JP3365167B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP3365167B2 JP24111895A JP24111895A JP3365167B2 JP 3365167 B2 JP3365167 B2 JP 3365167B2 JP 24111895 A JP24111895 A JP 24111895A JP 24111895 A JP24111895 A JP 24111895A JP 3365167 B2 JP3365167 B2 JP 3365167B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの位置を検出し
てコイルへの通電を行うブラシレスモータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、モータの回転位置をホール素子で
検出して、その検出出力に応じて3相コイルへの通電を
切り換えるブラシレスモータが使用されている。図29
に従来のブラシレスモータの構成を示す。
【0003】ロータ回転磁石2001の磁極をホール素
子2011,2012,2013が検出して、回転位置
に応じた3相の検出信号を出力する。各ホール素子20
11,2012,2013の出力は、それぞれ増幅器2
021,2022,2023によって所定倍の増幅をさ
れる。乗算器2031,2032,2033は、それぞ
れ増幅器2021,2022,2023の出力を指令器
2050の指令信号と乗算し、指令信号に応動した振幅
の3相の乗算信号を得る。電力増幅器2041,204
2,2043は、乗算器2031,2032,2033
の出力を電力増幅して3相のコイル2002,200
3,2004に印加する。
【0004】その結果、ロータ磁石2001の回転に伴
って変化する3相の駆動信号が3相コイル2002,2
003,2004に加えられ、ロータ磁石2001は所
定方向への回転を持続する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、下記のごとき問題があった。
【0006】駆動信号の振幅は、指令器2050の指令
信号とホール素子2011,2012,2013の乗算
結果に比例する。ホール素子の感度バラツキやロータ磁
石2001の磁界バラツキによって、ホール素子201
1,2012,2013の検出信号の振幅バラツキが生
じ、乗算結果である駆動信号の振幅バラツキを生じる。
特に、ホール素子の感度バラツキは非常に大きく、ホー
ル素子出力の振幅バラツキが駆動信号の大きな振幅バラ
ツキを引き起こしていた。従来、個別のモータ内の3個
のホール素子について、ホール素子の感度範囲を一致さ
せるようにマッチングを取り、相対的な感度バラツキの
影響が少なくなるようにしている。しかしながら、量産
時のモータ間では、ホール素子の感度バラツキによる駆
動信号の大きな振幅バラツキが残っていた。この振幅バ
ラツキは、指令器2050の指令信号に対するモータ発
生トルクのバラツキになり、ブラシレスモータの使用上
において大きな問題になっていた。
【0007】本発明の目的は、上記の従来の問題点を解
決するもので、ホール素子等の検出信号の振幅バラツキ
が生じた場合にも、その影響の極めて少ないブラシレス
モータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のブラシレスモータは、永久磁石磁極の発生
磁束により界磁磁束を得る界磁手段と、前記界磁磁束に
鎖交する3相コイルと、前記界磁手段と前記3相コイル
の相対位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手
段の出力信号に応動して滑らかに変化する切換信号を得
る切換作成手段と、単一の指令信号に応動して変化する
第1の出力電流信号と第2の出力電流信号を出力する
令手段と、前記指令手段の前記第1の出力電流信号を前
記切換作成手段の出力信号に応動して3相の第1分配電
流信号に分配し、3相の前記第1の分配電流信号の合成
電流値を前記第1の出力電流信号に等しくする第1分配
手段と、前記指令手段の前記第2の出力電流信号を前記
切換作成手段の出力信号に応動して3相の第2分配電流
信号に分配し、3相の前記第2の分配電流信号の合成電
流値を前記第2の出力電流信号に等しくする第2分配手
段と、前記第1分配手段の3相の前記第1分配電流信号
と前記第2分配手段の3相の前記第2分配電流信号の差
電流に応動した3相の分配信号を得る合成手段と、前記
合成手段の3相の前記分配信号に応動した3相の駆動信
号を前記3相コイルの3個の端子に供給する駆動手段と
を具備して構成したものである。
【0009】
【作用】この構成によって、指令信号に応動する第1の
出力電流信号を切換作成手段の出力信号によって3相の
第1分配電流信号に分配し、指令信号に応動する第2の
出力電流信号を切換作成手段の出力信号によって3相の
第2分配電流信号に分配し、第1分配電流信号と第2分
配電流信号を合成して3相の分配信号を作り出してい
る。これにより、分配信号の振幅は、位置検出手段の検
出出力の振幅には影響されなくなり(影響は極めて小さ
くなり)、確実に指令信号に対応した値になる。その結
果、3相コイルの端子に供給される駆動信号も、位置検
出手段の検出出力バラツキの影響を受けなくなり、指令
信号に応動した正確な駆動信号を与えることができ、発
生トルクのバラツキが生じなくなる(極めて小さくな
る)。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について、図面を
参照しながら説明する。
【0011】図1から図6に本発明の第1の実施例のブ
ラシレスモータを示す。図1に全体の構成図を示す。図
1の界磁部10は、ロータもしくは移動体に取り付けら
れ、永久磁石磁極の発生磁束により複数個の界磁磁極を
形成し、界磁磁束を発生している。3相のコイル11
A,11B,11Cは、ステータもしくは固定体に取り
付けられ、界磁部10の発生磁束との鎖交に関して電気
的に所定角度(120度相当)ずらされて配置されてい
る。
【0012】図2に界磁部10や3相コイル11A,1
1B,11Cの具体的な構成を示す。ロータ101の内
側に取り付けられた円環状の永久磁石102は内面およ
び端面を4極に着磁されており、図1の界磁部10を形
成している。永久磁石102の磁極に対向するステータ
位置に電機子鉄心103が配置され、電機子鉄心103
には3個の突極部104a,104b,104cが12
0度間隔で設けられ、各突極部の間に形成された巻線用
溝106a,106b,106cを用いて、3相のコイ
ル105a,105b,105c(図1の3相コイル1
1A,11B,11Cに相当)が各突極部104a,1
04b,104cにそれぞれ巻装されている。コイル1
05a,105b,105cは、永久磁石102からの
鎖交磁束に関して電気的に120度の位相差が設けられ
ている(N極とS極の1組分が電気角の360度に対応
する)。ステータには3個の位置検出素子107a,1
07b,107c(たとえば、磁電変換素子であるホー
ル素子)が配置され、永久磁石102の端面の磁極を検
出することにより、界磁部とコイルの相対的な位置に対
応した3相の検出信号を得るようにしている。本例で
は、コイルの中心と位置検出素子の中心の位相を電気角
で90度ずらしており、位置検出素子の検出信号に同相
の駆動信号をコイルに印加することにより、所定方向へ
の回転力を得ることができる。
【0013】図1の指令部15は指令電流器50によっ
て構成され、指令信号Rに応動した第1と第2の出力電
流信号を出力し、分配部13の第1分配31と第2分
32に供給する。
【0014】図3に指令電流器50の具体的な構成を示
す。+Vccと−Vccが印加された回路において(+Vc
c=9V,−Vcc=−9V)、トランジスタ121,1
22と抵抗123,124は差動回路を形成し、指令信
号Rに応動して定電流源120の電流値をトランジスタ
121,122のコレクタ側に分配する。トランジスタ
125,126のカレントミラーによりトランジスタ1
21,122のコレクタ電流を比較し、その差電流をト
ランジスタ127,128,129のカンレントミラー
を介して出力し、第1の出力電流信号d1と第2の出力
電流信号d2を得る(d1,d2は流出電流)。従っ
て、出力電流信号d1,d2は指令信号Rに応動した同
一の電流値を保っている(指令信号Rがアース電位0V
よりも小さくなるとd1,d2は大きくなる)。第1の
出力電流信号d1は分配部13の第1分配器31に供給
され、第2の出力電流信号d2は分配部13の第2分配
器32に供給される。
【0015】図1の位置部12は位置検出器21と切換
作成器22によって構成され、位置検出器21の位置検
出素子の検出信号から切換信号を作り出し、分配部13
の第1分配器31と第2分配器32に供給する。
【0016】図4に位置検出器21と切換作成器22の
具体的な構成を示す。位置検出器21の位置検出素子1
30A,130B,130Cは、図2の位置検出素子1
07a,107b,107cに相当し、抵抗131を介
