JP3365210B2 - 架設レールにおける電線配線方法及びレール部品 - Google Patents

架設レールにおける電線配線方法及びレール部品

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JP3365210B2
JP3365210B2 JP18202496A JP18202496A JP3365210B2 JP 3365210 B2 JP3365210 B2 JP 3365210B2 JP 18202496 A JP18202496 A JP 18202496A JP 18202496 A JP18202496 A JP 18202496A JP 3365210 B2 JP3365210 B2 JP 3365210B2
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  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送装置等の移動
体が走行するモノレール等の架設されたレールに対し給
電線を配線する架設レールにおける電線配線方法及びレ
ール部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天井に架設されたレールに沿って
走行し、工場あるいは倉庫内のステーション間において
荷の搬送作業をするモノレール式の搬送装置が提案され
ている。また、この種の搬送装置の給電方法として、レ
ールに沿って配線された給電線に対し非接触状態で2次
コイルを対向させて走行する構成とし、給電線を流れる
交流電流に基づく電磁誘導作用により2次コイルに発生
した起電力により移動体(搬送装置)を走行駆動させる
給電システムが知られている(例えば特開平6−153
305号公報等)。
【0003】この給電システムを採用した移動体とし
て、例えば図7に示すような移動体(搬送装置)があ
る。同図に示すように、移動体(搬送装置)1は、レー
ルRに対して複数のローラ2,3を介して懸架状態で支
持されている。レールRの側面には2本(但し、レール
の終端側でループ状に繋がっている)の給電線4がレー
ルRに沿うように架設されている。移動体1は、非接触
式の受電コア5を給電線4に対向させた状態で走行する
ようになっており、給電線4を流れる高周波電流に基づ
き受電コア5側の2次コイル6に起電力が誘導される。
移動体1はこの誘導起電力を電源とするモータ7の駆動
力により走行する。
【0004】従来、レールRの架設工事では、図8に示
すように、1本数メートル程度のレール部材51を移動
体1の軌道線に沿って架設状態に接続支持することで行
われる。この工事は高所作業車等を用いて行われ、レー
ル部材51は天井に設けられた支持具や、地上に立設さ
れた支柱等(いずれも図示せず)により支持される。レ
ールRの架設後、給電線4のための電線配線工事が行わ
る。
【0005】まず、巻回された電線52を地上でレール
に沿って撚りをとりながら真っ直ぐ延ばした状態とし、
次に電線52の端部を持ち上げてレールRの端部から順
番に配線する手順が取られていた。電線52は予めレー
ル部材51の側面に所定間隔毎に取付けられた支持部材
53に嵌合支持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、移動体1に給
電するための電線52は高周波電流に耐えられる規格の
かなり太い(例えば直径2〜3cm程度)ものであり、
1メートル当たり1kg以上というようなかなり重量の
あるものであった。また、レールRは地上から通常3〜
4メートル以上の高さに架設されるため、数十メートル
(例えば50m)にも及ぶ電線52をその端部から順に
3〜4メートル以上の高さまで持ち上げる必要があっ
た。このように重量のある電線52を持ち上げて配線す
る作業は、通常の電気工事の配線のように作業員だけの
人力で行えるものではなく、大規模な設備(電力工事用
の高所作業車等)を使用した大工事となっていた。その
ため、この電線配線工事には膨大な労力がかかるうえ、
工事時間も長くかかっていた。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、架設レールに対して行われる
移動体の給電のための電線配線作業にかかる労力を軽減
し、配線作業の効率化を図ることができる架設レールに
おける電線配線方法及びレール部品を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、移動体の軌道に沿って架
設された複数本のレール部材から構成される走行用のレ
ールに対し、移動体に給電するための電線を配線する架
設レールにおける電線配線方法であって、前記電線の配
線長さを複数分割した長さを有する各電線片を、前記レ
ール部材の配線箇所に取着して該レール部材を架設した
