JPH0716901U - 光コードストリッパ - Google Patents

光コードストリッパ

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JPH0716901U
JPH0716901U JP4786393U JP4786393U JPH0716901U JP H0716901 U JPH0716901 U JP H0716901U JP 4786393 U JP4786393 U JP 4786393U JP 4786393 U JP4786393 U JP 4786393U JP H0716901 U JPH0716901 U JP H0716901U
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JP
Japan
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cord
optical
frames
frame
groove
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Application number
JP4786393U
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JP2516957Y2 (ja
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克已 山下
雄三 得丸
正樹 白野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光コードの外皮を、テンションメンバの切
断、光ファイバ心線の傷付きを生じさせずに確実に輪切
りにして剥ぎ取れ、しかも規格光コードの全てに利用可
能で操作性にも優れた光コードストリッパを提供する。 【構成】 第1フレーム1と第2フレーム2を軸3でピ
ボット結合して両フレームの先端側に引張りバネ5で閉
じ力を加える。また、第1フレーム1にはホルダ8で支
えた切刃6とテンションメンバの余長処理用の切刃7を
設ける。さらに、第1、第2フレームの先端側合わせ面
部に3種類のコード受溝14、15、16を設け、この
溝に入れた光コードに切刃6をバネ5の力で切込ませ
る。ホルダ8に設けた切込み量の規制面11がバネの一
定した力で光コードに当たるため、切込み量が一定し、
テンションメンバ切断等のトラブルが生じない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光コードの端末外皮をコードの接続、成端、コネクタ付け加工のた めに剥ぎ取って光ファイバ心線を取出すのに用いる光コードストリッパに関する 。
【0002】
【従来の技術】
光コードの端末外皮を簡便に剥ぎ取る場合、従来は、通常のカッタナイフを用 いて手先で外皮を輪切りにしたり、実開昭60−165902号公報や実公平5 −2884号公報に示されるようなストリッパを用いて外皮を切除すると云った 方法を採っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
カッタナイフによる外皮剥ぎは、作業者の力加減でコードの内部に設けてある テンションメンバ(例えば、デュポン社製ケブラー)や光ファイバ心線も切断し てしまうなどの問題があり、好ましくない。
【0004】 また、実開昭60−165902号公報に示されるストリッパは、2つのフレ ームを一端でピボット結合してこのフレームの合わせ面に半割りのコード支持溝 を設け、この溝で受けた光コードに溝を横切って双方のフレームに設けた切刃を 切込ませ、この状態でストリッパをコード中心に回転させて外皮を輪切りにし、 引き抜くようにしてあるが、フレームを合わせ面が当るところまで手で閉じて切 刃を外皮に切込ませるので、刃間の間隔調整が充分になされていないと外皮の切 断が不充分になったり、テンションメンバを傷付けたりする。
【0005】 実公平5−2884号公報に開示のストリッパについても同じことが言える。 また、これ等のストリッパは、数種ある規格コードの中の一種にしか対応できず 、フレームの回転操作もし難い面がある。
【0006】 本考案の課題は、これ等の不具合を無くすことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本考案の光コードストリッパは、第1、第2フレームの 長手方向途中をピボット結合して両フレームの先端側をフレーム後端に加える力 でピボット点中心に開くようにした本体と、第1、第2フレームの先端側合わせ 面に設ける3種類のコード受溝と、この溝に対応して第1フレームに設ける第1 切刃と、第1フレームの切欠溝部に溝を横断して設ける第2切刃と、第1、第2 フレームの先端側に閉じ力を加えるバネと、フレーム後端に設ける本体の回転操 作用指かけ孔とを具備させている。また、コード受溝はその大きさ、形状を2種 類の規格単心光コードとテープ型光コードに対応させたものとし、さらに、第1 フレーム側には第1切刃が光コードに所定深さ切込まれた位置でコード外皮に接 する切込み深さの規制面を設け、第1切刃を前記スプリングの力でコード受溝に 挿入した光コードに切込ませ、この状態で本体を光コード中心に回転させてコー ド外皮を輪切りにする構成にしてある。
