JP3362407B2 - 水平直線性補正回路 - Google Patents
水平直線性補正回路Info
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- JP3362407B2 JP3362407B2 JP13040492A JP13040492A JP3362407B2 JP 3362407 B2 JP3362407 B2 JP 3362407B2 JP 13040492 A JP13040492 A JP 13040492A JP 13040492 A JP13040492 A JP 13040492A JP 3362407 B2 JP3362407 B2 JP 3362407B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
ディスプレイモニター等の水平直線性補正に関するもの
である。
ディスプレイモニター等の水平直線性補正に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューター等の普
及により、複数の水平周波数に対応したディスプレイモ
ニターが普及し、それに応じた水平直線性補正回路が必
要となって来た。
及により、複数の水平周波数に対応したディスプレイモ
ニターが普及し、それに応じた水平直線性補正回路が必
要となって来た。
【０００３】以下に従来の水平周波数に応じた水平直線
性補正回路について説明する。図２は従来の水平直線性
補正回路を示すものである。図２において、１ａ〜１ｄ
はＳ字補正コンデンサ、２ａ〜２ｃスイッチ、３ａ〜３
ｃはコンパレータ、４は水平周波数に応じた直流電圧、
５は共振コンデンサ、６はダンパーダイオード、７は水
平偏向コイル、８は水平出力トランジスタである。
性補正回路について説明する。図２は従来の水平直線性
補正回路を示すものである。図２において、１ａ〜１ｄ
はＳ字補正コンデンサ、２ａ〜２ｃスイッチ、３ａ〜３
ｃはコンパレータ、４は水平周波数に応じた直流電圧、
５は共振コンデンサ、６はダンパーダイオード、７は水
平偏向コイル、８は水平出力トランジスタである。
【０００４】以上の様に構成された水平直線性補正回路
について以下その動作について説明する。まず、水平周
波数に応じた直流電圧４は、水平周波数と共に上昇す
る。水平周波数が低い時には、コンパレータ３ａ〜３ｃ
出旅はすべてハイレベルであり、スイッチ２ａ〜２ｃは
すべてオンであり、Ｓ字補正コンデンサの容量は１ａと
１ｂと１ｃと１ｄの加算されたものとなっている。水平
周波数が上がると、３ａ，３ｂ，３ｃの順にローレベル
となり、スイッチは２ａ，２ｂ，２ｃの順にオフとな
り、Ｓ字補正コンデンサは１ａと１ｂと１ｃと１ｄの加
算されたものから、１ｂと１ｃと１ｄの加算、１ｃと１
ｄの加算、１ｄの様に水平周波数に応じて容量を切り換
えている。
について以下その動作について説明する。まず、水平周
波数に応じた直流電圧４は、水平周波数と共に上昇す
る。水平周波数が低い時には、コンパレータ３ａ〜３ｃ
出旅はすべてハイレベルであり、スイッチ２ａ〜２ｃは
すべてオンであり、Ｓ字補正コンデンサの容量は１ａと
１ｂと１ｃと１ｄの加算されたものとなっている。水平
周波数が上がると、３ａ，３ｂ，３ｃの順にローレベル
となり、スイッチは２ａ，２ｂ，２ｃの順にオフとな
り、Ｓ字補正コンデンサは１ａと１ｂと１ｃと１ｄの加
算されたものから、１ｂと１ｃと１ｄの加算、１ｃと１
ｄの加算、１ｄの様に水平周波数に応じて容量を切り換
えている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、スイッチの数に１を加算した切り換え段数
となり、水平周波数に応じた細かな水平直線性補正を行
なう場合、高耐圧、高電流容量のリレースイッチ、ＦＥ
Ｔトランジスタ等、高価なスイッチの数を増やさなけれ
ばならないという問題点を有し、水平振幅を変化させた
り、帰線時間を変化させたりした場合、適切な水平直線
性補正を行なうことが出来ないという問題点を有してい
た。
の構成では、スイッチの数に１を加算した切り換え段数
となり、水平周波数に応じた細かな水平直線性補正を行
なう場合、高耐圧、高電流容量のリレースイッチ、ＦＥ
Ｔトランジスタ等、高価なスイッチの数を増やさなけれ
ばならないという問題点を有し、水平振幅を変化させた
り、帰線時間を変化させたりした場合、適切な水平直線
性補正を行なうことが出来ないという問題点を有してい
た。
【０００６】本発明は上記問題を解決するもので、水平
周波数に応じ細かな水平直線性補正を行なうと共に、水
