JP3361956B2 - 文字認識処理装置 - Google Patents

文字認識処理装置

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JP3361956B2
JP3361956B2 JP10212897A JP10212897A JP3361956B2 JP 3361956 B2 JP3361956 B2 JP 3361956B2 JP 10212897 A JP10212897 A JP 10212897A JP 10212897 A JP10212897 A JP 10212897A JP 3361956 B2 JP3361956 B2 JP 3361956B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手書きなどによっ
て入力された文字データを文字認識してテキスト文字デ
ータを取得する文字認識処理装置に関する。また、取得
したテキスト文字データの中から所望のテキスト文字デ
ータを選択可能な文字認識処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、文字認識処理装置は、タブレ
ット、マウス、入力ペンなどを備える入力装置や表示装
置を有する電子機器に適応され、このような電子機器
は、たとえば電子手帳、パーソナルコンピュータ、ワー
クステーション、オフィスプロセッサおよび大型コンピ
ュータなどとして用いられている。
【0003】所定数の文字枠が設定される入力面は、た
とえば透光性を有し、表示面上に重畳して配置されて文
字枠が目視表示される。入力ペンなどによって文字枠に
文字が手書き入力されると、該手書き文字を表す手書き
文字データが入力部から出力され、該手書き文字が表示
面に目視表示されるとともに、文字認識処理されて手書
き文字に類似するテキスト文字データ候補が取得され
る。テキスト文字データは表示面に目視表示可能であ
り、たとえば第1候補のテキスト文字データが表示され
る。操作者は表示された第1候補のテキスト文字を見て
所望の文字であるかどうかを判断する。所望の文字であ
ったときには該文字を確定する。所望の文字ではなかっ
たときには、第2以降の候補のテキスト文字データを表
示し、この中から所望の文字を選び確定する。またこの
中に所望の文字がなかったときには、再度、文字を手書
き入力し文字認識処理を実施する。
【0004】たとえば特開平8−7044号公報は、文
字認識処理の対象となるテキスト文字データを絞込む方
法および該方法を適用した手書き文字入力装置に関し、
具体的には、文字認識対象を文字単位で指定する方法
や、文字単位での指定と文字種単位での指定とを併用す
る方法に関し、さらに指定された文字認識対象とそれ以
外の文字認識対象とをともに文字認識し、文字認識対象
内の候補の中に所望の文字がなかったときには文字認識
対象外の候補の中からも文字を選択可能とし、この中か
ら文字が選択されたときには、該文字を文字認識対象内
に追加する方法に関する。
【0005】また、たとえば特開平4−195670号
公報は、文字認識を行って仮名漢字変換を行う方式に関
し、具体的には、文字種毎に入力領域を設け、該入力領
域に入力された手書き文字を文字認識し、入力領域に応
じた所定の仮名漢字変換を行う方式に関する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】文字が手書き入力可能
な従来技術の文字認識処理装置では、予め定められる数
の入力枠が設定され、各枠に文字を手書き入力すると入
力順に文字認識が実施されるが、文字認識処理の速度が
遅いと、さらに入力したい文字があるにもかかわらず入
力できる枠がないという不都合が生じる。
【0007】また、テキスト文字などが表示されるテキ
スト文字表示領域に重畳して入力枠、すなわち手書き文
字表示領域が設定されるので、入力枠の表示位置によっ
ては、見たいテキスト文字が見えないという不都合が生
じる。
【0008】また、前記特開平8−7044号公報では
文字認識処理の対象となるテキスト文字データを絞込む
ことができるので文字認識処理の速度は速まるが、第1
候補が所望の文字ではなかった場合、該処理によって得
られた第2以降の候補の中から所望の文字を選んで確定
する操作や、第2以降の候補の中にも所望の文字がなか
ったときには再入力という操作を要する。文字の再入力
は、従来技術において一旦文字を削除した後、指定の個
所に対して文字を再入力することによって行われる。こ
のように再入力前の文字に対して上書きするようにして
おらず、入力に手間がかかる。このような操作は、前記
特開平4−195670号公報においても同様に必要で
ある。また、文字入力を行う文字枠の数や大きさが調節
できず、使用者の望む使用形態が設定できないという不
都合がある。
【0009】本発明の第1の目的は、常に手書き文字が
入力可能な入力枠を設定できる文字認識処理装置を提供
することである。また本発明の第2の目的は、テキスト
文字表示領域と手書き文字表示領域とを適切な位置関係
に設定可能な文字認識処理装置を提供することである。
さらに本発明の第3の目的は、文字認識処理によって所
望の文字を効率よく容易に確定できる文字認識処理装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定められ
る直交座標上に所定数の文字枠が設定された入力面を有
し、各文字枠に所定の指示手段で文字を手書き入力する
ことによって入力された座標点を出力する入力手段と、
予め定められる直交座標が設定された表示面を有し、少
なくとも前記文字枠を目視表示する表示手段と、前記入
力手段から出力される座標点を用いて文字認識処理を行
い、手書き入力文字に応じたテキスト文字を選択する文
字認識処理手段とを含む文字認識処理装置において、前
記文字認識処理によって選択されたテキスト文字の指定
に応じて、指定された文字数の文字枠を前記入力面に再
設定する文字枠再設定手段を含むことを特徴とする文字
認識処理装置である。本発明に従えば、入力面に設定さ
れた文字枠に手書き入力された文字に対する文字認識処
理によって選択されたテキスト文字が指定されると、指
定された文字数の文字枠が前記入力面に再設定される。
再設定された文字枠に指定されたテキスト文字を表示さ
せれば、選択されたテキスト文字に対する編集処理など
を実施することができる。また、指定したテキスト文字
の文字数だけ文字枠が再設定されるので、編集対象文字
を確実に把握することができる。
【0011】また本発明は、予め定められる直交座標上
に所定数の文字枠が設定された入力面を有し、各文字枠
に所定の指示手段で文字を手書き入力することによって
入力された座標点を出力する入力手段と、予め定められ
る直交座標が設定された表示面を有し、少なくとも前記
文字枠を目視表示する表示手段と、前記入力手段から出
力される座標点を用いて文字認識処理を行い、手書き入
力文字に応じたテキスト文字を選択する文字認識処理手
段とを含む文字認識処理装置において、前記文字認識処
理によって選択されたテキスト文字が表示されるテキス
ト文字表示領域を、前記表示面に設定するテキスト文字
表示領域設定手段と、前記テキスト文字表示領域に表示
されたテキスト文字の中から文字枠に表示すべきテキス
ト文字を指定するテキスト文字指定手段と、指定された
テキスト文字の数を取得するテキスト文字数取得手段
と、取得された文字数の文字枠を前記入力面に再設定す
る文字枠再設定手段と、再設定された文字枠に、指定さ
れたテキスト文字を表示させるテキスト文字表示処理手
段とを含むことを特徴とする文字認識処理装置である。
本発明に従えば、表示面に設定された文字枠に文字が手
書き入力され、該手書き入力文字を文字認識することに
よって選ばれたテキスト文字が表示されるテキスト文字
表示領域が表示面に設定され、該領域に表示されたテキ
スト文字の中から所望の文字が指定されると、該文字の
文字数が取得され、取得された文字数の文字枠が再設定
される。再設定された文字枠には、指定されたテキスト
文字が表示され、文字認識によって選ばれたテキスト文
字に対して編集処理などを実施できる。たとえば誤った
文字の文字枠に対して直接文字を上書きすることがで
き、文字の修正などの編集を効率よく行うことができ
る。指定したテキスト文字の数だけの文字枠に該文字が
表示されるので、編集対象文字を確実に把握できる。な
お、文字枠の大きさを拡大または縮小して再設定可能に
しても構わない。文字枠の数や大きさを調整可能とする
ことによって、使用者の望む使用形態が設定できる。
【0012】また本発明は、再設定された前記文字枠の
数を増加または減少する文字枠数増減処理手段と、文字
枠の増加または減少時に、該文字枠に表示すべきテキス
ト文字を再指定するテキスト文字再指定手段と、増加ま
たは減少した文字枠に、再指定されたテキスト文字を表
示させるテキスト文字再表示処理手段とを含むことを特
徴とする。本発明に従えば、再設定された文字枠の数を
増加または減少可能とし、文字枠の増加または減少時に
該文字枠に表示すべきテキスト文字を再指定して、該文
字を表示することができる。したがって、編集処理など
の対象を容易に変更することができる。また、再設定さ
れた文字枠に表示されるテキスト文字を変更可能とし
て、編集処理などの対象を容易に変更しても構わない。
また、再設定された文字枠に指定されたテキスト文字の
候補文字数を表示可能としても構わない。これによっ
て、候補文字がいくつあるかを容易に把握できる。
【0013】また本発明は、再設定された前記文字枠に
表示されたテキスト文字の中から修正文字を指定する修
正文字指定手段と、指定された修正文字の文字認識処理
結果の候補文字を表示する候補文字表示領域を前記表示
面に設定する候補文字表示領域設定手段と、前記候補文
字表示領域に表示された候補文字の中から所定の文字を
指定する候補文字指定手段と、指定された候補文字を表
示する指定候補文字表示領域を前記表示面に設定する指
定候補文字表示領域設定手段とを含むことを特徴とす
る。本発明に従えば、再設定された文字枠に表示された
テキスト文字の中から修正文字が指定されると、指定さ
れた修正文字の候補文字が候補文字表示領域に表示され
る。表示された候補文字の中から所定の文字を指定する
と、該文字が指定候補文字表示領域に表示される。した
がって、たとえば編集処理によく使う文字とそうではな
い文字とを分けて表示することができ、よく使う文字を
探す手間が軽減し、操作性が向上する。また、指定候補
文字表示領域に表示された指定候補文字の中から所定の
文字を特定し、修正文字に代わって文字枠に表示して、
容易に修正可能としても構わない。また、指定候補文字
表示領域に表示された指定候補文字の中から所定の文字
を削除可能としても構わない。また、削除された指定候
補文字を記憶し復元可能としても構わない。また、指定
候補文字表示領域に表示される候補文字の大きさを変更
可能としても構わない。また、指定候補文字表示領域に
候補文字を複数行にわたって表示可能としても構わな
い。また、指定候補文字表示領域に候補文字の大きさお
よび行数を最適化して表示しても構わない。また、初期
設定および追加設定される文字枠の大きさを拡大または
縮小可能としても構わない。また、初期設定および追加
設定される文字枠の表示を消去可能としても構わない。
また、指定候補文字表示領域に表示される指定候補文字
の種類に優先順位を設定可能としても構わない。また、
設定された優先順位で指定候補文字を並べ変えて指定候
補文字表示領域に表示可能としても構わない。また、設
定された優先順位の種類毎に指定候補文字を整理して指
定候補文字表示領域に表示可能としても構わない。
【0014】また本発明は、再設定された前記文字枠に
表示されたテキスト文字の中から修正文字を指定する修
正文字指定手段と、指定された修正文字の文字認識処理
結果の候補文字を表示する候補文字表示領域を前記表示
面に設定する候補文字表示領域設定手段と、修正後の文
字の種類を指定する文字種指定手段と、前記修正文字の
候補文字の中から、指定された文字種の候補文字を抽出
する候補文字抽出手段と、抽出された候補文字を表示す
る抽出候補文字表示領域を前記表示面に設定する抽出候
補文字表示領域設定手段とを含むことを特徴とする。本
発明に従えば、再設定された文字枠に表示されたテキス
ト文字の中から修正文字が指定されると、指定された修
正文字の候補文字が候補文字表示領域に表示される。修
正後の文字の種類が指定されると、表示された候補文字
の中から該種類の候補文字が抽出されて抽出候補文字表
示領域に表示される。したがって、文字を修正するため
の候補文字を把握することができる。
【0015】また本発明は、再設定された前記文字枠に
表示されたテキスト文字の中から修正文字を指定する修
正文字指定手段と、指定された修正文字の文字認識処理
結果の候補文字を表示する候補文字表示領域を前記表示
面に設定する候補文字表示領域設定手段と、修正後の文
字の種類を指定する文字種指定手段と、前記修正文字の
候補文字の中から、指定された文字種の第1候補文字を
抽出する第1候補文字抽出手段と、抽出された第1候補
文字を前記修正文字に代わって文字枠に表示する文字表
示変更処理手段とを含むことを特徴とする。本発明に従
えば、再設定された文字枠に表示されたテキスト文字の
中から修正文字が指定されると、指定された修正文字の
候補文字が候補文字表示領域に表示される。修正後の文
字の種類が指定されると、表示された候補文字の中から
該種類の第1候補文字が抽出されて修正文字に代わって
表示される。したがって、容易に文字を修正することが
できる。
【0016】また本発明は、前記表示面の1行に表示可
能な文字枠の1行最大個数を取得する文字枠1行最大個
数取得手段と、再設定される前記文字枠の個数が、取得
された前記1行最大個数を超えるときには、複数行にわ
たるように文字枠を編集する文字枠編集手段とを含むこ
とを特徴とする。本発明に従えば、再設定された文字枠
が表示面の1行に表示可能な文字枠の1行最大個数を超
えるときには、複数行にわたるように文字枠が編集され
る。したがって、再設定された文字枠のすべてを目視す
ることができる。
【0017】また本発明は、再設定される文字枠の表示
位置を取得する文字枠表示位置取得手段と、取得された
文字枠表示位置が表示面をはみ出すときに、文字枠位置
を移動させる文字枠移動手段とを含むことを特徴とす
る。本発明に従えば、再設定される文字枠の表示位置が
表示面をはみ出すときには、たとえば文字枠が表示面内
に収まるように、文字枠位置が移動される。したがっ
て、再設定された文字枠に表示されるテキスト文字の視
認性が向上する。
【0018】また本発明は、前記表示面の全面に表示可
能な文字枠の1面最大個数を取得する文字枠1面最大個
数取得手段と、再設定される前記文字枠の個数が、取得
された前記1面最大個数を超えるときには、1面最大個
数の範囲内に文字枠を編集する文字枠編集手段とを含
み、前記テキスト文字表示処理手段は、編集された文字
枠に指定されたテキスト文字を先頭文字から1面最大個
数分だけ表示させることを特徴とする。本発明に従え
ば、再設定された文字枠が表示面の全面に表示可能な文
字枠の1面最大個数を超えるときには、1面最大個数の
範囲内に文字枠が編集され、編集された文字枠には指定
されたテキスト文字が先頭文字からたとえば1面最大個
数分だけ表示される。したがって、表示面に可能な限り
の文字を表示することができる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態で
ある文字認識処理装置1の構成を示すブロック図であ
る。文字認識処理装置1は、たとえばCPU(中央演算
処理装置)で実現される制御部2、たとえばタブレッ
ト、入力ペン、マウスなどで実現される入力部3、たと
えばLCD(液晶表示装置)で実現される表示部4、文
字認識処理部5、文字枠位置取得部6、追加文字枠設定
部7、第1判定部8、第2判定部9、追加文字枠消去部
10、文字枠移動部11、文字枠編集部12および文字
枠配列方向変換部13を含んで構成される。
【0030】制御部2は、予め定められる動作プログラ
ムに従って文字認識処理装置1全体の動作を統括的に制
御する。入力部3は、予め定められる直交座標上に所定
数の文字枠が初期設定された透光性を有する入力面を有
し、各文字枠に入力ペンなどの所定の指示手段で文字が
手書き入力されることによって、入力された文字の座標
点を表す座標点信号を出力する。入力方式としては、抵
抗膜方式、静電誘導方式および電磁誘導方式などの公知
技術のうちのいずれか1つが採用される。前記座標点信
号はA/D(アナログ/デジタル)変換されて制御部2
に与えられ、制御部2はA/D変換された該座標点信号
を表示部4に与え、また文字認識処理部5に与える。
【0031】表示部4の表示面上には入力部3の入力面
が重畳される。該表示部4の表示面には、予め定められ
る直交座標が設定されており、少なくとも前記文字枠を
目視表示する。また、A/D変換された前記座標点信号
に基づいて手書き入力文字を目視表示する。文字認識処
理部5は、A/D変換された前記座標点信号に基づいて
手書き入力文字を公知の手法を用いて文字認識し、該文
字に類似するテキスト文字の候補を取得する。前記表示
部4はまた、該テキスト文字も目視表示する。
【0032】文字枠位置取得部6は、文字が手書き入力
されている文字枠位置を取得する。追加文字枠設定部7
は、文字枠位置取得部6によって取得された文字枠位置
が最終文字枠であったときに、文字枠を追加して設定す
る。
【0033】第1判定部8は、前記追加文字枠設定部7
によって文字枠が追加して設定されているかどうかを判
定する。第2判定部9は、文字枠が追加して設定されて
いるときに、文字認識処理部5によって全文字枠に関す
る文字認識処理が終了したかどうかを判定する。追加文
字枠消去部10は、第2判定部9によって全文字枠に関
する文字認識処理が終了したと判定されたときに、追加
して設定された文字枠を消去する。
【0034】文字枠移動部11は、全文字枠が表示面内
