JP3365159B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP3365159B2 JP20194995A JP20194995A JP3365159B2 JP 3365159 B2 JP3365159 B2 JP 3365159B2 JP 20194995 A JP20194995 A JP 20194995A JP 20194995 A JP20194995 A JP 20194995A JP 3365159 B2 JP3365159 B2 JP 3365159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子に関
し、特にはシャント配線を有するCCD固体撮像素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4には、HDTV(High Definition
Television)に用いられるようなシャント配線を有する
CCD固体撮像素子の要部平面図を示し、図5には図4
の平面図におけるA−A’断面図を示す。尚、これらの
図においては、基板,絶縁膜,層間絶縁膜及び遮光膜を
断面図のみに示して平面図での図示を省略してある。こ
れらの図に示すように、固体撮像素子4の基板21の表
面側には、複数の受光領域11が配列形成されている。
これらの受光領域11が形成された基板21の表面は絶
縁膜22で覆われ、各受光領域11脇の絶縁膜22上に
は、表面が絶縁膜23で覆われたポリシリコンからなる
第1転送電極12(図中破線で示す)と第2転送電極1
3(図中一点鎖線で示す)とが配置されている。これら
の第1転送電極12と第2転送電極13とは、図中矢印
で示した電荷の転送方向Aに沿って、各受光領域11に
対して一組の第1転送電極12と第2転送電極13とが
交互に配置され、さらに各第1転送電極12の両端部上
にはこれに隣接して配置される各第2転送電極13の端
部が積層された状態で配置されている。また、転送方向
Aとほぼ直交する方向に配列された受光領域11間に配
置される各第1転送電極12は、受光領域11間におい
て接続されている。第2転送電極13間も、これと同様
の状態に接続されている。
【0003】また、第1転送電極12及び第2転送電極
13上には、表面が絶縁膜24で覆われたポリシリコン
かならなる緩衝膜14が電荷の転送方向と平行に配置さ
れている。そして、この緩衝膜14上には層間絶縁膜2
5を介してアルミニウムのような抵抗の低い材質からな
るシャント配線15が形成されている。これらの緩衝膜
14及びシャント配線15は、一定の幅で形成されてい
る。さらに、緩衝膜14と第1転送電極12または第2
転送電極13との間の絶縁膜23には、緩衝膜14と第
1転送電極12または第2転送電極13とを接続するた
めの第1コンタクト部16が形成されている。一方、緩
衝膜14とシャント配線15との間の絶縁膜24及び層
間絶縁膜25には緩衝膜14とシャント配線15とを接
続するための第2コンタクト部17が形成されている。
【0004】そして、シャント配線15を覆う状態の層
間絶縁膜26が層間絶縁膜25上に形成され、上記各構
成要素が形成された基板21上は、受光領域11上に開
口部28aを有する遮光膜28が形成されている。この
遮光膜28は、アルミニウムのような遮光性に優れた材
質からなるものである。また、上記遮光膜28が形成さ
れた基板21の上方には、各受光領域11に光hを集光
するための集光レンズ(図示せず)が配置されている。
【0005】上記構成の固体撮像素子4では、低抵抗の
シャント配線15を第1転送電極12や第2転送電極1
3に接続させたことによって高速動作が可能になってい
る。また、第1転送電極12または第2転送電極13と
シャント配線15とは緩衝膜14を介して接続されるた
め、シャント配線15を構成するアルミニウムがコンタ
クト部において、第1転送電極12または第2転送電極
13と接触することにより生じるポテンシャルシフトを
防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の固
体撮像素子では、シャント配線を設けたことによって受
光領域の側周壁が高くなっている。そして、特に、図5
の断面図に示した第1転送電極12と第2転送電極13
との積層部分は、他の部分と比較して側周壁が高いた
め、シャント配線15や緩衝膜14の肩部を覆う遮光膜
28の張り出し部bが受光領域11の側周壁の高い位置
に配置される。このため、一定の入射角度で受光領域1
1に入射した光hが張り出し部bで反射するいわゆる
“けられ”が発生し易くなっている。この“けられ”が
発生すると、受光領域11に入射する光hの量が減少す
ることから、各受光領域11の感度が低下する。
【0007】また、プロセスのぱらつきの問題から、第
1転送電極12と第2転送電極13との形成位置に対し
てシャント配線15や緩衝膜14の形成位置にずれが生
じると、各受光領域11の側周壁において、上記張り出
し部bの受光領域11側への張り出し量にばらつきが生
じて“けられ”の発生し易さが不均一になる。このた