して並列に電圧が供給されている。位置検出素子130
Aの出力端子には界磁部10(図2の永久磁石102に
相当)の検出磁界に対応した差動の検出信号e1,e2
が出力され(e1とe2は逆相で変化する)、切換作成
器22の差動トランジスタ141,142のベースに供
給されている。位置検出素子130Bの出力端子には界
磁部10の検出磁界に対応した差動の検出信号f1,f
2が出力され、差動トランジスタ151,152のベー
スに供給されている。位置検出素子130Cの出力端子
には界磁部10の検出磁界に対応した差動の検出信号g
1,g2が出力され、差動トランジスタ161,162
のベースに供給されている。界磁部10の回転移動に伴
って検出信号e1,f1,g1(およびe2,f2,g
2)は滑らかに変化し、電気的に120度の位相差を有
する3相信号になっている。
【0017】切換作成器22の定電流源140,14
7,148,150,157,158,160,16
7,168は、同一の一定値の電流を流入する。差動ト
ランジスタ141,142は、検出信号e1,e2に応
動して定電流源140の電流値をコレクタ側に分配す
る。トランジスタ141のコレクタ電流はトランジスタ
143,144のカレントミラーによって2倍に増幅さ
れ、トランジスタ144のコレクタ出力と定電流源14
7の接続端から切換信号h1を得ている。トランジスタ
142のコレクタ電流はトランジスタ145,146の
カレントミラーによって2倍に増幅され、トランジスタ
146のコレクタ出力と定電流源148の接続端に接続
されたトランジスタ171,172のカレントミラーを
介して、切換信号i1を得ている。同様に、差動トラン
ジスタ151,152は、検出信号f1,f2に応動し
て定電流源150の電流値をコレクタ側に分配する。ト
ランジスタ151のコレクタ電流はトランジスタ15
3,154のカレントミラーによって2倍に増幅され、
トランジスタ154のコレクタ出力と定電流源157の
接続端から切換信号h2を得ている。トランジスタ15
2のコレクタ電流はトランジスタ155,156のカレ
ントミラーによって2倍に増幅され、トランジスタ15
6のコレクタ出力と定電流源158の接続端に接続され
たトランジスタ173,174のカレントミラーを介し
て、切換信号i2を得ている。同様に、差動トランジス
タ161,162は、検出信号g1,g2に応動して定
電流源160の電流値をコレクタ側に分配する。トラン
ジスタ161のコレクタ電流はトランジスタ163,1
64のカレントミラーによって2倍に増幅され、トラン
ジスタ164のコレクタ出力と定電流源167の接続端
から切換信号h3を得ている。トランジスタ162のコ
レクタ電流はトランジスタ165,166のカレントミ
ラーによって2倍に増幅され、トランジスタ166のコ
レクタ出力と定電流源168の接続端に接続されたトラ
ンジスタ175,176のカレントミラーを介して、切
換信号i3を得ている。
【0018】切換信号h1,h2,h3は、検出信号に
応動して滑らかに変化する3相の電流信号になり、第1
分配器31に供給される(後述の第1分配器31の構成
により、切換信号h1,h2,h3は切換作成器22か
らみて流出電流信号になる)。切換信号i1,i2,i
3は、検出信号に応動して滑らかに変化する3相の電流
信号になり、第2分配器32に供給される(後述の第2
分配器32の構成により、切換信号i1,i2,i3は
切換作成器22からみて流入電流信号になる)。切換信
号h1とi1は交互に電流値を大きくし、切換信号h2
とi2は交互に電流値を大きくし、切換信号h3とi3
は交互に電流値を大きくする。
【0019】図1の分配部13の第1分配器31は切換
作成器22の切換信号h1,h2,h3に応動して第1
の出力電流信号d1を分配した3相の第1分配電流信号
を得る。第2分配器32は切換作成器22の切換信号i
1,i2,i3に応動して第2の出力電流信号d2を分
配した3相の第2分配電流信号を得る。合成器33は第
1分配電流信号と第2分配電流信号を合成して3相の分
配信号を作りだし、駆動部14に供給する。
【0020】図5に分配部13の第1分配器31と第2
分配器32と合成器33の具体的な構成を示す。第1分
配器31に入力された切換信号h1,h2,h3は、そ
れぞれ第1ダイオード180,181,182に電流を
流入し、h1,h2,h3の流入電流値に対応した電圧
信号を発生する。第1ダイオード180,181,18
2の一端は共通接続され、他端はそれぞれ第1分配トラ
ンジスタ185,186,187のベース端子側に接続
されている。指令部15の第1の出力電流信号d1はト
ランジスタ188,189のカレントミラーを介して、
第1分配トランジスタ185,186,187の共通接
続されたエミッタ端子側に供給される。従って、第1分
配トランジスタ185,186,187は、切換信号h
1,h2,h3に応動して第1の出力電流信号d1を分
配し、滑らかに変化する3相の第1分配電流信号j1,
j2,j3(流入電流)を作り出す。なお、ダイオード
183,184は電圧バイアスを与えている。
【0021】第1分配器31の第1分配電流信号j1は
切換信号h1(流入電流値)と指令部15の第1の出力
電流信号d1(電流値)の乗算結果h1・d1に応動し
て変化し、第1分配電流信号j2は切換信号h2と第1
の出力電流信号d1の乗算結果h2・d1に応動して変
化し、第1分配電流信号j3は切換信号h3と第1の出
力電流信号d1の乗算結果h3・d1に応動して変化す
る(但し、第1分配電流信号の合成電流値j1+j2+
j3は第1の出力電流信号d1に等しくなる)。
【0022】第2分配器32に入力された切換信号i
1,i2,i3は、それぞれ第2ダイオード200,2
01,202から電流を流出させ、i1,i2,i3の
流出電流値に対応した電圧信号を発生する。第2ダイオ
ード200,201,202の一端は共通接続され、他
端はそれぞれ第2分配トランジスタ205,206,2
07のベース端子側に接続されている。指令部15の第
2の出力電流信号d2は、第2分配トランジスタ20
5,206,207の共通接続されたエミッタ端子側に
供給される。従って、第2分配トランジスタ205,2
06,207は、切換信号i1,i2,i3に応動して
第2の出力電流信号d2を分配し、滑らかに変化する3
相の第2分配電流信号k1,k2,k3(流出電流)を
作り出す。なお、ダイオード203,204は電圧バイ
アスを与えている。
【0023】第2分配器32の第2分配電流信号k1は
切換信号i1(流出電流値)と指令部15の第2の出力
電流信号d2(電流値)の乗算結果i1・d2に応動し
て変化し、第2分配電流信号k2は切換信号i2と第2
の出力電流信号d2の乗算結果i2・d2に応動して変
化し、第2分配電流信号k3は切換信号i3と第2の出
力電流信号d2の乗算結果i3・d2に応動して変化す
る(但し、第2分配電流信号の合成電流値k1+k2+
k3は第2の出力電流信号d2に等しくなる)。
【0024】合成器33のトランジスタ220,221
と222,223と224,225による3個のカレン
トミラーは、それぞれ第1分配電流信号j1,j2,j
3を反転して出力する。合成器33のトランジスタ23
0,231と232,233と234,235による3
個のカレントミラーは、それぞれ第2分配電流信号k
1,k2,k3を反転して出力する。第1分配電流信号
j1と第2分配電流信号k1は、カレントミラーの出力
端の接続点において合成され、差電流(j1−k1)に
応動した合成分配電流信号を作りだす。この合成分配電
流信号は抵抗241に供給され、抵抗241の電圧降下
として分配信号m1を作り出す。同様に、第1分配電流
信号j2と第2分配電流信号k2は、カレントミラーの
出力端の接続点において合成され、差電流(j2−k
2)に応動した合成分配電流信号を作りだす。この合成
分配電流信号は抵抗242に供給され、抵抗242の電
圧降下として分配信号m2を作り出す。同様に、第1分
配電流信号j3と第2分配電流信号k3は、カレントミ
ラーの出力端の接続点において合成され、差電流(j3
−k3)に応動した合成分配電流信号を作りだす。この
合成分配電流信号は抵抗243に供給され、抵抗243
の電圧降下として分配信号m3を作り出す。
【0025】このようにして、分配信号m1,m2,m
3は、切換信号に応動した3相の電圧信号となり、その
振幅値は指令部15の出力電流信号d1,d2の電流値
によって決まる所定の振幅になる(検出信号や切換信号
の振幅値には影響されない)。
【0026】図1の駆動部14は第1駆動器41と第2
駆動器42と第3駆動器43から構成され、分配部13
の分配信号m1,m2,m3を電力増幅した駆動信号V
a,Vb,Vcを3相コイル11A,11B,11Cの
端子に供給する。
【0027】図6に駆動部14の第1駆動器41,第2
駆動器42,第3駆動器43の具体的な構成を示す。分
配信号m1は第1駆動器41の増幅器260の非反転端
子側に入力され、抵抗261,262で決まる電圧増幅
して駆動信号Vaを作りだし、コイル11Aの給電端子
に供給する。同様に、分配信号m2は第2駆動器42の