に表示されるように文字枠を移動する。文字枠編集部1
2は、全文字枠が表示面内に表示されるよう、文字枠を
複数行にわたるように編集する。文字枠配列方向変換部
13は、文字枠の配列方向を変換する。該文字枠配列方
向変換部13に関連して、後述する縦/横方向変換ボタ
ン19が設けられる。
【0035】図2は、文字認識処理装置1の第1の動作
を説明するための文字枠14を示す図である。第1の動
作は、文字枠位置取得部6および追加文字枠設定部7に
関連する。図2(A)に示されるように所定数(本実施
形態では3)の文字枠14が初期設定されており、該文
字枠14には入力部3に関連する入力ペン16を用いて
文字が手書き入力される。設定された文字枠14のうち
の最終文字枠14aに文字が手書き入力されると、図2
(B)に示されるように文字枠14bが追加して設定さ
れる。該文字枠14bは、既に設定されている最終文字
枠14aに続いて設定される。
【0036】図3は、文字認識処理装置1の第1の動作
である文字枠追加動作を示すフローチャートである。ス
テップa1では、文字枠位置取得部6によって取得され
る文字枠位置が最終文字枠14aの位置であるかどうか
を、制御部2が判断する。最終文字枠14aの位置であ
るときにはステップa2に進み、追加文字枠設定部7で
追加文字枠14bを設定して動作を終了し、最終文字枠
14aの位置ではないときにはそのまま動作を終了す
る。
【0037】このような文字枠の追加動作によって常に
手書き文字入力が可能となり、文字入力の待ち時間がな
くなるので、操作性が向上する。
【0038】図4は、文字認識処理装置1の第2の動作
を説明するための文字枠14を示す図である。第2の動
作は、第1判定部8、第2判定部9および追加文字枠消
去部10に関連する。図4(A)に示されるように追加
文字枠14bを含んで文字枠14が設定されており、全
文字枠14に文字が手書き入力され、該全文字枠14に
関する文字認識処理が終了すると、図4(B)に示され
るように追加文字枠14bの設定が解消されて表示が消
去される。
【0039】図5は、文字認識処理装置1の第2の動作
である追加文字枠消去動作を示すフローチャートであ
る。ステップa3では、第1判定部8が、文字枠数が初
期設定時の数と異なっているかどうか、すなわち追加文
字枠14bが設定されているかどうかを判定する。追加
文字枠14bが設定されているときにはステップa4に
進み、第2判定部9が全文字枠14に関する文字認識処
理が終了したかどうかを判定する。全文字枠14に関す
る文字認識処理が終了したときにはステップa5に進
み、追加文字枠消去部10で追加文字枠14bの設定を
解消して、すなわち文字枠数を初期設定時の3として、
動作を終了する。
【0040】ステップa3で追加文字枠14bが設定さ
れていないとき、およびステップa4で全文字枠14に
関する文字認識処理が終了していないときには、そのま
ま動作を終了する。
【0041】このような文字枠消去動作によって、不要
な追加文字枠14bは解消されるので、視認性が向上
し、また誤って文字を手書き入力することなどがなくな
る。
【0042】図6は、文字認識処理装置1の第3の動作
を説明するための文字枠14が表示された表示面18を
示す図である。第3の動作は、文字枠移動部11に関連
する。たとえば、図6(A)に示されるように紙面中で
右方向へ横書きするように設定されており、表示面18
の右端部18a近傍に文字枠14が配置され、追加設定
される文字枠14bが表示面18からはみ出る場合、図
6(B)に示されるように文字枠14が表示面18の左
端部18b近傍に移動される。したがって、表示面18
内に追加文字枠14bを設定することができる。
【0043】図7は、文字認識処理装置1の第3の動作
である文字枠移動動作を示すフローチャートである。ス
テップa6では、追加文字枠14bが設定されて文字枠
数が増加したかどうかを、制御部2が判断する。このと
き追加文字枠14bはまだ表示されない。増加したとき
にはステップa7に進み、文字枠14の位置および大き
さを獲得する。ステップa8では、文字枠14が表示面
18の外に及んでいるかどうかを、制御部2が判断す
る。外に及んでいるときにはステップa9に進み、表示
面18内に収まるよう、文字枠移動部11で文字枠14
を移動し、再配置させて追加文字枠14bを表示して動
作を終了する。
【0044】ステップa6で追加文字枠14bが設定さ
れいないとき、およびステップa8で文字枠14が表示
面18内に収まるときには、文字枠14は移動させず、
必要に応じて追加文字枠14bを表示して動作を終了す
る。
【0045】このような文字枠移動動作によって、全文
字枠14を表示面18内に収めることができる。したが
って、全ての文字枠14が表示でき視認性が向上する。
【0046】図8は、文字認識処理装置1の第4の動作
を説明するための表示面18を示す図である。第4の動
作は、文字枠編集部12に関連する。図8(A)に示さ
れるように追加文字枠14bが表示面18からはみ出る
場合、図8(B)に示されるように文字枠14が複数行
にわたるように編集される。
【0047】図9は、文字認識処理装置1の第4の動作
である文字枠編集動作を示すフローチャートである。ス
テップa10では、文字枠編集部12が、表示面18に
おいて1行に表示可能な最大表示文字数、すなわち最大
文字枠数を獲得する。ステップa11では、変数X=
(設定された文字枠数)÷(1行の最大表示文字数)を
求める。ステップa12では、変数Xが1以上かどうか
を判断する。1以上のときにはステップa13に進み、
変数Y=(設定された文字枠数)÷Xを求める。ステッ
プa14では、(Y文字)×(X行)の文字枠14に編
集して表示し、動作を終了する。
【0048】ステップa12で変数Xが1未満であった
ときにはステップa15に進み、設定された文字枠数の
1行の文字枠14を設定して動作を終了する。
【0049】このような文字枠編集動作によって、複数
行にわたるように文字枠14を表示して全ての文字枠1
4を表示し、視認性を向上することができる。
【0050】図10は、文字認識処理装置1の第5の動
作を説明するための文字枠14を示す図である。第5の
動作は、文字枠配列方向変換部13に関連する。たとえ
ば図10(A)に示されるように横書きに設定されてお
り、文字枠配列方向変換部13に関連する縦/横方向変
換ボタン19を入力ペン16で指示するなどによって指
定すると、文字枠14の配列方向が図10(B)に示さ
れるように縦書きに変換される。同様にして、縦書きか
ら横書きに変換することも可能である。
【0051】図11は、縦/横方向変換ボタン19を指
示したときの動作を示すフローチャートである。該ボタ
ン19が指示されたときのステップa16では、文字枠
配列方向変換部13は、文字枠14の配列方向が横方向
かどうかを判断する。横方向であったときにはステップ
a17に進み、文字枠14の配列方向を縦方向に変換し
て動作を終了する。縦方向であったときにはステップa
18に進み、文字枠14の配列方向を横方向に変換して
動作を終了する。
【0052】このような文字枠14の配列方向の変換動
作によって、上下方向や左右方向に変換して文字枠14
を設定でき、表示可能となる。
【0053】図12は、本発明の第2実施形態である文
字認識処理装置21の構成を示すブロック図である。文
字認識処理装置21は、前記文字認識処理装置1と同様
の制御部2、入力部3、表示部4および文字認識処理部
5を備え、さらに表示領域設定部22、入力文字表示領
域移動部23、テキスト文字表示領域移動部24、テキ
スト文字スクロール処理部25および入力文字表示領域
表示位置指定部26を含んで構成される。前記装置1と
同様の構成部材の説明は省略する。
【0054】表示領域設定部22は、表示部4の表示面
に、テキスト文字表示領域と入力文字表示領域とを設定
する。具体的には、テキスト文字表示領域上に入力文字
表示領域が重畳するようにして、かつ当該テキスト文字
表示領域内のテキスト文字が入力文字表示領域によって
覆われることのないようにして設定する。テキスト文字
表示領域には、文字認識処理によって得られたテキスト
文字の他に、文字コードの入力によって指定されるテキ
スト文字などが表示可能である。入力文字表示領域に
は、入力部3を用いてたとえば手書き入力された手書き
文字が表示可能である。なお、本実施形態では、入力部
3からの文字認識用文字の入力は手書き入力に限らず、
たとえば記録紙に書かれた文字をスキャナなどで読取っ
て入力しても構わない。
【0055】手書き文字表示領域移動部23は入力文字
表示領域を移動し、テキスト文字表示領域移動部24は
テキスト文字表示領域を移動する。テキスト文字スクロ
ール処理部25は、テキスト文字表示領域内のテキスト
文字をスクロール処理する。
【0056】入力文字表示領域表示位置指定部26は、
表示面内の位置を指定する。該入力文字表示領域表示位
置指定部26によって指定された指定位置に基づいて前
記表示領域設定部22は、表示面に入力文字表示領域を
設定するときに、入力文字表示領域が表示面からはみ出
さないように、前記指定位置を入力文字表示領域の開始
位置または終了位置として、該領域を設定する。
【0057】図13は、第2実施形態の文字認識処理装
置21の第1の動作を説明するためのテキスト文字表示
領域30と入力文字表示領域31とを示す図である。文
字認識処理装置21の第1動作は、表示領域設定部22
と入力文字表示領域移動部23とに関連する。図13
(A)に示されるようにテキスト文字表示領域30の上
に重畳して入力文字表示領域31が設定される。入力文
字表示領域31は、文字が手書き入力される文字枠3
2、手書き入力された文字に基づいて文字認識処理した
後、確定したテキスト文字が一時的に表示される確定文
字表示領域33、および該表示領域33に表示された文
字をテキスト文字表示領域30の所定の位置に入力して
表示することを指定する入力ボタン34を含んで構成さ
れる。
【0058】確定文字表示領域33に表示された文字を
テキスト文字表示領域30の所定の位置に、たとえばテ
キスト文字表示領域30に既に表示されている文字に続
く位置に入力して表示したときに、入力文字表示領域3
1によってテキスト文字が隠れてしまう場合、図13
(B)に示されるように入力文字表示領域31を移動し
て、入力文字表示領域31によってテキスト文字が隠れ
ないようにされる。図13では、文字を横書きする例を
示しており、入力文字表示領域31を下方向へ移動して
いる。なお、入力文字表示領域31を上方向に移動して
も構わない。
【0059】図14は、文字認識処理装置21の入力文
字表示領域移動動作を示すフローチャートである。ステ
ップb1では、入力ボタン34が入力部3に関連する入
力ペンで指示されるなどによって、入力文字表示領域3
1の確定文字表示領域33からテキスト文字表示領域3
0への文字の入力が指定されたかどうかを、制御部2が
判断する。テキスト文字表示領域30への文字の入力が
指定されたときにはステップb2に進み、テキスト文字
を入力したときに該文字が入力文字表示領域31と重な
るかどうかを、制御部2が判断する。重なるときにはス
テップb3に進み、入力文字表示領域31を表示面の最
下部に移動したときに、入力後のテキスト文字が入力文
字表示領域31と重なるかどうかを、制御部2が判断す
る。重なるときにはステップb4に進み、入力文字表示
領域31を表示面の最上部に移動して動作を終了する。
ステップb3で重ならないときにはステップb5に進
み、入力文字表示領域31を表示面の最下部に移動して
動作を終了する。
【0060】ステップb1でテキスト文字表示領域30
への文字の入力が指定されていないとき、およびステッ
プb2で入力後のテキスト文字が入力文字表示領域31
と重ならないときには、そのまま動作を終了する。
【0061】図15(A)および図15(B)は、第2
実施形態の文字認識処理装置21の第1の動作の他の例
を説明するためのテキスト文字表示領域30と入力文字
表示領域31とを示す図である。図15では、文字を縦
書きする例を示しており、入力文字表示領域31を左方
向へ移動している。なお、入力文字表示領域31を右方
向に移動しても構わない。
【0062】図16は、文字認識処理装置21の図15
に示される入力文字表示領域移動動作を示すフローチャ
ートである。図16のフローチャートは、図14のフロ
ーチャートのステップb3〜b5に代わってステップb
6〜b8を追加したものであり、同様のステップの説明
は省略する。テキスト文字を入力したときに該文字が入
力文字表示領域31と重なるとステップb2で判断され
たときのステップb6では、入力文字表示領域31を表
示面の最左部に移動したときに、入力後のテキスト文字
が入力文字表示領域31と重なるかどうかを、制御部2
が判断する。重なるときにはステップb7に進み、入力
文字表示領域31を表示面の最右部に移動して動作を終
了する。ステップb6で重ならないときにはステップb
8に進み、入力文字表示領域31を表示面の最左部に移
動して動作を終了する。
【0063】このような第2実施形態の入力文字表示領
域31の移動動作によれば、テキスト文字表示領域30
と入力文字表示領域31とが、テキスト文字表示領域3
0の上に入力文字表示領域31が重畳するようにして、
かつ当該テキスト文字表示領域30内のテキスト文字が
入力文字表示領域31によって覆われることのないよう
にして設定されるので、テキスト文字と入力文字とをと
もに目視することができ、視認性が向上する。
【0064】図17は、第2実施形態の文字認識処理装
置21の第2の動作を説明するためのテキスト文字表示
領域30と入力文字表示領域31とを示す図である。文
字認識処理装置21の第2動作は、表示領域設定部22
とテキスト文字表示領域移動部24とに関連する。テキ
スト文字表示領域30および入力文字表示領域31は前
述した文字認識処理装置21の第1動作と同様に構成さ
れる。
【0065】図17(A)に示されるように、確定文字
表示領域33に表示された文字をテキスト文字表示領域
30の所定の位置に入力して表示したときに、入力文字
表示領域31によってテキスト文字が隠れてしまう場
合、図17(B)に示されるようにテキスト文字表示領
域30を移動して、入力文字表示領域31によってテキ
スト文字が隠れないようにされる。図17では、文字を
横書きする例を示しており、テキスト文字表示領域30
を上方向へ移動している。
【0066】図18は、文字認識処理装置21のテキス
ト文字表示領域移動動作を示すフローチャートである。
図18のフローチャートは、図14のフローチャートの
ステップb3〜b5に代わってステップb9を追加した
ものであり、同様のステップの説明は省略する。ステッ
プb2で入力後のテキスト文字が入力文字表示領域31
と重なるかどうかを制御部2が判断し、重なるときには
ステップb9に進み、テキスト文字表示領域30を表示
面の最上部に移動して動作を終了する。なお、テキスト
文字表示領域30を下方向に移動しても構わない。
【0067】図19は、第2実施形態の文字認識処理装
置21の第3の動作を説明するためのテキスト文字表示
領域30と入力文字表示領域31とを示す図である。文
字認識処理装置21の第3動作は、表示領域設定部22
とテキスト文字スクロール処理部25とに関連する。テ
キスト文字表示領域30および入力文字表示領域31は
前述した文字認識処理装置21の第1動作と同様に構成
される。
【0068】図19(A)に示されるように、確定文字
表示領域33に表示された文字をテキスト文字表示領域
30の所定の位置に入力して表示したときに、入力文字
表示領域31によってテキスト文字が隠れてしまう場
合、図19(B)に示されるようにテキスト文字表示領
域30の文字をスクロール処理して表示し、入力文字表
示領域31によってテキスト文字が隠れないようにされ
る。図19では、文字を横書きする例を示しており、テ
キスト文字表示領域30の文字を上方向へスクロール処
理している。なお、テキスト文字表示領域30と入力文
字表示領域31との位置関係によっては、テキスト文字
表示領域30の文字を下方向にスクロール処理しても構
わない。
【0069】図20は、文字認識処理装置21のテキス
ト文字スクロール処理動作を示すフローチャートであ
る。図20のフローチャートは、図14のフローチャー
トのステップb3〜b5に代わってステップb10を追
加したものであり、同様のステップの説明は省略する。
ステップb2で入力後のテキスト文字が入力文字表示領
域31と重なるかどうかを制御部2が判断し、重なると
きにはステップb10に進み、テキスト文字表示領域3
0の文字を上方向にスクロール処理して、動作を終了す
る。
【0070】図21(A)および図21(B)は、第2
実施形態の文字認識処理装置21の第2の動作の他の例
を説明するためのテキスト文字表示領域30と入力文字
表示領域31とを示す図である。図21では、文字を縦
書きする例を示しており、テキスト文字表示領域30を
右方向へ移動している。なお、テキスト文字表示領域3
0を左方向に移動しても構わない。
【0071】図22は、文字認識処理装置21の図21
に示されるテキスト文字表示領域移動動作を示すフロー
チャートである。図22のフローチャートは、図14の
フローチャートのステップb3〜b5に代わってステッ
プb11を追加したものであり、同様のステップの説明
は省略する。ステップb2で、入力後のテキスト文字が
入力文字表示領域31と重なるかどうかを制御部2が判
断し、重なるときにはステップb11に進み、テキスト
文字表示領域30を表示面の最右部に移動して、動作を
終了する。
【0072】図23(A)および図23(B)は、第2
実施形態の文字認識処理装置21の第3の動作の他の例
を説明するためのテキスト文字表示領域30と入力文字
表示領域31とを示す図である。図23では、文字を縦
書きする例を示しており、テキスト文字表示領域30の
文字を右方向へスクロール処理して表示している。な
お、テキスト文字表示領域30の文字を左方向にスクロ
