JP3364392B2 - 住戸型セキュリティー受信機 - Google Patents
住戸型セキュリティー受信機Info
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- JP3364392B2 JP3364392B2 JP28103696A JP28103696A JP3364392B2 JP 3364392 B2 JP3364392 B2 JP 3364392B2 JP 28103696 A JP28103696 A JP 28103696A JP 28103696 A JP28103696 A JP 28103696A JP 3364392 B2 JP3364392 B2 JP 3364392B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、非常押釦を備え、
各住戸に設置され、感知器回線を介して接続された火災
感知器からの発報を検知して火災警報を出力するように
した住戸型セキュリティー受信機に関する。
各住戸に設置され、感知器回線を介して接続された火災
感知器からの発報を検知して火災警報を出力するように
した住戸型セキュリティー受信機に関する。
【０００２】
【従来の技術】近時の消防法の改正により、集合住宅等
の各住戸に設置された住宅情報盤は、火災感知器のいず
れかが発報すれば、第１警報を出力し、この第１警報が
出力されている期間内において、実火災を確認してから
非常押釦を押操作すると第２警報を出力して火災確定信
号を管理人室に設置された住棟受信機に送出し、この火
災確定信号を受けた住棟受信機では、火災が発生した同
じ階と直上階に設置された住宅情報盤に警報制御信号を
出力して、これらの住宅情報盤やその玄関先に設置され
たドアホン子器からも第２警報を出力させるようになっ
ている。
の各住戸に設置された住宅情報盤は、火災感知器のいず
れかが発報すれば、第１警報を出力し、この第１警報が
出力されている期間内において、実火災を確認してから
非常押釦を押操作すると第２警報を出力して火災確定信
号を管理人室に設置された住棟受信機に送出し、この火
災確定信号を受けた住棟受信機では、火災が発生した同
じ階と直上階に設置された住宅情報盤に警報制御信号を
出力して、これらの住宅情報盤やその玄関先に設置され
たドアホン子器からも第２警報を出力させるようになっ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各住戸に設
置される従来の住宅情報盤は、改正された消防法に対応
して十分な配慮がなされていないため、これをそのまま
使用した場合には、来訪者等の第３者には、第１警報が
出力された後に、実火災の場合における火災確定信号を
出力するための非常押釦の押操作が分からないなどの問
題があった。
置される従来の住宅情報盤は、改正された消防法に対応
して十分な配慮がなされていないため、これをそのまま
使用した場合には、来訪者等の第３者には、第１警報が
出力された後に、実火災の場合における火災確定信号を
出力するための非常押釦の押操作が分からないなどの問
題があった。
【０００４】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、火災確定用の表示部を非常用の表示部
と区別して設けることによって、実火災のときに、火災
確定のための操作を誘導させて、その操作を第３者でも
簡単に行うことができる使い勝手の改善された住戸型セ
キュリティー受信機を提供することを目的としている。
たものであって、火災確定用の表示部を非常用の表示部
と区別して設けることによって、実火災のときに、火災
確定のための操作を誘導させて、その操作を第３者でも
簡単に行うことができる使い勝手の改善された住戸型セ
キュリティー受信機を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、請求項１の住戸
型セキュリティー受信機は、非常押釦を備え、各住戸に
設置され、感知器回線を介して接続された火災感知器か
らの発報を検知して火災警報を出力するようにした住戸
型セキュリティー受信機において、上記非常押釦には、
非常用と火災確定用とを識別して表示する表示部を設け
てあり、上記火災確定用の表示部は、上記感知器回線に
