JP3362010B2 - ディジタル信号記録方法、記録装置及び記録媒体 - Google Patents

ディジタル信号記録方法、記録装置及び記録媒体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル信号記録方
法、記録装置及び記録媒体に係り、特にテープ状記録媒
体に回転ヘッドにより複数種類の方式の通常再生用ディ
ジタル信号と特殊再生用ディジタル信号を記録する方
法、及びその記録装置と記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気テープ等のテープ状記録媒
体にディジタル信号を回転ヘッドにより記録し、これを
再生する場合、ディジタル信号をデータブロック単位で
記録し再生する。一方、記録時とは異なる速度でディジ
タル信号を再生するトリックプレイ再生(特殊再生)時
には、テープ状記録媒体上における回転ヘッドの走査軌
跡が通常再生時とは異なるため、ある時間間隔毎の非連
続の通常再生用記録データを再生することとなり、その
ままではトリックプレイ再生信号を得ることは困難であ
る。
【0003】そのため、従来より通常再生用ディジタル信号
が記録されたトラック中に、特殊再生時の回転ヘッドの
走査軌跡上に特殊再生用のディジタル信号を通常再生用
ディジタル信号に代えて配置記録することにより、特殊
再生を可能にしたディジタル信号記録方法が知られてい
る(例えば、特開平6−261278号公報:発明の名
称「信号記録再生装置」)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のディジタル信号記録方法では、テープ状記録媒体の各
トラックに記録されるディジタル信号の記録フォーマッ
トが一定であるため、例えば1本のトラックに互いに独
立して記録再生可能な複数のデータ領域を設けたフォー
マットなど種々のフォーマットで所望の方式のディジタ
ル信号の記録が1台の装置でできない。
【0005】また、通常再生用ディジタル信号と特殊再生用
ディジタル信号とを混在して記録媒体に記録する場合、
ディジタル信号の記録フォーマットが異なるために特殊
再生用ディジタル信号のデータ量や特殊再生用ディジタ
ル信号の配置位置が異なると、特殊再生用ディジタル信
号の生成回路の構成や特殊再生用ディジタル信号をテー
プ状記録媒体の特定の位置に記録するための回路が複雑
となってしまう。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、通常
再生用ディジタル信号と特殊再生用ディジタル信号とを
混在したディジタル信号を互いに異なるフォーマットで
記録し得るディジタル信号記録方法及び記録装置と、そ
れにより記録された記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0007】また、本発明の他の目的は、通常再生用ディジ
タル信号と特殊再生用ディジタル信号とを混在して記録
媒体に記録する場合、記録トラックフォーマットの方式
が異なっても特殊再生用ディジタル信号の生成回路や記
録回路を簡略化し得るディジタル信号記録方法及び記録
装置とそれにより記録された記録媒体を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載のディジタル信号記録装置では、第1
及び第2のディジタル情報信号を入力する入力手段と、
前記第1及び第2のディジタル情報信号を磁気記録媒体
上の傾斜トラックへの記録に適した第1及び第2の特殊
再生用信号に処理する信号処理手段と、前記トラック上
の特定の位置に特殊再生用セグメントを得るよう前記記
録媒体の記録速度で前記第1及び第2の特殊再生用信号
を書き込む書き込み手段とを備え、前記第1のディジタ
ル情報信号は、再生装置にて前記記録速度のn1倍(n
1は整数であり、且つ0及び1ではない)に等しい特殊
再生速度で再生可能な特殊再生用情報であり、前記第2
のディジタル情報信号は、前記再生装置にて前記記録速
度の−n1倍に等しい特殊再生速度で再生可能な特殊再
生用情報であり、前記書き込み手段が、第1のアジマス
角度のギャップを有する第1の記録ヘッドと、前記第1
のアジマス角度とは異なる第2のアジマス角度のギャッ
プを有する第2の記録ヘッドとが配置される回転ヘッド
ドラムを少なくとも有するディジタル信号記録装置にお
いて、前記第1及び第2の特殊再生用信号は、前記第1
及び第2のディジタル情報信号の情報のシンクブロック
を夫々含み、前記書き込み手段は、前記第1の記録ヘッ
ドを使用し、前記第2の記録ヘッドを使用せずに前記第
1の特殊再生用信号のシンクブロックを前記記録媒体上
の前記トラックの第1の特殊再生用セグメントに書き込
み、前記第2の記録ヘッドを使用し、前記第1の記録ヘ
ッドを使用せずに前記第2の特殊再生用信号のシンクブ
ロックを前記記録媒体上の前記トラックの第2の特殊再
生用セグメントに書き込むことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項2記載のディジタル信号記録装置
は、前記第1のアジマス角度と実質同一のアジマス角度
のギャップを有する第1の再生ヘッドと、前記第2のア
ジマス角度と実質同一のアジマス角度のギャップを有す
る第2の再生ヘッドとが配置される回転ヘッドドラムを
有する前記第1及び第2の特殊再生用セグメントを再生
するための再生手段を備えた前記再生装置において、前
記記録速度のn1倍である前記特殊再生速度で再生させ
た際に、前記第1の再生ヘッドを使用し、前記第2の再
生ヘッドを使用せずに前記第1の特殊再生用セグメント