ール処理して表示しても構わない。
【0073】図24は、文字認識処理装置21の図23
に示されるテキスト文字スクロール処理動作を示すフロ
ーチャートである。図24のフローチャートは、図14
のフローチャートのステップb3〜b5に代わってステ
ップb12を追加したものであり、同様のステップの説
明は省略する。ステップb2で、入力後のテキスト文字
が入力文字表示領域31と重なるかどうかを制御部2が
判断し、重なるときにはステップb12に進み、テキス
ト文字表示領域30の文字を右方向にスクロール処理し
て、動作を終了する。
【0074】このような第2実施形態のテキスト文字表
示領域30の移動動作およびテキスト文字のスクロール
処理動作によっても、テキスト文字表示領域30と入力
文字表示領域31とが、テキスト文字表示領域30の上
に入力文字表示領域31が重畳するようにして、かつ当
該テキスト文字表示領域30内のテキスト文字が入力文
字表示領域31によって覆われることのないようにして
設定されるので、テキスト文字と入力文字とをともに目
視することができ、視認性が向上する。
【0075】図25は、文字認識処理装置21の第4の
動作の例を説明するためのテキスト文字表示領域30と
入力文字表示領域31とを示す図である。文字認識処理
装置21の第4動作は、表示領域設定部22と入力文字
表示領域表示位置指定部26とに関連する。表示領域設
定部22によって入力文字表示領域31を設定するとき
には、該領域31の表示位置が入力文字表示領域表示位
置指定部26によって指定される。たとえば、入力文字
表示領域表示位置指定部26に関連する入力ペンなどで
入力面の座標位置を指示することによって指定される。
【0076】この指定位置36に基づいて入力文字表示
領域31が表示されるが、ここで指定位置36を入力文
字表示領域31の開始位置としたときに該表示領域31
が表示面35内に収まるかどうかが判断され、図25
(A)に示されるように収まるときには前記指定位置3
6を開始位置として入力文字表示領域31が設定され
る。一方、図25(B)に示されるように収まらないと
きには前記指定位置36を終了位置として入力文字表示
領域31が設定される。
【0077】ここでは上から下方向への横書きの例を示
しており、図25(A)では前記指定位置36が入力文
字表示領域31の上限とされ、図25(B)では前記指
定位置36が入力文字表示領域31の下限とされる。な
お、縦書きの場合も同様にして、指定位置36を右限ま
たは左限とすればよい。
【0078】図26は、文字認識処理装置21の入力文
字表示領域31の設定動作を示すフローチャートであ
る。ステップb13では、入力文字表示領域31を設定
して表示するかどうかを、制御部2が判断する。表示す
るときにはステップb14に進み、入力文字表示領域3
1を表示すべき指定位置36および入力文字表示領域3
1の大きさを獲得する。ステップb13で入力文字表示
領域31を表示しないときには、そのまま動作を終了す
る。
【0079】ステップb15では、前記指定位置36を
開始位置として入力文字表示領域31を配置すると、該
領域31が表示面35からはみ出さないかどうかを、制
御部2が判断する。はみ出さないときにはステップb1
6に進み、指定位置36を開始位置として入力文字表示
領域31を設定し表示して、動作を終了する。はみ出す
ときにはステップb17に進み、指定位置36を終了位
置として入力文字表示領域31を設定し表示して、動作
を終了する。
【0080】このような第2実施形態の入力文字表示領
域31の設定動作によれば、入力文字表示領域31が表
示面35からはみ出さないように設定でき、入力文字を
確実に目視することができる。
【0081】図27は、本発明の第3実施形態である文
字認識処理装置37の構成を示すブロック図である。文
字認識処理装置37は、前記文字認識処理装置1と同様
の制御部2、入力部3、表示部4および文字認識処理部
5を備え、さらに表示領域設定部38を含んで構成され
る。前記装置1と同様の構成部材の説明は省略する。
【0082】表示領域設定部38は、表示部4の表示面
に、テキスト文字表示領域と入力文字表示領域とのうち
のいずれか一方を切換えて設定する。
【0083】図28は、第3実施形態の文字認識処理装
置37の動作を説明するためのテキスト文字表示領域3
0と入力文字表示領域31とを示す図である。表示部4
の表示面に表示されるテキスト文字表示領域30は、図
28(A)および図28(C)に示されるように、具体
的に、文字コードなどの入力によるテキスト文字の表示
領域と、文字認識処理の結果によるテキスト文字の表示
領域とが区分されており、本実施形態では、文字認識処
理の結果による複数の文字認識結果表示領域39を有す
る。また、たとえばカーソルなどのポインタ40が表示
面に同時に表示される。
【0084】前記ポインタ40がテキスト文字表示領域
30または入力文字表示領域31に移動したかどうかが
判断され、図28(A)に示されるようにテキスト文字
表示領域30に移動したときには、図28(B)に示さ
れるように入力文字表示領域31に切換わって表示され
る。また、図28(B)に示されるように入力文字表示
領域31に移動したときには、図28(C)に示される
ようにテキスト文字表示領域30に切換わって表示され
る。
【0085】本実施形態では、テキスト文字表示領域3
0の複数の文字認識結果表示領域39のうちの所定の表
示領域と入力文字表示領域31とが切換えられて表示さ
れる。たとえば、ポインタ40の表示位置に応じた文字
認識結果表示領域39と入力文字表示領域31とが切換
えられる。
【0086】図29は、文字認識処理装置37の表示領
域設定動作を示すフローチャートである。ステップc1
では、ポインタ40の座標点がテキスト文字表示領域3
0内に移動したかどうかを、制御部2が判断する。テキ
スト文字表示領域30内に移動したときにはステップc
2に進み、テキスト文字表示領域30を入力文字表示領
域31に切換えて表示して、動作を終了する。テキスト
文字表示領域30内に移動したのではなく、入力文字表
示領域31内に移動したときにはステップc3に進み、
入力文字表示領域31をテキスト文字表示領域30に切
換えて表示して、動作を終了する。
【0087】このような表示領域30,31の切換表示
動作によれば、少ない表示面積でいずれか一方表示領域
の文字を確実に目視することができる。
【0088】図30は、本発明の第4実施形態である文
字認識処理装置41の構成を示すブロック図である。文
字認識処理装置41は、前記文字認識処理装置1と同様
の制御部2、入力部3、表示部4および文字認識処理部
5を備え、さらにテキスト文字表示領域設定部42、テ
キスト文字指定部43、テキスト文字数取得部44、文
字枠再設定部45およびテキスト文字表示処理部46を
含んで構成される。前記装置1と同様の構成部材の説明
は省略する。
【0089】入力部3の入力面は透光性を有し、該入力
面には所定数の文字枠が初期設定されている。表示部4
の表示面上に透光性を有する入力面が配置され、表示面
は少なくとも前記文字枠を目視表示する。文字枠に所定
の指示手段である入力ペンなどによって文字を手書き入
力すると、入力された文字の座標点が出力され、文字認
識処理部5は該座標点を用いて文字認識処理を行い、手
書き入力文字に類似のテキスト文字を選択する。なお、
第4実施形態で用いるテキスト文字とは、文字認識処理
によって得られた文字とする。
【0090】テキスト文字表示領域設定部42は、テキ
スト文字が表示されるテキスト文字表示領域を表示部4
の表示面に設定する。テキスト文字指定部43は、設定
されたテキスト文字表示領域に表示されたテキスト文字
の中から文字枠に表示すべきテキスト文字を指定する。
テキスト文字数取得部44は、指定されたテキスト文字
の数を取得する。文字枠再設定部45は、取得された文
字数の文字枠を再設定する。テキスト文字表示処理部4
6は、再設定された文字枠に指定されたテキスト文字を
表示させる。
【0091】また、前記文字枠再設定部45は、取得さ
れた文字数の文字枠を該文字枠の大きさを拡大または縮
小して再設定する。
【0092】図31は、第4実施形態の文字認識処理装
置41の第1の動作を説明するための文字枠49とテキ
スト文字表示領域50とを示す図である。文字認識処理
装置41の第1動作は、文字枠を再設定するものであ
る。
【0093】図31(A)に示されるように、表示面に
は初期設定された所定数(本実施形態では4)の文字枠
49が表示され、該文字枠49には入力部3に関連する
入力ペン51によって文字が手書き入力される。入力さ
れた文字の座標点を用いて文字認識処理が実施され、手
書き入力文字に類似のテキスト文字が選択される。選択
されたテキスト文字の第1候補文字は、テキスト文字表
示領域設定部42によって設定されたテキスト文字表示
領域50に表示される。
【0094】次に、図31(B)に示されるように、テ
キスト文字表示領域50に表示されたテキスト文字のう
ちの所定の文字を、テキスト文字指定部43に関連する
入力ペン51で指定する。たとえば、所定の文字の先頭
文字に入力ペン51を接触させ、所定の文字まで接触さ
せたままスライドする。これによって、入力ペン51が
接触した領域53内の文字が指定される。
【0095】最後に、図31(C)に示されるように入
力ペン51を離すと、テキスト文字数取得部44によっ
て前記領域53内の文字数が取得され、文字枠再設定部
45によって取得された文字数分の文字枠が再設定され
る。たとえば、図示されるように6文字分の文字枠52
が再設定される。さらに、テキスト文字表示処理部46
によって前記領域53内の文字が再設定された文字枠5
2にそれぞれ表示される。
【0096】図32は、文字認識処理装置41の文字枠
再設定動作を示すフローチャートである。ステップd1
では、テキスト文字表示領域50において入力ペン51
が離されたかどうかを、制御部2が判断する。離された
ときにはステップd2に進み、入力ペン51によって指
定された領域53内のテキスト文字、該文字の候補文
字、該文字の数などを獲得する。ステップd3では、獲
得した文字数の文字枠52を再設定して表示し、該文字
枠52内に獲得したテキスト文字を表示して、動作を終
了する。ステップd1で入力ペン51が離れていないと
きには、そのまま動作を終了する。
【0097】このような文字枠再設定動作によれば、再
設定された文字枠52には指定されたテキスト文字が表
示され、文字認識によって選ばれたテキスト文字に対し
て編集処理などを実施することができる。指定したテキ
スト文字の数だけの文字枠52に該文字が表示されるの
で、編集対象文字を確実に把握できる。
【0098】なお、本実施形態の第1動作では、再設定
される文字枠52の大きさは限定されるものではなく、
初期設定された文字枠49と同じ大きさであっても異な
る大きさであっても構わない。
【0099】図33は、第4実施形態の文字認識処理装
置41の第2の動作を説明するためのテキスト文字表示
領域50と再設定された文字枠52a,52bとを示す
図である。文字認識処理装置41の第2動作は、前記文
字枠再設定部45に関連し、文字枠の再設定時におい
て、該文字枠の大きさを拡大または縮小するものであ
る。
【0100】テキスト文字数取得部44によって取得さ
れた文字数が初期設定値、すなわち本実施形態では4よ
りも小さい場合、文字枠再設定部45によって文字枠5
2aは、図33(A)に示されるように拡大されて再設
定される。一方、テキスト文字数取得部44によって取
得された文字数が初期設定値である4よりも大きい場
合、文字枠52bは図33(B)に示されるように縮小
されて再設定される。
【0101】図34は、文字認識処理装置41の文字枠
拡大/縮小再設定動作を示すフローチャートである。ス
テップd4では、入力ペン51による指定領域53a,
53b内のテキスト文字数を獲得する。ステップd5で
は、初期設定値を基準として獲得した文字数が多いか少
ないかを判断し、該判断に基づいて拡大または縮小して
文字枠を再設定して表示し、動作を終了する。
【0102】このようにして、再設定される文字枠の大
きさを拡大または縮小しても構わない。
【0103】図35は、本発明の第5実施形態である文
字認識処理装置61の構成を示すブロック図である。文
字認識処理装置61は、前記文字認識処理装置41と同
様の制御部2、入力部3、表示部4、文字認識処理部
5、テキスト文字表示領域設定部42、テキスト文字指
定部43、テキスト文字数取得部44、文字枠再設定部
45およびテキスト文字表示処理部46を備え、さらに
文字枠数増減処理部62、テキスト文字再指定部63、
テキスト文字再表示処理部64、表示内容変更処理部6
5および候補文字数表示処理部66を含んで構成され
る。前記装置41と同様の構成部材の説明は省略する。
【0104】文字枠数増減処理部62は、再設定された
前記文字枠52の枠数を増加または減少する。該文字枠
数増減処理部62に関して、後述する枠数の増加を指定
する増加ボタン69と枠数の減少を指定する減少ボタン
70とが設けられる。テキスト文字再指定部63は、再
設定された文字枠52の増加または減少時に、該文字枠
52に表示すべきテキスト文字を再指定する。テキスト
文字再表示処理部64は、増加または減少した前記文字
枠52に再指定されたテキスト文字を表示させる。
【0105】表示内容変更処理部65は、再設定された
前記文字枠52に表示されるテキスト文字を変更する。
該表示内容変更処理部65に関して、後述する横書きで
の表記において表示内容を左方向に移動して変更するこ
とを指定する左移動ボタン71と表示内容を右方向に移
動して変更することを指定する右移動ボタン72とが設
けられる。
【0106】候補文字数表示処理部66は、再設定され
た前記文字枠52に、指定されたテキスト文字の候補文
字数を表示させる。
【0107】図36は、第5実施形態の文字認識処理装
置61の第1の動作を説明するためのテキスト文字表示
領域50と再設定された文字枠52とを示す図である。
文字認識処理装置61の第1動作は、文字枠数増減処理
部62、テキスト文字再指定部63およびテキスト文字
再表示処理部64に関連し、再設定された文字枠52の
枠数を増加または減少可能とし、文字枠52の増加また
は減少時に該文字枠52に表示すべきテキスト文字を再
指定して、該文字を表示するものである。
【0108】図36(A)に示されるように、5つの文
字枠52が再設定されているとする。文字枠52の周辺
部には、文字枠数の増加ボタン69と減少ボタン70と
が設けられている。増加ボタン69を、たとえば前記入
力ペン51で指示すると、文字枠数増減処理部62によ
って図36(B)に示されるように文字枠数が1つ増加
され、文字枠52cが再設定される。このとき、テキス
ト文字再指定部63によって前記指定領域53が、指定
文字数が1つ増加した領域53cとなる。
【0109】一方、減少ボタン70を、たとえば前記入
力ペン51で指示すると、文字枠数増減処理部62によ
って図36(C)に示されるように文字枠数が1つ減少
され、文字枠52dが再設定される。このとき、テキス
ト文字再指定部63によって前記指定領域53が、指定
文字数が1つ減少した領域53dとなる。
【0110】図37は、文字認識処理装置61の再設定
文字枠52の増加動作を示すフローチャートである。ス
テップd6では、増加ボタン69が入力ペン51で指示
されたかどうかが、制御部2で判断される。指示された
ときにはステップd7に進み、増加指示前の指定領域5
3内の文字数を獲得する。ステップd8では、獲得した
文字数に1を加算し、該値の文字枠52cを文字枠数増
減処理部62が再設定する。ステップd9では、獲得し
た文字数に1を加算した値の文字を指定する領域53c
をテキスト文字再指定部63が指定する。ステップd1
0では、テキスト文字再表示処理部64によって指定領
域53c内の文字を文字枠52cに表示させて、動作を
終了する。ステップd6で増加ボタン69が指示されて
いないときには、そのまま動作を終了する。
【0111】図38は、文字認識処理装置61の再指定
文字枠52の減少動作を示すフローチャートである。ス
テップd11では、減少ボタン70が入力ペン51で指
示されたかどうかが、制御部2で判断される。指示され
たときにはステップd12に進み、減少指示前の指定領
域53内の文字数を獲得する。ステップd13では、獲
得した文字数が1よりも大きいかを判断する。大きいと
きにはステップd14に進み、獲得した文字数から1を
減算し、該値の文字枠52dを文字枠数増減処理部62
が再設定する。ステップd15では、獲得した文字数か
ら1を減算した値の文字を指定する領域53dをテキス
ト文字再指定部63が指定する。ステップd16では、
テキスト文字再表示処理部64によって指定領域53d
内の文字を文字枠52dに表示させて、動作を終了す
る。ステップd11で減算ボタン70が指示されていな
いとき、およびステップd13で獲得した文字数が1よ
りも大きくないときには、そのまま動作を終了する。
【0112】このような 再設定文字枠52の増減動作
によれば、編集処理対象を容易に変更することができ
る。
【0113】図39は、第5実施形態の文字認識処理装
置61の第2の動作を説明するためのテキスト文字表示
領域50と再設定された文字枠52とを示す図である。
文字認識処理装置61の第2動作は、テキスト文字再指
定部63、テキスト文字再表示処理部64および表示内
容変更処理部65に関連し、再設定された文字枠52に
表示されるテキスト文字を変更するするものである。
【0114】図39(A)に示されるように、4つの文
字枠52が再設定されているとする。文字枠52の周辺
部には、表示内容の左移動ボタン71と右移動ボタン7
2とが設けられている。左移動ボタン71を、たとえば
前記入力ペン51で指示すると、表示内容変更処理部6
5によって図39(B)に示されるように表示内容がが
左に4文字分移動され、文字枠52に表示される。この
とき、テキスト文字再指定部63によって前記指定領域
53が、4文字分左に移動した領域53eとなる。
【0115】一方、右移動ボタン72を、たとえば前記
入力ペン51で指示すると、表示内容変更処理部65に
よって図39(C)に示されるように表示内容が右に4
文字分移動され、文字枠52に表示される。このとき、
テキスト文字再指定部63によって前記指定領域53
が、4文字分右に移動した領域53fとなる。
【0116】図40は、文字認識処理装置61の表示内
容の左移動動作を示すフローチャートである。ステップ
d17では、左移動ボタン71が入力ペン51で指示さ
れたかどうかが、制御部2で判断される。指示されたと
きにはステップd18に進み、移動指示前の指定領域5
3内のテキスト文字、文字枠の数、先頭文字の位置など
を獲得する。ステップd19では、獲得した文字枠の数
だけ左に移動して指定領域53eを指定し、文字枠52
に該領域53e内の文字を表示して、動作を終了する。
ステップd17で左移動ボタン71が指示されていない
ときには、そのまま動作を終了する。
【0117】図41は、文字認識処理装置61の表示内
容の右移動動作を示すフローチャートである。ステップ
d20では、右移動ボタン72が入力ペン51で指示さ
れたかどうかが、制御部2で判断される。指示されたと
きにはステップd21に進み、移動指示前の指定領域5
3内のテキスト文字、文字枠の数、先頭文字の位置など
を獲得する。ステップd22では、獲得した文字枠の数
だけ右に移動して指定領域53fを指定し、文字枠52
に該領域53f内の文字を表示して、動作を終了する。
ステップd20で右移動ボタン72が指示されていない
ときには、そのまま動作を終了する。
【0118】このような表示内容の変更動作によって
も、編集処理対象を容易に変更することができる。
【0119】図42は、第5実施形態の文字認識処理装
置61の第3の動作を説明するためのテキスト文字表示
領域50と再設定された文字枠52とを示す図である。
文字認識処理装置61の第3動作は、候補文字数表示処
理部66に関連し、再設定された文字枠52に、指定さ
れたテキスト文字の候補文字数を表示するものである。
たとえば、各文字枠内に指定されたテキスト文字73と
ともに候補文字数74を表示することができる。
【0120】図43は、文字認識処理装置61の候補文
字数表示動作を示すフローチャートである。ステップd
23では、テキスト文字表示領域50で入力ペン51が
離されたかどうかが、制御部23で判断される。離され
たときにはステップd24に進み、指定領域53内のテ
キスト文字、該文字の候補文字、該文字の文字数などが
獲得される。ステップd25では、指定された文字数の
文字枠52を再設定し、各文字枠に指定されたテキスト
文字73をそれぞれ表示する。ステップd26では、再
設定された各文字枠52に、各テキスト文字73の候補
文字数74をそれぞれ表示して、動作を終了する。ステ
ップd23で入力ペン51が離されていないときには、
そのまま動作を終了する。
【0121】このような候補文字数の表示動作によっ
て、候補文字がいくつあるかを容易に把握できる。
【0122】図44は、本発明の第6実施形態である文
字認識処理装置76の構成を示すブロック図である。文
字認識処理装置76は、前記文字認識処理装置41と同
様の制御部2、入力部3、表示部4、文字認識処理部
5、テキスト文字表示領域設定部42、テキスト文字指
定部43、テキスト文字数取得部44、文字枠再設定部
45およびテキスト文字表示処理部46を備え、さらに
修正文字指定部77、候補文字表示領域設定部78、文
字種指定部79、候補文字抽出部80および抽出候補文
字表示領域設定部81を含んで構成される。前記装置4
1と同様の構成部材の説明は省略する。
【0123】修正文字指定部77は、再設定された前記
文字枠52に表示されたテキスト文字の中から1文字を
修正文字として指定する。候補文字表示領域設定部78
は、指定された修正文字の候補文字を表示する候補文字
表示領域を、表示部4の表示面に設定する。文字種指定
部79は、修正後の文字の種類を指定する。該文字種指
定部79に関連して、後述する文字種限定ボタン85が
設けられる。候補文字抽出部80は、指定された修正文
字の候補文字の中から、指定された文字種の候補文字を
抽出する。抽出候補文字表示領域設定部81は、抽出さ
れた候補文字を表示する抽出候補文字表示領域を、表示
部4の表示面に設定する。
【0124】図45は、第6実施形態の文字認識処理装
置76の動作を説明するためのテキスト文字表示領域5
0と再設定された文字枠52とを示す図である。文字認
識処理装置76の動作は、再設定された文字枠に表示さ
れたテキスト文字の中から1文字を修正文字として指定
して候補文字を表示し、修正後の文字の種類を指定して
該種類の候補文字を抽出して表示するものである。
【0125】図45(A)に示されるように、再設定さ
れた文字枠52に表示されたテキスト文字の中から1文
字を修正文字として指定する。たとえば、修正文字指定
部77に関連する入力ペン51で文字を指示して指定す
る。候補文字表示領域設定部78によって候補文字表示
領域84が表示面に設定され、指定された修正文字の候
補文字が表示される。
【0126】また、表示面には該文字種指定部79に関
連して文字種限定ボタン85が設定されており、修正後
の文字の種類を指定できる。該文字種限定ボタン85を
入力ペン51などで指示して指定すると、図45(B)
に示されるように複数の文字種選択ボタン86が現れ
る。該ボタン86によってひらがな、カタカナ、漢字、
数字、大文字の英字、小文字の英字、記号などの文字種
を選択できる。また文字種を限定しないことも選択でき
る。
【0127】文字種選択ボタン86を入力ペン51など
によって指示して指定することによって文字種を選択す
ると、候補文字抽出部80によって、指定された修正文
字の候補文字の中から指定された文字種の候補文字が抽
出され、抽出候補文字表示領域設定部81によって表示
面に設定された抽出候補文字表示領域87に抽出された
候補文字が表示される。本実施形態では、候補文字表示
領域84に代わって抽出候補文字表示領域87が設定さ
れる。
【0128】図46は、文字認識処理装置76の修正文
字指定および指定種類の候補文字抽出動作を示すフロー
チャートである。ステップd27では、再設定された文
字枠52の最初の文字枠が選択され、該文字枠に関する
候補文字を獲得する。ステップd28では、現在選択し
ている文字枠が最終文字枠ではないかどうかを判断す
る。最終文字枠であったときにはそのまま動作を終了
し、最終文字枠ではないときにはステップd29に進
み、文字種選択ボタン85によって指定された種類の候
補文字を抽出する。ステップd30では、次の文字枠の
候補文字を獲得し、動作を終了する。
【0129】このような修正文字指定および指定種類の
候補文字抽出動作によれば、文字を修正するための候補
文字を把握することができる。
【0130】図47は、本発明の第7実施形態である文
字認識処理装置90の構成を示すブロック図である。文
字認識処理装置90は、前記文字認識処理装置76とほ
ぼ同様に構成されるが、前記候補文字抽出部80および
抽出候補文字表示領域設定部81に代わって、第1候補
文字抽出部91および抽出第1候補文字表示変更処理部
92を含んで構成される。前記装置76と同様の構成部
材の説明は省略する。
【0131】再設定された文字枠52に表示されたテキ
スト文字の中から1文字を修正文字として修正文字指定
部77が指定し、指定された修正文字の候補文字を候補
文字表示領域設定部78が設定した候補文字表示領域8
4に表示し、修正後の文字の種類を文字種指定部79が
指定する。第1候補文字抽出部91は、指定された修正
文字の候補文字の中から、指定された文字種の第1候補
文字を抽出する。抽出第1候補文字表示変更処理部92
は、抽出された第1候補文字を修正文字に代わって文字
枠52に表示する。
【0132】図48は、第7実施形態の文字認識処理装
置90の動作を説明するためのテキスト文字表示領域5
0と再設定された文字枠52とを示す図である。文字認
識処理装置90の動作は、再設定された文字枠に表示さ
れたテキスト文字の中から1文字を修正文字として指定
して候補文字を表示し、修正後の文字の種類を指定して
該種類の第1候補文字を抽出して修正文字に代わって表
示するものである。
【0133】図48(A)に示されるように、再設定さ
れた文字枠52に表示されたテキスト文字を入力ペン5
1で指示するなどによって修正文字として指定する。候
補文字表示領域設定部78によって表示面に設定された
候補文字表示領域84に、指定された修正文字の候補文
字が表示可能である。
【0134】また、表示面に設定された文字種限定ボタ
ン85を入力ペン51などで指示して指定すると、図4
8(B)に示されるように複数の文字種選択ボタン86
が現れ、該ボタン86を入力ペン51などによって指示
して指定することによって文字種を選択すると、指定さ
れた修正文字の候補文字の中から指定された文字種の第
1候補文字が第1候補文字抽出部91によって抽出さ
れ、抽出第1候補文字表示変更処理部82によって修正
文字に代わって抽出された第1候補文字が文字枠52に
表示される。
【0135】図49は、文字認識処理装置90の修正文
字指定および指定種類の第1候補文字抽出動作を示すフ
ローチャートである。該フローチャートは図46のステ
ップd29に代わってステップd31を追加したもので
あり、同様のステップの説明は省略する。ステップd2
8で現在選択している文字枠が最終文字枠ではないかど
うかを判断し、最終文字枠ではないときにはステップd
31に進み、文字種選択ボタン85によって指定された
種類の第1候補文字を抽出し、修正文字に代わって表示
して、ステップd30に進む。
【0136】このような修正文字指定および指定種類の
第1候補文字抽出動作によれば、容易に文字を修正する
ことができる。
【0137】図50は、本発明の第8実施形態である文
字認識処理装置95の構成を示すブロック図である。文
字認識処理装置95は、前記文字認識処理装置41と同
様の制御部2、入力部3、表示部4、文字認識処理部
5、テキスト文字表示領域設定部42、テキスト文字指
定部43、テキスト文字数取得部44、文字枠再設定部
45およびテキスト文字表示処理部46を備え、さらに
文字枠1行最大個数取得部96、文字枠編集部97およ
び文字枠最適化部98を含んで構成される。前記装置4
1と同様の構成部材の説明は省略する。
【0138】文字枠1行最大個数取得部96は、表示部
4の表示面の1行に表示可能な1行の最大表示文字数、
すなわち文字枠の1行最大個数を取得する。文字枠編集
部97は、再設定される文字枠52の個数が、前記文字
枠1行最大個数取得部96で取得された前記1行最大個
数を超えるときに、複数行にわたるように文字枠52を
編集する。
【0139】文字枠最適化部98は、前記文字枠編集部
97によって複数行にわたって設定された文字枠52に
対して、テキスト文字が表示されない空白の枠数が最小
となるように、文字枠数を最適化する。
【0140】図51は、第8実施形態の文字認識処理装
置95の第1の動作を説明するためのテキスト文字表示
領域50と再設定された文字枠52とを示す図である。
文字認識処理装置95の第1動作は、文字枠1行最大個
数取得部96および文字枠編集部97に関連し、再設定
される文字枠を複数行にわたるように編集するものであ
る。再設定される文字枠52の個数が、文字枠1行最大
個数取得部96によって取得された表示部4の表示面の
1行に表示可能な文字枠の1行最大個数以内であるとき
には、図51(A)に示されるような1行の文字枠52
が設定される。一方、再設定される文字枠52の個数が
前記1行最大個数を超えるときには、図51(B)に示
されるように文字枠52が複数行にわたるように編集さ
れて設定される。
【0141】図52は、文字認識処理装置95の文字枠
編集動作を示すフローチャートである。ステップd32
では、文字枠1行最大個数取得部96が、表示部4の表
示面の1行に表示可能な文字枠の1行最大個数を取得す
る。ステップd33では、変数X=(指定領域53内の
文字数)÷(取得した1行の最大表示文字数)を計算す
る。ステップd34では、変数Xが1以上であるかどう
かを判断する。1以上であるときにはステップd35に
進み、(取得した1行の最大表示文字数)×(X行)の
複数行にわたる文字枠52を再設定し表示して、動作を
終了する。1以上ではないときにはステップd36に進
み、指定領域53内の文字数分の1行の文字枠52を再
設定し表示して、動作を終了する。
【0142】このような文字枠編集動作によれば、再設
定された文字枠のすべてを目視することができる。
【0143】図53は、第8実施形態の文字認識処理装
置95の第2の動作を説明するためのテキスト文字表示
領域50と再設定された文字枠52とを示す図である。
文字認識処理装置95の第2動作は、文字枠最適化部9
8に関連し、複数行にわたる再設定される文字枠52に
対して、テキスト文字が表示されない空白の枠数が最小
となるように、文字枠数を最適化するものである。
【0144】第8実施形態の前記第1動作による文字枠
52の複数行にわたる編集では、指定領域53内のテキ
スト文字と再設定された文字枠52との数が必ずしも一
致するとは限らない。したがって図53(A)に示され
るように、指定された文字の後に空白の文字枠100が
生じる。第8実施形態の第2動作では、このような空白
の文字枠100が最小となるように文字枠数が最適化さ
れ、図53(B)に示されるように空白文字枠100が
最小の文字枠52が設定される。本実施形態では空白文
字枠100のない文字枠52が設定される。
【0145】図54は、文字認識処理装置95の文字枠
数最適化動作を示すフローチャートである。該フローチ
ャートは、図52のフローチャートのステップd35に
代わってステップd37,d38を追加したものであ
り、同様のステップの説明は省略する。
【0146】ステップd34で変数Xが1以上であるか
どうかを判断し、1以上であるときにはステップd37
に進み、変数Y=(指定領域53内の文字数)÷(X
行)を計算する。さらにステップd38に進み、(Y文
字)×(X行)の複数行にわたる文字枠52を再設定し
表示して、動作を終了する。
【0147】このような文字枠数最適化動作によれば、
再設定された文字枠52に表示されるテキスト文字の視
認性が向上する。
【0148】図55は、本発明の第9実施形態である文
字認識処理装置103の構成を示すブロック図である。
文字認識処理装置103は、前記文字認識処理装置61
と同様の制御部2、入力部3、表示部4、文字認識処理
部5、テキスト文字表示領域設定部42、テキスト文字
指定部43、テキスト文字数取得部44、文字枠再設定
部45、テキスト文字表示処理部46、文字枠数増減処
理部62、テキスト文字再指定部63、テキスト文字再
表示処理部64、表示内容変更処理部65および候補文
字数表示処理部66を備え、さらに文字枠表示位置取得
部104と文字枠移動部105とを含んで構成される。
前記装置61と同様の構成部材の説明は省略する。
【0149】文字枠表示位置取得部104は、再設定さ
れる文字枠52の表示位置を取得する。文字枠移動部1
05は、取得される文字枠表示位置が表示面をはみ出す
ときに、文字枠52が表示面内に収まるように文字枠位
置を移動させる。
【0150】図56は、第9実施形態の文字認識処理装
置103の文字枠移動動作を説明するためのテキスト文
字表示領域50と再設定された文字枠52とを示す図で
ある。文字認識処理装置103の動作は、再設定された
文字枠52を表示面に収まるように表示するものであ
る。図56(A)に示されるように、文字枠52の周辺
部に設けられている前述した文字枠数の増加ボタン69
を、たとえば前記入力ペン51で指示すると、文字枠数
増減処理部62によって文字枠数が1つ増加される。こ
のとき、再設定される文字枠52の表示位置が文字枠表
示位置取得部104によって取得される。たとえば表示
面108の左端部108aの近傍に文字枠が設定されて
いるときには増加した文字枠が表示面108からはみ出
ることとなる。このように取得された文字枠表示位置が
表示面をはみ出すときには、文字枠移動部105によっ
て表示面108内に収まるように、文字枠位置を移動さ
せる。たとえば、図56(B)に示されるように表示面
108の右端部108b近傍に移動される。したがっ
て、増加した文字枠も表示面108内に設定できる。
【0151】図57は、文字認識処理装置103の文字
枠移動動作を示すフローチャートである。該フローチャ
ートは、図37のフローチャートのステップd7〜d1
0に代わってステップd39〜d41を追加したもので
ある。ステップd6で増加ボタン69が入力ペン51で
指示されたかどうかが、制御部2で判断され、指示され
たときにはステップd39に進み、増加指示後の文字枠
の表示位置および大きさを獲得する。ステップd40で
は、獲得した情報を元に文字枠が表示面108の外に及
んでいるかどうかを判断する。表示面108の外に及ん
でいるときにはステップd41に進み、文字枠が表示面
108内に収まるように移動し最配置して表示して、動
作を終了する。ステップd40で文字枠が表示面108
の外に及んでいないときにはそのまま動作を終了する。
【0152】このような文字枠の移動動作によれば、再
設定された文字枠52に表示されるテキスト文字の視認
性が向上する。
【0153】なお、前記文字枠表示位置取得部104お
よび文字枠移動部105を文字認識処理装置41に持た
せて、文字枠の再設定時に本実施形態と同様の文字枠移
動動作を実施する例も本発明の範囲に属するものであ
る。
【0154】図58は、本発明の第10実施形態である
文字認識処理装置111の構成を示すブロック図であ
る。文字認識処理装置111は、前記文字認識処理装置
41と同様の制御部2、入力部3、表示部4、文字認識
処理部5、テキスト文字表示領域設定部42、テキスト
文字指定部43、テキスト文字数取得部44、文字枠再
