JP2001291336A - ディジタル信号記録再生方法及び記録媒体 - Google Patents

ディジタル信号記録再生方法及び記録媒体

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JP2001291336A
JP2001291336A JP2001061463A JP2001061463A JP2001291336A JP 2001291336 A JP2001291336 A JP 2001291336A JP 2001061463 A JP2001061463 A JP 2001061463A JP 2001061463 A JP2001061463 A JP 2001061463A JP 2001291336 A JP2001291336 A JP 2001291336A
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Seiji Higure
誠司 日暮
Takeshi Oishi
剛士 大石
Mitsuo Harumatsu
光男 春松
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのシンクブロックよりもデータサイズが
大きく、そのサイズが異っている様々な規格のディジタ
ル信号を1つのトラックフォーマットで記録することが
できず効率が悪い。 【解決手段】 MPEG2−TS方式のディジタル信号
記録時には、1つのパケットを2つのシンクブロック単
位で繰り返してディジタル信号を記録する。2つのシン
クブロックの各ヘッダ領域には、繰り返し単位の何番目
であるかを示す符号が付加されるため、再生時には、こ
の符号を基に、記録したパケットを確実に復元すること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル信号記録
再生方法及び記録媒体に係り、特にパケット化されたデ
ィジタル信号を記録媒体に記録し再生するディジタル信
号記録再生方法及びこの方法により記録された記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録媒体にディジタル信号を記
録し再生するディジタル信号記録再生方法においては、
ディジタル信号をデータブロック単位で記録し再生す
る。この場合、データブロックのデータ格納領域は固定
長であるため、ディジタル信号がパケット化された信号
であるときには、従来はパケット長とデータ格納領域の
大きさとを対応付け、またトラックサイズ(トラック中
のデータブロック数)が最適な値となるようトラックフ
ォーマットが設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、近年、ディ
ジタル放送テレビ規格その他のディジタル信号の伝送規
格が種々提案されており、それらの伝送規格ではそれぞ
れパケットサイズが異なるため、予め定められた物理的
なトラックフォーマットでパケットサイズの異なるディ
ジタル信号を記録再生すると、ある伝送規格では最適な
トラックサイズやデータブロック長であっても、別の伝
送規格のパケットサイズによってはトラックを構成する
データブロックの数が不適当になり、データブロック数
に端数がでて記録効率が落ちる可能性があり、また、こ
のときパケットデータを各トラック内のデータブロック
に対応づけるときのアドレッシングやバッファリングが
複雑になる可能性がある。
【0004】従って、通常はそれぞれの規格に適合した専用
のトラックフォーマットでディジタル信号を記録再生す
ることが考えられるが、専用のトラックフォーマットで
ディジタル信号を記録再生するのは不経済であり、1つ
のトラックフォーマットでパケットサイズの異なる規格
のディジタル信号をそれぞれ記録再生できることが望ま
れる。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、1つ
のトラックフォーマットでパケットサイズの異なる規格
のディジタル信号をそれぞれ記録再生し得るディジタル
信号記録再生方法及びこの方法によって記録された記録
媒体を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、パケットサイズの
異なる規格のディジタル信号のうちの何れの規格のディ
ジタル信号を記録した場合でも、記録したパケットを確
実に再生し得るディジタル信号記録再生方法及び記録媒
体を提供することにある。
【0007】更にまた、本発明の他の目的は、記録時と異な
る速度で再生されるトリックプレイ用のディジタル信号
を、データブロックを過不足なく利用でき、効率が良
く、また、バッファメモリの利用効率が良く、アドレッ
シングも容易にできる構成で記録再生し得るディジタル
信号記録再生方法及び記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載のディジタル信号記録再生方法は、所
定のパケットサイズを有するパケット単位で伝送される
ディジタル信号を前記パケットサイズよりデータサイズ
の小なる記録ブロックに格納し、前記記録ブロックを形
成されるトラックに複数配置することにより記録媒体に
ディジタル信号を記録し、形成されたトラックからディ
ジタル信号を再生するディジタル信号記録再生方法であ
り、前記伝送されるパケットを分割し、1又は2以上の
パケットを複数個の記録ブロックより成る1配列単位に
格納し、前記1配列単位における記録ブロック数の倍数
の記録ブロックを前記記録媒体の1本のトラックに記録
するに際して、前記1配列単位分の記録ブロックにおけ
る各記録ブロックの順番を示す符号を付加情報として各
記録ブロックに記録するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0009】また、請求項2記載のディジタル信号記録再生
方法は、前記1配列単位内における記録ブロック数は、
伝送されるパケットのパケットサイズと前記記録ブロッ
クのデータサイズとに応じて設定されており、前記1配
