JP2001521805A - フィルム不要、ディジタルx線投射映像システムおよび方法 - Google Patents

フィルム不要、ディジタルx線投射映像システムおよび方法

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Abstract

(57)【要約】 現行の写真フィルムベースの画像に匹敵する分解能およびダイナミックレンジ特性を有するフィルム不要、ディジタルX線投影画像を形成するためのシステムおよび方法は、被検体にX線ビーム(112)を透過させ、検出器アレイ(106)に導くX線源(102)、検出器アレイをX線ビームに対してほぼ垂直な面内で回転させるための駆動メカニズム(108)、および検出器アレイから収集した投影データから画像を形成するための再構成用コンピューター(408)を備える。このシステムは、検出器アレイの複数の増分角度位置の各々に対応する投影データの集合を作成し、再構成用コンピューターがこれらデータの集合を結合させ、撮影中の被検体の2次元投影画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願へのクロスレファレンス】
本出願は1997年10月30日出願の米国第60/063567号の仮出願
に基づく。
【0002】
【連邦政府支援研究に関する陳述】
適用不可
【0003】
【マイクロフィッシュ付録へのレファレンス】
適用不可
【0004】
【発明の分野】
本発明は、全般的にはコンピューター連動X線撮影法に関し、かつフィルム不
使用X線映像システムおよび方法に関し、より詳細には、現行の写真フィルムベ
ースの映像システムに匹敵するか、またはこれを超える分解能およびダイナミッ
クレンジ特性を有する、ディジタル、フィルム不使用X線投射映像システムおよ
び方法に関する。
【0005】
【発明の背景】
従来のX線映像システムでは、撮影しようとする被検体(通常は患者)をX線
源と写真フィルムのプレートの間に配置する。患者とX線放射の間の相互作用が
捕捉されフィルム上に蓄積される。次に、このフィルムは診断を目的としてフィ
ルムを背面から照らす器具を介して観察される。フィルムの診断画像は良好な分
解能およびコントラスト特性を有するが、かかる媒体を使用する場合は画像の蓄
積に関して重大な欠点がある。第一に、物理的検査では、身体のどの部分を撮影
しようとしているかに従ってあらかじめ定めたレベルのX線エネルギー(すなわ
ちX線源に電源供給するためのピーク電圧および最大のミリアンペアレベル、さ
らにパルスX線源の場合ではそのパルスX線源を駆動する各パルスの持続時間)
を必要とする。
【0006】 X線照射のパラメータが誤っている場合には、結果的にフィルム上に記録され
たX線像は、X線フラックスとフィルムのダイナミックレンジの間の不一致のた
め露出不足あるいは露出過多になる傾向があり、その結果、診断価値の低い画像
となる。
【0007】 米国においては、フィルム上に記録されたX線画像が、画像の取り直し(「リ
コール(再撮影)」)を要するほど診断価値が低いと評価されるのは、約20%
であると評価されている。放射線医によれば、一般には平均的な放射線医より訓
練度や技能度が低いX線技術者により多く頼っているため、この数はさらに上昇
するとの予測である。
【0008】 フィルム上に記憶された従来のアナログ画像と対比して、ディジタルX線画像
では画像記録、保存通信システム(PACS)内に記録、保存し記憶することが
できる。PACSの使用により、画像の転送がネットワークおよびモデムを介し
て迅速に行うことができ、遠隔診断の支援となる。したがって、このデータは容
易にメモリー内に記憶し記録、保存しておき、データを劣化させることなくX線
フィルム内の情報と比べより簡単に転送できる。このように、さまざまなディジ
タル処理アルゴリズムおよび技法が利用可能であり、空間フィルタ処理その他の
画像強調技法などのデータの処理をすることや、例えばネットワークやモデムに
よってデータをある場所から別の場所に転送することがさらに容易となる。
【0009】 最近では、X線フィルムのこれらの欠点を克服するための技法が開発されつつ
ある。現行の方法や関連する技術も数多く開発されつつあり、そのうちのあるも
のはディジタル化システムを与えるように、フィルムを不要とするように、また
は別のものはフィルムの使用法を改善させるように設計されている。現在用いら
れている主たる技術の利点および欠点を以下に要約する。
【0010】 X線撮影法等化法:X線撮影法等化法は、患者へ入射するX線照射量を高減衰
の部位では局所的に増加させ、一方、低減衰の部位では減少させ、記録媒体への
X線照射量がより均等分布をもたらすようにする処理技法である。X線撮影法等
化技法としては、スキャン等化X線撮影法、スキャニングスリット等化X線撮影
法、ディジタルビーム減衰、光等化X線撮影法、回転スキャン等化X線撮影法な
どがある。後者は、扇形ビームの面により規定される複数のスキャン角度の各々
の位置で扇形ビームと被検体を交差させることによって、被検体をX線扇形ビー
ムでスキャンする工程を含む。後者の例は次の文献に記載されている。
【0011】 Sabolら、「Practical Application of a
Scan−Rotate Equalization Geometry to
Mammography」(Medical Physics.23(12)
,December 1996) Sabolら、「Analytical Description of t
he High and Low Contrast Behavior of
a Scan−rotate Geometry for Equaliza