増幅器270の非反転端子側に入力され、抵抗271,
272で決まる電圧増幅して駆動信号Vbを作りだし、
コイル11Bの給電端子に供給する。同様に、分配信号
m3は第3駆動器43の増幅器280の非反転端子側に
入力され、抵抗281,282で決まる電圧増幅して駆
動信号Vcを作りだし、コイル11Cの給電端子に供給
する。なお、増幅器260,270,280には+Vm
と−Vmの電源電圧が供給されている(+Vm=15
V,−Vm=−15V)。
【0028】駆動信号Va,Vb,Vcにより3相コイ
ル11A,11B,11Cには3相の駆動電流が通電さ
れ、界磁部10との電磁作用により所定方向への駆動力
が発生する。
【0029】図7に本実施例の動作説明用の波形関係図
を示す。界磁部10の回転(もしくは、3相コイルとの
相対的な移動)に伴って、界磁部10の磁界を検出する
位置検出素子130A,130B,130Cは正弦波状
の検出信号e1−e2,f1−f2,g1−g2を得る
(図7(a)参照:横軸は回転位置)。切換作成器22
は、検出信号に応動して滑らかに変化する3相の切換信
号h1,h2,h3(第1ダイオードへの電流:図7
(b))とi1,i2,i3(第2ダイオードへの電
流:図7(c))を作り出す。第1分配器31は、切換
信号h1,h2,h3の信号値(第1ダイオード18
0,181,182への電流値)に応動して第1分配ト
ランジスタ185,186,187によって指令部15
の第1の出力電流信号d1を分配し、3相の第1分配電
流信号j1,j2,j3を得る(図7(d))。第1分
配電流信号j1,j2,j3は、切換信号h1,h2,
h3と第1の出力電流信号d1の乗算結果h1・d1,
h2・d1,h3・d1にそれぞれ応動し、その加算値
h1・d1+h2・d1+h3・d1が第1の出力電流
信号d1に等しくなるように分配された3相の電流信号
である。同様に、第2分配器32は、切換信号i1,i
2,i3の信号値(第2ダイオード200,201,2
02への電流値)に応動して第2分配トランジスタ20
5,206,207によって指令部15の第2の出力電
流信号d2を分配し、3相の第2分配電流信号k1,k
2,k3を得る(図7(e))。第2分配電流信号k
1,k2,k3は、切換信号i1,i2,i3と第2の
出力電流信号d2の乗算結果i1・d2,i2・d2,
i3・d2に応動し、その加算値i1・d2+i2・d
2+i3・d2が第2の出力電流信号d2に等しくなる
ように分配された3相の電流信号である。合成器33
は、第1分配電流信号j1,j2,j3と第2分配電流
信号k1,k2,k3を合成して、3相の分配信号m
1,m2,m3を得る(図7(f))。分配信号m1,
m2,m3は、第1分配電流信号と第2分配電流信号の
相毎の差電流j1−k1,j2−k2,j3−k3にそ
れぞれ応動している。駆動部14の第1駆動器41,第
2駆動器42,第3駆動器43は、それぞれ分配信号m
1,m2,m3を電力増幅した駆動信号Va,Vb,V
c(図7(g))を3相コイル11A,11B,11C
に供給する。
【0030】本実施例のごとき構成にするならば、位置
検出器21の検出信号に応動した切換信号h1,h2,
h3,i1,i2,i3の振幅が大きい場合、もしく
は、小さい場合であっても、第1分配器31や第2分配
器32による第1分配電流や第2分配電流は指令部15
の第1の出力電流信号d1や第2の出力電流信号d2に
対応した振幅に確実に制限される。従って、分配信号m
1,m2,m3(もしくは駆動信号Va,Vb,Vc)
が検出信号や切換信号の振幅に影響されなくなる。すな
わち、位置検出器21の位置検出素子130A,130
B,130Cの感度バラツキや界磁部10の磁界バラツ
キや切換作成器22の回路利得バラツキの影響を受けな
くなる(影響が極めて小さくなる)。従って、本実施例
のブラシレスモータを用いて速度制御やトルク制御を行
った場合に、モータ間における速度制御利得やトルク制
御利得のバラツキがなくなり、量産時のモータ制御性能
が極めて安定になる(モータの利得バラツキによる制御
不安定現象は生じない)。
【0031】なお、本実施例では、位置検出器の検出信
号が滑らかな正弦波状に変化する場合であっても、分配
信号や駆動信号が台形波状に歪んでしまう。多くの用途
では許容できる程度であるが、より高性能化を実現する
ためには歪みをなくした方が好ましい。次に、この点を
改良した実施例を示す。
【0032】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0033】図8から図11に本発明のブラシレスモー
タの第2の実施例を示す。図8に全体の構成図を示す。
本実施例では、図8の指令部15を指令電流器301と
乗算指令器302と電流合成器303によって構成し、
滑らかに変化する分配信号や駆動信号を作り出してい
る。なお、前述の第1の実施例と同様な部分は、同じ番
号を付した。
【0034】図9に指令部15の指令電流器301の具
体的な構成を示す。トランジスタ321,322,抵抗
323,324は指令信号Rに応動して定電流源320
の電流値をトランジスタ321,322のコレクタ側に
分流し、トランジスタ325,326のカレントミラー
によってコレクタ電流が比較され、その差電流がトラン
ジスタ327,328,329のカレントミラーを介し
て指令電流信号p1,p2として出力される。従って、
指令電流器301は指令信号Rに応動した2つの指令電
流信号p1,p2(p1とp2は比例)を作りだし、第
1の指令電流信号p1は電流合成器303に供給され、
第2の指令電流信号p2は乗算指令器302に供給され
る。
【0035】図10に指令部15の乗算指令器302の
具体的な構成を示す。トランジスタ342,343は位
置検出素子の検出信号e1,e2に応動して定電流源3
41の電流値をコレクタ側に分配し、トランジスタ34
4,345のカレントミラーによって差電流を求め、ト
ランジスタ346,347,348,349,350,
351と抵抗411によって差電流の絶対値に応動した
電圧信号s1を得る。すなわち、検出信号e1−e2の
絶対値に応動する電圧信号s1を作り出す。同様に、検
出信号f1−f2の絶対値に応動する電圧信号s2を抵
抗412に作り出し、検出信号g1−g2の絶対値に応
動する電圧信号s3を抵抗413に作り出す。すなわ
ち、抵抗411,412,413に得られる電圧信号s
1,s2,s3は、検出信号e1−e2,f1−f2,
g1−g2をそれぞれ絶対値検波を行った3相の絶対値
信号になる。トランジスタ414,415,416,4
17は、3相の絶対値信号s1とs2とs3と定電圧源
418の所定電圧値(0Vも含む)を比較し、その差電
圧に応動して指令電流器301の指令電流信号p2を各
コレクタ側に分流する。トランジスタ414,415,
416のコレクタ電流は合成され、トランジスタ42
1,422のカレントミラーによって合成電流とトラン
ジスタ417のコレクタ電流を比較し、その差電流がト
ランジスタ423,424のカレントミラーを介して乗
算指令電流信号qとして出力される(流入電流)。乗算
指令電流信号qは、検出信号に応動した電圧信号s1,
s2,s3と指令信号に応動した指令電流信号p2の乗
算結果に応動している。特に、トランジスタ414,4
15,416,417の構成により、電圧信号s1,s
2,s3(3相の絶対値信号)の最小値と指令電流信号
p2の乗算結果に応動して乗算指令電流信号qは変化す
る。検出信号の絶対値に応動する電圧信号s1,s2,
s3(3相の絶対値信号)の最小値は、検出信号に同期
し、検出信号の1周期の変化に対して6回変化する高調
波信号である。従って、乗算指令電流信号qは、指令電
流信号p2に比例した振幅を有し、検出信号の1周期当
たり6回変化する高調波信号になる。
【0036】図11に指令部15の電流合成器303の
具体的な構成を示す。乗算指令器302の乗算指令電流
信号qはトランジスタ431,432のカレントミラー
に入力され、その電流値を約1/2に減少された後に指
令電流器301の第1の指令電流信号p1と加算合成さ
れ、この合成指令電流信号をトランジスタ433,43
4のカレントミラーとトランジスタ435,436,4
37のカレントミラーを介して2つの出力電流信号d
1,d2として出力する。これにより、指令部15の第
1の出力電流信号d1と第2の出力電流信号d2は、指
令信号に応動し、かつ、高調波信号成分を所定比率含ん
だ電流信号となる。第1の出力電流信号d1は分配部1
3の第1分配器31に供給され、第2の出力電流信号d
2は第2分配器32に供給される。
【0037】図8の位置部12(位置検出器21と切換
作成器22)や分配部13(第1分配部31と第2分配
部32と合成器33)や駆動部14(第1駆動器41と
第2駆動器42と第3駆動器43)の具体的な構成およ
び動作は、前述の図4,図5,図6に示したものと同様
であり、詳細な説明は省略する。
【0038】図12に本実施例の波形関係図を示す。界
磁部10の回転(もしくは、3相コイルとの相対的な移
動)に伴って、界磁部10の磁界を検出する位置検出素
子130A,130B,130Cは正弦波状の検出信号
