JP3364869B2 - ビットストリームの再生方法およびビデオオンデマンドシステム - Google Patents
ビットストリームの再生方法およびビデオオンデマンドシステムInfo
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Description
報を処理して構成されたビットストリームの再生方法に
関する。
来例の構成図である。
ンコーダシステム10とビデオサーバ20’と端末30
とネットワーク40で構成されている。
11とビデオ入力処理装置12とMPEGビデオエンコ
ーダ13とオーディオ入力装置14とオーディオ入力処
理装置15とMPEGオーディオエンコーダ16とMP
EGシステムエンコーダ17とネットワークインタフェ
ース18で構成されている。
装置インタフェース22と蓄積装置コントローラ23と
バッファ24とネットワークインタフェース25で構成
されている。
11で撮影された画像情報はビデオ入力処理装置12で
A/D変換され、MPEGビデオエンコーダ13でビデ
オデータが符号化されてビデオストリーム(MPEGビ
デオ層)が構成される。例えばマイクであるオーディオ
入力装置14から入力された音声はオーディオ入力処理
装置15でA/D変換され、MPEGオーディオエンコ
ーダ16でオーディオデータが符号化されてオーディオ
ストリーム(MPEGオーディオ層)が構成される。M
PEGシステムエンコーダ17はビデオストリームをビ
デオパケットへ、オーディオストリームをオーディオパ
ケットへそれぞれ分割し、さらにビデオパケットをいく
つか一塊にして固定長のビデオパックを構成し、オーデ
ィオパケットをいくつか一塊にして固定長のオーディオ
パックを構成し、ビデオのパックとオーディオのパック
を適切な割合でつなぎあわせてビットストリーム(MP
EGシステム層)を構成する。ビットストリームはネッ
トワーク40を経由してビデオサーバ20’に送られ
る。ビデオサーバ20’はビットストリームをいくつか
のパックを一塊としてブロックを構成し、蓄積装置21
に蓄積する。前記ブロックは、ビデオサーバ20’にお
けるビットストリームの蓄積および再生の単位となる。
ォーマットについて、ビットストリームの符号化方式に
MPEG1(ISO/IEC標準11172−2)を用
いた場合を例として説明する。
トを示す図である。図7中、50はシーケンスヘッダ、
51はGOP(Group of Picture
s)、52はGOPヘッダ、53はGOPデータ、54
はビデオパケット、55はビデオパケットヘッダ、56
はビデオパケットデータ、57はビデオパック、58は
ビデオパックヘッダ、59はビデオパックデータ、60
はAAU(Audio Access Unit)、6
1はオーディオパケット、62はオーディオパケットヘ
ッダ、63はオーディオパケットデータ、64はオーデ
ィオパック、65はオーディオパックヘッダ、66はオ
ーディオパックデータ、67は蓄積、読取りの単位であ
るブロック、68はブロックヘッダ、69はブロックデ
ータ、70はブロークンリンクフラグである。
のフレーム間符号化された画面データと少くとも1枚の
フレーム内符号化された画面データを一まとまりにした
GOP51を単位とした構造を持ち、各GOP51はG
OPヘッダ22とGOPデータ53から構成される。G
OPヘッダ52にはブロークンリンクフラグ70が存在
する。GOP51毎にシーケンスヘッダ50が付与され
る。ビデオストリーム中のランダムな位置へのアクセス
は、GOP51を単位として実現可能であり、このラン
ダム・アクセスの頭出しに使われるのがシーケンスヘッ
ダ50である。シーケンスヘッダ50とGOP51から
ビデオストリームが構成される。
間符号化された画面データは、ビデオの符号化シーケン
スのつながりから見て直前のGOP51に属する画面デ
ータからの予測を利用するように符号化されていたとす
る。ジャンプや飛ばし読み再生のようにビデオの符号化
シーケンスとは異なる順番でビットストリームを再生す
る場合には、ビデオストリームの切替わり部分の先頭G
OP51の再生時に参照すべき直前のGOP51に属す