tion Mammography」(Medical Physics,23
(6),June 1996) Sabolら、「Rotary Scanning Equalizatio
n Radiography: an Efficient Geometry
for Equalization Mammography」(Medic
al Physics.21(10),October 1994) Booneら、「Filter Wheel Equalization i
n DSA: Simulation Results」(Medical P
hysics,20(2),March/April 1993)
【0012】 回転スキャン等化X線撮影法は、Sabolら、「Analytical D
escription of the High and Low Contr
ast Behavior of a Scan−rotate Geomet
ry for Equalization Mammography」(Med
ical Physics,23(6),June 1996)に記載されてい
るように、第1世代のコンピューター断層に類似する。
【0013】 フィルムディジタイザ:従来の映像システム(すなわちフィルム)の出力はス
キャニングデバイスを用いてディジタル化することができ、これによりフィルム
の保存および取り出しに関するコストが不要となる。この方法の欠点としては、
上記の欠点のほかに、フィルムの使用および関連するコストを不要にできないこ
と、比較的高コストで、高品質のスキャニングデバイスを調達し維持する必要が
あること、フィルムをディジタル化するという追加の労働コストがかかることが
ある。代表的な中等度分解能のスキャニングデバイスには、Hewlett P
ackard(Palo Alto、California)により製造される
ScanJet 6100Cがある。ScanJet 6100Cは、600d
piの仕様分解能を有し、増強時分解能としては2400dpiを有する。代表
的な高分解能のスキャニングデバイスには、ScanView Incorpo
rated(Foster City、California)により製造され
るScanmate5000がある。Scanmate5000は、5000d
piの仕様分解能を有する。
【0014】 光刺激ルミネッセンス法(PSL):従来のX線システムで用いられるフィル
ム/スクリーンの組み合わせは、X線フラックスを蓄積するプレートで置き換え
ることができる。記憶されたフラックスはその後、この材料をレーザで刺激し放
出される光を測定することによって読み出される。ディジタル画像は、このプレ
ートの個別化された画素状の各区画を直線走査し、放出された光をディジタル化
することにより形成される。このシステムの利点の1つは、フィルムを完全に不
要にできることである。別の利点は、プレート上の潜像の画素を表す信号を、X
線像の再撮影を必要としない程に十分な大きさのダイナミックレンジにわたりデ
ィジタル化できることである。さらに、少なくともある種の基板材料では、使用
する材料が標準のX線フィルムより高い検出量子効率(DQE)を有するため、
そのX線露出量を減少させることができる。このように、再撮影が必要な場合で
あっても、患者に与えられるX線照射量はかなり減少する。さらに、この基板は
通常は、消去可能であり、かつ再使用可能であるが、X線フィルムではそうはい
かない。
【0015】 PSLシステムの目下の欠点は、読み出しシステムのコスト、および蓄積材料
を処理するためにかかる労働コストである。代表的なPSLシステムおよび方法
としては、日本の富士写真フイルム株式会社(Fuji Photo Film
Company,Ltd.)に譲渡されたイシカワ(Ishikawa)らの
発明による「RADIATION IMAGE READ−OUT METHO
D AND APPARATUS」と題された、米国特許第4527060号が
ある。この富士写真フイルムはPSLシステムの主たる供給元の1つである。
【0016】 画像増輝度(Image Intensifier)管(IIT):従来のX
線システムで用いられるフィルム/スクリーンの組み合わせはIITで置き換え
ることができる。IITは4つの主要コンポーネントを含む。すなわち、フォト
カソードと、マイクロチャンネル・プレートと、スクリーンと、その他のコンポ
ーネントを互いに静止状態に保持するハウジングとである。患者を透過して伝搬
したX線量子が、フォトカソード(本質的には蛍光スクリーン)にあたると、こ
の管の内部に電子が放出される。この電子は加速され第2の蛍光スクリーンであ
るマイクロチャンネル・プレート上に小さな画像を形成させる。第2のスクリー
ン上のこの小さな画像はディジタル出力をもつビデオカメラ(例えばCCDカメ
ラ)を用いて捕捉される。結果としてシステムはX線ビームを受け取り直流ディ
ジタル出力を発生する。しかし、IITベースのシステムの空間分解能およびダ
イナミックレンジは、通常は従来のフィルムより小さい。IITベースのシステ
ムは、心臓用スキャナでよく見られる。代表的なIITとしては、The Ma
chlett Laboratories,Inc.(Springdale、
Connecticut)に譲渡されたBlackerらの発明による「IMA
GE INTENSIFIER TUBE」と題された、米国特許第37086
73号がある。
【0017】 半導体検出器:従来のX線システムで用いられるフィルム/スクリーンの組み
合わせは、半導体からなる2次元アレイにより置き換えることができる。患者を
透過して伝搬したX線量子は、半導体により直接検出される場合と、このアレイ
の最上面にあるシンチレーション物質により間接的に検出される場合がある。前
者の場合では、その半導体はX線エネルギーに直接反応する。後者の場合では、
そのシンチレーション物質はX線エネルギーをこの半導体の検出範囲内にある光
に変換し、この半導体はこの光に反応する。このアレイの各エレメントは、約1
00マイクロメートル四方の領域内のX線を検出する。このアレイの各エレメン
トにより検出されたエネルギーはディジタル化され、次に最終ディジタル画像内
の画素としてセーブされる。一般の放射線撮影の実施においてフィルムに取って
代わるには、そのアレイは約2000エレメント×2000エレメントを有する
必要がある。このシステムの利点は、フィルムを完全に不要にできることである
。このシステムの欠点は、検出器およびこれに付属する電子回路のコストである
。代表的半導体検出器アレイとしては、The Regents of the
University of Michiganに譲渡されたAntonuk
らの発明による「MULTI−ELEMENT−AMORPHOUS−SILI
CON−DETECTOR−ARRAY FOR REAL−TIME IMA
GING AND DOSIMETRY OF MEGAVOLTAGE PH
OTONS AND DIAGNOSTIC X RAYS」と題された、米国
特許第5,079,426号がある。
【0018】 半導体検出器を利用するこのディジタルX線映像システムは、コストを除けば
フィルムの代替品として目下、最も良好なものである。そのダイナミックレンジ
および空間分解能は、IITシステムと違い、従来のフィルムに優りはしないと
しても、匹敵するものである。さらにこの検出器の出力は、PSLを使用するシ
ステムやフィルムディジタイザと違い、直接PACSに供給できる。このように
、医学診断にとって十分な空間分解能とダイナミックレンジを有する、より低コ
ストのディジタルX線映像システムが必要とされる。
【0019】 本発明の目的の1つは、上記した従来の技術の欠点を実質的に克服することで
ある。
【0020】 本発明の別の目的の1つは、従来の写真フィルム映像システムに代わるX線検
出システムを提供することである。
【0021】 本発明の別の目的の1つは、直流ディジタル出力を提供するX線検出システム
を提供することである。
【0022】 本発明の別の目的の1つは、医学診断にとって十分な空間分解能とダイナミッ
クレンジを有する直流ディジタル出力を与えるX線検出システムを提供すること
である
【0023】
【発明の概要】
本発明は、ディジタル投影画像を形成するX線映像システムに関する。本発明
の一つの観点によれば、X線映像システムは、伝送軸に沿ってX線ビームを発生
するX線放射源、該X線ビームを受け取る複数の検出器を含む検出器アセンブリ
、および該検出器アセンブリに取り付けられた回転メカニズムを備え、該検出器
が伝送軸の周りを(好ましくは回転軸と伝送軸が互いに共軸であるように)回転
するものである。検出器が伝送軸の周りを回転するに伴い、このシステムは複数
の階段状に増加する角度位置の各々で1組の投影データを作成する。伝送ビーム
内の線源と検出器との間に配置した被検体の画像は、この投影データの集合から
再構成することができる。
【0024】 本発明の別の観点によれば、X線映像システムは、好ましくは、1次元(1D
)の検出器よりなるアレイ(すなわち、好ましくは検出器を1列にしたもの)を
利用しており、このため画像の形成に必要となる検出器の総数を大幅に減らすこ
とができ、かつ(画素状とした各区画からなる正方マトリクスを用いる)従来の
技術の2次元(2D)システムで提供されるのと同等の空間分解能を提供するこ
とができる。従って、検出媒体を適切に選択し、十分な数と密度の検出器を設け
ることにより、従来技術のシステムにより提供される空間分解能およびダイナミ
ックレンジを有する画像を、十分低いコストで与えることができる。
【0025】 実施形態の1つでは、検出器アレイを、互いに位置をずらした2列の形態で配
置することで、さらに良質の画像を与えるための空間投影データの量を増加させ
ている。
【0026】 本発明の具体的な一実施形態では、1Dアレイからなる検出器を1列に配置し
、伝送軸が、検出器のうちの1つを、検出器の幅を規定している両縁部から等距
離で通過するようにして、検出器の中央幅配置すなわち「1/2」幅配置を与え
る。画像を再構成するのに十分な数の投影データの集合を与えるためには、この
検出器アレイを180°回転させれば足り、その理由は、データは第2の180
°回転で重複するためである。
【0027】 別の具体的な一実施形態では、伝送軸が、検出器のうちの1つを、その検出器
の一方の縁部から3/4、反対側の縁部から1/4で通過するようにして、検出
器幅の「1/4」オフセットが規定される。第1の180°回転の間に階段状に
増加する角度位置の各々で収集したプロジェクションは、第2の180°回転の
間に階段状に増加する対応する角度位置の各々で収集したプロジェクションと空
間的に介在し合う(挟み合う)ことになる。これにより検出器アレイの360°
回転の一回で、1/2検出器幅配置で提供される空間データ量の2倍の量が提供
される。
【0028】 別の具体的な一実施形態では、検出器は、互いに位置をずらした2列の形態で
配置され、その一方の列は伝送軸に対して検出器幅の1/8ずらした位置とし、
もう一方の列は伝送軸に対して検出器幅の3/8ずらした位置とし、これにより
検出器アレイの360°回転の一回で、1/2検出器幅配置で提供される空間デ
ータ量の4倍の空間データ量が提供される。
【0029】 本発明の一実施形態では、検出器は伝送(回転)軸に対してほぼ垂直な面内に