後、もしくは架設した前記レール部材に対してその配線
箇所に前記電線片を取着した後に、各電線片を、他の電
線片と接続するための端子手段であって、その接続相手
の電線片との接続位置を該電線片に対してその軸線方向
に変更可能な接続調節手段を備えた端子手段を介して接
続するようにした。
【0009】請求項2に記載の発明では、移動体が走行
するためその軌道に沿うように架設されるとともに、移
動体に給電するための電線が配線されてなるレールを構
成するレール部品であって、所定長さのレール部材と、
該レール部材に設けられた電線配線用の支持部材と、前
記電線の配線長さを複数分割した長さを有する電線片と
がユニット化され、前記電線片の少なくとも一端部に
は、他の電線片と接続するための端子手段が備えられ、
前記端子手段は、その接続相手の電線片との接続位置を
該電線片に対してその軸線方向に変更可能な接続調節手
段を備えている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のレール部品において、前記電線片の長さは、前記レ
ール部材の長さにほぼ等しい
【0011】
【0012】作用) 従って、請求項1に記載の発明によれば、移動体の軌道
に沿って複数本のレール部材が架設配列される。このと
き、電線の配線長さを複数分割した長さの電線片を取着
した状態でレール部材が架設されるか、もしくは架設さ
れた後のレール部材に対して各電線片が取着される。こ
うして架設されたレール部材に各電線片が取着された状
態となると、次に各電線片が端子手段を介して相互に接
続されることにより、電線の配線が完了する。従って、
比較的短い電線片を架設位置まで回数を分けて持ち上げ
ておき、それらを架設位置で順に接続していけばよいの
で、架設レールへの電線配線作業の労力が大幅に軽減さ
れる。例えば電線配線作業が大規模な設備を使用せず、
人手で行える程度の容易な作業となる。その結果、配線
工事の所要時間も短縮する。また、電線片を取着した状
態でレール部材を架設する方法の場合は、レール部材の
架設時に一緒に電線片がその架設位置まで運ばれるの
で、配線だけのために電線片を架設位置まで持ち上げる
必要がなくなり、二度手間が不要となる。また、予め端
子手段が備えられているので、各電線片の接続作業が容
易となる。さらに、レール部材の接続間隔にばらつきが
あっても、端子手段に備えられた接続調節手段を調節し
て端子手段の接続位置を電線片に対してその軸線方向に
変更することで、そのばらつきが吸収され、電線をレー
ルに対して撓み等の不具合なくほぼ真っ直ぐに配線する
ことが可能となる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、レール部
品は、配線長さを複数分割した長さを有する電線片が、
レール部材に対してその配線箇所に支持部材を介して支
持されることでユニット化されている。レール部品の架
設工事のときにユニット化された電線片が一緒に架設位
置に運ばれ、その後、各電線片を順に接続すれば配線工
事が完了する。従って、電線片を架設位置まで持ち上げ
る手間が不要となり、電線配線工事がほぼ電線片の接続
作業だけの簡単な作業となる。従って、配線工事の労力
が大幅に軽減される。例えば配線工事用の大規模な設備
を使用しなくて済み、配線工事の所要時間の短縮も図ら
れる。また、電線片には少なくともその一端部に予め端
子手段が備えられているので、各電線片の接続作業が容
易となる。さらに、レール部材の接続間隔にばらつきが
あっても、端子手段に備えられた接続調節手段を調節し
て端子手段の接続位置を電線片に対してその軸線方向に
変更することで、そのばらつきが吸収され、電線をレー
ルに対して撓み等の不具合なくほぼ真っ直ぐに配線する
ことが可能となる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、電線片の
長さがレール部材の長さにほぼ等しい。つまり、電線の
配線長さをレール部材の長さ毎に分割した構成であるた
め、レール部材の長さが同じならばレール部品の互換性
が効く。また、電線片がレール部材の両端からほとんど
延出しないため、レール部品の架設工事時に電線片が邪
魔になることがない。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に従って説明する。なお、本実施形態
におけるレールRは、図7に示す移動体(搬送装置)1
が懸架状態で走行するためのものである。
【0017】図1は本実施形態におけるレールRの構成
部品であるレール部品11を示す。レール部品11は、
断面略コ字状の数メートル(例えば約3m)の長さを有
する金属製のレール部材12を備える。レール部材12
の側面(同図における手前面)には、その長手方向に所
定間隔おきに複数個(同図では4個としたが例えば約3
mのレール部材であれば10個程度が適当)の樹脂製の
