JP3364454B2 - 製氷機の脱氷方法 - Google Patents
製氷機の脱氷方法Info
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- JP3364454B2 JP3364454B2 JP24659299A JP24659299A JP3364454B2 JP 3364454 B2 JP3364454 B2 JP 3364454B2 JP 24659299 A JP24659299 A JP 24659299A JP 24659299 A JP24659299 A JP 24659299A JP 3364454 B2 JP3364454 B2 JP 3364454B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷機の脱氷方法
に関するものである。特に、外気温の低い寒冷地や冷蔵
倉庫内などに製氷機を設置して使用した場合であって
も、効率よく製氷を行うべく脱氷効率を高めたものであ
る。
に関するものである。特に、外気温の低い寒冷地や冷蔵
倉庫内などに製氷機を設置して使用した場合であって
も、効率よく製氷を行うべく脱氷効率を高めたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スキー場において積雪量を補う手
段として、造雪装置が使用されている。同造雪装置に用
いられている造雪方法には様々な方法があるが、その一
つとして製氷機で氷を製造し、製造された氷を粉砕機で
微細な粒径に粉砕することによって雪を作り出している
ものが存在する。
段として、造雪装置が使用されている。同造雪装置に用
いられている造雪方法には様々な方法があるが、その一
つとして製氷機で氷を製造し、製造された氷を粉砕機で
微細な粒径に粉砕することによって雪を作り出している
ものが存在する。
【0003】同造雪装置に使用されている製氷機は、以
下に説明するような構成となっている。
下に説明するような構成となっている。
【0004】図4に概略図で示すように、製氷機Bは、
冷蔵庫やクーラーなどと同じく冷媒を循環させることに
よって製氷可能に構成しており、冷媒循環制御部1と、
製氷部2a,2b,2cと、アキュームレータ3とを配管で連結
し、冷媒を循環させるべく構成している。製氷部2a,2b,
2cは後述する理由により複数を並列して配設しているこ
とが望ましく、図4では、3つの製氷部2a,2b,2cを配設
しているものを示している。
冷蔵庫やクーラーなどと同じく冷媒を循環させることに
よって製氷可能に構成しており、冷媒循環制御部1と、
製氷部2a,2b,2cと、アキュームレータ3とを配管で連結
し、冷媒を循環させるべく構成している。製氷部2a,2b,
2cは後述する理由により複数を並列して配設しているこ
とが望ましく、図4では、3つの製氷部2a,2b,2cを配設
しているものを示している。
【0005】冷媒循環制御部1には、コンプレッサー
(図示せず)及び放熱板(図示せず)を配設しており、
コンプレッサーでガス状態の冷媒を圧縮し、放熱板で冷
却して液化させ、その液化した冷媒を冷媒液管4を介し
て各製氷部2a,2b,2cに送給すべく構成している。以下、
便宜上、液化されて液体状態となっている冷媒を冷媒
液、同冷媒液が気化してガス状態となっている冷媒を冷
媒ガスと呼ぶことにする。
(図示せず)及び放熱板(図示せず)を配設しており、
コンプレッサーでガス状態の冷媒を圧縮し、放熱板で冷
却して液化させ、その液化した冷媒を冷媒液管4を介し
て各製氷部2a,2b,2cに送給すべく構成している。以下、
便宜上、液化されて液体状態となっている冷媒を冷媒
液、同冷媒液が気化してガス状態となっている冷媒を冷
媒ガスと呼ぶことにする。
【0006】図4中の符号5は冷媒液管4に配設した冷
媒液送給弁であり、同冷媒液送給弁5を開閉することに
よって、製氷部2a,2b,2cへの冷媒液の送給、及び、送給
の停止を切り換えるべく構成している。
媒液送給弁であり、同冷媒液送給弁5を開閉することに
よって、製氷部2a,2b,2cへの冷媒液の送給、及び、送給
の停止を切り換えるべく構成している。
【0007】製氷部2a,2b,2cには、冷媒の流路の上流側
より膨張弁6a,6b,6c、分流器7a,7c,7c、製氷板8a,8b,8
c、冷媒ガス引出弁9a,9b,9cを順次配設している。そし
て、図示していない送水配管によって送給された水を、
製氷板8a,8b,8cに吹きかけることによって製氷板8a,8b,
8c表面に氷を生成すべく構成している。図4中の符号10
a,10b,10c はそれぞれ製氷板8a,8b,8cにかける水を貯留
した水槽であり、製氷板8a,8b,8cの上方に配設し、か
つ、同水槽10a,10b,10c の底面に通水孔(図示せず)を
穿設して製氷板8a,8b,8cに水をかけるべく構成してい
る。製氷板8a,8b,8cに水を吹きかける構成はどのような
構成であってもよい。
より膨張弁6a,6b,6c、分流器7a,7c,7c、製氷板8a,8b,8
c、冷媒ガス引出弁9a,9b,9cを順次配設している。そし
て、図示していない送水配管によって送給された水を、
製氷板8a,8b,8cに吹きかけることによって製氷板8a,8b,
8c表面に氷を生成すべく構成している。図4中の符号10
a,10b,10c はそれぞれ製氷板8a,8b,8cにかける水を貯留
した水槽であり、製氷板8a,8b,8cの上方に配設し、か
つ、同水槽10a,10b,10c の底面に通水孔(図示せず)を
穿設して製氷板8a,8b,8cに水をかけるべく構成してい
る。製氷板8a,8b,8cに水を吹きかける構成はどのような
構成であってもよい。
【0008】膨張弁6a,6b,6cに送給された冷媒液は、同
膨張弁6a,6b,6cで減圧されることによって気化しやすい
状態となり、分流器7a,7b,7cで分流されて各製氷板8a,8
b,8cに送給されている。
膨張弁6a,6b,6cで減圧されることによって気化しやすい
状態となり、分流器7a,7b,7cで分流されて各製氷板8a,8
b,8cに送給されている。
【0009】製氷板8a,8b,8cは金属製であって、内部に
蒸発管(図示せず)を左右方向に蛇行させて配設した薄
肉厚の板体となっており、1つの製氷部2a,2b,2cに複数
枚配設している。同製氷板8a,8b,8cに送給された冷媒液
は、蒸発管内を送給されながら周囲の熱を吸収して気化
する。この気化にともなう吸熱反応によって製氷板8a,8
b,8cは冷却され、同製氷板8a,8b,8cの表面にかけている
水を冷却して氷としている。
蒸発管(図示せず)を左右方向に蛇行させて配設した薄
肉厚の板体となっており、1つの製氷部2a,2b,2cに複数
枚配設している。同製氷板8a,8b,8cに送給された冷媒液
は、蒸発管内を送給されながら周囲の熱を吸収して気化
する。この気化にともなう吸熱反応によって製氷板8a,8
b,8cは冷却され、同製氷板8a,8b,8cの表面にかけている
水を冷却して氷としている。