配置される。別の実施形態では、検出器は、曲面、例えばX線ビームの焦点を通
過する曲りの軸を有する円柱状の表面に沿い、線源から各検出器までの経路の長
さがほぼ同じになるように配置される。
【0030】 一実施形態では、検出器は、ディジタルコンピューターシステムにより処理し
、画像が再構成できるようにX線放射をディジタルデータに変換する。
【0031】 別の一実施形態では、検出器は、個々に検出区画を与えるように形成され、分
離されたエレメントであることができる。検出器の各々は、例えばX線放射を光
に変換するシンチレーション物質(例えば結晶)や、対応するシンチレーション
物質から放出された光を電気信号に変換する変換器(例えば光導電ダイオード)
を備えるX線コンバータとを含む。あるいは、各検出器は半導体デバイスである
ことができる。出力された電気信号は、例えば周波数、エネルギーレベルあるい
は振幅など、シンチレーション物質が受け取るX線放射のなんらかの特性を表す
【0032】 別の一実施形態では、ライトパイプなどの光伝送デバイスを用い、各X線コン
バータの出力を対応する検出器と結合させることができる。
【0033】 別の一実施形態では、X線に対して透明なアパーチャパターンを有する、X線
に対して実質的に不透明なマスクをX線放射源と検出器の間のビーム経路内に挿
入し、ビームが検出器に到達する前にX線ビームに対してウィンドウをかける。
ある実施形態では、アパーチャパターンは円形であり、別の実施形態では、アパ
ーチャパターンは星形である。
【0034】 別の一実施形態では、検出器の各々は、X線ビームの一部分を分離させ、ビー
ムの該一部分を検出器に向かわせるコリメータを含む。
【0035】 別の一実施形態では、収集システムが、各検出器に対し、複数の投影データの
集合を作成するように、回転領域の全体にわたるほぼ等間隔の角度増分位置でサ
ンプリングをかけ、これら複数の投影データの集合のそれぞれが、各検出器が角
度位置のうちの1つの位置で受け取ったX線放射に相当し、再構成用コンピュー
ターが、X線放射がその中を伝搬した被検体を表す画像を形成するように、この
投影データの集合を処理する。
【0036】 別の一実施形態では、少なくともいくつかの用途において、X線放射の発生源
は、少なくとも第1のエネルギーレベルと第2のエネルギーレベルの間で交替を
繰り返し、また画像再構成用コンピューターシステムは、この2つのエネルギー
レベルに対応する投影データを用いて、撮影中の被検体に固有の特性に対応した
画像を形成する。
【0037】 本発明の上述した目的ならびにその他の目的、本発明の様々な特性、さらには
本発明自体は、添付図面と共に以下の説明を読むことでより完全に理解し得よう
【0038】 本発明は、フィルム不要、ディジタルX線投射映像システムに関する。このX
線映像システムの代表的な実施形態を図1の番号100で示す。この画像生成シ
ステム100は、一般にX線源102と、放射線に対して透過性を有するテーブ
ル104と、回転自在な検出器アセンブリ106と、このアセンブリ106を回
転軸110の周りに回転させるための駆動メカニズム108とを備えている。
【0039】 X線源102は、X線を放出するための、好ましくは制御可能なX線源、例え
ばX線管である。エネルギーは、高電圧電源(図示しない)を介してX線源10
2に供給される。スキャン中は、このビームの量子出力は一定であることが好ま
しい。したがって、この電源により供給されるポテンシャルおよび電流はスキャ
ン中はほぼ一定であり、ほぼ一定のエネルギーレベルにより特性づけられるX線
ビーム112が生じる。別の形態では、X線源は、パルス状のX線ビームを与え
るようにパルス作動する。X線源102の出力はコリメータ(図示しない)によ
って円錐ビーム112になるよう成形される。ビーム112の円錐形は、好まし
くは、ビームの伝送軸を規定し、さらに好ましくは回転軸110と共軸である回
転軸を有している。X線源102の出力は、放出されるX線ビーム112のエネ
ルギーレベルを決定するために、線源に近接させて配置したX線レベル検出器(
図示しない)でモニターすることができる。測定したエネルギーレベルをフィー
ドバックループに用いて、X線源の電力を制御したり、画像データを正規化する
ことができる。X線源102および検出器アセンブリ106は、線源と検出器ア
センブリのつくる方位がテーブル上の患者104に対して、好ましくは(必ずし
も必要ではないが)テーブル104の面と平行であるか、あるいは同一平面上に
ある軸の周りを回転するするように、固定フレームあるいは回転フレーム(図示
しない)上に取り付けることもできる。これにより、患者に対するあらゆる所望
の角度でのX線画像の形成が可能となる。回転フレームの例は、「C」アームと
して当技術分野では周知である。
【0040】 放射線に対して透過性を有するテーブル104は、線源102と検出器アセン
ブリ106の間でX線ビーム112の経路内に配置する。X線ビーム112は、
殆ど、あるいは全く相互作用(例えば減衰)することなくテーブル104を透過
して伝搬し、回転自在な検出器アセンブリ106が、上述したように、この円錐
形X線ビーム112を受け取る。患者(図示しない)は、放射線に対して透過性
のあるテーブル104の最上面112の上に位置決めされることがある。操作中
に、この円錐ビーム112は患者を透過して伝搬する。このビーム112が患者
を透過する際に、患者は放出されたX線量子を、X線の経路内にあるさまざまな
組織の密度に応じて減衰させる。検出器アセンブリ106は、検出器のダイナミ
ックレンジおよびDQEにより特徴付けられる。ある一定のエネルギー範囲にあ
