JP3362020B2 - 光ファイバーの切断装置 - Google Patents

光ファイバーの切断装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーの心
線に傷を付ける刃と、刃によって傷付けられた箇所を押
しひらいて切断するための手段とを有する光ファイバー
の切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバーの切断は、切断端面の良否
によって光ファイバーの接続の良否が決まるので、常に
良好な端面が得られる切断であることが望ましい。この
ため、特開昭60−184207号の切断装置をはじめ
として、様々な工夫、改良がなされて来た。同号の発明
は一対のクランプではさまれた光ファイバーのファイバ
ー素線と直角な面内において円運動する刃によってファ
イバー素線に傷を付け、この傷の反対側からファイバー
素線を押し具によって押すことによりファイバー素線と
直角な切断端面を得るものである。これはその後の特開
昭63−26605号、同63−110401号、及び
特開平1−112206号に共通する。
【0003】上記の一群の発明の多くのものは、ファイ
バー素線に対して左、又は右のどちらかの側に刃を配置
し、その反対側に押し具を配置する構成を持っている。
このため刃の位置によって右手用か左手用かが決まって
しまい工事現場では不便が生じており、かつまた左右方
向への操作を伴う構造上、手持ち作業に向いていないと
いう欠点がある。
【0004】上記発明の一部には光ファイバーの心線に
対して下に刃を配置したものが開示されており、多心の
テープ状の心線を切断することができ、また刃が下にあ
るため右手用や左手用の区別がないようにも思われる。
けれども、下側の刃を動かす操作部は左右どちらかに設
けることになるので、前記左右の問題は残る。また光フ
ァイバーの下に位置する刃を一定速度で動かすことはそ
れほど容易ではなく、速度の遅い早いによって傷の形態
に差が生じることとなる。
【0005】さらに前記発明を商品化した切断装置につ
いてみると、光ファイバーをセットし押さえるカバーが
強力なマグネットで固定されるために開くのが大変であ
るとか、単心線(前記素線)を切断するにも高価な光フ
ァイバーアダプターを必要とするというような問題があ
る。その上、丸刃又は円弧状の刃を回転軸によって回転
させる構造のために刃の交換が容易ではなく、訓練を受
けていない作業者では不可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は右手用や左手用
の区別がなく、操作が容易でしかも特に訓練を受けなく
ても容易かつ適切に刃を交換することができるようにす
る点にある。
【0007】また本発明は例えば手持ち作業でも安定し
た光ファイバーの切断ができる、使い易くかつ安価な光
ファイバーの切断装置を提供することを他の課題とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明の光ファイバー切断装置は、被覆が剥離され
ている光ファイバーの心線を目標箇所の前後2点で押さ
える固定部を有し、2点の固定部の中間点において心線
の上側の目標箇所に所要の傷を付けるために心線に接
し、所要の圧力を加えながら心線に対して直交する方向
へ平行移動することにより切り傷を心線の上側に付ける
刃が設けられているカッター部を有し、傷付けられた目
標箇所の心線を下方から押し上げて切断するための押し
上げ部を有するという構成を持っている。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の装置は、光ファイバー
の被覆を除去した心線に対して直交方向等一定方向の傷
を付ける刃と、刃によって傷付けられた箇所を押しひら
いて切断するための手段とを有する光ファイバーの切断
装置であり、この点において、前述した従来の装置と共
通している。
【0010】本発明の対象となる心線には、単心線(前
記素線)とテープ状の多心線とがある。いずれについて
も線そのものは低損失型の石英を心材としており、結合
損失に優れてはいるが、加工しにくいものである。形態
的には特定径の心線専用となるけれども、被覆径につい
ては或る程度の幅をもっている。
【0011】このような光ファイバーの心線は切断の目
標とした箇所の前後2点で固定部によって固定される。
目標箇所は2点の固定部の中間点である。目標箇所に切
断のための引張り曲げ応力が加えられたときに、固定部
にて光ファイバーの心線がずれないように、固定部は引
張り曲げ応力に基づく張力よりも大きい力で光ファイバ
ーを固定する。
【0012】心線を固定する固定部を心線の下の固定面
と心線の上の固定面とで構成する場合、下の固定面を装
置本体に設け、上の固定面を上部構造に設け、装置本体
と上部構造とを常に一定の開閉関係において動き得るよ
うに結合した構成とすることができる。このとき装置本
体と上部構造とが接近し、閉じたときに生じる力が例え
ば心線の固定力となる。
【0013】装置本体と上部構造とは、光ファイバーの
方向を前後方向とするとき、前後どちらかの側に開閉の
ための枢支部を設ける。この結果、上部構造は光ファイ
バーの方向に閉じるので、閉じたときに光ファイバーに
加わる作用力が上下方向の力のみとなり、左右方向への
ねじれが無視できるという理想的な固定を得ることがで
きる。
【0014】理想に近い切断端面を得るには、心線の適
切な固定保持とともに、切断部へ向かう光ファイバーの
直心性を固定保持することも有用である。このため光フ
ァイバーの被覆部を固定可能なアダプター数種を用意
し、被覆部径の相違に応じられるようにする。またアダ
プターをワンタッチ交換可能とし、それによって正確に
アダプター自体の位置決めがなされるようにすることが
望ましい。
【0015】心線の目標箇所に心線方向に対して直交方
向等一定方向の傷を付けるために刃を心線に対して上方
に配置する。従って刃は心線の上方に位置し、その位置
から接近し、所要の圧力を加えながら直交方向へ移動す
ることにより切り傷を心線の上側に付けることとなる。
この刃を有するカッター部は刃が心線の上位にあるの
で、刃の移動方向が心線の方向と直角に交叉するにも拘
ず任意の場所、例えば心線上の交叉位置に設けることが
できる。このため、右手でも左手でも全く同様に操作す
ることができる。切断装置が前記の装置本体と上部構造
とから成る構成を取る場合、カッター部は上部構造に設
けられる。
【0016】さらに、傷付けられた心線の目標箇所を心
線に対して下方から押し上げて切断するために押し上げ
部を設ける。切り傷が心線の上側に付くので、押し上げ
部は心線の下に配置される。そして、心線上面の所定方
向の切り傷を同方向が保たれるように上方へ押し上げて
切断を完成させる。
【0017】装置本体と上部構造によって構成される切
断装置において、心線を固定状態に保つ間、ロック装置
により装置本体と上部構造とを閉じた関係位置にしてお
くことができる。ロック装置は、アダプターを介して光
ファイバーがセットされた装置本体とカッター部等を設
けた上部構造とを一定の関係に固定し、カッター部の刃
を操作する行動が光ファイバーの固定保持や、装置各部
の位置関係に影響を及ぼさないようにする。刃を移動さ
せるための操作子は上部構造の上部に設けることができ
るので、右手でも左手でも同じ条件で操作可能である。
【0018】
【実施例】以下さらに本発明の光ファイバーの切断装置
を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。例示した光
ファイバーの切断装置は装置本体10と、上部構造30
とから成っている。
【0019】装置本体10は光ファイバー11の方向に
細長い形態を持ち、その上面に光ファイバー11のセッ
ト部分が設けられる。セット部分には基盤部12に位置
決め13、14を介して正しく配置されるアダプター1
5が光ファイバーの直心性を保持するために備えられて
いる。アダプター15は光ファイバー11のシース(被
覆)部分を収める太溝16と、単心線の部分を収める細
溝17とを有し、かつまた位置決め13、14との嵌合
相手18、19として凹凸嵌合構造を有している。
【0020】単心線については例えば0.125mmの
直径を持つものを対象とするが、これと同一直径であっ
てもシース部の直径には0.25〜0.90mmの種類
があるので、アダプター15は各種類に対応できるだけ
のものを用意する。