支持部材13が取り付けられている。
【0018】支持部材13は、レール部材12の側面に
形成された凹部(図示せず)にその板状の台座部13a
を埋め込んだ状態で例えばネジ等(図示せず)を用いて
レール部材12に対して電線としての給電線4の重量に
十分耐えられるだけの支持強度で取付けられている。台
座部13aには2つの取付部13bが延出形成されてお
り、各取付部13bの先端部は給電線4を嵌着可能な凹
部形状(クリップ形状)を有している。
【0019】レール部品11には、給電線4を構成する
2本の電線片14が各支持部材13の2つの取付部13
bにそれぞれ嵌着支持された状態で、レール部材12の
長手方向に沿うように取付けられている。電線片14
は、レールRに配線される給電線4をレール部材12毎
に分割したときの長さにほぼ等しい長さを有し、ほぼレ
ール部材12の長さに等しい。つまり、レール部品11
は、2本の電線片14と共にレール部材12がレールR
の1部品としてユニット化されて構成されている。
【0020】電線片14の両端にはその電線径とほぼ同
径を有する端子手段としての雌雄の略円柱状のコネクタ
15,16が取付けられている。すなわち、雄側のコネ
クタ15は図3(b)に示すように多数本のピン16a
を有しており、一方、雌側のコネクタ16は図3(a)
に示すようにピン16aを差込み可能な同数のピン穴1
5aを有している。
【0021】次に、上記のように構成されたレール部品
11を用いた電線配線方法について説明する。まず、レ
ールRの架設工事が行われる。2本の電線片14は予め
レール部材12に対し支持部材13を介して図1に示す
ように一体的に取り付けられている。レール部品11を
移動体1の軌道となる所定高さ(通常3〜4メートル)
まで高所作業車により運び、天井に設けられた支持具あ
るいは支柱等(いずれも図示せず)に支持させた状態
で、レール部材12を軌道に沿うように接続固定する。
【0022】レール部品1の架設工事を終えた状態で
は、各レール部品11にユニット化された電線片14が
各レール部材12の配線箇所に既に取付けられている。
次の配線作業では、各電線片14間で対峙した雌雄のコ
ネクタ15,16をそれぞれ順に図2に示すように接続
すれば、これで電線配線作業は終了する。
【0023】従って、電線配線作業がコネクタ15,1
6の接続作業だけで済むため、重量のある電線52を持
ち上げるための大規模な設備(電力工事用の高所作業車
等)を用いることなく、電線配線作業が人手だけででき
る簡単な作業となる。つまり、電線配線作業にかかる労
力が大幅に軽減される。
【0024】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に示す効果が得られる。 (a)給電線4の配線長さをレール部材12毎に分割し
た長さを有する電線片14を、レール部材12と共にレ
ール部品11としてユニット化した。そのため、給電線
4を分割した所定長さ毎に持ち上げ、持ち上げた後にそ
の配線長となるように相互に接続する配線方法が取り入
れられ、電線配線作業にかかる労力を大幅に軽減するこ
とができる。従って、大規模な設備(電力工事用の高所
作業車等)を使用する必要がなくなり、工事費の節約と
工事時間の短縮を図ることができる。
【0025】(b)2本の電線片14が予めレール部材
12に対してユニット化されたレール部品11を用いて
架設工事を行うようにしたので、架設工事のとき電線片
14が一緒に架設位置まで運ばれるので、電線片14を
レール架設後にレールRまで持ち上げる二度手間を無く
すことができる。その結果、電線配線作業を人手による
コネクタ15,16の接続だけの簡単な作業とすること
ができる。従って、電線片14を架設工事後にレール部
材12に取り付ける配線方法に比べ、工事時間をさらに
短縮することができる。
【0026】(c)電線片14をレール部材12の長さ
とほぼ等しい長さに設定したので、レール部材12の架
設工事のときに電線片14が邪魔にならず、レールRの
架設工事における作業効率を向上させることができる。
また、電線片14の長さをレール部材12の長さと対応
していない構成とすると、最終的に電線片14がレール
に沿って配設されるようにするため、レール部品の配置
順序をその電線片のそれぞれの長さまでも考慮して架設
工事を行う必要が生じる。しかし、本実施形態によれ
ば、レール部材12が同じ長さ・形状であれば、レール
部品11の互換性が効く。従って、電線片14をユニッ
ト化してもレール部材12の規格だけを注意すればよい
ので、架設工事を単純としてその効率化を図ることがで
きる。
【0027】(d)電線片14の両端に雌雄のコネクタ
15,16を予め取付けておいたので、電線片14の接
続作業もコネクタ15,16を差込み接続していくだけ
の簡単な作業とすることができる。
【0028】(e)コネクタ15,16を電線片14と