設定部45およびテキスト文字表示処理部46を備え、
さらに文字枠1面最大個数取得部112および文字枠編
集部113を含んで構成される。前記装置41と同様の
構成部材の説明は省略する。
【0155】文字枠1面最大個数取得部112は、表示
部4の表示面の1面に表示可能な文字枠の1面最大個数
を取得する。文字枠編集部113は、再設定される文字
枠52の個数が、前記文字枠1面最大個数取得部112
で取得された前記1面最大個数を超えるときに、1面最
大個数となるように文字枠を編集する。
【0156】また前記テキスト文字表示処理部46は、
編集された文字枠に指定されたテキスト文字を先頭文字
から1面最大個数分だけ表示させる。
【0157】図59は、第10実施形態の文字認識処理
装置111の文字枠編集動作を説明するためのテキスト
文字表示領域50と再設定された文字枠52とを示す図
である。再設定される文字枠52の個数が、文字枠1面
最大個数取得部112によって取得された表示部4の表
示面の1面に表示可能な文字枠の1面最大個数を超える
ときには、1面最大個数となるように文字枠52が編集
されて設定される。設定された文字枠52には、指定さ
れたテキスト文字が先頭文字から1面最大個数分だけ表
示される。
【0158】図60は、文字認識処理装置111の文字
枠編集動作を示すフローチャートである。ステップd4
2では、文字枠1面最大個数取得部112が、表示部4
の表示面の1面に表示可能な文字枠の1面最大個数を取
得し、指定領域53内の文字数が該1面最大個数を超え
ているかどうかを制御部2が判断する。超えているとき
にはステップd43に進み、1面最大個数分の文字枠5
2を再設定し、さらにステップd44で設定された文字
枠52に指定されたテキスト文字が先頭文字から1面最
大個数分だけ表示して、動作を終了する。ステップd4
2で指定領域53内の文字数が、該1面最大個数を超え
ていないときには、そのまま動作を終了する。
【0159】このような文字枠編集動作によれば、表示
面に可能な限りの文字を表示することができる。
【0160】図61は、本発明の第11実施形態である
文字認識処理装置117の構成を示すブロック図であ
る。文字認識処理装置117は、前記文字認識処理装置
41と同様の制御部2、入力部3、表示部4、文字認識
処理部5、テキスト文字表示領域設定部42、テキスト
文字指定部43、テキスト文字数取得部44、文字枠再
設定部45およびテキスト文字表示処理部46を備え、
さらに文字種指定領域設定部118、修正文字および文
字種指定部119、候補文字抽出部120、抽出候補文
字表示領域設定部121、第1候補文字抽出部122、
抽出第1候補文字表示変更処理部123、表示報知部1
24および音響報知部125を含んで構成される。前記
装置41と同様の構成部材の説明は省略する。
【0161】文字種指定領域設定部118は、修正後の
文字の種類を指定する文字種指定領域を、再設定された
1文字枠52内の所定の領域に設定する。
【0162】修正文字および文字種指定部119は、再
設定された1文字枠52内の所定の領域を指定すること
によって、該文字枠52に表示されたテキスト文字を修
正文字として指定するとともに、修正後の文字の種類を
指定する。候補文字抽出部120は、指定された修正文
字の文字認識処理結果の候補文字の中から、指定された
文字種の候補文字を抽出する。抽出候補文字表示領域設
定部121は、抽出された候補文字を表示する抽出候補
文字表示領域を、前記表示部4の表示面に設定する。
【0163】第1候補文字抽出部122は、指定された
修正文字の文字認識処理結果の候補文字の中から、指定
された文字種の第1候補文字を抽出する。抽出第1候補
文字表示変更処理部123は、抽出された第1候補文字
を指定された修正文字に代わって文字枠52に表示させ
る。
【0164】表示報知部124は、前記修正文字および
文字種指定部119によって指定された文字枠52内の
領域を、該文字枠52内の他の領域とは異なる属性で表
示させて、指定された文字種を報知する。音響報知部1
25は、前記修正文字および文字種指定部119によっ
て指定された文字種を音響的に報知する。
【0165】図62は、第11実施形態の文字認識処理
装置117の第1の動作を説明するための再設定された
1文字枠52を示す図である。文字認識処理装置117
の第1動作は、文字種指定領域設定部118に関連し、
修正後の文字の種類を指定する文字種指定領域を、再設
定された1文字枠52内の所定の領域128a〜128
dに設定するものである。
【0166】図62(A)に示されるように、文字枠5
2内の領域は複数(本実施形態では4)の領域128a
〜128dに分かれており、たとえば初期設定時におい
て入力ペン51で領域128a〜128d内の1領域1
28aを指示するなどによって指定すると、前記文字種
選択ボタン86が表示される。該ボタン129で文字種
を選択すると、指定された領域128aと選択された文
字種とが対応付けられて記憶される。このようにして、
文字種指定領域128a〜128dを設定することがで
きる。
【0167】なお、各領域128a〜128dに予め文
字種を設定しておき、上述したようにして文字種を追加
設定することも可能である。このようにして図62
(B)に示されるように領域128aに文字種を追加設
定できる。また、複数の文字種指定領域を文字枠52内
に設定するものに限らず、単一の文字種指定領域を設定
しても構わない。
【0168】図63は、文字認識処理装置117の文字
種指定領域設定動作を示すフローチャートである。ステ
ップd45では、1文字枠52内の所定の領域128a
〜128dが入力ペン51で指示されたかどうかを、制
御部2が判断する。指示されたときにはステップd46
に進み、文字種選択ボタン86を表示し、該ボタン86
で選ばれた文字種を指示された領域128a〜128d
に対応する文字種として設定して、動作を終了する。指
示されなかったときにはそのまま動作を終了する。
【0169】このような文字種指定領域設定動作によれ
ば、1文字枠52内の所定領域128a〜128dを指
定することによって、修正後の文字の種類を指定するこ
とができる。
【0170】図64は、第11実施形態の文字認識処理
装置117の第2の動作を説明するためのテキスト文字
表示領域50と再設定された文字枠52とを示す図であ
る。文字認識処理装置117の第2動作は、文字種指定
領域設定部118、修正文字および文字種指定部11
9、候補文字抽出部120および抽出候補文字表示領域
設定部121に関連し、前述した第1動作によって文字
枠52内の所定の領域128a〜128dと文字種とを
対応付けておき、該所定領域を指定することによって、
該文字枠52に表示されたテキスト文字を修正文字とし
て指定するとともに修正後の文字の種類を指定し、指定
された修正文字の文字認識処理結果の候補文字の中から
指定された文字種の候補文字を抽出して表示するもので
ある。
【0171】再設定された文字枠52には第1動作によ
って文字種指定領域128a〜128dが設定されてい
る。また、表示面には候補文字表示領域84が設定され
ており、第1番目の文字枠52に表示されたテキスト文
字に対する候補文字が表示されている。
【0172】図64(A)に示されるように入力ペン5
1で文字枠52内の所定領域128aを指示すると、該
文字枠52に表示されたテキスト文字が修正文字として
指定され、修正後の文字の種類が指定される。指定され
た修正文字の文字認識処理結果の候補文字の中から指定
された文字種の候補文字が抽出され、図64(B)に示
される抽出候補文字表示領域87が設定されて該領域8
7に抽出された候補文字が表示される。
【0173】図65は、文字認識処理装置117の修正
文字指定および候補文字抽出動作を示すフローチャート
である。ステップd47では、1文字枠52内の所定の
領域128a〜128dが入力ペン51で指示されたか
どうかを、制御部2が判断する。指示されたときにはス
テップd48に進み、対応付けられている文字種を獲得
する。さらにステップd49に進み、指定された修正文
字の候補文字の中から獲得された文字種の候補文字を候
補文字抽出部120が抽出してステップd50に進み、
抽出候補文字表示領域設定部121によって設定された
抽出候補文字表示領域87に抽出した候補文字を表示し
て、動作を終了する。ステップd47で1文字枠52内
の所定の領域128a〜128dが入力ペン51で指示
されなかったときにはそのまま動作を終了する。
【0174】このような修正文字指定および候補文字抽
出動作によれば、文字を修正するための候補文字を把握
することができる。
【0175】図66は、第11実施形態の文字認識処理
装置117の第3の動作を説明するためのテキスト文字
表示領域50と再設定された文字枠52とを示す図であ
る。文字認識処理装置117の第3動作は、文字種指定
領域設定部118、修正文字および文字種指定部11
9、第1候補文字抽出部122および抽出第1候補文字
表示変更処理部123に関連し、前述した第1動作によ
って文字枠52内の所定の領域と文字種とを対応付けて
おき、該所定領域を指定することによって、該文字枠5
2に表示されたテキスト文字を修正文字として指定する
とともに修正後の文字の種類を指定し、指定された修正
文字の文字認識処理結果の候補文字の中から指定された
文字種の第1候補文字を抽出して表示するものである。
【0176】再設定された文字枠52には第1動作によ
って文字種指定領域128a〜128dが設定されてい
る。図66(A)に示されるように入力ペン51で文字
枠52内の所定領域128aを指示すると、該文字枠5
2に表示されたテキスト文字が修正文字として指定さ
れ、修正後の文字の種類が指定される。第1候補文字抽
出部122によって指定された修正文字の文字認識処理
結果の候補文字の中から指定された文字種の第1候補文
字が抽出され、抽出第1候補文字表示変更処理部123
によって図66(B)に示されるように、文字枠52に
表示されたテキスト文字に代わって抽出された候補文字
が表示される。
【0177】図67は、文字認識処理装置117の修正
文字指定および第1候補文字抽出動作を示すフローチャ
ートである。ステップd51では、1文字枠52内の所
定の領域128a〜128dが入力ペン51で指示され
たかどうかを、制御部2が判断する。指示されたときに
はステップd52に進み、対応付けられている文字種を
獲得する。さらにステップd53に進み、指定された修
正文字の候補文字の中から獲得された文字種の第1候補
文字を第1候補文字抽出部122が抽出し、抽出第1候
補文字表示変更処理部123によって文字枠52に表示
されたテキスト文字に代わって抽出した候補文字を表示
して、動作を終了する。ステップd51で1文字枠52
内の所定の領域128a〜128dが入力ペン51で指
示されなかったときにはそのまま動作を終了する。
【0178】このような修正文字指定および第1候補文
字抽出動作によれば、容易に文字を修正することができ
る。
【0179】図68は、第11実施形態の文字認識処理
装置117の第4の動作を説明するためのテキスト文字
表示領域50と再設定された文字枠52とを示す図であ
る。文字認識処理装置117の第4動作は、表示報知部
124に関連し、該装置117の第2動作または第3動
作とともに実施することができ、前記修正文字および文
字種指定部119によって指定された文字枠52内の領
域を、該文字枠52内の他の領域とは異なる属性で表示
させて、指定された文字種を報知するものである。
【0180】なお、表示報知部124に代わって音響報
知部125を設け、前記修正文字および文字種指定部1
19によって指定された文字種を音響的に報知するよう
にしても構わない。
【0181】図68(A)に示されるように、再設定さ
れた文字枠52にはテキスト文字が表示され、第1動作
によって文字種指定領域128a〜128dが設定され
ている。図68(B)に示されるように入力ペン51で
文字枠52内の所定領域128aを指示すると、該文字
枠52に表示されたテキスト文字が修正文字として指定
され、修正後の文字の種類が指定される。このとき、表
示報知部124によって、指定された領域128aが他
の領域128b〜128dとは異なる属性で表示され
る。また、本実施形態では、前記文字選択ボタン86が
表示され、対応する文字種が、対応しない他の文字種と
は異なる属性で表示される。したがって、指定された文
字種を報知することができる。
【0182】図69は、文字認識処理装置117の文字
種報知動作を示すフローチャートである。ステップd5
4では、1文字枠52内の所定の領域128a〜128
dが入力ペン51で指示されたかどうかを、制御部2が
判断する。指示されたときにはステップd55に進み、
指示された領域を他の領域とは異なる属性で表示させて
ステップd56に進み、さらに文字種選択ボタン86を
表示し、対応する文字種と対応しない他の文字種とを異
なる属性で表示して、動作を終了する。ステップd54
で1文字枠52内の所定の領域128a〜128dが入
力ペン51で指示されなかったときにはそのまま動作を
終了する。
【0183】このような文字種報知動作によれば、指定
された文字種を把握することができる。また、指定され
た文字種を音響的に報知可能としても、指定された文字
種を把握することができる。
【0184】図70は、本発明の第12実施形態である
文字認識処理装置131の構成を示すブロック図であ
る。文字認識処理装置131は、前記文字認識処理装置
76に、候補文字指定部132および文字表示変更処理
部133を含んで構成される。また図71は、本発明の
第12実施形態の他の例である文字認識処理装置134
の構成を示すブロック図である。文字認識処理装置13
4は、前記文字認識処理装置117の第1候補文字抽出
部122、抽出第1候補文字表示変更処理部123、表
示報知部124および音響報知部125に代わって、候
補文字指定部132および文字表示変更処理部133を
含んで構成される。前記装置76,117と同様の構成
部材の説明は省略する。
【0185】候補文字指定部132は、前記候補文字表
示領域84に表示された候補文字の中から所定の文字を
指定する。また候補文字指定部132は、抽出候補文字
表示領域87に表示された候補文字の中から所定の文字
を指定する。文字表示変更処理部133は、候補文字指
定部132によって指定された候補文字を、指定された
修正文字に代わって再設定された文字枠52に表示させ
る。
【0186】図72は、第12実施形態の文字認識処理
装置131の動作を説明するためのテキスト文字表示領
域50と再設定された文字枠52とを示す図である。文
字認識処理装置131の動作は、候補文字表示領域84
に表示された候補文字の中から所定の文字を指定して、
指定された修正文字に代わって文字枠52に表示するも
のである。図72(A)に示されるように、前記候補文
字表示領域設定部78によって候補文字表示領域84が
設定されている。該領域84に表示されている候補文字
の中から1文字を指定する。たとえば、候補文字指定部
132に関連する前記入力ペン51で文字を指示して指
定する。
【0187】次に図72(B)に示されるように、入力
ペン51で指示したまま該入力ペン51を所望の修正文
字が表示された文字枠52まで移動し、指示を止める。
これによって、図72(C)に示されるように文字枠5
2に表示された修正文字が指定された候補文字に変更さ
れる。また、前記指定領域53内の文字も指定した候補
文字に変更される。
【0188】図73は、文字認識処理装置131の修正
動作を示すフローチャートである。ステップd57で
は、候補文字表示領域84内の候補文字が入力ペン51
で指示され、指示されたまま特定の文字枠52まで移動
され、指示が止められたかどうかが、制御部2で判断さ
れる。判断が肯定のときにはステップd58に進み、特
定の文字枠52に表示された修正文字に代わって指示さ
れた候補文字を該文字枠52に表示して、動作を終了す
る。ステップd57での判断が否定であったときにはそ
のまま動作を終了する。
【0189】このような修正動作によれば、容易に文字
を修正することができる。なお、文字認識処理装置13
4においても同様にして修正動作を実施でき、また該装
置134では、候補文字表示領域84のみならず、抽出
候補文字表示領域87に表示された候補文字を指定して
修正することも可能である。
【0190】図74は、本発明の第13実施形態である
文字認識処理装置137の構成を示すブロック図であ
る。文字認識処理装置137は、前記文字認識処理装置
41と同様の制御部2、入力部3、表示部4、文字認識
処理部5、テキスト文字表示領域設定部42、テキスト
文字指定部43、テキスト文字数取得部44、文字枠再
設定部45およびテキスト文字表示処理部46を備え、
さらに修正文字指定部138、候補文字表示領域設定部
139、候補文字指定部140、指定候補文字表示領域
設定部141、候補文字特定部142、文字表示変更処
理部143、削除部144、指定候補文字復元部14
5、指定候補文字サイズ変更処理部146、表示形式変
更処理部147、表示条件最適化部148、優先順位設
定部149、文字並べ変え表示処理部150および文字
整理表示処理部151を含んで構成される。前記装置4
1と同様の構成部材の説明は省略する。
【0191】修正文字指定部138は、前記文字枠52
に表示されたテキスト文字の中から1文字を修正文字と
して指定する。候補文字表示領域設定部139は、指定
された修正文字の候補文字を表示する候補文字表示領域
を、前記表示部4の表示面に設定する。候補文字指定部
140は、前記候補文字表示領域に表示された候補文字
の中から所定の文字を指定する。指定候補文字表示領域
設定部141は、指定された候補文字を表示する指定候
補文字表示領域である貼り付けボードを、前記表示部4
の表示面に設定する。
【0192】候補文字特定部142は、前記貼り付けボ
ードに表示された指定候補文字の中から所定の文字を特
定する。文字表示変更処理部143は、特定された候補