e1−e2,f1−f2,g1−g2を得る(図12
(a)参照:横軸は回転位置)。所定値の指令信号R
(図12(b))に対して、指令部15の乗算指令器3
02や電流合成器303の動作により、指令部15の第
1の出力電流信号d1および第2の出力電流信号d2は
検出信号に応動した高調波信号成分を所定比率含んだも
のになる(図12(c))。切換作成器22は、検出信
号に応動して滑らかに変化する3相の切換信号h1,h
2,h3とi1,i2,i3を作り出す。第1分配器3
1は、切換信号h1,h2,h3の信号値(第1ダイオ
ード180,181,182への電流値)に応動して第
1分配トランジスタ185,186,187によって指
令部15の第1の出力電流信号d1を分配し、3相の第
1分配電流信号j1,j2,j3を得る(図12
(d))。第1分配電流信号j1,j2,j3は、切換
信号h1,h2,h3と第1の出力電流信号d1の乗算
結果h1・d1,h2・d1,h3・d1にそれぞれ応
動し、その加算値h1・d1+h2・d1+h3・d1
が第1の出力電流信号d1に等しくなるように分配され
た電流信号である。同様に、第2分配器32は、切換信
号i1,i2,i3の信号値(第2ダイオード200,
201,202への電流値)に応動して第2分配トラン
ジスタ205,206,207によって指令部15の第
2の出力電流信号d2を分配し、3相の第2分配電流信
号k1,k2,k3を得る(図12(e))。第2分配
電流信号k1,k2,k3は、切換信号i1,i2,i
3と第2の出力電流信号d2の乗算結果i1・d2,i
2・d2,i3・d2に応動し、その加算値i1・d2
+i2・d2+i3・d2が第2の出力電流信号d2に
等しくなるように分配された電流信号である。合成器3
3は、第1分配電流信号j1,j2,j3と第2分配電
流信号k1,k2,k3を合成して、3相の分配信号m
1,m2,m3を得る(図12(f))。分配信号m
1,m2,m3は、第1分配電流信号と第2分配電流信
号の相毎の差電流j1−k1,j2−k2,j3−k3
にそれぞれ応動している。駆動部14の第1駆動器4
1,第2駆動器42,第3駆動器43は、それぞれ分配
信号m1,m2,m3を電力増幅した駆動信号Va,V
b,Vc(図12(g))を3相コイル11A,11
B,11Cに供給する。
【0039】本実施例のごとき構成にするならば、分配
信号m1,m2,m3(もしくは駆動信号Va,Vb,
Vc)は、位置検出器21の位置検出素子130A,1
30B,130Cの感度バラツキや界磁部10の磁界バ
ラツキや切換作成器22の回路利得バラツキの影響を受
けなくなり(影響が極めて小さくなり)、指令信号に応
動した振幅に制限される。
【0040】また、指令部において、指令信号に比較
し、かつ、検出信号の高調波信号に応動する高調波信号
成分を所定比率含んだ出力電流信号を作り出し、この出
力電流と切換信号(検出信号に応動する信号)の乗算結
果に応動した分配信号を作るならば、分配信号m1,m
2,m3(もしくは駆動信号Va,Vb,Vc)は、検
出信号に応動して滑らかに変化する正弦波状の3相信号
にできる。従って、配分信号や駆動信号の歪みは著しく
小さくなり、均一な発生トルクを得て、モータを円滑に
駆動することができる。このとき、指令電流器によって
指令信号に応動した2つの指令電流信号を作り、乗算指
令器によって一方の指令電流信号と検出信号の高調波信
号を乗算した乗算指令電流信号を作り、電流合成器によ
って他方の指令電流信号と乗算指令電流信号を合成した
出力電流信号を得るならば、検出信号(および高調波信
号)の振幅バラツキが生じても乗算指令電流信号の振幅
バラツキを小さくでき(乗算指令器においてトランジス
タ414,415,416を非線形差動動作)、指令部
の出力電流信号d1,d2に含まれる高調波信号成分の
比率のバラツキを小さくすることができる。すなわち、
位置検出素子の感度バラツキや界磁部の磁界バラツキに
非常に強い構成になる。さらに、検出信号に応動する3
相の絶対値信号を得て、3相の絶対値信号の最小値に応
動する高調波信号を得るように構成するならば、非常に
簡単な構成で、検出信号に同期して一周期当たり6回変
化する高調波信号を精度良く作ることができる。
【0041】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0042】図13から図21に本発明のブラシレスモ
ータの第3の実施例を示す。本実施例では、コイルと位
置検出素子の取り付け位置関係に電気角で30度程度の
シフトをさせ、検出素子をコイルの間に配置するように
して、モータを作りやすくしている。なお、位置検出素
子とコイルの位相関係を電気角で30度程度ずらせて配
置したので、位置検出素子の検出信号からみて30度シ
フトさせた駆動信号をコイルに印加する構成にしてい
る。
【0043】図13に全体の構成図を示す。図13の界
磁部510は、ロータもしくは移動体に取り付けられ、
永久磁石磁極の発生磁束により複数個の界磁磁極を形成
し、界磁磁束を発生している。3相のコイル511A,
511B,511Cは、ステータもしくは固定体に取り
付けられ、界磁部510の発生磁束との鎖交に関して電
気的に所定角度(120度相当)ずらされて配置されて
いる。
【0044】図14に界磁部510や3相コイル511
A,511B,511Cの具体的な構成を示す。ロータ
601の内側に取り付けられた円環状の永久磁石602
は内面を4極に着磁されており、図13の界磁部510
を形成している。永久磁石602の磁極に対向するステ
ータ位置に電機子鉄心603が配置され、電機子鉄心6
03には3個の突極部604a,604b,604cが
120度間隔で設けられ、各突極部には3相のコイル6
05a,605b,605c(図13の3相コイル51
1A,511B,511Cに相当)が各突極部604
a,604b,604cにそれぞれ巻装されている。コ
イル605a,605b,605cは、永久磁石602
からの鎖交磁束に関して電気的に120度の位相差が設
けられている(N極とS極の1組分が電気角の360度
に対応する)。ステータには3個の位置検出素子607
a,607b,607c(たとえば、磁電変換素子であ
るホール素子)が配置され、永久磁石602の磁極を検
出することにより、界磁部とコイルの相対的な位置に対
応した3相の検出信号を得ている。本実施例では、コイ
ルの中心と位置検出素子の中心の位相を電気角で120
度ずらしている。これにより、永久磁石の内面部分の磁
界を検出するように、各位置検出素子は電機子鉄心の各
巻線用溝部分に配置でき、モータ構造を小形にできる。
【0045】図13の指令部515は、指令電流器55
1と乗算指令器552と電流合成器553によって構成
され、検出信号の高調波成分に応動した高調波信号成分
を所定比率含んだ出力電流信号を作り出している。
【0046】図19に指令部515の指令電流器551
の具体的な構成を示す。トランジスタ821,822,
抵抗823,824は指令信号Rに応動して定電流源8
20の電流値をトランジスタ821,822のコレクタ
側に分流し、トランジスタ825,826のカレントミ
ラーによってコレクタ電流が比較され、その差電流がト
ランジスタ827,828,829のカレントミラーを
介して指令電流信号P1,P2として出力される。従っ
て、指令電流器551は指令信号Rに応動した2つの指
令電流信号P1,P2(P1とP2は比例)を作りだ
し、第1の指令電流信号P1は電流合成器553に供給
され、第2の指令電流信号P2は乗算指令器552に供
給される。
【0047】図20に指令部515の乗算指令部552
の具体的な構成を示す。トランジスタ842,843は
位置検出素子の検出信号E1,E2に応動して定電流源
841の電流値をコレクタ側に分配し、トランジスタ8
44,845のカレントミラーによって差電流を求め、
トランジスタ846,847,848,849,85
0,851と抵抗911によって差電流の絶対値に応動
した電圧信号S1を得る。すなわち、検出信号E1−E
2の絶対値に応動する電圧信号S1を作り出す。同様
に、検出信号F1−F2の絶対値に応動する電圧信号S
2を抵抗912に作り出し、検出信号G1−G2の絶対
値に応動する電圧信号S3を抵抗913に作り出す。
なわち、抵抗911,912,913に得られる電圧信
号s1,s2,s3は、検出信号E1−E2,F1−F
2,G1−G2をそれぞれ絶対値検波を行った3相の絶
対値信号になる。トランジスタ914,915,91
6,917は、3相の絶対値信号S1とS2とS3と定
電圧源918の所定電圧値(0Vも含む)を比較し、
の差電圧に応動して指令電流器551の指令電流信号P
2を各コレクタ側に分流する。トランジスタ914,9
15,916のコレクタ電流は合成され、トランジスタ
921,922のカレントミラーによって合成電流とト
ランジスタ917のコレクタ電流を比較し、その差電流
がトランジスタ923,924のカレントミラーに入力
され、その電流値を約1/2に減少させて、乗算指令電
流信号Qとして出力される(流入電流)。乗算指令電流
信号Qは、検出信号に応動した電圧信号S1,S2,S