【0010】製氷板8a,8b,8cの蒸発管で気化して冷媒ガ
スとなった冷媒は、冷媒循環制御部1によって吸引さ
れ、冷媒ガス管11を介して同冷媒循環制御部1に戻され
る。
スとなった冷媒は、冷媒循環制御部1によって吸引さ
れ、冷媒ガス管11を介して同冷媒循環制御部1に戻され
る。
【0011】製氷板8a,8b,8cに送給される冷媒液は製氷
板8a,8b,8cの下方端部から送給され、蒸発管内を通りな
がら冷媒ガスとなって製氷板8a,8b,8cの上方部に進み、
製氷板8a,8b,8cの上方端部より引き出すべく構成してお
り、冷媒が製氷板8a,8b,8cの蒸発管内を滞りなく流れる
ようにしている。
板8a,8b,8cの下方端部から送給され、蒸発管内を通りな
がら冷媒ガスとなって製氷板8a,8b,8cの上方部に進み、
製氷板8a,8b,8cの上方端部より引き出すべく構成してお
り、冷媒が製氷板8a,8b,8cの蒸発管内を滞りなく流れる
ようにしている。
【0012】冷媒ガス管11にはアキュームレータ3を介
設しており、冷媒の循環を安定化させるべく構成してい
る。図4中の符号12は液戻し用電磁弁、符号13は手動開
閉弁である。
設しており、冷媒の循環を安定化させるべく構成してい
る。図4中の符号12は液戻し用電磁弁、符号13は手動開
閉弁である。
【0013】上述した製氷部2a,2b,2cでは、氷の成長に
ともなって製氷板8a,8b,8c表面に生成される氷の層が厚
くなり、製氷板8a,8b,8cによる冷却効果が低下して製氷
効率が低下する。従って、製氷板8a,8b,8cに所定量の氷
が生成されると、製氷板8a,8b,8cより氷を剥離させる脱
氷作業が行われる。
ともなって製氷板8a,8b,8c表面に生成される氷の層が厚
くなり、製氷板8a,8b,8cによる冷却効果が低下して製氷
効率が低下する。従って、製氷板8a,8b,8cに所定量の氷
が生成されると、製氷板8a,8b,8cより氷を剥離させる脱
氷作業が行われる。
【0014】脱氷作業は、冷媒循環制御部1のコンプレ
ッサーによって加圧され、高温高圧状態となった気体状
態の冷媒を製氷板8a,8b,8cに送気し、製氷板8a,8b,8cを
加熱することによって行っている。製氷板8a,8b,8cを加
熱することによって、製氷板8a,8b,8c表面に氷着してい
る氷の製氷板8a,8b,8cとの接触部分を溶かすことがで
き、製氷板8a,8b,8cより氷を容易に剥離させることがで
きる。以下、コンプレッサーによって加圧され、高温高
圧状態となった気体状態の冷媒をホットガスと呼ぶこと
にする。
ッサーによって加圧され、高温高圧状態となった気体状
態の冷媒を製氷板8a,8b,8cに送気し、製氷板8a,8b,8cを
加熱することによって行っている。製氷板8a,8b,8cを加
熱することによって、製氷板8a,8b,8c表面に氷着してい
る氷の製氷板8a,8b,8cとの接触部分を溶かすことがで
き、製氷板8a,8b,8cより氷を容易に剥離させることがで
きる。以下、コンプレッサーによって加圧され、高温高
圧状態となった気体状態の冷媒をホットガスと呼ぶこと
にする。
【0015】図4に示すように、製氷機Bにはホットガ
ス管14を配設して、冷媒循環制御部1のコンプレッサー
の下流側と製氷板8a,8b,8cとを連通させ、製氷板8a,8b,
8cにホットガスを送給可能に構成している。特に、ホッ
トガス管14の先端は、製氷板8a,8b,8cと冷媒ガス引出弁
9a,9b,9cとの間に接続し、製氷板8a,8b,8cの上方部分よ
りホットガスを送気すべく構成している。また、ホット
ガス管14の中途部にはホットガス弁15a,15b,15c を介設
している。
ス管14を配設して、冷媒循環制御部1のコンプレッサー
の下流側と製氷板8a,8b,8cとを連通させ、製氷板8a,8b,
8cにホットガスを送給可能に構成している。特に、ホッ
トガス管14の先端は、製氷板8a,8b,8cと冷媒ガス引出弁
9a,9b,9cとの間に接続し、製氷板8a,8b,8cの上方部分よ
りホットガスを送気すべく構成している。また、ホット
ガス管14の中途部にはホットガス弁15a,15b,15c を介設
している。
【0016】製氷板8a,8b,8cの上方部より送気されたホ
ットガスは、蒸発管内に送気されることによって製氷板
8a,8b,8cを加熱する一方で徐々に冷却されて液化し、冷
媒液となって製氷板8a,8b,8cの蒸発管内の下方に溜ま
る。ホットガスが液化することによって、蒸発管内の気
圧はホットガスの気圧よりも低くなるので、蒸発管内の
気圧がホットガスの気圧と同じになるまでは、製氷板8
a,8b,8cの蒸発管内にホットガスは送気され続け、随時
液化して蒸発管内に溜まっていく。
ットガスは、蒸発管内に送気されることによって製氷板
8a,8b,8cを加熱する一方で徐々に冷却されて液化し、冷
媒液となって製氷板8a,8b,8cの蒸発管内の下方に溜ま
る。ホットガスが液化することによって、蒸発管内の気
圧はホットガスの気圧よりも低くなるので、蒸発管内の
気圧がホットガスの気圧と同じになるまでは、製氷板8
a,8b,8cの蒸発管内にホットガスは送気され続け、随時
液化して蒸発管内に溜まっていく。
【0017】図4に示すように、製氷部2a,2b,2cには、
膨張弁6a,6b,6cの上流側と下流側とを連通させるバイパ
ス配管16a,16b,16c を配設し、同バイパス配管16a,16b,
16cに逆止弁17a,17b,17c を介設しており、脱氷時に製
氷板8aに送気されるホットガスの圧力によって、蒸発管
内の下方に溜まった冷たい冷媒液を逆止弁17a を通して
他の製氷部8b,8c に送り込むべく構成している。
膨張弁6a,6b,6cの上流側と下流側とを連通させるバイパ
ス配管16a,16b,16c を配設し、同バイパス配管16a,16b,
16cに逆止弁17a,17b,17c を介設しており、脱氷時に製
氷板8aに送気されるホットガスの圧力によって、蒸発管
内の下方に溜まった冷たい冷媒液を逆止弁17a を通して
他の製氷部8b,8c に送り込むべく構成している。
【0018】ホットガスは製氷板8a,8b,8cの上方から送
給されるため、製氷板8a,8b,8cは上方部分が最も温度が
高く、下方に向かうにつれて温度が低下した温度勾配を
生じることになる。従って、製氷板8a,8b,8cに氷着した
氷の融解も上方部分から生じ、下方に向かって順次融解
を生じさせ、製氷板8a,8b,8cより剥離させている。
給されるため、製氷板8a,8b,8cは上方部分が最も温度が
高く、下方に向かうにつれて温度が低下した温度勾配を
生じることになる。従って、製氷板8a,8b,8cに氷着した
氷の融解も上方部分から生じ、下方に向かって順次融解
を生じさせ、製氷板8a,8b,8cより剥離させている。
【0019】図4とともに、図5のチャート図を用いな
がら、さらに脱氷作業を説明する。図4では、3つある
製氷部2a,2b,2cのうちの1つ(製氷部2a)に対して脱氷
作業を行っている状態を示している。
がら、さらに脱氷作業を説明する。図4では、3つある