り、かつ患者による減衰を受けなかったX線量子は、検出器アセンブリ106に
より受け取られ、検出される。
【0041】 この実施形態の検出器アセンブリ106および駆動メカニズム108を図1お
よび図2中に、より詳細に示す。図示したように、検出器アセンブリ106は、
軸110の周りを回転できるように、駆動メカニズム108に回転可能に取り付
けられている。図示した好ましい実施形態では、検出器スピンドル204は検出
器アセンブリ106に固定して取り付けられている。検出器アセンブリ106は
、X線源102が放出したX線放射を受け取る入力アパーチャ206を含む。軸
110は、好ましくは入力アパーチャ206の面に対して実質的に垂直である。
このため、入力アパーチャ206の面は、円錐形X線ビーム112に対して実質
的に垂直である。駆動ベルト210などの適当な手段により、モータ208など
の駆動メカニズムを検出器スピンドル204に接続させ、駆動モータ208の回
転運動を検出器スピンドル204の回転運動に変換させる。フレームに対する検
出器アセンブリ106の角度位置は、スピンドル204に適当に接続された、例
えば角度位置エンコーダ212を用いて測定される。この検出器の公称回転速度
は120RPMである、しかしながら応用例によっては、より速い速度あるいは
より遅い速度を用いることもできる。例えば、心臓への応用に対してはより速い
速度で動作させ、整形外科への応用ではより遅い速度で動作させることが望まし
い。
【0042】 図3に示すように、好ましい検出器アセンブリ106は、複数のエレメント層
であって、そのすべてが互いに固定的に取り付けられ、好ましくは同一の長さお
よび幅を有する複数のエレメント層を含む。図3に示す検出器アセンブリ106
の代表的な構成では4つのエレメント層が存在する。最上層は、円錐ビームを捕
捉するようにアセンブリ106のアパーチャ206を規定するマスク302を含
む。マスク302は、例えば鉛(Pb)やタンタル(Ta)などの材料により製
作されており、伝搬するX線に対し高いインピーダンスを示す。この実施形態で
は、このマスクのアパーチャ206は円形であり、軸110は好ましくはアパー
チャの中心を通過する。このアパーチャは、その直径が、ビームがアパーチャを
通過する場所での円錐形X線ビーム112の直径に対してほぼ整合するような大
きさとし、このデバイスの動作中にアセンブリが回転している間は円錐ビーム1
12の全体が常に入力アパーチャ206を通過するようにすることが好ましい。
本発明の他の実施形態では異なる種々の入力アパーチャ形状を用いることができ
ることは高く評価されるであろう。
【0043】 次の層では、円錐形X線ビーム112は、コリメートされたX線扇形ビーム区
画を形成するように、互いに平行に配置したコリメータプレート304によりコ
リメートされる。図3には説明の目的だけのために、コリメータプレートにより
作り出されている7つの扇形ビーム区画を示しているが、医療用映像に関する実
施ではいずれも、例えば、図示したよりも細かい、数多くの、よりコリメートさ
せた扇形ビームを作り出す。このコリメータプレートもまた、鉛(Pb)やタン
タル(Ta)などの高インピーダンスの材料から製作する。このコリメータプレ
ート304は一般的にX線放射源上に収束するように方位させる。
【0044】 それぞれの扇形ビーム区画は、検出器アセンブリ106の対応する検出器に入
射することが好ましい。図示した実施の形態では、各検出器は互いに平行に配置
されている。各検出器は、好ましくは1Dのアレイとして配置され、検出器アセ
ンブリ106の次の層を形成するシンチレータ306により規定される。コリメ
ートされた扇形ビーム区画の各々は、対応するシンチレータ306のアパーチャ
206を介してコリメータプレート304の間に露出している部分に入射する。
このように、個々のシンチレータからなる1つのアレイは、コリメートされた扇
形ビーム区画の各々が、隣接する2つのコリメータプレートの間を通って対応す
るシンチレータ306のアパーチャ206を介して露出している部分を照射する
ように、コリメータと対応させて配置する。各シンチレータは、好ましくはX線
量子を光量子に変換する材料からなる直方体である。好ましい実施形態では、シ
ンチレータ306は、タングステン酸カドミウム(CdWO4) を含むが、X 線エネルギーを光エネルギーに変換するのに適当な他の材料とすることもできる
。検出器の数および密度は応用例、画像の最終的な分解能、システムのコストに
関連する制限などによりさまざまな値となりうる。本発明の一実施形態において
は、シンチレータの数は、約2000であり、(検出器の密度を決める)各検出
器の幅は、約100〜200ミクロンである。このように、上述した実施形態で
は、約2000個のシンチレータを必要とし、対して半導体検出器からなる2次
元正方マトリクスアレイを用いる従来技術のシステムでは約20002 で
あり、シンチレータ数を3,998,000個だけ減らすことができる。明らか
なように、用途によっては検出器の数および密度を任意の値とすることができ、
それぞれが0.5cmのオーダーの幅(あるいは用途によってはさらに大きな幅
の)を有する、わずか100ないし500個(あるいは応用例によってはさらに
少ない数)であっても比較的良好なデータを提供できる。
【0045】 シンチレータ306の各々は、その6面のうちの5面を光反射性の塗料で被覆
することが好ましい。シンチレータが発生させた光は、このように反射塗料で被
覆されていない面、好ましくは各ライトパイプの端部の位置にある表面である面
のみを通して導かれる。この表面は対応する変換器310と光学的接触状態にあ
る。ライトパイプは、好ましくは光ファイバの束により製作され、シンチレータ