【0008】
【作用】
第1、第2フレームをバネの力で閉じて第1切刃を光コードに切込ませるので 、切込み過剰によるテンションメンバの切断、光ファイバ心線の傷付きを確実に 回避できる。
【0009】 切込み深さの規制面があっても、光コードを挾みつける力がばらつくと外皮の 弾性変形量が変わって切込み深さが変動するが、バネの一定した力を利用すれば そのような不具合が生じない。
【0010】 また、光コードは、後述する2種類の単心コードとテープ型光コードの3種類 があるが、これに対応させた3種類のコード受溝を有するため、規格コードのど れにでも利用できる。
【0011】 さらに、フレーム後端の指かけ孔に指を通して本体を回転させることができる ので、輪切り作業も容易に行える。
【0012】
【実施例】
図1乃至図6に本考案の実施例を示す。
【0013】 図中、符号4は本体を示している。この本体4を構成する第1フレーム1と第 2フレーム2は、長手方向途中を軸3でピボット結合してある。また、このピボ ット点よりも前方においてフレーム1、2間に引張りバネ5を設け、このバネの 力で先端側に閉じ力を生じさせてある。引張りバネに代えて圧縮バネをピボット 点の後方に設置してもよい。この本体4は、鋏と類似の構造になっており、後端 を握りしめて閉じると先端側が開く。
【0014】 第1フレーム1には、切刃6、7が設けられている。切刃6は、フレーム1の 先端側側面の溝に納めてねじ止めするホルダ8に取付けられている。
【0015】 ホルダ8は、下面に設けたスリットに切刃6を入れ、図1及び図4に示すねじ 9で刃先の突出量を調整してクランプねじ10で調整点に固定するようにしてあ る。このホルダ8には、切込み深さの規制面11を設けてあり、刃先の突出量調 整はこの面11を基準にして行われる。
【0016】 一方、切刃7は、第1フレーム1の上部に切欠溝12を設け、この溝内に溝を 横切る状態に設置してある。この切刃7はむき出したテンションメンバの余長部 を切除するために設けたものであって、第1フレーム1にねじ止め式の押え具1 3で挾みつけて固定してある。
【0017】 次に、第1、第2フレーム1、2の先端側合わせ面には3種類のコード受溝1 4、15、16を設けてある。また、第2フレーム2の後端には指かけ孔17を 設けてある。
【0018】 溝14は、図7(a)に示す直径2.0mmの単心光コード20の皮剥ぎに利用 するものであって、図5(a)に示すように、2つの円弧溝14a、14bを対 向させた形状にしてある。
【0019】 また、溝15は図7(b)に示す直径3.0mmの単心光コード21の皮剥ぎに 用いるものであり、円弧溝15aと入口側を広くした溝15bを対向させた形に してある。
【0020】 さらに、溝16は、図8に示すテープ型光コード22用であり、浅いU字溝1 6aと入口側を広くした少し深めの溝16bを対向させた形にしてある。
【0021】 図5(b)にこれ等の溝の寸法諸元を示す。単位は全てmmである。
【0022】 図7の単心光コードは、光ファイバ心線23の周囲にテンションメンバ24を 配してその外側を外皮25で覆ってある。心線23の径は、2.0mmコード、3 .0mmコードとも約0.9mmである。また、外皮25の厚みは、2.0mmコード が約0.3mm、3.0mmコードが約0.8mmである。
【0023】 一方、図8のテープ型光コードは、同図(a)の4心タイプ、同図(b)の5 心タイプ、同図(c)の8心タイプがある。これ等は、光ファイバテープ心線2 6の周りにテンションメンバ24と外皮25を設けてあり、外皮厚みが約0.8 mm、高さHが2.5mm、幅W1 が3.5mm、W2 が4.5mmである。つまり、い ずれも断面が長方形になっている。また、8心コードと4心、5心コードの幅も 異なっている。
【0024】 コード受溝16は、この3種類のテープ型光コードを処理できるように工夫さ れている。即ち、図5に示す形状、寸法の溝であると本体を回転させて外皮を輪 切りするときにコードにねじれが加わらない。
【0025】 また、溝16bの幅を溝底側に向かって狭くしているため、溝内でコードが横 向きになったときにもコードの位置決めが上側の面(面11)を基準にして行わ れ、コードサイズが変わっても、また、コードが相対回転しても外皮に対する切 刃6の切込み量が同一に制御される。
【0026】 実施例のストリッパは、光コードの外皮の硬さにはかなりのばらつきがあるた め、軟硬両極端のサンプルを試し切りして実験値からバネ5のバネ定数を求めた 。
【0027】 この実施例のストリッパで、図7及び図8の各光コードの外皮を切断した結果 、いずれも外皮のみが輪切りされ、テンションメンバの切断、光ファイバ心線の 傷付きは皆無であった。
【0028】 なお、図1の18は、スプリングで付勢した軸をつまみねじで進退させて軸先 端の可動ガイドを溝14b内に出没させるガイド位置の切換機構である。この機 構は、補強チューブ内のナイロンパイプを切断するときに利用するが必須の要素 ではない。
【0029】 また、図6の19は固定台である。切刃7でテンションメンバの余長を切り捨 てる際に、第2フレーム2の下部を固定台19の溝に入れてストリッパを起立状 態に支持すると作業がし易い。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のストリッパは、テンションメンバの切断、光フ ァイバ心線の傷付きを無くして光コードの外皮を剥ぎ取ることができる。
【0031】 また、3種類の規格光コードのどれにでも利用でき、本体の回転操作もし易い 。従って、現場で実施する光コードの接続工事や光コネクタの取付加工などに利 用する、皮剥ぎ作業の容易化、迅速化、確実化に寄与でき、特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光コードストリッパの一例を示す左側
面図
【図2】同上のストリッパの右側面図
【図3】同じく正面図
【図4】ホルダの詳細を示す左側面図
【図5】コード受け溝の詳細を示す右側面図
【図6】ストリッパの全体を固定台を含めて示す斜視図
【図7】単心光コードの断面図
【図8】テープ型光コードの断面図
【符号の説明】
1 第1フレーム 2 第2フレーム 3 軸 4 本体 5 引張バネ 6、7 切刃 8 ホルダ 11 切欠深さの規制面 12 切欠溝 13 押え具 14〜16 コード受溝 17 指かけ孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2フレームの長手方向途中をピ
    ボット結合して両フレームの先端側をフレーム後端に加
    える力でピボット点中心に開くようにした本体と、第
    1、第2フレームの先端側合わせ面に設ける3種類のコ
    ード受溝と、この溝に対応して第1フレームに設ける第
    1切刃と、第1フレームの切欠溝部に溝を横断して設け
    る第2切刃と、第1、第2フレームの先端側に閉じ力を
    加えるバネと、フレーム後端に設ける本体の回転操作用
    指かけ孔とを有し、前記コード受溝はその大きさ、形状
    を2種類の規格単心光コードとテープ型光コードに対応
    させたものとし、さらに、第1フレーム側には第1切刃
    が光コードに所定深さ切込まれた位置でコード外皮に接
    する切込み深さの規制面を設け、第1切刃を前記スプリ
    ングの力でコード受溝に挿入した光コードに切込ませ、
    この状態で本体を光コード中心に回転させてコード外皮
    を輪切りにする構成とした光コードストリッパ。
JP4786393U 1993-09-02 1993-09-02 光コードストリッパ Expired - Lifetime JP2516957Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52106250U (ja) * 1976-02-04 1977-08-12
JPS52158645U (ja) * 1976-05-22 1977-12-02
JP2015036740A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 株式会社長田中央研究所 保護チューブ切断治具

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JPS52106250U (ja) * 1976-02-04 1977-08-12
JPS52158645U (ja) * 1976-05-22 1977-12-02
JP2015036740A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 株式会社長田中央研究所 保護チューブ切断治具

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JP2516957Y2 (ja) 1996-11-13

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