列単位内における記録ブロック数に対応して繰り返され
るカウント値を、前記各記録ブロックの順番を示す符号
として記録したことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3記載のディジタル信号記録再生
方法は、前記伝送されるディジタル信号は、前記記録ブ
ロックよりもデータサイズの大なる第1のパケット単位
で伝送される第1のディジタル信号と、前記記録記録ブ
ロックよりもデータサイズが大で、且つ前記第1のパケ
ットとパケットサイズの異なる第2のパケット単位で伝
送される第2のディジタル信号とにおける何れか一方の
ディジタル信号であり、前記1本のトラックには、前記
第1のディジタル信号における1配列単位内の記録ブロ
ック数と、前記第2のディジタル信号における1配列単
位内の記録ブロック数との最小公倍数の自然数倍の記録
ブロックを記録することにより、前記第1のディジタル
信号と前記第2のディジタル信号とにおける何れか一方
のディジタル信号を記録できるようにしたことを特徴と
するものである。
【0011】また、請求項4記載のディジタル信号記録再生
方法は、前記伝送されるディジタル信号を前記記録媒体
に記録すると共に、記録時と異なる速度で再生されるト
リックプレイ用データを前記複数の記録ブロックに格納
して、この記録ブロックを予め定められたトラック周期
でトラック内の特定の固定位置に記録し、これを再生す
るディジタル信号記録再生方法であり、前記トラック周
期に対応するトラック内におけるトリックプレイ用デー
タを格納した記録ブロックの数の合計が前記最小公倍数
の自然数倍の個数となるよう前記トリックプレイ用デー
タを記録したことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項5記載の記録媒体は、複数の記録
ブロックにより形成されたトラックが複数配置されてい
る記録媒体であり、前記各記録ブロック内には、同期信
号が格納される同期信号領域と、アドレス情報が格納さ
れるアドレス領域と、付加情報が格納される付加情報記
録領域と、ディジタル信号が格納されるデータ記録領域
と、誤り訂正符号が格納されている誤り訂正符号領域と
が順に設けられ、前記データ記録領域には、所定のパケ
ットサイズを有するパケットにより構成される前記ディ
ジタル信号の各パケットが分割して複数の記録ブロック
にわたり格納されており、これら分割されたパケットの
格納に必要な前記複数の記録ブロックを1配列単位とし
て、前記1配列単位分の記録ブロックにおける各記録ブ
ロックの順番を示す符号が前記各記録ブロック内の付加
情報記録領域に格納され、更に、前記各トラックにおけ
る前記記録ブロックの個数は、前記1配列単位分の記録
ブロックの数の倍数に設定されていることを特徴とする
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態では互いにアジマス角度の異
なる180度対向して回転体に設けられた2つの回転ヘ
ッドにより、回転体の外側面に約180度の角度範囲に
亘って斜めに巻回されて一定速度で走行される磁気テー
プに情報信号を記録再生する構成のヘリカルスキャン方
式磁気記録再生装置(VTR)によって形成されるトラ
ックに、任意のパケットサイズのディジタル信号を記録
するものとする。
【0014】各トラックは、前記したデータブロックに相当
するシンクブロックと呼ばれる一定量のデータエリアを
回転ヘッドの走査に従って複数個配置することにより構
成される。図1はこのシンクブロックの一実施の形態の
フォーマットを示す。同図に示すように、シンクブロッ
クはそのシンクブロック再生のための2バイトの同期信
号(Sync)の領域1と、3バイトのアドレス情報
(ID)の領域2と、様々な情報を格納する3バイトの
ヘッダ格納領域3と、96バイトの実質的なデータ格納
エリア4と、このシンクブロックの情報の誤り訂正のた
めの8バイトのパリティの領域5とが時系列的に合成さ
れた全部で112バイトの構成である。
【0015】本実施の形態は第1の伝送方式であるMPEG
2(Moving Picture Experts Group 2)のトランスポー
トパケット(TP)伝送方式におけるパケットサイズ1
88バイトのディジタル信号と、第2の伝送方式である
ディジタル・サテライト・システム(DSS)パケット
伝送方式を想定してパケットサイズ140バイトのディ
ジタル信号を互換性をもって記録再生するものである。
【0016】第1の伝送方式のMPEG2−TS方式のディ
ジタル信号記録時には、本実施の形態では上記のシンク
ブロックを、図2にSB#n及びSB#n+1でそれぞ
れ示すシンクブロックとし、これら2つのシンクブロッ
クSB#n及びSB#n+1単位で繰り返してディジタ
ル信号を記録し、これを再生する。
【0017】ここで、図2において、シンクブロックSB#
nは図1に示した96バイトのデータ格納エリア4の領
域が、1つのパケット(188バイト)の付加情報(例
えば、パケットの到着時刻及びその他の情報)が記録再
生される4バイトの付加情報格納エリア10と、188
バイトの1つのパケットのうちの先頭から92バイトの
データが記録再生されるデータ格納エリア11とから構
成されている。また、隣接するシンクブロックSB#n
+1は、図1に示した96バイトのデータ格納エリア4
の領域が、上記の1つのパケットのうちの残りの96バ
イトのデータが記録再生されるデータ格納エリア12に
より構成されている。
【0018】また、第2の伝送方式のDSS方式は米国のデ
ィジタル放送テレビ規格の一つで、パケットサイズは1
30バイトであり、これに10バイトのデータ(ダミー
若しくは付加情報)を付加して140バイトの大きさに
して伝送する(なお、説明の便宜上、この140バイト
もパケットというものとする)。このDSS方式のディ
ジタル信号記録時には、本実施の形態では上記の図1に
示したシンクブロックを、図3にSB#n、SB#n+
1及びSB#n+2でそれぞれ示すシンクブロックと
し、これら3つのシンクブロックSB#n、SB#n+
1及びSB#n+2単位で繰り返してディジタル信号を