【0021】例示したアダプター15のファイバー保持
溝16、17は並べたブロックの間隔で溝幅を規定して
おり、シース部と心線部との境界にあたる前方のブロッ
クのみシース部を受け入れる太溝16のための切り欠き
部が設けられている。上記セット部分の先に心線11a
の固定のための固定部20が設けられる。
【0022】固定部20は心線11aを上下方向から挾
んで固定する構成とされ、そのため心線前後方向に配置
された一対の下部クランプ21、21が装置本体10に
設けられ、これと組み合わされる上部クランプ22、2
2が上部構造30に設けられている。図5。上部、下部
両クランプ21、21、22、22は固定面にゴムシー
トで示された心線固定用の弾性部23を夫々有してい
る。同様の弾性部24は光ファイバーシース部に対する
固定体25にも設けてあり、シース部にねじれが発生し
ないように同固定体25はアダプター15の高さに合わ
せてばね手段26によって光ファイバー11を固定する
方向に付勢されている。
【0023】光ファイバー11のセット部に配置された
シース部を固定体25によって正規位置に固定し、かつ
また心線11aを切断目標箇所の前後2点のクランプ2
1、21、22、22にて固定する動作を正確かつ容易
に行なうために、それらを設けた装置本体10と上部構
造30とを後方にて枢支軸27によって結合する。上部
構造30を装置本体10上へかぶせるように閉じたと
き、光ファイバー11がなければ弾性部24はファイバ
ー固定溝16、17間の受け面28に接する。またクラ
ンプ21、21、22、22の弾性部23、23同士も
最終的に接触可能である。弾性部24は受け面28に接
したときにシース直径(例えば0.25〜0.90m
m)に適合した作用力で固定され過度の圧力を受けない
ように逃げ部29の方向へ撓み得る。図2。
【0024】固定部20によって前後2箇所で固定され
ている心線11aの中間点に対して上方から接近し、か
つ直交方向へ移動可能な刃31を有するカッター部は上
部構造30に設けられる。カッター部は上部構造30に
上下動可能に設けられかつ上方へばね付勢された操作体
32を有し、刃31はその下端に設けられていて、上端
にある操作子33によってばねに抗して押し下げること
ができ、かつまた本体左右方向へ移動可能に設けられて
いる。34はばね手段を示す。
【0025】左右方向、より厳密にいえばセットされた
光ファイバー心線方向に直角な方向へ操作体32を移動
可能とするために、操作体32を上下可能に移動体35
に取り付けるとともに、移動体35を上下構造30のガ
イド部36に組み込む構成とすることができる。図5。
ばね手段34と磁石Mの吸着力とにより移動体35がガ
イド部底に押し付けられ、適度のフリクションを生じて
いる。また刃31の下端は不操作時には正しくセットさ
れ、固定されている光ファイバーの心線よりも上位にあ
り、押し下げると心線よりも下に移行可能となる。また
刃31は、心線11aを中心として左右両方向へ移動可
能とされている。この移動は平行移動である。
【0026】さらに、傷付けられた目標箇所の心線11
aを下方から押し開いて切断するための押し上げ部37
が装置本体側に設けられている。図7。押し上げ部37
は基盤部12の盤面に掛け止められて定位置に規定され
るようにばね手段38によって下方へ付勢されており、
下から傾斜カム手段によって押し上げられることによっ
て心線11aの傷付き部を反対側(下方)から押し上げ
る構成を有する。
【0027】39は押し上げ部37の下部に設けたロー
ラーであって、傾斜カム手段を構成する上向き斜面40
に接することによって押し上げ部37による滑らかな押
し上げ動作を可能にしている。なお、押し上げ部37は
弾性部42を心線11aとの接触部に有している。上向
き斜面40は、セットされた光ファイバー11の方向へ
スライド可能に装置本体10に組み込まれた部材41の
一部であり、押し上げ操作部43を同方向へ押し引きす
る動作によって押し上げ部37を上下動させることとな
る。
【0028】装置本体10上の上部構造30を閉じた状
態では、弾性部24がアダプター15の受け面28に接
してもばね手段26が働いているので、さらに上部構造
30を押し下げることができる。装置本体10と上部構