製氷部2a,2b,2cのうちの1つ(製氷部2a)に対して脱氷
作業を行っている状態を示している。
【0020】脱氷作業を行うために、まず、冷媒液送給
弁5と膨張弁6aとを閉じ、次いで、冷媒ガス引出弁9aを
閉じる。図5のハッチング部分は各弁がそれぞれ開いて
いる状態を示している。図4中の破線部分は各弁の閉弁
によって冷媒に移動が生じていない部分を示している。
弁5と膨張弁6aとを閉じ、次いで、冷媒ガス引出弁9aを
閉じる。図5のハッチング部分は各弁がそれぞれ開いて
いる状態を示している。図4中の破線部分は各弁の閉弁
によって冷媒に移動が生じていない部分を示している。
【0021】次いで、ホットガス弁15a を開き、各製氷
板8aの上方よりホットガスを送気して、製氷板8aを加熱
する。図5に示すように、冷媒ガス引出弁9aが閉じてい
る間が脱氷状態M'であり、冷媒ガス引出弁9aが開いてい
る間が製氷状態F'である。
板8aの上方よりホットガスを送気して、製氷板8aを加熱
する。図5に示すように、冷媒ガス引出弁9aが閉じてい
る間が脱氷状態M'であり、冷媒ガス引出弁9aが開いてい
る間が製氷状態F'である。
【0022】所定時間の脱氷作業により、製氷板8aから
全ての氷を剥離させた後、ホットガス弁15a を閉じ、冷
媒ガス引出弁9a及び膨張弁6aを開き、冷媒液送給弁5aを
開くことによって製氷作業を再開する。脱氷状態M'と製
氷状態F'とを定期的に繰り返すことによって断続的に製
氷することができる。
全ての氷を剥離させた後、ホットガス弁15a を閉じ、冷
媒ガス引出弁9a及び膨張弁6aを開き、冷媒液送給弁5aを
開くことによって製氷作業を再開する。脱氷状態M'と製
氷状態F'とを定期的に繰り返すことによって断続的に製
氷することができる。
【0023】図5で示したチャート図の横軸は時間軸で
はあるが、各弁5,6a,9a,15aの開閉状態をわかりやすく
するために、適宜デフォルメして示している。
はあるが、各弁5,6a,9a,15aの開閉状態をわかりやすく
するために、適宜デフォルメして示している。
【0024】このように、上述した製氷機Bでは定期的
な脱氷作業を必要とするため、冷媒液送給弁5、膨張弁
6a,6b,6c、冷媒ガス引出弁9a,9b,9c、及びホットガス弁
15a,15b,15c の開閉状態を定期的に切り換え、冷媒の流
れを切り換える必要がある。製氷部が1つだけである
と、冷媒の流れの切り換えにともなって冷媒循環制御部
1中での冷媒の流れが停止することとなり、冷凍サイク
ルが成り立たなくなって運転不能に陥ることとなる。従
って、製氷部を複数配設し、それぞれ順番に製氷部の脱
氷作業をする、すなわち、複数の製氷部の少なくとも1
つだけを脱氷状態ととし、他の製氷部は製氷状態とする
ことによって、各弁の切り替えにともなう冷媒の停止を
なくし、安定して製氷を行うことができるべく構成して
いる。
な脱氷作業を必要とするため、冷媒液送給弁5、膨張弁
6a,6b,6c、冷媒ガス引出弁9a,9b,9c、及びホットガス弁
15a,15b,15c の開閉状態を定期的に切り換え、冷媒の流
れを切り換える必要がある。製氷部が1つだけである
と、冷媒の流れの切り換えにともなって冷媒循環制御部
1中での冷媒の流れが停止することとなり、冷凍サイク
ルが成り立たなくなって運転不能に陥ることとなる。従
って、製氷部を複数配設し、それぞれ順番に製氷部の脱
氷作業をする、すなわち、複数の製氷部の少なくとも1
つだけを脱氷状態ととし、他の製氷部は製氷状態とする
ことによって、各弁の切り替えにともなう冷媒の停止を
なくし、安定して製氷を行うことができるべく構成して
いる。
【0025】上述した製氷機Bは、スキー場の造雪装置
に利用されているだけでなく、漁港などにおいて魚を冷
凍保存すべく使用される氷を大量に製造するために、冷
蔵倉庫内などに設置されて使用されたりもする。
に利用されているだけでなく、漁港などにおいて魚を冷
凍保存すべく使用される氷を大量に製造するために、冷
蔵倉庫内などに設置されて使用されたりもする。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述した製氷機は、気
温が数度以上の温度下で使用されるには何らの問題もな
いが、冬季のスキー場のような寒冷地や、冷蔵倉庫など
のように外気温が氷点下に近い、あるいは、氷点下とな
る環境下では、脱氷作業に時間がかかって、製氷効率を
低下させる、あるいは、運転自体が不可能となるという
問題があった。
温が数度以上の温度下で使用されるには何らの問題もな
いが、冬季のスキー場のような寒冷地や、冷蔵倉庫など
のように外気温が氷点下に近い、あるいは、氷点下とな
る環境下では、脱氷作業に時間がかかって、製氷効率を
低下させる、あるいは、運転自体が不可能となるという
問題があった。
【0027】すなわち、外気温が低いと、その外気温は
製氷板に氷着した氷が融けることを阻害する方向に作用
するため、製氷板からの氷の剥離に必要な熱量を増加さ
せることとなるからである。
製氷板に氷着した氷が融けることを阻害する方向に作用
するため、製氷板からの氷の剥離に必要な熱量を増加さ
せることとなるからである。
【0028】製氷板に常に十分な熱量を供給し続けるた
めには、先に供給されたホットガスの温度を維持するこ
とが必要であり、このホットガスの温度が低下してくる
と、製氷板表面の温度を上昇させることができず、脱氷
時間が長くなることとなる。
めには、先に供給されたホットガスの温度を維持するこ
とが必要であり、このホットガスの温度が低下してくる
と、製氷板表面の温度を上昇させることができず、脱氷
時間が長くなることとなる。
【0029】上述した製氷機の製氷サイクルにおいて
は、決められた間隔で製氷及び脱氷を繰り返す運転を行
っているために、製氷機周囲の温度が低下することによ
ってホットガスによる製氷板の加熱が不十分となり、1
サイクルの時間内に脱氷を終了させることができなくな
っていた。
は、決められた間隔で製氷及び脱氷を繰り返す運転を行
っているために、製氷機周囲の温度が低下することによ
ってホットガスによる製氷板の加熱が不十分となり、1
サイクルの時間内に脱氷を終了させることができなくな
っていた。
【0030】特に、スキー場のように外気温の日較差が
大きい場合には、この現象が顕著となって、厳寒期には
製氷機が機能しないことがたびたび発生していた。
大きい場合には、この現象が顕著となって、厳寒期には
製氷機が機能しないことがたびたび発生していた。
【0031】本発明は、製氷板を効率よく加熱すること
によって、いかなる寒冷な条件下であっても製氷機の脱
氷運転を安定に行い、製氷効率を向上させることができ
るものである。
によって、いかなる寒冷な条件下であっても製氷機の脱
氷運転を安定に行い、製氷効率を向上させることができ
るものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明では、氷を生成す
る製氷部と、同製氷部に液化した冷媒を送給するととも
に製氷部で気化した冷媒を吸引する冷媒循環制御部とか
