JP3363661B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JP3363661B2 JP3363661B2 JP13161395A JP13161395A JP3363661B2 JP 3363661 B2 JP3363661 B2 JP 3363661B2 JP 13161395 A JP13161395 A JP 13161395A JP 13161395 A JP13161395 A JP 13161395A JP 3363661 B2 JP3363661 B2 JP 3363661B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録再生装置に関
し、特にたとえば信号のつなぎ撮りに用いられ、磁気テ
ープから第1周期で連続して再生されたタイムコードに
相関するかつ第1周期で連続するタイムコードをタイム
コード記録手段によって所定の第1周期の開始点から磁
気テープに記録する、磁気記録再生装置に関する。
し、特にたとえば信号のつなぎ撮りに用いられ、磁気テ
ープから第1周期で連続して再生されたタイムコードに
相関するかつ第1周期で連続するタイムコードをタイム
コード記録手段によって所定の第1周期の開始点から磁
気テープに記録する、磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル映像信号などのディジタルデ
ータを記録再生する民生用ディジタルVTRについて
は、たとえば日経BP社発行、日経エレクトロニクス・
ブックス「データ圧縮とディジタル変調」のp.151 〜p.
165 に紹介されている。図5は斯かるVTRの記録フォ
ーマットを示すべく、磁気ヘッドが接触する面から磁気
テープを見た図解図であり、磁気ヘッドは記録トラック
の下から上へ向かって走査する。
ータを記録再生する民生用ディジタルVTRについて
は、たとえば日経BP社発行、日経エレクトロニクス・
ブックス「データ圧縮とディジタル変調」のp.151 〜p.
165 に紹介されている。図5は斯かるVTRの記録フォ
ーマットを示すべく、磁気ヘッドが接触する面から磁気
テープを見た図解図であり、磁気ヘッドは記録トラック
の下から上へ向かって走査する。
【0003】1つのトラックには4種類のデータが記録
されるが、これらのデータは、磁気ヘッドが走査する順
に、インサート用データおよびトラック情報、音声
データ、映像データ、およびサブコードデータであ
る。このようなトラックが10本(図5はNTSC方式
の場合であって、PALおよびSECAMの場合は12
本)集まって、33.3ミリ秒のフレーム周期をもつ1
フレーム画像が形成される。そして、の領域に10ト
ラック毎に連続するタイムコードが含まれることによっ
て、各フレームのタイムコードが割り当てられる。
されるが、これらのデータは、磁気ヘッドが走査する順
に、インサート用データおよびトラック情報、音声
データ、映像データ、およびサブコードデータであ
る。このようなトラックが10本(図5はNTSC方式
の場合であって、PALおよびSECAMの場合は12
本)集まって、33.3ミリ秒のフレーム周期をもつ1
フレーム画像が形成される。そして、の領域に10ト
ラック毎に連続するタイムコードが含まれることによっ
て、各フレームのタイムコードが割り当てられる。
【0004】図6に示す従来のディジタルVTR1で
は、つなぎ撮り時にこのタイムコードが連続するよう
に、ディジタル信号処理回路2に含まれるタイムコード
記録/再生回路3とシスコン4との間で図7(A)に示
すタイミングでタイムコードを送受信していた。すなわ
ち、つなぎ撮り時は、まず磁気テープ5が所定長だけ巻
き戻され、記録されたディジタルデータが再生される。
このとき再生されたディジタルデータに含まれるタイム
コードが“12”であると、シスコン4は、“12”が
記録されたフレームの開始点から所定期間T0 経過後
に、タイムコード記録/再生回路3からこのタイムコー
ド“12”を受け取る。そして、“12”に“2”を加
算したタイムコード“14”をシスコン4が作成し、こ
れを次のフレームの開始点から所定期間T0 経過後にタ
イムコード記録/再生回路3に送信する。タイムコード
記録/再生回路3は、受信したタイムコードから10ト
ラック毎にインクリメントされるタイムコードを、受信
した次のフレームの開始点から出力する。これによっ
て、ディジタル信号処理回路2は入力されたディジタル
信号に“14”より連続するタイムコードを付加したデ
ィジタル信号の上書きおよび新規録画を開始する。この
ようにして、磁気テープ5にはつなぎ撮りの前後にわた
って連続するタイムコードが記録されていた。
は、つなぎ撮り時にこのタイムコードが連続するよう
に、ディジタル信号処理回路2に含まれるタイムコード
記録/再生回路3とシスコン4との間で図7(A)に示
すタイミングでタイムコードを送受信していた。すなわ
ち、つなぎ撮り時は、まず磁気テープ5が所定長だけ巻
き戻され、記録されたディジタルデータが再生される。
このとき再生されたディジタルデータに含まれるタイム
コードが“12”であると、シスコン4は、“12”が
記録されたフレームの開始点から所定期間T0 経過後
に、タイムコード記録/再生回路3からこのタイムコー
ド“12”を受け取る。そして、“12”に“2”を加
算したタイムコード“14”をシスコン4が作成し、こ
れを次のフレームの開始点から所定期間T0 経過後にタ
イムコード記録/再生回路3に送信する。タイムコード
記録/再生回路3は、受信したタイムコードから10ト
ラック毎にインクリメントされるタイムコードを、受信
した次のフレームの開始点から出力する。これによっ
て、ディジタル信号処理回路2は入力されたディジタル
信号に“14”より連続するタイムコードを付加したデ
ィジタル信号の上書きおよび新規録画を開始する。この
ようにして、磁気テープ5にはつなぎ撮りの前後にわた
って連続するタイムコードが記録されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、所定期間T0 を具体的に設定することがで
きないため、たとえば図7(B)に示すように1フレー
ムの終了点の直前においてタイムコードを送信するよう
にディジタルVTR1が設計された場合には、記録され
るタイムコードの連続性が失われる恐れがあった。すな
わち、シスコン4はタイムコードの送受信のほかにシス
テム全体を制御しなければならないため、タイムコード
を送受信する処理の優先順位を下げた場合には、タイム
コード“14”の送信が遅れてしまう。これによって、
タイムコード記録/再生回路2が既に“15”のタイム
コードが記録されていたフレームの開始点から“14”
のタイムコードを記録することになり、結果的に、“1
4”が2回連続して記録される恐れがあった。
来技術では、所定期間T0 を具体的に設定することがで
きないため、たとえば図7(B)に示すように1フレー
ムの終了点の直前においてタイムコードを送信するよう
にディジタルVTR1が設計された場合には、記録され
るタイムコードの連続性が失われる恐れがあった。すな
わち、シスコン4はタイムコードの送受信のほかにシス
テム全体を制御しなければならないため、タイムコード
を送受信する処理の優先順位を下げた場合には、タイム
コード“14”の送信が遅れてしまう。これによって、
タイムコード記録/再生回路2が既に“15”のタイム
コードが記録されていたフレームの開始点から“14”
のタイムコードを記録することになり、結果的に、“1
4”が2回連続して記録される恐れがあった。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、つ
なぎ撮り時にタイムコードの連続性を保つことができ
る、磁気記録再生装置を提供することである。
なぎ撮り時にタイムコードの連続性を保つことができ
る、磁気記録再生装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1所定値
ずつ更新されるタイムコードをタイムコード記録手段に
よって第1周期で磁気テープに記録する磁気記録再生装
置において、磁気テープに記録されたタイムコードを第
1周期よりも短い第2周期で検出するタイムコード検出
手段、検出手段によって連続して検出された複数のタイ
ムコードが互いに一致したとき当該タイムコードに第2
所定値を加算した加算値を示す相関タイムコードを生成
するタイムコード生成手段、および相関タイムコードを
加算値に対応する第1周期の1つ前の第1周期でタイム
コード記録手段に付与するタイムコード付与手段を備え
ることを特徴とする、磁気記録再生装置である。
ずつ更新されるタイムコードをタイムコード記録手段に
よって第1周期で磁気テープに記録する磁気記録再生装
置において、磁気テープに記録されたタイムコードを第
1周期よりも短い第2周期で検出するタイムコード検出
手段、検出手段によって連続して検出された複数のタイ
ムコードが互いに一致したとき当該タイムコードに第2
所定値を加算した加算値を示す相関タイムコードを生成
するタイムコード生成手段、および相関タイムコードを
加算値に対応する第1周期の1つ前の第1周期でタイム
コード記録手段に付与するタイムコード付与手段を備え
ることを特徴とする、磁気記録再生装置である。
【0008】
【作用】つなぎ撮り時、磁気テープは所定長だけ巻き戻
された後再生される。再生信号に含まれるタイムコード
は第1周期T1 でインクリメントされ、このタイムコー
ドがタイムコード検出手段によって第2周期T2 で検出
される。第2周期T2 はたとえば2/3T1 に設定され
る。タイムコード生成手段は、検出されたタイムコード
が2回連続して一致したとき、そのタイムコードに相関
するタイムコードを生成する。そして、タイムコード付
与手段が、たとえば2回目のタイムコードが検出されて
から第2周期T2 経過後に、生成されたタイムコードを
タイムコード記録手段に付与する。これによって、タイ
ムコード記録手段は、生成されたタイムコードより第1
周期T1 でインクリメントされるタイムコードを、所定
の第1周期T1 の開始点から磁気テープに記録する。な
お、タイムコードの付与が第2周期T2 よりも多少遅れ
た場合でも、次の第1周期T1 の開始点までには1/3
T1 以上の余裕があるため、磁気テープに記録されたタ
イムコードの連続性を失う恐れはない。
された後再生される。再生信号に含まれるタイムコード
は第1周期T1 でインクリメントされ、このタイムコー
ドがタイムコード検出手段によって第2周期T2 で検出
される。第2周期T2 はたとえば2/3T1 に設定され
る。タイムコード生成手段は、検出されたタイムコード
が2回連続して一致したとき、そのタイムコードに相関
するタイムコードを生成する。そして、タイムコード付
与手段が、たとえば2回目のタイムコードが検出されて
から第2周期T2 経過後に、生成されたタイムコードを
タイムコード記録手段に付与する。これによって、タイ
ムコード記録手段は、生成されたタイムコードより第1
周期T1 でインクリメントされるタイムコードを、所定
の第1周期T1 の開始点から磁気テープに記録する。な
お、タイムコードの付与が第2周期T2 よりも多少遅れ
た場合でも、次の第1周期T1 の開始点までには1/3
T1 以上の余裕があるため、磁気テープに記録されたタ
イムコードの連続性を失う恐れはない。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、第2周期を第1周期
よりも短く設定するようにしたため、タイムコード記録
手段は生成されたタイムコードの処理に十分な余裕をも
つことができる。したがって、つなぎ撮り時におけるタ
イムコードの連続性を保つことができる。
よりも短く設定するようにしたため、タイムコード記録
手段は生成されたタイムコードの処理に十分な余裕をも
つことができる。したがって、つなぎ撮り時におけるタ
イムコードの連続性を保つことができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1を参照して、この実施例のディジタルV
TR10はディジタル信号処理回路12を含む。記録
時、ディジタル信号処理回路12に与えられた入力映像
データは、サンプリング周波数を変換された後データ圧
縮され、さらに圧縮された映像データに誤り訂正符号が
付加される。一方、ディジタル信号処理回路12に含ま
れるタイムコード記録/再生回路14が10トラック毎
(33.3ミリ秒周期:T1 )にインクリメントするタ
イムコードを出力する。したがって、このタイムコード
にもまた誤り訂正符号が付加される。このようにして誤
り訂正符号が付加された映像データおよびタイムコード
はその後、記録符号化され、記録用磁気ヘッド16によ
って図5に示すように磁気テープ18に記録される。再
生時には、再生用磁気ヘッド20によって磁気テープ1
8からデータが再生され、再生データが誤り訂正され
る。再生データに含まれる映像データは圧縮と逆の方法
で復号化され、その後サンプリング周波数を変換されて
出力される。一方、タイムコードはタイムコード記録/
再生回路14で再生され、このタイムコードに基づいて
表示器(図示せず)から時計情報が出力される。シスコ
ン22は磁気テープ18やヘッドシリンダ(図示せず)
の動作を制御するとともに、つなぎ撮り時のタイムコー
ドの連続性を確保すべく、インタフェース24によって
タイムコード記録/再生回路14と双方向通信を行い、
所望のタイムコードを生成する。したがって、タイムコ
ード記録/再生回路14は、生成されたタイムコードか
ら10トラック毎にインクリメントするタイムコードを
出力する。なお、インタフェース24は同期3線式シリ
アルインタフェースによって構成される。
TR10はディジタル信号処理回路12を含む。記録
時、ディジタル信号処理回路12に与えられた入力映像
データは、サンプリング周波数を変換された後データ圧
縮され、さらに圧縮された映像データに誤り訂正符号が
付加される。一方、ディジタル信号処理回路12に含ま
れるタイムコード記録/再生回路14が10トラック毎
(33.3ミリ秒周期:T1 )にインクリメントするタ
イムコードを出力する。したがって、このタイムコード
にもまた誤り訂正符号が付加される。このようにして誤
り訂正符号が付加された映像データおよびタイムコード
はその後、記録符号化され、記録用磁気ヘッド16によ
って図5に示すように磁気テープ18に記録される。再
生時には、再生用磁気ヘッド20によって磁気テープ1
8からデータが再生され、再生データが誤り訂正され
る。再生データに含まれる映像データは圧縮と逆の方法
で復号化され、その後サンプリング周波数を変換されて
出力される。一方、タイムコードはタイムコード記録/
再生回路14で再生され、このタイムコードに基づいて
表示器(図示せず)から時計情報が出力される。シスコ
ン22は磁気テープ18やヘッドシリンダ(図示せず)
の動作を制御するとともに、つなぎ撮り時のタイムコー
ドの連続性を確保すべく、インタフェース24によって
タイムコード記録/再生回路14と双方向通信を行い、
所望のタイムコードを生成する。したがって、タイムコ
ード記録/再生回路14は、生成されたタイムコードか
ら10トラック毎にインクリメントするタイムコードを
出力する。なお、インタフェース24は同期3線式シリ
アルインタフェースによって構成される。
【0012】映像のつなぎ撮り時、シスコン22は図2
および図3に示すアルゴリズムに従って所望のタイムコ
ードを生成し、タイムコード記録/再生回路14に対し
て送信する。まず、18ミリ秒(T2 )周期のタイマ割
込で図2に示すように処理する。すなわち、まずステッ
プS1で送信メモリ26の内容をタイムコード記録/再
生回路14に送信し、次にステップS3でタイムコード
記録/再生回路14からタイムコードを受信したか否か
判断する。そして受信すれば、ステップS5で受信メモ
リ28にそのタイムコードを書き込み、リターンする。
受信メモリ28への書き込みが終了すると、図3に示す
割込処理がなされる。すなわち、まずステップS7で、
受信したタイムコードを検出し、ステップS9でこのタ
イムコードが前回検出したタイムコードと一致するか否
か判断する。ここで両者が一致しなければ、ステップS
13で今回検出したタイムコードをメモリ30に書き込
んでリターンするが、両者が一致すれば、ステップS1
1で今回検出したタイムコードに“2”を加えたタイム
コードを送信メモリ26に書き込んでリターンする。
および図3に示すアルゴリズムに従って所望のタイムコ
ードを生成し、タイムコード記録/再生回路14に対し
て送信する。まず、18ミリ秒(T2 )周期のタイマ割
込で図2に示すように処理する。すなわち、まずステッ
プS1で送信メモリ26の内容をタイムコード記録/再
生回路14に送信し、次にステップS3でタイムコード
記録/再生回路14からタイムコードを受信したか否か
判断する。そして受信すれば、ステップS5で受信メモ
リ28にそのタイムコードを書き込み、リターンする。
受信メモリ28への書き込みが終了すると、図3に示す
割込処理がなされる。すなわち、まずステップS7で、
受信したタイムコードを検出し、ステップS9でこのタ
イムコードが前回検出したタイムコードと一致するか否
か判断する。ここで両者が一致しなければ、ステップS
13で今回検出したタイムコードをメモリ30に書き込
んでリターンするが、両者が一致すれば、ステップS1
1で今回検出したタイムコードに“2”を加えたタイム
コードを送信メモリ26に書き込んでリターンする。
【0013】動作において、映像を録画中にオペレータ
がポーズ(PAUSE)キー(図示せず)を押すと、シ
スコン22は磁気テープ18を1.5秒巻き戻し、その
後磁気テープ18の走行系を安定させるために0.3秒
巻き送りして、ポーズを設定する。続いて、録画キー
(図示せず)が押されると、再生を開始し、磁気テープ
18の位相制御および速度制御を行う。その後、18ミ
リ秒周期で図2に示す割込処理をするとともに図3に示
す割込処理をする。これによって図4(A)に示すよう
に、まずシスコン22がタイムコード“12”を受信す
る(ステップS3)と、これが前回のタイムコードと一
致するか否か判断する(ステップS9)。このとき前回
のタイムコードは存在しないため、シスコン22は“1
2”をメモリ30に書き込む(ステップS13)。前回
の受信の後18ミリ秒経過してから再びタイムコード
“12”を受信する(ステップS3)と、このタイムコ
ードは前回検出したタイムコードと一致するため、シス
コン22は“12”に“2”を加えたタイムコード“1
4”を送信メモリ26に書き込む(ステップS11)。
がポーズ(PAUSE)キー(図示せず)を押すと、シ
スコン22は磁気テープ18を1.5秒巻き戻し、その
後磁気テープ18の走行系を安定させるために0.3秒
巻き送りして、ポーズを設定する。続いて、録画キー
(図示せず)が押されると、再生を開始し、磁気テープ
18の位相制御および速度制御を行う。その後、18ミ
リ秒周期で図2に示す割込処理をするとともに図3に示
す割込処理をする。これによって図4(A)に示すよう
に、まずシスコン22がタイムコード“12”を受信す
る(ステップS3)と、これが前回のタイムコードと一
致するか否か判断する(ステップS9)。このとき前回
のタイムコードは存在しないため、シスコン22は“1
2”をメモリ30に書き込む(ステップS13)。前回
の受信の後18ミリ秒経過してから再びタイムコード
“12”を受信する(ステップS3)と、このタイムコ
ードは前回検出したタイムコードと一致するため、シス
コン22は“12”に“2”を加えたタイムコード“1
4”を送信メモリ26に書き込む(ステップS11)。
【0014】したがって、前回のタイムコードの受信後
18ミリ秒経過してから、シスコン22は“14”をタ
イムコード記録/再生回路14に送信する(ステップS
1)。これによって、タイムコード記録/再生回路14
はタイムコードを受信した次のフレームの開始点すなわ
ちタイムコード“14”が記録されたフレームの開始点
からこのタイムコードを出力する。これによって、タイ
ムコード“14”を含むディジタル信号が上書きされ
る。これ以降、タイムコード記録/再生回路14は自ら
トラックをカウントして10トラック毎にインクリメン
トされるタイムコードを出力し、これらのタイムコード
を含むディジタル信号が上書きおよび新規録画される。
なお、図4(B)に示すように1番最初に検出したタイ
ムコード“12”と2回目に検出したタイムコード“1
2”とが一致しないときには、さらにもう1回タイムコ
ードを検出し、その後タイムコード“14”を送信す
る。
18ミリ秒経過してから、シスコン22は“14”をタ
イムコード記録/再生回路14に送信する(ステップS
1)。これによって、タイムコード記録/再生回路14
はタイムコードを受信した次のフレームの開始点すなわ
ちタイムコード“14”が記録されたフレームの開始点
からこのタイムコードを出力する。これによって、タイ
ムコード“14”を含むディジタル信号が上書きされ
る。これ以降、タイムコード記録/再生回路14は自ら
トラックをカウントして10トラック毎にインクリメン
トされるタイムコードを出力し、これらのタイムコード
を含むディジタル信号が上書きおよび新規録画される。
なお、図4(B)に示すように1番最初に検出したタイ
ムコード“12”と2回目に検出したタイムコード“1
2”とが一致しないときには、さらにもう1回タイムコ
ードを検出し、その後タイムコード“14”を送信す
る。
【0015】この実施例によれば、2回目のタイムコー
ドがそのフレームの終了点近くで検出されたときでも、
生成されたタイムコードは次のフレームの終了点に対し
て25ミリ秒近い余裕をもって送信される。したがっ
て、シスコン22の処理の優先順位との関係でタイムコ
ードの送信が多少遅れたとしても、タイムコード記録/
再生回路14の処理が間に合わなくなるようなことは生
じない。したがって、つなぎ撮り時に磁気テープ18に
書き込むタイムコードの連続性を保つことができる。
ドがそのフレームの終了点近くで検出されたときでも、
生成されたタイムコードは次のフレームの終了点に対し
て25ミリ秒近い余裕をもって送信される。したがっ
て、シスコン22の処理の優先順位との関係でタイムコ
ードの送信が多少遅れたとしても、タイムコード記録/
再生回路14の処理が間に合わなくなるようなことは生
じない。したがって、つなぎ撮り時に磁気テープ18に
書き込むタイムコードの連続性を保つことができる。
【0016】なお、特定の形式のシスコンを用いた上述
の実施例では、シスコン22の処理速度を考慮して、図
2に示すアルゴリズムの割込周期T2 を18ミリ秒に設
定した。つまり、生成したタイムコードを送信する時点
とそのタイムコードを記録するフレームの開始点との間
に15.3ミリ秒の余裕を持たせたが、この余裕時間
は、シスコン22の処理速度にも依存するが、少なくと
も4ミリ秒程度あれば十分である。したがって、その限
りにおいてタイマ割込周期T2 を自由に設定できること
はもちろんである。
の実施例では、シスコン22の処理速度を考慮して、図
2に示すアルゴリズムの割込周期T2 を18ミリ秒に設
定した。つまり、生成したタイムコードを送信する時点
とそのタイムコードを記録するフレームの開始点との間
に15.3ミリ秒の余裕を持たせたが、この余裕時間
は、シスコン22の処理速度にも依存するが、少なくと
も4ミリ秒程度あれば十分である。したがって、その限
りにおいてタイマ割込周期T2 を自由に設定できること
はもちろんである。
【0017】また、この実施例ではタイムコードが2回
連続して一致したときタイムコードを生成して送信する
ようにしたが、タイマ割込周期T2 との関係で3回タイ
ムコードが一致したときにタイムコードを生成するよう
にしてもよく、一致する回数はタイマ割込周期T2 に依
存することはもちろんである。さらに、この実施例では
ディジタルVTRを用いて説明したが、この発明はこの
場合に限らず、アナログ方式のVTRやディジタルオー
ディオテープレコーダ(DAT)などの磁気記録再生装
置にも適用できることはもちろんである。
連続して一致したときタイムコードを生成して送信する
ようにしたが、タイマ割込周期T2 との関係で3回タイ
ムコードが一致したときにタイムコードを生成するよう
にしてもよく、一致する回数はタイマ割込周期T2 に依
存することはもちろんである。さらに、この実施例では
ディジタルVTRを用いて説明したが、この発明はこの
場合に限らず、アナログ方式のVTRやディジタルオー
ディオテープレコーダ(DAT)などの磁気記録再生装
置にも適用できることはもちろんである。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例の動作の一部を示すフロー図であ
る。
る。
【図3】図1実施例の動作の一部を示すフロー図であ
る。
る。
【図4】図1実施例の動作の一部を示す図解図である。
【図5】磁気テープに形成されたトラックを示す図解図
である。
である。
【図6】従来技術を示すブロック図である。
【図7】従来技術の動作に一部を示す図解図である。
10 …ディジタルVTR
12 …ディジタル信号処理回路
14 …タイムコード記録/再生回路
22 …シスコン
24 …インタフェース
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 27/02 - 27/06
G11B 15/087
G11B 27/28
Claims (2)
- 【請求項1】第1所定値ずつ更新されるタイムコードを
タイムコード記録手段によって第1周期で磁気テープに
記録する磁気記録再生装置において、前記磁気テープに記録 されたタイムコードを前記第1周
期よりも短い第2周期で検出するタイムコード検出手
段、前記検出手段によって連続して検出された複数の タイム
コードが互いに一致したとき当該タイムコードに第2所
定値を加算した加算値を示す相関タイムコードを生成す
るタイムコード生成手段、および前記相関 タイムコードを前記加算値に対応する第1周期
の1つ前の第1周期で前記タイムコード記録手段に付与
するタイムコード付与手段を備えることを特徴とする、
磁気記録再生装置。 - 【請求項2】前記タイムコード検出手段は前記第2周期
を前記第1周期よりも短くかつ前記第1周期の1/2よ
りも長い範囲で設定し、前記タイムコード生成手段は連
続して検出された2つのタイムコードが互いに一致した
とき前記相関タイムコードを生成する、請求項1記載の
磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13161395A JP3363661B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13161395A JP3363661B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08329658A JPH08329658A (ja) | 1996-12-13 |
JP3363661B2 true JP3363661B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=15062165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-05-30 JP JP13161395A patent/JP3363661B2/ja not_active Expired - Fee Related
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