造30との閉じた関係を維持し、切断作業を安定に行な
うために、ロック装置45が設けられる。ロック装置4
5は装置本体10の左右両側に設けられたレバー46、
46を有し、両レバー46、46は軸47によって結合
され一体として回転し、上部構造30の左右両側面に取
り付けられたローラーより成る契合子48、48に契含
可能な鉤状の契合部49、49を有する。
【0029】カッター部における刃31の取り付け構成
については様々な手段、方法を取り得る。しかしどのよ
うな手法を取るにせよ、刃31は上下動と左右動とを行
なうだけで良いから、刃先31aが一定の位置に来るよ
うに替え刃を交換することができれば良い。刃31のホ
ルダー31bは例えば図6に示した構造とすることがで
きる。ホルダー31bは下面に刃31の差し込み部31
cを有し、差し込まれている刃31を複数個の止めねじ
31dによって締め付け、取り外すときは逆に緩める。
両側には刃31のガード用突部31eが設けてあり、押
し上げ部37が上昇した状態では刃先31aが弾性部4
2に当たらないように保護している。
【0030】故に2本の止めねじ31dによって刃31
を着脱することができ、その作業のために止めねじ31
dに向かう作業口Hが設けてある。図3、図9参照。作
業口の一つは固定体25に長孔として形成してあり、も
う一つは上部クランプ22に止めねじ31dの間隔に一
致させて2箇所形成してある。故に、外部からドライバ
ーのような工具1本を用いて極く簡単に刃31の交換が
行える。このような光ファイバーの切断装置はハードカ
バー50を有している。ハードカバー50は閉じた上部
構造全体を覆い、装置本体10の前後両端に設けられた
フック51、51に掛けるリング52持ったレバー5
3、53を有し、レバー53、53を締めるとハードカ
バー50の天面がカッター操作子33を押し下げ、ばね
手段34による反力をハードカバー50の固定のために
利用することができる。
【0031】また本発明の切断装置には、図2等に示し
た単心線用アダプター15以外のアダプターも使用する
ことができるのは当然である。その例の一つとして2心
線の光ファイバー11′用のアダプター51を図8に示
す。このアダプター51は基部52とカバー部53とを
開閉可能に軸結合したもので、開閉端を磁石Mで固定す
る構成を有する。光ファイバー11′は2本のピン5
4、54の間隔で何心線用のものかが決まる。底面には
基盤部12への位置決め13として凹部を有し、上面の
受け面55には固定体25が弾性部24で当接し、セッ
ト時、並列している複数本の心線は全く同じ状態で上
部、下部両クランプ21、21、22、22によって保
持、固定される。図9参照。
【0032】このように構成された光ファイバーの切断
装置による光ファイバー11の切断作業では、まず光フ
ァイバー11の被膜(シース部)を例えば30mm程度
剥離し、刃先31aとクランプ21、21、22、22
の弾性部23、23等をアルコールなどで清拭し、手な
どの油やガラスの切り粉などの汚れによる切断不良の原
因を除いておく。清浄になった光ファイバー11はアダ
プター15のファイバー固定溝16、17に収めるとと
もに、上部構造30を開いて、アダプター15ごと装置
本体10にセットする。このとき、心線11aの直心性
を確認する。図10(a)、(b)。
【0033】上部構造30を閉じ、レバー46、46を
回転して契合子48、48に契合部49、49を最後ま
で押し付けてロック状態とする。これによって光ファイ
バー11はシース部が固定体25の弾性部24によって
受け面28にねじれることなく押さえられ、心線11a
は固定部20のクランプ21、21、22、22によっ
て弾性部23、23を介して同様にねじれることなく押
さえられ、これにより光ファイバーが固定保持された状
態となる。図10(c)。
【0034】ここで操作子33を押して刃31を下降さ
せ、刃先31aを心線11aに接触する状態とし、かつ
操作子33を押さえたままガイド部36にて操作子33
を左右方向へ移動させる。これによって心線11aに刃
先31aが入り、その結果心線11aに直角な傷がつい
た状態になる。刃先31aが鈍くなってきた場合には刃
31の左右方向への移動量(回数)を多くし、また刃3