らなり、製氷部では、液化した冷媒を膨張弁で膨張させ
た後、内部に蒸発管を配設した製氷板に送給して気化さ
せることにより製氷板を冷却し、同製氷板に水をかける
ことによって製氷板表面に氷を生成する製氷機であっ
て、製氷板表面に生成された氷を製氷板から脱氷させる
べく、冷媒液送給弁と冷媒ガス引出弁とを閉弁し、冷媒
循環制御部で加圧することにより高温高圧の気体とした
冷媒からなるホットガスを、製氷板の蒸発管内に送気す
ることによって製氷板を加熱し、氷を融解して製氷板よ
り剥離させる脱氷方法において、冷媒液送給弁を先に閉
じ、冷媒循環制御部による吸引作用によって製氷板の蒸
発管内を減圧した後、冷媒ガス引出弁を閉じ、蒸発管内
にホットガスを圧入送気することを特徴とする製氷機の
脱氷方法を提供せんとするものである。
る製氷部と、同製氷部に液化した冷媒を送給するととも
に製氷部で気化した冷媒を吸引する冷媒循環制御部とか
らなり、製氷部では、液化した冷媒を膨張弁で膨張させ
た後、内部に蒸発管を配設した製氷板に送給して気化さ
せることにより製氷板を冷却し、同製氷板に水をかける
ことによって製氷板表面に氷を生成する製氷機であっ
て、製氷板表面に生成された氷を製氷板から脱氷させる
べく、冷媒液送給弁と冷媒ガス引出弁とを閉弁し、冷媒
循環制御部で加圧することにより高温高圧の気体とした
冷媒からなるホットガスを、製氷板の蒸発管内に送気す
ることによって製氷板を加熱し、氷を融解して製氷板よ
り剥離させる脱氷方法において、冷媒液送給弁を先に閉
じ、冷媒循環制御部による吸引作用によって製氷板の蒸
発管内を減圧した後、冷媒ガス引出弁を閉じ、蒸発管内
にホットガスを圧入送気することを特徴とする製氷機の
脱氷方法を提供せんとするものである。
【0033】また、ホットガスは、製氷板の冷媒液送給
弁側と、製氷板の冷媒ガス引出弁側の2方向より送気す
ること、さらには、冷媒液送給弁側からのホットガスの
送気を先に開始し、その後、冷媒ガス引出弁側からのホ
ットガスの送気を行うことにも特徴を有するものであ
る。
弁側と、製氷板の冷媒ガス引出弁側の2方向より送気す
ること、さらには、冷媒液送給弁側からのホットガスの
送気を先に開始し、その後、冷媒ガス引出弁側からのホ
ットガスの送気を行うことにも特徴を有するものであ
る。
【0034】特に、冷媒液送給弁側からのホットガスの
送気を先に開始し、脱氷に要する時間の50〜90%が経過
した後に、冷媒ガス引出弁側からのホットガスの送気を
行うことにも特徴を有するものである。
送気を先に開始し、脱氷に要する時間の50〜90%が経過
した後に、冷媒ガス引出弁側からのホットガスの送気を
行うことにも特徴を有するものである。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の脱氷方法を用いる製氷機
は、氷を生成する製氷部と、同製氷部に液化した冷媒を
送給するとともに、製氷部で気化した冷媒を吸引する冷
媒循環制御部とからなるものであって、製氷部では、液
化した冷媒を膨張弁で膨張させた後、内部に蒸発管を配
設した製氷板に送給して気化させることにより製氷板を
冷却し、同製氷板に水をかけることによって製氷板表面
に氷を生成する製氷機である。
は、氷を生成する製氷部と、同製氷部に液化した冷媒を
送給するとともに、製氷部で気化した冷媒を吸引する冷
媒循環制御部とからなるものであって、製氷部では、液
化した冷媒を膨張弁で膨張させた後、内部に蒸発管を配
設した製氷板に送給して気化させることにより製氷板を
冷却し、同製氷板に水をかけることによって製氷板表面
に氷を生成する製氷機である。
【0036】同製氷機の製氷板表面に生成された氷を製
氷板から脱氷させるために、まず、製氷板に接続した配
管に介設した冷媒液送給弁と冷媒ガス引出弁とによっ
て、製氷板と冷媒循環制御部との連通を遮断し、製氷板
への冷媒液の送給を停止して、冷媒液による製氷板の冷
却を停止させる。次いで、冷媒循環制御部での加圧によ
って高温高圧の気体とした冷媒からなるホットガスを、
製氷板の蒸発管内に送気することによって製氷板を加熱
し、製氷板表面に氷着している氷を融解させて製氷板よ
り剥離させる。
氷板から脱氷させるために、まず、製氷板に接続した配
管に介設した冷媒液送給弁と冷媒ガス引出弁とによっ
て、製氷板と冷媒循環制御部との連通を遮断し、製氷板
への冷媒液の送給を停止して、冷媒液による製氷板の冷
却を停止させる。次いで、冷媒循環制御部での加圧によ
って高温高圧の気体とした冷媒からなるホットガスを、
製氷板の蒸発管内に送気することによって製氷板を加熱
し、製氷板表面に氷着している氷を融解させて製氷板よ
り剥離させる。
【0037】特に、ホットガスを速やかに製氷板の蒸発
管内に行き渡らせるために、製氷板の蒸発管内を減圧し
た後にホットガスを送気している。
管内に行き渡らせるために、製氷板の蒸発管内を減圧し
た後にホットガスを送気している。
【0038】製氷板の蒸発管内を減圧するために、脱氷
する製氷部に設けた冷媒液送給弁を先に閉じ、冷媒循環
制御部による吸引作用によって製氷板の蒸発管内の冷媒
ガスを引き抜いて減圧し、冷媒ガス引出弁を閉じること
によって減圧状態を維持すべく構成している。
する製氷部に設けた冷媒液送給弁を先に閉じ、冷媒循環
制御部による吸引作用によって製氷板の蒸発管内の冷媒
ガスを引き抜いて減圧し、冷媒ガス引出弁を閉じること
によって減圧状態を維持すべく構成している。
【0039】ホットガスを送気すべく配設したホットガ
ス管より、減圧状態とした蒸発管内にホットガスを送気
することによって、比較的温度の高い状態を維持したま
まのホットガスを蒸発管内に行き渡らせることができ、
加熱開始初期において製氷板全体を均一に加熱すること
ができる。
ス管より、減圧状態とした蒸発管内にホットガスを送気
することによって、比較的温度の高い状態を維持したま
まのホットガスを蒸発管内に行き渡らせることができ、
加熱開始初期において製氷板全体を均一に加熱すること
ができる。
【0040】特に、従来のホットガスによる製氷板の加
熱では、蒸発管内に残存した温度の低い冷媒ガスとホッ
トガスとが混合されることによってホットガスの温度が
低下し、ホットガスの製氷板を加熱する能力を奪うこと
となっていたが、減圧によってあらかじめ残存する冷媒
ガスの量を減少させておくことにより、ホットガスの熱
を奪う存在を製氷板だけとしているため、ホットガスに
よる製氷板の加熱効率を向上させることができる。
熱では、蒸発管内に残存した温度の低い冷媒ガスとホッ
トガスとが混合されることによってホットガスの温度が
低下し、ホットガスの製氷板を加熱する能力を奪うこと
となっていたが、減圧によってあらかじめ残存する冷媒
ガスの量を減少させておくことにより、ホットガスの熱
を奪う存在を製氷板だけとしているため、ホットガスに
よる製氷板の加熱効率を向上させることができる。
【0041】また、製氷板内部に送気されたホットガス
は、製氷板が閉塞状態となっているためにホットガス管
の管内圧力と同圧力になるまで凝縮が促進され、かつ、
凝縮により液化したホットガスも急速に高温となり、従