3と指令信号に応動した指令電流信号P2の乗算結果に
応動している。特に、トランジスタ914,915,9
16,917の構成により、電圧信号S1,S2,S3
(3相の絶対値信号)の最小値と指令電流信号P2の乗
算結果に応動して乗算指令電流信号Qは変化する。検出
信号の絶対値に応動する電圧信号S1,S2,S3(3
相の絶対値信号)の最小値は、検出信号に同期し、検出
信号の1周期の変化に対して6回変化する高調波信号で
ある。従って、乗算指令電流信号Qは、指令電流信号P
2に比例した振幅を有し、検出信号の1周期当たり6回
変化する高調波信号になる。
【0048】図21に指令部15の電流合成器553の
具体的な構成を示す。乗算指令器552の乗算指令電流
信号Qはトランジスタ931,932のカレントミラー
に入力され、電流方向を反転された後に指令電流器55
1の第1の指令電流信号P1と加算合成され、この合成
指令電流信号をトランジスタ933,934のカレント
ミラーとトランジスタ935,936,937のカレン
トミラーを介して2つの出力電流信号D1,D2として
出力する。これにより、指令部515の第1の出力電流
信号D1と第2の出力電流信号D2は、指令信号に応動
し、かつ、高調波信号成分を所定比率含んだ電流信号と
なる。第1の出力電流信号D1は分配部513の第1分
配器531に供給され、第2の出力電流信号D2は第2
分配器532に供給される。
【0049】図13の位置部512は位置検出器521
と切換作成器522によって構成され、位置検出器52
1の位置検出素子の検出信号から切換信号を作り出し、
分配部513の第1分配器531と第2分配器532に
供給する。
【0050】図15に位置検出器521と切換作成器5
22の具体的な構成を示す。位置検出器521の位置検
出素子630A,630B,630Cは、図14の位置
検出素子607a,607b,607cにそれぞれ対応
し、抵抗631を介して並列に電圧が供給されている。
位置検出素子630Aの出力端子には界磁部510(図
14の永久磁石602に相当)の検出磁界に対応した差
動の検出信号E1,E2が出力され(E1とE2は逆相
で変化する)、切換作成器522の差動トランジスタ6
41,642のベースに供給されている。位置検出素子
630Bの出力端子には検出磁界に対応した差動の検出
信号F1,F2が出力され、切換作成器522の差動ト
ランジスタ651,652のベースに供給されている。
位置検出素子630Cの出力端子には検出磁界に対応し
た差動の検出信号G1,G2が出力され、切換作成器5
22の差動トランジスタ661,662のベースに供給
されている。界磁部510の回転移動に伴って検出信号
E1,F1,G1(およびE2,F2,G2)は滑らか
に変化し、電気的に120度の位相差を有する3相信号
になっている。
【0051】切換作成器522の定電流源640,65
0,660は、同一の一定値の電流を流入する定電流源
である。差動トランジスタ641,642は、検出信号
E1,E2に応動して定電流源640の電流値をコレク
タ側に分配する。トランジスタ641,642のコレク
タ電流はトランジスタ643,644のカレントミラー
によって比較され、その差電流を切換信号H1として出
力する。同様に、差動トランジスタ651,652は、
検出信号F1,F2に応動して定電流源650の電流値
をコレクタ側に分配する。トランジスタ651,652
のコレクタ電流はトランジスタ653,654のカレン
トミラーによって比較され、その差電流を切換信号H2
として出力する。同様に、差動トランジスタ661,6
62は、検出信号G1,G2に応動して定電流源660
の電流値をコレクタ側に分配する。トランジスタ66
1,662のコレクタ電流はトランジスタ663,66
4のカレントミラーによって比較され、その差電流を切
換信号H3として出力する。
【0052】切換信号H1,H2,H3は、検出信号に
応動して滑らかに変化する3相の電流信号(流入・流出
信号)になり、第1分配器531と第2分配器532に
供給される。
【0053】図13の分配部513の第1分配器531
は切換作成器522の切換信号H1,H2,H3に応動
して第1の出力電流信号D1を分配した3相の第1分配
電流信号を得る。第2分配器532は切換作成器522
の切換信号H1,H2,H3に応動して第2の出力電流
信号D2を分配した3相の第2分配電流信号を得る。合
成器533は第1分配電流信号と第2分配電流信号を合
成して3相の分配信号を作りだし、駆動部514に供給
する。
【0054】図16に分配部513の第1分配器531
と第2分配器532の具体的な構成を示す。切換信号H
1,H2,H3の流入側の電流は第1分配器531の第
1ダイオード680,681,682に流入し、第1ダ
イオード680,681,682の端子に、H1,H
2,H3の流入電流値に対応した電圧信号を発生する。
第1ダイオード680,681,682の一端は共通接
続され、他端(電流流入側)はそれぞれ第1分配トラン
ジスタ685,686,687のベース端子側に接続さ
れている。トランジスタ683は第1ダイオードに所定
電圧のバイアスを与えている。指令部515の第1の出
力電流信号D1はトランジスタ688,689のカレン
トミラーを介して、第1分配トランジスタ685,68
6,687の共通接続されたエミッタ端子側に供給され
る。従って、第1分配トランジスタ685,686,6
87は、切換信号H1,H2,H3の第1ダイオード6
80,681,682への流入電流値に応動して第1の
出力電流信号D1を分配し、滑らかに変化する3相の第
1分配電流信号J1,J2,J3(流入電流)を作り出
す。
【0055】第1分配器531の第1分配電流信号J1
は切換信号H1の流入側電流値H1P(第1ダイオード
680への流入電流)と指令部515の第1の出力電流
信号D1(電流値)の乗算結果H1P・D1に応動して
変化し、第1分配電流信号J2は切換信号H2の流入側
電流値H2Pと第1の出力電流信号D1の乗算結果H2
P・D1に応動して変化し、第1分配電流信号J3は切
換信号H3の流入側電流値H3Pと第1の出力電流信号
D1の乗算結果H3P・D1に応動して変化する(但
し、第1分配電流信号の合成電流値J1+J2+J3は
第1の出力電流信号D1に等しくなる)。
【0056】切換信号H1,H2,H3の流出側の電流
は第2分配器532の第2ダイオード700,701,
702に流入し、第2ダイオード700,701,70
2の端子に、H1,H2,H3の電流値に対応した電圧
信号を発生する。第2ダイオード700,701,70
2の一端は共通接続され、他端(電流流出側)はそれぞ
れ第2分配トランジスタ705,706,707のベー
ス端子側に接続されている。トランジスタ703は第2
ダイオードに所定電圧のバイアスを与えている。指令部
515の第2の出力電流信号D2は、第2分配トランジ
スタ705,706,707の共通接続されたエミッタ
端子側に供給される。従って、第2分配トランジスタ7
05,706,707は、切換信号H1,H2,H3の
第2ダイオード700,701,702への流出電流値
に応動して第2の出力電流信号D2を分配し、滑らかに
変化する3相の第2分配電流信号K1,K2,K3(流
出電流)を作り出す。
【0057】第2分配器532の第2分配電流信号K1
は切換信号H1の流出側電流値H1N(第2ダイオード
700からの流出電流)と指令部515の第2の出力電
流信号D2(電流値)の乗算結果H1N・D2に応動し
て変化し、第2分配電流信号K2は切換信号H2の流出
側電流値H2Nと第2の出力電流信号D2の乗算結果H
2N・D2に応動して変化し、第2分配電流信号K3は
切換信号H3の流出側電流値H3Nと第2の出力電流信
号D2の乗算結果H3N・D2に応動して変化する(但
し、第2分配電流信号の合成電流値K1+K2+K3は
第2の出力電流信号D2に等しくなる)。
【0058】図17に分配部513の合成器533の具
体的な構成を示す。第1分配電流信号J1,J2,J3
は、トランジスタ710,711,712のカレントミ
ラーとトランジスタ715,716,717のカレント
ミラーとトランジスタ720,721,722のカレン
トミラーによってそれぞれ電流反転される。第2分配電
流信号K1,K2,K3は、トランジスタ725,72
6,727のカレントミラーとトランジスタ730,7
31,732のカレントミラーとトランジスタ735,
736,737のカレントミラーによってそれぞれ電流
反転される。これらのカレントミラーの一方の出力端は
相毎に接続され、相毎の差電流を作り出している。ま
た、これらのカレントミラーの他方の出力電流は、トラ
ンジスタ713,714のカレントミラーとトランジス
タ718,719のカレントミラーとトランジスタ72
3,724のカレントミラーとトランジスタ728,7
29のカレントミラーとトランジスタ733,734の
カレントミラーとトランジスタ738,739のカレン
トミラーによって電流反転された後に、出力端を相毎に
接続されて、相毎の差電流を作り出している。J1,K
1の差電流(J1−K1)とK3,J3の差電流(K3
−J3)を加算合成して合成分配電流信号を作り、この
