JP3360493B2 - 綴じ紙製品の製造方法 - Google Patents
綴じ紙製品の製造方法Info
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- JP3360493B2 JP3360493B2 JP18650395A JP18650395A JP3360493B2 JP 3360493 B2 JP3360493 B2 JP 3360493B2 JP 18650395 A JP18650395 A JP 18650395A JP 18650395 A JP18650395 A JP 18650395A JP 3360493 B2 JP3360493 B2 JP 3360493B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binding
- bound
- paper product
- manufacturing
- bound paper
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開き側端部の小口面が傾
斜している綴じ紙製品の製造方法に関するものである。
斜している綴じ紙製品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、雑誌や書籍、そしてカレンダーな
どの複数枚の用紙を綴じ合わせてなる綴じ紙製品(背綴
じ、中綴じ、無線綴じなどにより綴じられたもの)にあ
っては、一般に印刷工程が終了した複数枚の用紙を綴じ
合わせ、その後に綴じ合わせ部を除く三方の辺部を断裁
して得ている。このように前記の方法によって一般的な
綴じ紙製品が製造されていることから、三方の辺部に形
成された各小口面は表紙や裏表紙に対して直交するよう
にして形成されている。
どの複数枚の用紙を綴じ合わせてなる綴じ紙製品(背綴
じ、中綴じ、無線綴じなどにより綴じられたもの)にあ
っては、一般に印刷工程が終了した複数枚の用紙を綴じ
合わせ、その後に綴じ合わせ部を除く三方の辺部を断裁
して得ている。このように前記の方法によって一般的な
綴じ紙製品が製造されていることから、三方の辺部に形
成された各小口面は表紙や裏表紙に対して直交するよう
にして形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この綴
じ紙製品で綴じ合わせ部に対向する開き側端部の小口面
が表紙や裏表紙に直交する方向に向くように各用紙の端
縁が揃って重なっているため、見開こうとするときに所
望の頁が容易に探り出せないという問題がある。また、
四辺が断裁され積重された複数枚の用紙をその一辺側で
綴じ込み用具にて綴じ込んだ卓上日捲りなどの用品にお
いても、同様に見開き側の小口面が最上紙に対して直交
するようになっているため、所要の部分を見開くための
見当付けが簡単に行えないものとなっている。このよう
な点から目安が付け易いように小片状のインデックスを
形成したり、別途に取り付けたりする方法が考えられる
が、製造が非常に煩雑になり綴じ紙製品の製造コストを
著しく引き上げてしまうことになる。
じ紙製品で綴じ合わせ部に対向する開き側端部の小口面
が表紙や裏表紙に直交する方向に向くように各用紙の端
縁が揃って重なっているため、見開こうとするときに所
望の頁が容易に探り出せないという問題がある。また、
四辺が断裁され積重された複数枚の用紙をその一辺側で
綴じ込み用具にて綴じ込んだ卓上日捲りなどの用品にお
いても、同様に見開き側の小口面が最上紙に対して直交
するようになっているため、所要の部分を見開くための
見当付けが簡単に行えないものとなっている。このよう
な点から目安が付け易いように小片状のインデックスを
形成したり、別途に取り付けたりする方法が考えられる
が、製造が非常に煩雑になり綴じ紙製品の製造コストを
著しく引き上げてしまうことになる。
【0004】本発明は上記事情に鑑み、雑誌などの綴じ
紙製品における開き側端部の小口面を見易いようにする
ことを課題とし、綴じ紙製品の捲り操作が行い易くなる
ようにすることを目的とする。
紙製品における開き側端部の小口面を見易いようにする
ことを課題とし、綴じ紙製品の捲り操作が行い易くなる
ようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、複数枚の用紙を綴じ合わされてな
る綴じ物を、該綴じ物の綴じ合わせ部から開き側端部に
亘る方向で湾曲させてから、綴じ物の開き側端部を断裁
することを特徴とする綴じ紙製品の製造方法を提供し
て、上記課題を解消するものである。
してなされたもので、複数枚の用紙を綴じ合わされてな
る綴じ物を、該綴じ物の綴じ合わせ部から開き側端部に
亘る方向で湾曲させてから、綴じ物の開き側端部を断裁
することを特徴とする綴じ紙製品の製造方法を提供し
て、上記課題を解消するものである。
【0006】
【作用】本発明においては、複数枚の綴じ物を湾曲させ
てからその綴じ物の開き側端部を断裁するため、傾斜し
た小口面が得られるようになる。
てからその綴じ物の開き側端部を断裁するため、傾斜し
た小口面が得られるようになる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明を図1から図3に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。 図1は雑誌などに代表される
ように複数枚の用紙を中綴じして綴じ合わせた綴じ紙製
品1が示されている。そして、この綴じ紙製品1にあっ
ては綴じ合わせ部2に対向する開き側端部3の小口面4
が、該開き側端部3の厚み方向に対して傾斜しており、
綴じ紙製品1の表紙5における綴じ合わせ部2から開き
側端部4までに亘る幅寸法6が、裏表紙7における綴じ
合わせ部2から開き側端部4までに亘る幅寸法8より小
さく設けられている。 このように綴じ紙製品1の開き側
端部における小口面4が傾斜しているため、各用紙の端
縁それぞれが目に付き易くなり、この綴じ紙製品1の所
望の部分を開く際の見当が付け易くなっている。また、
各用紙の見開き側の辺部に印刷によるインデックスaが
施されており、そのインデックスがより一層明瞭となっ
ている ものである。
基づいて詳細に説明する。 図1は雑誌などに代表される
ように複数枚の用紙を中綴じして綴じ合わせた綴じ紙製
品1が示されている。そして、この綴じ紙製品1にあっ
ては綴じ合わせ部2に対向する開き側端部3の小口面4
が、該開き側端部3の厚み方向に対して傾斜しており、
綴じ紙製品1の表紙5における綴じ合わせ部2から開き
側端部4までに亘る幅寸法6が、裏表紙7における綴じ