から前記第1の特殊再生用信号を再生でき、前記記録速
度の−n1倍である前記特殊再生速度で再生させた際
に、前記第2の再生ヘッドを使用し、前記第1の再生ヘ
ッドを使用せずに前記第2の特殊再生セグメントから前
記第2の特殊再生用信号を再生できるよう前記書き込み
手段は、前記記録媒体上に前記第1の特殊再生用信号の
シンクブロックと前記第2の特殊再生用信号のシンクブ
ロックとを書き込むことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3記載のディジタル信号記録装置
は、前記n1を4、12又は24の何れかの値としたこ
とを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4記載のディジタル信号記録装置
では、前記入力手段には、前記再生装置にて前記記録速
度のn2倍(n2は正の整数であり、且つ0、1及びn
1ではない)に等しい特殊再生速度で再生可能な特殊再
生用情報である第3のディジタル情報信号及び前記再生
装置にて前記記録速度の−n2倍に等しい特殊再生速度
で再生可能な特殊再生用情報である第4のディジタル情
報信号が入力され、前記信号処理手段は前記第3及び第
4のディジタル情報信号を夫々前記トラックへの記録に
適した第3及び第4の特殊再生用信号に処理し、前記書
き込み手段は、前記トラック上の特定の位置に第3の特
殊再生用セグメントを得るよう前記記録媒体の前記記録
速度で前記第3の特殊再生用信号を書き込み、前記トラ
ック上の特定の位置に第4の特殊再生用セグメントを得
るよう前記記録媒体の前記記録速度で前記第4の特殊再
生用信号を書き込み、前記第3の特殊再生用信号は、前
記第3のディジタル情報信号の情報のシンクブロックを
含み、且つ前記書き込み手段は、前記第1の記録ヘッド
を使用し、前記第2の記録ヘッドを使用せずに前記第3
の特殊再生用信号のシンクブロックを前記記録媒体上の
前記トラックの第3の特殊再生用セグメントに書き込
み、前記第4の特殊再生用信号は、前記第4のディジタ
ル情報信号の情報のシンクブロックを含み、且つ前記書
き込み手段は、前記第2の記録ヘッドを使用し、前記第
1の記録ヘッドを使用せずに前記第4の特殊再生用信号
のシンクブロックを前記記録媒体上の前記トラックの第
4の特殊再生用のセグメントに書き込むことを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項5記載のディジタル信号記録装置
では、前記再生装置において、前記記録速度のn2倍で
ある前記特殊再生速度で再生させた際に、前記第1の再
生ヘッドを使用し、前記第2の再生ヘッドを使用せずに
前記第3の特殊再生用セグメントから前記第3の特殊再
生用信号を再生でき、前記記録速度の−n2倍である前
記特殊再生速度で再生させた際に、前記第2の再生ヘッ
ドを使用し、前記第1の再生ヘッドを使用せずに前記第
4の特殊再生用セグメントから前記第4の特殊再生用信
号を再生できるよう前記書き込み手段は、前記記録媒体
上に前記第3の特殊再生用信号のシンクブロックと前記
第4の特殊再生用信号のシンクブロックとを書き込むこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、請求項6記載のディジタル信号記録装置
では、前記書き込み手段は、前記第1の記録ヘッドを使
用し、前記第2の記録ヘッドを使用せずに一方向におけ
る全ての可能な特殊再生速度用の特殊再生信号を書き込
み可能で、前記第2の記録ヘッドを使用し、前記第1の
記録ヘッドを使用せずに前記一方向とは逆の方向におけ
る全ての可能な特殊再生速度用の特殊再生信号を書き込
み可能であることを特徴とするものである。
【0014】また、請求項7記載の記録媒体は、所定の
記録速度のn1倍(n1は整数で、且つ0及び1ではな
い、以下同様とする)に等しい特殊再生速度で再生可能
な情報である第1の特殊再生用情報がシンクブロックと
共に記録された第1の特殊再生用セグメントと、前記所
定の記録速度の−n1倍に等しい特殊再生速度で再生可
能な情報である第2の特殊再生用情報がシンクブロック
と共に記録された第2の特殊再生用セグメントと、を含
み、前記第1の特殊再生用セグメントは、第1のアジマ
ス角度を有するトラックに記録されると共に、前記第2
の特殊再生用セグメントは、前記第1のアジマス角度と
は異なる第2のアジマス角度を有するトラックに記録さ
れていることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項8記載のディジタル信号記録方法
は、第1及び第2のディジタル情報信号を入力するステ
ップと、前記第1及び第2のディジタル情報信号を磁気
記録媒体上の傾斜トラックへの記録に適した第1及び第
2の特殊再生用信号に処理するステップと、前記トラッ
ク上の特定の位置に特殊再生用セグメントを得るよう書
き込み手段を用いて前記記録媒体の記録速度で前記第1
及び第2の特殊再生用信号を書き込むステップとを有
し、前記第1のディジタル情報信号は、再生装置にて前
記記録速度のn1倍(n1は整数であり、且つ0及び1
ではない)に等しい特殊再生速度で再生可能な特殊再生
用情報であり、前記第2のディジタル情報信号は、前記
再生装置にて前記記録速度の−n1倍に等しい特殊再生
速度で再生可能な特殊再生用情報であり、前記書き込み
手段が、第1のアジマス角度のギャップを有する第1の
記録ヘッドと、前記第1のアジマス角度とは異なる第2
のアジマス角度のギャップを有する第2の記録ヘッドと
が配置される回転ヘッドドラムを有するディジタル信号
記録方法において、前記第1及び第2の特殊再生用信号