接続されたいずれかの火災感知器が発報したときに点灯
あるいは点滅して押操作を誘導する構成とし、このよう
にして火災確定用の表示部が点灯あるいは点滅している
ときに上記非常押釦を押操作したときには、上記住戸型
セキュリティー受信機より火災確定信号を出力する構成
としている。
成するために提案されたものであって、請求項１の住戸
型セキュリティー受信機は、非常押釦を備え、各住戸に
設置され、感知器回線を介して接続された火災感知器か
らの発報を検知して火災警報を出力するようにした住戸
型セキュリティー受信機において、上記非常押釦には、
非常用と火災確定用とを識別して表示する表示部を設け
てあり、上記火災確定用の表示部は、上記感知器回線に
接続されたいずれかの火災感知器が発報したときに点灯
あるいは点滅して押操作を誘導する構成とし、このよう
にして火災確定用の表示部が点灯あるいは点滅している
ときに上記非常押釦を押操作したときには、上記住戸型
セキュリティー受信機より火災確定信号を出力する構成
としている。
【０００６】請求項２の住戸型セキュリティー受信機
は、請求項１において、上記非常押釦には、非常用ラン
プと火災確定用ランプとを遮光壁を隔てて内蔵させてい
る。ここに、ランプはＬＥＤが一般的であり、チップ型
に構成すれば、小型化、薄型化が図れる。請求項３の住
戸型セキュリティー受信機は、非常押釦を備え、各住戸
に設置され、感知器回線を介して接続された火災感知器
からの発報を検知して火災警報を出力するようにした住
戸型セキュリティー受信機において、上記非常押釦の近
傍には、火災確定用の表示部が設けてあり、上記火災確
定用の表示部は、上記感知器回線に接続されたいずれか
の火災感知器が発報したときに点灯あるいは点滅して、
押操作を誘導する構成とし、このようにして火災確定用
の表示部が点灯あるいは点滅しているときに、上記非常
押釦を押操作したときには、上記住戸型セキュリティー
受信機より火災確定信号を出力する構成としている。
は、請求項１において、上記非常押釦には、非常用ラン
プと火災確定用ランプとを遮光壁を隔てて内蔵させてい
る。ここに、ランプはＬＥＤが一般的であり、チップ型
に構成すれば、小型化、薄型化が図れる。請求項３の住
戸型セキュリティー受信機は、非常押釦を備え、各住戸
に設置され、感知器回線を介して接続された火災感知器
からの発報を検知して火災警報を出力するようにした住
戸型セキュリティー受信機において、上記非常押釦の近
傍には、火災確定用の表示部が設けてあり、上記火災確
定用の表示部は、上記感知器回線に接続されたいずれか
の火災感知器が発報したときに点灯あるいは点滅して、
押操作を誘導する構成とし、このようにして火災確定用
の表示部が点灯あるいは点滅しているときに、上記非常
押釦を押操作したときには、上記住戸型セキュリティー
受信機より火災確定信号を出力する構成としている。
【０００７】請求項４の住戸型セキュリティー受信機
は、請求項１〜３において、上記火災確定用の表示部
は、ＬＥＤで構成され、住戸型セキュリティー受信機に
接続された火災感知器が作動した後、非常押釦が押操作
されるまで、あるいは火災感知器が作動した後、所定時
間を経過するまでは点滅し、非常押釦が押操作された後
には点灯する構成としている。
は、請求項１〜３において、上記火災確定用の表示部
は、ＬＥＤで構成され、住戸型セキュリティー受信機に
接続された火災感知器が作動した後、非常押釦が押操作
されるまで、あるいは火災感知器が作動した後、所定時
間を経過するまでは点滅し、非常押釦が押操作された後
には点灯する構成としている。
【０００８】請求項５の住戸型セキュリティー受信機
は、請求項１〜４において、上記住戸型セキュリティー
受信機は、防犯センサー、ガス漏れセンサーなどの火災
感知器以外の他のセキュリティーセンサーを接続して、
これらの動作を監視するアラームユニットとして構成さ
れている。請求項６の住戸型セキュリティー受信機は、
請求項１〜４において、上記住戸型セキュリティー受信
機は、インターホン機能を備えたセキュリティーインタ
ーホンとして構成されている。
は、請求項１〜４において、上記住戸型セキュリティー
受信機は、防犯センサー、ガス漏れセンサーなどの火災
感知器以外の他のセキュリティーセンサーを接続して、
これらの動作を監視するアラームユニットとして構成さ