め、各受光領域11毎の感度にばらつきが生じてしま
う。上記感度の低下やばらつきの要因となる“けられ”
の発生を防止するためには、シャント配線15や緩衝膜
14全体の線幅を細くして上記張り出し部bの張り出し
を抑え、光hの実効的な集光角度を広くする必要があ
る。しかし、シャント配線15や緩衝膜14の線幅を細
くすると、コンタクト部(16,17)に対する緩衝膜
14やシャント配線15の合わせ余裕が少なくなる。こ
のための製造バラツキに対して余裕がなくなってしま
う。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、受光
領域脇の基板上に端部を積層する状態で配置された複数
の転送電極とこの上部に配置されるシャント配線とを有
するCCD固体撮像素子において、シャント配線及びこ
の下の緩衝膜の少なくとも何方か一方を、転送電極の積
層部上に位置する部分の線幅を、転送電極の単層部上に
位置する部分の線幅よりも細く形成されたものであるこ
とを特徴としている。上記構成の固体撮像素子では、転
送電極の積層部上でシャント配線や緩衝膜の線幅が細く
なっていることから、上記受光領域の側周壁において上
記積層部上のシャント配線や緩衝膜の受光領域側への張
り出しが抑えられる。このため、受光領域に入射される
光が、上記の張り出し部分で“けられ”ることが防止さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1〜図3は、本発明における
請求項1の固体撮像素子の構成を説明するための図であ
り、先ず、これらの図を用いて請求項1記載の固体撮像
素子の一例を説明する。尚、図1は固体撮像素子の要部
平面図であり、図2は図1におけるB−B’断面図,図
3は図1におけるC−C’断面図である。これらの図に
おいては、基板,絶縁膜,層間絶縁膜及び遮光膜を断面
図のみに示して平面図での図示を省略してある。また、
各構成要素には従来例と同一の符号を付し、重複する構
成部分に関しては説明を省略する。
【0010】上記各図に示すように、従来の固体撮像素
子(4)と本実施形態に示す固体撮像素子1との異なる
点は、緩衝膜14の形状にある。すなわち、緩衝膜14
は、図3のC−C’断面に示す第1転送電極12及び第
2転送電極13が積層された部分(以下、積層部と記
す)上に配置される部分の幅W1 が、その他の部分、つ
まり図2のB−B’断面に示す第1転送電極12と第2
転送電極13とが積層されない部分(以下、単層部と記
す)の幅W2 よりも細く形成されてなるものである。
【0011】上記積層部上の幅W1 は、シャント配線1
5の幅よりも大きい範囲で、かつ上記単層部上の幅W2
よりも細く設定される。そして、例えば、少なくともシ
ャント配線15の上方の肩部と第2転送電極13の上方
の肩部とを結ぶ線よりも内側に緩衝膜14の上方の肩部
が位置する程度に、上記積層部上の幅W1 が設定され
る。また、上記単層部上の幅W2 は、従来と同程度であ
り、第1転送電極12及び第2転送電極13の幅よりも
小さくシャント配線15の幅よりも大きい範囲で、かつ
絶縁膜23に形成される第1コンタクト部16に対する
当該緩衝膜14の合わせ余裕を加味した値に設定されて
いる。
【0012】また、ここで重要となるのは、上記第1コ
ンタクト部16と第2コンタクト部17とを、単層部上
における各絶縁膜23,24及び層間絶縁膜25に配置
することである。これによって、固体撮像素子1を製造
する際の第1コンタクト部16に対する緩衝膜14の合
わせ余裕及び緩衝膜14に対する第2コンタクト部17
の合わせ余裕を確保し、プロセスのバラツキに起因する
歩留まりの劣化を防止する。
【0013】上記構成の固体撮像素子1では、低抵抗の
シャント配線15を各第1転送電極12と各第2転送電
極13とに接合させたことによって高速動作が確保され
る。また、シャント配線15と第1転送電極12または
第2転送電極13とは緩衝膜14を介して接続されるた
め、シャント配線15を構成するアルミニウムが各転送
電極のコンタクト部分で第1転送電極12、または第2
転送電極13と接触することにより生じるポテンシャル
シフトを防止できる。そして、第1転送電極12と第2
転送電極13との積層部上における緩衝膜14の線幅W
1は、その他の単層部上における緩衝膜14の線幅W 2
りも細く設定されている。このことから、上記積層部分
では、緩衝膜14を覆う斜光膜28の肩部bの張り出し
が小さくなり、受光領域11に集光される光hがこの部
分で“けられ”ることが防止される。したがって、受光
領域11の側周壁が他の部分と比較して特に高い上記積
層部において、受光領域11に対する実効的な集光角度
を広げることができる。
【0014】上記第1例では、緩衝膜14の線幅のみを
上記積層部上で細くする場合を説明した。しかし、本発
明では、緩衝膜14とシャント配線15との両方を、上
記積層部上でその他の部分よりも細く設定しても良い。
この際、上記積層部上におけるシャント配線15の線幅
は、例えばシャント配線15自体の導電性を保てる程度
の範囲内で細くする。また、上記積層部上における緩衝
膜14の線幅は、当該積層部におけるシャント配線15