る画面データが利用できないため、マクロブロックのギ
ザギザが出るといった再生映像の乱れを生じる。そこ
で、ビデオサーバ20’は、ジャンプや飛ばし読み等を
行なうときには、新しいビットストリームがその直前に
読出したビットストリームとは関連のないデータである
ことを示すブロークンリンクフラグ70を立てる。デコ
ーダ31は、ブロークンリンクフラグ70が立っている
ときにはGOP51の先頭のいくつかのフレーム間符号
化された画面データをデコーダしないことで映像の乱れ
を見せない。
51とは無関係なビデオパケットデータ56に分割さ
れ、ビデオパケットヘッダ55を付与されてビデオパケ
ット54を構成する。ビデオパケット54は、いくつか
一塊となってビデオパックデータ59を構成し、ビデオ
パックヘッダ58を付与されて固定長のビデオパック5
7を構成する。符号化されたオーディオストリームは、
単独でオーディオ信号に復号できるAAU60を単位と
した構造を持つ。AAU60は、ヘッダ、エラーチェッ
クビット、オーディオデータとオーディオデータの終り
がAAU60の終りに達しない場合に付加されるオーデ
ィオデータ以外の任意データから構成される。オーディ
オストリームは、AAU60とは無関係なオーディオパ
ケットデータ63に分割され、オーディオパケットヘッ
ダ62を付与されてオーディオパケット61を構成す
る。オーディオパケット61は、いくつか一塊となって
オーディオパックデータ66を構成し、オーディオパッ
クヘッダ65を付与されて固定長のオーディオパック6
4を構成する。ビデオパック57とオーディオパック6
4は、適切な割合でつなぎ合わされてビットストリーム
を構成する。ビットストリームは、いくつかのパック毎
に一塊となってブロックデータ69を構成し、ブロック
ヘッダ68を付与されてブロック67を構成する。ビデ
オサーバ20におけるビットストリームの蓄積および読
出しは、このブロック67を単位として行なわれる。
らジャンプなどの再生状態変更要求を受信した場合、指
定された再生ポイントに対応するビットストリームを含
むブロックを読み出して端末30に送信する。端末30
では、従来は、再生状態変更要求を出す以前の古いビッ
トストリームと再生状態変更要求以後の新しいビットス
トリームとの切り替え点を識別する方法がなかったた
め、ビデオサーバ20’、ネットワーク40および端末
30のバッファに残された古いビットストリームであっ
ても、それを再生してからでないと新しいビットストリ
ームを受信できなかった。あるいは、受信したビットス
トリームの新旧を判断するために、一度復号化して、そ
の中の再生時刻情報等を解釈しなければならなかった。
おけるビットストリームの蓄積フォーマットは、ブロー
クンリンクフラグとは無関係な境界で分割したブロック
を単位としたものであったため、ブロークンリンクフラ
グがブロックのどの位置に存在するかは不明であり、ビ
デオサーバはジャンプや飛ばし読み再生といったビデオ
の符号化シーケンスとは異なる順番でビットストリーム
を再生する場合には、ブロック中のブロックヘッダを解
釈して、シーケンスヘッダを解釈して、ブロック中の初
めのブロークンリンクフラグをサーチして所定の値を設
定した後に、ビットストリームを転送するという手順を
ふむ必要があった。その結果、ジャンプや飛ばし読み再
生等を行なう場合には、ビデオサーバにおけるビットス
トリームの提供処理に要する負荷や遅延が大きく、応答
時間の増大やビデオサーバが処理できるビットストリー
ム数の減少といった問題があった。
み再生等の要求を受信した時には、デコーダやネットワ
ークインタフェース上のバッファメモリに再生する必要
のなくなった旧ビットストリームが残っている可能性が
ある。デコーダは、受信したデータがジャンプや飛ばし
読み再生等のための新しいビットストリームなのか、バ
ッファメモリに残っていた旧ビットストリームなのか判
別できないため、ジャンプや飛ばし読み再生を開始した
時に不要な旧ビットストリームを再生するおそれがあっ
た。
末から再生状態変更の要求があった場合、端末やビデオ
サーバ、ネットワークインタフェースのバッファに蓄積
されたビットストリームを端末で全て表示するため、ユ