れている。請求項６の住戸型セキュリティー受信機は、
請求項１〜４において、上記住戸型セキュリティー受信
機は、インターホン機能を備えたセキュリティーインタ
ーホンとして構成されている。
【０００９】請求項７の住戸型セキュリティー受信機
は、請求項１〜４において、非常押釦あるいはその近傍
に設けた非常用の表示部と火災確定用の表示部とは、通
常はその両方あるいは非常用の表示部のみを点灯表示さ
せており、上記住戸型セキュリティー受信機に接続され
た火災感知器が発報したときには、非常用の表示部の点
灯表示を消灯させ、火災確定用の表示部のみを点灯ある
いは点滅させる構成としている。
は、請求項１〜４において、非常押釦あるいはその近傍
に設けた非常用の表示部と火災確定用の表示部とは、通
常はその両方あるいは非常用の表示部のみを点灯表示さ
せており、上記住戸型セキュリティー受信機に接続され
た火災感知器が発報したときには、非常用の表示部の点
灯表示を消灯させ、火災確定用の表示部のみを点灯ある
いは点滅させる構成としている。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る住戸型セキュ
リティー受信機の実施の形態について、図とともに説明
する。住戸型セキュリティー受信機は、非常押釦を備
え、各住戸に設置され、感知器回線を介して接続された
火災感知器からの発報を検知して火災警報を出力するよ
うになっている。
リティー受信機の実施の形態について、図とともに説明
する。住戸型セキュリティー受信機は、非常押釦を備
え、各住戸に設置され、感知器回線を介して接続された
火災感知器からの発報を検知して火災警報を出力するよ
うになっている。
【００１１】図１は、住戸型セキュリティー受信機１の
外観を示す。この住戸型セキュリティー受信機１は、防
犯センサー、ガス漏れセンサー（不図示）などの火災感
知器以外の他のセキュリティセンサーを接続して、これ
らの動作を監視するアラームユニットとして構成されて
おり、表面パネルには、非常押釦２、警報停止用押釦
８、火災表示部９ａ、ガス漏れ表示部９ｂ、連絡用押釦
９ｃ及びとスピーカ１０が設けられている。
外観を示す。この住戸型セキュリティー受信機１は、防
犯センサー、ガス漏れセンサー（不図示）などの火災感
知器以外の他のセキュリティセンサーを接続して、これ
らの動作を監視するアラームユニットとして構成されて
おり、表面パネルには、非常押釦２、警報停止用押釦
８、火災表示部９ａ、ガス漏れ表示部９ｂ、連絡用押釦
９ｃ及びとスピーカ１０が設けられている。
【００１２】この住戸型セキュリティー受信機１は、非
常押釦２に、非常用の表示部３と火災確定用の表示部４
とが設けてある。火災確定用の表示部４は、感知回線
（不図示）に接続されたいずれかの火災感知器（不図
示）が発報したときに点灯あるいは点滅することによっ
て、非常押釦２の押操作を誘導する。ここに、非常押釦
２は、図２に示すように非常用ランプ３ａと火災確定用
ランプ４ａとを遮光壁５を隔てて内蔵させており、火災
確定用の表示部４が点灯あるいは点滅しているときに、
非常押釦２を操作したときには、住戸型セキュリティー
受信機１より火災確定信号を管理人室や防犯センターに
設置された住棟受信機（不図示）に出力する構成として
いる。
常押釦２に、非常用の表示部３と火災確定用の表示部４
とが設けてある。火災確定用の表示部４は、感知回線
（不図示）に接続されたいずれかの火災感知器（不図
示）が発報したときに点灯あるいは点滅することによっ
て、非常押釦２の押操作を誘導する。ここに、非常押釦
２は、図２に示すように非常用ランプ３ａと火災確定用
ランプ４ａとを遮光壁５を隔てて内蔵させており、火災
確定用の表示部４が点灯あるいは点滅しているときに、
非常押釦２を操作したときには、住戸型セキュリティー
受信機１より火災確定信号を管理人室や防犯センターに
設置された住棟受信機（不図示）に出力する構成として
いる。
【００１３】図２を参照して、非常押釦２の内部構造に
ついて説明すると、回路基板６には押しスイッチ７が取
付けられ、更に、この押しスイッチ７の両側近傍箇所に
ＬＥＤからなる非常用ランプ３ａと火災確定用ランプ４
ａが取付けられている。本体カバー８には、非常押釦２
の円筒状の枠部２ａが取付けられ、この枠部２ａには、
上下の内向き鍔部２ｂ，２ｃが形成され、これら内向き