文字を、指定された修正文字に代わって文字枠52に表
示させる。
【0193】削除部144は、前記貼り付けボードに表
示された指定候補文字の中から所定の候補文字を削除す
る。指定候補文字復元部145は、削除された候補文字
を記憶し、指定候補文字として復元する。指定候補文字
サイズ変更処理部146は、前記貼り付けボードに表示
される候補文字の大きさを変更する。表示形式変更処理
部147は、前記貼り付けボードに候補文字を複数行に
わたって表示させる。表示条件最適化部148は、前記
貼り付けボードに表示される候補文字の大きさおよび行
数を最適化する。優先順位設定部149は、前記貼り付
けボードに表示される指定候補文字の種類の優先順位を
設定する。文字並べ変え表示処理部150は、設定され
た優先順位に指定候補文字を並べ変えて、前記貼り付け
ボードに表示させる。文字整理表示処理部151は、設
定された優先順位の種類毎に指定候補文字を整理して、
前記貼り付けボードに表示させる。
【0194】図75は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第1の動作を説明するための候補文字表示
領域84と貼り付けボード154とを示す図である。文
字認識処理装置137の第1動作は、修正文字指定部1
38、候補文字表示領域設定部139、候補文字指定部
140および指定候補文字表示領域設定部141に関連
し、文字枠52に表示され、修正文字として指定された
文字の候補文字を候補文字表示領域84に表示し、表示
された候補文字の中から所定の文字を指定して貼り付け
ボード154に表示するものである。
【0195】図75(A)に示されるように、再設定さ
れた文字枠52に表示されたテキスト文字を修正文字と
して指定することによって候補文字表示領域84が設定
され、指定された修正文字の候補文字が表示される。該
領域84に表示された候補文字の中から所定の文字を指
定する。たとえば、候補文字指定部140に関連する入
力ペン51で文字を指示することによって指定する。
【0196】さらに、図75(B)に示されるように、
表示面には貼り付けボード154が設定されており、入
力ペン51で指定した前記候補文字を該貼り付けボード
154に表示することができる。たとえば候補文字を入
力ペン51で指示したまま貼り付けボード154まで移
動し、指示を止めることによって表示可能である。これ
によって、図75(C)に示されるように入力ペン51
で指定した前記候補文字が貼り付けボード154に表示
される。なおこのとき候補文字表示領域84の表示はそ
のまま維持される。
【0197】図76は、文字認識処理装置137の候補
文字を貼り付けボード154に表示する動作を示すフロ
ーチャートである。ステップd60では、候補文字表示
領域84内の候補文字が入力ペン51で指示され、その
まま貼り付けボード154に移動され、指示が止められ
たかどうかが、制御部2で判断する。判断が肯定のとき
にはステップd61に進み、指定された候補文字を貼り
付けボード154に表示して、動作を終了する。ステッ
プd60で判断が否定であったときには、そのまま動作
を終了する。
【0198】このような候補文字を貼り付けボード15
4に表示する動作によれば、たとえば編集処理によく使
う文字とそうではない文字とを分けて管理し、表示する
ことができる。すなわち、よく使う文字を貼り付けボー
ド154で管理して、表示できる。したがって、よく使
う文字を探す手間が軽減し、操作性が向上する。
【0199】図77は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第2の動作を説明するための再設定された
文字枠52と貼り付けボード154とを示す図である。
文字認識処理装置137の第2動作は、候補文字特定部
142および文字表示変更処理部143に関連し、前記
貼り付けボード154に表示された指定候補文字の中か
ら所定の文字を特定して、指定された修正文字に代わっ
て文字枠52に表示するものである。図77(A)に示
されるように貼り付けボード154に表示された候補文
字の中から所定の文字を指定する。たとえば、候補文字
特定部142に関連する入力ペン51で文字を指示する
ことによって指定する。
【0200】さらに、入力ペン51で指定した前記候補
文字を文字枠52に表示された修正文字に代わって表示
することができる。たとえば、図77(B)に示される
ように候補文字を入力ペン51で指示したまま所定の文
字枠52まで移動し、指示を止めることによって表示可
能である。これによって、図77(C)に示されるよう
に入力ペン51で指定した前記候補文字が修正文字に代
わって文字枠52に表示される。
【0201】図78は、文字認識処理装置137の貼り
付けボード154に表示された候補文字を文字枠52に
表示する動作を示すフローチャートである。ステップd
62では、貼り付けボード154内の候補文字が入力ペ
ン51で指示され、そのまま文字枠52に移動され、指
示が止められたかどうかを、制御部2で判断する。判断
が肯定のときにはステップd63に進み、指定された候
補文字を文字枠52に表示して、動作を終了する。ステ
ップd62で判断が否定であったときには、そのまま動
作を終了する。
【0202】このような貼り付けボード154に表示さ
れた候補文字を文字枠52に表示する動作によれば、文
字を容易に修正することができる。
【0203】図79は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第3の動作を説明するための貼り付けボー
ド154を示す図である。文字認識処理装置137の第
3動作は削除部144に関連し、前記貼り付けボード1
54に表示された指定候補文字の中から所定の候補文字
を削除するものである。削除部144に関連して、表示
面には削除ボタン155が設定されている。
【0204】図79(A)に示されるように貼り付けボ
ード154に表示された候補文字の中から所定の文字を
指定する。たとえば、候補文字特定部142に関連する
入力ペン51で文字を指示することによって指定する。
さらに、入力ペン51で指定した前記候補文字を削除す
ることができる。たとえば、図79(B)に示されるよ
うに候補文字を入力ペン51で指示したまま削除ボタン
155まで移動し、指示を止めることによって削除可能
である。これによって、図79(C)に示されるように
入力ペン51で指定した前記候補文字が貼り付けボード
154から削除される。
【0205】図80は、文字認識処理装置137の貼り
付けボード154に表示された候補文字の削除動作を示
すフローチャートである。ステップd64では、貼り付
けボード154内の候補文字が入力ペン51で指示さ
れ、そのまま削除ボタン155に移動され、指示が止め
られたかどうかを、制御部2で判断する。判断が肯定の
ときにはステップd65に進み、指定された候補文字を
貼り付けボード154の表示から削除して、動作を終了
する。ステップd64で判断が否定であったときには、
そのまま動作を終了する。
【0206】このようにして、貼り付けボード154に
表示された候補文字を容易に削除することができる。
【0207】図81は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第4の動作を説明するための貼り付けボー
ド154と復元候補表示領域157とを示す図である。
文字認識処理装置137の第4動作は指定候補文字復元
部145に関連し、前記貼り付けボード154に表示さ
れた指定候補文字の中から削除部144によって削除さ
れた文字を復元するものである。指定候補文字復元部1
45に関連して、表示面には復元ボタン156と復元候
補表示領域157とが設定されている。なお、復元ボタ
ン156は、前記削除ボタン155と同じであっても構
わない。
【0208】図81(A)に示されるように復元ボタン
156を指定すると、復元候補表示領域157が設定さ
れる。前記削除部144によって削除された文字は格納
されており、指定候補文字復元部145に表示可能であ
る。図81(B)に示されるように復元候補表示領域1
57に表示された候補文字の中から所定の文字を指定す
る。たとえば、指定候補文字復元部145に関連する入
力ペン51で文字を指示することによって指定する。さ
らに、入力ペン51で指定した前記候補文字を貼り付け
ボード154に復元することができる。たとえば候補文
字を入力ペン51で指示したまま貼り付けボード154
まで移動し、指示を止めることによって復元可能であ
る。これによって、図81(C)に示されるように入力
ペン51で指定した前記候補文字が貼り付けボード15
4に復元されて表示される。
【0209】図82は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第4の動作の他の例を説明するための文字
枠52と復元候補表示領域157とを示す図である。図
82(A)に示されるように復元ボタン156を指定す
ると、復元候補表示領域157が設定される。復元候補
表示領域157に表示された候補文字の中から所定の文
字を指定する。さらに、入力ペン51で指定した前記候
補文字を文字枠52に復元することができる。たとえば
候補文字を入力ペン51で指示したまま所望の文字枠5
2まで移動し、指示を止めることによって復元可能であ
る。これによって、図82(B)に示されるように入力
ペン51で指定した前記候補文字が文字枠52に復元さ
れて表示される。
【0210】図83は、文字認識処理装置137の復元
候補表示領域157の設定動作を示すフローチャートで
ある。ステップd66では、復元ボタン156が入力ペ
ン51で指示されたかどうかを、制御部2が判断する。
指示されたときにはステップd67に進み、復元候補表
示領域157を表示して動作を終了する。ステップd6
6で指示されていないときには、そのまま動作を終了す
る。
【0211】図84は、文字認識処理装置137の復元
動作を示すフローチャートである。ステップd68で
は、復元ボタン156が入力ペン51で指示されたかど
うかを、制御部2が判断する。指示されたときにはステ
ップd69に進み、入力ペン51のペン先に復元候補表
示領域157であるアイコンを表示する。さらに、ステ
ップd70に進み、入力ペン51の指示が止められたか
どうかを制御部2が判断する。指示が続いているときに
はステップd71に進み、アイコンの表示を続けてステ
ップd70に戻る。指示が止められたときにはステップ
d72に進み、貼り付けボード154内で止められたか
どうかを制御部2が判断する。貼り付けボード154内
であったときにはステップd73に進み、文字を貼り付
けボード154内に復元して表示し、動作を終了する。
ステップd72で貼り付けボード154内ではなかった
ときにはステップd74に進み、文字枠52内で止めら
れたかどうかを制御部2が判断する。文字枠52内であ
ったときにはステップd75に進み、文字枠52内に復
元して表示し、動作を終了する。ステップd74で文字
枠52内ではなかったときには、そのまま動作を終了す
る。
【0212】このようにして、一度削除した文字を復元
することができる。
【0213】図85は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第5の動作を説明するための候補文字表示
領域84と貼り付けボード154とを示す図である。文
字認識処理装置137の第5動作は指定候補文字サイズ
変更処理部146に関連し、前記貼り付けボード154
に表示される候補文字の大きさを変更するものである。
【0214】図85(A)に示されるように、候補文字
表示領域84に表示された候補文字の中から入力ペン5
1で所定の文字を指定する。さらに、図85(B)に示
されるように、候補文字を入力ペン51で指示したまま
貼り付けボード154まで移動し、指示を止める。この
とき候補文字の大きさが適切でないと表示できないなど
の不都合が生じるが、本動作では図85(C)に示され
るように貼り付けボード154に表示される文字の大き
さが変更可能とされ、文字を確実に表示することができ
る。
【0215】図86は、文字認識処理装置137の候補
文字の大きさを変更する動作を示すフローチャートであ
る。ステップd76では、貼り付けボード154に候補
文字が追加されたかどうかを、制御部2が判断する。追
加されたときにはステップd77に進み、表示される文
字数に基づいて文字のフォントサイズを決定し、該サイ
ズで文字を表示して、動作を終了する。ステップd76
で追加されなかったときには、そのまま動作を終了す
る。
【0216】このようにして、候補文字の大きさを変更
して文字を確実に表示することができる。
【0217】図87は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第6の動作を説明するための候補文字表示
領域84と貼り付けボード154とを示す図である。文
字認識処理装置137の第6動作は表示形式変更処理部
147に関連し、前記貼り付けボード154に候補文字
を複数行にわたって表示するものである。
【0218】図87(A)に示されるように、候補文字
表示領域84に表示された候補文字の中から入力ペン5
1で所定の文字を指定する。さらに、図87(B)に示
されるように、候補文字を入力ペン51で指示したまま
貼り付けボード154まで移動し、指示を止める。この
とき、本動作では候補文字が複数行にわたって表示可能
なので、図87(C)に示されるようにたとえば2行に
わたって候補文字を表示して、文字を確実に表示するこ
とができる。
【0219】図88は、文字認識処理装置137の候補
文字を複数行にわたって表示する動作を示すフローチャ
ートである。ステップd78では、貼り付けボード15
4に候補文字が追加されたかどうかを、制御部2が判断
する。追加されたときにはステップd79に進み、文字
枠52の幅を取得し、該幅から貼り付けボード154の
1行に表示可能な文字数を獲得する。さらにステップd
80に進み、(表示すべき文字数)÷(1行に表示可能
な文字数)+1の行数の貼り付けボード154を設定し
て動作を終了する。ステップd78で追加されなかった
ときには、そのまま動作を終了する。
【0220】このようにして、候補文字を複数行にわた
って表示して、文字を確実に表示することができる。
【0221】図89は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第7の動作を説明するための候補文字表示
領域84と貼り付けボード154とを示す図である。文
字認識処理装置137の第7動作は表示条件最適化部1
48に関連し、前記貼り付けボード154に表示される
候補文字の大きさおよび行数を最適化するものである。
図89(A)に示されるように貼り付けボード154に
表示される文字数が比較的少ないときには、大きなサイ
ズで文字が表示される。また、図89(B)に示される
ように貼り付けボード154に表示される文字数が比較
的多いときには、小さなサイズで文字が表示される。ま
たこのとき図89(C)に示されるように、文字の大き
さを変えずに複数行にわたって文字を表示することがで
きる。
【0222】図90は、文字認識処理装置137の貼り
付けボード154に表示される候補文字の大きさおよび
行数を最適化する動作を示すフローチャートである。ス
テップd81では、貼り付けボード154に候補文字が
追加されたかどうかを、制御部2が判断する。追加され
たときにはステップd82に進み、文字枠52の幅を取
得し、該幅から最小のフォントサイズにおける1行に表
示可能な文字数Aを獲得する。さらにステップd83に
進み、変数B=(表示すべき文字数)÷変数Aの値を獲
得する。小数点以下は切り上げる。
【0223】ステップd84では、(表示すべき文字
数)が変数Aで割り切れるかどうかを、制御部2が判断
する。割り切れるときにはステップd85に進み、変数
Aの値に基づいて適切なフォントサイズを設定し、ステ
ップd86に進み、横にA文字、縦にB行の貼り付けボ
ード154を設定して表示し、動作を終了する。
【0224】前記ステップd84で(表示すべき文字
数)が変数Aで割り切れないときにはステップd87に
進み、変数C=(表示すべき文字数)÷変数Bの値を獲
得する。小数点以下は切り上げる。さらにステップd8
8に進み、変数Cの値に基づいて適切なフォントサイズ
を設定し、ステップd89に進み、横にC文字、縦にB
行の貼り付けボード154を設定して表示し、動作を終
了する。
【0225】前記ステップd81で貼り付けボード15
4に候補文字が追加されていないときには、そのまま動
作を終了する。
【0226】このようにして、候補文字を最適な条件で
表示して、文字を確実に表示することができる。
【0227】図91(A)は、第13実施形態の文字認
識処理装置137の第8の動作を説明するための順位設
定ボタン167を示す図であり、図91(B)は、順序
設定表示画面168を示す図である。文字認識処理装置
137の第8動作は、優先順位設定部149に関連し、
前記貼り付けボード154に表示される候補文字の種類
の優先順位を設定するものである。
【0228】表示面には、優先順位設定部149に関連
して図91(A)に示されるような順位設定ボタン16
7が設定される。順序設定ボタン167を指示すると、
優先順位設定部149は図91(B)に示されるような
順序設定表示画面168を表示面に表示する。
【0229】順序設定表示画面168には、貼り付けボ
ード154に表示される候補文字の種類の優先順位を設
定するために、設定ボタン169、中止ボタン170、
複数の設定文字種表示部171および表示部171に個
別的に対応する変更ボタン172を有する。複数の設定
文字種表示部171および表示部171は順位付けられ
ている。設定ボタン169を指定して変更ボタン172
を指示することによって、設定文字種表示部171に表
示される文字種を変更でき、これによって文字種が順位
付けられる。また中止ボタン170によって、順位付け
を中止することができる。