は、前記第1及び第2のディジタル情報信号の情報のシ
ンクブロックを夫々含み、且つ前記書き込むステップ
は、前記第1の記録ヘッドを使用し、前記第2の記録ヘ
ッドを使用せずに前記第1の特殊再生用信号のシンクブ
ロックを前記記録媒体上の前記トラックの第1の特殊再
生用セグメントに書き込み、前記第2の記録ヘッドを使
用し、前記第1の記録ヘッドを使用せずに前記第2の特
殊再生用信号のシンクブロックを前記記録媒体上の前記
トラックの第2の特殊再生用セグメントに書き込むこと
を特徴とするものである。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明になるディジタル信号記録方
法及び記録装置の一実施例を説明するための記録装置の
ブロック図を示す。同図において、入力端子1には第1
のトラックフォーマットで記録される第1の方式の通常
再生用ディジタル信号(以下、通常再生用データともい
う)が入力され、入力端子2aには第2のトラックフォ
ーマットで記録される第2の方式の通常再生用データが
入力され、入力端子2bには第2のトラックフォーマッ
ト中において第2の方式の通常再生用データとは独立し
て記録再生される補助データ(AUX)が入力される。
この補助データとしては音声信号その他がある。
【0017】ここで、本実施例におけるディジタル信号は、
回転体に180度対向して設けられた互いにアジマス角
度の異なる2つの回転ヘッドにより、回転体の外周側面
に約180度の角度範囲にわたって斜めに巻回されて一
定速度で走行される磁気テープに記録再生する構成のヘ
リカルスキャン方式磁気記録再生装置(VTR)によっ
て形成されるトラックに記録されるものとする。各トラ
ックは、前記したデータブロックに相当するシンクブロ
ックと呼ばれる一定量のデータエリアを回転ヘッドの走
査に従って複数個配置することにより構成される。
【0018】図2はこのシンクブロックの一例のフォーマッ
トを示す。同図に示すように、データブロックであるシ
ンクブロックはそのシンクブロックの再生のための2バ
イトの同期信号(Sync)の領域21と、3バイトの
アドレス情報(ID)の領域22と、様々な情報を格納
する3バイトのヘッダ格納領域23と、96バイトのデ
ータ格納領域24と、このシンクブロックの情報の誤り
訂正のための8バイトのパリティの領域25とが時系列
的に合成された、全部で112バイトの構成である。本
実施例では、例えばMPEG2(Moving Picture Exper
ts Group 2)のトランスポートパケット(TP)伝送方
式におけるディジタル信号などを通常再生用データある
いは特殊再生用データとして上記のデータ格納領域24
に記録するものである。
【0019】また、このシンクブロックが複数個時系列的に
合成されて1本のトラックが形成される。このトラック
フォーマットは、前記第1の方式のディジタル信号記録
時には、図3に示す第1のトラックフォーマットで形成
され、前記第2の方式のディジタル信号及び補助信号記
録時には図4に示す第2のトラックフォーマットで形成
される。
【0020】図3に示す第1のトラックフォーマットは、マ
ージン領域31、プリアンブル領域32、サブコード領
域33、ポストアンブル領域34、IBG領域35、プ
リアンブル領域36、データ領域37、誤り訂正符号領
域38、ポストアンブル領域39及びマージン領域40
からなる。ここで、主要データエリアを構成しているデ
ータ領域37及び誤り訂正符号領域32のうちデータ領
域37は、第1の方式のディジタル信号(通常再生用デ
ータあるいは特殊再生用データ)DATA1が306シ
ンクブロック記録される領域である。また、誤り訂正符
号領域38は、誤り訂正のための外符号(C3符号)が
記録される領域で、30シンクブロックからなる。
【0021】一方、図4に示す第2のトラックフォーマット
は、第2の方式のディジタル信号及び補助信号用のトラ
ックフォーマットで、図3と同一構成部分には同一符号
を付してある。この図4に示す第2のトラックフォーマ
ットは、マージン領域31、プリアンブル領域32、サ
ブコード領域33、ポストアンブル領域34、IBG領
域35、プリアンブル領域36、第1のデータ領域4
1、ポストアンブル領域42、IBG領域43、プリア
ンブル領域44、第2のデータ領域45、誤り訂正符号
領域46、ポストアンブル領域39及びマージン領域4
0からなる。
【0022】ここで、第1のデータ領域41、ポストアンブ
ル領域42、IBG領域43、プリアンブル領域44及
び第2のデータ領域45は、図3のデータ領域37と同
一の306シンクブロックから構成されている。そのう
ち、第1のデータ領域41は、前記補助信号AUXが記
録される領域で、23シンクブロックからなる。また、
ポストアンブル領域42、IBG領域43及びプリアン
ブル領域44は、それぞれ2シンクブロック、3シンク
ブロック及び1シンクブロックで、全体として6シンク
ブロックの編集用ギャップ領域を構成している。
【0023】更に、第2のデータ領域45は第2の方式のデ
ィジタル信号(通常再生用データあるいは特殊再生用デ
ータ)DATA2が277シンクブロック記録される領
域である。また、誤り訂正符号領域46は、第2の方式
のディジタル信号DATA2の誤り訂正のための外符号
(C3符号)が記録される領域で、277シンクブロッ
クのDATA2と、29シンクブロックを0データとし
た計306シンクブロックのデータから生成された30
シンクブロックの誤り訂正符号が記録される。
【0024】再び、図1に戻って説明する。入力端子1に第
1の方式の通常再生用データが入力されたときには、こ
の入力通常再生用データは入力バッファメモリ3に書き
込まれると共に、方式検出回路4で方式が検出され、ま
たデータ量計算回路5に供給されてそのデータ量(デー
タレート)が計算される。一方、入力端子2a及び2b
に第2の方式の通常再生用データ及び補助信号がそれぞ
れ供給されたときには、これら第2の方式の通常再生用
データ及び補助信号がそれぞれ入力バッファメモリ3に
供給されて書き込まれ、また方式検出回路4に供給され
て方式が検出され、更に第2の方式の通常再生用データ
がデータ量計算回路5に供給されてそのデータ量(デー
タレート)が計算される。
【0025】方式検出回路4により検出された方式に従っ
て、制御回路6はバッファメモリ8の読み出し制御信
号、選択回路9の選択信号、ヘッダ情報、同期信号、ア
ドレス情報など各種の信号を生成して出力する。データ
量検出回路5は入力された通常再生用データのデータレ
ートを計算し、データ量(データレート)をあらかじめ
定めた幾つかの基準値と比較して設定したデータレート
範囲のどこに入るかを検出し、その検出データレートに
応じた選択信号を発生して後述の選択回路9へ出力す
る。
【0026】第1の方式又は第2の方式の通常再生用のデー
タは、入力バッファメモリ3に格納された後、制御回路
6よりの読み出し制御信号により読み出されてトリック
プレイデータ生成回路7に供給される一方、選択回路9
に供給される。また、入力バッファメモリ3に補助信号
が格納されているときにはヘッダ付加回路10に供給さ
れる。トリックプレイデータ生成回路7は、入力通常再
生データに基づいて後述する6種類のトリックプレイ用
(特殊再生用)データを生成し、更にこれらに例えば4
バイトの付加情報(例えば、パケットの到着時刻及びそ
の他の情報)をアディショナルヘッダとして多重し、こ
れら6種類のデータを並列に出力して、それぞれ専用の
バッファメモリ8(TP1B〜TP6B)に書き込む。
上記の特殊再生用データは、同じ種類のものは第1及び
第2の方式のディジタル信号記録時のどちらの場合も同
一構成である。
【0027】上記の6つのバッファメモリ8(TP1B〜T
P6B)の各格納データは、制御回路6よりの読み出し
制御信号に基づき読み出されて選択回路9に入力され
る。選択回路9は、上記の通常再生用データと6種類の
特殊再生用データTP1〜TP6のうちの一のデータ
を、制御回路6よりのスイッチング信号とデータ量計算
回路5よりの選択信号の両方に基づいて選択してヘッダ
付加回路10へ供給する。
【0028】すなわち、選択回路9は予め定めた特定の順番
で通常再生用データと6種類の特殊再生用データTP1
〜TP6のうちの一のデータを選択して順次に出力し、
かつ、6種類のうちのいずれかの種類の特殊再生用のデ
ィジタル信号の出力時には、データ量計算回路5により
検出された通常再生データのデータレートに応じて特殊
再生用データ及び通常再生用データの一方を選択して出
力する。このとき、通常再生用データのデータレートが
高くなるに従って、例えばTP1〜TP6のうち優先順
位の低い特殊再生用データに代えて通常再生用データを
選択する。
【0029】また、選択回路9は、特殊再生用データTP2
〜TP6の選択出力時には、後述するように、重複して
記録される特殊再生用データの複数のデータブロック
が、重複されることなく1回だけ記録される特殊再生用
データの複数のデータブロックの前後に配置されるよう
に、一部を重複して選択する。
【0030】選択回路9から出力された通常再生用データと
特殊再生用データTP1〜TP6あるいはこれらの一部
からなる時系列合成データは、ヘッダ付加回路10に供
給されて、制御回路6からの3バイトのヘッダ情報がそ
の先頭に付加される。このヘッダ情報は図2に23で示
したヘッダ情報で、本実施例では6種類の特殊再生用デ
ータTP1〜TP6がテープ状記録媒体18の予め定め
た特定のエリアに配置記録された、例えば図5に示す如
きトラックパターンであることを示すマップ情報と、6
種類の特殊再生用データTP1〜TP6記録エリアに、
特殊再生用データTP1〜TP6及び通常再生用データ
のうちのどちらが選択されて記録されているかを識別さ
せるための情報を少なくとも含む。
【0031】このヘッダ付加回路10より取り出されたヘッ
ダ及び通常再生用データ又は特殊再生用データとからな
る99バイトのディジタル信号は、外符号生成回路11
に供給され、ここで1トラックのデータ領域に記録され
るシンクブロック分(第1の方式では図3のデータ領域
37の306シンクブロック分、第2の方式では図4の
データ領域45の277シンクブロック分)入力された
ときの誤り訂正符号として30シンクブロックの外符号
を示す。
【0032】ただし、外符号生成回路11は、第2の方式で
は、277シンクブロック分の入力ディジタル信号に、
図4の第1のデータ領域41、ポストアンブル領域4
2、IBG領域43及びプリアンブル領域44からなる
29シンクブロックに相当する29シンクブロック分の
0データを加えた計306シンクブロック分のデータに
対する外符号を生成する。この外符号は第1の方式のデ
ィジタル信号記録時には図3の誤り訂正符号領域38
に、また第2の方式のディジタル信号記録時には図4の
誤り訂正符号領域46に記録される。
【0033】このようにして、外符号生成回路11により生
成された外符号とデータ及びヘッダとからなるディジタ
ル信号は、内符号生成回路13に供給され、99バイト
単位で8バイトのパリティが内符号として生成される。
なお、ヘッダ付加回路10から取り出されたヘッダ及び
補助信号は、外符号生成回路12に入力されて18シン
クブロック毎に5シンクブロックの外符号が生成された
後、これら23シンクブロックの補助データが内符号生
成回路14に供給されて99バイト単位で8バイトのパ
リティが内符号として生成される。
【0034】内符号生成回路13及び14でそれぞれ生成さ
れた内符号を含むディジタル信号(データ、ヘッダ、外
符号及び内符号)は、付加回路15にそれぞれ供給され
て図2にSyncで示した2バイトの同期信号やIDで
示した3バイトのアドレス情報などが付加されてシンク
ブロックに生成された後、選択回路16にシンクブロッ
ク単位で供給される。選択回路16は制御回路6の出力
選択信号に基づいて入力端子1に第1の方式の通常再生
用データが入力されるときには、内符号生成回路13及
び付加回路15をそれぞれ通して入力された第1の方式
の通常再生データあるいは特殊再生用データを含むシン
クブロックを選択し、入力端子2a及び2bにそれぞれ
第2の方式の通常再生用データ及び補助信号が入力され
るときには、内符号生成回路13又は14と付加回路1
5をそれぞれ通して入力された第2の方式の通常再生用
データあるいは特殊再生用データ、又は補助データを含
むシンクブロックを選択する。
【0035】選択回路16の出力信号は、信号記録回路17
で図3及び図4に示した領域32、33、34、39、
42、44などに記録されるプリアンブル、サブコー
ド、ポストアンブルなどが多重され、更に変調及び増幅
された後、図示しない公知の回転ヘッドを用いた記録機
構により記録媒体(ここでは磁気テープ)18に記録さ
れる。これにより、図5に示したようなトラックパター
ンを形成して、通常再生用データ及び特殊再生用データ
TP1〜TP6が記録される。また、通常再生用データ
のデータレートに応じて特殊再生用データTP1〜TP
6の一部又は全部に代えて通常再生用データが記録され
る。
【0036】なお、第2の方式のディジタル信号記録時に
は、入力端子2aに入力した第2の方式の通常再生用デ
ータ及び特殊再生用データと、入力端子2bに入力した
補助信号の一方のみを独立して記録できる。
【0037】次に、本発明の記録媒体の一実施例のトラック
パターンについて図5と共に説明する。図5は+アジマ
ス角の第1の回転ヘッドと、−アジマス角の第2の回転
ヘッドにより記録された24ペアトラック(48本のト
ラック)を示しており、また、各トラックのそれぞれは
図3に示したデータ領域37及び誤り訂正符号領域38
からなる336シンクブロック、あるいは図4に示した
第1のデータ領域41から誤り訂正符号領域46までの
336シンクブロックを示している。
【0038】図5からわかるように、特殊再生用データTP
1〜TP6は予め定められた特定の位置に配置記録され
ているが、その記録範囲は、図4の第1のデータ領域4
1の23シンクブロック及び領域42〜44からなる6
シンクブロックの編集用ギャップと、30シンクブロッ
クの誤り訂正符号領域46とを除く277シンクブロッ
クの第2のデータ領域45に設定されている。従って、
第1の方式のディジタル信号記録時も図3の306シン
クブロックのデータ領域37のうち先頭の29シンクブ
ロックを除く277シンクブロックの範囲内の一部に特
殊再生用データTP1〜TP6が記録される。
【0039】この実施例では、順方向4倍速(4×)の第1
の特殊再生用データTP1、順方向12倍速(12×)
の第2の特殊再生用データTP2、順方向24倍速(2
4×)の第3の特殊再生用データTP3、逆方向4倍速
(−4×)の第4の特殊再生用データTP4、逆方向1
2倍速(−12×)の第5の特殊再生用データTP5及
び逆方向24倍速(−24×)の第6の特殊再生用デー
タTP6とが、予め定めた特定の位置に記録されてい
る。
【0040】第1の特殊再生用データTP1は45シンクブ
ロック、第2の特殊再生用データTP2は46シンクブ
ロック、第3の特殊再生用データTP3は14シンクブ
ロック、第4の特殊再生用データTP4は58シンクブ
ロック、第5の特殊再生用データTP5は23シンクブ
ロック、そして第6の特殊再生用データTP6は13シ
ンクブロックから構成されている。これらの特殊再生用
データのブロック長は、トリックプレイ時に回転ヘッド
が若干のトラックずれが生じても再生できる長さに設定
されている。
【0041】また、図5において、特殊再生用データTP1
〜TP6が配置記録されていない部分は、通常再生用デ
ータが記録されているトラック部分を示す。更に、特殊
再生用データTP1〜TP6のうちTP2〜TP6の白
地で示した部分は、2回重複して記録されるシンクブロ
ックを示す。
【0042】以上説明した図5のトラックパターンにおける
上記の各特殊再生用データのシンクブロック数、記録デ
ータレート、再生データレートなどをまとめると次表に
示すようになる。ただし、次表中、SBはシンクブロッ
クの略で、ここでは平均値として1SBが94バイトで
あるものとして計算してある。
【0043】
【表1】 なお、上記表中、SB(a)は特殊再生用データブロッ
ク中の重複して記録しないシンクブロック数、SB
(b)は特殊再生用データブロック中の重複して記録す
るシンクブロック数、TPFはトリックプレイフレー
ム、スキャンは回転ドラム等の回転体の1回転を意味す
る。図5のように、6種類の特殊再生用データTP1〜
TP6をすべて表1のように記録したときには、全特殊
再生用データが毎秒2481.25SBの割り合いで記
録されるから、全記録データ量(60×306(SB/
s))の中で占める割合が13.5%となる。このとき
の通常再生用データの記録可能なデータレートは11.
9Mbpsである。
【0044】本実施例では、通常再生用データのデータレー
トが変わることがあることを前提としており、通常再生
用データのデータレートが11.9Mbpsよりも高く
なった場合は、それに応じて特殊再生用データの記録デ
ータ量を削減するものである。この削減の仕方として
は、例えば、特殊再生用データTP1〜TP6のうち再
生に際して優先順位の低いものから削減する方法があ
る。
【0045】この場合は、例えば、24倍速の特殊再生用デ
ータTP3及びTP6が最も優先順位が低く、以下、逆
方向4倍速の特殊再生用データTP4、順方向4倍速の
特殊再生用データTP1、逆方向12倍速の特殊再生用
データTP5、順方向12倍速の特殊再生用データTP
2の順で優先順位が高くなっていくものとすると、通常
再生用データのデータレートが11.9Mbpsよりも
高くなるにつれて、TP3及びTP6、TP4、
TP1、TP5、TP2の順で特殊再生用データの
記録を省略し、最終的には特殊再生用データの記録をす
べて省略して通常再生用データのみを記録する。
【0046】この場合の、記録される特殊再生用データと、
特殊再生用データが占める割合と、記録可能な通常再生
用データのデータレートとをまとめて示すと、次表のよ
うになる。
【0047】
【表2】 ただし、上記の表2中、記録再生可能な通常再生データ
レートは、第1のフォーマットで記録される第1の方式
の入力通常再生用データのデータレートであり、第2の
フォーマットで記録される第2の方式の通常再生用デー
タはこれよりも約1.31Mbps(=(23+6)S
B/トラック×60トラック/s×94Byte/SB
×8bit/Byte)少なくなる。
【0048】本実施例では、第1の方式のディジタル信号及
び第2の方式のディジタル信号のどちらを記録する場合
も、特殊再生用データTP1〜TP6に必要なデータ量
は同じ種類の特殊再生用データの場合は同一であるの
で、特殊再生用データを生成するトリックプレイデータ
生成回路7を第1及び第2の方式のディジタル信号記録
に共用でき、よって回路を簡略化できる。
【0049】また、本実施例では、第1の方式のディジタル
信号及び第2の方式のディジタル信号のどちらを記録す
る場合も、図5に示したように、特殊再生用データTP
1〜TP6の記録配置位置が固定であるため、トラック
上に特殊再生用データTP1〜TP6を配置記録するた
めの回路の負担が一通りで済む。
【0050】次に、本発明の記録媒体を再生するディジタル
信号再生装置の構成及び動作について図6と共に説明す
る。記録媒体51は上記の記録媒体18と同様の図5の
トラックパターンを有する記録媒体で、その記録ディジ
タル信号は公知の再生機構(ここでは回転ヘッドを含む
機構)により再生された後、信号再生回路52により増
幅及び復調され、ID検出回路53によりそのアドレス
情報(ID)が検出される。ID検出回路53は検出し
たIDに基づいて、図3のデータ領域37及び誤り訂正
符号領域38からの再生ディジタル信号、あるいは図4
のデータ領域45及び誤り訂正符号領域46からの再生
ディジタル信号は誤り訂正回路54に供給し、図4のデ
ータ領域41からの再生ディジタル信号は誤り訂正回路
55に供給する。
【0051】誤り訂正回路54により誤り訂正された再生デ
ィジタル信号は制御回路56に供給される一方、データ
振り分け回路57に供給される。また、誤り訂正回路5
5に供給された再生ディジタル信号は誤り訂正された後
AUX用バッファメモリ58に供給される。
【0052】制御回路56は再生ディジタル信号のヘッダを
解析してデータ振り分け回路57の制御信号を発生する
と共に、バッファメモリ59−1〜59−6及びノーマ
ル用バッファメモリ60並びにAUX用バッファメモリ
58の書き込み制御信号WTP1〜WTP6及びWN並
びにWAを発生し、かつ、再生ディジタル信号中の4バ
イトの付加情報(アディショナルヘッダ)を解析して、
データ到着時刻を参照し、同じタイミングでデータを読
み出すように読み出し制御信号RTP1〜RTP6及び
RN並びにRAを発生する。
【0053】データ振り分け回路57は、上記制御信号に基
づいて入力再生ディジタル信号が特殊再生用データTP
1〜TP6であるときはそれぞれ専用のバッファメモリ
59−1〜59−6に振り分けて供給し、通常再生用デ
ータのときにはノーマル用バッファメモリ60に供給す
る。特殊再生用データTP2〜TP6については重複し
て記録された2個所の特殊再生用データの複数のデータ
ブロックのうちの一方のみを選択して出力する。従っ
て、ヘッド走査軌跡が若干ずれても特殊再生用データを
好適に再生することができる。
【0054】特殊再生用データTP1〜TP6のそれぞれに
専用に設けられたバッファメモリ59−1〜59−6に
格納された特殊再生用データと通常再生用データ専用の
バッファメモリ60に格納された通常再生用データと
は、制御回路56からの読み出し制御信号RTP1〜R
TP6及びRNに基づいて読み出され、選択回路61に
入力される。選択回路61は制御回路56により指定さ
れた一の種類のデータを選択して再生データとして出力
する。一方、補助信号再生時には制御回路56からAU
X用バッファメモリ58に読み出し制御信号RAが供給
され、これによりバッファメモリ58から再生補助信号
が出力される。
【0055】なお、本発明は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、例えばディジタル信号は2つの方式のフォー
マットのいずれかのフォーマットで記録し再生するよう
に説明したが、3つ以上でも特殊再生用データをすべて
の方式に共通する範囲内の一部に記録することにより本
発明を適用することができる。
【0056】また、上記の実施例では、方式検出回路4によ
り第1の方式か第2の方式かを検出しているが、方式の
検出は自動検出に限らず手動で検出することもできる。
また、特殊再生用データは通常再生用データから生成す
るように説明したが、別途生成して入力することもでき
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び3記
載の本発明のディジタル信号記録方法及び記録装置によ
れば、第1及び第2のフォーマットのいずれの記録時に
も特殊再生用のディジタル信号の記録エリアを同一にで
きるため、トラック上に特殊再生用ディジタル信号を記
録配置する回路を各フォーマット記録時で共通化でき、
回路構成の簡略化に有効である。
【0058】また、本発明によれば、特殊再生用ディジタル
信号は第1及び第2のフォーマットによる記録時のいず
れの場合も同一構成であり、必要とされる特殊再生用デ
ィジタル信号のデータ量を同一にできるため、特殊再生
用ディジタル信号を生成するための回路を共用化でき、
回路構成の簡略化に有効である。
【0059】また、請求項2及び4記載の本発明のディジタ
ル信号記録方法及び記録装置によれば、通常再生用ディ
ジタル信号のデータレートに応じて、特殊再生用のディ
ジタル信号記録エリアに特殊再生用のディジタル信号及
び通常再生用のディジタル信号の一方を選択して記録す
るようにしたため、特殊再生用ディジタル信号を配置す
るための回路(アドレッシング等)の切り換えが不要に
でき、回路の負担を大幅に減ずることができる。
【0060】更に、請求項5記載の本発明の記録媒体によれ
ば、各トラックの第1及び第2のフォーマットで共通す
るディジタル信号記録領域内の予め定めた特定のエリア
に通常再生用ディジタル信号に代えて特殊再生用のディ
ジタル信号が配置記録されるため、再生装置ではどのフ
ォーマット再生時にも同じ領域から特殊再生用のディジ
タル信号を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるディジタル信号記録方法及び記録
装置の一実施例を説明するための記録装置のブロック図
である。
【図2】本発明により記録されるデータブロックの一例
のフォーマットを示す図である。
【図3】本発明により形成される第1の方式のトラック
フォーマットの一例を示す図である。
【図4】本発明により形成される第2の方式のトラック
フォーマットの一例を示す図である。
【図5】本発明になる記録媒体の一実施例のトラックフ
ォーマットを示す図である。
【図6】ディジタル信号再生装置の一例のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 第1の方式の通常再生用データ入力端子 2a 第2の方式の通常再生用データ入力端子 2b 第2の方式による補助信号入力端子 3 入力バッファメモリ 4 方式検出回路 5 データ量計算回路(検出手段) 6 制御回路(第1及び第2の選択手段、付加手段) 7 トリックプレイデータ生成回路 8 バッファメモリ 9 選択回路(第1の選択手段) 10 ヘッダ付加回路(付加手段) 11、12 外符号生成回路 13、14 内符号生成回路 15 付加回路 16 選択回路(第2の選択手段) 17 信号記録回路 18、51 記録媒体 24 データ格納領域 37 データ領域 38、46 誤り訂正符号領域 41 第1のデータ領域 45 第2のデータ領域 TP1〜TP6 特殊再生用データ
フロントページの続き (72)発明者 日暮 誠司 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 大石 剛士 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 春松 光男 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−261278(JP,A) 特開 平7−222094(JP,A) 特開 平8−251537(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/782 - 5/783 H04N 5/91 - 5/956 G11B 20/10 - 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2のディジタル情報信号を入力
    する入力手段と、 前記第1及び第2のディジタル情報信号を磁気記録媒体
    上の傾斜トラックへの記録に適した第1及び第2の特殊
    再生用信号に処理する信号処理手段と、 前記トラック上の特定の位置に特殊再生用セグメントを
    得るよう前記記録媒体の記録速度で前記第1及び第2の
    特殊再生用信号を書き込む書き込み手段とを備え、 前記第1のディジタル情報信号は、再生装置にて前記記
    録速度のn1倍(n1は整数で、且つ0及び1ではな
    い、以下同様とする)に等しい特殊再生速度で再生可能
    な特殊再生用情報であり、前記第2のディジタル情報信
    号は、前記再生装置にて前記記録速度の−n1倍に等し
    い特殊再生速度で再生可能な特殊再生用情報であり、 前記書き込み手段が、第1のアジマス角度のギャップを
    有する第1の記録ヘッドと、前記第1のアジマス角度と
    は異なる第2のアジマス角度のギャップを有する第2の
    記録ヘッドとが配置される回転ヘッドドラムを少なくと
    も有するディジタル信号記録装置において、 前記第1及び第2の特殊再生用信号は、前記第1及び第
    2のディジタル情報信号の情報のシンクブロックを夫々
    含み、 前記書き込み手段は、前記第1の記録ヘッドを使用し、
    前記第2の記録ヘッドを使用せずに前記第1の特殊再生
    用信号のシンクブロックを前記記録媒体上の前記トラッ
    クの第1の特殊再生用セグメントに書き込み、前記第2
    の記録ヘッドを使用し、前記第1の記録ヘッドを使用せ
    ずに前記第2の特殊再生用信号のシンクブロックを前記
    記録媒体上の前記トラックの第2の特殊再生用セグメン
    トに書き込むことを特徴とするディジタル信号記録装
    置。
  2. 【請求項2】前記第1のアジマス角度と実質同一のアジ
    マス角度のギャップを有する第1の再生ヘッドと、前記
    第2のアジマス角度と実質同一のアジマス角度のギャッ
    プを有する第2の再生ヘッドとが配置される回転ヘッド
    ドラムを有する前記第1及び第2の特殊再生用セグメン
    トを再生するための再生手段を備えた前記再生装置にお
    いて、前記記録速度のn1倍である前記特殊再生速度で
    再生させた際に、前記第1の再生ヘッドを使用し、前記
    第2の再生ヘッドを使用せずに前記第1の特殊再生用セ
    グメントから前記第1の特殊再生用信号を再生でき、前
    記記録速度の−n1倍である前記特殊再生速度で再生さ
    せた際に、前記第2の再生ヘッドを使用し、前記第1の
    再生ヘッドを使用せずに前記第2の特殊再生用セグメン
    トから前記第2の特殊再生用信号を再生できるように、
    前記書き込み手段は、前記記録媒体上に前記第1の特殊
    再生用信号シンクブロックと前記第2の特殊再生用信号
    のシンクブロックとを書き込むことを特徴とする請求項
    1に記載のディジタル信号記録装置。
  3. 【請求項3】前記n1が、4、12又は24の何れかの
    値であることを特徴とする請求項1又は2に記載のディ
    ジタル信号記録装置。
  4. 【請求項4】前記入力手段には、前記再生装置にて前記
    記録速度のn2倍(n2は整数で、且つ0、1及びn1
    ではない、以下同様とする)に等しい特殊再生速度で再
    生可能な特殊再生用情報である第3のディジタル情報信
    号及び前記再生装置にて前記記録速度の−n2倍に等し
    い特殊再生速度で再生可能な特殊再生用情報である第4
    のディジタル情報信号が入力され、 前記信号処理手段は、前記第3及び第4のディジタル情
    報信号を夫々前記トラックへの記録に適した第3及び第
    4の特殊再生用信号に処理し、 前記書き込み手段は、前記トラック上の特定の位置に第
    3の特殊再生用セグメントを得るよう前記記録媒体の前
    記記録速度で前記第3の特殊再生用信号を書き込み、前
    記トラック上の特定の位置に第4の特殊再生用セグメン
    トを得るよう前記記録媒体の前記記録速度で前記第4の
    特殊再生用信号を書き込み、 前記第3の特殊再生用信号は、前記第3のディジタル情
    報信号の情報のシンクブロックを含み、且つ前記書き込
    み手段は、前記第1の記録ヘッドを使用し、前記第2の
    記録ヘッドを使用せずに前記第3の特殊再生用信号のシ
    ンクブロックを前記記録媒体上の前記トラックの第3の
    特殊再生用セグメントに書き込み、 前記第4の特殊再生用信号は、前記第4のディジタル情
    報信号の情報のシンクブロックを含み、且つ前記書き込
    み手段は、前記第2の記録ヘッドを使用し、前記第1の
    記録ヘッドを使用せずに前記第4の特殊再生用信号のシ
    ンクブロックを前記記録媒体上の前記トラックの第4の
    特殊再生用のセグメントに書き込むことを特徴とする請
    求項1に記載のディジタル信号記録装置。
  5. 【請求項5】前記再生装置において、前記記録速度のn
    2倍である前記特殊再生速度で再生させた際に、前記第
    1の再生ヘッドを使用し、前記第2の再生ヘッドを使用
    せずに前記第3の特殊再生用セグメントから前記第3の
    特殊再生用信号を再生でき、前記記録速度の−n2倍で
    ある前記特殊再生速度で再生させた際に、前記第2の再
    生ヘッドを使用し、前記第1の再生ヘッドを使用せずに
    前記第4の特殊再生用セグメントから前記第4の特殊再
    生用信号を再生できるように、前記書き込み手段は、前
    記記録媒体上に前記第3の特殊再生用信号のシンクブロ
    ックと前記第4の特殊再生用信号のシンクブロックとを
    書き込むことを特徴とする請求項4に記載のディジタル
    信号記録装置。
  6. 【請求項6】前記書き込み手段は、前記第1の記録ヘッ
    ドを使用し、前記第2の記録ヘッドを使用せずに一方向
    における全ての可能な特殊再生速度用の特殊再生信号を
    書き込み可能で、前記第2の記録ヘッドを使用し、前記
    第1の記録ヘッドを使用せずに前記一方向とは逆の方向
    における全ての可能な特殊再生速度用の特殊再生信号を
    書き込み可能であることを特徴とする請求項5に記載の
    ディジタル信号記録装置。
  7. 【請求項7】所定の記録速度のn1倍(n1は整数で、
    且つ0及び1ではない、以下同様とする)に等しい特殊
    再生速度で再生可能な情報である第1の特殊再生用情報
    がシンクブロックと共に記録された第1の特殊再生用セ
    グメントと、 前記所定の記録速度の−n1倍に等しい特殊再生速度で
    再生可能な情報である第2の特殊再生用情報がシンクブ
    ロックと共に記録された第2の特殊再生用セグメント
    と、 を含み、前記第1の特殊再生用セグメントは、第1のア
    ジマス角度を有するトラックに記録されると共に、前記
    第2の特殊再生用セグメントは、前記第1のアジマス角
    度とは異なる第2のアジマス角度を有するトラックに記
    録されていることを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】第1及び第2のディジタル情報信号を入力
    するステップと、 前記第1及び第2のディジタル情報信号を磁気記録媒体
    上の傾斜トラックへの記録に適した第1及び第2の特殊
    再生用信号に処理するステップと、 前記トラック上の特定の位置に特殊再生用セグメントを
    得るよう書き込み手段を用いて前記記録媒体の記録速度
    で前記第1及び第2の特殊再生用信号を書き込むステッ
    プとを有し、 前記第1のディジタル情報信号は、再生装置にて前記記
    録速度のn1倍(n1は整数で、且つ0及び1ではな
    い、以下同様とする)に等しい特殊再生速度で再生可能
    な特殊再生用情報であり、前記第2のディジタル情報信
    号は、前記再生装置にて前記記録速度の−n1倍に等し
    い特殊再生速度で再生可能な特殊再生用情報であり、 前記書き込み手段が、第1のアジマス角度のギャップを
    有する第1の記録ヘッドと、前記第1のアジマス角度と
    は異なる第2のアジマス角度のギャップを有する第2の
    記録ヘッドとが配置される回転ヘッドドラムを少なくと
    も有するディジタル信号記録方法において、 前記第1及び第2の特殊再生用信号は、前記第1及び第
    2のディジタル情報信号の情報のシンクブロックを夫々
    含み、且つ前記書き込むステップは、前記第1の記録ヘ
    ッドを使用し、前記第2の記録ヘッドを使用せずに前記
    第1の特殊再生用信号のシンクブロックを前記記録媒体
    上の前記トラックの第1の特殊再生用セグメントに書き
    込み、前記第2の記録ヘッドを使用し、前記第1の記録
    ヘッドを使用せずに前記第2の特殊再生用信号のシンク
    ブロックを前記記録媒体上の前記トラックの第2の特殊
    再生用セグメントに書き込むことを特徴とするディジタ
    ル信号記録方法。
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