鍔部２ｂ，２ｃの中間位置に突起２ｄが突設されてい
る。また、円筒状の枠部２ａ内には円板形状の非常押板
２ｅが嵌め込まれており、この非常押板２ｅの裏面に
は、非常用ランプ３ａと火災確定用ランプ４ａと押しス
イッチ７とを仕切る仕切板からなる遮光壁５ａ，５ｂが
突設されている。
ついて説明すると、回路基板６には押しスイッチ７が取
付けられ、更に、この押しスイッチ７の両側近傍箇所に
ＬＥＤからなる非常用ランプ３ａと火災確定用ランプ４
ａが取付けられている。本体カバー８には、非常押釦２
の円筒状の枠部２ａが取付けられ、この枠部２ａには、
上下の内向き鍔部２ｂ，２ｃが形成され、これら内向き
鍔部２ｂ，２ｃの中間位置に突起２ｄが突設されてい
る。また、円筒状の枠部２ａ内には円板形状の非常押板
２ｅが嵌め込まれており、この非常押板２ｅの裏面に
は、非常用ランプ３ａと火災確定用ランプ４ａと押しス
イッチ７とを仕切る仕切板からなる遮光壁５ａ，５ｂが
突設されている。
【００１４】火災確定用ランプ４ａが点灯あるいは点滅
したときに、この非常押釦２の非常押板２ｅを指で押す
と、図２（ｃ）に示すように、非常押板２ｅは突起２ｄ
を乗り越えて裏面側の内向き鍔部２ｃで受け止められ、
このとき、非常押板２ｅの裏面で、押しスイッチ７の突
起部７ａを押すので、スイッチ７がオンされ、火災確定
信号が出力される。
したときに、この非常押釦２の非常押板２ｅを指で押す
と、図２（ｃ）に示すように、非常押板２ｅは突起２ｄ
を乗り越えて裏面側の内向き鍔部２ｃで受け止められ、
このとき、非常押板２ｅの裏面で、押しスイッチ７の突
起部７ａを押すので、スイッチ７がオンされ、火災確定
信号が出力される。
【００１５】図３は住戸型セキュリティー受信機１の基
本動作をフローチャートをもって示したものであり、図
７はセキュリティー受信機（住宅情報盤）を組み込んだ
集合住宅火災監視システムの構成図である。火災感知器
のいずれかが発報すれば、住戸型セキュリティー受信機
１は、火災感知器が作動したという警報を出力する（第
１警報）とともに、非常押釦２の火災確定用の表示部４
を点灯あるいは点滅させる。この第１警報はアラーム
音、あるいは音声出力機能を備えたものでは、音声メッ
セージを出力し、火災感知器Ｓが作動したことを示す。
本動作をフローチャートをもって示したものであり、図
７はセキュリティー受信機（住宅情報盤）を組み込んだ
集合住宅火災監視システムの構成図である。火災感知器
のいずれかが発報すれば、住戸型セキュリティー受信機
１は、火災感知器が作動したという警報を出力する（第
１警報）とともに、非常押釦２の火災確定用の表示部４
を点灯あるいは点滅させる。この第１警報はアラーム
音、あるいは音声出力機能を備えたものでは、音声メッ
セージを出力し、火災感知器Ｓが作動したことを示す。
【００１６】この第１警報が出力されている期間内にお
いて、誤報を確認して警報停止用押釦８（図１参照）を
押操作すれば警報は停止し、もとの状態に復帰するが、
そのまま放置しておくと（例えば約２分程度）、非常押
釦２を操作しなくても、第２警報が住宅情報盤のみなら
ず、これに接続したドアホン子器Ｄからも出力され、て
実火災を報知するとともにに、防災センターあるいは管
理人室に設置された住棟受信機Ｒに火災確定信号が出力
される。
いて、誤報を確認して警報停止用押釦８（図１参照）を
押操作すれば警報は停止し、もとの状態に復帰するが、
そのまま放置しておくと（例えば約２分程度）、非常押
釦２を操作しなくても、第２警報が住宅情報盤のみなら
ず、これに接続したドアホン子器Ｄからも出力され、て
実火災を報知するとともにに、防災センターあるいは管
理人室に設置された住棟受信機Ｒに火災確定信号が出力
される。
【００１７】また、第１警報の出力期間が経過しないう
ちに、非常押釦２を操作しても、第２警報が出力され、
このとき火災確定信号が同様にして住棟受信機Ｒに送出
される。このようにして、火災確定信号が住棟受信機Ｒ
に送出されると、住棟受信機Ｒは、出火階と直上階に設
置された他の住宅情報盤に警報制御信号を出力し、これ
らの住宅情報盤やその玄関先に設置されたドアホン子器
からも第２警報が出力される（以上、ステップ１００〜
１０８）。
ちに、非常押釦２を操作しても、第２警報が出力され、
このとき火災確定信号が同様にして住棟受信機Ｒに送出