平振幅、帰線時間に応じた適切な水平直線性補正を行な
うことを目的とする。
周波数に応じ細かな水平直線性補正を行なうと共に、水
平振幅、帰線時間に応じた適切な水平直線性補正を行な
うことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の水平直線性補正回路は、共振型水平出力回路
において、ｎ個のＳ字補正コンデンサと、前記ｎ個のＳ
字補正コンデンサを各々接地するｎ個のスイッチと、前
記ｎ個のスイッチをそれぞれ制御する２進Ａ／Ｄコンバ
ータと、水平周波数に応じた第１の直流電圧を供給する
第１の電圧供給手段と、水平振幅に応じた第２の直流電
圧を供給する第２の電圧供給手段と、前記水平周波数に
応じた第１の直流電圧と水平振幅に応じた第２の直流電
圧とを加算する加算器あるいは、水平周波数に応じた第
１の直流電圧を供給する第１の電圧供給手段と、水平振
幅に応じた第２の直流電圧を供給する第２の電圧供給手
段と、帰線時間切換えに応じた第３の直流電圧を供給す
る第３の電圧供給手段と、前記水平周波数に応じた第１
の直流電圧と水平振幅に応じた第２の直流電圧と帰線時
間切換えに応じた第３の直流電圧を加算する加算器とを
備え、前記加算器から出力される加算出力を前記２進Ａ
／Ｄコンバータに入力し、前記２進Ａ／Ｄコンバータは
前記水平周波数に応じた直流電圧と水平振幅に応じた直
流電圧と帰線時間切換え電圧の加算値に対応するｎビッ
トの２進信号を出力し、前記ｎ個のスイッチは前記ｎビ
ットの２進信号出力でオン／オフ制御され、前記ｎ個の
スイッチのオン／オフ状態の組合わせにより、水平周波
数と水平振幅に応じて、あるいは、水平周波数と水平振
幅及び帰線時間切換えに応じて前記ｎ個のＳ字補正コン
デンサの接地状態の組合わせを切換えるようにしたもの
である。
に本発明の水平直線性補正回路は、共振型水平出力回路
において、ｎ個のＳ字補正コンデンサと、前記ｎ個のＳ
字補正コンデンサを各々接地するｎ個のスイッチと、前
記ｎ個のスイッチをそれぞれ制御する２進Ａ／Ｄコンバ
ータと、水平周波数に応じた第１の直流電圧を供給する
第１の電圧供給手段と、水平振幅に応じた第２の直流電
圧を供給する第２の電圧供給手段と、前記水平周波数に
応じた第１の直流電圧と水平振幅に応じた第２の直流電
圧とを加算する加算器あるいは、水平周波数に応じた第
１の直流電圧を供給する第１の電圧供給手段と、水平振
幅に応じた第２の直流電圧を供給する第２の電圧供給手
段と、帰線時間切換えに応じた第３の直流電圧を供給す
る第３の電圧供給手段と、前記水平周波数に応じた第１
の直流電圧と水平振幅に応じた第２の直流電圧と帰線時
間切換えに応じた第３の直流電圧を加算する加算器とを
備え、前記加算器から出力される加算出力を前記２進Ａ
／Ｄコンバータに入力し、前記２進Ａ／Ｄコンバータは
前記水平周波数に応じた直流電圧と水平振幅に応じた直
流電圧と帰線時間切換え電圧の加算値に対応するｎビッ
トの２進信号を出力し、前記ｎ個のスイッチは前記ｎビ
ットの２進信号出力でオン／オフ制御され、前記ｎ個の
スイッチのオン／オフ状態の組合わせにより、水平周波
数と水平振幅に応じて、あるいは、水平周波数と水平振
幅及び帰線時間切換えに応じて前記ｎ個のＳ字補正コン
デンサの接地状態の組合わせを切換えるようにしたもの
である。
【０００８】
【作用】この構成により、スイッチの数をｎとした場合
切り換え段数は２nとなり、スイッチの数が３の場合
は、８段階、４の場合は１６段階となり、水平周波数に
応じた細かな水平直線性補正を行なうことが出来る。ま
た、水平振幅を変化させたり、帰線時間を変化させたり
した場合においても適切な水平直線性補正を行なうこと
ができる。
切り換え段数は２nとなり、スイッチの数が３の場合
は、８段階、４の場合は１６段階となり、水平周波数に
応じた細かな水平直線性補正を行なうことが出来る。ま
た、水平振幅を変化させたり、帰線時間を変化させたり
した場合においても適切な水平直線性補正を行なうこと
ができる。
【０００９】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１０】図１において、１ａ〜１ｄはＳ字補正コン
デンサ、２ａ〜２ｃはスイッチ、９は２進３ビットＡ／
Ｄコンバータ、１０は加算器、４は水平周波数に応じた
直流電圧、１１は水平振幅に応じた直流電圧、１２は帰
線時間切り換えに応じた直流電圧である。
デンサ、２ａ〜２ｃはスイッチ、９は２進３ビットＡ／
Ｄコンバータ、１０は加算器、４は水平周波数に応じた
直流電圧、１１は水平振幅に応じた直流電圧、１２は帰