合成分配電流を抵抗741に供給し、抵抗741の端子
に分配信号M1を作り出す。同様に、J2,K2の差電
流(J2−K2)とK1,J1の差電流(K1−J1)
を加算合成して合成分配電流信号を作り、この合成分配
電流を抵抗742に供給し、抵抗742の端子に分配信
号M2を作り出す。同様に、J3,K3の差電流(J3
−K3)とK2,J2の差電流(K2−J2)を加算合
成して合成分配電流信号を作り、この合成分配電流を抵
抗743に供給し、抵抗743の端子に分配信号M3を
作り出す。このようにして、分配信号M1,M2,M3
は、切換信号に応動した3相の電圧信号となり、その振
幅値は指令部515の出力電流信号D1,D2の電流値
によって決まる所定の振幅になる(切換信号の振幅値に
は影響されない)。
【0059】図13の駆動部514は第1駆動器541
と第2駆動器542と第3駆動器543から構成され、
分配部513の分配信号M1,M2,M3を電力増幅し
た駆動信号Va,Vb,Vcを3相コイル511A,5
11B,511Cの端子に供給する。
【0060】図18に駆動部514の第1駆動器54
1,第2駆動器542,第3駆動器543の具体的な構
成を示す。分配信号M1は第1駆動器541の増幅器7
60の非反転端子側に入力され、抵抗761,762で
決まる電圧増幅して駆動信号Vaを作りだし、コイル5
11Aの給電端子に供給する。同様に、分配信号M2は
第2駆動器542の増幅器770の非反転端子側に入力
され、抵抗771,772で決まる電圧増幅して駆動信
号Vbを作りだし、コイル511Bの給電端子に供給す
る。同様に、分配信号M3は第3駆動器543の増幅器
780の非反転端子側に入力され、抵抗781,782
で決まる電圧増幅して駆動信号Vcを作りだし、コイル
511Cの給電端子に供給する。なお、増幅器760,
770,780には+Vmと−Vmの電源電圧が供給さ
れている(+Vm=15V,−Vm=−15V)。
【0061】駆動信号Va,Vb,Vcにより3相コイ
ル511A,511B,511Cには3相の駆動電流が
通電され、界磁部510との電磁作用により所定方向へ
の駆動力が発生する。
【0062】図22に本実施例の動作説明用の波形関係
図を示す。界磁部510の回転(もしくは、3相コイル
との相対的な移動)に伴って、界磁部510の磁界を検
出する位置検出素子630A,630B,630Cは正
弦波状の検出信号E1−E2,F1−F2,G1−G2
を得る(図22(a)参照:横軸は回転位置)。切換作
成器522は、検出信号に応動して滑らかに変化する3
相の切換信号H1,H2,H3(流出・流入電流:図2
2(b))を作り出す。第1分配器531は、切換信号
H1,H2,H3の正側信号値(第1ダイオード68
0,681,682への流入電流値)に応動して第1分
配トランジスタ685,686,687によって指令部
515の第1の出力電流信号D1(図22(c))を分
配し、3相の第1分配電流信号J1,J2,J3を得る
(図22(d))。第1分配電流信号J1,J2,J3
は、切換信号H1,H2,H3の正側信号H1P,H2
P,H3Pと第1の出力電流信号D1の乗算結果H1P
・D1,H2P・D1,H3P・D1にそれぞれ応動
し、その加算値H1P・D1+H2P・D1+H3P・
D1が第1の出力電流信号D1に等しくなるように分配
された電流信号である。同様に、第2分配器532は、
切換信号H1,H2,H3の負側信号値(第2ダイオー
ド700,701,702からの流出電流値)に応動し
て第2分配トランジスタ705,706,707によっ
て指令部515の第2の出力電流信号D2を分配し、3
相の第2分配電流信号K1,K2,K3を得る(図22
(e))。第2分配電流信号K1,K2,K3は、切換
信号H1,H2,H3の負側信号値H1N,H2N,H
3Nと第2の出力電流信号D2の乗算結果H1N・D
2,H2N・D2,H3N・D2に応動し、その加算値
H1N・D2+H2N・D2+H3N・D2が第2の出
力電流信号D2に等しくなるように分配された電流信号
である。合成器533は、第1分配電流信号J1,J
2,J3と第2分配電流信号K1,K2,K3を合成し
て、3相の分配信号M1,M2,M3を得る(図22
(f))。分配信号M1,M2,M3は、第1分配電流
信号と第2分配電流信号の相毎の差電流J1−K1,J
2−K2,J3−K3の2相分を合成して、それぞれ作
り出されている。すなわち、分配信号M1は(J1−K
1)と(K3−J3)を合成して作られ、分配信号M2
は(J2−K2)と(K1−J1)を合成して作られ、
分配信号M3は(J3−K3)と(K2−J2)を合成
して作られている。駆動部514の第1駆動器541,
第2駆動器542,第3駆動器543は、それぞれ分配
信号M1,M2,M3を電力増幅した駆動信号Va,V
b,Vc(図22(g))を3相コイル511A,51
1B,511Cに供給する。
【0063】本実施例のごとき構成にするならば、位置
検出器521の検出信号に応動した切換信号H1,H
2,H3の振幅が大きい場合、もしくは、小さい場合で
あっても、第1分配器531や第2分配器532による
第1分配電流や第2分配電流は指令部515の第1の出
力電流信号D1や第2の出力電流信号D2に対応した振
幅に確実に制限される。従って、分配信号M1,M2,
M3(もしくは駆動信号Va,Vb,Vc)が検出信号
や切換信号の振幅に影響されなくなる。すなわち、位置
検出器521の位置検出素子630A,630B,63
0Cの感度バラツキや界磁部510の磁界バラツキや切
換作成器522の回路利得バラツキの影響を受けなくな
る(影響が極めて小さくなる)。従って、本実施例のブ
ラシレスモータを用いて速度制御やトルク制御を行った
場合に、モータ間における速度制御利得やトルク制御利
得の変化がなくなり、量産時のモータ制御性能が極めて
安定になる(モータの利得バラツキによる制御不安定現
象は生じない)。
【0064】また、本実施例のごとき構成にするなら
ば、分配信号M1,M2,M3(もしくは駆動信号V
a,Vb,Vc)は、検出信号に応動して正弦波状に滑
らかに変化する。従って、歪みの少ない分配信号や駆動
信号を得ることができるので、均一な発生トルクを得
て、モータを円滑に駆動することができる。
【0065】さらに、本実施例のごとき構成にするなら
ば、位置検出素子の配置に自由度ができ、位置検出素子
を電機子鉄心の突極部の間に配置することにより、モー
タ構造を小形にできる。
【0066】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0067】図23から図26に本発明のブラシレスモ
ータの第4の実施例を示す。本実施例でも、コイルと位
置検出素子の取り付け位置関係に電気角で30度程度の
シフトをさせ、検出素子をコイルの間に配置するように
して、モータを作りやすくしている。
【0068】図23に全体の構成図を示す。本実施例で
は、位置検出素子の検出信号から電気角で30度程度位
相シフトした切換信号を切換作成器1022において作
り、分配部513の合成器1033は位相シフトを行わ
ないようにしている。また、指令部515の電流合成器
1053の構成を、指令電流信号と乗算指令電流信号を
減算合成するようにしている。なお、前述の第3の実施
例と同様な部分は、同じ番号を付した。
【0069】図24に位置部512の位置検出器521
と切換作成器1022の具体的な構成を示す。位置検出
器521の位置検出素子630A,630B,630C
は、前述の図14の位置検出素子607a,607b,
607cにそれぞれ対応し、抵抗631を介して並列に
電圧が供給されている。位置検出素子630Aの出力端
子には界磁部510(図14の永久磁石602)の検出
磁界に対応した差動の検出信号E1,E2が出力され
(E1とE2は逆相で変化する)、切換作成器1022
の差動トランジスタ1141,1142のベースに供給
されている。位置検出素子630Bの出力端子には検出
磁界に対応した差動の検出信号F1,F2が出力され、
差動トランジスタ1151,1152のベースに供給さ
れている。位置検出素子630Cの出力端子には検出磁
界に対応した差動の検出信号G1,G2が出力され、差
動トランジスタ1161,1162のベースに供給され
ている。界磁部510の回転移動に伴って検出信号E
1,F1,G1(およびE2,F2,G2)は滑らかに
変化し、電気的に120度の位相差を有する3相信号に
なっている。
【0070】切換作成器1022の定電流源1140,
1150,1160は、同一の一定値の電流を流入する
定電流源である。差動トランジスタ1141,1142
は、検出信号E1,E2に応動して定電流源1140の
電流値をコレクタ側に分配する。同様に、差動トランジ
スタ1151,1152は、検出信号F1,F2に応動
して定電流源1150の電流値をコレクタ側に分配す
る。同様に、差動トランジスタ1161,1162は、
検出信号G1,G2に応動して定電流源1160の電流
値をコレクタ側に分配する。トランジスタ1141,1
162のコレクタ電流は合成されて、トランジスタ11
43,1144,1145のカレントミラーによって反