される。このようにして、火災確定信号が住棟受信機Ｒ
に送出されると、住棟受信機Ｒは、出火階と直上階に設
置された他の住宅情報盤に警報制御信号を出力し、これ
らの住宅情報盤やその玄関先に設置されたドアホン子器
からも第２警報が出力される（以上、ステップ１００〜
１０８）。
【００１８】なお、Ｋは管理人室に設置される警報監視
盤であり、実火災時には出火した住戸番号が表示され、
警報が出力される。この第１例の住戸型セキュリティー
受信機１では、第１警報が出力されたとき、火災確定用
の表示部４を点灯あるいは点滅させて、非常押釦２の押
操作を誘導させ、火災確定信号を出力させる構成となっ
ている。このため、火災確定信号を出力させるために個
別のスイッチを設けることなく、非常押釦２を兼用させ
ているため、外観もシンプルである。また、火災発報の
場合には、火災確定用の表示部４が点灯あるいは点滅す
るので、非常押釦２は通常の非常通報とは異なる機能を
なすことを明示するので容易に識別でき、視認性もよ
い。
盤であり、実火災時には出火した住戸番号が表示され、
警報が出力される。この第１例の住戸型セキュリティー
受信機１では、第１警報が出力されたとき、火災確定用
の表示部４を点灯あるいは点滅させて、非常押釦２の押
操作を誘導させ、火災確定信号を出力させる構成となっ
ている。このため、火災確定信号を出力させるために個
別のスイッチを設けることなく、非常押釦２を兼用させ
ているため、外観もシンプルである。また、火災発報の
場合には、火災確定用の表示部４が点灯あるいは点滅す
るので、非常押釦２は通常の非常通報とは異なる機能を
なすことを明示するので容易に識別でき、視認性もよ
い。
【００１９】また、図２に示すように、非常用ランプ３
ａと火災確定用ランプ４ａとを遮光壁５ａ，５ｂを隔て
て内蔵させたものでは、構造もシンプルで外観もスマー
トである。この非常用ランプ３ａは、非常押釦２を押操
作して非常通報（警報監視盤に非常呼出しを行う）を行
ったときに点灯あるいは点滅し、火災確定用ランプ４ａ
は、火災感知器が発報したときに点灯あるいは点滅し
て、非常押釦２の押操作を誘導し、住棟受信機に火災の
発生を知らせるようにしてもよい。
ａと火災確定用ランプ４ａとを遮光壁５ａ，５ｂを隔て
て内蔵させたものでは、構造もシンプルで外観もスマー
トである。この非常用ランプ３ａは、非常押釦２を押操
作して非常通報（警報監視盤に非常呼出しを行う）を行
ったときに点灯あるいは点滅し、火災確定用ランプ４ａ
は、火災感知器が発報したときに点灯あるいは点滅し
て、非常押釦２の押操作を誘導し、住棟受信機に火災の
発生を知らせるようにしてもよい。
【００２０】図４は第２例の住戸型セキュリティー受信
機１Ａを示す。この第２例の住戸型セキュリティー受信
機１Ａは、図４に示すように、送受話器１５を有するイ
ンターホン機能を備えたセキュリティーインターホンと
して構成されており、表面パネルには、非常押釦２と非
常、火災、ガス漏れの表示部１１ａ，１１ｂ，１１ｃが
設けられており、非常押釦２の下側近傍箇所には、警報
音停止用押釦１２が設けられ、その下側にスピーカ１３
が設けられ、更に非常押釦２の近傍に火災確定用の表示
部４Ａが設けられている。
機１Ａを示す。この第２例の住戸型セキュリティー受信
機１Ａは、図４に示すように、送受話器１５を有するイ
ンターホン機能を備えたセキュリティーインターホンと
して構成されており、表面パネルには、非常押釦２と非
常、火災、ガス漏れの表示部１１ａ，１１ｂ，１１ｃが
設けられており、非常押釦２の下側近傍箇所には、警報
音停止用押釦１２が設けられ、その下側にスピーカ１３
が設けられ、更に非常押釦２の近傍に火災確定用の表示
部４Ａが設けられている。
【００２１】火災確定用の表示部４Ａは、ＬＥＤで構成
され、住戸型セキュリティー受信機１Ａに接続された火
災感知器が作動した後、非常押釦２が押操作されるま
で、あるいは所定時間を経過するまでは点滅し、非常押
釦２が押操作された後には点灯する構成となっている。
図５は第３例の住戸型セキュリティー受信機１Ｂの外観
を示す。この住戸型セキュリティー受信機１Ｂも、送受
話器１５を有するインターホン機能を備えたセキュリテ
ィーインターホンとして構成されており、図２に示す構
造とほぼ同一構造とした非常用の表示部３と火災確定用
の表示部４とが非常押釦２に設けてある。尚、上記第２
