JP3360140B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/02—Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
- A61B6/03—Computed tomography [CT]
- A61B6/032—Transmission computed tomography [CT]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/52—Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis
- A61B6/5205—Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis involving processing of raw data to produce diagnostic data
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/29—Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation
- G01T1/2914—Measurement of spatial distribution of radiation
- G01T1/2985—In depth localisation, e.g. using positron emitters; Tomographic imaging (longitudinal and transverse section imaging; apparatus for radiation diagnosis sequentially in different planes, steroscopic radiation diagnosis)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像装置に係り、特に
医療用撮像装置に関し、貫通する放射線が配列された放
射線感知検出器によって受けられる。本発明は特に第4
世代コンピュータ断層スキャナ(CT)に応用され、し
たがってこれを参照しながら説明していく。しかしなが
ら、本発明はその他の撮像技術に関する応用も可能であ
ることが認められるであろう。
医療用撮像装置に関し、貫通する放射線が配列された放
射線感知検出器によって受けられる。本発明は特に第4
世代コンピュータ断層スキャナ(CT)に応用され、し
たがってこれを参照しながら説明していく。しかしなが
ら、本発明はその他の撮像技術に関する応用も可能であ
ることが認められるであろう。
【0002】
【従来の技術】これまで、コンピュータ断層(CT)装
置即ちスキャナは、患者の周囲に環状または回転可能な
環状セグメント状に配された複数の単体放射線検出器を
具えていた。各検出器はシンチレーションクリスタル
(scintillationcrystal)のよう
な放射線感知面を有し、これが受けた放射線を対応する
量の光に変換していた。固体フォトダイオードまたは真
空管フォトマルチプライヤによってシンチレーションク
リスタルから射出された光を、光の強度即ち受けた放射
線の強度を表わす電気信号に変換していた。
置即ちスキャナは、患者の周囲に環状または回転可能な
環状セグメント状に配された複数の単体放射線検出器を
具えていた。各検出器はシンチレーションクリスタル
(scintillationcrystal)のよう
な放射線感知面を有し、これが受けた放射線を対応する
量の光に変換していた。固体フォトダイオードまたは真
空管フォトマルチプライヤによってシンチレーションク
リスタルから射出された光を、光の強度即ち受けた放射
線の強度を表わす電気信号に変換していた。
【0003】放射線感知面の大きさは、CTスキャナの
空間解像度を決定する最も重要なパラメータの一つであ
った。即ち、X線源と検出器によって決められる路即ち
放射線の幅は検出器の幅に大きく依存する。X線路の幅
にほぼ等しいかあるいはそれより狭い物理的体積を有す
るスキャン対象の物体または患者内の詳細は、可能であ
るとしても、区別するのは難しかった。放射線検出器の
幅を狭くすることによって、放射路または線の幅は狭く
なった。放射路を狭くすることによって患者の領域の幅
を減少し、それによって得られる電気信号、即ち空間解
像度を改善することができた。勿論、放射線感知面の幅
を減少することによって、単位時間当りに受ける放射線
のフォトンの数即ち検出効率も減少させることになる。
空間解像度を決定する最も重要なパラメータの一つであ
った。即ち、X線源と検出器によって決められる路即ち
放射線の幅は検出器の幅に大きく依存する。X線路の幅
にほぼ等しいかあるいはそれより狭い物理的体積を有す
るスキャン対象の物体または患者内の詳細は、可能であ
るとしても、区別するのは難しかった。放射線検出器の
幅を狭くすることによって、放射路または線の幅は狭く
なった。放射路を狭くすることによって患者の領域の幅
を減少し、それによって得られる電気信号、即ち空間解
像度を改善することができた。勿論、放射線感知面の幅
を減少することによって、単位時間当りに受ける放射線
のフォトンの数即ち検出効率も減少させることになる。
【0004】このように、検出器を広くするか狭くする
かを決める時放射線の適量と解像度との間に妥協があ
る。所望の診断画像の性質によって、広い検出器も狭い
検出器も利点がある。広い検出器及び狭い検出器の利点
の中から選択するために、従来のスキャナは選択的に検
出器の前に開口板またはセプタ(septa)を配置し
てそこに突き当る放射線を制限していた。広い検出器の