記録し、これを再生する。
【0019】ここで、図3において、シンクブロックSB#
nは図1に示した96バイトのデータ格納エリア4の領
域が、2つのパケット(2×140=280バイト)の
それぞれに対する各4バイトの付加情報(例えば、パケ
ットの到着時刻及びその他の情報)のうち、1番目のパ
ケットに対する4バイトの付加情報が記録再生される付
加情報格納エリア15と、1番目のパケットの先頭から
92バイトのパケットデータが記録再生されるデータ格
納エリア16とから構成されている。
【0020】また、隣接するシンクブロックSB#n+1
は、図1に示した96バイトのデータ格納エリア4の領
域が、上記の2つのパケットのうちの1番目のパケット
の残りの38バイトのパケットデータとこれに付加され
た10バイトのデータ(ダミーデータ又は付加情報)が
それぞれ記録再生されるデータ格納エリア17、18
と、2番目のパケットに対する4バイトの付加情報が記
録再生される付加情報格納エリア19と、2番目のパケ
ットの先頭から44バイトのデータが記録再生されるデ
ータ格納エリア20とにより構成されている。
【0021】更に、シンクブロックSB#n+2は、図1に
示した96バイトのデータ格納エリア4の領域が、上記
の2つのパケットのうちの2番目のパケットの残りの8
6バイトのパケットデータとこれに付加された10バイ
トのデータ(ダミーデータ又は付加情報)がそれぞれ記
録再生されるデータ格納エリア21及び22により構成
されている。
【0022】このように、本実施の形態では第2の伝送方式
(パケットサイズが最大140バイトの方式)のディジ
タル信号記録時には、140バイトのうち少なくとも伝
送される130バイトのパケットを図3に示したように
前詰めで記録しているため、4バイトの付加情報と連続
してバッファメモリから取り出すことができる。
【0023】トラックフォーマットは、記録波長、主要デー
タの必要記録容量、その他の情報のための必要記録容
量、位相同期回路(PLL回路)のロック用エリア、編
集用のマージンのエリアなどとの関係を考慮しながら決
定される。このうち、主要データの必要記録容量の決定
にあたっては、第1の伝送方式の記録再生単位である2
シンクブロックと、第2の伝送方式の記録再生単位であ
る3シンクブロックの最小公倍数である6シンクブロッ
クを単位として、この倍数のデータシンクブロックで構
成することを条件とする。
【0024】図4は本実施の形態におけるトラックフォーマ
ットを示す。同図に示すように、1本のトラックは、マ
ージン領域25、プリアンブル領域26、サブコード領
域27、ポストアンブル領域28、IBG領域29、プ
リアンブル領域30、データ領域31、誤り訂正符号領
域32、ポストアンブル領域33及びマージン領域34
からなる。
【0025】ここで、主要データエリアを構成しているデー
タ領域31及び誤り訂正符号領域32のうち、データ領
域31は本実施の形態では上記の条件を満たす、6シン
クブロックの倍数の306シンクブロックに設定され
る。また、誤り訂正符号領域32は誤り訂正のための外
符号(C3符号)が記録される領域で、30シンクブロ
ックからなる。
【0026】これにより、前記第1の伝送方式のディジタル
信号は、2シンクブロック単位で1パケットが記録され
るから、1本のトラックに153(=306/2×1)
パケット記録され、再生される。また、前記第2の伝送
方式のディジタル信号は、3シンクブロック単位で2パ
ケットが記録されるから、1本のトラックに204(=
306/3×2)パケット記録され、再生される。
【0027】このように、本実施の形態によれば、第1及び
第2の伝送方式のどちらに対しても、1トラック内のデ
ータブロックを過不足なく利用できるため記録効率が良
く、また、1つのパケットデータが2つのトラックにま
たがることがないため、パケット処理はトラック内で完
結するため、バッファメモリの利用効率が良く、アドレ
ッシングも容易である。
【0028】ところで、上記したように図2の第1の伝送方
式のディジタル信号記録時のシンクブロックの構成で
は、2シンクブロック単位で第1の伝送方式の1パケッ
トを記録しているため、1シンクブロックに記録される
パケット分割部分が1パケットの前半か後半かを判定す
るのに、ID部分に記録されるシンクブロック番号が例
えば偶数のとき前半部分とし、奇数のときには後半部分
に対応させることで識別することができる。
【0029】一方、図3の第2の伝送方式のディジタル信号
記録時のシンクブロックの構成では、3シンクブロック
単位で第2の伝送方式の2パケットを記録しているた
め、1シンクブロックに記録されるパケット分割部分が
どのパケットのどの部分のものであるかを判定するの
に、ID部分に記録されているシンクブロック番号を参
照し、これを「3」で除算して剰余を求め、剰余が
「0」ならば第1、剰余が「1」ならば第2、剰余が
「2」ならば第3の分割部分と判定する。
【0030】更に、この第2の伝送方式のパケット分割部分
の入るシンクブロックの位置は、第1、第2、第3の各
分割部分で指定となり、他の情報に1シンクブロックを
必要とすると、他の部分を使用できなくなる。つまり、
2シンクブロック単位、若しくは3シンクブロック単位
での情報記録しかできなくなる。
【0031】そこで、次に説明する実施の形態では、分割単
位にシンクブロック番号を記録するようにしたものであ
る。図5は第1の伝送方式のディジタル信号記録時のシ
ンクブロックの他の実施の形態の構成図を示す。同図
中、図2と同一構成部分には同一符号を付してある。
【0032】この実施の形態では、任意の隣接する2つのシ
ンクブロック#nとシンクブロック#n+1とは、それ
ぞれ図1及び図2に示した3バイトのアドレス情報(I
D)及びそのパリティと、96バイトのデータ格納エリ
アとの間に配置される3バイトのヘッダ領域を、図5に
示すように、2バイトのメインヘッダ領域41と1バイ
トのデータ予備領域42とに分割し、かつ、メインヘッ
ダ領域41に記録されるメインヘッダの第1バイトの下
位2ビットを分割したシンクブロックのカウンタとして