例の住戸型セキュリティー受信機１Ａにおける各部材と
同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
され、住戸型セキュリティー受信機１Ａに接続された火
災感知器が作動した後、非常押釦２が押操作されるま
で、あるいは所定時間を経過するまでは点滅し、非常押
釦２が押操作された後には点灯する構成となっている。
図５は第３例の住戸型セキュリティー受信機１Ｂの外観
を示す。この住戸型セキュリティー受信機１Ｂも、送受
話器１５を有するインターホン機能を備えたセキュリテ
ィーインターホンとして構成されており、図２に示す構
造とほぼ同一構造とした非常用の表示部３と火災確定用
の表示部４とが非常押釦２に設けてある。尚、上記第２
例の住戸型セキュリティー受信機１Ａにおける各部材と
同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
【００２２】また、上記第１例、第２例、第３例の住戸
型セキュリティー受信機１，１Ａ，１Ｂに設けた非常用
の表示部３と火災確定用の表示部４とは、通常はその両
方あるいは非常用の表示部３のみを点灯表示し、火災感
知器が発報したときには、非常用の表示部３を消灯さ
せ、火災確定用の表示部４のみを点灯あるいは点滅させ
る構成としてもよい。図６に、この場合の動作の一例を
タイムチャートをもって示す。
型セキュリティー受信機１，１Ａ，１Ｂに設けた非常用
の表示部３と火災確定用の表示部４とは、通常はその両
方あるいは非常用の表示部３のみを点灯表示し、火災感
知器が発報したときには、非常用の表示部３を消灯さ
せ、火災確定用の表示部４のみを点灯あるいは点滅させ
る構成としてもよい。図６に、この場合の動作の一例を
タイムチャートをもって示す。
【００２３】このような構成では、非常用、火災確定用
の表示部３，４が併設されていても、受信器の状態に応
じて、アクティブな表示部のみを点灯あるいは点滅させ
ることによって、視認性を向上させ、動作を分かりやす
くできる。
の表示部３，４が併設されていても、受信器の状態に応
じて、アクティブな表示部のみを点灯あるいは点滅させ
ることによって、視認性を向上させ、動作を分かりやす
くできる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の住戸型
セキュリティー受信機によれば、火災確定信号を出力さ
せるための個別のスイッチを設けることなく、非常押釦
を非常用と火災確定用とに兼用させることができ、外観
もシンプルなものとすることができる。
セキュリティー受信機によれば、火災確定信号を出力さ
せるための個別のスイッチを設けることなく、非常押釦
を非常用と火災確定用とに兼用させることができ、外観
もシンプルなものとすることができる。
【００２５】更に、火災発報の場合には、火災確定用の
表示部が点灯あるいは点滅するので、非常押釦は通常の
非常発報と異なる機能に変更されたことが容易に判別で
きるので、第３者にも操作が分かりやすく、実火災の対
応も迅速に行える。請求項２の住戸型セキュリティー受
信機によれば、非常用ランプと火災確定用ランプとを同
じ非常押釦に内蔵することができ、構造をシンプルでス
マートにできる。
表示部が点灯あるいは点滅するので、非常押釦は通常の
非常発報と異なる機能に変更されたことが容易に判別で
きるので、第３者にも操作が分かりやすく、実火災の対
応も迅速に行える。請求項２の住戸型セキュリティー受
信機によれば、非常用ランプと火災確定用ランプとを同
じ非常押釦に内蔵することができ、構造をシンプルでス
マートにできる。
【００２６】請求項３の住戸型セキュリティー受信機に
よれば、火災確定用の表示部を非常押釦の近傍に設けた
ことにより、火災確定の表示を正確に視認するすること
ができ、識別性を向上させることができる。請求項４の
住戸型セキュリティー受信機によれば、火災感知器が発
報すれば、火災確定用の表示部が点滅して非常押釦の押
操作を誘導することができ、非常押釦が押操作されれ
ば、点灯させることによって、住棟受信機に火災確定信
号が出力されたことを、その場で確認することができ
る。
よれば、火災確定用の表示部を非常押釦の近傍に設けた
ことにより、火災確定の表示を正確に視認するすること
ができ、識別性を向上させることができる。請求項４の