転出力される。トランジスタ1151,1142のコレ
クタ電流は合成されて、トランジスタ1153,115
4,1155のカレントミラーによって反転出力され
る。トランジスタ1161,1152のコレクタ電流は
合成されて、トランジスタ1163,1164,116
5のカレントミラーによって反転出力される。トランジ
スタ1144と1154と1164の出力電流は合成さ
れて、トランジスタ1171,1172,1173,1
174のカレントミラーによって合成電流を約1/3に
した電流が出力される。トランジスタ1145と117
2の差電流が切換信号H1(流出・流入電流)として出
力される。同様に、トランジスタ1155と1173の
差電流が切換信号H2(流出・流入電流)として出力さ
れる。同様に、トランジスタ1165と1174の差電
流が切換信号H3(流出・流入電流)として出力され
る。従って、切換信号H1は2相の検出信号(E1−E
2)と(G1−G2)の差信号に応動し、切換信号H2
は2相の検出信号(F1−F2)と(E1−E2)の差
信号に応動し、切換信号H3は2相の検出信号(G1−
G2)と(F1−F2)の差信号に応動する。その結
果、切換信号H1,H2,H3は検出信号E1,F1,
G1を約30度位相シフトした信号になる。
【0071】図23の分配部513の第1分配器531
は切換作成器1022の切換信号H1,H2,H3に応
動して電流合成器1053の第1の出力電流信号D1を
分配した3相の第1分配電流信号を得る。第2分配器5
32は切換作成器1022の切換信号H1,H2,H3
に応動して電流合成器1053の第2の出力電流信号D
2を分配した3相の第2分配電流信号を得る。合成器1
033は第1分配電流信号と第2分配電流信号を合成し
て3相の分配信号を作りだし、駆動部514に供給す
る。なお、第1分配器531と第2分配器532の具体
的な構成は、前述の図16と同様であり、説明を省略す
る。
【0072】図25に分配部513の合成器1033の
具体的な構成を示す。第1分配電流信号J1,J2,J
3は、トランジスタ1210,1211のカレントミラ
ーとトランジスタ1212,1213のカレントミラー
とトランジスタ1214,1215のカレントミラーに
よってそれぞれ電流反転される。第2分配電流信号K
1,K2,K3は、トランジスタ1220,1221の
カレントミラーとトランジスタ1222,1223のカ
レントミラーとトランジスタ1224,1225のカレ
ントミラーによってそれぞれ電流反転される。これらの
カレントミラーの出力端は相毎に接続されて相毎の差電
流を作り出している。J1,K1の差電流(J1−K
1)を抵抗1231に供給し、抵抗1231の端子に分
配信号M1を作り出す。同様に、J2,K2の差電流
(J2−K2)を抵抗1232に供給し、抵抗1232
の端子に分配信号M2を作り出す。同様に、J3,K3
の差電流(J3−K3)を抵抗1233に供給し、抵抗
1233の端子に分配信号M3を作り出す。
【0073】図23の駆動部514は第1駆動器541
と第2駆動器542と第3駆動器543から構成され、
分配部513の分配信号M1,M2,M3を電力増幅し
た駆動信号Va,Vb,Vcを3相コイル511A,5
11B,511Cの端子に供給する。駆動部514の第
1駆動器541,第2駆動器542,第3駆動器543
の具体的な構成は、前述の図18と同様であり、説明を
省略する。
【0074】図26に指令部515の電流合成器105
3の具体的な構成を示す。指令電流器551の第1の指
令電流信号P1と乗算指令器552の乗算指令電流信号
Qを合成して合成指令電流信号を作りだし、トランジス
タ1241,1242のカレントミラーとトランジスタ
1243,1244,1245のカレントミラーによっ
て合成指令電流信号に応動した第1の出力電流信号D1
と第2の出力電流信号D2を作り出し、第1の出力電流
信号D1を第1分配器531に供給し、第2の出力電流
信号D2を第2分配器532に供給する。なお、指令電
流器551と乗算指令器552の具体的な構成は、前述
の図19と図20と同様であり、説明を省略する。
【0075】本実施例の構成も、分配信号M1,M2,
M3(もしくは駆動信号Va,Vb,Vc)が検出信号
や切換信号の振幅に影響されなくなる。すなわち、位置
検出器521の位置検出素子630A,630B,63
0Cの感度バラツキや界磁部510の磁界バラツキや切
換作成器1022の回路利得バラツキの影響を受けなく
なる(影響が極めて小さくなる)。また、分配信号M
1,M2,M3(もしくは駆動信号Va,Vb,Vc)
は、検出信号に応動して正弦波状に滑らかに変化する。
従って、歪みの少ない分配信号や駆動信号を得ることが
でき、均一な発生トルクを得て、モータを円滑に駆動す
ることができる。さらに、位置検出素子の配置に自由度
ができ、電機子鉄心の突極部の間に配置することによ
り、モータ構造を小形にできる。
【0076】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0077】図27から図28に本発明のブラシレスモ
ータの第5の実施例を示す。図27に全体の構成図を示
す。本実施例では、駆動部514の第1駆動器134
1,第2駆動器1342,第3駆動器1343の構成を
PWM駆動(パルス幅変調駆動)にして、駆動部514
の省電力化を図っている。なお、前述の第3の実施例と
同様な部分は、同じ番号を付した。
【0078】図28に駆動部514の第1駆動器134
1,第2駆動器1342,第3駆動器1343の具体的
な構成を示す。第1駆動器1341のコンパレータ14
02は、三角波発生回路1401の発生する三角波信号
Ntと分配信号M1を比較して、分配信号M1に応動し
たパルス幅のPWM信号W1を作り出す。PWM信号W
1のレベルに応動して駆動トランジスタ1403,14
04を相補的にオン・オフ動作をさせ、駆動トランジス
タ1403,1404と駆動ダイオード1405,14
06によりPWM信号W1に応動してディジタル的に変
化する駆動信号Vaをコイル511Aの給電端子に供給
する。同様に、第2駆動器1342のコンパレータ14
12は、三角波発生回路1401の発生する三角波信号
Ntと分配信号M2を比較して、分配信号M2に応動し
たパルス幅のPWM信号W2を作り出す。PWM信号W
2のレベルに応動して駆動トランジスタ1413,14
14を相補的にオン・オフ動作をさせ、駆動トランジス
タ1413,1414と駆動ダイオード1415,14
16によりPWM信号W2に応動してディジタル的に変
化する駆動信号Vbをコイル511Bの給電端子に供給
する。同様に、第3駆動器1343のコンパレータ14
22は、三角波発生回路1401の発生する三角波信号
Ntと分配信号M3を比較して、分配信号M3に応動し
たパルス幅のPWM信号W3を作り出す。PWM信号W
3のレベルに応動して駆動トランジスタ1423,14
24を相補的にオン・オフ動作をさせ、駆動トランジス
タ1423,1424と駆動ダイオード1425,14
26によりPWM信号W3に応動してディジタル的に変
化する駆動信号Vcをコイル511Cの給電端子に供給
する。このように、分配信号M1,M2,M3に応動し
たPWM動作をする駆動信号Va,Vb,Vcを3相コ
イル511A,511B,511Cに供給するならば、
駆動部514(駆動トランジスタ1403,1404,
1413,1414,1423,1424や駆動ダイオ
ード1405,1406,1425,1426,142
5,1426)における電力損失が大幅に低減される。
【0079】図27に示した駆動部514の第1駆動器
1341,第2駆動器1342,第3駆動器1343以
外の部分の構成や動作は前述の第3の実施例と同様であ
り、説明を省略する。
【0080】なお、前述の各実施例の具体的な構成につ
いては、各種の変形が可能である。たとえば、実施例5
で示した駆動部の構成は、前述の各実施例の駆動部とし
ても使用可能である。また、各相のコイルは複数個のコ
イルを直列もしくは並列に接続して構成しても良い。各
コイルは集中巻きでも分布巻きでも突極部のない空芯コ
イルでも良い。3相コイルはスター結線に限らず、デル
タ結線であってもよい。位置検出素子はホール素子や磁
電変換素子に限定されるものではない。コイルと位置検
出素子の相対的な関係は、各種の変更が可能である。必
要に応じて行う位相シフトは、合成器や切換作成器の一
方に限らず、両方で分担するようにしても良い。モータ
構造の構成は界磁部が複数個の磁極部分(4極に限定さ
れない)を有する場合に限らず、永久磁石の発生する界
磁磁束がコイルに鎖交する構造であって、界磁部とコイ
ルの相対移動に伴ってコイルへの鎖交磁束が変化する構
成であればよい。たとえば、永久磁石によってバイアス
磁界を加えられ、界磁側の歯部とコイルを巻装された突
極先端の歯部が対向しながら回転もしくは移動する構造
であっても良い。さらに、回転形のブラシレスモータに
限らず、界磁部もしくはコイルが直進移動するリニア形
ブラシレスモータであってもよい。その他、本発明の主
旨を変えずして種々の変形が可能であり、本発明に含ま