の線幅を越えない範囲で細くする。この際、遮光膜28
として用いるアルミニウムの成膜の特性を考慮すること
も重要になる。すなわち、一般的に行われているスパッ
タ成膜によってアルミニウムからなる遮光膜28を成膜
した場合、当該遮光膜28は下地のエッジ部分が強調さ
れた表面形状になる。このため、緩衝膜14及びシャン
ト配線15からの第2転送電極13の上方の肩部の張り
出しが大きい場合には、第2転送電極13の上方の肩部
が特に強調される場合がある。このため、積層部上にお
ける緩衝膜14とシャント配線15との線幅は、第2転
送電極13の上方の肩部が特に強調されることのない範
囲で細くする。この場合、緩衝膜14の第1コンタクト
部16に対する合わせ余裕と、シャント配線15の第2
コンタクト部17に対する合わせ余裕とを確保した状態
で、上記積層部分における光の“けられ”を減少させて
受光領域11に対する集光角度を広げることが可能にな
る。
【0015】また、本発明では、上記の2例の他にも、
シャント配線15の線幅のみを上記積層部分上で細く設
定した場合でも上記と同様の効果が得られる。これは、
例えばポリシリコンの上面に上記ポテンシャルシフトを
防止するためのバリアメタルを形成してなる第1転送電
極12及び第2転送電極13を用いる構成の固体撮像素
子にも同様に適用される。このような固体撮像素子で
は、シャント配線15と第1転送電極12及び第2転送
電極13との間に緩衝膜14が配置されないため、上記
積層部分上にはシャント配線15のみが配置される。そ
して、このような構成の固体撮像素子において、上記積
層部上におけるシャント配線15部分の線幅をその他部
分の線幅よりも狭くした場合でも、上記と同様の効果が
えられる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の固体撮像素
子によれば、シャント配線を有するCCD固体撮像素子
において、シャント配線及びこの下の緩衝膜の少なくと
も何方か一方を転送電極の積層部上に位置する部分の線
幅をその他の部分の線幅よりも細く形成したものとする
ことで、受光領域の側周壁において上記積層部上のシャ
ント配線や緩衝膜の受光領域側へ張り出しを抑え、受光
領域に入射される光が上記の張り出し部分を覆う遮光膜
の肩部で“けられ”ることを防止することが可能にな
る。このため、各受光領域の感度を向上させることが可
能になると共に各受光領域毎の感度の均一性を確保する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子の一例を示す要部平面図
である。
【図2】図1におけるB−B’断面図である。
【図3】図1におけるC−C’断面図である。
【図4】従来の固体撮像素子を示す要部平面図である。
【図5】図4におけるA−A’断面図である。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 11 受光領域 12 第1転送電極(転送電極) 13 第2転送電極(転送電極) 14 緩衝膜 15 シャント配線 21 基板 28 遮光膜 28a 開口部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面側に形成された受光領域と、
    前記受光領域脇の前記基板上に配列された複数の転送電
    極と、当該転送電極上に緩衝膜を介して形成されたシャ
    ント配線と、前記受光領域上に開口部を有し前記転送電
    極、緩衝膜及びシャント配線を覆う状態で前記基板上に
    形成された遮光膜とを具備し、 前記各転送電極は、前記シャント配線と略直交する方向
    に配列された受光領域間に、隣接して配置される転送電
    極と互いの端部を積層させた積層部を有し、 前記緩衝膜及び前記シャント配線のうちの少なくとも何
    方か一方は、前記シャント配線と略直交する方向に配列
    された受光領域間において、前記転送電極の積層部上に
    位置する部分の線幅が、当該転送電極の単層部上に位置
    する部分の線幅よりも細く形成されたものであることを
    特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 基板の表面側に形成された受光領域と、
    前記受光領域脇の前記基板上に配列された複数の転送電
    極と、当該転送電極上に形成されたシャント配線と、前
    記受光領域上に開口部を有し前記転送電極及びシャント
    配線を覆う状態で前記基板上に形成された遮光膜とを具
    備し、 前記各転送電極は、前記シャント配線と略直交する方向
    に配列された受光領域間に、隣接して配置される転送電
    極と互いの端部を積層させた積層部を有し、 前記シャント配線は、前記シャント配線と略直交する方
    向に配列された受光領域間において、前記転送電極の積
    層部上に位置する部分の線幅が、当該転送電極の単層部
    上に位置する部分の線幅よりも細く形成されたものであ
    ることを特徴とする固体撮像素子。
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