合わせ部2から開き側端部4までに亘る幅寸法8より小
さく設けられている。 このように綴じ紙製品1の開き側
端部における小口面4が傾斜しているため、各用紙の端
縁それぞれが目に付き易くなり、この綴じ紙製品1の所
望の部分を開く際の見当が付け易くなっている。また、
各用紙の見開き側の辺部に印刷によるインデックスaが
施されており、そのインデックスがより一層明瞭となっ
ている ものである。
【0008】上記小口面4が、開き側端部3の厚み方向
に対して傾斜しているものとするには、図2に示すよう
に、複数枚の用紙を綴じ合わされ天側の辺部と地側の辺
部を断裁して綴じ紙製品となる前の綴じ物9に対し、該
綴じ物9の綴じ合わせ部(即ち、綴じ紙製品の綴じ合わ
せ部)から開き側端部(即ち、綴じ紙製品の開き側端
部)に亘る方向で湾曲させてから、綴じ物9の開き側端
部をその厚み方向に沿って断裁すればよく(図におい
て、b−bは断裁線を示している)、その断裁後に綴じ
物9を元の平坦形状に戻すことで前記小口面4が傾斜し
ている綴じ紙製品1が得られる。 なお、図1と図2に示
した実施の例は、綴じ紙製品が中綴じた形態であるもの
に対してなされたものであるが、綴じ紙製品はこれに限
定されるものではなく、背綴じされたものや無線綴じさ
れたものであってもよい。さらには図3に示すようにカ
レンダーの如く一辺側が金属板10を用いて巻き止めさ
れている形式のものであってもよい。
に対して傾斜しているものとするには、図2に示すよう
に、複数枚の用紙を綴じ合わされ天側の辺部と地側の辺
部を断裁して綴じ紙製品となる前の綴じ物9に対し、該
綴じ物9の綴じ合わせ部(即ち、綴じ紙製品の綴じ合わ
せ部)から開き側端部(即ち、綴じ紙製品の開き側端
部)に亘る方向で湾曲させてから、綴じ物9の開き側端
部をその厚み方向に沿って断裁すればよく(図におい
て、b−bは断裁線を示している)、その断裁後に綴じ
物9を元の平坦形状に戻すことで前記小口面4が傾斜し
ている綴じ紙製品1が得られる。 なお、図1と図2に示
した実施の例は、綴じ紙製品が中綴じた形態であるもの
に対してなされたものであるが、綴じ紙製品はこれに限
定されるものではなく、背綴じされたものや無線綴じさ
れたものであってもよい。さらには図3に示すようにカ
レンダーの如く一辺側が金属板10を用いて巻き止めさ
れている形式のものであってもよい。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の綴じ紙製
品の製造方法は、複数枚の用紙を綴じ合わされてなる綴
じ物を、該綴じ物の綴じ合わせ部から開き側端部に亘る
方向で湾曲させてから、綴じ物の開き側端部を断裁する
ことを特徴とするものであり、これにより開き側端部の
小口面を容易に傾斜させることができ、何ら製造コスト
を引き上げるとなく小口面が見易い綴じ紙製品が得られ
るなど実用性に優れた効果を奏するものである。
品の製造方法は、複数枚の用紙を綴じ合わされてなる綴
じ物を、該綴じ物の綴じ合わせ部から開き側端部に亘る
方向で湾曲させてから、綴じ物の開き側端部を断裁する
ことを特徴とするものであり、これにより開き側端部の
小口面を容易に傾斜させることができ、何ら製造コスト
を引き上げるとなく小口面が見易い綴じ紙製品が得られ
るなど実用性に優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明に係る綴じ紙製品の一実施例を示す説明
図である。
図である。
【図2】綴じ紙製品の製造方法の一実施例を示す説明図
である。
である。
【図3】綴じ紙製品の他の例を示す説明図である。
1…綴じ紙製品 2…綴じ合わせ部 3…開き側端部 4…小口面 9…綴じ物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−24569(JP,U) 実開 昭63−37258(JP,U) 実開 昭57−105777(JP,U) 実開 平7−12258(JP,U) 実開 昭57−191570(JP,U) 実開 昭50−37631(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 5/00 B26D 3/02 B42F 17/00
Claims (1)
- 【請求項1】複数枚の用紙を綴じ合わされてなる綴じ物
を、該綴じ物の綴じ合わせ部から開き側端部に亘る方向
で湾曲させてから、綴じ物の開き側端部を断裁すること
を特徴とする綴じ紙製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18650395A JP3360493B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 綴じ紙製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18650395A JP3360493B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 綴じ紙製品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0911662A JPH0911662A (ja) | 1997-01-14 |
JP3360493B2 true JP3360493B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=16189641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18650395A Expired - Fee Related JP3360493B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 綴じ紙製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3360493B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4951399B2 (ja) * | 2007-04-24 | 2012-06-13 | トッパン・フォームズ株式会社 | 冊子 |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP18650395A patent/JP3360493B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0911662A (ja) | 1997-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |