラ等によって並べる。このとき、図
6に示すように積層された積層材705において、幅の
最も狭い短冊状鋼板501aと短冊状鋼板501zが最
も外側に位置するように配置し、その内側に向かって徐
々に幅が広くなるように短冊状鋼板501b〜lと短冊
状鋼板501y〜oが両側から順に配置し整列させる。
【0032】(4) 積層工程 積層工程では、整列工程により整列させた短冊状鋼板5
01a〜zを積層機730によって積層し積層材705
を形成する。このとき最も幅の広い短冊状鋼板501m
と短冊状鋼板501nが中央に位置し、最も幅の狭い短
冊状鋼板501aと短冊状鋼板501zが両端に位置す
るように積層する。
【0033】ここで、積層機730の構成と、それによ
り短冊状鋼板501a〜zが積層される様子とを図1お
よび図2に基づいて説明する。積層機730は、主にテ
ーブル731、スライド治具733、ストッパ治具73
9などから構成される。保持台としてのテーブル731
の上面には、スライド治具733の進行方向に向かって
下るように形成される階段状のテーブル面731が位置
しており、このテーブル面731の階段下り方向に向か
ってテーブル面731aが図1に示す符号Aにより示さ
れる二点鎖線(水平面)に対し一様な登り勾配角度θ1
を有するように構成されている。このような水平面Aに
対し登り勾配となる勾配角度θ1がテーブル面731a
の階段下り方向に向かって設定され、後述するスライド
治具733のガイド面733aとともに積層途中の積層
材705を受け止めることにより積層崩れを防ぐことが
できる。
【0034】保持面としてのテーブル面731aの長手
方向長さは、前述した短冊状鋼板501a〜zの長手方
向長さとほぼ同じ長さに設定され、またケーブル面73
1aの幅方向長さはその上に載せられる短冊状鋼板50
1a〜zのそれぞれの板幅に設定されている。つまり、
テーブル面731aの幅方向長さは所定の短冊状鋼板5
01a〜zの板幅と適合するように設定されており、積
層される順番にテーブル面731a上に並べられるため
一段当たりのテーブル面731aの幅方向長さもその順
に徐々に狭くなったり広くなったりしている。
【0035】例えば本実施例の場合、図1に示すよう
に、階段状に並ぶテーブル面731aの階段を下るに従
いテーブル面の幅が徐々に広くなり最も幅の広い短冊状
鋼板501m、nが載せられるテーブル面731aを境
に逆に徐々に狭くなるように設定されている。ここで、
テーブル731上に形成された階段形状は、短冊状鋼板
501a〜zを順に落下移動させることで順に積層する
積層方向(上下方向)の移動手段を構成する。そして、
その階段の段差の高さは、短冊状鋼板501a〜zがほ
ぼ平行に落下でき、縦向きにならない程度に設定されて
おり、望ましくはすべての鋼板501a〜zの幅より低
いことが望ましい。
【0036】図2に示すように、積層治具としてのスラ
イド治具733は、テーブル731の幅方向両側に位置
するレール734上を移動可能に位置しており、スライ
ド部735、回転軸736およびモータ737により構
成される。そして、モータ737により回転駆動される
回転軸736の回転に伴い回転軸736の軸方向に移動
可能なスライド部735によって、スライド部735に
取付けられたスライド治具733を階段下り方向に移動
させることができる。ここで、レール734、スライド
部735、回転軸736およびモータ737は、特許請
求の範囲に記載の「移動装置」を構成する。
【0037】また、スライド治具733にはガイド面7
33aが形成されている。このガイド面733aはテー
ブル面731aに対して受け面角度θ2 を有するように
設定され、この受け面角度θ2 は鈍角に、つまり90°
よりも大きく設定されている。このようにテーブル面7
31aに対し直角より階段登り方向に向かって倒れ込む
ような受け面角度θ2 にガイド面733aが設定される
ことによって、前述したテーブル面731aの勾配角度
θ1 とともにスライド治具733により押出され積層さ
れる短冊状鋼板501a〜zの積層崩れを防いでいる。
【0038】このように階段下り方向に移動するスライ
ド治具733によって、テーブル面731a上に載せら
