JP3360860B2 - 厨房キャビネット用天板 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は厨房キャビネット用天板
に関する。なお、厨房キャビネットとは、流し台、調理
台、調理器用キャビネット（調理器用キャビネットと
は、上部にガステーブルや電気調理器等の調理器を有す
るか又はガステーブルや電気調理器等の載置面を有する
キャビネットをいう。）等の台所・ダイニングキッチン
に設置される、作業用の天板を有するキャビネットをい
う。 【０００２】 【発明の目的】本発明は、段差のある厨房キャビネット
用天板を分割して製造出来るようにすると共に、衛生面
を配慮した使いやすいものを提供することを目的とする
ものである。 【０００３】 【前記目的を達成するための手段】本発明は前記目的を
達成するために以下の如き手段を採用した。請求項１の
発明は、第１天板と、天板本体上面が第１天板の天板本
体上面より低くなされている第２天板とを有し、第１天
板の、第２天板側の縁部に水平張出突壁が連設され、こ
の水平張出突壁の下方に位置し、水平張出突壁の下面に
上面が密接する立上り突壁が第２天板に連設され、前記
水平張出突壁の垂直端面と立 上り突壁の内面とが面一と
なされているものである。 【０００４】 【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下
の如き効果を奏する。請求項１の発明によれば、第１天
板と第２天板とを別個に製造することが出来るので、厨
房キャビネット用天板の大型化を防止して取り扱いやす
い大きさにすることが出来る。また、第１天板の水平張
出突壁の下方に位置し、水平張出突壁の下面に上面が密
接する立上り突壁が第２天板に連設されているので、即
ち、第１天板と第２天板との繋ぎ部が、第２天板の天板
本体より上に位置するので、第２天板の天板本体上の調
理屑等が第１天板と第２天板との繋ぎ部に溜ることがな
く衛生的である。更に、水平張出突壁の垂直端面と立上
り突壁の内面とが面一となされているので、拭き掃除が
行ないやすい。 【０００５】 【実施例】以下にこの発明を図面に示す４つの実施例に
基づいて説明する。なお、これら実施例において同一の
部材は同一の符号で示す。 【０００６】実施例１（図１及び図２参照） なお、この実施例１において、前とは図１下側を、後と
は同図上側をいい、左とは図１左側を、右とは同図右側
をいう。平面から見て、Ｌ字状に配される厨房装置１
は、流し台３と、この流し台３に隣接して配されるガス
台１１と、このガス台１１に隣接して配される調理台２
１とを有している。前記ガス台１１の天板１２（請求の
範囲で云う第２天板）の天板本体１３の上面が、流し台
３の天板４（請求の範囲で云う第１天板）の天板本体５
の上面及び調理台２１の天板２２（請求の範囲で云う第
１天板）の天板本体２３の上面より低くなされている。 【０００７】前記流し台３の左縁部は、ガス台１１に沿
うように平面から見て傾斜した傾斜縁部となされてい
る。前記流し台３の天板４の、ガス台１１に隣接する側
の縁部に水平張出突壁７が連設されている。この水平張
出突壁７は、天板４のバックガード部に連設されたバッ
クガード部の水平突出部をも含んでいる。 【０００８】前記調理台２１のガス台１１がわ縁部は、
ガス台１１に沿うように平面から見て傾斜した傾斜縁部
となされている。前記調理台２１の天板２２の、ガス台
１１に隣接する側の縁部に水平張出突壁２５が連設され
ている。この水平張出突壁２５は、天板２２のバックガ
ード部に連設されたバックガード部の水平突出部をも含
んでいる。 【０００９】ガス台１１には、上方及び前方に開方した
ガステーブル収納空間１４が形成され、このガステーブ
ル収納空間１４にガステーブル１５が収納・載置されて
いる。なお、天板１２に開口を形成せずに、天板１２上
にガステーブル１５や電気調理器等を置くようにしても
よい。 【００１０】ガス台１１の天板１２の、流し台３に隣接
する側の縁部に、前記水平張出突壁７の下方に位置し、
水平張出突壁７の下面に上面が密接する立上り突壁１６
が連設されている。また、水平張出突壁７の垂直端面７
ａと立上り突壁１６の内面１６ａ（天板本体１３側に位
置する面）とは面一となされている。なお、天板１２の
バックガード部の、流し台３に隣接する側の部分は、水
平張出突壁７のバックガード部の部分を逃げるように切
除されたかたちとなっている。ガス台１１の天板１２
の、調理台２１に隣接する側の縁部に、前記水平張出突
壁２５の下方に位置し、水平張出突壁２５の下面に上面
が密接する立上り突壁１６が連設されている。また、水
平張出突壁２５の垂直端面２５ａと立上り突壁１６の内
面１６ａ（天板本体１３側に位置する面）とは面一とな
されている。なお、天板１２のバックガード部の、調理
台２１に隣接する側の部分は、水平張出突壁２５のバッ
クガード部の部分を逃げるように切除されたかたちとな
っている。 【００１１】実施例２（図３〜図５参照） この実施例２では、流し台３、ガス台１１及び調理台２
１の平面形状が実施例１と相違している。 【００１２】実施例３（図６及び図７参照） この実施例３では、流し台３に対して、ガス台１１が平
面から見て９０度をなすようにして並べられ、このガス
台１１に対して調理台２１が一直線状に並べられてい
る。流し台３の天板４の左縁部（図６の左縁部）にもバ
ックガードが設けられている。流し台３の、ガス台１１
に対向する部分には閉塞板８が設けられ、この閉塞板８
に立上り突壁１６が嵌まる凹所９が形成され、その結果
として、天板４に水平張出突壁７が形成されたかたちと
なっている。そして、ガス台１１と流し台３との納まり
の関係上、ガス台１１の、流し台３側の側部に、閉塞板
８を逃げる凹段部が形成されている。 【００１３】実施例４（図８〜図１０参照） この実施例４では、流し台３に対して、ガス台１１が平
面から見て一直線状に並べられている。 【００１４】なお、天板４、１２、２２は、折曲・溶接
等して形成された金属製薄板と、その金属製薄板の裏面
に取り付けられた補強板とよりなるものであっても、人
造大理石等の成形物からなる一体成形物であってもよ
い。

【図面の簡単な説明】 【図１】この発明の実施例１を示す平面図である。 【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線から見た分離状態の図であ
る。 【図３】この発明の実施例２を示す平面図である。 【図４】図３のＩＶ−ＩＶ線拡大矢視図である。 【図５】図３のＶ−Ｖ線拡大矢視図である。 【図６】この発明の実施例３を示す平面図である。 【図７】図６のＶＩ−ＶＩ線断面図である。 【図８】この発明の実施例４を示す簡略正面図である。 【図９】図８の要部の拡大分離斜視図である。 【図１０】図８の要部の、背面から見た分離斜視図であ
る。 【符号の説明】 ３ 流し台 ４ 天板（第１天板） ５ 天板本体 ７ 水平張出突壁７ａ 垂直端面 １１ ガス台 １２ 天板（第２天板） １３ 天板本体 １６ 立上り突壁１６ａ 内面 ２１ 調理台 ２２ 天板（第１天板） ２３ 天板本体 ２５ 水平張出突壁２５ａ 垂直端面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A47B 77/02 A47B 96/18

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 第１天板と、天板本体上面が第１天板の
   天板本体上面より低くなされている第２天板とを有し、
   第１天板の、第２天板側の縁部に水平張出突壁が連設さ
   れ、この水平張出突壁の下方に位置し、水平張出突壁の
   下面に上面が密接する立上り突壁が第２天板に連設さ
   れ、前記水平張出突壁の垂直端面と立上り突壁の内面と
   が面一となされている厨房キャビネット用天板。