使用する。すなわち、上記メインヘッダの第1バイトの
下位2ビットの値「00」を第1シンクブロックSB#
nに、「01」を第2シンクブロックSB#n+1に割
り当てる。
【0033】同様に、図6は第2の伝送方式のディジタル信
号記録時のシンクブロックの他の実施の形態の構成図を
示す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し
てある。この実施の形態では、任意の隣接する3つのシ
ンクブロックSB#n、シンクブロックSB#n+1及
びシンクブロックSB#n+2は、それぞれ図1及び図
3に示した3バイトのアドレス情報(ID)及びそのパ
リティと、96バイトのデータ格納エリアとの間に配置
される3バイトのヘッダ領域を、図6に示すように、2
バイトのメインヘッダ領域51と1バイトのデータ予備
領域52とに分割し、かつ、メインヘッダ領域51に記
録されるメインヘッダの第1バイトの下位2ビットを分
割したシンクブロックのカウンタとして使用する。すな
わち、上記メインヘッダの第1バイトの下位2ビットの
値「00」を第1シンクブロックSB#nに、「01」
を第2シンクブロックSB#n+1に、「10」を第3
シンクブロックSB#n+2に割り当てる。
【0034】このように、シンクブロックのカウンタ値でど
のような情報が入っているシンクブロックか判断できる
ため、第2の伝送方式のディジタル信号記録時でも除算
回路等を用いることなく、メインヘッダの第1バイトの
下位2ビットでパケットの分割部分の判定ができる。ま
た、このメインヘッダの第1バイトの下位2ビットのカ
ウンタ値は、00を初期値としてシンクブロック番号
(ID)とは独立に付けることができるため、間に何シ
ンクブロックでも他のデータを自由に記録できる。
【0035】また、本発明ではディジタル信号は図7に示す
実施の形態のフォーマットでも記録することができる。
同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付してあ
る。この実施の形態では、任意の隣接する4つのシンク
ブロックSB#n、シンクブロックSB#n+1、シン
クブロックSB#n+2及びシンクブロックSB#n+
3は、それぞれ図6に示したように3バイトのアドレス
情報(ID)及びそのパリティと、96バイトのデータ
格納エリアとの間に配置される3バイトのヘッダ領域に
続いて2バイトのメインヘッダ領域61が配置される点
は図5及び図6と同じであるが、続いて97バイトのデ
ータ格納領域を設けたものである。
【0036】すなわち、この実施の形態では、第1シンクブ
ロックSB#nのデータ格納領域は3バイトのデータ予
備領域62を配置し、続いて77バイトのパケット0の
格納領域63とパケット1の最初の17バイトの格納領
域64とからなる。また、第2シンクブロックSB#n
+1の97バイトのデータ格納領域65は、パケット1
の残りの60バイトとパケット2の最初の37バイトが
記録される。更に、第3シンクブロックSB#n+2の
97バイトのデータ格納領域66は、パケット2の残り
の40バイトとパケット3の最初の57バイトが記録さ
れる。また更に、第4シンクブロックSB#n+3の9
7バイトのデータ格納領域67は、パケット3の残りの
20バイトとパケット4の77バイトすべてが記録され
る。
【0037】このように、77バイトのパケットが4シンク
ブロック単位で5パケット分ずつ記録されるが、メイン
ヘッダ領域61に記録されるメインヘッダの第1バイト
の下位2ビットを分割したシンクブロックのカウンタと
して使用する。すなわち、上記メインヘッダの第1バイ
トの下位2ビットの値「00」を第1シンクブロックS
B#nに、「01」を第2シンクブロックSB#n+1
に、「10」を第3シンクブロックSB#n+2、「1
1」を第4シンクブロックSB#n+3に割り当てる。
【0038】このディジタル伝送方式のパケットデータを、
前記した第1及び第2の伝送方式のパケットデータと選
択して1台の装置で記録再生する場合は、第1の伝送方
式の記録再生単位である2シンクブロックと、第2の伝
送方式の記録再生単位である3シンクブロックと、この
第3の伝送方式の記録再生単位である4シンクブロック
の最小公倍数Rが12シンクブロックであるから、この
R(=12)の倍数の例えば276シンクブロックで前
記1トラック当りのデータ領域を構成する。
【0039】なお、分割したシンクブロックのカウンタ値は
上記のメインヘッダの第1バイトに限定されるものでは
なく、また、ビット数は2ビットに限定されるものでは
なく増加させることもできる。
【0040】次に、本発明の他の実施の形態について説明す
る。本実施の形態は、ヘリカルスキャン方式磁気記録再
生装置により、前記第1の伝送方式のディジタル信号及
び/又は第2の伝送方式のディジタル信号を1本のトラ
ックあたり6の倍数のシンクブロック数で記録再生する
点は前記実施の形態と同様であるが、本実施の形態では
どちらの伝送方式のディジタル信号記録時にも、映像信
号及び音声信号が通常速度(記録時と同一速度)で再生
されるときの通常再生用データ系列NMLと、記録時と
異なる2つの速度で再生されるとき(ここでは、3倍速
再生と9倍速再生の2つのトリックプレイ時)のトリッ
クプレイ用データ系列TP1及びTP2があるものとし
ている点に特徴がある。
【0041】ここで、トリックプレイ用データ系列TP1は
3倍速再生のためのデータ系列であり、これは映像信号
用のデータ系列TP1vと、音声信号用のデータ系列T
P1aとからなる。また、トリックプレイ用データ系列
TP2は、9倍速再生のためのデータ系列であり、これ
は映像信号用のデータ系列である。
【0042】図8は本発明の他の実施の形態のトラックパタ
ーンを示す。同図に71〜73及び81〜83でそれぞ
れ示すように、データ系列TP1v及びTP1aは、同
一アジマス角の回転ヘッドにより記録されるトラック番
号「1」、「7」及び「13」の各トラック、すなわち
6トラック周期でそれぞれ記録される。また、データ系
列TP2は、91〜94で示すように、同一アジマス角