れた短冊状鋼板501a〜zを階段を下る方向に押出さ
れる。すると、階段を下る方向に押出された短冊状鋼板
(例えば501m)が、階段下り方向の次のテーブル面
731a上に位置する短冊状鋼板(例えば501n)の
上に落下し積重ねられる。つまり、階段状に形成される
テーブル面731aの階段上側にある短冊状鋼板501
mを含む積層材705が階段下側に位置する短冊状鋼板
501nの上に積重ねられ、さらにその短冊状鋼板m、
nを含む積層材705が階段下側にある短冊状鋼板50
1oの上に積重ねられる。このようにしてスライド治具
733の移動に伴い短冊状鋼板が所定の順序に従い積重
ねられることにより、図6に示すような501a〜zの
順序に積重ねられる。
【0039】スライド治具733により短冊状鋼板50
1yが押出されると、階段下り方向端部に位置するスト
ッパ治具739にスライド治具733が当接し短冊状鋼
板501a〜zの積層が終了する。このように階段下り
方向端部にストッパ治具739が位置することによっ
て、スライド治具733の停止直後に生じやすい短冊状
鋼板501a〜zの積層崩れを防止することができる。
さらに、ストッパ治具739のスライド治具733側に
位置するガイド面739aの形状を短冊状鋼板501a
〜zが積層された積層材705の外周形状とほぼ一致さ
せることで積層材705の積層崩れをさらに防止するこ
とができる。
【0040】(5) 整形固定工程 整形固定工程では、積層された短冊状鋼板501a〜z
を所定形状に整形する整形工程と、整形された積層材7
05の短冊状鋼板501a〜zがばらばらに離れないよ
う各短冊状鋼板501a〜zを互いに溶接する固定工程
とからなる。図17および図18に示すように、積層材
705は、積層された短冊状鋼板501a〜zがばらば
らに離れないように、また径方向断面形状が略円形にな
るように押さえ部742、744からなる押え治具74
0によって整形される。そして、このように整形された
積層材705の端面706にYAGレーザ溶接が線状に
施される。このYAGレーザ溶接は、積層された短冊状
鋼板501a〜zの端面すべてにわたって交差するよう
に線状に施されるため、積層された隣合う鋼板が互いに
溶接される。このようにして各短冊状鋼板501a〜z
が整形された形状を維持しながら互いに固定される。
【0041】図16では、その溶接痕が符号707で表
されている。また図15では、YAGレーザ溶接をする
様子を示し、白抜きの矢印はYAGレーザの照射光の走
査方向を表している。このようにレーザ溶接された積層
材705は、積層された短冊状鋼板501a〜zがばら
ばらに離れることがないため、鉄心502として容易に
取扱うことができる。
【0042】以上説明したように、本実施例によると、
テーブル731上に並べられた短冊状鋼板501a〜z
は、積層工程により、その幅方向に当接可能なスライド
治具733に押出される。すると、押出された短冊状鋼
板はその階段下り方向側に位置する短冊状鋼板の上に落
下するように積重ねられることから、このスライド治具
733による短冊状鋼板の幅方向の押出しを繰返すこと
により短冊状鋼板を順次積重ねることができる。これに
より、積層する順番に短冊状鋼板501a〜zをテーブ
ル731上のテーブル面731aに並べることによっ
て、所定の積層順序に積層することができる。したがっ
て、例えば従来、マガジンなどから一枚づつ取出して積
重ねていた積層方法に較べると、短冊状鋼板501a〜
zの積層工程の生産性を高めることができ、この生産性
の向上に伴い鉄心の製造コストを低減する効果がある。
【0043】また、本実施例によると、短冊状鋼板50
1a〜zを幅方向に押出すスライド治具733には積層
鋼板が載せられるテーブル面731aに対し鈍角を有す
るガイド面733aが形成されていることから、積層途
中の短冊状鋼板の積層崩れをこのガイド面733aによ
り防止することができる。これにより、短冊状鋼板50
1a〜zの積層途中に生じやすい積層崩れによる積層工
程の中断を回避することができ、積層工程の生産性をよ
り一層向上する効果がある。
【0044】さらに、本実施例によると、積層工程の前
工程に短冊状鋼板501a〜zを形成する裁断工程が設