【0230】図92は、文字認識処理装置137の貼り
付けボード154に表示される候補文字の種類の優先順
位を設定する動作を示すフローチャートである。ステッ
プd103では、順序設定ボタン167が入力ペン51
によって指示されたかどうかを、制御部2が判断する。
指示されたときにはステップd104に進み、前記順序
設定表示画面168によって入力された優先順位を獲得
し設定して、動作を終了する。ステップd103で順序
設定ボタン167が指示されていないときには、そのま
ま動作を終了する。
【0231】このようにして、貼り付けボード154に
表示される指定候補文字の種類に優先順位を設定するこ
とができる。
【0232】図93は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第9の動作を説明するための貼り付けボー
ド154を示す図である。文字認識処理装置137の第
9動作は、前記優先順位設定部149と、文字並べ変え
表示処理部150とに関連し、前記貼り付けボード15
4に表示される候補文字を設定した文字種の優先順位で
表示するものである。図93(A)に示されるように、
貼り付けボード154には各種文字種の文字が表示され
る。本動作では、優先順位設定部149によって設定さ
れた順位に基づいて、文字並べ変え表示処理部150が
文字を並べ変え、たとえば図93(B)に示されるよう
に漢字、平仮名、カタカナ、数字…の順番に文字が表示
される。
【0233】図94は、文字認識処理装置137の貼り
付けボード154に表示される候補文字の並べ変え動作
を示すフローチャートである。ステップd105では、
第1の優先順位の文字種を獲得する。ステップd106
では、獲得した優先順位が最終順位ではないかどうかを
判断する。最終順位であったときには動作を終了する。
最終順位ではなかったときにはステップd107に進
み、貼り付けボード154に表示される文字の中の先頭
文字に移動する。
【0234】ステップd108では、貼り付けボード1
54に表示される文字が最終文字かどうかを判断する。
最終文字であったときにはステップd109に進み、次
の優先順位の文字種を獲得してステップd106に戻
る。ステップd108で最終文字ではなかったときには
ステップd110に進み、現在の優先順位の文字種であ
るかどうかを判断する。現在の優先順位の文字種であっ
たときにはステップd111に進み、貼り付けボード1
54に貼り込み、さらにステップd112に進んで、次
の文字へ移動し、ステップd108に戻る。ステップd
110で現在の優先順位の文字種ではなかったときには
そのままステップd112に進む。
【0235】このようにして、設定された優先順位に指
定候補文字を並べ変えて、前記貼り付けボード154に
表示することができる。
【0236】図95は、第13実施形態の文字認識処理
装置137の第10の動作を説明するための貼り付けボ
ード154aを示す図である。文字認識処理装置137
の第10動作は、前記優先順位設定部149と、文字整
理表示処理部151とに関連し、設定された優先順位の
種類毎に指定候補文字を整理して貼り付けボード154
aに表示するものである。
【0237】貼り付けボード154aは複数行に分かれ
ており、各行173a〜173dに各種文字種の文字が
表示される。本動作では、優先順位設定部149によっ
て設定された順位に基づいて、文字整理表示処理部15
1が文字を整理し、たとえば図示されるように漢字、カ
タカナ、数字、記号…の順番に各行173a〜173d
に文字が表示される。
【0238】図96は、文字認識処理装置137の貼り
付けボード154に表示される候補文字の整理動作を示
すフローチャートである。ステップd113では、第1
の優先順位の文字種を獲得する。ステップd114で
は、獲得した優先順位が最終順位ではないかどうかを判
断する。最終順位であったときには動作を終了する。最
終順位ではなかったときにはステップd115に進み、
貼り付けボード154に表示される文字の中の先頭文字
に移動する。
【0239】ステップd116では、貼り付けボード1
54に表示される文字が最終文字かどうかを判断する。
最終文字であったときにはステップd117に進み、次
の優先順位の文字種を獲得し、ステップd118で貼り
付けボード154aを改行してステップd114に戻
る。
【0240】ステップd116で最終文字ではなかった
ときにはステップd119に進み、現在の優先順位の文
字種であるかどうかを判断する。現在の優先順位の文字
種であったときにはステップd120に進み、貼り付け
ボード154に貼り込み、さらにステップd121に進
んで、次の文字へ移動し、ステップd116に戻る。ス
テップd119で現在の優先順位の文字種ではなかった
ときにはそのままステップd121に進む。
【0241】このようにして、設定された優先順位に指
定候補文字を整理して、前記貼り付けボード154に表
示することができる。
【0242】図97は、本発明の第14実施形態である
文字認識処理装置160の構成を示すブロック図であ
る。文字認識処理装置160は、前記文字認識処理装置
41と同様の制御部2、入力部3、表示部4、文字認識
処理部5、テキスト文字表示領域設定部42、テキスト
文字指定部43、テキスト文字数取得部44、文字枠再
設定部45およびテキスト文字表示処理部46を備え、
さらに文字枠拡大縮小部161および文字枠消去指定部
162を含んで構成される。前記装置41と同様の構成
部材の説明は省略する。
【0243】文字枠拡大縮小指定部161は、前記文字
枠52の大きさの拡大または縮小を指定する。文字枠消
去指定部162は、前記文字枠52の表示の消去を指定
する。なお、文字枠拡大縮小指定部161および文字枠
消去指定部162は、再設定された文字枠52のみなら
ず初期設定された文字枠49に対しても拡大縮小や消去
を指定しても構わない。
【0244】図98は、第14実施形態の文字認識処理
装置160の第1の動作を説明するための文字枠52を
示す図である。文字認識処理装置160の第1動作は、
文字枠拡大縮小部161に関連し、文字枠52の大きさ
の拡大または縮小するものである。表示面には、文字枠
拡大縮小部161に関連して、文字枠拡大指定ボタン1
65と文字枠縮小指定ボタン166とが設けられる。
【0245】図98(A)に示されるように、文字枠拡
大指定ボタン165を文字枠拡大縮小部161に関連す
る入力ペン51で指示し、図98(B)に示されるよう
に指示したまま文字枠外方に移動する。さらに入力ペン
51の指示を止めることによって、図98(C)に示さ
れるように文字枠52が拡大される。同様にして文字枠
縮小指示ボタン166を用いて文字枠52を縮小するこ
とができる。
【0246】図99は、第14実施形態の文字認識処理
装置160の文字枠拡大縮小動作を説明するためのフロ
ーチャートである。ステップd90では、文字枠52の
文字枠拡大指定ボタン165または文字枠縮小指定ボタ
ン166が入力ペン51で指示されたかどうかが、制御
部2で判断される。指示されたときにはステップd91
に進み、入力ペン51の指示が止められたかどうかが、
制御部2で判断される。指示が止められたときにはステ
ップd92に進み、文字枠52の大きさをボタン16
5,166の指示に基づいて拡大または縮小して再表示
して、動作を終了する。
【0247】ステップd91で入力ペン51の指示が止
められていないときにはステップd93に進み、ペン先
に文字枠52を表示して、動作を終了する。ステップd
90で文字枠52の文字枠拡大指定ボタン165または
文字枠縮小指定ボタン166が入力ペン51で指示され
ていないときには、そのまま動作を終了する。
【0248】このようにして、初期設定および追加設定
される文字枠49,52の大きさを拡大または縮小する
ことができる。
【0249】図100は、第14実施形態の文字認識処
理装置160の第2の動作を説明するための文字枠52
を示す図である。文字認識処理装置160の第2動作
は、前記文字枠拡大縮小指定部161と文字枠消去指定
部162とに関連し、文字枠52を消去するものであ
る。
【0250】表示面には、文字枠消去指定部162に関
連して、文字枠消去ボタン174が設けられる。図10
0(A)に示されるように文字枠拡大指定ボタン165
を入力ペン51で指示し、図100(B)に示されるよ
うに指示したまま文字枠消去指定部162に関連する文
字枠消去ボタン174に移動する。さらに入力ペン51
の指示を止めることによって文字枠52を消去すること
ができる。
【0251】図101は、第14実施形態の文字認識処
理装置160の文字枠消去動作を説明するためのフロー
チャートである。ステップd94では、文字枠拡大指定
ボタン165または文字枠縮小指定ボタン166が入力
ペン51で指示されたかどうかが、制御部2で判断され
る。指示されたときにはステップd95に進み、文字枠
52の大きさ(X0,Y0)を獲得する。ステップd9
6では、開始座標(X1,Y1)を獲得する。
【0252】ステップd97では、入力ペン51の指示
が止められたかどうかが、制御部2で判断される。指示
が止められたときにはステップd98に進み、終了座標
(X2,Y2)を獲得する。指示が止められていないと
きにはステップd99に進み、ペン先に文字枠52を表
示してステップd97に戻る。
【0253】ステップd100では、X1−X2の絶対
値がX0よりも大きいか、またはY1−Y2の絶対値が
Y0よりも大きいかが判断される。判断が肯定のときに
はステップd101に進み、文字枠52を消去して、動
作を終了する。判断が否定のときにはステップd102
に進み、文字枠52の大きさを文字枠拡大指定ボタン1
65または文字枠縮小指定ボタン166の指示に基づい
て拡大または縮小して再表示し、動作を終了する。
【0254】ステップd94で文字枠52の文字枠拡大
指定ボタン165または文字枠縮小指定ボタン166が
入力ペン51で指示されていないときには、そのまま動
作を終了する。
【0255】このようにして、初期設定および追加設定
される文字枠49,52の表示を消去しても構わない。
【0256】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力面に
設定された文字枠に手書き入力された文字に対する文字
認識処理によって選択されたテキスト文字が指定される
と、指定された文字数の文字枠が前記入力面に再設定さ
れるので、再設定された文字枠に指定されたテキスト文
字を表示させれば、選択されたテキスト文字に対する編
集処理などを実施することができる。また、指定したテ
キスト文字の文字数だけ文字枠が再設定されるので、編
集対象文字を確実に把握することができる。
【0257】また本発明によれば、文字認識によって選
択されたテキスト文字の中から所望の文字が指定される
と、該文字の文字数が取得され、取得された文字数の文
字枠が再設定され、再設定された文字枠に指定された文
字が表示されるので、該文字を編集対象文字として確実
に把握できる。
【0258】また本発明によれば、再設定された文字枠
の数は増加または減少可能であり、増加または減少した
文字枠にテキスト文字を表示することができるので、編
集処理などの対象を容易に変更することができる。
【0259】また本発明によれば、再設定された文字枠
に表示されたテキスト文字の中から指定された修正文字
の候補文字が候補文字表示領域に表示され、表示された
候補文字の中から指定された所定の文字が指定候補文字
表示領域に表示される。したがって、たとえば修正によ
く使う文字とそうではない文字とを分けて表示すること
ができ、よく使う文字を探す手間が軽減し、操作性が向
上する。
【0260】また本発明によれば、再設定された文字枠
に表示されたテキスト文字の中から指定された修正文字
の候補文字が候補文字表示領域に表示され、指定された
文字の種類の候補文字が抽出されて抽出候補文字表示領
域に表示されるので、文字を修正するための特定の候補
文字を把握することができる。
【0261】また本発明によれば、再設定された文字枠
に表示されたテキスト文字の中から指定された修正文字
の候補文字が候補文字表示領域に表示され、指定された
文字の種類の第1候補文字が抽出されて修正文字に代わ
って表示されるので、容易に文字を修正することができ
る。また、再設定された文字枠に表示されたテキスト文
字に対して、直接文字を入力することが可能であり、指
定された1修正文字の候補文字の中に適切な文字がない
場合など、文字の削除を行うことなく、すでに表示され
ている1修正文字に上書きすることができるので、文字
を容易に編集することができる。さらに、文字入力を行
う文字枠の数や大きさを調整可能とすることによって、
使用者に応じた希望の文字枠を設定することが可能とな
る。
【0262】また本発明によれば、再設定された文字枠
が表示面の1行に表示可能な文字枠の1行最大個数を超
えないよう、複数行にわたって文字枠が編集されるの
で、再設定された文字枠のすべてを目視することができ
る。
【0263】また本発明によれば、再設定される文字枠
の表示位置が表示面をはみ出さないよう、文字枠が表示
面内に収まるように文字枠位置が移動されるので、再設
定された文字枠に表示されるテキスト文字の視認性が向
上する。
【0264】また本発明によれば、再設定された文字枠
が表示面の全面に表示可能な文字枠の1面最大個数を超
えないよう、1面最大個数の範囲内に文字枠が編集さ
れ、編集された文字枠には指定されたテキスト文字が先
頭文字からたとえば1面最大個数分だけ表示されるの
で、表示面に可能な限りの文字を表示することができ
る。
【0265】
【0266】
【0267】
【0268】
【0269】
【0270】
【0271】
【0272】
【0273】
【0274】
【0275】
【0276】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である文字認識処理装置
1の構成を示すブロック図である。
【図2】文字認識処理装置1の第1の動作を説明するた
めの文字枠14を示す図である。
【図3】文字認識処理装置1の第1の動作である文字枠
追加動作を示すフローチャートである。
【図4】文字認識処理装置1の第2の動作を説明するた
めの文字枠14を示す図である。
【図5】文字認識処理装置1の第2の動作である追加文
字枠消去動作を示すフローチャートである。
【図6】文字認識処理装置1の第3の動作を説明するた
めの文字枠14が表示された表示面18を示す図であ
る。
【図7】文字認識処理装置1の第3の動作である文字枠
移動動作を示すフローチャートである。
【図8】文字認識処理装置1の第4の動作を説明するた
めの表示面18を示す図である。
【図9】文字認識処理装置1の第4の動作である文字枠
編集動作を示すフローチャートである。
【図10】文字認識処理装置1の第5の動作を説明する
ための文字枠14を示す図である。
【図11】縦/横方向変換ボタン19を指示したときの
動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施形態である文字認識処理装
置21の構成を示すブロック図である。
【図13】第2実施形態の文字認識処理装置21の第1
の動作を説明するためのテキスト文字表示領域30と入
力文字表示領域31とを示す図である。
【図14】文字認識処理装置21の入力文字表示領域移
動動作を示すフローチャートである。
【図15】図15(A)および図15(B)は、第2実
施形態の文字認識処理装置21の第1の動作の他の例を
説明するためのテキスト文字表示領域30と入力文字表
示領域31とを示す図である。
【図16】文字認識処理装置21の図15に示される入
力文字表示領域移動動作を示すフローチャートである。
【図17】第2実施形態の文字認識処理装置21の第2
の動作を説明するためのテキスト文字表示領域30と入
力文字表示領域31とを示す図である。
【図18】文字認識処理装置21のテキスト文字表示領
域移動動作を示すフローチャートである。
【図19】第2実施形態の文字認識処理装置21の第3
の動作を説明するためのテキスト文字表示領域30と入
力文字表示領域31とを示す図である。
【図20】文字認識処理装置21のテキスト文字スクロ
ール処理動作を示すフローチャートである。
【図21】図21(A)および図21(B)は、第2実
施形態の文字認識処理装置21の第2の動作の他の例を
説明するためのテキスト文字表示領域30と入力文字表
示領域31とを示す図である。
【図22】文字認識処理装置21の図21に示されるテ
キスト文字表示領域移動動作を示すフローチャートであ
る。
【図23】図23(A)および図23(B)は、第2実
施形態の文字認識処理装置21の第3の動作の他の例を
説明するためのテキスト文字表示領域30と入力文字表
示領域31とを示す図である。
【図24】文字認識処理装置21の図23に示されるテ
キスト文字スクロール処理動作を示すフローチャートで
ある。
【図25】文字認識処理装置21の第4の動作の例を説
明するためのテキスト文字表示領域30と入力文字表示
領域31とを示す図である。
【図26】文字認識処理装置21の入力文字表示領域3
1の設定動作を示すフローチャートである。
【図27】本発明の第3実施形態である文字認識処理装
置37の構成を示すブロック図である。
【図28】第3実施形態の文字認識処理装置37の動作
を説明するためのテキスト文字表示領域30と入力文字
表示領域31とを示す図である。
【図29】文字認識処理装置37の表示領域設定動作を
示すフローチャートである。
【図30】本発明の第4実施形態である文字認識処理装
置41の構成を示すブロック図である。
【図31】第4実施形態の文字認識処理装置41の第1
の動作を説明するための文字枠49とテキスト文字表示
領域50とを示す図である。
【図32】文字認識処理装置41の文字枠再設定動作を
示すフローチャートである。
【図33】第4実施形態の文字認識処理装置41の第2
の動作を説明するためのテキスト文字表示領域50と再