ほうが有利な場合は放射線板を取り外し、狭い検出器に
よる高い解像度の恩恵が望ましい時は放射線板を挿入す
ることができた。更に、種々の大きさの開口板が検出器
の放射線受信面の前に機械的に挿入するように構成する
こともでき、複数の検出幅のどれでも利用することがで
きた。
かを決める時放射線の適量と解像度との間に妥協があ
る。所望の診断画像の性質によって、広い検出器も狭い
検出器も利点がある。広い検出器及び狭い検出器の利点
の中から選択するために、従来のスキャナは選択的に検
出器の前に開口板またはセプタ(septa)を配置し
てそこに突き当る放射線を制限していた。広い検出器の
ほうが有利な場合は放射線板を取り外し、狭い検出器に
よる高い解像度の恩恵が望ましい時は放射線板を挿入す
ることができた。更に、種々の大きさの開口板が検出器
の放射線受信面の前に機械的に挿入するように構成する
こともでき、複数の検出幅のどれでも利用することがで
きた。
【0005】開口板を用いることによる不利な点の1つ
は、開口を規定する板が患者を貫通した放射線が検出器
の放射線感知面に衝突することを妨げることである。こ
のように、患者を露光した放射線が得られる画像に貢献
せず、このため利用効率及び放射線検出効率が低下す
る。また、別の方法としては、放射線源近傍で放射線を
平行化して複数の狭いビームを規定し、これを患者及び
検出器に衝突させるものがあった。しかし、このような
平行化は、接近した多数の検出器を用いX線と検出器と
の間に相対的運動が存在するCTスキャナでは非実用的
であった。
は、開口を規定する板が患者を貫通した放射線が検出器
の放射線感知面に衝突することを妨げることである。こ
のように、患者を露光した放射線が得られる画像に貢献
せず、このため利用効率及び放射線検出効率が低下す
る。また、別の方法としては、放射線源近傍で放射線を
平行化して複数の狭いビームを規定し、これを患者及び
検出器に衝突させるものがあった。しかし、このような
平行化は、接近した多数の検出器を用いX線と検出器と
の間に相対的運動が存在するCTスキャナでは非実用的
であった。
【0006】広い検出器の範囲を利用できる利点と狭い
検出器の解像度とを組合せた別の試みがアール.カール
ソンら(R.Carlson et al)の米国特許
第4398092号に示されている。この特許は縁部に
衝突する放射線より中央部に衝突する放射線をよりよく
感知する比較的広い検出器を開示している。しかしなが
ら、量子ノイズ即ちフォトン統計の振幅が最小になるの
は全てのフォトンが等しく重み付けされた時であるの
で、検出器の非均一な応答に起因する非均一な重み付け
をされたフォトンによって量子ノイズが増大する。更
に、カールソンの特許では、検出器の中央附近のフォト
ンのみが有益な高空間周波数情報を含み、したがって高
周波数に対する応答は低周波数の応答と比較して大きく
低下する。実際、ある空間周波数では、非均一な検出器
の応答が更に高周波数応答の減少の原因となり得て、縁
部で検出されるフォトンの信号の位相反転を起こし得る
状態となる。高周波数に対する低い応答のため、このシ
ステムは患者をスキャンするにあたって限られた恩恵し
か与えることはできない。
検出器の解像度とを組合せた別の試みがアール.カール
ソンら(R.Carlson et al)の米国特許
第4398092号に示されている。この特許は縁部に
衝突する放射線より中央部に衝突する放射線をよりよく
感知する比較的広い検出器を開示している。しかしなが
ら、量子ノイズ即ちフォトン統計の振幅が最小になるの
は全てのフォトンが等しく重み付けされた時であるの
で、検出器の非均一な応答に起因する非均一な重み付け
をされたフォトンによって量子ノイズが増大する。更
に、カールソンの特許では、検出器の中央附近のフォト
ンのみが有益な高空間周波数情報を含み、したがって高
周波数に対する応答は低周波数の応答と比較して大きく
低下する。実際、ある空間周波数では、非均一な検出器
の応答が更に高周波数応答の減少の原因となり得て、縁
部で検出されるフォトンの信号の位相反転を起こし得る
状態となる。高周波数に対する低い応答のため、このシ
ステムは患者をスキャンするにあたって限られた恩恵し
か与えることはできない。
【0007】必要とする検出器の幅を減少するための別
の技術は、X線管の回転路の内部に第4世代スキャナの
検出リングを配置することであった。この構成により、
検出リングの直径または周囲の長さが減少し、したがっ
て個々の検出器の幅も減少することができた。しかし、
この幾何学は、X線を通過させるのに検出リングの転頭
運動(nutating)と呼ばれる比較的複雑な運動
を必要とする点で不利である。更にこの幾何学は検出器
が患者に近づきすぎることによって生じる放射線の拡散
を起こしやすい。
の技術は、X線管の回転路の内部に第4世代スキャナの
検出リングを配置することであった。この構成により、
検出リングの直径または周囲の長さが減少し、したがっ
て個々の検出器の幅も減少することができた。しかし、
この幾何学は、X線を通過させるのに検出リングの転頭
運動(nutating)と呼ばれる比較的複雑な運動
を必要とする点で不利である。更にこの幾何学は検出器
が患者に近づきすぎることによって生じる放射線の拡散
を起こしやすい。
【0008】更に、これらの従来技術によるシステムは
各々放射線検出器のリングを用いており、このなかで全
ての放射線検出器は周囲方向の幅が同じであることを挙
げておくべきであろう。
各々放射線検出器のリングを用いており、このなかで全
ての放射線検出器は周囲方向の幅が同じであることを挙
げておくべきであろう。
【0009】本発明の第1の態様によれば、検査される
対象を受入れるようにされたスキャンサークルを貫通す
る放射線を放出する貫通放射線源と、前記スキャンサー