来と比較して脱氷時間に直結する製氷板の昇温時間を3
分の1に短縮することができる。
は、製氷板が閉塞状態となっているためにホットガス管
の管内圧力と同圧力になるまで凝縮が促進され、かつ、
凝縮により液化したホットガスも急速に高温となり、従
来と比較して脱氷時間に直結する製氷板の昇温時間を3
分の1に短縮することができる。
【0042】製氷板には、製氷板の冷媒液送給弁側と、
製氷板の冷媒ガス引出弁側の2方向よりホットガスを送
気可能に構成しており、特に、冷媒液送給弁側からのホ
ットガスの送気を先に開始し、その後、冷媒ガス引出弁
側からのホットガスの送気を行うことによって、脱氷時
間を短縮することができる。
製氷板の冷媒ガス引出弁側の2方向よりホットガスを送
気可能に構成しており、特に、冷媒液送給弁側からのホ
ットガスの送気を先に開始し、その後、冷媒ガス引出弁
側からのホットガスの送気を行うことによって、脱氷時
間を短縮することができる。
【0043】すなわち、製氷板表面の氷を融かすのに最
も熱量を必要としているのは、最も氷が厚く生成されて
いる製氷板の下方部分であり、ホットガスを冷媒液送給
弁側から送気することによって、同下方部分に十分なホ
ットガスによる熱を供給することができ、同部分の氷の
融解を短時間で行うことができる。
も熱量を必要としているのは、最も氷が厚く生成されて
いる製氷板の下方部分であり、ホットガスを冷媒液送給
弁側から送気することによって、同下方部分に十分なホ
ットガスによる熱を供給することができ、同部分の氷の
融解を短時間で行うことができる。
【0044】次いで、製氷板の下方部分の加熱を行いな
がら、製氷板の上方部分への熱の供給を行うべく、冷媒
ガス引出弁側からホットガスを送気することによって、
上下2方向より効率よく製氷板を加熱して氷を融解させ
ることができ、脱氷に要する時間を短縮させることがで
きる。
がら、製氷板の上方部分への熱の供給を行うべく、冷媒
ガス引出弁側からホットガスを送気することによって、
上下2方向より効率よく製氷板を加熱して氷を融解させ
ることができ、脱氷に要する時間を短縮させることがで
きる。
【0045】特に、冷媒ガス引出弁側からのホットガス
の送気を、冷媒液送給弁側からのホットガスの送気を開
始して脱氷に要する時間の50〜90%が経過した後に行う
ことによって、脱氷に要する時間を最も短くすることが
でき、寒冷地や冷房倉庫などのような氷点下の環境であ
っても、製氷効率を低下させることなく使用することが
できる。
の送気を、冷媒液送給弁側からのホットガスの送気を開
始して脱氷に要する時間の50〜90%が経過した後に行う
ことによって、脱氷に要する時間を最も短くすることが
でき、寒冷地や冷房倉庫などのような氷点下の環境であ
っても、製氷効率を低下させることなく使用することが
できる。
【0046】
【実施例】本発明の実施例を、図1の製氷機Aの概略図
と、図2のチャート図を用いて説明する。
と、図2のチャート図を用いて説明する。
【0047】図1に示すように、本発明の脱氷方法を可
能とした製氷機Aの基本構成部分は、「従来の技術」の
項で説明した製氷機B(図4参照)と同じであり、同一
構成部分については同一符号を使用し、説明は省略す
る。
能とした製氷機Aの基本構成部分は、「従来の技術」の
項で説明した製氷機B(図4参照)と同じであり、同一
構成部分については同一符号を使用し、説明は省略す
る。
【0048】本実施例の製氷機Aでも「従来の技術」で
説明した製氷機Bと同じく、3つの製氷部2a,2b,2cを並
列状態に配設している。ただし、本発明の脱氷方法を実
施するために、冷媒液送給弁5a,5b,5cを各製氷部2a,2b,
2cの膨張弁6a,6b,6cの上流側にそれぞれ配設している。
説明した製氷機Bと同じく、3つの製氷部2a,2b,2cを並
列状態に配設している。ただし、本発明の脱氷方法を実
施するために、冷媒液送給弁5a,5b,5cを各製氷部2a,2b,
2cの膨張弁6a,6b,6cの上流側にそれぞれ配設している。
【0049】また、製氷機Aには、従来の技術と同様に
ホットガス管14を配設しており、同ホットガス管14の先
端を、製氷板8a,8b,8cと冷媒ガス引出弁9a,9b,9cとの間
に接続している。
ホットガス管14を配設しており、同ホットガス管14の先
端を、製氷板8a,8b,8cと冷媒ガス引出弁9a,9b,9cとの間
に接続している。
【0050】さらに、ホットガス管14には分岐配管18a,
18b,18c を連結し、同分岐配管18a,18b,18c の先端を、
膨張弁6a,6b,6cと分流器7a,7b,7cとの間に接続して、ホ
ットガスを製氷板8a,8b,8cの冷媒液送給弁側と冷媒ガス
引出弁側の2方向より送気可能に構成している。
18b,18c を連結し、同分岐配管18a,18b,18c の先端を、
膨張弁6a,6b,6cと分流器7a,7b,7cとの間に接続して、ホ
ットガスを製氷板8a,8b,8cの冷媒液送給弁側と冷媒ガス
引出弁側の2方向より送気可能に構成している。
【0051】製氷板8a,8b,8cの冷媒液送給弁側に接続し
た分岐配管18a,18b,18c には下部ホットガス弁19a,19b,
19c をそれぞれ介設しており、さらに、製氷板8a,8b,8c
の冷媒ガス引出弁側に接続したホットガス管14には上部
ホットガス弁20a,20b,20c をそれぞれ介設している。
た分岐配管18a,18b,18c には下部ホットガス弁19a,19b,
19c をそれぞれ介設しており、さらに、製氷板8a,8b,8c
の冷媒ガス引出弁側に接続したホットガス管14には上部
ホットガス弁20a,20b,20c をそれぞれ介設している。
【0052】脱氷作業は、図2のチャート図にも示すよ
うに、以下において説明する手順で行っている。図2の
ハッチング部分は各弁がそれぞれ開いている状態を示し
ている。図1では、3つある製氷部2a,2b,2cのうちの1
つ(製氷部2a)に対して脱氷作業を行っている状態を示
している。図1中の破線部分は、各弁が閉弁されている
ことによって冷媒に移動が生じていない部分を示してい
る。
うに、以下において説明する手順で行っている。図2の
ハッチング部分は各弁がそれぞれ開いている状態を示し
ている。図1では、3つある製氷部2a,2b,2cのうちの1
つ(製氷部2a)に対して脱氷作業を行っている状態を示
している。図1中の破線部分は、各弁が閉弁されている
ことによって冷媒に移動が生じていない部分を示してい
る。
【0053】「従来の技術」の項でも説明したように、
製氷部2a,2b,2cの脱氷作業は、図1に示すように並列さ
せて配設した複数の製氷部2a,2b,2cに対して、それぞれ
順番に行っている。すなわち、製氷部2a,2b,2cの少なく
とも1つだけを脱氷状態Mとし、他の製氷部は製氷状態
Fとしている。以下においては、符号2aの製氷部の脱氷
について説明するが、他の製氷部2b,2c の脱氷も同じで
あるので、他の製氷部2b,2c についての説明は省略す
る。
製氷部2a,2b,2cの脱氷作業は、図1に示すように並列さ