により放出された光を受け取り、対応する変換器310上に焦点を結ばせる。各
変換器は、光−電気パラメータ変換デバイスであり、その出力において、電気的
パラメータ(例えば、電流、電圧、抵抗、その他)を、その変換器がライトパイ
プから受け取った光量子の関数として変化させる。好ましい実施形態では、各変
換器は、受け取った光を電流に変換する光学的フォトダイオードを含むが、他の
光−電気パラメータ変換デバイスを用いることもできる。
【0046】 この検出器アセンブリが、測定期間中に各検出器に入射するX線フラックスの
量を表す出力信号を与える様々な構造を含む他のタイプの検出システムを含むこ
とができることは評価すべきである。例えば、シンチレータよりなるアレイ30
6、ならびに対応するライトパイプ308および検出器310は、各検出器ごと
に1個の対応する半導体デバイスで置き換えることができる。さらに、X線を光
および/または電気信号に変換するには、セレンなどの材料が知られており、こ
うした材料はシンチレータ306の製造に用いることができ、あるいは別法とし
て、検出したX線を各検出器の電気出力に直接変換するために用い、ライトパイ
プや変換器を不要とすることも可能である。
【0047】 収集される画像データの量および質は、一部には、軸110に対する検出器ア
レイの位置と相関性を有する。
【0048】 図4および図5では、例えば検出器アセンブリは軸110が検出器の1つの中
心を通過するように位置決めされる。第2の軸320は、各検出器の幅が軸32
0に沿って規定できるように、軸110および検出器306の長さ方向の辺と垂
直に延びている。このように、この実施形態では、伝送軸110は、交差する検
出器の幅を軸320に沿って規定している2つの縁部から等距離となるように検
出器のうちの1つを通過し、中央検出器幅配置、すなわち1/2検出器幅配置を
与える。投影データの完全な組を与えるために必要なこの検出器アレイの回転は
180°で足りる。というのは、データは第2の180°回転で重複するためで
ある。
【0049】 図6および図7では、伝送軸110が検出器のうちの1つを通過する位置を、
その検出器の一方の縁部から3/4、反対側の縁部から1/4であるようにし、
軸110に対して軸320に沿った検出器幅の「1/4」オフセットを規定する
ように検出器を配置することによりデータ量を実質的に2倍にすることができる
。これにより検出器アレイの360°回転一回で、1/2検出器幅配置で提供さ
れる空間データ量の2倍の量が提供される。その理由は、この360°の回転の
一方の180°部分の間における、この検出器(および検出器がこうして捕捉し
た画像データ)の空間的位置関係は、この同じ360°の回転のもう一方の18
0°部分の間における、この検出器(および検出器がこうして捕捉した画像デー
タ)の空間的位置関係と位置が検出器幅の1/2だけズレているからである。こ
のように、第2の180°回転の間に収集したプロジェクションは、第1の18
0°回転の間に収集したプロジェクションと空間的に交互に挟み合うように配置
することができる。1/4検出器オフセット配置を用いることにより、エイリア
シングにより生じる画像読取り値が減少する。1/4検出器オフセットを用いる
場合、円形のマスクの回転中心は、スピンドルの機械的回転中心と一致したまま
である。
【0050】 第3の配置の可能性を、図8ないし図10に示す。この配置では、その検出器
は2列の形態よりなる2Dアレイ内に配置される。図示した実施形態では、各列
に対する検出器の各々は、固有のシンチレータ306、ライトパイプ308およ
び検出器310を含む。これらの図面中で、文字Aは一方の列に対する上記の各
コンポーネントを表し、また文字Bは他方の列に対する上記の各コンポーネント
を表す。これらの列は軸320に沿って相対向している。一方の列は、他方の列
に対して軸320に沿って検出器幅の「1/4」オフセットだけずらして位置し
ている。しかし、伝送軸110が軸320と交差する点は、一方の列の検出器が
検出器幅の1/8オフセットだけずれて位置し、また他方の列の検出器が検出器
幅の3/8オフセットだけずれて位置した点である。360°回転の一方の18
0°部分の間における、一方の列のアレイの検出器(および検出器がこうして捕
捉した画像データ)の空間的位置関係は、この同じ部分の間における、他方の検
出器の空間的位置関係とこのように検出器幅の1/4位置がズレている。この3
60°回転の第2の180°部分の間では、この2列に対応する空間データの位
置関係は実際上、検出器の幅の半分だけ互いにシフトしており、対応するデータ
の空間的位置関係が4種類の位置(すなわち第1の180°回転の間の2列の検
出器からの2位置、および第2の180°回転の間の2列の検出器からの2位置
)の組み合わせで互いに挟み合っており、検出器幅の1/4だけ変位し、ずれて
いる。こうした配置では、画像を再構成する基になるデータの品質が向上する。
この配置ではさらに、エイリアシングにより生じる画像ストリークが減少する。
この実施形態では、円形のマスクの回転中心は、スピンドルの機械的回転中心と
一致したままである。
【0051】 図11に、検出器アセンブリの回転中に収集したデータを伝送および処理し、
画像を再構成するためのシステムの好ましい実施形態のブロック図を示す。検出
器アセンブリが軸110の周りを回転するにつれて、シャフトエンコーダ212
が、ある基準位置に対する軸110の周りのアセンブリの回転位置の指標を与え
る。このエンコーダは、検出器アセンブリが各等角度増分を通過した時点を示す
出力信号を与える。これらの角度位置の各々で、変換器は一組の出力をデータ収
集システム(DAS)402に与える。連続する読取り値の間の角度増分は、任
意の適当な角度とすることができる。典型的には0.25°である。0.25°
の増分により、図4および図5の1Dアレイでは完全な180°の回転一回あた
り720組の信号が提供され、図6および図7の1Dアレイでは完全な360°
の回転一回あたり1440組の信号が提供され、図8ないし図10の2Dアレイ
では完全な360°の回転一回あたり1440組の信号(2倍の多くの信号)が
提供される。各検出器は互いに平行であるため、このデータは高精度の投影角度
での平行投影のデータと類似する。したがって、このデータは第3世代のタイプ
のCTスキャン中に収集される平行プロジェクションに類似する。対応する増分
角度の信号の各組は、本実施形態では検出器アセンブリ106上に物理的に位置
しているDAS402内でフィルタ処理され、増幅され、ディジタル化される。
第3世代のタイプの市販のCTスキャナで共通に用いられているDASは、本発
明でも用いることができる。このように、駆動メカニズム108は、患者がX線
放射に曝されている間に、検出器アセンブリ106を軸110の周りに必要とす
る回転角度量だけ回転させる。制御ユニット404は、角度位置エンコーダ21
2から検出器アセンブリ106の角度位置に関する情報を受け取り、角度位置情
報の関数として指令信号をDASに伝送する。必要な回転の範囲の全体にわたり
、検出器アセンブリ106の実質的な等角度増分各位置で、制御ユニット404
がDAS402に対し変換器をサンプリングするように指令を発する。検出器ア
センブリ106の各角度位置で、変換器からサンプリングされたデータは集合さ
れて患者の円錐形投影に関する1次元のプロジェクションを形成する。本発明の
この実施形態では、DAS402は180°回転の角度領域の全体にわたって約
720のプロジェクションを収集するか、あるいは360°回転の角度領域の全
体にわたり1440のプロジェクションを収集する。
【0052】 DAS402は、好ましくはこのデータをメモリー406内にダンプする。こ
のデータは、再構成用コンピューター408によって読み出して処理することが
できる。DAS/検出器アセンブリとメモリー406との間の経路は、回転する
プラットフォームと静止しているプラットフォームとの間でデータを通信させ、
さらにDASにパワーおよびタイミング情報を提供するためスリップリング(図
示しない)あるいはワイヤレスローカルエリアネットワーク(LAN)(図示し
ない)を含むことができる。再構成用コンピューター408は、好ましくは、下
記の方法を用いて患者の画像を形成するためにディスプレイ410と連携すると
共に、得られた画像データを、例えば記録保存用記憶装置412、ハードコピー
作成装置、即時表示するのためのディスプレイ416(例えばCRT)、あるい
はネットワークアダプタ、モデムなどの通信デバイス418による後続の伝送等
へ送ることが好ましい。このCRTはPACS(図示しない)の一部であること
ができる。
【0053】 この再構成用コンピューター408は、第3世代のタイプの市販のCTスキャ
ナ用に開発された周知の方法を用いてプロジェクションを再構成させることによ
り患者の画像を形成する。フィルター補正逆投影(FBP)法は画像の再構成に
好ましく用いられる。FBPは3つの主要工程、すなわち、マシン不完全性の補
正工程、フィルタ処理工程および後方投影工程を有する。
【0054】 FBPの第1の工程である、マシン不完全性の補正工程には以下のサブ工程が
含まれる。
【0055】 オフセット補正:再構成用コンピューター408は、X線放射がない状態でD
AS/検出器の組み合わせからプロジェクション値を測定する。これらのプロジ
ェクション値はゼロであるのが理想的であるが、実際のシステムでは有限のオフ
セットが存在する。これらのオフセットは当技術分野では「暗電流」といわれる
。次に、再構成用コンピューターは検出器からの生読取り値から「暗電流」オフ
セットを差し引く。
【0056】 クロストーク補正:各変換器は、対応するシンチレータのみから光を受け取る
のが理想的である。クロストークは、特定の変換器に向けた光が、その近隣の変
換器の1つ以上に「リーク」した場合に起こる。クロストークは、再構成された
画像内で高コントラストの境界部からのストリークとして発現する。再構成用コ
ンピューター408は、オフセット補正されたデータを、空間的従属性を有する
有限インパルス応答(FIR)フィルタで畳み込みする(convolving
)ことによりクロストークを除去する。
【0057】 残光補正:シンチレータは、X線源がオフになった後も光を放出し続ける。こ
の効果は残光として周知である。再構成用コンピューター408は、再帰的フィ
ルタで実現することができる無限インパルス応答(IIR)フィルタを用いて残
光を逆畳み込みする(deconvolving)。
【0058】 ビームハードニング補正:X線源は様々なエネルギー量子からなるスペクトル
を放出する。患者内で減衰せずに透過する量子の平均エネルギーは、経路が長く
なるに従い増加する。この理由は、一般に、患者の組織は高エネルギー量子に比
べ、低エネルギー量子をより効率的に吸収するからである。これは主に光電吸収
による。ビームハードニングとして周知であるこの効果は、再構成画像内に低周
波数シェーディングを生じさせる。再構成用コンピューター408は、各プロジ
ェクションに対し、そのプロジェクションの大きさに比例する項である補正項を
追加することによってシェーディングアーチファクトを除去する。実際上は、4
次多項式を用いて補正項を決定することができる。このシステムは、既知であっ