れることはいうまでもない。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明のブラシレスモー
タの主要な構成では、指令信号に応動する第1の出力電
流信号を位置検出信号に応動する切換信号により3相の
第1分配電流信号に分配し、指令信号に応動する第2の
出力電流信号を位置検出信号に応動する切換信号により
3相の第2分配電流信号に分配し、第1分配電流信号と
第2分配電流信号を合成して3相の分配信号を作り出
し、この分配信号に応動した駆動信号を3相のコイルに
供給している。そのため、位置検出素子の感度バラツキ
や処理回路の利得バラツキの影響が著しく少なくなり、
量産時のブラシレスモータの駆動利得の変動が大幅に少
なくなる。
【0082】また、本発明のブラシレスモータの他の主
要な構成では、位置検出した検出信号に応動した高調波
信号と指令信号の乗算信号を用いて、指令信号に比例
し,かつ,乗算信号に応動した高調波成分を所定比率含
んだ出力電流信号を作り出し、この出力電流信号と位置
検出回路部分の出力信号の乗算結果に応動した3相の分
配信号を作り出し、この3相の分配信号に応動した駆動
信号を3相コイルに供給している。そのため、分配信号
(や駆動信号)が検出信号に応動した歪みの少ない滑ら
かな波形になり、変動の少ない均一な駆動力を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における全体構成図
【図2】同モータ構造図
【図3】同指令電流器50の具体的な回路構成図
【図4】同位置検出器21と切換作成器22の具体的な
回路構成図
【図5】同第1分配器31と第2分配器32と合成器3
3の具体的な回路構成図
【図6】同第1駆動器41と第2駆動器42と第3駆動
器43の具体的な回路構成図
【図7】同動作説明用の波形図
【図8】本発明の第2の実施例における全体構成図
【図9】同指令電流器301の具体的な回路構成図
【図10】同乗算指令器302の具体的な回路構成図
【図11】同電流合成器303の具体的な回路構成図
【図12】同動作説明用の波形図
【図13】本発明の第3の実施例における全体構成図
【図14】第3の実施例におけるモータ構造図
【図15】同位置検出器521と切換作成器522の具
体的な回路構成図
【図16】同第1分配器531と第2分配器532の具
体的な回路構成図
【図17】同合成器533の具体的な回路構成図
【図18】同第1駆動器541と第2駆動器542と第
3駆動器543の具体的な回路構成図
【図19】同指令電流器551の具体的な回路構成図
【図20】同乗算指令器552の具体的な回路構成図
【図21】同電流合成器553の具体的な回路構成図
【図22】同動作説明用の波形図
【図23】本発明の第4の実施例における全体構成図
【図24】同位置検出器521と切換作成器1022の
具体的な回路構成図
【図25】同合成器1033の具体的な回路構成図
【図26】同電流合成器1053の具体的な回路構成図
【図27】本発明の第5の実施例における全体構成図
【図28】同第1駆動器1341と第2駆動器1342
と第3駆動器1343の具体的な回路構成図
【図29】従来のブラシレスモータの構成図
【符号の説明】
10,510 界磁部 11A,11B,11C,511A,511B,511
C コイル 12,512 位置部 13,513 分配部 14,514 駆動部 15,515 指令部 21,521 位置検出器 22,522,1022 切換作成器 31,531 第1分配器 32,532 第2分配器 33,533,1033 合成器 41,541,1341 第1駆動器 42,542,1342 第2駆動器 43,543,1343 第3駆動器 50,301,551 指令電流器 302,552 乗算指令器 303,553 電流合成器

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石磁極の発生磁束により界磁磁束を
    得る界磁手段と、 前記界磁磁束に鎖交する3相コイルと、 前記界磁手段と前記3相コイルの相対位置を検出する位
    置検出手段と、 前記位置検出手段の出力信号に応動して滑らかに変化す
    る切換信号を得る切換作成手段と、単一の 指令信号に応動して変化する第1の出力電流信号
    と第2の出力電流信号を出力する指令手段と、 前記指令手段の前記第1の出力電流信号を前記切換作成
    手段の出力信号に応動して3相の第1分配電流信号に分
    し、3相の前記第1の分配電流信号の合成電流値を前
    記第1の出力電流信号に等しくする第1分配手段と、 前記指令手段の前記第2の出力電流信号を前記切換作成
    手段の出力信号に応動して3相の第2分配電流信号に分
    し、3相の前記第2の分配電流信号の合成電流値を前
    記第2の出力電流信号に等しくする第2分配手段と、 前記第1分配手段の3相の前記第1分配電流信号と前記
    第2分配手段の3相の前記第2分配電流信号の差電流に
    応動した3相の分配信号を得る合成手段と、 前記合成手段の3相の前記分配信号に応動した3相の駆
    動信号を前記3相コイルの3個の端子に供給する駆動手
    段とを具備するブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】前記指令手段は、 前記位置検出手段の検出信号に応動した高調波信号を得
    て、前記指令信号と前記高調波信号を乗算して高調波
    号成分を含んだ電流信号を得て、前記電流信号に応動す
    る前記第1の出力電流信号と前記第2の出力電流信号を
    それぞれ前記第1分配手段と前記第2分配手段に供給す
    る手段を含んで構成された、 請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】前記指令手段は、前記指令信号に応動した
    第1の指令電流信号と第2の指令電流信号を得る指令電
    流手段と、前記位置検出手段の検出信号に応動した高調
    波信号を得て、前記指令電流手段の前記第2の指令電流
    信号と前記高調波信号を乗算した乗算指令電流信号を得
    る乗算指令手段と、前記指令電流手段の前記第1の指令
    電流信号と前記乗算指令電流信号を加算合成した合成指
    令電流信号を得て、前記合成指令電流信号に応動した前
    記第1の出力電流信号と前記第2の出力電流信号をそれ
    ぞれ前記第1分配手段と前記第2分配手段に出力する電
    流合成手段を含んで構成された、 請求項1または請求項2のいずれかに記載のブラシレス
    モータ。
  4. 【請求項4】前記合成手段は、 少なくとも2相分の前記第1分配電流信号と少なくとも
    2相分の前記第2分配電流信号の差電流を合成して各相
    の前記分配信号を作り出す手段を含んで構成された、 請求項1から請求項3のいずれかに記載のブラシレスモ
    ータ。
  5. 【請求項5】駆動手段は、 3相の前記分配信号に応動した3相のPWM信号を作成
    し、3相の前記PWM信号に応動した3相の前記駆動信
    号を前記3相コイルの3個の端子に供給する手段を含ん
    で構成された、 請求項1から請求項4のいずれかに記載のブラシレスモ
    ータ。
  6. 【請求項6】永久磁石磁極の発生磁束により界磁磁束を
    得る界磁手段と、 前記界磁磁束に鎖交する3相コイルと、 前記界磁手段と前記3相コイルの相対位置を検出する位
    置検出手段と、 前記位置検出手段の出力信号に応動して滑らかに変化す
    る切換信号を得る切換作成手段と、単一の 指令信号に応動して変化する第1の出力電流信号
    と第2の出力電流信号を出力する指令手段と、 前記指令手段の前記第1の出力電流信号を前記切換作成
    手段の出力信号に応動して3相の第1分配電流信号に分
    し、3相の前記第1の分配電流信号の合成電流値を前
    記第1の出力電流信号に等しくする第1分配手段と、 前記指令手段の前記第2の出力電流信号を前記切換作成
    手段の出力信号に応動して3相の第2分配電流信号に分
    し、3相の前記第2の分配電流信号の合成電流値を前
    記第2の出力電流信号に等しくする第2分配手段と、 前記第1分配手段の3相の前記第1分配電流信号と前記
    第2分配手段の3相の前記第2分配電流信号の差電流に
    応動した3相の分配信号を得る合成手段と、 前記合成手段の3相の前記分配信号に応動した3相のP
    WM信号を作成し、3相の前記PWM信号に応動した3
    相の駆動信号を前記3相コイルの3個の端子に供給する
    駆動手段とを具備するブラシレスモータ。
  7. 【請求項7】前記駆動手段は、 3相の前記分配信号と三角波信号を比較して3相の前記
    PWM信号を作成する手段と、3相の前記PWM信号に
    応動して複数個の駆動トランジスタをオン・オフ動作さ
    せて3相の前記駆動信号を前記3相コイルの3個の端子
    に供給する手段を含んで構成された、 請求項6に記載のブラシレスモータ。
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