せて配設した複数の製氷部2a,2b,2cに対して、それぞれ
順番に行っている。すなわち、製氷部2a,2b,2cの少なく
とも1つだけを脱氷状態Mとし、他の製氷部は製氷状態
Fとしている。以下においては、符号2aの製氷部の脱氷
について説明するが、他の製氷部2b,2c の脱氷も同じで
あるので、他の製氷部2b,2c についての説明は省略す
る。
【0054】まず、冷媒液送給弁5aを閉じ、吸引処理時
間Sの経過後、冷媒ガス引出弁9a及び膨張弁6aを閉じ
る。吸引処理時間Sは、製氷板8aの大きさや枚数によっ
て異なるが、だいたい15〜60秒程度である。吸引処理時
間Sを設け、製氷板8a内の冷媒ガスを引き出すことによ
って、蒸発管内の気圧を低下させ、その後のホットガス
の送気、及び、送気にともなう製氷板8aの加熱を行いや
すくしている。
間Sの経過後、冷媒ガス引出弁9a及び膨張弁6aを閉じ
る。吸引処理時間Sは、製氷板8aの大きさや枚数によっ
て異なるが、だいたい15〜60秒程度である。吸引処理時
間Sを設け、製氷板8a内の冷媒ガスを引き出すことによ
って、蒸発管内の気圧を低下させ、その後のホットガス
の送気、及び、送気にともなう製氷板8aの加熱を行いや
すくしている。
【0055】冷媒ガス引出弁9a及び膨張弁6aを閉じた
後、下部ホットガス弁19a を開け、製氷板8a内にホット
ガスを送気する。蒸発管内が低圧化されていることによ
って、下部ホットガス弁19a の開弁直後には、ホットガ
スは高温状態を維持したまま速やかに蒸発管内に送気さ
れ、製氷板8aを加熱する。
後、下部ホットガス弁19a を開け、製氷板8a内にホット
ガスを送気する。蒸発管内が低圧化されていることによ
って、下部ホットガス弁19a の開弁直後には、ホットガ
スは高温状態を維持したまま速やかに蒸発管内に送気さ
れ、製氷板8aを加熱する。
【0056】ホットガスは、蒸発管内を送気されている
間にも製氷板8aを加熱するにしたがって除熱されて液化
し、液化にともなう凝縮により気圧が低下する。この気
圧の低下にともなって、後続のホットガスを随時蒸発管
内に送気することができる。
間にも製氷板8aを加熱するにしたがって除熱されて液化
し、液化にともなう凝縮により気圧が低下する。この気
圧の低下にともなって、後続のホットガスを随時蒸発管
内に送気することができる。
【0057】あらかじめ製氷板8aの蒸発管内を低圧化し
てホットガスを送気することによって、ホットガスの熱
を不必要に散逸させることなく製氷板8aに与えることが
でき、初期の加熱効果を高めることができるので、脱氷
に要する時間を短縮化することができる。ただし、ホッ
トガスの液化が始まると、常に高温状態のホットガスが
送気されている製氷板8aの下方部分が最も温度が高くな
って、製氷板8aの下方部分に氷着した氷より融解してい
く。
てホットガスを送気することによって、ホットガスの熱
を不必要に散逸させることなく製氷板8aに与えることが
でき、初期の加熱効果を高めることができるので、脱氷
に要する時間を短縮化することができる。ただし、ホッ
トガスの液化が始まると、常に高温状態のホットガスが
送気されている製氷板8aの下方部分が最も温度が高くな
って、製氷板8aの下方部分に氷着した氷より融解してい
く。
【0058】製氷板8aの冷媒液送給弁側から送気されて
上方部分に達したホットガスは、蒸発管の途中において
製氷板8aに吸熱されるため、温度が低下した状態となっ
て上方部分に達する。従って、同ホットガスには製氷板
8aの上方部分を加熱する力はなく、基本的には、製氷板
8aの下方部分の加熱にともなう伝熱効果によって上方部
分の氷を融解させている。
上方部分に達したホットガスは、蒸発管の途中において
製氷板8aに吸熱されるため、温度が低下した状態となっ
て上方部分に達する。従って、同ホットガスには製氷板
8aの上方部分を加熱する力はなく、基本的には、製氷板
8aの下方部分の加熱にともなう伝熱効果によって上方部
分の氷を融解させている。
【0059】従って、製氷板8aの上方部分の氷を融解さ
せる熱源を与えるべく、下部ホットガス弁19a を開けた
後、しばらくの後、下部ホットガス弁19a を閉じて上部
ホットガス弁20a を開け、製氷板8aの上方部分に温度の
高いホットガスを送気し、加熱すべく構成している。
せる熱源を与えるべく、下部ホットガス弁19a を開けた
後、しばらくの後、下部ホットガス弁19a を閉じて上部
ホットガス弁20a を開け、製氷板8aの上方部分に温度の
高いホットガスを送気し、加熱すべく構成している。
【0060】上部ホットガス弁20a を開けるタイミング
は、脱氷状態Mの50〜90%が経過した後である。すなわ
ち、上部ホットガス弁20a が開弁状態となっているの
は、脱氷状態Mの終わりの10〜50%だけである。上部ホ
ットガス弁20a が開弁状態となっている時間を上部加熱
時間Tと呼ぶことにする。
は、脱氷状態Mの50〜90%が経過した後である。すなわ
ち、上部ホットガス弁20a が開弁状態となっているの
は、脱氷状態Mの終わりの10〜50%だけである。上部ホ
ットガス弁20a が開弁状態となっている時間を上部加熱
時間Tと呼ぶことにする。
【0061】本実施例では、脱氷状態Mは約50秒、製氷
状態Fは約250 秒であって、上部加熱時間Tは約15秒で
ある。吸引処理時間Sは30秒である。各処理の時間はこ
の値に限定するものではなく、装置の大きさや外気温、
あるいは、使用する冷媒の種類に合わせて異なるもので
あり、適宜の値としてよい。ちなみに、本実施例におい
て、ホットガスは約90度であって、15kg/cm2である。図
2のチャート図の横軸は時間軸ではあるが、各弁5a,9a,
19a,20a の開閉状態をわかりやすくするために、適宜デ
フォルメして示している。
状態Fは約250 秒であって、上部加熱時間Tは約15秒で
ある。吸引処理時間Sは30秒である。各処理の時間はこ
の値に限定するものではなく、装置の大きさや外気温、
あるいは、使用する冷媒の種類に合わせて異なるもので
あり、適宜の値としてよい。ちなみに、本実施例におい
て、ホットガスは約90度であって、15kg/cm2である。図
2のチャート図の横軸は時間軸ではあるが、各弁5a,9a,
19a,20a の開閉状態をわかりやすくするために、適宜デ
フォルメして示している。
【0062】脱氷状態Mは冷媒ガス引出弁9aが閉じてい
る間であり、製氷状態Fは冷媒ガス引出弁9aが開いてい
る間である。下部ホットガス弁19a と上部ホットガス弁
20aとは、図2に示すように、必ずしも交互に開ける必
要はなく、例えば、図3に示すように、上部ホットガス
弁20a を開けた後も下部ホットガス弁19a は開けたまま
とし、同時に閉めてもよい。あるいは、上部ホットガス
弁20a を開けてしばらくした後に下部ホットガス弁19a
を閉めてもよい。
る間であり、製氷状態Fは冷媒ガス引出弁9aが開いてい
る間である。下部ホットガス弁19a と上部ホットガス弁
20aとは、図2に示すように、必ずしも交互に開ける必