住戸型セキュリティー受信機によれば、火災感知器が発
報すれば、火災確定用の表示部が点滅して非常押釦の押
操作を誘導することができ、非常押釦が押操作されれ
ば、点灯させることによって、住棟受信機に火災確定信
号が出力されたことを、その場で確認することができ
る。
【００２７】請求項５の住戸型セキュリティー受信機に
よれば、火災感知器以外のセキュリティーセンサーの監
視もできるアラームユニットが構成でき、防犯センサ
ー、ガス漏れセンサーなどが作動すれば、これに応じた
警報を出力させることができる。請求項６の住戸型セキ
ュリティー受信機によれば、玄関先に設置されたドアホ
ン子器との通話が可能なインターホン機能を備えること
ができ、第２警報すなわち火災確定信号が出力されたと
きに、ドアホン子器からも火災警報を出力することがで
きる。
よれば、火災感知器以外のセキュリティーセンサーの監
視もできるアラームユニットが構成でき、防犯センサ
ー、ガス漏れセンサーなどが作動すれば、これに応じた
警報を出力させることができる。請求項６の住戸型セキ
ュリティー受信機によれば、玄関先に設置されたドアホ
ン子器との通話が可能なインターホン機能を備えること
ができ、第２警報すなわち火災確定信号が出力されたと
きに、ドアホン子器からも火災警報を出力することがで
きる。
【００２８】請求項７の住戸型セキュリティー受信機に
よれば、非常用、火災確定用の表示部が併設されていて
も、受信機の状態に応じて、アクティブな表示部のみを
点灯させることができて、視認性を向上でき、動作が分
かり易い。
よれば、非常用、火災確定用の表示部が併設されていて
も、受信機の状態に応じて、アクティブな表示部のみを
点灯させることができて、視認性を向上でき、動作が分
かり易い。
【図１】本発明に係る住戸型セキュリティー受信機の第
１例の正面図である。
１例の正面図である。
【図２】第１例の住戸型セキュリティー受信機の非常押
釦の内部構造を示し、（Ａ）は分解斜視図、（ｂ）は縦
断面図、（Ｃ）は要部の動作を示す縦断面説明図であ
る。
釦の内部構造を示し、（Ａ）は分解斜視図、（ｂ）は縦
断面図、（Ｃ）は要部の動作を示す縦断面説明図であ
る。
【図３】住戸型セキュリティー受信機の基本動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図４】第２例の住戸型セキュリティー受信機の正面図
である。
である。
【図５】第３例の住戸型セキュリティー受信機の正面図
である。
である。
【図６】住戸型セキュリティー受信機を使用した集合住
宅監視システムの動作手順の一例を示すタイムチャート
である。
宅監視システムの動作手順の一例を示すタイムチャート
である。
【図７】本発明の住戸型セキュリティー受信機を用いた
集合住宅火災監視システムを示す説明図である。
集合住宅火災監視システムを示す説明図である。
１，１Ａ，１Ｂ 住戸型セキュリティー受信機
２ 非常押釦
３ 非常用の表示部
３ａ 非常用ランプ
４ 火災確定用の表示部
４ａ 火災確定用ランプ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G08B 17/00 - 31/00
Claims (7)
- 【請求項１】非常押釦を備え、各住戸に設置され、感知
器回線を介して接続された火災感知器からの発報を検知
して火災警報を出力するようにした住戸型セキュリティ
ー受信機において、 上記非常押釦には、非常用と火災確定用とを識別して表
示する表示部を設けてあり、 上記火災確定用の表示部は、上記感知器回線に接続され
たいずれかの火災感知器が発報したときに点灯あるいは
点滅する構成とし、 このようにして火災確定用の表示部が点灯あるいは点滅
しているときに上記非常押釦を押操作したときには、上
記住戸型セキュリティー受信機より火災確定信号を出力
する構成としている住戸型セキュリティー受信機。 - 【請求項２】請求項１において、 上記非常押釦には、非常用ランプと火災確定用ランプと
を遮光壁を隔てて内蔵させている住戸型セキュリティー
受信機。 - 【請求項３】非常押釦を備え、各住戸に設置され、感知
器回線を介して接続された火災感知器からの発報を検知
して火災警報を出力するようにした住戸型セキュリティ
ー受信機において、 上記非常押釦の近傍には、火災確定用の表示部が設けて
あり、 上記火災確定用の表示部は、上記感知器回線に接続され
たいずれかの火災感知器が発報したときに点灯あるいは
点滅する構成とし、 このようにして火災確定用の表示部が点灯あるいは点滅
しているときに、上記非常押釦を押操作したときには、
上記住戸型セキュリティー受信機より火災確定信号を出
力する構成としている住戸型セキュリティー受信機。 - 【請求項４】請求項１〜３において、 上記火災確定用の表示部は、ＬＥＤで構成され、住戸型
セキュリティー受信機に接続された火災感知器が作動し
た後、非常押釦が押操作されるまで、あるいは火災感知
器を作動した後、所定時間を経過するまでは点滅し、非
常押釦が押操作された後には点灯する構成としている住
戸型セキュリティー受信機。 - 【請求項５】請求項１〜４において、 上記住戸型セキュリティー受信機は、防犯センサー、ガ
ス漏れセンサーなどの火災感知器以外の他のセキュリテ
ィーセンサーを接続して、これらの動作を監視するアラ
ームユニットとして構成されている住戸型セキュリティ
ー受信機。 - 【請求項６】請求項１〜４において、 上記住戸型セキュリティー受信機は、インターホン機能
を備えたセキュリティーインターホンとして構成されて
いる住戸型セキュリティー受信機。 - 【請求項７】請求項１〜４において、 非常押釦あるいはその近傍に設けた非常用の表示部と火
災確定用の表示部とは、通常はその両方あるいは非常用
の表示部のみを点灯表示させており、 上記住戸型セキュリティー受信機に接続された火災感知
器が発報したときには、非常用の表示部の点灯表示を消
灯させ、火災確定用の表示部のみを点灯あるいは点滅さ
せる構成としている住戸型セキュリティー受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28103696A JP3364392B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 住戸型セキュリティー受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28103696A JP3364392B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 住戸型セキュリティー受信機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10124765A JPH10124765A (ja) | 1998-05-15 |
| JP3364392B2 true JP3364392B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=17633408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28103696A Expired - Fee Related JP3364392B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 住戸型セキュリティー受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3364392B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6906198B2 (ja) * | 2017-12-27 | 2021-07-21 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | ドアホン子機、親機、および、インターホンシステム |
| KR102678973B1 (ko) * | 2022-02-16 | 2024-06-28 | (주)링스텔레콤 | 오작동 여부가 확인 가능한 화재 감지 시스템 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP28103696A patent/JP3364392B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10124765A (ja) | 1998-05-15 |
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