JP3106886U - 光ファイバーケーブル加工工具 - Google Patents

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【課題】光ファイバーの心線に、補強用の支持線が併設されたDSケーブルと称される架空配線用の光ファイバーケーブルを敷設する際に必要な切断、線割、被覆剥離という三つの作業を一つの工具で行えるようにする。
【解決手段】挟持部に設けられた刃部を開閉するように枢着されたハンドル1a,2aの枢支点3近傍位置の側面に、表面が凹凸状に形成された一対の圧潰ローラ4,5を上下に対向するように、それぞれ回転可能に取り付けた。また、この圧潰ローラ4,5が取り付けられた工具の反対側の側面、即ち、刃部が設けられた挟持部の側面には、断面略コ字形のガイド9と回転刃を、互いに接離する方向に移動し得るように上下に取り付けた。
【選択図】図1

Description

本考案は、DSケーブルと称される架空タイプの光ファイバーケーブルを敷設する際に用いられるケーブル加工用の工具に関する。
近年、ブロードバンドと称される高速で大容量のデータ伝送が可能な通信回線の需要が高まっており、これに応えるために各地に光ファイバーケーブル網が急ピッチで整備されている。この光ファイバーケーブルには、種々のものがあるが、一般に光ファイバー自体は極めて細く脆弱なため、その周囲を紫外線硬化型樹脂などで被覆して心線(クラッド)としており、これをピアノ線などのテンションメンバーと共に樹脂で被覆し、一体化している。
ここにおいて、屋外の電柱間に敷設される架空タイプの光ファイバーケーブルは、ピアノ線などのテンションメンバーが埋設された支持線に、心線が埋設されたファイバー部分を平行に一体的に接合したDSケーブルと称されるものが、多く用いられている。そして、このDSケーブルを敷設する際には、ケーブルを任意の箇所で切断するという作業はもとより、支持線からファイバー部分を切り離す線割と称せられる作業と、線割されたケーブルから表面の被覆を剥ぎ取るという作業が必要であった。
従来、この作業は、それぞれ異なる工具を用いて行っていた。つまり、ケーブルの切断は、ペンチなどの切断工具を用いて行い、線割は、ケーブルの先端にまずニッパーで縦方向の切れ目を入れ、その後、この切れ目の両側を持ってケーブルを引き裂くように引っ張るということにより行っていた。
また、被覆を剥ぎ取る工具としては、一対のハンドルが枢着されたニッパー状の工具の挟持部の片側に、鼓形のローラと切込エレメントを対向するように上下に設けると共に、この挟持部の他方側に所定の間隙を有して一対の半径方向切断エレメントを、それぞれ上下に対向するように四つ配置したものがあり、ケーブルを挟持した状態で工具をケーブルの周りに回転させることにより、半径方向切断エレメントでケーブルに横方向の切れ目を入れ、その後、このケーブルを他方側の鼓形のローラに載置し、ハンドルを握って切込エレメントをケーブルの被覆に食い込ませた状態でケーブルを引き抜くことにより、ケーブルに縦方向の切れ目を入れ、この縦横の切れ目から被覆を剥ぎ取るようにしていた。(例えば、特許文献1参照)。
また、この他に切削刃が取り付けられた挿入ブロックにスロット(テンションメンバーの被覆)およびテンションメンバーを挿入し、挿入ブロックを回転させて切削刃によってスロットを鉛筆削り式に切削除去し、テンションメンバーを露出させるようにした光ケーブルのスロット除去工具もあった。(例えば、特許文献2参照)。
特公平6−103969号公報 特許第3440859号公報
上述したように、光ファイバーケーブルを敷設する際には、ケーブルの切断と、線割及び被覆の剥離という三つの作業が必要であり、従来はそれぞれの作業に異なる工具を使用していた。しかしながらこの作業は、電柱などの高所で行うため、作業ごとに工具を持ち変えることは煩わしく、かつ危険でもあり、作業能率も悪いという問題点があった。
本考案は、上記従来の問題点の解決を課題とする。
上記の問題点を解決するために、本考案の光ファイバーケーブル加工工具は、挟持部に設けられた刃部を開閉するように枢着されたハンドルの枢支点近傍位置の側面に、表面が凹凸状に形成された一対の圧潰ローラを上下に対向するようにそれぞれ回転可能に取り付け、この圧潰ローラが設けられた他方側の挟持部の側面には、断面略コ字形のガイドと回転刃を互いに接離する方向に移動可能に上下に取り付けたことを特徴とする。
上述したように本考案の光ファイバーケーブル加工工具では、ペンチと同様に挟持部に刃部が設けられていることは勿論のこと、工具側面の片側に、一対の圧潰ローラが上下に対向するように設けられ、他方側には、ガイドと回転刃が接離方向に移動可能に設けられているので、通常のペンチと同様に刃部でケーブルの切断がなされるのは勿論のこと、ガイドと回転刃の間にケーブルを挟み込み、ケーブルを引き抜くことにより線割がなされ、圧潰ローラ間にケーブルを挟み込み、引き抜くことにより、被覆の表面を損壊して、容易に剥離可能な状態にすることができる。
よって、一つの工具で、ケーブルの切断と線割および被覆剥離という光ファイバーケーブルの敷設に必要な三つの作業を行うことができ、作業の際、一々工具を取り替える必要がなくなり、作業能率の向上が図られる。また、高所で作業を行う作業者も携帯する工具が少なくなり、動き易く、負担が軽減されると共に、工具を落としたりする不慮の事故も生じ難くなるという効果がある。
以下、本考案を図示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
ここにおいてまず本考案の光ファイバーケーブル加工工具が、取り扱う対象とする光ファイバーケーブル11は、図1並びに図2に示すようにガラスで構成された光ファイバーを紫外線硬化型樹脂などで被覆してなる心線(クラッド)を、複数束ねて構成された光ファイバー部分11bと、ピアノ線などのテンションメンバー11a2 が埋設された補強用の支持線11aとが平行に接合一体化されたDSケーブルと称される屋外の架空配線用のものである。
図3は、本考案の光ファイバーケーブル加工工具の実施形態の正面図、図4、図5、図6は、それぞれその平面図、右側面図、左側面図である。図示したように、この光ファイバーケーブル加工工具は、従来のニッパーやペンチなどの手動工具と同様に、片側を挟持部1b,2b、他方側をハンドル1a,2aとした一対の杆体1,2を、枢支点3を中心に回動し得るようにX字形に連結したものであり、挟持部 1b,2bの側面には、切断用の刃部1c,2cが設けられている。
ここにおいて本考案の光ファイバーケーブル加工工具では、X字形に連結されたハンドル1a,2aの枢支点3の近傍位置の側面に、上下に対向するようにそれぞれ軸6,7を突設し、この軸6,7にそれぞれ略円筒形の圧潰ローラ4,5を回転可能に取り付けている。この圧潰ローラ4,5は金属などの硬質材で形成されており、その表面には、周方向の溝4a,5aが軸方向(図3において左右方向)にわたって多数設けられ、凹凸状に形成されている。なお、この凹凸は、緩やかに連続したものであっても良いが、先端が尖った刃物状に形成されていることが望ましい。
また、この圧潰ローラ4,5が設けられた工具の他方側(図3において左側)の側面には、一方の挟持部1aの先端に回転刃8を取り付け、他方側の挟持部2bの先端にこの回転刃8と対向するように断面略コ字形のガイド9を取り付けている。
なお、上記ガイド9は、ねじ(図示せず)で挟持部2bの側面に固定されており、加工しようとする光ファイバーケーブルの種類に応じてその幅と等しい溝幅を有するものに取り換えられるようになっている。
本考案の光ファイバーケーブル加工工具は、上記の構成を有している。
なお、図において符号10は、軸6,7の先端に係合し、該軸6,7に回動可能に取り付けられた圧潰ローラ4,5を脱落不可に保持したCリング、8aは、回転刃8の露出部分を覆った安全カバーを示す。また、図では省略しているが、ハンドル1a,2aには、ゴムや樹脂製のカバーが装着されるなど、適宜手段で、滑り止めが施されていることとする。
次に上記構成を有する本考案の光ファイバーケーブル加工工具の使用法について述べると、まず、ケーブルの切断は、通常のペンチと同様にハンドル1a,2aを開いて挟持部1b,2bを開放し、この開放された挟持部1b,2bの上下の刃部1c,2c間にケーブルを挿入し、ハンドル1a,2aを握持することによりなされる。
次に、光ファイバーの接続などの作業のため、心線が収納された光ファイバー部分11bを、ピアノ線などのテンションメンバー11a2 が埋設された構造材である支持線部分11aから切り離す必要があるが、本考案の加工工具では、この線割と呼ばれる作業は、図2に示すように挟持部1b,2bを開放した状態で光ファイバーケーブルをガイド9に位置合わせをして載置し、その後、ハンドル1a,2aを握って回転刃8をケーブル11の所定位置に食い込ませ、この状態でケーブル11を工具の先端側から引き抜くことによりなされる。
また、テンションメンバー11a2 や心線(図示せず)を覆った被覆11a1 を剥離するには、上記と同様にまず最初にハンドル1a,2aを開放し、次いで図1に示すように上下の圧潰ローラ4,5の間にケーブルを挿入してハンドル1a,2aを握り、圧潰ローラ4,5表面の凹凸をケーブル表面の被覆に食い込ませた状態で、ケーブル11を一方に引き抜けば良く、このことで硬質材で形成された被覆11a1 は、縦方向に割れを生じることとなる。よって、その後は、工具の先端などを利用して剥れた被覆11a1 の端縁を挟んでむしり取るなどして、この被覆11a1 を取り除けば良い。
以上のようにして本考案の光ファイバーケーブル加工工具では、ケーブルの切断と線割及び被覆の除去という三つの作業が行えるものである。
なお、図示した実施の形態では、圧潰ローラ4,5として、周囲に多数の溝4a,5aが設けられたものを例示したが、この圧潰ローラ4,5は、硬質材で構成された被覆11a1 の表面に圧接され、 この被覆11a1 を剥離可能な状態に損壊できるものであれば良く、例えば、その表面がローレット状の凹凸に形成されたものであっても良い。
このように本考案の光ファイバーケーブル加工工具では、圧潰ローラ4,5をケーブルの表面に圧接させることにより、被覆11a1 を剥離可能な状態に損壊させるようにしているが、これは光ファイバーケーブルの被覆11a1 が、従来のケーブル線の被覆のように柔軟なものではなく、硬質材で構成されているから可能になったものであり、従来の方法による被覆の剥離は困難である。そして、このような方法で被覆11a1 を、剥離し得るように損壊しても、その内部に埋設されたテンションメンバー11a2 は、圧縮力を受けるだけで何ら損傷するおそれはない。
また、光ファイバー部分の被覆を同様の手段で破壊しても光ファイバー自体は、その表面が保護被膜で覆われているため、容易に損傷を受けることはない。
なお、図示していないが、ハンドル1a,2aの枢支点3近傍位置に、ハンドル1a,2a並びに挟持部1b,2bの閉合位置を調節するためのストッパーねじを設けても良く、このようにすれば、太さや形状の異なる光ファイバーケーブルに応じて回転刃8や圧潰ローラ4,5の食い込み量を最適に調節することができ、望ましい。
本考案に係る光ファイバーケーブル加工工具の使用状態斜視図である。 同上、他の使用状態の斜視図である。 光ファイバーケーブル加工工具の正面図である。 平面図である。 右側面図である。 左側面図である。
符号の説明
1,2 杆体
1a,2a ハンドル
1b,2b 挟持部
1c,2c 刃部
3 枢支点
4,5 圧潰ローラ
4a,5a 溝
6,7 軸
8 回転刃
8a 安全カバー
9 ガイド
10 Cリング
11 ケーブル
11a 支持部
11b 光ファイバー部
11a1 被覆
11a2 テンションメンバー

Claims (1)

  1. 挟持部に設けられた刃部を開閉するように枢着されたハンドルの枢支点近傍位置の側面に、表面が凹凸状に形成された一対の圧潰ローラが上下に対向するようにそれぞれ回転可能に取り付けられ、該圧潰ローラが設けられた他方側の挟持部の側面には、断面略コ字形のガイドと回転刃が、互いに接離する方向に移動可能に上下に取り付けられたことを特徴とする光ファイバーケーブル加工工具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042617A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Kandenko Co Ltd 電線被覆剥取具

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