線時間切り換えに応じた直流電圧である。
【００１１】以上の様に構成された水平直線性補正回路
について以下その動作を説明する。まず、水平周波数に
応じた直流電圧４は、水平周波数と共に上昇し、水平振
幅に応じた直流電圧１１は水平振幅と共に上昇し、帰線
時間切り換えに応じた直流電圧１２は、帰線時間の長短
に応じ、長い場合はハイレベル、短い場合はローレベル
となる。これらの直流電圧は加算器１０で合成され、２
進３ビットＡ／Ｄコンバータに入力され、入力電圧に応
じた、３ビットの２進信号として出力され、スイッチ２
ａ〜２ｃを制御する。Ｓ字コンデンサ１ａ〜１ｃはそれ
ぞれたとえば４：２：１の様に重み付けがなされてお
り、各々に対応したスイッチ２ａ〜２ｃにより接地され
る。これにより、Ｓ字コンデンサを８段階に切り換え、
水平振幅、水平周波数、帰線時間に応じた適切な水平直
線性補正を行なうことが出来る。
について以下その動作を説明する。まず、水平周波数に
応じた直流電圧４は、水平周波数と共に上昇し、水平振
幅に応じた直流電圧１１は水平振幅と共に上昇し、帰線
時間切り換えに応じた直流電圧１２は、帰線時間の長短
に応じ、長い場合はハイレベル、短い場合はローレベル
となる。これらの直流電圧は加算器１０で合成され、２
進３ビットＡ／Ｄコンバータに入力され、入力電圧に応
じた、３ビットの２進信号として出力され、スイッチ２
ａ〜２ｃを制御する。Ｓ字コンデンサ１ａ〜１ｃはそれ
ぞれたとえば４：２：１の様に重み付けがなされてお
り、各々に対応したスイッチ２ａ〜２ｃにより接地され
る。これにより、Ｓ字コンデンサを８段階に切り換え、
水平振幅、水平周波数、帰線時間に応じた適切な水平直
線性補正を行なうことが出来る。
【００１２】なお、本実施例において、９は２進３ビッ
トＡ／Ｄコンバータとしたが、２進ｎビット（ｎは整
数）Ａ／Ｄコンバータを用いても良い。
トＡ／Ｄコンバータとしたが、２進ｎビット（ｎは整
数）Ａ／Ｄコンバータを用いても良い。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明の水平直線性補正回
路によれば、Ａ／Ｄコンバータの出力によりＳ字補正コ
ンデンサの切り換えを行ない、Ａ／Ｄコンバータに水平
振幅、水平周波数、帰線時間に応じた直流電圧を入力す
ることにより適切な水平直線性補正を行なうことが出来
る。
路によれば、Ａ／Ｄコンバータの出力によりＳ字補正コ
ンデンサの切り換えを行ない、Ａ／Ｄコンバータに水平
振幅、水平周波数、帰線時間に応じた直流電圧を入力す
ることにより適切な水平直線性補正を行なうことが出来
る。
【図１】本発明の一実施例における水平直線性補正回路
のブロック図
のブロック図
【図２】従来の水平直線性補正回路のブロック図
１ａ〜１ｄ Ｓ字補正コンデンサ
２ａ〜２ｃ スイッチ
４ 水平周波数に応じた直流電圧
９ ２進３ビットＡ／Ｄコンバータ
１０ 加算器
１１ 水平振幅に応じた直流電圧
１２ 帰線切り換えに応じた直流電圧
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭62−5781（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−188958（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−124976（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−74065（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−70692（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−35364（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−278771（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−273283（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−219285（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−198582（ＪＰ，Ａ)
実開 平２−149989（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04N 3/23
H04N 3/16
H04N 3/27
G09G 1/04