クルの少なくとも一部を取囲む環状に配置された複数の
放射線検出器と、前記検出器からの出力信号をサンプリ
ングするサンプリング手段と、前記サンプルされた出力
信号から映像を再生する映像再生手段とからなり、前記
放射線検出リングは前記スキャンサークルの周囲方向に
少なくとも2つの異なる幅を有する検出器を具えること
を特徴とする撮像装置が提供される。
対象を受入れるようにされたスキャンサークルを貫通す
る放射線を放出する貫通放射線源と、前記スキャンサー
クルの少なくとも一部を取囲む環状に配置された複数の
放射線検出器と、前記検出器からの出力信号をサンプリ
ングするサンプリング手段と、前記サンプルされた出力
信号から映像を再生する映像再生手段とからなり、前記
放射線検出リングは前記スキャンサークルの周囲方向に
少なくとも2つの異なる幅を有する検出器を具えること
を特徴とする撮像装置が提供される。
【0010】本発明の第2の態様によれば、撮像対象を
受入れるように配されたスキャンサークルを介して扇状
波幅の放射線を射出する放射線源と、前記スキャンサー
クル周囲に前記扇状波幅の放射線を回転させる手段と、
前記スキャンサークルを取囲むように環状に配された複
数の放射線検出器と、サンプリング手段と前記サンプリ
ング手段からの信号を画像に再構成する画像再構成手段
とからなる撮像装置において、前記サンプリング手段は
第1の複数の検出器からの出力をサンプルする第1のサ
ンプリング手段と、第2の複数の検出器からの出力をサ
ンプルする第2のサンプリング手段とからなり、前記撮
像装置は更に、第1のフィルタ機能で第1のサンプルさ
れた検出器出力を濾過する第1のフィルタ手段と、第2
のフィルタ機能で第2のサンプルされた検出器出力を濾
過する第2のフィルタ手段と、前記濾過された第1及び
第2のサンプルされた検出器出力を併合して複合信号を
生成する併合手段とを具え、前記第2のフィルタ機能は
前記第1のフィルタ機能と異なる、撮像装置が提供され
る。
受入れるように配されたスキャンサークルを介して扇状
波幅の放射線を射出する放射線源と、前記スキャンサー
クル周囲に前記扇状波幅の放射線を回転させる手段と、
前記スキャンサークルを取囲むように環状に配された複
数の放射線検出器と、サンプリング手段と前記サンプリ
ング手段からの信号を画像に再構成する画像再構成手段
とからなる撮像装置において、前記サンプリング手段は
第1の複数の検出器からの出力をサンプルする第1のサ
ンプリング手段と、第2の複数の検出器からの出力をサ
ンプルする第2のサンプリング手段とからなり、前記撮
像装置は更に、第1のフィルタ機能で第1のサンプルさ
れた検出器出力を濾過する第1のフィルタ手段と、第2
のフィルタ機能で第2のサンプルされた検出器出力を濾
過する第2のフィルタ手段と、前記濾過された第1及び
第2のサンプルされた検出器出力を併合して複合信号を
生成する併合手段とを具え、前記第2のフィルタ機能は
前記第1のフィルタ機能と異なる、撮像装置が提供され
る。
【0011】
【0012】本発明の利点は異なる幅の検出器からの出
力が異なるフィルタ機能で濾過され動作を最適化するこ
とである。本発明の第2の利点は、位相反転が起こる検
出器の応答範囲をドーズ効率及び解像度を改善するため
に利用できることである。本発明の第3の利点は、同数
の均一幅の検出器を有するスキャナよりドーズ効率及び
解像度が高いことである。
力が異なるフィルタ機能で濾過され動作を最適化するこ
とである。本発明の第2の利点は、位相反転が起こる検
出器の応答範囲をドーズ効率及び解像度を改善するため
に利用できることである。本発明の第3の利点は、同数
の均一幅の検出器を有するスキャナよりドーズ効率及び
解像度が高いことである。
【0013】
【実施例】第1図において、CTスキャナ10は、スキ
ャンサークル即ち検査領域内の固定患者用寝台12上に
支持された患者の一領域の断面を選択的に撮像する。あ
る応用では、患者用寝台は縦方向に延長可能で複数の並
列な断面からデータを得るようにしてもよい。他の実施
例では、寝台は連続的に移動し患者を斜め方向に走査す
ることもできる。扇状放射線をスキャンサークルに向け
てまたこの範囲に渡って放射するX線管16は回転可能
なたる台(gantry)に取り付けられている。X線
管に隣接して取り付けられた視準器20は扇状放射線の
厚さを決めるため選択的に調節可能とされている。
ャンサークル即ち検査領域内の固定患者用寝台12上に
支持された患者の一領域の断面を選択的に撮像する。あ
る応用では、患者用寝台は縦方向に延長可能で複数の並
列な断面からデータを得るようにしてもよい。他の実施
例では、寝台は連続的に移動し患者を斜め方向に走査す
ることもできる。扇状放射線をスキャンサークルに向け
てまたこの範囲に渡って放射するX線管16は回転可能
なたる台(gantry)に取り付けられている。X線
管に隣接して取り付けられた視準器20は扇状放射線の
厚さを決めるため選択的に調節可能とされている。
【0014】更に第1図を連続して参照し第2図も参照
して、複数の検出器30はスキャンサークル14を横切
った放射線を受ける。検出器は複数組の検出部を具え、
各組はスキャンサークルの周囲方向に前もって選択され
た幅を有する。図示の実施例では、広い検出器30wと
狭い検出器30nとが交互に配置されている。また、1
つ以上の他の幅の検出器を規則的パターンの検出器配列
に加えてもよい。
して、複数の検出器30はスキャンサークル14を横切
った放射線を受ける。検出器は複数組の検出部を具え、
各組はスキャンサークルの周囲方向に前もって選択され
た幅を有する。図示の実施例では、広い検出器30wと
狭い検出器30nとが交互に配置されている。また、1
つ以上の他の幅の検出器を規則的パターンの検出器配列
に加えてもよい。
【0015】第3図において、曲線32は幅の広い検出
器のMTF、曲線34は幅の狭い検出器のMTFを示し
ている。この図では、X線強度の外形はほぼ長方形であ
り、従って、MTF曲線はほぼsinc関数の数学的形
状(即ち、sin x/x)を有している。空間周波数が
増加するにつれて幅広の検出器の応答は幅狭の検出器の
応答より急速に低下する。また、例えば幅広の検出器に
対してf1及びf3、幅狭の検出器に対してf2のよう
に、検出器の応答がゼロになるクロスオーバー周波数が
存在する。更にまた、検出器の応答が有限であるが負で
あり、位相が反転する周波数領域がある。この位相反転
現象は、幅広の検出器ではf1とf3との間で起き、幅
狭の検出器ではf2とグラフでは表わされていないそれ
より高い周波数との間で起こる。このグラフで高周波数
領域に周波数軸が延長されたら、曲線は周波数軸を中心
として振動するのでゼロ応答のクロスオーバー点及び位
相反転領域が多く存在することになることが認められ
る。
器のMTF、曲線34は幅の狭い検出器のMTFを示し
ている。この図では、X線強度の外形はほぼ長方形であ
り、従って、MTF曲線はほぼsinc関数の数学的形
状(即ち、sin x/x)を有している。空間周波数が
増加するにつれて幅広の検出器の応答は幅狭の検出器の
応答より急速に低下する。また、例えば幅広の検出器に
対してf1及びf3、幅狭の検出器に対してf2のよう
に、検出器の応答がゼロになるクロスオーバー周波数が
存在する。更にまた、検出器の応答が有限であるが負で
あり、位相が反転する周波数領域がある。この位相反転
現象は、幅広の検出器ではf1とf3との間で起き、幅
狭の検出器ではf2とグラフでは表わされていないそれ
より高い周波数との間で起こる。このグラフで高周波数
領域に周波数軸が延長されたら、曲線は周波数軸を中心
として振動するのでゼロ応答のクロスオーバー点及び位
相反転領域が多く存在することになることが認められ
る。
【0016】検出器が全て同じ幅のシステムでは、シス
テムの有用な応答は最初のゼロクロスオーバー即ちf1
以下に限定される。種々の幅を有する検出器を用いた構
成の利点は、最初のゼロクロスオーバーf1及び位相反
転領域を越えて延長する検出器の応答を用いて検出器全
体の性能を改善できることである。この利点は以下に述
べる詳細な説明で明かとなろう。
テムの有用な応答は最初のゼロクロスオーバー即ちf1
以下に限定される。種々の幅を有する検出器を用いた構
成の利点は、最初のゼロクロスオーバーf1及び位相反
転領域を越えて延長する検出器の応答を用いて検出器全
体の性能を改善できることである。この利点は以下に述
べる詳細な説明で明かとなろう。
【0017】再び第1図を参照して、フィルタ手段40
は検出器手段30のアナログ出力を濾過する。幅広検出
器30wのアナログ出力はフィルタ40wによって濾過
され、一方幅狭検出器30nのアナログ出力はフィルタ
40nによって濾過される。サンプリング手段42は幅
広検出器用サンプリング手段42wと幅狭検出器用サン
プリング手段42nとからなり、夫々、幅広検出器30
wのアナログ出力及び幅狭検出器30nのアナログ出力
をサンプリングする。フィルタ40n及び40wは、通
常個々のサンプリングの結果としてアライアシングの原
因となる高周波ノイズ及び信号を減少するための低域通
過フィルタである。アナログ/デジタル変換器手段44
は幅広及び幅狭検出器のサンプリングされた出力をデジ
タル値に変換する。
は検出器手段30のアナログ出力を濾過する。幅広検出
器30wのアナログ出力はフィルタ40wによって濾過
され、一方幅狭検出器30nのアナログ出力はフィルタ
40nによって濾過される。サンプリング手段42は幅
広検出器用サンプリング手段42wと幅狭検出器用サン
プリング手段42nとからなり、夫々、幅広検出器30
wのアナログ出力及び幅狭検出器30nのアナログ出力
をサンプリングする。フィルタ40n及び40wは、通
常個々のサンプリングの結果としてアライアシングの原
因となる高周波ノイズ及び信号を減少するための低域通
過フィルタである。アナログ/デジタル変換器手段44
は幅広及び幅狭検出器のサンプリングされた出力をデジ
タル値に変換する。
【0018】デジタルフィルタ手段50は、デジタル化
された検出器の出力信号に作用する。デジタルフィルタ
手段は幅広検出器フィルタ手段50wと幅狭検出器フィ
ルタ手段50nとからなる。異なるフィルタ機能で幅広
及び幅狭検出器の出力信号を濾過できる能力は、システ
ムの応答を最適化するための重要な利点である。例え
ば、周波数f1及びf2の間で起こる幅広検出器の位相
反転応答は(第3図の曲線部36)、システムの高周波
応答を向上するのに用いられる。個々のフィルタ機能を
適切に選択することによって、システム全体の信号ノイ
ズ比を最適化することできる。第4図は2つの典型的な
フィルタ機能を表わす曲線である。曲線52はフィルタ
機能50wを示し、曲線56はフィルタ機能56nを示
す。曲線52は負領域を有し、ここでは幅広検出器の位
相反転応答が反転され、このため幅狭検出器の応答に加
算されることに注意されたい。勿論公知のように、他の
フィルタ機能を利用して各信号に対して与えられた応用
のための最適なフィルタ機能を得、幅広及び幅狭検出器
の双方からの複合応答を最適化してもよい。併合手段6
0は幅広及び幅狭検出器の濾過された信号の個々の組を
複合組にする。
された検出器の出力信号に作用する。デジタルフィルタ
手段は幅広検出器フィルタ手段50wと幅狭検出器フィ
ルタ手段50nとからなる。異なるフィルタ機能で幅広
及び幅狭検出器の出力信号を濾過できる能力は、システ
ムの応答を最適化するための重要な利点である。例え
ば、周波数f1及びf2の間で起こる幅広検出器の位相
反転応答は(第3図の曲線部36)、システムの高周波
応答を向上するのに用いられる。個々のフィルタ機能を
適切に選択することによって、システム全体の信号ノイ
ズ比を最適化することできる。第4図は2つの典型的な
フィルタ機能を表わす曲線である。曲線52はフィルタ
機能50wを示し、曲線56はフィルタ機能56nを示
す。曲線52は負領域を有し、ここでは幅広検出器の位
相反転応答が反転され、このため幅狭検出器の応答に加
算されることに注意されたい。勿論公知のように、他の
フィルタ機能を利用して各信号に対して与えられた応用
のための最適なフィルタ機能を得、幅広及び幅狭検出器
の双方からの複合応答を最適化してもよい。併合手段6
0は幅広及び幅狭検出器の濾過された信号の個々の組を
複合組にする。
【0019】第2のデジタルフィルタ手段68は、複合
応答に作用し、公知のように、複合応答信号の複合変調
転送機能を調整して種々の周波数成分を強調またはディ
エンファシスし、ノイズスペクトラム及びテクスチュア
を調整し、公知の様な他の効果を得る。
応答に作用し、公知のように、複合応答信号の複合変調
転送機能を調整して種々の周波数成分を強調またはディ
エンファシスし、ノイズスペクトラム及びテクスチュア
を調整し、公知の様な他の効果を得る。
【0020】比較のため、第5図の曲線70に、本実施
例の幅広及び幅狭検出器の平均の幅を有する均一幅検出
器の複合信号ノイズ比を示す。本実施例の複合信号ノイ
ズ比関数72は均一幅検出器の複合信号ノイズ比関数7
0より非常に高い周波数部分を含むことがわかる。した
がって、均一幅の検出器で得られるものより高い解像度
の映像が得られる。
例の幅広及び幅狭検出器の平均の幅を有する均一幅検出
器の複合信号ノイズ比を示す。本実施例の複合信号ノイ
ズ比関数72は均一幅検出器の複合信号ノイズ比関数7
0より非常に高い周波数部分を含むことがわかる。した
がって、均一幅の検出器で得られるものより高い解像度
の映像が得られる。
【0021】再構成手段80は、デジタル化された信号
を映像に再構成する。例えば、再構成手段は、各デジタ
ル信号をフィルタ機能で巻き込む(convolve)
する巻き込み手段82及び巻き込まれたデータラインを
映像メモリ86に記憶するバックプロジェクト手段84
とを具える。映像メモリ86に記憶された映像は、ビデ
オ表示端末88または他の表示手段に表示され、後に繰
り返し用いるためにテープまたはディスクに記録され、
画像強調等の処理を受ける。巻き込み機能は、併合手段
60の前に幅広及び幅狭機能50及びデジタルフィルタ
68と組合せ、全て同時に処理されるようにしてもよ
い。
を映像に再構成する。例えば、再構成手段は、各デジタ
ル信号をフィルタ機能で巻き込む(convolve)
する巻き込み手段82及び巻き込まれたデータラインを
映像メモリ86に記憶するバックプロジェクト手段84
とを具える。映像メモリ86に記憶された映像は、ビデ
オ表示端末88または他の表示手段に表示され、後に繰
り返し用いるためにテープまたはディスクに記録され、
画像強調等の処理を受ける。巻き込み機能は、併合手段
60の前に幅広及び幅狭機能50及びデジタルフィルタ
68と組合せ、全て同時に処理されるようにしてもよ
い。
【0022】この改善の背後にある数学的根拠及び定理
を用いると、検出器が全て同一幅の開口を有する従来技
術による第4世代のCTスキャナでは、変調転送機能
(MTF)は近似的に次のように表われる。 MTFU=H(f)U*sinc(SampD)*sinc(FSW) *sinc(DetWU)
を用いると、検出器が全て同一幅の開口を有する従来技
術による第4世代のCTスキャナでは、変調転送機能
(MTF)は近似的に次のように表われる。 MTFU=H(f)U*sinc(SampD)*sinc(FSW) *sinc(DetWU)
【0023】ここで、uは検出器の均一な幅を示す添
字、sinc(x)はsinc(πfx)=sin(π
fx)/πfxの短縮形、SampDはFOVdia/
Nsampで与えられるサンプリング距離、FOVdi
aは視野の直径、Nsampは検出器毎のサンプルの
数、FSWはFOVの中央と呼ばれるX線管の焦点であ
り、実際の焦点幅にD/S+Dを乗算して得られる。D
はFOVの中央から検出器までの距離(検出器リングの
半径)である。SはFOVの中央からX線管の焦点まで
の距離である。DetWU は中央と呼ばれる検出器の開
口の幅であり、実際の検出器の幅(DETWIDU)に
S/S+Dを乗算して得られる。
字、sinc(x)はsinc(πfx)=sin(π
fx)/πfxの短縮形、SampDはFOVdia/
Nsampで与えられるサンプリング距離、FOVdi
aは視野の直径、Nsampは検出器毎のサンプルの
数、FSWはFOVの中央と呼ばれるX線管の焦点であ
り、実際の焦点幅にD/S+Dを乗算して得られる。D
はFOVの中央から検出器までの距離(検出器リングの
半径)である。SはFOVの中央からX線管の焦点まで
の距離である。DetWU は中央と呼ばれる検出器の開
口の幅であり、実際の検出器の幅(DETWIDU)に
S/S+Dを乗算して得られる。
【0024】H(f)Uは周波数フィルタ関数であり、
空間周波数及びノイズスペクトラムを特定の応用の要求
に合わせるのに用いられる。通常、再生過程において固
有のフィルタ効果は(例えばバックプロジェクタ補間は
H(f)Uによって補償される。H(f)Uはf=0で1
となるように正規化される(即ちH(0)U=1)。
空間周波数及びノイズスペクトラムを特定の応用の要求
に合わせるのに用いられる。通常、再生過程において固
有のフィルタ効果は(例えばバックプロジェクタ補間は
H(f)Uによって補償される。H(f)Uはf=0で1
となるように正規化される(即ちH(0)U=1)。
【0025】プロジェクションデータのノイズパワース
ペクトラム密度(NPSD)は次の式で表わされる。
ペクトラム密度(NPSD)は次の式で表わされる。
【数1】 ここで、NEQUは検出された放射線のノイズ等価量の
数、S(f)はノイズスペクトラムである。白色ノイズ
の場合、Sp(f)は平坦である(即ち、Sp(f)=
1)。第4世代CTスキャナでは、
数、S(f)はノイズスペクトラムである。白色ノイズ
の場合、Sp(f)は平坦である(即ち、Sp(f)=
1)。第4世代CTスキャナでは、
【数2】 ここでMUは検出器の総数である。
【数3】
【0026】CT撮像システムの性能を評価する際、信
号ノイズ比を規定することは意味のあることである。信
号ノイズ比は次の式で表わされる。
号ノイズ比を規定することは意味のあることである。信
号ノイズ比は次の式で表わされる。
【数4】 均一幅の検出器の場合、次のようになる。
【数5】 また、比例の定数を無視すると、
【数6】
【0027】次に、検出器の幅を種々に変えた場合を考
える(添字MWで表わす)。ある1つの幅の信号検出チ
ャンネルのMTF、即ちDetWiは次のように表わさ
れる 。 MTFi=H(f)g*sinc(SampD)*sinc(FSW)* sinc(DetWi)*H(f)i MTF全体は各検出器のMTFを合計し、f=0の時に
1となるように正規化することによって決められる。し
たがって、
える(添字MWで表わす)。ある1つの幅の信号検出チ
ャンネルのMTF、即ちDetWiは次のように表わさ
れる 。 MTFi=H(f)g*sinc(SampD)*sinc(FSW)* sinc(DetWi)*H(f)i MTF全体は各検出器のMTFを合計し、f=0の時に
1となるように正規化することによって決められる。し
たがって、
【数7】
【数8】 ここで、添字iは特定の幅の検出器を表わし、Iは異な
る幅の全数を表わす。添字MWは多数の幅の検出器構成
を意味する。DetWiはFOVの中央を意味するiの
検出器の幅である。Miはiの検出器の総数である。H
(f)iはiの検出器の投写データを濾過するのに用い
られるフィルタ機能である。H(f)gは全組の投影デ
ータに適用される全体的フィルタ機能である。H(f)
gの値はf=0の時1である。MMWは検出器の総数であ
り、次の式で表わされる。
る幅の全数を表わす。添字MWは多数の幅の検出器構成
を意味する。DetWiはFOVの中央を意味するiの
検出器の幅である。Miはiの検出器の総数である。H
(f)iはiの検出器の投写データを濾過するのに用い
られるフィルタ機能である。H(f)gは全組の投影デ
ータに適用される全体的フィルタ機能である。H(f)
gの値はf=0の時1である。MMWは検出器の総数であ
り、次の式で表わされる。
【数9】 全体的フィルタ機能とは異なり、各H(f)iの値はf
=0の時1であることを要求されない。しかしながら、
MTFMWの適当な正規化のために、次の式で表わされ
る。
=0の時1であることを要求されない。しかしながら、
MTFMWの適当な正規化のために、次の式で表わされ
る。
【数10】
【0028】検出器幅DetWiの個々の検出器チャン
ネルの投写データのノイズパワースペクトラムは次の式
に比例する。
ネルの投写データのノイズパワースペクトラムは次の式
に比例する。
【数11】
【0029】全体のNPSDは、各検出器の個々のNP
SDiを合計し、検出器の総数の2乗で除算することに
より正規化して得られる。したがって、
SDiを合計し、検出器の総数の2乗で除算することに
より正規化して得られる。したがって、
【数12】 多数の検出器幅の場合の信号ノイズ比は次の式で求めら
れる。
れる。
【数13】 再び比例性の定数を無視して、上の式は次のように変形
される。
される。
【数14】 適合フィルタ定理を基に、上記信号ノイズ比を最適化す
る個々のフィルタ機能H(f)iは次の式で得られる。
る個々のフィルタ機能H(f)iは次の式で得られる。
【数15】 ここで、添字xはiの特定値を表わす。
【0030】dc条件(即ちfreq=0)が満足され
る、即ち、次の式が成立することがわかる。
る、即ち、次の式が成立することがわかる。
【数16】 また、最適信号ノイズ比が次の式で表わされ、
【数17】
【数18】 最適化された(S/N)MWにより、次の2式が得られ
る。
る。
【数19】
【数20】
【0031】上述のことから、検出器の幅及び数の選択
及び特定の用途(例えば、サンプリングや個々のフィル
タH(f)iの選択)に対して、操作及び再構成プロト
コルの変更において大きな柔軟性が得られることがわか
る。この柔軟性をよりよく理解し評価するため、説明を
続ける。
及び特定の用途(例えば、サンプリングや個々のフィル
タH(f)iの選択)に対して、操作及び再構成プロト
コルの変更において大きな柔軟性が得られることがわか
る。この柔軟性をよりよく理解し評価するため、説明を
続ける。
【0032】全体的フィルタ機能H(f)gは、MTF
MW及びNPSDMWが均一幅の検出器のシステムの場合と
等しくなるように決められる。
MW及びNPSDMWが均一幅の検出器のシステムの場合と
等しくなるように決められる。
【0033】均一幅DetWuの検出器を具えるシステ
ムと等しいMTFMWを発生するには、全体的フィルタ関
数は次のようにならなければならない。
ムと等しいMTFMWを発生するには、全体的フィルタ関
数は次のようにならなければならない。
【数21】
【0034】また、平坦な周波数スペクトラム(即ち白
色ノイズ)を有するNPSDMWを発生するには、次の式
を満足することが要求される。
色ノイズ)を有するNPSDMWを発生するには、次の式
を満足することが要求される。
【数22】 更に、等価なDetWuが全DetWiの平均であれば、
即ち、
即ち、
【数23】 検出量の総数は同一であり、したがってNPSDの大き
さ及びスペクトラムは、多数の幅の検出器からなるシス
テムでも均一幅の検出器からなるシステムでも同一にな
る。
さ及びスペクトラムは、多数の幅の検出器からなるシス
テムでも均一幅の検出器からなるシステムでも同一にな
る。
【0035】本発明の利点を説明するのに、第2図に示
すように2種類の幅DetWn、DetWwの検出器を交
互に配置した実施例を考える。この場合、Mn=Mw=1
/2MMWが成立つ。添字n及びwは幅狭及び幅広を表わ
す。
すように2種類の幅DetWn、DetWwの検出器を交
互に配置した実施例を考える。この場合、Mn=Mw=1
/2MMWが成立つ。添字n及びwは幅狭及び幅広を表わ
す。
【0036】最適な信号ノイズ比のためには、次の式を
満足する必要がある。
満足する必要がある。
【数24】
【数25】 同様に、
【数26】 そして、
【数27】
【0037】第5図はMu=1200、Mn=600、
Mw=600、 DetWu=.23x64/149=.99cm DetWn=.15x64/149=.064cm DetWw=.31x64/149=.133cm FSW=.06x85/149=.034cm SampD=24/1024=.023cm とした具体例を示している。
Mw=600、 DetWu=.23x64/149=.99cm DetWn=.15x64/149=.064cm DetWw=.31x64/149=.133cm FSW=.06x85/149=.034cm SampD=24/1024=.023cm とした具体例を示している。
【0038】非常に低い空間周波数では信号ノイズ比は
ほぼ等しくなる。また、多数の幅の検出器を用いた場合
の信号ノイズ比は、均一幅の検出器の場合よりわずかに
低くなっている(即ち、1<f<7)が、多数の幅の検
出器を用いた構成では15lp/cmでゼロに減少し、
均一幅の検出器を用いた場合に10lp/cmでゼロに
なるのと比較して高周波数帯で非常に高い信号ノイズ比
を有する。したがって、中間周波数応答を多少犠牲にす
るが、多数の幅の検出器を用いた構成は高周波数応答を
50%延長することができる。
ほぼ等しくなる。また、多数の幅の検出器を用いた場合
の信号ノイズ比は、均一幅の検出器の場合よりわずかに
低くなっている(即ち、1<f<7)が、多数の幅の検
出器を用いた構成では15lp/cmでゼロに減少し、
均一幅の検出器を用いた場合に10lp/cmでゼロに
なるのと比較して高周波数帯で非常に高い信号ノイズ比
を有する。したがって、中間周波数応答を多少犠牲にす
るが、多数の幅の検出器を用いた構成は高周波数応答を
50%延長することができる。
【図1】撮像装置を示す図。
【図2】スキャンサークルの中心からの検出器リングの
一部分を詳細に示す図。
一部分を詳細に示す図。
【図3】相対応答対空間周波数の曲線で表わした幅広及
び幅狭検出器の変調転送機能(MTF)を示す図。
び幅狭検出器の変調転送機能(MTF)を示す図。
【図4】幅広及び幅狭検出器の例示的フィルタ機能を示
す図。
す図。
【図5】幅広及び幅狭検出器の組合せによる信号ノイズ
比(SNR)関数及び幅広及び幅狭検出器の平均の幅を
有する均一幅の検出器構成の信号ノイズ比関数を示す図
比(SNR)関数及び幅広及び幅狭検出器の平均の幅を
有する均一幅の検出器構成の信号ノイズ比関数を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリス ジェイ.ヴレトス アメリカ合衆国 オハイオ州 44094, ウィラビイ,ノウブル コート 5739 (56)参考文献 特開 昭53−114377(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/00 - 6/14
Claims (1)
- 【請求項1】 検査対象を受け入れるように配されたス
キャンサークル(14)を介して放射線を射出する放射
線源(16)と、前記スキャンサークル(14)を少な
くとも部分的に取り囲むように環状に配置された複数の
放射線検出器(30n、30w)と、前記検出器(30
n、30w)からの出力信号をサンプルするサンプリン
グ手段(42)と、サンプルされた出力信号から画像を
再構成する画像再構成手段(80)とからなる撮像装置
であって、前記環状放射線検出器は前記スキャンサーク
ル(14)の円周方向に幅広と幅狭の検出器(30n、
30w)を含み、異なるフィルタ機能(52、56)を
有する各幅の検出器(30n、30w)からのサンプル
された出力信号を濾過するフィルタ手段(50)を更に
備え、少なくとも前記幅広の検出器(30w)は、変調
転送機能及び該変調転送機能から生じた相対応答対空間
周波数の曲線を有し、その曲線は二つのクロスオーバー
周波数(f1、f3)の間に負の領域(36)を有して
おり、前記幅広の検出器(30w)からのサンプルされ
た出力信号を濾過するためのフィルタ機能(52)は、
負の範囲を有し、前記負の領域(36)の位相反転を反
転するために設けられていることを特徴とする撮像装
置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/577,685 US5166961A (en) | 1988-10-20 | 1990-09-04 | CT scanner having multiple detector widths |
US07/577,685 | 1990-09-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04226640A JPH04226640A (ja) | 1992-08-17 |