要はなく、例えば、図3に示すように、上部ホットガス
弁20a を開けた後も下部ホットガス弁19a は開けたまま
とし、同時に閉めてもよい。あるいは、上部ホットガス
弁20a を開けてしばらくした後に下部ホットガス弁19a
を閉めてもよい。
【0063】ただし、下部ホットガス弁19a の方を上部
ホットガス弁20a よりも先に開けなければならない。な
ぜなら、製氷板8a表面に生成される氷は、冷媒液送給弁
側から製氷板8aに入った直後の冷媒液の冷却能力が最も
高いことによって、製氷板8aの上方よりも下方の方が厚
く氷は生成されているので、製氷板8aの下方部分の方が
氷を融解させるために必要となる熱量が多くなるためで
ある。
ホットガス弁20a よりも先に開けなければならない。な
ぜなら、製氷板8a表面に生成される氷は、冷媒液送給弁
側から製氷板8aに入った直後の冷媒液の冷却能力が最も
高いことによって、製氷板8aの上方よりも下方の方が厚
く氷は生成されているので、製氷板8aの下方部分の方が
氷を融解させるために必要となる熱量が多くなるためで
ある。
【0064】従って、短時間で氷を融解させ、製氷板8a
から氷を剥離させるためには、製氷板8aの下方部分の融
解を先に行うことが望ましく、そのために、脱氷状態M
当初は、製氷板8aの冷媒液送給弁側のみからホットガス
を供給し、製氷板8aの下方部分から加熱すべく構成して
いる。
から氷を剥離させるためには、製氷板8aの下方部分の融
解を先に行うことが望ましく、そのために、脱氷状態M
当初は、製氷板8aの冷媒液送給弁側のみからホットガス
を供給し、製氷板8aの下方部分から加熱すべく構成して
いる。
【0065】そして、製氷板8aの下方部分に加えられた
熱が伝熱作用によって製氷板8aの上方部に伝わりだした
後、上部ホットガス弁20a を開けて製氷板8aの上方部分
も加熱することによって、上下2方向から製氷板8aを加
熱して氷を融解させることができる。従って、短時間で
脱氷を行うことができ、1サイクル中の脱氷時間を短縮
することができるので、製氷効率が向上することとがで
きる。
熱が伝熱作用によって製氷板8aの上方部に伝わりだした
後、上部ホットガス弁20a を開けて製氷板8aの上方部分
も加熱することによって、上下2方向から製氷板8aを加
熱して氷を融解させることができる。従って、短時間で
脱氷を行うことができ、1サイクル中の脱氷時間を短縮
することができるので、製氷効率が向上することとがで
きる。
【0066】さらに、製氷板8aの下方部分の氷を先に融
解させて製氷板8aと氷との間に隙間を生じさせることに
よって、氷と製氷板8aとの接触面積を低下させることが
でき、かつ、製氷板8aから浮き上がった部分の氷自体が
錘として作用することによって、脱氷を助長することが
できる。特に、製氷板8aに氷着した氷は、上述したよう
に、製氷板8aの下方部分の方が体積が大きいため、製氷
板8aの下方部分を先に融解させることによって、錘とし
ての作用を効率よく利用することができる。
解させて製氷板8aと氷との間に隙間を生じさせることに
よって、氷と製氷板8aとの接触面積を低下させることが
でき、かつ、製氷板8aから浮き上がった部分の氷自体が
錘として作用することによって、脱氷を助長することが
できる。特に、製氷板8aに氷着した氷は、上述したよう
に、製氷板8aの下方部分の方が体積が大きいため、製氷
板8aの下方部分を先に融解させることによって、錘とし
ての作用を効率よく利用することができる。
【0067】様々な条件でのテストを行った結果、氷点
下となるような環境下での使用であっても、上述したよ
うに、脱氷状態Mの50〜90%が経過した後に上部ホット
ガス弁20a,20b,20c を開けることによって短時間での確
実な脱氷を可能として、高い製氷効率を維持することが
できることを知見した。
下となるような環境下での使用であっても、上述したよ
うに、脱氷状態Mの50〜90%が経過した後に上部ホット
ガス弁20a,20b,20c を開けることによって短時間での確
実な脱氷を可能として、高い製氷効率を維持することが
できることを知見した。
【0068】また、脱氷に要する時間を短縮させること
ができたことによって、製氷板8a,8b,8cの蒸発管内で液
化する冷媒の量を少なくすることができ、従来では必要
であった逆止弁17a,17b,17c を不要とすることができ
る。
ができたことによって、製氷板8a,8b,8cの蒸発管内で液
化する冷媒の量を少なくすることができ、従来では必要
であった逆止弁17a,17b,17c を不要とすることができ
る。
【0069】必要に応じて、下部ホットガス弁19a,19b,
19c を閉じるタイミング、及び、上部ホットガス弁20a,
20b,20c を開けるタイミングを、タイマーを有する制御
部によって自由自在に調整可能としたり、あるいは、製
氷機Aの設置環境下の温度に依存させて自動的に変動さ
せたりすべく構成することもできる。
19c を閉じるタイミング、及び、上部ホットガス弁20a,
20b,20c を開けるタイミングを、タイマーを有する制御
部によって自由自在に調整可能としたり、あるいは、製
氷機Aの設置環境下の温度に依存させて自動的に変動さ
せたりすべく構成することもできる。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、冷媒液
送給弁を先に閉じ、冷媒循環制御部の吸引によって製氷
板の蒸発管内を減圧した後、冷媒ガス引出弁を閉じ、蒸
発管内にホットガスを送気することによって、ホットガ
スを高い温度状態のまま速やかに蒸発管内に送気するこ
とができ、製氷板を均一に加熱することによって、脱氷
に要する時間を短縮して、製氷効率を向上させることが
できる。
送給弁を先に閉じ、冷媒循環制御部の吸引によって製氷
板の蒸発管内を減圧した後、冷媒ガス引出弁を閉じ、蒸
発管内にホットガスを送気することによって、ホットガ
スを高い温度状態のまま速やかに蒸発管内に送気するこ
とができ、製氷板を均一に加熱することによって、脱氷
に要する時間を短縮して、製氷効率を向上させることが
できる。
【0071】請求項2記載の本発明によれば、製氷板の
冷媒液送給弁側と、製氷板の冷媒ガス引出弁側の2方向
よりホットガスを送気することによって、製氷板の上下
側の両方より加熱することができるので、加熱効率を向
上させることができ、脱氷に要する時間を短縮して、製
氷効率を向上させることができる。
冷媒液送給弁側と、製氷板の冷媒ガス引出弁側の2方向
よりホットガスを送気することによって、製氷板の上下
側の両方より加熱することができるので、加熱効率を向
上させることができ、脱氷に要する時間を短縮して、製
氷効率を向上させることができる。
【0072】請求項3記載の本発明によれば、冷媒液送
給弁側からのホットガスの送気を先に開始し、その後、
冷媒ガス引出弁側からのホットガスの送気を行うことに
よって、最も熱量を必要とする製氷板の下方部分に多く
の熱を供給することができるので、製氷板に氷着した氷
を効率よく融解させることができ、脱氷に要する時間を