1が切れなくなった場合には交換する。図10(d)。
【0035】次いで操作子33を押し下げるのを止め、
押し上げ操作部43を外方へ引き出すと、上向き斜面4
0によりローラー39が回転して押し上げ部37を上昇
させることができる。押し上げ部37は心線11aを弾
性部42で下から押し上げるので、心線11aは傷付け
られた箇所を押し開く力を受け、これにより心線11a
は傷部分にて直角に切断される。図10(e)。なお、
刃31は2個の止めねじ31d、31dによって締め付
けられているだけなので、それを緩めて取り外し、新し
いものを差し込み部31cに差し込んで止めねじ31
d,31dを締め付ければ良く、簡単に交換することが
できる。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、右手用、左手用の区別がなく、誰に
でも同じ条件で使用することができ、ねじれずに保持さ
れている心線に対して上位に配置された刃を押し、また
移動させる操作で心線に傷を付けることができるため
に、力の入れ具合を微妙に感じ取ることもでき、従って
的確な操作が可能となり、かつまた特に訓練を受けなく
ても刃も容易に交換することができるという効果を奏す
る。また本発明の装置は本体上部にて切断操作を行うと
ともに、光ファイバー方向にある押し上げ操作部を操作
するので作業が安定しており、手持ち作業も十分可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ−の切断装置の実施例
を示す斜視図。
【図2】上部構造を開いて光ファイバーとの関係を示す
分解斜視図。
【図3】装置本体を上部構造で閉じた状態の平面図。
【図4】装置本体の部分の平面図。
【図5】本発明に係る光ファイバーの切断装置の実施例
を示す縦断面図。
【図6】(a)カッター部の正面図。 (b)カッター部の下面図。
【図7】図5と同じ実施例に関する切断装置の横断面
図。
【図8】他のアダプターとそれに用いる2心光ファイバ
ーを示す平面図。
【図9】図8のアダプターを本発明に係る装置にセット
した断面図。
【図10】本発明装置を用いて光ファイバーを切断する
工程を示す断面説明図。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバーの心線に傷を付ける刃と、
    刃によって傷付けられた箇所を押しひらいて切断するた
    めの手段とを有する光ファイバーの切断装置であって、
    被覆が剥離されている光ファイバーの心線を目標箇所の
    前後2点で押さえる固定部を有し、2点の固定部の中間
    点において心線の上側の目標箇所に所要の傷を付けるた
    めに刃先が下降して心線に接し、所要の圧力を加えな
    がら心線に対して直交する方向へ移することにより切
    り傷を心線の上側に付ける刃が設けられているカッター
    部を有し、傷付けられた目標箇所の心線を下方から押し
    上げて切断するための押し上げ部を有することを特徴と
    した光ファイバーの切断装置。
  2. 【請求項2】 光ファイバーの心線に傷を付ける刃と、
    刃によって傷付けられた箇所を押しひらいて切断するた
    めの手段とを有する光ファイバーの切断装置であって、
    装置本体と、これに開閉可能に結合される上部構造、及
    び光ファイバーの被覆部を固定可能なアダプターとを有
    し、光ファイバーの方向に対して前後いずれかの端部で
    装置本体と上部構造とを開閉可能に枢支し、固定部の下
    部クランプと押し上げ部とを装置本体に設け、固定部の
    上部クランプとカッター部とを上部構造に設けたことを
    特徴とする請求項1記載の光ファイバーの切断装置。
  3. 【請求項3】 光ファイバーの心線を押さえる固定部を
    上下一対のクランプによって構成するとともに、カッタ
    ー部と押し上げ部とを上下に配置し、心線を2点の固定
    部により固定状態に保つ間、装置本体と上部構造とを閉
    じた関係位置におくロック装置を設けた構成を有する請
    求項1又は2記載の光ファイバーの切断装置。
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