設定された文字枠52a,52bとを示す図である。
【図34】文字認識処理装置41の文字枠拡大/縮小再
設定動作を示すフローチャートである。
【図35】本発明の第5実施形態である文字認識処理装
置61の構成を示すブロック図である。
【図36】第5実施形態の文字認識処理装置61の第1
の動作を説明するためのテキスト文字表示領域50と再
設定された文字枠52とを示す図である。
【図37】文字認識処理装置61の再設定文字枠52の
増加動作を示すフローチャートである。
【図38】文字認識処理装置61の再指定文字枠52の
減少動作を示すフローチャートである。
【図39】第5実施形態の文字認識処理装置61の第2
の動作を説明するためのテキスト文字表示領域50と再
設定された文字枠52とを示す図である。
【図40】文字認識処理装置61の表示内容の左移動動
作を示すフローチャートである。
【図41】文字認識処理装置61の表示内容の右移動動
作を示すフローチャートである。
【図42】第5実施形態の文字認識処理装置61の第3
の動作を説明するためのテキスト文字表示領域50と再
設定された文字枠52とを示す図である。
【図43】文字認識処理装置61の候補文字数表示動作
を示すフローチャートである。
【図44】本発明の第6実施形態である文字認識処理装
置76の構成を示すブロック図である。
【図45】第6実施形態の文字認識処理装置76の動作
を説明するためのテキスト文字表示領域50と再設定さ
れた文字枠52とを示す図である。
【図46】文字認識処理装置76の修正文字指定および
指定種類の候補文字抽出動作を示すフローチャートであ
る。
【図47】本発明の第7実施形態である文字認識処理装
置90の構成を示すブロック図である。
【図48】第7実施形態の文字認識処理装置90の動作
を説明するためのテキスト文字表示領域50と再設定さ
れた文字枠52とを示す図である。
【図49】文字認識処理装置90の修正文字指定および
指定種類の第1候補文字抽出動作を示すフローチャート
である。
【図50】本発明の第8実施形態である文字認識処理装
置95の構成を示すブロック図である。
【図51】第8実施形態の文字認識処理装置95の第1
の動作を説明するためのテキスト文字表示領域50と再
設定された文字枠52とを示す図である。
【図52】文字認識処理装置95の文字枠編集動作を示
すフローチャートである。
【図53】第8実施形態の文字認識処理装置95の第2
の動作を説明するためのテキスト文字表示領域50と再
設定された文字枠52とを示す図である。
【図54】文字認識処理装置95の文字枠数最適化動作
を示すフローチャートである。
【図55】本発明の第9実施形態である文字認識処理装
置103の構成を示すブロック図である。
【図56】第9実施形態の文字認識処理装置103の文
字枠移動動作を説明するためのテキスト文字表示領域5
0と再設定された文字枠52とを示す図である。
【図57】文字認識処理装置103の文字枠移動動作を
示すフローチャートである。
【図58】本発明の第10実施形態である文字認識処理
装置111の構成を示すブロック図である。
【図59】第10実施形態の文字認識処理装置111の
文字枠編集動作を説明するためのテキスト文字表示領域
50と再設定された文字枠52とを示す図である。
【図60】文字認識処理装置111の文字枠編集動作を
示すフローチャートである。
【図61】本発明の第11実施形態である文字認識処理
装置117の構成を示すブロック図である。
【図62】第11実施形態の文字認識処理装置117の
第1の動作を説明するための再設定された1文字枠52
を示す図である。
【図63】文字認識処理装置117の文字種指定領域設
定動作を示すフローチャートである。
【図64】第11実施形態の文字認識処理装置117の
第2の動作を説明するためのテキスト文字表示領域50
と再設定された文字枠52とを示す図である。
【図65】文字認識処理装置117の修正文字指定およ
び候補文字抽出動作を示すフローチャートである。
【図66】第11実施形態の文字認識処理装置117の
第3の動作を説明するためのテキスト文字表示領域50
と再設定された文字枠52とを示す図である。
【図67】文字認識処理装置117の修正文字指定およ
び第1候補文字抽出動作を示すフローチャートである。
【図68】第11実施形態の文字認識処理装置117の
第4の動作を説明するためのテキスト文字表示領域50
と再設定された文字枠52とを示す図である。
【図69】文字認識処理装置117の文字種報知動作を
示すフローチャートである。
【図70】本発明の第12実施形態である文字認識処理
装置131の構成を示すブロック図である。
【図71】本発明の第12実施形態の他の例である文字
認識装置134の構成を示すブロック図である。
【図72】第12実施形態の文字認識処理装置131の
動作を説明するためのテキスト文字表示領域50と再設
定された文字枠52とを示す図である。
【図73】文字認識処理装置131の修正動作を示すフ
ローチャートである。
【図74】本発明の第13実施形態である文字認識処理
装置137の構成を示すブロック図である。
【図75】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第1の動作を説明するための候補文字表示領域84と貼
り付けボード154とを示す図である。
【図76】文字認識処理装置137の候補文字を貼り付
けボード154に表示する動作を示すフローチャートで
ある。
【図77】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第2の動作を説明するための再設定された文字枠52と
貼り付けボード154とを示す図である。
【図78】文字認識処理装置137の貼り付けボード1
54に表示された候補文字を文字枠52に表示する動作
を示すフローチャートである。
【図79】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第3の動作を説明するための貼り付けボード154を示
す図である。
【図80】文字認識処理装置137の貼り付けボード1
54に表示された候補文字の削除動作を示すフローチャ
ートである。
【図81】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第4の動作を説明するための貼り付けボード154と復
元候補表示領域157とを示す図である。
【図82】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第4の動作の他の例を説明するための文字枠52と復元
候補表示領域157とを示す図である。
【図83】文字認識処理装置137の復元候補表示領域
157の設定動作を示すフローチャートである。
【図84】文字認識処理装置137の復元動作を示すフ
ローチャートである。
【図85】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第5の動作を説明するための候補文字表示領域84と貼
り付けボード154とを示す図である。
【図86】文字認識処理装置137の候補文字の大きさ
を変更する動作を示すフローチャートである。
【図87】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第6の動作を説明するための候補文字表示領域84と貼
り付けボード154とを示す図である。
【図88】文字認識処理装置137の候補文字を複数行
にわたって表示する動作を示すフローチャートである。
【図89】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第7の動作を説明するための候補文字表示領域84と貼
り付けボード154とを示す図である。
【図90】文字認識処理装置137の貼り付けボード1
54に表示される候補文字の大きさおよび行数を最適化
する動作を示すフローチャートである。
【図91】図91(A)は、第13実施形態の文字認識
処理装置137の第8の動作を説明するための順位設定
ボタン167を示す図であり、図91(B)は、順序設
定表示画面168を示す図である。
【図92】文字認識処理装置137の貼り付けボード1
54に表示される候補文字の種類の優先順位を設定する
動作を示すフローチャートである。
【図93】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第9の動作を説明するための貼り付けボード154を示
す図である。
【図94】文字認識処理装置137の貼り付けボード1
54に表示される候補文字の並べ変え動作を示すフロー
チャートである。
【図95】第13実施形態の文字認識処理装置137の
第10の動作を説明するための貼り付けボード154a
を示す図である。
【図96】文字認識処理装置137の貼り付けボード1
54に表示される候補文字の整理動作を示すフローチャ
ートである。
【図97】本発明の第14実施形態である文字認識処理
装置160の構成を示すブロック図である。
【図98】第14実施形態の文字認識処理装置160の
第1の動作を説明するための文字枠52を示す図であ
る。
【図99】第14実施形態の文字認識処理装置160の
文字枠拡大縮小動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図100】第14実施形態の文字認識処理装置160
の第2の動作を説明するための文字枠52を示す図であ
る。
【図101】第14実施形態の文字認識処理装置160
の文字枠消去動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1,21,37,41,61,76,90,95,10
3,111,117,131,134,137,160
文字認識処理装置 2 制御部 3 入力部 4 表示部 5 文字認識処理部 6 文字枠位置取得部 7 追加文字枠設定部 8 第1判定部 9 第2判定部 10 追加文字枠消去部 14,32,49,52 文字枠 14a 最終文字枠 14b 追加文字枠 16,51 入力ペン 18,35,108 表示面 22,38 表示領域設定部 26 入力文字表示領域表示位置指定部 30,50 テキスト文字表示領域 31 入力文字表示領域 42 テキスト文字表示領域設定部 43 テキスト文字指定部 44 テキスト文字数取得部 45 文字枠再設定部 46 テキスト文字表示処理部 53 指定領域 62 文字枠数増減処理部 63 テキスト文字再指定部 64 テキスト文字再表示処理部 69 増加ボタン 70 減少ボタン 77 修正文字指定部 78,139 候補文字表示領域設定部 79 文字種指定部 80,120 候補文字抽出部 81,121 抽出候補文字表示領域設定部 84 候補文字表示領域 85 文字種限定ボタン 86 文字種選択ボタン 87 抽出候補文字表示領域 91,122 第1候補文字抽出部 92,123 抽出第1候補文字表示変更処理部 96 文字枠1行最大個数取得部 97,113 文字枠編集部 98 文字枠最適化部 100 空白文字枠 104 文字枠表示位置取得部 105 文字枠移動部 112 文字枠1面最大個数取得部 118 文字種指定領域設定部 119 修正文字および文字種指定部 124 表示報知部 125 音響報知部 128a〜128d 文字種限定領域 132,140 候補文字指定部 133 文字表示変更処理部 138 修正文字指定部 141 指定候補文字表示領域設定部 154,154a 貼り付けボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−185479(JP,A) 特開 平4−190474(JP,A) 特開 平6−325211(JP,A) 特開 平2−188818(JP,A) 特開 平6−223228(JP,A) 特開 平7−28950(JP,A) 特開 平7−192081(JP,A) 特開 平8−179909(JP,A) 特開 昭64−7272(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/00 - 9/82

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められる直交座標上に所定数の文
    字枠が設定された入力面を有し、各文字枠に所定の指示
    手段で文字を手書き入力することによって入力された座
    標点を出力する入力手段と、 予め定められる直交座標が設定された表示面を有し、少
    なくとも前記文字枠を目視表示する表示手段と、 前記入力手段から出力される座標点を用いて文字認識処
    理を行い、手書き入力文字に応じたテキスト文字を選択
    する文字認識処理手段とを含む文字認識処理装置におい
    て、 前記文字認識処理によって選択されたテキスト文字の指
    定に応じて、指定された文字数の文字枠を前記入力面に
    再設定する文字枠再設定手段を含むことを特徴とする文
    字認識処理装置。
  2. 【請求項2】 予め定められる直交座標上に所定数の文
    字枠が設定された入力面を有し、各文字枠に所定の指示
    手段で文字を手書き入力することによって入力された座
    標点を出力する入力手段と、 予め定められる直交座標が設定された表示面を有し、少
    なくとも前記文字枠を目視表示する表示手段と、 前記入力手段から出力される座標点を用いて文字認識処
    理を行い、手書き入力文字に応じたテキスト文字を選択
    する文字認識処理手段とを含む文字認識処理装置におい
    て、 前記文字認識処理によって選択されたテキスト文字が表
    示されるテキスト文字表示領域を、前記表示面に設定す
    るテキスト文字表示領域設定手段と、 前記テキスト文字表示領域に表示されたテキスト文字の
    中から文字枠に表示すべきテキスト文字を指定するテキ
    スト文字指定手段と、 指定されたテキスト文字の数を取得するテキスト文字数
    取得手段と、 取得された文字数の文字枠を前記入力面に再設定する文
    字枠再設定手段と、 再設定された文字枠に、指定されたテキスト文字を表示
    させるテキスト文字表示処理手段とを含むことを特徴と
    する文字認識処理装置。
  3. 【請求項3】 再設定された前記文字枠の数を増加また
    は減少する文字枠数増減処理手段と、 文字枠の増加または減少時に、該文字枠に表示すべきテ
    キスト文字を再指定するテキスト文字再指定手段と、 増加または減少した文字枠に、再指定されたテキスト文
    字を表示させるテキスト文字再表示処理手段とを含むこ
    とを特徴とする請求項2記載の文字認識処理装置。
  4. 【請求項4】 再設定された前記文字枠に表示されたテ
    キスト文字の中から修正文字を指定する修正文字指定手
    段と、 指定された修正文字の文字認識処理結果の候補文字を表
    示する候補文字表示領域を前記表示面に設定する候補文
    字表示領域設定手段と、 前記候補文字表示領域に表示された候補文字の中から所
    定の文字を指定する候補文字指定手段と、 指定された候補文字を表示する指定候補文字表示領域を
    前記表示面に設定する指定候補文字表示領域設定手段と
    を含むことを特徴とする請求項2記載の文字認識処理装
    置。
  5. 【請求項5】 再設定された前記文字枠に表示されたテ
    キスト文字の中から修正文字を指定する修正文字指定手
    段と、 指定された修正文字の文字認識処理結果の候補文字を表
    示する候補文字表示領域を前記表示面に設定する候補文
    字表示領域設定手段と、 修正後の文字の種類を指定する文字種指定手段と、 前記修正文字の候補文字の中から、指定された文字種の
    候補文字を抽出する候補文字抽出手段と、 抽出された候補文字を表示する抽出候補文字表示領域を
    前記表示面に設定する抽出候補文字表示領域設定手段と
    を含むことを特徴とする請求項2記載の文字認識処理装
    置。
  6. 【請求項6】 再設定された前記文字枠に表示されたテ
    キスト文字の中から修正文字を指定する修正文字指定手
    段と、 指定された修正文字の文字認識処理結果の候補文字を表
    示する候補文字表示領域を前記表示面に設定する候補文
    字表示領域設定手段と、 修正後の文字の種類を指定する文字種指定手段と、 前記修正文字の候補文字の中から、指定された文字種の
    第1候補文字を抽出する第1候補文字抽出手段と、 抽出された第1候補文字を前記修正文字に代わって文字
    枠に表示する文字表示変更処理手段とを含むことを特徴
    とする請求項2記載の文字認識処理装置。
  7. 【請求項7】 前記表示面の1行に表示可能な文字枠の
    1行最大個数を取得する文字枠1行最大個数取得手段
    と、 再設定される前記文字枠の個数が、取得された前記1行
    最大個数を超えるときには、複数行にわたるように文字
    枠を編集する文字枠編集手段とを含むことを特徴とする
    請求項2記載の文字認識処理装置。
  8. 【請求項8】 再設定される文字枠の表示位置を取得す
    る文字枠表示位置取得手段と、 取得された文字枠表示位置が表示面をはみ出すときに、
    文字枠位置を移動させる文字枠移動手段とを含むことを
    特徴とする請求項2記載の文字認識処理装置。
  9. 【請求項9】 前記表示面の全面に表示可能な文字枠の
    1面最大個数を取得する文字枠1面最大個数取得手段
    と、 再設定される前記文字枠の個数が、取得された前記1面
    最大個数を超えるときには、1面最大個数の範囲内に文
    字枠を編集する文字枠編集手段とを含み、 前記テキスト文字表示処理手段は、編集された文字枠に
    指定されたテキスト文字を先頭文字から1面最大個数分
    だけ表示させることを特徴とする請求項2記載の文字認
    識処理装置。
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