JP3361737B2 - 被洗浄物の洗浄及び乾燥方法 - Google Patents

被洗浄物の洗浄及び乾燥方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電機部品、機械部品そ
の他の被洗浄物の洗浄及び乾燥方法に係るもので、洗浄
及び洗浄後の被洗浄物の乾燥を迅速に行うことが出来る
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被洗浄物と洗浄液を接触させて洗
浄を行うには、洗浄液を加熱蒸発させ、この蒸気を被洗
浄物に接触凝縮させて行う蒸気洗浄方法と、洗浄液を蒸
気化することなく被洗浄物に直接接触させて行う洗浄方
法がある。従来、後者の方法に於いては、被洗浄物を常
温の状態で洗浄液に接触させている。また、洗浄後に被
洗浄物の乾燥を行うためには、被洗浄物に十分な蓄熱を
し、被洗浄物に残留している洗浄液を、蓄熱により揮発
乾燥させたり、熱風等の外部熱を加えて乾燥することが
行われている。この蓄熱のためには、加温された洗浄液
と被洗浄物とを、被洗浄物の蓄熱に必要な一定時間、接
触させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この蓄
熱に要する時間と、被洗浄物の洗浄に要する時間とを比
較すると、一般的に被洗浄物の洗浄に要する時間の方が
短いものとなっている。特に、被洗浄物の汚染が少ない
場合には、洗浄は短時間で終了しているのに、乾燥用の
蓄熱を被洗浄物に行う為に、被洗浄物と洗浄液との接触
を長時間必要とする。そのため、洗浄作業の時間を長い
ものとし、作業性を悪いものとしている。
【0004】また、低沸点のアルコール類とか、塩素系
溶剤のトリクロロエチレン、ジクロロメタン、フッ素型
溶剤のHCFC225、HFE等は沸点が低く、沸点ま
で加温しても40℃〜87℃であるから、蒸気洗浄をし
て被洗浄物に蓄熱しても、乾燥に必要な蓄熱が不十分な
場合が多いものであった。この傾向は、被洗浄物が軽量
であったり、薄いもの等の熱容量の小さな場合に、特に
必要な蓄熱が不十分と成りやすいものであった。
【0005】また、可燃性溶剤を洗浄液として用いた場
合には、被洗浄物の蓄熱に必要な温度まで加熱すると、
引火点の問題から危険な状態となる可能性があり、被洗
浄物の十分な加熱を行うことは出来ないものであった。
【0006】本発明は上述の如き課題を解決しようとす
るものであって、洗浄液と接触し、洗浄を完了した被洗
浄物の乾燥を迅速に行い、洗浄作業に要する時間を短縮
することを可能とする。また、沸点の低い洗浄液を用い
る場合にも、被洗浄物の迅速な乾燥を可能とする。ま
た、可燃性溶剤から成る洗浄液を用いる場合にも、被洗
浄物の乾燥に必要な熱量を洗浄液から得る必要がないか
ら、可燃性溶剤を比較的低温に保ち、引火による危険を
最小限とする。また、被洗浄物に付着した汚れを落ち易
くした状態で洗浄液と接触し、被洗浄物の洗浄効率を高
めようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、被洗浄物を、洗浄を行う洗浄液の沸点
以上に加熱した後、沸点以下の温度に加熱した洗浄液と
接触し洗浄を行った後に、被洗浄物の乾燥を行うことを
特徴として成るものである。
【0008】また、被洗浄物と洗浄液との接触は、被洗
浄物を洗浄液に浸漬するか、洗浄液を被洗浄物に噴射し
て行うものであっても良い。
【0009】また、洗浄を行う洗浄液よりも高温とする
ための被洗浄物の加熱は、不活性ガス雰囲気内に於いて
行うものであっても良い。
【0010】また、洗浄後の被洗浄物の乾燥は、減圧乾
燥方法により行うものであっても良い。
【0011】また、洗浄液は、蒸留再生新液のみを使用
するものであっても良い。
【0012】
【作用】本発明は上述の如く構成したものであるから、
洗浄液と被洗浄物とを接触させて行う液洗浄の前に、被
洗浄物を洗浄液温の沸点以上に加熱して乾燥に必要な熱
量を蓄熱しておけば、被洗浄物の洗浄に必要な時間だけ
洗浄液と接触させるのみで、乾燥に要する蓄熱のための
洗浄液との接触時間が不要となる。また、洗浄前に被洗
浄物を加熱することにより、被洗浄物に付着している有
機物を熱的に軟化させることにより、洗浄の際に有機物
を溶解容易なものとし、迅速な洗浄作業を行うことがで
きる。
【0013】そのため、洗浄液と接触して被洗浄物の洗
浄を完了し、洗浄液と被洗浄物との接触を解除したとき
には、被洗浄物は洗浄液の液温と同一か、液温よりも高
温に保たれており乾燥作業を迅速に行うことが可能とな
る。この被洗浄物の高温化は洗浄液との間に温度差が大
きい程、迅速な乾燥を可能とする。また、洗浄液が高温
に保たれている場合は、洗浄液との接触を解除した後の
被洗浄物が、洗浄液よりも多少低温であっても被洗浄物
には乾燥に必要な熱量が十分保たれているものとなる。
【0014】また、洗浄を行う洗浄液も加熱しておくこ
とにより、更に迅速な乾燥が可能となる。例えば低沸点
溶剤を洗浄液として使用する場合は、洗浄液を沸点に近
い温度まで加熱し、被洗浄物を沸点以上に加熱しておけ
ば、この被洗浄物と接触した洗浄液は瞬時にガス化し
て、洗浄と乾燥が同時進行で終了するから、極めて迅速
な洗浄作業を可能とする。
【0015】また、この場合は被洗浄物を乾燥槽に移動
して乾燥する等の被洗浄物の移動を行う必要がないか
ら、溶剤ガスの回収が容易となる。また、迅速に乾燥が
完了するから洗浄槽の外に洗浄液を持ち出すことが少な
いものとなり、高価であったり、環境負荷の大きな洗浄
液を使用する場合であっても効率的な洗浄を可能とす
る。
【0016】また、被洗浄物と洗浄液との接触は、被洗
浄物を洗浄液に浸漬するか、洗浄液を被洗浄物に噴射し
て行うものであっても良い。
【0017】また、被洗浄物と洗浄液との接触は、大気
圧、または減圧した洗浄槽内で行うものであっても良
い。そして、被洗浄物と洗浄液との接触を大気圧で行え
ば装置を簡便化できるし、減圧した洗浄槽内で行えば、
可燃性の洗浄液を用いる場合も、空気の存在を少なく
し、引火の虞を減少することができるものとなる。
【0018】また、洗浄液は、加熱して使用するもので
あっても良い。洗浄液を加熱すれば、洗浄液と接触する
被洗浄物の温度を低下させることが少ないものとなり、
被洗浄物の迅速な乾燥を可能にする。
【0019】また、洗浄を行う洗浄液よりも高温とする
ための被洗浄物の加熱は、不活性ガス雰囲気内に於いて
行うものであっても良い。アルゴンガス、窒素ガス、炭
酸ガス、ヘリュウムガス等の、不活性ガス雰囲気内に於
いて被洗浄物の加熱を行えば、引火の危険のない安全な
加熱が可能となる。また、不活性ガスを用いることによ
り、被洗浄物に付着している油脂の酸化を防止すること
が可能となる。
【0020】また、洗浄後の被洗浄物の乾燥は、減圧乾
燥方法により行うものであっても良い。この場合は、加
温され乾燥が容易となっている被洗浄物の乾燥を更に迅
速に行うことができるものとなる。
【0021】また、洗浄液は、蒸留再生新液のみを使用
するものであっても良い。蒸留新液のみを用いることに
より、清浄度の高い洗浄が可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に於て説明す
れば、(1)は加熱槽で、ファン(2)を介して熱風発生器
(3)を接続して内部を加熱し、被洗浄物(4)を洗浄液
(5)の沸点よりも高温となるよう加熱可能としている。
【0023】また、上記の加熱槽(1)に隣接して洗浄槽
(6)を形成している。この、洗浄槽(6)は、ヒーター、
過熱スチームパイプ等の加熱源(9)を、洗浄液(5)に接
触して配置し、洗浄液(5)を沸点以下で、被洗浄物(4)
の加熱温度以下に加熱する。この実施例では、被洗浄物
(4)は洗浄液(5)に浸漬して洗浄を行うものである。
【0024】また、上記の洗浄槽(6)に隣接して乾燥槽
(7)を形成している。この乾燥槽(7)は、内部に凝縮パ
イプ(8)を巻き廻して配置している。そして、凝縮した
凝縮液(13)を、水分分離器(10)を介して洗浄槽(6)
に戻している。
【0025】上述の如く構成したものに於て、まず熱風
発生器(3)から発生した熱風をファン(2)で循環するこ
とにより、加熱槽(1)内の被洗浄物(4)を、洗浄液(5)
の沸点以上に加熱して乾燥に必要な熱量を蓄熱する。こ
の実施例では、被洗浄物(4)は洗浄籠に収納して行うも
ので、洗浄籠とともに加熱及び洗浄を行う。
【0026】この洗浄液(5)沸点以上加熱を完了し
た被洗浄物(4)を、洗浄槽(6)の洗浄液(5)に浸漬して
洗浄を行う。この洗浄は、被洗浄物(4)の洗浄に必要な
時間だけ洗浄液(5)と接触させるのみで、乾燥に要する
蓄熱のための洗浄液(5)との接触時間が不要となる。そ