Claims (2)
- 【請求項１】 共振型水平出力回路において、ｎ個のＳ
字補正コンデンサと、前記ｎ個のＳ字補正コンデンサを
各々接地するｎ個のスイッチと、前記ｎ個のスイッチを
それぞれ制御する２進Ａ／Ｄコンバータと、水平周波数
に応じた第１の直流電圧を供給する第１の電圧供給手段
と、水平振幅に応じた第２の直流電圧を供給する第２の
電圧供給手段と、前記水平周波数に応じた第１の直流電
圧と水平振幅に応じた第２の直流電圧を加算する加算器
とを備え、前記加算器から出力される加算出力を前記２
進Ａ／Ｄコンバータに入力し、前記２進Ａ／Ｄコンバー
タは前記水平周波数に応じた直流電圧と水平振幅に応じ
た直流電圧の加算値に対応するｎビットの２進信号を出
力し、前記ｎ個のスイッチは前記ｎビットの２進信号出
力でオン／オフ制御され、前記ｎ個のスイッチのオン／
オフ状態の組合わせにより、水平周波数と水平振幅に応
じて前記ｎ個のＳ字補正コンデンサの接地状態の組合わ
せを切換えるようにしたことを特徴とする水平直線性補
正回路。 - 【請求項２】 共振型水平出力回路において、ｎ個のＳ
字補正コンデンサと、前記ｎ個のＳ字補正コンデンサを
各々接地するｎ個のスイッチと、前記ｎ個のスイッチを
それぞれ制御する２進Ａ／Ｄコンバータと、水平周波数
に応じた第１の直流電圧を供給する第１の電圧供給手段
と、水平振幅に応じた第２の直流電圧を供給する第２の
電圧供給手段と、帰線時間切換えに応じた第３の直流電
圧を供給する第３の電圧供給手段と、前記水平周波数に
応じた第１の直流電圧と水平振幅に応じた第２の直流電
圧と帰線時間切換えに応じた第３の直流電圧を加算する
加算器とを備え、前記加算器から出力される加算出力を
前記２進Ａ／Ｄコンバータに入力し、前記２進Ａ／Ｄコ
ンバータは前記水平周波数に応じた直流電圧と水平振幅
に応じた直流電圧と帰線時間切換え電圧の加算値に対応
するｎビットの２進信号を出力し、前記ｎ個のスイッチ
は前記ｎビットの２進信号出力でオン／オフ制御され、
前記ｎ個のスイッチのオン／オフ状態の組合わせによ
り、水平周波数と水平振幅及び帰線時間切換えに応じて
前記ｎ個のＳ字補正コンデンサの接地状態の組合わせを
切換えるようにしたことを特徴とする水平直線性補正回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13040492A JP3362407B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 水平直線性補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13040492A JP3362407B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 水平直線性補正回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05328162A JPH05328162A (ja) | 1993-12-10 |
| JP3362407B2 true JP3362407B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=15033476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13040492A Expired - Fee Related JP3362407B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 水平直線性補正回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3362407B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6111371A (en) * | 1998-08-07 | 2000-08-29 | Thomson Multimedia S.A. | Switch control signal generator |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP13040492A patent/JP3362407B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05328162A (ja) | 1993-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |