JP3364731B2 - 繊維切断装置 - Google Patents

繊維切断装置

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JP3364731B2
JP3364731B2 JP34096194A JP34096194A JP3364731B2 JP 3364731 B2 JP3364731 B2 JP 3364731B2 JP 34096194 A JP34096194 A JP 34096194A JP 34096194 A JP34096194 A JP 34096194A JP 3364731 B2 JP3364731 B2 JP 3364731B2
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克臣 竹原
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株式会社竹原機械研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は繊維切断装置に関し、
放射状に刃物を植設した回転体の周面上で、刃物の間か
ら切断繊維を排除するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0002】
【従来の技術】回転体の周面に、円周方向に適宜の間隔
で、刃先を軸線と平行させた多数の刃の基部を埋め込ん
で、該刃を放射状に植設した回転体に切断すべき繊維を
巻き付けつつ、巻き付けた繊維の外側からプレスローラ
ーを押し付けて、所望長さの切断繊維を得るようにした
装置には、例えば、米国特許第3915042号公報が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の切断装置
は、相対する二つの円板の間に、細長い帯状の刃の両端
を円周方向に間隔をおいて固定することにより、中空の
円筒状をなす回転体を構成し、外側から圧接するプレス
ローラーによって刃に切断された繊維を刃と刃の間の空
隙から回転体内へ押し出していた。
【0004】この従来装置は、構造が簡単であるという
利点はあるが、刃と刃との間に押し込まれる切断繊維の
堆積により目詰りを起し易い欠点があり、特に繊維を短
くした場合に目詰りし易いという技術的な問題があっ
た。そのために、回転体からの切断繊維の排除を確実に
行い、刃と刃との間が狭い場合でも目詰りしないように
することが、この種の繊維切断装置において解決すべき
課題となっていた。
【0005】
【課題を解決する手段】そこで本発明は、周面の円周方
向に間隔をおいて多数の刃を放射状に配置した回転体
に、切断すべき長尺の繊維を巻き付けるとともに、外側
からプレスローラーを押し付けて、巻き付けた繊維を刃
の配置間隔に切断するようにした繊維切断装置におい
て、前記回転体は、該回転体と共通の軸線を有して一体
に回転し、列に対向させた内側面に回転体の収容空間を
設け、且つ、該回転体を軸線方向に沿う移動を自在にし
て軸受けする左右一対の大径回転体内に収容され、この
左右一対の大径回転体は、対向する前記内側面に、前記
刃に向けて繊維を誘導する左右一組の環状ガイドデイス
クと、このガイドデイスクの外側から前記収容空間内に
延設されて、前記回転体の周面に沿って先端を各刃の配
置間隔内に係合させる内歯歯車状のスクレーパーとを取
り付け、上記左右一対のガイドデイスクの間から供給す
る長尺の繊維を、大径回転体と一体回転する前記回転体
に巻き付かせ、同じくガイドデイスクの間に介入させた
プレスローラーにより、外側から繊維を前記刃に押し付
けて切断させ、各刃間に目詰り状に堆積する切断繊維
を、前記回転体の移動時に各刃間に介入する上記スクレ
ーパーにより掻き出させるように構成した繊維切断装置
を提供するものである。
【0006】本発明において、前記回転体の軸部を、前
記大径回転体の軸孔に嵌装したリニアベアリングにより
軸受けして、該回転体の軸線方向の移動を自在にすると
ともに、回転体の一方の軸部を上記リニアベアリングに
貫通させ、その軸端部にキー又はスプライン軸継手を介
して、大径回転体を一体回転させる回転伝動手段と、上
記軸継手を介して回転体のみを軸線方向に往復させる往
復動手段とを備えさせることによって、装置全体の構造
をコンパクトに形成することができる。
【0007】
【作用】本発明装置は、刃を植設した回転体の円周上の
刃の間に切断繊維が堆積する。これを回転体の軸線方向
の移動時に、刃の間隙内に介入するスクレーパーにより
横方向に掻き出させるようにしたので、前記従来装置の
ような目詰りを強制的に解除することができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面について説明す
る。本発明装置は図1に示すように、周面に刃1を植設
した回転体2と、回転体2を左右から嵌合して、同軸に
一体回転する左右一対の大径回転体3a、3bとを有す
る。
【0009】回転体2は、軸心を貫通する回転軸4によ
り回転駆動される。刃1は、この回転体2の周面に、円
周方向に互いに適宜の間隔をおいて、刃先を軸線に一致
させ、基部を円柱形の回転体2内に埋め込んで放射状に
植設されている。
【0010】回転体2の側面から左右に突出する軸部5
a、5bは、大径回転体3a、3bの側面に開口する軸
孔6にそれぞれリニアベアリング7を介して軸受けさ
れ、回転体2を軸線方向への移動を自在にして支持して
いる。
【0011】また、軸部5a、5bは、リニアベアリン
グ7の外側に、回転体2の移動余裕を形成して、軸端部
5a′、5b′にそれぞれキー8を介して一体に回転す
るスライドガイドリング9を嵌合し、該リング9に偏心
させて設けた別のリニアベアリング10に、大径回転体
3a、3bから同じく偏心させて突出させたガイドピン
11をそれぞれ軸受けすることにより、前記回転軸4の
回転を大径回転体3a、3bにそれぞれ伝動する回転伝
動手段を備えている。
【0012】また、一方の軸部5bの前記軸端部5b′
は、スライドガイドリング9を貫通して更に延長され、
図示省略の回転駆動機構、例えばモーターに駆動され
て、同軸上にスライドを可能にして取り付けたプーリー
等周知の回転駆動機構に接続され、また、同じく図示省
略の同上モーターに回転駆動されるクランクとリンク等
からなる往復動手段に接続され、一方向に回転体2と大
径回転体3a、3bを一体に回転し、同時に、回転軸4
と共に回転体2を軸線方向に沿って往復動する。
【0013】左右一対の大径回転体3a、3bは、それ
ぞれの外側を回転自在に嵌合して、ラジアルベアリング
12でそれぞれ軸受けしたフレームFに支持されてい
る。
【0014】回転体2の中央部分の外側で互いに向い合
う大径回転体3a、3bの内側面3a′、3b′には、
前記回転体2を収容する収容空間13と、図2に示すよ
うに、該回転体2に巻き付けられる繊維14の供給間隙
15とが形成されている。
【0015】この間隙15の両側には、基部を上記内側
面3a′、3b′に固定されて、繊維14に一定の幅を
形成させつつ、これを回転体2の刃1の刃先へ誘導する
左右一対の環状のガイドデイスク16が取り付けられて
おり、ガイドデイスク16の外側には、同じく基部をガ
イドデイスク16と共に上記内側面3a′、3b′の周
縁に固定されて、収容空間13内に延設され、回転体2
の周面に沿って、先端を各刃1の配置間隔内に係合させ
た内歯歯車状のスクレーパー17が取り付けられてい
る。(図4参照)
【0016】また、間隙15内には、図2に示すよう
に、ガイドデイスク16の間に供給されて、回転体2に
巻き付く繊維14を刃1に向けて押し付けて切断させる
ためのプレスローラー18が、図1に示すように介入す
る。
【0017】プレスローラー18は、図2に示すよう
に、フレームFの上部一側に支点軸19を有するアーム
20の先端に回転自在に軸受けされ、アーム20の中間
を上から付勢するばね21の力によって、前記供給間隙
15内に介入し、回転体2に巻き付く繊維14と弾性的
に接してこれを圧迫すると共に、回転体2の回転に従動
回転する。
【0018】図3は、回転体2に巻き付いた繊維14が
プレスローラー18の圧接により所定の長さに切断さ
れ、回転体2の周面上に刃1と刃1との間に積層状に堆
積する状態を示すものである。
【0019】図4は、放射状に回転体2の周面に植設さ
れた刃1と、その刃の間隙内に介入する内歯歯車状のス
クレーパー17との係合状態を示す。図3に示す切断繊
維14′の堆積状態に応じて、前記往復動手段に従動す
る回転体2が軸線方向に移動すると、スクレーパー17
は相対的に回転体2の周面に沿って移動し、その先端に
よってガイドデイスク16の外側に切断繊維14′を押
し出す。
【0020】
【発明の効果】以上のように、供給された繊維を巻き付
けてプレスローラーの圧接により刃の配置間隔で切断さ
せるようにした回転体と、回転体を左右から嵌合し、該
回転体の軸線方向の移動を自在にして互いに一体に回転