ーザが新しいデータを見るまでには、多くの時間がかか
ってしまう。また、符号化データ中の時間情報を判定す
る方法では、多くの符号化データが柔軟な構造を持たせ
るため、固定的な構造を持っておらず、ビットストリー
ム型データの中から時間情報の位置を調べていくだけで
時間がかかる。さらに、端末でもっている時間とビット
ストリーム中の時間情報は異なるため、時間情報を常に
判定しなければならず、端末に高い処理能力を持たせる
必要がある。
生といったビデオの符号化シーケンスとは異なる順番で
ビットストリームを再生する場合に、ビデオサーバにお
けるブロークンリンクフラグ等の設定処理に伴う負荷を
軽減するとともに遅延を短縮する、ビットストリームの
再生方法とビデオオンデマンドシステムを提供すること
にある。
る新ビットストリームと旧ビットストリームの識別がで
きないといった問題点を解決する、ビットストリームの
再生方法を提供することにある。
ームの再生方法は、ビットストリームを再生する時に、
新たに読出したブロックが直前に読出したブロックとビ
デオの符号化シーケンス上連続するか否かを示す情報を
ビットストリームの復号化の単位ごとに設定し、符号化
されたビットストリームの内容を解釈して、前記情報の
位置が当該ブロックの先頭から固定の位置になるように
ビットストリームをブロックへ分割するものである。
PEGシステム層のプライベートな領域に設定する。
としてMPEGビデオ層のブロークンリンクフラグを用
いる。
ートな領域の先頭を境界としてビットストリームを前記
ブロックへ分割する。
オ層のシーケンスヘッダの先頭を境界としてビットスト
リームを前記ブロックへ分割する。
オ層のGOPヘッダの先頭を境界としてビットストリー
ムを前記ブロックへ分割する。
数ビットからなる情報である。
ットストリームを再生する時に、新たに読出したブロッ
クが直前に読出したブロックとビデオの符号化シーケン
ス上連続するか否かを示す情報を前記ビットストリーム
の復号化の単位ごとに設定し、符号化されたビットスト
リームの内容を解釈し、前記情報の位置が当該ブロック
の先頭から固定の位置になるように前記ビットストリー
ムをブロックへ分割し、端末において、再生状態変更要
求を受信した場合には、ビットストリーム中の前記情報
を参照し、新たに受信したブロックが直前に受信したブ
ロックとビデオの符号化シーケンス上連続することを示
していれば新たに受信したデータを破棄して次のデータ
の受信を待ち、新たに受信したブロックが直前に受信し
たブロックとビデオの符号化シーケンス上連続していな
いことを示していれば、新たに受信したデータから再生
を開始する。
て複数のビットからなる情報を用い、端末からビデオサ
ーバに新規のビットストリームの要求がある毎に前記情
報を変更していく。
は、ビットストリームの、新たに読出したブロックが直
前に読出したブロックとビデオの符号化シーケンス上連
続するか否かを示す情報の位置がブロックの先頭から固
定の位置になるようにビットストリームをブロックへ分
割する。
符号化されたビットストリームの内容を解釈し、前記情
報の位置がブロックの先頭から固定の位置になるように
ビットストリームをブロックへ分割する手段をエンコー
ダシステムまたはビデオサーバが有する。
に、新たに読み出したブロックが直前に読み出したブロ
ックとビデオの符号化シーケンス上連続するか否かを示
す情報をビットストリームの復号化の単位毎に設け、ビ
ットストリームを再生する時に、符号化されたビットス
トリームの内容を解釈して、前記情報が前記ブロックの
特定の位置になるようにビットストリームをブロックへ
分割することによって、前記ブロックの中の最初の前記
情報の位置を前記ブロックの先頭から固定の位置に定め
ることができる。また、端末において、前記情報を用い
て受信したビットストリームの新旧を識別することがで
きる。
ばし読み再生といったビデオの符号化シーケンスとは異
なる順番でビットストリームを再生する場合に、前記情
報の位置を探すために前記ブロック中のヘッダ情報を解
釈し、前記情報をサーチする必要がなくなる。また、端
末において、不要な旧ビットストリームを受信した場合