定され、積層工程の後工程には積層された積層材705
をその径方向断面形状がほぼ円形となるように整形しな
がら積層材705の端面をレーザ溶接する整形固定工程
が設定されている。これにより、積層される複数の短冊
状鋼板501a〜zは、単一の鋼板素材701の裁断工
程により準備されることから、板幅ごとに異なるプレス
用金型により複数の短冊状鋼板を打抜いていた場合と較
べると、このような複数のプレス用金型を必要としない
分、設備コストの増大を抑制し、鉄心の製造コストを低
減する効果がある。また、鋼板素材701から積層材7
05までを一貫した工程により生産することができる。
【0045】さらにまた、短冊状鋼板501a〜zを順
次積層する積層工程には、テーブル731のテーブル面
731aの階段下り方向に向かって短冊状鋼板を幅方向
に押出すように順次落下させながら積層することから、
短冊状鋼板の厚さ方向に対する移動手段を別途設ける必
要がない。これにより、積層機730の設備コストを低
減する効果がある。
【0046】なお、図2に示すように、スライド軸73
3はテーブル731の幅方向両端に位置させる構成に限
られず、テーブル面731a上に置かれる短冊状鋼板5
01a〜zを階段下り方向側にバランス良く押出すこと
ができれば、例えばテーブル731の幅方向ほぼ中央に
位置させても良い。これにより、スライド治具733の
使用数量を減らすことができるため、設備コストを低減
させる効果がある。
【0047】また、本実施例では、テーブル731に対
しスライド治具733が階段下り方向側に向かって移動
する構成を採用したが、本発明ではこれに限られること
なく、スライド治具またはテーブルのいずれか一方が相
対的に移動しテーブル上に載せられた短冊状鋼板を階段
下り方向側に向かって押出すことが可能であれば、スラ
イド治具を固定しテーブルを移動させる構成を採用して
も良い。
【0048】さらに、整列工程では、複数の短冊状鋼板
を積層順に保持台並びに移動装置としてのベルトコンベ
ア上に並べ、ベルトコンベアの進行方向側端部に自由落
下する積層鋼板を受け止め、積層保持する積層治具とし
ての凹部を形成し、積層工程ではベルトコンベアを移動
させてこの凹部の中に短冊状鋼板を順次落下させるよう
な積層機としての構成および積層方法を採用しても良
い。
【0049】また、短冊状鋼板の製造工程は、単一の鋼
板素材を上記実施例のようにその長さ方向に沿って裁断
し、多数種の幅の短冊状鋼板を製造したが、これに代え
て鋼板素材をその幅方向に短冊状鋼板の幅で切断しても
良い。また、幅の異なる複数の鋼板素材を準備し、それ
らを切断して短冊状鋼板を製造しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による鉄心の製造装置により
鉄心が積層される様子を示す説明図である。
【図2】図2に示すII方向矢視による矢視図である。
【図3】本実施例の製造装置により製造された鉄心を組
付けた内燃機関用点火コイルの縦断面図である。
【図4】図3に示すトランス部のIV−IV線断面図であ
る。
【図5】鉄心を構成する鋼板の各寸法を示す模式図であ
る。
【図6】本実施例の製造装置により製造された鉄心を示
し、(a) は平面図、(b) は側面図である。
【図7】本実施例による鉄心の製造工程を示す工程図で
ある。
【図8】鋼板素材に対する幅の異なる各鋼板の裁断位置
を示す模式図である。
【図9】帯状の鋼板素材を順に裁断する様子を示す模式
図である。
【図10】裁断工程において鋼板素材を裁断する裁断機
を示す模式図である。
【図11】裁断工程において裁断機により鋼板素材から
リボン材を裁断される様子を示す模式図である。
【図12】裁断工程において鋼板素材を裁断する切断ロ
ーラを示す模式図である。
【図13】裁断工程において切断ローラにより鋼板素材
からリボン材を裁断される様子を示す模式図である。
【図14】切断工程においてリボン材を短冊状に切断す
る様子を示す説明図である。
【図15】整形固定工程において積層された鉄心材をY
AGレーザ溶接する様子を示す説明図である。
【図16】図15に示すXVI 方向矢視による矢視図であ
る。
【符号の説明】