の回転ヘッドにより記録されるトラック番号「1」、
「3」、「5」及び「7」の各トラックに1トラックお
きで記録された後、続く10本のトラックには記録され
ないことが繰り返される、18トラック周期で記録され
る。
【0043】また、上記の各トリックプレイ用のデータ系列
TP1v、TP1a及びTP2は、図8に示すようにそ
れぞれのトリックプレイ時において、回転ヘッドがトラ
ックを斜めに横切る際に、確実に走査できるエリアに記
録される。コントロールトラックには、18トラック周
期でマーカa1、a2が記録される。なお、実線の矢印
は3倍速再生時又は9倍速再生時の+アジマス角の回転
ヘッドの走査軌跡、破線の矢印は3倍速再生時又は9倍
速再生時の−アジマス角の回転ヘッドの走査軌跡を示
す。
【0044】ここで、本実施の形態では、1本のトラックに
設定する各トリックプレイ用のデータブロック数(シン
クブロック数)を各データ系列毎に6の倍数となるよう
に設定する。すなわち、1再生バーストあたりの容量を
データ系列TP1vは90(=6×15)シンクブロッ
ク、データ系列TP1aは6(=6×1)シンクブロッ
ク、データ系列TP2は24(=6×4)シンクブロッ
クに設定する。
【0045】また、回転ヘッドが取り付けられた回転体の1
回の回転で回転ヘッドにより再生されるバーストの数
は、図8に矢印3×で示す3倍速再生時のヘッド走査軌
跡と矢印9×で示す9倍速再生時のヘッド走査軌跡とか
ら分かるように、データ系列TP1vが1バースト、デ
ータ系列TP1aも1バーストであり、データ系列TP
2は9倍速再生時のヘッド走査軌跡から分かるように4
バーストであるから、回転体の1回の回転で回転ヘッド
により再生されるシンクブロック数は、データ系列TP
1vは90(=90×1)シンクブロック、データ系列
TP1aは6(=6×1)シンクブロック、データ系列
TP2は96(=24×4)シンクブロックである。
【0046】図8において、トリックプレイフレーム内のト
ラックパターンは、すべて通常再生用のシンクブロック
が記録されている第1のトラック(トラック番号「0」
など)と、データ系列TP1v、TP1a及びTP2が
それぞれ通常再生用のシンクブロックと混在して記録さ
れている第2のトラック(トラック番号「1」など)
と、データ系列TP2が通常再生用のシンクブロックと
混在して記録されている第3のトラック(トラック番号
「3」など)と、データ系列TP1v、TP1aがそれ
ぞれ通常再生用のシンクブロックと混在して記録されて
いる第4のトラック(トラック番号「13」など)の4
種類のトラックが記録されている。これら4種類のトラ
ックについてシンクブロック数をまとめると次表のよう
になる。
【0047】
【表1】 表1からわかるように、1本のトラック内の通常再生用
データ系列NMLのシンクブロック数はいずれも前記最
小公倍数「6」の倍数であり、また、1本のトラック内
のトリックプレイ用のデータ系列TPのシンクブロック
数の合計も前記最小公倍数「6」の倍数である。
【0048】従って、シンクブロックの再生レートは、1秒
間に回転体が30回転するので、データ系列TP1vは
2.42Mbps(=90×30×112×8)であり、データ
系列TP1aは161kbps(=6×30×112×8)であ
り、データ系列TP2は2.58Mbps(=96×30×1
12×8)である。
【0049】実質のパケットの再生レートは、第1の伝送方
式(MPEG2−TP)の場合、1シンクブロックあた
り94(=188/2)バイト格納されているので、デ
ータ系列TP1vは2.03Mbps(=90×30×94×
8)であり、データ系列TP1aは135kbps(=6
×30×94×8)であり、データ系列TP2は2.17M
bps(=96×30×94×8)である。
【0050】また、第2の伝送方式(パケットサイズが最大
140バイトの方式)の場合、1シンクブロックあたり
93.3(=140×2/3)バイト格納されているので、デ
ータ系列TP1vは2.02Mbps(=90×30×93.3
×8)であり、データ系列TP1aは134kbps(=
6×30×93.3×8)であり、データ系列TP2は2.15
Mbps(=96×30×93.3×8)である。
【0051】一方、図8に示す各トラックの白地の部分に記
録されている通常再生用のデータ系列NMLのシンクブ
ロックの再生レートは、図8に示すように18トラック
あたりデータ系列TP1vとTP1aの記録部分が3ケ
所、データ系列TP2記録部分が1ケ所あるので、 18×306−(90×3+6×3+96)=5124(シンクブロッ
ク/18トラック) 5124×(60/18)×112×8=15.3(M
bps) となる。従って、通常再生時の実質のパケットデータの
再生レートは、最大で第1の伝送方式(MPEG2−T
P)の場合、12.84Mbps(=5124×(60/18)×94
×8)であり、第2の伝送方式(パケットサイズが最大
140バイトの方式)の場合は12.75Mbps(=5
124×(60/18)×93.3×8)となる。
【0052】ところで、一つのパケットが2つのトリックプ
レイフレームにまたがっていたとすると、トリックプレ
イはトリックプレイフレーム単位で再生されるため、分
割されたパケットの後半が格納されているトリックプレ
イフレームから再生を開始した場合、分割されたパケッ
トは再生できないことになるので望ましくない。また、
パケットが分割されるのを避けるために、データブロッ
クを無効データで埋めることは記録効率が下がることに
なるので望ましくない。
【0053】これに対し、本実施の形態によれば、1トリッ
クプレイフレーム(18トラック)周期でトリックプレ
イ用データ系列TP1v、TP1a及びTP2が配置さ
れているので、トラック内でパケットが完結しており、
かつ、トリックプレイフレーム内でパケットが完結して
いる。従って、本実施の形態によれば、どのデータ系列
についても1つのパケットデータが2トラック間にまた
がることがないので、パケット処理はトラック内で完結
することになり、データブロックを過不足なく利用で
き、効率が良く、また、バッファメモリの利用効率が良
く、アドレッシングも容易である。
【0054】なお、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、その他種々の変形例が可能である。例え
ば、データ系列TP1vを86シンクブロック、TP1
aを2シンクブロック、TP2を21シンクブロックと
してもよく、この場合は、1トリックプレイフレームの
18本のトラック内のトリックプレイ用のシンクブロッ
ク数の合計は3倍速再生用が「264」、9倍速再生用
が「84」でそれぞれ前記最小公倍数「6」の倍数であ
り、また、18本のトラック内の通常再生用のシンクブ
ロック数は「5160」で前記最小公倍数「6」の倍数
である。
【0055】また、データ系列TP1vを88シンクブロッ
ク、TP1aを2シンクブロック、TP2を24シンク
ブロックとしてもよい。この場合は、前記4種類のトラ
ックについてシンクブロック数をまとめると次表のよう
になる。
【0056】
【表2】 表2からわかるように、1本のトラック内の通常再生用
データ系列NMLのシンクブロック数はいずれも前記最
小公倍数「6」の倍数であり、また、1本のトラック内
のトリックプレイ用のデータ系列TPのシンクブロック
数の合計も前記最小公倍数「6」の倍数である。
【0057】次に、本発明方法を実現する記録装置の一実施
の形態について図9のブロック図と共に説明する。同図
において、入力パケットデータは、ノーマルデータ用バ
ッファメモリ101に書き込まれる一方、制御回路10
2に入力されて、読み出し信号RTP1v、RTP1
A、RTP2、RN、スイッチング信号SWなどの各種
制御信号を発生させる。
【0058】制御回路102の出力信号はパケット用ヘッダ
付加回路103に入力され、これよりパケット用ヘッダ
を発生させてノーマルデータ用バッファメモリ101に
入力させる。ノーマルデータ用バッファメモリ101に
書き込まれたパケットデータ及びヘッダは、読み出し信
号RNにより読み出されてトリックプレイデータ生成回
路104及び選択回路109に入力される。トリックプ
レイデータ生成回路104からは前記したデータ系列T
P1v、TP1a及びTP2が並列に取り出され、パケ
ット用ヘッダ(アディショナルヘッダ)付加回路105
により各パケット毎にその4バイトの付加情報(例え
ば、パケットの到着時刻及びその他の情報)がアディシ
ョナルヘッダとして多重された後、それぞれ専用のバッ
ファメモリ106、107及び108に書き込まれる。
【0059】これにより、バッファメモリの106、107
及び108の格納データは、入力パケットデータが前記
第1の伝送方式のものであるときには、図9(A)に示
すように188バイトの各トリックプレイ用パケットの
先頭に4バイトの付加情報(アディショナルヘッダ)が
多重されたフォーマット構成であり、前記第2の伝送方
式のものであるときには、図9(B)に示すように14
0バイトの各トリックプレイ用パケットの先頭に4バイ
トの付加情報(アディショナルヘッダ)が多重されたフ
ォーマット構成である。
【0060】上記のバッファメモリの106、107及び1
08の格納データは、読み出し信号RTP1v、RTP
1a及びRTP2により読み出されて選択回路109に
入力される。選択回路109は、上記の通常再生用パケ
ットデータ、3種類のトリックプレイ用パケットデータ
をスイッチング信号SWに基づいていずれか一のパケッ
トデータをパケット単位で選択し、これをパケット分割
回路110に入力する。
【0061】パケット分割回路110は、1シンクブロック
中の96バイトのデータ格納エリア(図1の4)に対応
して、入力パケットデータを96バイト単位に区切るた
めの回路で、前記第1の伝送方式のパケットデータ入力
時には、4バイトの付加情報に続いて188バイトのパ
ケットデータの先頭から92バイトを出力し、その後に
パケットデータの残りの96バイトを出力することを繰
り返す。
【0062】また、前記第2の伝送方式のパケットデータ入
力時には、パケット分割回路110は、4バイトの付加
情報と1パケット目の先頭から92バイトからなる96
バイトを出力し、次に1パケット目の残りの48バイト
と4バイトの付加情報と2パケット目の先頭から44バ
イトからなる96バイトを出力し、その後に2パケット
目の残りの96バイトを出力することを繰り返す。
【0063】パケット分割回路110から出力された96バ
イト(図7の例では97バイト)のデータは、ヘッダ付
加回路111に供給されて、制御回路102からの3バ
イトのヘッダ情報がその先頭に付加された後、外符号生
成回路112に入力される。ここで、上記の3バイトの
ヘッダ情報は、前記図5〜図7に示した各実施の形態の
記録を行うときには、2バイトのメインヘッダと1バイ
トのデータ予備領域のためのダミータからなり、メイン
ヘッダ2バイト中には、その第1バイトの下位2ビット
にパケットの順番を示す前記カウンタ値が含まれてい
る。
【0064】外符号生成回路112は、99(=96+3)
バイト単位で入力されるデータ及びヘッダが1トラック
分の306シンクブロック入力されたときの誤り訂正符
号として30バイトの外符号を生成する。
【0065】内符号生成回路113は、外符号生成回路11
2よりのデータ、ヘッダ及び外符号が入力され、これら
に基づいて8バイトのパリティを内符号として生成す
る。この内符号生成回路113の出力ディジタル信号
(データ、ヘッダ、外符号及び内符号)は、付加回路1
14に供給されて図1乃至図3にSyncで示した2バ
イトの同期信号やIDで示した3バイトのアドレス情報
などが付加された後、更に信号記録回路で図4に示した
領域26、27、28、30、33などに記録されるプ
リアンブル、サブコード、ポストアンブルなどが多重さ
れ、更に変調及び増幅された後、図示しない公知の回転
ヘッドを用いた記録機構により記録媒体(ここでは磁気
テープ)116に記録される。
【0066】本実施の形態では、第1及び第2のディジタル
信号伝送方式の何れのディジタル信号伝送方式のディジ
タル信号を記録するときにもパケットをトラックに過不
足なく割付けられて記録するため、その記録信号のバッ
ファメモリ101、106〜108の利用効率が良く、
アドレッシングも容易である。
【0067】次に、本発明の再生方法を実現する再生装置の
構成及び動作について図10のブロック図と共に説明す
る。同図において、上記の記録媒体116の記録ディジ
タル信号は公知の再生機構(ここでは回転ヘッドを含む
機構)により再生された後、信号再生回路201、ID
検出回路202及び誤り訂正回路203をそれぞれ通し
て制御回路204及びデータ振り分け回路205に供給
される。
【0068】制御回路204は再生ディジタル信号のヘッダ
(又はメインヘッダ)を解析してデータ振り分け回路2
05の制御信号を発生すると共に、バッファメモリ20
6〜209の書き込み制御信号WTP1v、WTP1
a、WTP2及びWNを発生し、かつ、再生ディジタル
信号中の4バイトの付加情報(アディショナルヘッダ)
を解析して、パケット到着時刻を参照し、同じタイミン
グでパケットを読み出すように読み出し制御信号RTP
1v、RTP1a、RTP2及びRNを発生する。
【0069】データ振り分け回路205は上記制御信号に基
づいて入力再生ディジタル信号がトリックプレイ用のデ
ータ系列TP1v、TP1a及びTP2のときにはバッ
ファメモリ206、207及び208にそれぞれ振り分
けて入力し、通常再生用のパケットデータのときにはバ
ッファメモリ209に入力する。
【0070】ここで、本実施の形態の記録媒体116は、前
記したように2種類のディジタル信号伝送方式のどのデ
ィジタル信号伝送方式のディジタル信号を記録するとき
にもパケットをトラックに過不足なく割付けられて記録
されているため、その再生信号のバッファメモリ206
〜209の利用効率が良く、アドレッシングも容易であ
る。バッファメモリ206〜209の格納パケットデー
タは、制御回路204からの読み出し制御信号RTP1
v、RTP1a、RTP2及びRNに基づいて読み出さ
れる。
【0071】なお、本発明は以上の実施の形態に限定される
ものではなく、パケットサイズの異なる3種類以上の伝
送方式に対しても同様に本発明を適用できる。すなわ
ち、この場合は、所定個数のパケットを付加情報と共に
所定個のデータブロックに格納するように記録し、ま
た、1つのトラック上のデータブロック数を複数の伝送
方式のそれぞれの記録再生単位のデータブロック数の最
小公倍数Rの倍数に設定すればよい。
【0072】また、以上の実施の形態では磁気テープにディ
ジタル信号を記録再生するものとして説明したが、本発
明は磁気ディスク、光ディスクなどのディスク状記録媒
体に、複数のセクタで構成されるトラックを形成して記
録再生する方式にも適用でき、この場合には1つのトラ
ック上のセクタ数を複数の伝送方式のそれぞれの記録再
生単位のデータブロック数の最小公倍数Rの倍数に設定
すればよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、記録ブロックのデータサイズより大きなパ
ケット単位で伝送されるディジタル信号であっても、パ
ケットを分割して複数の記録ブロックより成る1配列単
位に格納し、その際に1配列単位分の記録ブロックにお
ける各記録ブロックの順番を示す符号を各記録ブロック
に付加して記録するため、様々な方式で伝送されるディ
ジタル信号に対応することが可能となるばかりでなく、
このようにして記録したディジタル信号のパケットを確
実に再生することが可能となる。
【0074】また、請求項2に係る発明によれば、1配列単
位内における記録ブロックの数に対応して繰り返される
カウント値が各記録ブロックの順番を示す符号として用
いられているため、再生時には、除算回路等を用いるこ
となくパケットの分割部分を判定することが可能とな
る。また、1配列単位内に他の記録ブロックが挿入され
ていた場合でも、分割されたパケットを確実に復元する
ことが可能となる。
【0075】また、請求項3に係る発明によれば、第1のデ
ィジタル信号における1配列単位内の記録ブロックの数
と第2のディジタル信号における1配列単位内の記録ブ
ロックの数との最小公倍数の自然数倍の記録ブロックを
1本のトラックに記録するため、第1のディジタル信号
と第2のディジタル信号における何れのディジタル信号
にも対応することができ、このようにして記録したディ
ジタル信号のパケットを確実に再生することが可能とな
る。
【0076】また、請求項4に係る発明によれば、トリック
プレイ用データを記録する場合も、トラック周期に対応
するトラック内のおけるトリックプレイ用データの記録
ブロックの数の合計を前記最小公倍数の自然数倍の個数
としたため、トリックプレイ用のデータを効率良く記録
し、確実に再生させることが可能となる。
【0077】また、請求項5に係る発明によれば、記録ブロ
ックのデータサイズより大きなパケットサイズを有する
ディジタル信号であっても、複数の記録ブロックに分割
して格納され、この分割したパケットを格納した1配列
単位の記録ブロックにおける各記録ブロックの順番を示
す符号が各記録ブロック内の付加情報記録領域に格納さ
れているため、パケットの記録効率が良いばかりでな
く、確実に再生し得るパケットを記録した記録媒体を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により記録再生されるシンクブロックの
一実施の形態のフォーマット図である。
【図2】第1の伝送方式のディジタル信号記録時のシン
クブロックの構成を示す図である。
【図3】第2の伝送方式のディジタル信号記録時のシン
クブロックの構成を示す図である。
【図4】本発明による一実施の形態のトラックフォーマ
ットを示す図である。
【図5】第1の伝送方式のディジタル信号記録時の他の
実施の形態のシンクブロックの構成を示す図である。
【図6】第2の伝送方式のディジタル信号記録時の他の
実施の形態のシンクブロックの構成を示す図である。
【図7】ディジタル信号記録時の更に他の実施の形態の
シンクブロックの構成を示す図である。
【図8】本発明の他の実施の形態のトラックパターンと
トリックプレイ時のヘッド走査軌跡等を説明する図であ
る。
【図9】本発明方法を実現する記録装置の一実施の形態
のブロック図である。
【図10】本発明方法を実現する再生装置の一実施の形
態のブロック図である。
【符号の説明】
1 同期信号(Sync)領域 2 アドレス情報(ID)領域 3 ヘッダ格納領域 4 データ格納エリア 5 パリティ領域 10、15、19 付加情報格納エリア 11、12、16、17、18、20、21、22 デ
ータ格納エリア 27 サブコード領域 31データ領域 32 誤り訂正符号領域 41、51、61 メインヘッダ領域 71〜73 トリックプレイ用映像信号データ系列TP
1v記録部分 81〜83 トリックプレイ用音声信号データ系列TP
1a記録部分 91〜94 トリックプレイ用映像信号データ系列TP
2記録部分 101 ノーマルデータ用バッファメモリ(付加及び記
憶手段) 102 制御回路(付加情報発生手段、付加手段) 103 パケット用ヘッダ付加回路(付加及び記憶手
段) 104 トリックプレイデータ生成回路 106〜108 トリックプレイデータ用バッファメモ
リ(付加及び記憶手段) 109 選択回路 110 パケット分割回路(分割手段) 111 ヘッダ付加回路(付加手段) 115 信号記録回路(信号記録回路) 116 記録媒体 204 制御回路(制御手段) 205 データ振り分け回路 206〜208 トリックプレイデータ用バッファメモ
リ(バッファメモリ) 209 ノーマル用バッフアメモリ(バッファメモリ) 210 パケット選択回路(制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のパケットサイズを有するパケット単
    位で伝送されるディジタル信号を前記パケットサイズよ
    りデータサイズの小なる記録ブロックに格納し、前記記
    録ブロックを形成されるトラックに複数配置することに
    より記録媒体にディジタル信号を記録し、形成されたト
    ラックからディジタル信号を再生するディジタル信号記
    録再生方法であり、 前記伝送されるパケットを分割し、1又は2以上のパケ
    ットを複数個の記録ブロックより成る1配列単位に格納
    し、前記1配列単位における記録ブロック数の倍数の記
    録ブロックを前記記録媒体の1本のトラックに記録する
    に際して、前記1配列単位分の記録ブロックにおける各
    記録ブロックの順番を示す符号を付加情報として各記録
    ブロックに記録するようにしたことを特徴とするディジ
    タル信号記録再生方法。
  2. 【請求項2】前記1配列単位内における記録ブロック数
    は、伝送されるパケットのパケットサイズと前記記録ブ
    ロックのデータサイズとに応じて設定されており、前記
    1配列単位内における記録ブロック数に対応して繰り返
    されるカウント値を、前記各記録ブロックの順番を示す
    符号として記録したことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィジタル信号記録再生方法。
  3. 【請求項3】前記伝送されるディジタル信号は、前記記
    録ブロックよりもデータサイズの大なる第1のパケット
    単位で伝送される第1のディジタル信号と、前記記録記
    録ブロックよりもデータサイズが大で、且つ前記第1の
    パケットとパケットサイズの異なる第2のパケット単位
    で伝送される第2のディジタル信号とにおける何れか一
    方のディジタル信号であり、前記1本のトラックには、
    前記第1のディジタル信号における1配列単位内の記録
    ブロック数と、前記第2のディジタル信号における1配
    列単位内の記録ブロック数との最小公倍数の自然数倍の
    記録ブロックを記録することにより、前記第1のディジ
    タル信号と前記第2のディジタル信号とにおける何れか
    一方のディジタル信号を記録できるようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のディジタル信号記録再生方法。
  4. 【請求項4】前記伝送されるディジタル信号を前記記録
    媒体に記録すると共に、記録時と異なる速度で再生され
    るトリックプレイ用データを前記複数の記録ブロックに
    格納して、この記録ブロックを予め定められたトラック
    周期でトラック内の特定の固定位置に記録し、これを再
    生するディジタル信号記録再生方法であり、 前記トラック周期に対応するトラック内におけるトリッ
    クプレイ用データを格納した記録ブロックの数の合計が
    前記最小公倍数の自然数倍の個数となるよう前記トリッ
    クプレイ用データを記録したことを特徴とする請求項3
    記載のディジタル信号記録再生方法。
  5. 【請求項5】複数の記録ブロックにより形成されたトラ
    ックが複数配置されている記録媒体であり、 前記各記録ブロック内には、同期信号が格納される同期
    信号領域と、アドレス情報が格納されるアドレス領域
    と、付加情報が格納される付加情報記録領域と、ディジ
    タル信号が格納されるデータ記録領域と、誤り訂正符号
    が格納されている誤り訂正符号領域とが順に設けられ、 前記データ記録領域には、所定のパケットサイズを有す
    るパケットにより構成される前記ディジタル信号の各パ
    ケットが分割して複数の記録ブロックにわたり格納され
    ており、これら分割されたパケットの格納に必要な前記
    複数の記録ブロックを1配列単位として、前記1配列単
    位分の記録ブロックにおける各記録ブロックの順番を示
    す符号が前記各記録ブロック内の付加情報記録領域に格
    納され、 更に、前記各トラックにおける前記記録ブロックの個数
    は、前記1配列単位分の記録ブロックの数の倍数に設定
    されていることを特徴とする記録媒体。
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