には、それを破棄して次に続く新しいビットストリーム
を速やかに受信できる。
読出したブロックが直前に読出したブロックとビデオの
符号化シーケンス上連続しないことを示す情報の設定に
要する負荷を軽減するとともに、遅延を短縮し、端末に
おいては、新しいビットストリームの再生を開始するま
での時間を短縮できるため、ジャンプや飛ばし読み再生
等を行なう時のビデオサーバが提供できるビットストリ
ーム数が増加し、応答時間が短く使い勝手の良いビジュ
アルサーチ機能を実現できるようになる。
図面を参照して説明する。
ンデマンドシステムの構成図である。本実施形態で用い
るデータは、圧縮、符号化されたビットストリーム(動
画像データ)である。
蓄積フォーマットを示す図である。ビットストリームの
符号化方式にMPEG1(ISO/IEC標準1117
2−2)を用いた場合を例に説明する。図2中、参照番
号は同7中同じものを示す。
デオオンデマンドシステムとビデオサーバ20のみ異な
っている。すなわち、ビデオサーバ20は蓄積フォーマ
ット変換部26を新たに備えている。
ダシステム10から送られてきたビットストリームの内
容を解釈してシーケンスヘッダ50を探し、シーケンス
ヘッダ50の先頭を境界としてビットストリームをブロ
ックへ分割し、ブロックデータを構成する。この時、シ
ーケンスヘッダ50を含んでいたビデオパック57が分
割されるので、分割されたビデオパック57のヘッダが
付いていた側ではビデオパックヘッダ58中のレングス
情報を修正し、ヘッダがなかった側には新たにビデオパ
ックヘッダ58を付与する。ブロークンリンクフラグ7
0は、GOPヘッダ52に含まれるが、シーケンスヘッ
ダ50の先頭からは固定の位置にある。したがって、ブ
ロークンリンクフラグ70は、ブロック67の先頭から
固定の位置に定まる。蓄積コントローラ23は、ブロッ
ク67を単位としたビットストリームの蓄積および読取
り処理を行なう。
積装置21に蓄積する時に蓄積および再生の単位となる
ブロック67の境界をシーケンスヘッダ50の開始位置
と一致した蓄積フォーマットに変換することによって、
ブロック67の中の最初のブロークンリンクフラグ70
の位置をブロック67の先頭から固定の位置に定めるこ
とができる。したがって、ビデオサーバ20はジャンプ
や飛ばし読み再生といったビデオの符号化シーケンスと
は異なる順番でビットストリームを再生する場合に、ブ
ロークンリンクフラグ70を探すためにブロックヘッダ
68を解釈し、シーケンスヘッダ50を解釈し、ブロー
クンリンクフラグ70をサーチするといった処理の必要
がなくなる。よって、ジャンプや飛ばし読み再生等を行
なう時にビデオサーバ20におけるビットストリームの
提供処理に要する負荷を軽減し、遅延を短縮できるた
め、ビデオサーバ20が提供できるビットストリーム数
を増加できるとともに、応答時間が短くて使い勝手の良
いビジュアルサーチ機能を実現できる。
る場合について説明したが、シーケンスヘッダ50の代
りにGOPヘッダ52を利用した場合も同様である。ブ
ロークンリンクフラグ70の代りにMPEGシステム層
のプライベートヘッダ中に同様な用途の情報を設け、そ
の位置を検出するためにプライベートヘッダを利用する
場合も同様である。
情報であるため、ジャンプ等の要求が一度に複数回生じ
た時には対応できない。それに対応するには、プライベ
ートヘッダ中に複数ビットからなる同様な用途の情報
(以下の説明では新/旧フラグと呼ぶ)を設けて、ビッ
トストリームをジャンプあるいは飛ばし読みする回数だ
け前記情報をインクリメントすることによってビットス
トリームの新旧の判断を行なうことができる。
流れを説明する。まず、端末30からの再生要求をネッ
トワーク40を通じてビデオサーバ20で受信する。こ
の再生要求は、ネットワークインタフェース25を通
り、バッファ24を経由して蓄積装置コントローラ23
に送られ、蓄積装置コントローラ23によって、蓄積装
置21内のブロックについて検索操作がおこなわれる。
検索された結果、該当したブロックは、蓄積装置21か
らいったんバッファ24に読み出され、新/旧フラグの
領域に初期値が書込まれ、ネットワークインタフェース
25を経由しネットワーク40に放出され、端末30へ
と送られ、再生が行なわれる。
ーチャートである。まず、新/旧フラグを、例えば1に
初期化し(ステップ71)、端末30からのブロック要
求を待つ(ステップ72,73)。端末30は自らのバ
ッファがなくなるとビデオサーバ20へ次のブロックの
読出しを要求する。この場合には再生状態変更ではない
ので、ビデオサーバ20は、蓄積装置21へ継続するブ
ロックの読出しを指示し(ステップ78)、バッファ2
4へブロックを読出す(ステップ79)。そして、新/
旧フラグの領域は何も変更せずにビデオビットレートに
従って端末30へ送信する(ステップ77)。ユーザが
ジャンプや早送りを指示したり、逆に早送りから通常へ
戻る指示をすると、端末30はビデオサーバ20へジャ
ンプや早送り等(再生状態変更)の要求が生じたことを
伝えるために、例えば、ジャンプの要求を送信したり、
例えば、直前の要求とは継続しない番号のブロックを要
求する。ビデオサーバ20は、端末30から受信したブ
ロック要求が再生状態変更を表している場合、蓄積装置
21へ所望のブロックの読出しを指示し(ステップ7
4)、バッファ24へブロックを読出す(ステップ7
5)。そして、新/旧フラグの領域に今までの値と異な
る値を設定し(ステップ76)、ビデオビットレートに
従って端末30へ送信する(ステップ77)。
トである。端末30は、端末30側で管理している新/
旧フラグ情報へ初期値(ビデオサーバ20が絶対設定し
ない値)を設定する(ステップ81)。この初期値は、
要求しているビットストリームに関してはまだ再生状態
変更の要求を出していないことを表すユニークな値であ
り、今後再生状態変更を行う場合にビデオサーバ20が
新/旧フラグへ設定する値とは一致しない任意の値であ
る。まず、新規ビットストリームの要求の場合には再生
状態変更の要求はなしとする新規ビットストリームの要
求の場合には、その先頭ブロックの要求をビデオサーバ
20へ送信する(ステップ82,89)。ビデオサーバ
20からビットストリームを受信し(ステップ90)、
一時的にバッファへ蓄積していく(ステップ91)。復
号化単位分のデータが蓄積できた時点でデコードを開始
しディスプレイへ表示する(ステップ92)。さらに、
端末30はユーザからの再生状態変更要求が無いかを判
断し(ステップ82)、無い場合には継続するブロック
の要求をビデオサーバ20へ送信する(ステップ8
9)。再生状態変更要求がない間は上記のような動作を
繰り返す。
求をビデオサーバ20に送信した後(ステップ83)、
ビデオサーバ20から送信されてくるビットストリーム
を受信し、バッファに蓄積し、新/旧フラグの領域を検
査する(ステップ84〜87)。要求前と同じ値が入っ
ていれば、そのデータを破棄し(ステップ88)、次の
データを受信する(ステップ84)。新/旧フラグの領
域に要求前と異なる値が入っていればそのデータから再
生を開始する(ステップ92)。
ータの具体的なやりとり、および新/旧フラグの遷移の
一例を示す。この例では、新/旧フラグの初期値を1と
して、再生状態変更要求を受信するたびに、1ずつ増や
すこととする。端末30では、ブロック3を受信した
後、ユーザからブロック20へのジャンプの要求を受け
たとする。そのとき、ブロック3に設定されている新/
旧フラグの値は1である。次に、端末30は、ブロック
4のデータを受信した。このブロック4は、ジャンプの
要求がビデオサーバ20で受付られる前にビデオサーバ
20から送信されているため、新/旧フラグの値は1で
ある。したがって、端末30では、ブロック4を破棄す
る。その後、ブロック20のデータを受信する。このデ
ータの新/旧フラグは2に設定されているので、端末3
0ではこのデータからデコードを開始することができ
る。
中にブロック30へのジャンプ要求をユーザから受け、
その直後にブロック40へのジャンプ要求を受けたとす
る。このジャンプの要求とすれ違いで、ブロック30の
データがビデオサーバ20から送信されてくる。このデ
ータの新/旧フラグは3となっているのが、端末30で
は、ブロック40へのジャンプの要求を送信しており期
待している新/旧フラグの値は4であるので、ブロック
30は破棄する。次に、ブロック40のデータがビデオ
サーバ20から送信されてくる。このデータの新/旧フ
ラグは4であるので、このデータから端末30でデコー
ドを開始することができる。
割はエンコーダシステム10で行うこともできる。
新たに読出したブロックが直前に読出したブロックとビ
デオの符号化シーケンス上連続するか否かを示す情報を
ビットストリームの符号化の単位毎に設け、ビットスト
リームを再生する時に、符号化されたビットストリーム
の内容を解釈して、前記情報の位置が前記ブロックの先
頭から固定の位置になるようにビットストリームを前記
ブロックへ分割することによって、前記ブロックの中の
最初の前記情報の位置を前記ブロックの先頭から固定の
位置としたものであり、ビデオサーバにおいて前記情報
の探索および設定処理を容易にでき、端末において前記
情報を用いて受信したビットストリームの新旧を識別し
て旧ビットストリームの場合にはそれを破棄することに
よって新たなビットストリームを速やかに受信できるよ
うにしたものであるから、ジャンプや飛ばし読み再生等
のビデオの符号化シーケンスとは異なる順番でビットス
トリームを再生する時に、ビデオサーバが提供できるビ
ットストリーム数を増加させることができることと、応
答遅延が短く使い勝手の良いビジュアルサーチ機能を実
現できるという効果がある。
テムの構成図である。
積フォーマットを示す図である。
である。
グの遷移図である。
である。
フォーマットを示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 画像情報と音声情報を処理して構成され
たビットストリームを再生する時に、新たに読出したブ
ロックが直前に読出したブロックとビデオの符号化シー
ケンス上連続するか否かを示す情報を前記ビットストリ
ームの復号化の単位ごとに設定し、符号化されたビット
ストリームの内容を解釈して、前記情報の位置が当該ブ
ロックの先頭から固定の位置になるように前記ビットス
トリームを前記ブロックへ分割する、ビットストリーム
の再生方法。 - 【請求項2】 前記情報をMPEGシステム層のプライ
ベートな領域に設定する、請求項1記載の、ビットスト
リームの再生方法。 - 【請求項3】 前記情報としてMPEGビデオ層のブロ
ークンリンクフラグを用いる、請求項1記載の、ビット
ストリームの再生方法。 - 【請求項4】 前記プライベートな領域の先頭を境界と
して前記ビットストリームを前記ブロックへ分割する、
請求項1記載の、ビットストリームの再生方法。 - 【請求項5】 MPEGビデオ層のシーケンスヘッダの
先頭を境界として前記ビットストリームを前記ブロック
へ分割する、請求項1記載の、ビットストリームの再生
方法。 - 【請求項6】 MPEGビデオ層のGOPヘッダの先頭
を境界として前記ビットストリームを前記ブロックへ分
割する、請求項1記載の、ビットストリームの再生方
法。 - 【請求項7】 前記情報が複数のビットからなる情報で
ある、請求項1記載の、ビットストリームの再生方法。 - 【請求項8】 画像情報と音声情報を処理してビットス
トリームを構成するエンコーダシステムと、前記ビット
ストリームを小さなブロックに分割し、該ブロックを単
位としてビットストリームの蓄積および再生を行うビデ
オサーバと、前記ビットストリームを再生する端末と、
前記エンコーダシステムと前記ビデオサーバと前記端末
を接続するネットワークを有するビデオオンデマンドシ
ステムにおいて、 前記ビットストリームを再生する時に、新たに読出した
ブロックが直前に読出したブロックとビデオの符号化シ
ーケンス上連続するか否かを示す情報を前記ビットスト
リームの復号化の単位ごとに設定し、 符号化されたビットストリームの内容を解釈し、前記情
報の位置が当該ブロックの先頭から固定の位置になるよ
うに前記ビットストリームを前記ブロックを分割し、 前記端末において、再生状態変更要求を送信した場合に
は、前記ビットストリーム中の前記情報を参照し、新た
に受信したブロックが直前に受信したブロックとビデオ
の符号化シーケンス上連続することを示していれば新た
に受信したデータを破棄して次のデータの受信を待ち、
新たに受信したブロックが直前に受信したブロックとビ
デオの符号化シーケンス上連続していないことを示して
いれば、新たに受信したデータから再生を開始する、ビ
ットストリームの再生方法。 - 【請求項9】 前記情報として複数のビットからなる情
報を用い、前記端末から前記ビデオサーバに新規のビッ
トストリームの要求がある毎に前記情報を変更してい
く、請求項8記載の、ビットストリームの再生方法。 - 【請求項10】 前記情報をMPEGシステム層のプラ
イベートな領域に設定する、請求項8記載の、ビットス
トリームの再生方法。 - 【請求項11】 画像情報と音声情報を処理し、ビット
ストリームを構成するエンコーダシステムと、前記ビッ
トストリームを小さなブロックに分割し、該ブロックを
単位としてビットストリームの蓄積および再生を行うビ
デオサーバと、前記ビットストリームを再生する端末
と、前記エンコーダシステムと前記ビデオサーバと前記
端末を接続するネットワークを有するビデオオンデマン
ドシステムにおいて、 符号化されたビットストリームの内容を解釈し、前記ビ
ットストリームの、新たに読出したブロックが直前に読
出したブロックとビデオの符号化シーケンス上連続する
か否かを示す情報の位置が当該ブロックの先頭から固定
の位置になるように前記ビットストリームを前記ブロッ
クへ分割する手段を前記エンコーダシステムまたは前記
ビデオサーバが有することを特徴とするビデオオンデマ
ンドシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08395596A JP3364869B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | ビットストリームの再生方法およびビデオオンデマンドシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP08395596A JP3364869B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | ビットストリームの再生方法およびビデオオンデマンドシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09275545A JPH09275545A (ja) | 1997-10-21 |
JP3364869B2 true JP3364869B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=13817010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08395596A Expired - Lifetime JP3364869B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | ビットストリームの再生方法およびビデオオンデマンドシステム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3364869B2 (ja) |
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-
1996
- 1996-04-05 JP JP08395596A patent/JP3364869B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7853118B2 (en) | 2005-08-31 | 2010-12-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image replay apparatus and method for moving-picture streams |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH09275545A (ja) | 1997-10-21 |
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