JP3360140B2 true JP3360140B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=24309735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20723091A Expired - Fee Related JP3360140B2 (ja) | 1990-09-04 | 1991-07-25 | 撮像装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5166961A (ja) |
EP (1) | EP0475563B1 (ja) |
JP (1) | JP3360140B2 (ja) |
DE (1) | DE69126933T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE19502576B4 (de) * | 1994-02-25 | 2004-04-15 | Siemens Ag | Computertomograph mit Spiralabtastung |
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FR2799028B1 (fr) | 1999-09-27 | 2002-05-03 | Ge Medical Syst Sa | Procede de reconstitution d'une image tridimentionnelle d'elements de fort contraste |
JP2001187046A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-10 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | マルチスライスx線ct装置及びその制御方法 |
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DK1835959T3 (da) | 2004-11-24 | 2013-03-25 | Medrad Inc | Indretninger, systemer og fremgangsmåder til afgivelse af fluidum |
JP5179007B2 (ja) * | 2005-12-01 | 2013-04-10 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | X線ct装置およびそのx線ct画像再構成方法 |
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US7835486B2 (en) * | 2006-08-30 | 2010-11-16 | General Electric Company | Acquisition and reconstruction of projection data using a stationary CT geometry |
US7616731B2 (en) * | 2006-08-30 | 2009-11-10 | General Electric Company | Acquisition and reconstruction of projection data using a stationary CT geometry |
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JP5437240B2 (ja) | 2007-07-17 | 2014-03-12 | メドラッド インコーポレーテッド | 心肺機能の評価、及び流体搬送の手順のパラメータを決定する装置、システム及び方法 |
DE102007033462A1 (de) * | 2007-07-18 | 2009-01-22 | Siemens Ag | Quantendetektormodul, Quantendetektor, Verfahren zur Ermittlung von Quantenabsorptionsereignissen, Computerprogrammprodukt und Strahlungserfassungseinrichtung |
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AU2011270772C1 (en) | 2010-06-24 | 2017-04-20 | Bayer Healthcare Llc | Modeling of pharmaceutical propagation and parameter generation for injection protocols |
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DK3489667T3 (da) | 2012-05-14 | 2021-08-02 | Bayer Healthcare Llc | Systemer og fremgangsmåder til bestemmelse af protokoller for farmaceutisk væskeinjektion baseret på røntgenrørsspænding |
CN103674979B (zh) * | 2012-09-19 | 2016-12-21 | 同方威视技术股份有限公司 | 一种行李物品ct安检系统及其探测器装置 |
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