する左右一対の大径回転体とを備え、この大径回転体の
内側面相互の間に形成した供給間隙から切断すべき長尺
の繊維を供給するとともに、同間隙内にプレスローラー
を介入させる一方、大径回転体に取り付けたスクレーパ
ーによって回転体の周面の各刃の間に堆積する切断繊維
を除去するようにした本発明によれば、各刃の配置間隔
が狭くなり切断繊維に目詰りを生じさせ、スクレーパー
による強制的な排除ができるので、繊維の紡糸から切断
迄の行程を一貫して高速で連続的に作動出来る優れた効
果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一部切欠縦断面図。
【図2】実施例の側面図。
【図3】繊維の切断状態を説明する一部切欠拡大断面
図。
【図4】回転体の周面上の刃とスクレーパーとの係合状
態を説明する一部切欠拡大断面図。
【符号の説明】
1 刃 2 回転体 3a 大径回転体 3b 大径回転体 3a′ 内端面 3b′ 内端面 4 回転軸 5a 軸部 5b 軸部 5a′ 軸受部 5b′ 軸受部 6 軸孔 7 リニアベアリング 8 キー 9 スライドガイドリング 10 リニアベアリング 11 ガイドピン 12 ラジアルベアリング 13 収容空間 14 繊維 14′ 切断繊維 15 供給間隙 16 ガイドデイスク 17 スクレーパー 18 プレスローラー 19 支点軸 20 アーム 21 ばね F フレーム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面の円周方向に間隔をおいて多数の刃
    を放射状に配置した回転体に、切断すべき長尺の繊維を
    巻き付けるとともに、外側からプレスローラーを押し付
    けて、巻き付けた繊維を刃の配置間隔に切断するように
    した繊維切断装置において、前記回転体は、該回転体と
    共通の軸線を有して一体に回転し、列に対向させた内側
    面に回転体の収容空間を設け、且つ、該回転体を軸線方
    向に沿う移動を自在にして軸受けする左右一対の大径回
    転体内に収容され、この左右一対の大径回転体は、対向
    する前記内側面に、前記刃に向けて繊維を誘導する左右
    一組の環状のガイドデイスクと、このガイドデイスクの
    外側から前記収容空間内に延設されて、前記回転体の周
    面に沿って先端を各刃の配置間隔内に係合させる内歯歯
    車状のスクレーパーとを取り付け、上記左右一対のガイ
    ドデイスクの間から供給する長尺の繊維を、大径回転体
    と一体回転する前記回転体に巻き付かせ、同じくガイド
    デイスクの間に介入させたプレスローラーにより、外側
    から繊維を前記刃に押し付けて切断させ、各刃間に目詰
    り状に堆積する切断繊維を、前記回転体の移動時に各刃
    間に介入する上記スクレーパーにより掻き出させるよう
    に構成した繊維切断装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体の軸部は、前記大径回転体の
    軸孔に嵌装したリニアベアリングにより軸受けされて、
    軸線方向への移動を自在にするとともに、該回転体の一
    方の軸部は、上記リニアベアリングを貫通する軸端部に
    キー又はスプライン軸継手を介して、大径回転体を上記
    回転体と一体に回転させる回転伝動手段と、上記軸継手
    を介して、回転体のみを軸線方向に往復させる往復動手
    段とを備えていることを特徴とする請求項1の繊維切断
    装置。
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FR9515068A FR2728497B1 (fr) 1994-12-26 1995-12-19 Dispositif de decoupage de fibre
DE1995147963 DE19547963B4 (de) 1994-12-26 1995-12-21 Faserschneidevorrichtung
GB9526199A GB2296508B (en) 1994-12-26 1995-12-21 Fiber cutting apparatus
NL1001985A NL1001985C2 (nl) 1994-12-26 1995-12-22 Vezelsnijapparaat.
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