2 点火コイル 5 トランス部 6 接続部 100 ケース 501a〜z 短冊状鋼板 502 鉄心 701 鋼板素材 (帯状鋼板) 702 リボン材 730 積層機 731 テーブル (保持台) 731a テーブル面 (保持面) 733 スライド治具(積層治具) 734 レール (移動装置) 735 スライド部 (移動装置) 736 回転軸 (移動装置) 737 モータ (移動装置) 739 ストッパ治具(崩れ防止手段) θ1 勾配角度 θ2 受け面角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−260119(JP,A) 特公 昭51−11287(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の短冊状鋼板を厚さ方向に積層して
    形成する鉄心の製造方法であって、 短冊状鋼板を幅方向に保持台上に並べる整列工程と、 前記保持台に並べられた前記短冊状鋼板の幅方向に当接
    可能な積層治具および前記保持台を相対的に移動させ、
    前記複数の短冊状鋼板を順次積層する積層工程とを含む
    ことを特徴とする鉄心の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記整列工程の前工程には、帯状鋼板か
    ら幅の異なる複数の短冊状鋼板を裁断し準備する裁断工
    程が含まれることを特徴とする請求項1記載の鉄心の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記積層工程の後工程には、積層後の複
    数の短冊状鋼板を径方向断面形状が略円形になるように
    整形し、各短冊状鋼板同士を固定する整形固定工程が含
    まれることを特徴とする請求項1または2記載の鉄心の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記積層工程において、各短冊状鋼板が
    厚さ方向の順次落下を伴いながら積層されることを特徴
    とする請求項1、2または3記載の鉄心の製造方法。
  5. 【請求項5】 複数の短冊状鋼板を厚さ方向に積層して
    形成する鉄心の製造装置であって、 短冊状鋼板が幅方向に並べられる保持台と、 前記短冊状鋼板を積層状態に保持する積層治具と、 前記保持台と前記積層治具とを相対的に前記短冊状鋼板
    の幅方向に移動させ、前記保持台上の短冊状鋼板を前記
    積層治具に供給する移動装置とを備えたことを特徴とす
    る鉄心の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記短冊状鋼板を並べる前記保持台の保
    持面は階段状を有し、前記保持台と前記積層治具とが前
    記階段を下る方向に相対的に移動することを特徴とする
    請求項5記載の鉄心の製造装置。
  7. 【請求項7】 積層された複数の短冊状鋼板の積層崩れ
    を阻止する崩れ阻止手段を有することを特徴とする請求
    項6記載の鉄心の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記崩れ阻止手段は、最後に積層される
    短冊状鋼板の積層進行方向側に位置するストッパ治具で
    あることを特徴とする請求項7記載の鉄心の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記崩れ阻止手段は、前記階段の昇り勾
    配と、前記積層治具の受け面角度であることを特徴とす
    る請求項7記載の鉄心の製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項5〜9のいずれか一項に記載の
    鉄心の製造装置であって、 帯状鋼板から幅の異なる複数の短冊状鋼板を裁断する裁
    断装置と、 積層後の複数の短冊状鋼板を径方向断面形状が略円形に
    なるように整形し、各短冊状鋼板同士を固定する整形固
    定装置とを備えたことを特徴とする鉄心の製造装置。
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