ほぼ同径としているので、コネクタ15,16との接触
を回避するため受電コア5を大型化設計しなくて済む。 (f)支持部材13はその取付部13bが電線片14を
嵌め込み可能な凹部形成されているため、電線片14を
レール部材12に一体的にユニット化する作業も簡単と
することができる。
【0029】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように具体化することもできる。 (1)電線片14を接続するための端子手段は、雌雄の
コネクタに限定されない。例えば図4に示すように、電
線片14の両端に圧着端子21を固着しておき、レール
部品11の架設後に、接続箇所で対峙する双方の圧着端
子21をボルト22とナット23を用いた締結により接
続する構成としてもよい。ここで、圧着端子21に形成
された接続調節手段としての長穴21aにより、レール
部材12の接続間隔のばらつき等に起因する寸法的誤差
を吸収し、常に給電線4を撓むことなくレールRに対し
てほぼ真っ直ぐ(平行に)配線することができる。勿
論、前記実施形態におけるコネクタ15,16のいずれ
か一方を電線片14に対してその軸線方向に位置調節可
能に設け、同様の効果を得ることもできる。
【0030】また、図5に示すように、電線片14の端
部から露出させた線材14aをスリーブ24に挿通させ
て圧着することにより、電線片14を互いに接続する構
成としてもよい。
【0031】(2)図6に示すように、圧着端子25を
L字状に屈曲した形状とするとともに、レール部材12
の端部に延出形成した支持部12aに対し、圧着端子2
5をボルト26とナット27の締結により挟持固定する
構成としてもよい。この構成によれば、支持部12aが
電線片14の支持機能も兼ねるので、電線片14の接続
強度の向上を図ることができる。また、圧着端子25が
給電線4に対して受電コア5と対向する側と反対側に配
置されるので、受電コア5を圧着端子25との干渉を回
避するため大型化しなくて済む。
【0032】(3)前記実施形態では、レール部品11
を架設する際に予めレール部材12に電線片14を取り
付けておいた。これに対し、電線片14を取り付けずに
レール部品11の架設工事を行い、架設後のレール部材
12に対して電線片14を後付けするとともに、各電線
片14をコネクタ15,16等により接続する手順を採
用した配線方法としてもよい。この電線配線方法によっ
ても、大型設備を使用することなく人手だけで電線配線
作業をすることができる。
【0033】(4)電線片14の長さは、レール部材1
2の長さにほぼ等しいことに限定されない。例えばレー
ル部材12の1.5倍の電線長の電線片を備えてユニッ
ト化されたレール部品と、電線を備えないレール部品と
を交互に配置してレールRを構成してもよい。この構成
によれば、電線片の接続箇所が少なくなって接続作業の
手間を一層低減することができる。
【0034】(5)電線片14とレール部材12が別部
品であって、架設工事現場でレール部材12に電線片1
4を取り付けて使用する構成であってもよい。 (6)レール部品を構成するレール部材が屈曲形状を有
していてもよい。
【0035】(7)本発明が適用されるレールは、工場
や倉庫内において荷を搬送する搬送装置1用のものに限
定されない。架設されたレールに配線された電線からの
給電により移動体が走行するためのレールであれば、本
発明を適用できる。
【0036】前記実施形態から把握され、特許請求の範
囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下に
記載する。 (イ)請求項1の発明において、前記電線の配線長さを
レール部材の長さ毎に複数分割した各電線片を、前記レ
ール部材の配線箇所に取着して該レール部材を架設した
後、各電線片を端子手段を介して相互に接続するように
した。この電線配線方法によると、レール部材の架設時
に一緒に電線片がその架設位置まで運ばれるので、電線
片を配線のために架設位置まで運ぶ手間が省け、配線作
業時間の短縮などの作業効率化を図ることができる。
【0037】(ロ)請求項の発明において、前記電線
は移動体に設けられた非接触給電用の受電コアが備える
コイルに誘導起電力を発生させる交流電線であり、前記
端子手段は前記受電コアが前記電線に対して対峙するそ
の対峙方向側へは突出しないように前記電線片に備えら
れている。この構成によれば、端子手段との干渉を防止
する目的で受電コアが大型化されることを防止できる。
【0038】(ハ)請求項2又は請求項の発明におい
て、前記電線は、非接触式給電用の給電線である。非接
触式給電用の給電線はかなり重くなるが、電線片毎に分
割されるので、電線配線作業の労力軽減に特に効果的に
寄与できる。
【0039】
【発明の効果】従って、請求項1に記載の発明によれ
ば、電線の配線長さを複数分割した長さの電線片を、レ