のため、洗浄液(5)と接触し、被洗浄物(4)から洗浄液
(5)へ熱移動する過程で洗浄を行う事により、洗浄液
(5)と被洗浄物(4)との接触を解除したときには、被洗
浄物(4)は洗浄液(5)の液温と同一か、液温よりも高温
に保たれており乾燥作業を迅速に行うことが可能とな
る。
【0027】また、洗浄を行う洗浄液(5)を、加熱源
(9)により加熱しておくことにより、更に迅速な乾燥が
可能となる。例えば、低沸点のアルコール類とか、塩素
系溶剤のトリクロロエチレン、ジクロロメタン、フッ素
系溶剤のHCFC225、HFE等の低沸点溶剤を洗浄
液(5)として使用する場合は、洗浄液(5)を沸点に近い
40℃〜87℃まで加熱するとともに被洗浄物(4)を沸
点以上に加熱しておけば、この被洗浄物(4)と接触した
洗浄液(5)は瞬時にガス化して、洗浄と乾燥が同時進行
で終了するから、極めて迅速な洗浄作業を可能とする。
【0028】また、上記の実施例では被洗浄物(4)は洗
浄槽(6)内で浸漬洗浄を行ったが、他の異なる実施例で
は図2に示す如く、加熱した洗浄液(5)を被洗浄物(4)
に噴射することにより行う。この方法は、加熱源(9)を
備えた液槽(14)により、洗浄液(5)を被洗浄物(4)の
温度よりも低く加熱し、これをポンプ(15)により洗浄
槽(6)内の被洗浄物(4)に噴射ノズル(18)から噴射す
る。この噴射した洗浄液(5)はドレン槽(16)、蒸留機
(17)を介して液槽(14)に戻すものとする。
【0029】また、上記の各実施例では、被洗浄物(4)
を洗浄籠に収納した状態で洗浄作業を行っている。しか
し、他の異なる実施例では、図3に示す如く、フープ状
の被洗浄物(4)を洗浄することも可能である。この場合
は、ヒーター等の加熱源(9)を備えた加熱槽(1)を設
け、この加熱槽(1)を通過して加熱されたフープ状の被
洗浄物(4)を、洗浄液(5)の噴射ノズル(18)を備えた
洗浄槽(6)を通過させる。
【0030】この洗浄槽(6)を通過する際に、噴射ノズ
ル(18)から噴射する洗浄液(5)と、フープ状の被洗浄
物(4)とを接触させ洗浄を行う。また、噴射する洗浄液
(5)は、前記実施例と同様に、沸点及び被洗浄物(4)の
加熱温度よりも低く加熱する。また、噴射ノズル(18)
から噴射した洗浄液(5)はドレン槽(16)に流入した
後、蒸留機(17)及び加熱液槽(14)を介して噴射ノズ
ル(18)から被洗浄物(4)に再度噴射する。
【0031】また、更に異なる実施例では、図4に示す
如く、メッシュコンベアー(22)によって被洗浄物(4)
を搬送しながら洗浄作業を行う。この場合も、ヒーター
等の加熱源(9)を備えた加熱槽(1)を設け、この加熱槽
(1)を被洗浄物(4)のみならずメッシュコンベアー(2
2)も同時に通過して、加熱されたメッシュコンベアー
(22)と被洗浄物(4)を、洗浄液(5)の噴射ノズル(1
8)を備えた洗浄槽(6)を通過させる。
【0032】また、メッシュコンベアー(22)は、複数
のガイドローラー(23)により配置を規制されている。
また、このメッシュコンベアー(22)、洗浄籠等の如
く、洗浄作業中に、被洗浄物(4)と共に移動する移動機
構は、被洗浄物(4)と共に加熱することにより、被洗浄
物(4)のみならず移動機構の乾燥を迅速に行い、溶剤ガ
スの外部への持ち出しを減少することを可能にする。
【0033】この洗浄槽(6)を通過する際に、噴射ノズ
ル(18)から噴射する洗浄液(5)と被洗浄物(4)とを接
触させ洗浄を行う。また、噴射する洗浄液(5)は、前記
実施例と同様に、洗浄液(5)の沸点及び被洗浄物(4)の
加熱温度よりも低く加熱する。また、噴射ノズル(18)
から噴射した洗浄液(5)はドレン槽(16)に流入した
後、蒸留機(17)及び液槽(14)を介して、噴射ノズル
(18)から被洗浄物(4)に再度噴射する。上記の如くメ
ッシュコンベアー(22)を用いることにより、被洗浄物
(4)の連続的な洗浄が可能となる利点を有している。
【0034】また、上記の各実施例では被洗浄物(4)と
接触させる洗浄液(5)を、加熱源(9)により加熱してい
るが、上記の液槽(14)は必ずしも加熱源(9)を備える
必要はなく、可燃性の溶剤を洗浄液(5)に用いる場合
は、安全のために非加熱状態で用いたり、場合によって
は冷液を用いるものであっても良く、温度コントロール
を可能としたものでも良い。
【0035】
【表1】 実施例 使用洗浄液 沸点 洗浄液温度 浸漬前温度 揮発時間 (1) ジクロロメタン 40℃ 35℃ 60℃ 35秒 (2) HCFC−225 55℃ 45℃ 70℃ 8秒 (3) イソフ゜ロヒ゜ルアルコール 82℃ 70℃ 85℃ 42秒 比較例 使用洗浄液 沸点 洗浄液温度 浸漬前温度 揮発時間 (4) 炭化水素系ノルマルハ゜ラフィン 170℃ 85℃ 90℃ 2分44秒 (5) ジクロロメタン 40℃ 35℃ 30℃ 52秒 (6) HCFC−225 55℃ 45℃ 30℃ 26秒 (7) イソフ゜ロヒ゜ルアルコール 82℃ 70℃ 30℃ 4分30秒 (8) 炭化水素系ノルマルハ゜ラフィン 170℃ 85℃ 30℃ 28分50秒 上記の浸漬前温度とは、洗浄液へ浸漬する前の被洗浄物
の温度を示している。
【0036】上記実験に使用した被洗浄物は、縦50m
m、横45mm、厚さ6mm、重量106gの長方形状
のステンレス板を、それぞれ5秒間洗浄液に浸漬した後
に引き上げ、被洗浄物を水平面に対して20°傾斜させ
て乾燥時間を測定した。また、この被洗浄物は、縦11
0mm、横500mmの板の両端を、300mmづつ折
曲して平面コ字型の風除けを作成し、この風除け内で、
風の影響を受けないように配慮して乾燥時間を測定し
た。また、室温30℃、湿度55%であった。
【0037】上記の実施例と比較例からも明らかな通
り、浸漬洗浄前に加熱した被洗浄物は、非加熱の比較例
よりも著しく乾燥速度が速いものとなっている。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、液洗浄の前に、被洗浄物を洗浄液の沸点以上に加
熱して乾燥に必要な熱量を蓄熱しておくから、この被洗
浄物と接触した洗浄液は瞬時にガス化して洗浄と乾燥が
同時進行で終了し、極めて迅速な洗浄作業を可能とし、
乾燥に要する蓄熱のための洗浄液との接触時間が不要と
なり、乾燥作業を迅速に行うことが可能となる。また、
洗浄を行う洗浄液も加熱しておくことにより、更に迅速
な乾燥が可能となる。例えば低沸点溶剤を洗浄液として
使用する場合は、洗浄液を沸点に近い温度まで加熱し、
被洗浄物を沸点以上に加熱しておけば、この被洗浄物と
接触した洗浄液は瞬時にガス化して、洗浄と乾燥が同時
進行で終了するから、極めて迅速な洗浄作業を可能とす
る。
【0039】また、乾燥作業を迅速に行うことにより溶
剤の拡散も防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄及び乾燥方法の一例を示す断面
図。
【図2】本発明の第二の洗浄及び乾燥方法の一例を示す
断面図。
【図3】本発明の第三の洗浄及び乾燥方法の一例を示す
断面図。
【図4】本発明の第四の洗浄及び乾燥方法の一例を示す
断面図。
【符号の説明】
4 被洗浄物 5 洗浄液 6 洗浄槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/04 B08B 3/02 B08B 3/08 F26B 5/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を、洗浄を行う洗浄液の沸点以
    上に加熱した後、沸点以下の温度に加熱した洗浄液と接
    触し洗浄を行った後に、被洗浄物の乾燥を行うことを特
    徴とする被洗浄物の洗浄及び乾燥方法。
  2. 【請求項2】 被洗浄物と洗浄液との接触は、被洗浄物
    を洗浄液に浸漬するか、洗浄液を被洗浄物に噴射して行
    うものであることを特徴とする請求項1の被洗浄物の洗
    浄及び乾燥方法。
  3. 【請求項3】 洗浄を行う洗浄液よりも高温とするため
    の被洗浄物の加熱は、不活性ガス雰囲気内に於いて行う
    ことを特徴とする請求項1または2の被洗浄物の洗浄及
    び乾燥方法。
  4. 【請求項4】 洗浄後の被洗浄物の乾燥は、減圧乾燥方
    法により行うことを特徴とする請求項の被洗浄物の洗
    浄及び乾燥方法。
  5. 【請求項5】 洗浄液は、蒸留再生新液のみを使用する
    ものであることを特徴とする請求項1、2または3の被
    洗浄物の洗浄及び乾燥方法。
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