短縮して、製氷効率を向上させることができる。
給弁側からのホットガスの送気を先に開始し、その後、
冷媒ガス引出弁側からのホットガスの送気を行うことに
よって、最も熱量を必要とする製氷板の下方部分に多く
の熱を供給することができるので、製氷板に氷着した氷
を効率よく融解させることができ、脱氷に要する時間を
短縮して、製氷効率を向上させることができる。
【0073】請求項4記載の本発明によれば、冷媒液送
給弁側からのホットガスの送気を先に開始し、脱氷に要
する時間の50〜90%が経過した後に、冷媒ガス引出弁側
からのホットガスの送気を行うことによって、ホットガ
スによる熱の供給を最も効率よく行うことができ、脱氷
に要する時間を短縮して、製氷効率を向上させることが
できる。特に、寒冷地や冷蔵倉庫内などの氷点下となる
ような環境下、例えば氷点下40度程度となった場合であ
っても、短時間での脱氷が可能であって、製氷効率が低
下することを防止することができる。
給弁側からのホットガスの送気を先に開始し、脱氷に要
する時間の50〜90%が経過した後に、冷媒ガス引出弁側
からのホットガスの送気を行うことによって、ホットガ
スによる熱の供給を最も効率よく行うことができ、脱氷
に要する時間を短縮して、製氷効率を向上させることが
できる。特に、寒冷地や冷蔵倉庫内などの氷点下となる
ような環境下、例えば氷点下40度程度となった場合であ
っても、短時間での脱氷が可能であって、製氷効率が低
下することを防止することができる。
【図1】本発明に係る脱氷方法を実施可能な製氷機の概
略説明図である。
略説明図である。
【図2】本発明に係る脱氷方法を説明するチャート図で
ある。
ある。
【図3】他の実施例のチャート図である。
【図4】従来の製氷機の概略説明図である。
【図5】従来の脱氷方法を説明するチャート図である。
A,B 製氷機
1 冷媒循環制御部
2a,2b,2c 製氷部
3 アキュームレータ
4 冷媒液管
5 冷媒液送給弁
5a,5b,5c 冷媒液送給弁
6a,6b,6c 膨張弁
7a,7b,7c 分流器
8a,8b,8c 製氷板
9a,9b,9c 冷媒ガス引出弁
10a,10b,10c 水槽
11 冷媒ガス管
12 液戻し用電磁弁
13 手動開閉弁
14 ホットガス管
15a,15b,15c ホットガス弁
16a,16b,16c バイパス配管
17a,17b,17c 逆止弁
18a,18b,18c 分岐配管
19a,19b,19c 下部ホットガス弁
20a,20b,20c 上部ホットガス弁
M,M' 脱氷状態
F,F' 製氷状態
S 吸引処理時間
T 上部加熱時間
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F25C 1/00 - 1/12
F25C 1/16 - 5/18
F24F 5/00
Claims (4)
- 【請求項1】 氷を生成する製氷部と、同製氷部に液化
した冷媒を送給するとともに製氷部で気化した冷媒を吸
引する冷媒循環制御部とからなり、 製氷部では、液化した冷媒を膨張弁で膨張させた後、内
部に蒸発管を配設した製氷板に送給して気化させること
により製氷板を冷却し、同製氷板に水をかけることによ
って製氷板表面に氷を生成する製氷機であって、 製氷板表面に生成された氷を製氷板から脱氷させるべ
く、冷媒液送給弁と冷媒ガス引出弁とを閉弁し、冷媒循
環制御部で加圧することにより高温高圧の気体とした冷
媒からなるホットガスを、製氷板の蒸発管内に送気する
ことによって製氷板を加熱し、氷を融解して製氷板より
剥離させる脱氷方法において、 冷媒液送給弁を先に閉じ、冷媒循環制御部による吸引作
用によって製氷板の蒸発管内を減圧した後、冷媒ガス引
出弁を閉じ、蒸発管内にホットガスを送気することを特
徴とする製氷機の脱氷方法。 - 【請求項2】 前記ホットガスは、製氷板の冷媒液送給
弁側と、製氷板の冷媒ガス引出弁側の2方向より送気す
ることを特徴とする請求項1記載の製氷機の脱氷方法。 - 【請求項3】 冷媒液送給弁側からのホットガスの送気
を先に開始し、その後、冷媒ガス引出弁側からのホット
ガスの送気を行うことを特徴とする請求項2記載の製氷
機の脱氷方法。 - 【請求項4】 冷媒液送給弁側からのホットガスの送気
を先に開始し、脱氷に要する時間の50〜90%が経過した
後に、冷媒ガス引出弁側からのホットガスの送気を行う
ことを特徴とする請求項3記載の製氷機の脱氷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24659299A JP3364454B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 製氷機の脱氷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24659299A JP3364454B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 製氷機の脱氷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001074345A JP2001074345A (ja) | 2001-03-23 |
JP3364454B2 true JP3364454B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=17150720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24659299A Expired - Fee Related JP3364454B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 製氷機の脱氷方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3364454B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100447675B1 (ko) * | 2002-07-24 | 2004-09-08 | 김봉석 | 제빙기의 얼음 탈빙방법 및 탈빙장치 |
CN101818974B (zh) * | 2010-02-11 | 2012-06-27 | 中机西南能源科技有限公司 | 一种单组板板冰机热气脱冰制冷系统 |
CN101957113B (zh) * | 2010-02-11 | 2013-07-24 | 中机西南能源科技有限公司 | 一种两组板板冰机热气脱冰制冷系统 |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP24659299A patent/JP3364454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001074345A (ja) | 2001-03-23 |
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