ール部材と共に架設位置に運ぶか、もしくは架設後のレ
ール部材に対して個々に運んで取着した後、各電線片を
接続する電線配線方法を採用したので、架設レールへの
電線配線作業の労力を大幅に軽減することができる。
た、端子手段を予め備えたので、各電線片の接続作業を
容易とすることができる。さらに、端子手段に、その接
続相手の電線片との接続位置を該電線片に対してその軸
線方向に変更可能な接続調節手段を備えたので、レール
部材の接続間隔のばらつきを吸収し、電線をレールに対
してほぼ真っ直ぐ(平行に)配線することができる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、所定長さ
のレール部材と、該レール部材に設けられた電線配線用
の支持部材と、電線の配線長さを複数分割した長さの電
線片とをユニット化してレール部品を構成したので、レ
ール部品の架設工事後に各電線片を接続するだけの簡単
な配線作業とすることができ、しかも電線片を架設位置
まで運ぶための手間が省けて配線作業時間を短縮させる
ことができる。また、電線片の少なくとも一端部に端子
手段を予め備えたので、各電線片の接続作業を容易とす
ることができる。さらに、端子手段に、その接続相手の
電線片との接続位置を該電線片に対してその軸線方向に
変更可能な接続調節手段を備えたので、レール部材の接
続間隔のばらつきを吸収し、電線をレールに対してほぼ
真っ直ぐ(平行に)配線することができる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、電線片の
長さがレール部材の長さにほぼ等しいため、同じ長さの
レール部材であればレール部品の互換性が効くうえ、電
線片がレール部品の架設工事時に邪魔になることを防止
できる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるレール部品の斜視図。
【図2】電線配線状態の走行レールの斜視図。
【図3】コネクタの斜視図。
【図4】別例のレール部品を示す部分斜視図。
【図5】図4と異なるレール部品の部分斜視図。
【図6】図5と異なるレール部品の部分平面図。
【図7】レールに懸架された移動体の正面図。
【図8】従来技術における走行レールへの電線配線方法
を示す斜視図。
【符号の説明】
1…移動体(搬送装置)、4…電線としての給電線、1
1…レール部品、12…レール部材、13…支持部材、
14…電線片、15,16…端子手段としてのコネク
タ、21…端子手段としての圧着端子、21a…接続調
節手段としての長穴、24…端子手段としてのスリー
ブ、25…端子手段としての圧着端子、R…レール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−78406(JP,A) 特開 平5−366607(JP,A) 特開 平8−340602(JP,A) 特開 昭49−58392(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60M 7/00 B60L 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の軌道に沿って架設された複数本
    のレール部材から構成される走行用のレールに対し、移
    動体に給電するための電線を配線する架設レールにおけ
    る電線配線方法であって、 前記電線の配線長さを複数分割した長さを有する各電線
    片を、前記レール部材の配線箇所に取着して該レール部
    材を架設した後、もしくは架設した前記レール部材に対
    してその配線箇所に前記電線片を取着した後に、各電線
    片を、他の電線片と接続するための端子手段であって、
    その接続相手の電線片との接続位置を該電線片に対して
    その軸線方向に変更可能な接続調節手段を備えた端子手
    段を介して接続するようにした架設レールにおける電線
    配線方法。
  2. 【請求項2】 移動体が走行するためその軌道に沿うよ
    うに架設されるとともに、移動体に給電するための電線
    が配線されてなるレールを構成するレール部品であっ
    て、 所定長さのレール部材と、該レール部材に設けられた電
    線配線用の支持部材と、前記電線の配線長さを複数分割
    した長さを有する電線片とがユニット化され、前記電線
    片の少なくとも一端部には、他の電線片と接続するため
    の端子手段が備えられ、 前記端子手段は、その接続相手の電線片との接続位置を
    該電線片に対してその軸線方向に変更可能な接続調節手
    段を備え ているレール部品。
  3. 【請求項3】 前記電線片の長さは、前記レール部材の
    長さにほぼ等しい請求項2に記載のレール部品。
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