て、均一な厚さと密度を有する物体(例えば、水あるいは均質なプラスチック)
をスキャンし、得られた画像にシェーディングアーチファクトが現出しなくなる
までこの係数を調整することによって多項式の係数を決定できる。この係数は、
X線源102およびX線源102と検出器アセンブリ106との間のあらゆるフ
ィルター処理源のスペクトルに対するコンピューターシミュレーションを介して
決定することもできる。
【0059】 スペクトル補正:シンチレータは、その量子の周波数、エネルギー等の関数と
してX線量子を選択的に吸収する。第1次近似によれば、シンチレータのすべて
が同じ応答を示し、ビームハードニング補正を用いて検出器の平均応答を除去す
ることができる。しかし、各検出器は通常、入射するX線に対する応答がそれぞ
れやや異なる。こうした差は、画像内でのリング発生につながるスペクトルエラ
ーを意味する。このスペクトルエラーは、リングを検出するため均一な厚さと密
度を有する物体をスキャンすることによって除去することができる。次いで、こ
のリングは、画像空間内で解剖学的画像から差し引いたり、あるいは投影空間に
変換してプロジェクションから差し引いたりすることができる。
【0060】 対数:再構成用コンピューター408は、投影データ値の対数およびX線源1
02のパワーレベルの対数を、X線レベル検出器によって受け取られる都度決定
する。対数の底は、双方の決定に対して同じ底を用いる限りは任意である。
【0061】 基準補正:プロジェクションは、投影データの対数からX線源のパワーレベル
の対数を差し引くことによってX線源の出力パワーレベルに正規化される。再構
成用コンピューター408は、その対数値を決定する前に、対応するオフセット
値をレベル検出器値から差し引く。
【0062】 エア較正:較正手順の間に、再構成用コンピューター408は、ビーム内には
患者がいない状態でX線放射を行って投影データを作成する。再構成用コンピュ
ーターは、これまで概説した工程によってこのプロジェクションを補正する。次
いで、再構成用コンピューターは、このプロジェクションを平均し、エア補正ベ
クトルとして知られているものを作成する。患者の投影データは、このエア補正
ベクトルから差し引かれる。
【0063】 フィルター補正逆投影法の第2の工程は、フィルタ処理工程である。プロジェ
クションは、その応答が周波数の大きさに比例するカーネル(kernel)に
より定形的(nominally) にフィルタ処理される。実際上は、ユーザはノイズと引
き換えに分解能を求めることが多い。ユーザはまた、縁部強調された画像を得る
ことを望む可能性もある。したがって、この定形(nominal) フィルタはノイズを
減少させるためのローパスフィルタを含むことも、縁部強調のためハイパスフィ
ルタを含むことができる。このフィルタ処理は空間領域で実行することも周波数
領域で高速フーリエ変換(FFT)を用いて実行することもできる。
【0064】 フィルター補正逆投影法の最終段階は逆投影である。この方法は、第3世代の
CTに関連する技術分野では周知であり、ここでは記載しない。逆投影は、専用
のハードウェアを用いて実施することも、汎用のコンピューターで実施すること
もできる。
【0065】 他の実施形態では、エネルギーをX線源102に供給する高電圧供給源は、2
つの電位(電圧)の間で交番することができる。こうした実施形態は、例えば、
システムが、荷物や郵便などの物をスキャンするための線スキャナである場合に
有利である。こうした2元エネルギー線源の1つとして、本発明と同じ譲受人に
譲渡された「Improved Dual Energy Power Sup
ply」(Attorney Docket No.ANA−094)と題され
た米国特許出願第08/671202がある。2つの電位におけるプロジェクシ
ョンは、コンピュータ断層の技術分野で周知のインターリーブ式収集技法を用い
て収集できる。2元エネルギーX線源を利用する技法は、単になる密度測定にと
どまらず、物質の特性に関する追加情報を提供するものとして知られている。2
元エネルギーX線源を利用する技法では、ある物質のX線吸収特性をX線の2種
類のエネルギーレベルに対して測定することが必要である。システムの較正法に
よって様々ではあるが、2元エネルギー測定値によりスキャンしている物質に関
する2元のパラメータの指標が提供される。例えば、ある較正設定では、2元の
パラメータは、その物質の原子番号とその物質の密度であるように選択される。
別の較正設定では、2元のパラメータは、その物質の光電係数とその物質のコン
プトン係数であるように選択される。さらに別の較正設定では、2元のパラメー
タは、そこにある第1の物質(例えば、プラスチック)の量と、そこにある第2
の物質(例えば、アルミニウム)の量であるように選択される。X線コンピュー
ター断層画像のエネルギー選択式再構成のための2元エネルギーX線技法につい
ては、例えば、Robert E.AlvarezとAlbert Macov
skiによる「Energy−selective Reconstructi
ons in X−ray Computerized Tomography
」(Phys.Med.Biol.1976.Vol.21,No.5,733
−744)および米国特許第4,029,963号および第5,132,998
号に記載されている。こうした2元のパラメータを2元エネルギーX線投影デー
タから作成するために用いるアルゴリズムの1つは、Alvarez/Maco
vskiのアルゴリズムとして知られている。別法としては、2つの画像を上記
したように各エネルギーレベルに対して独立に形成することもできる。いずれの
タイプの再構成でも、個々の画素対応での比較により、医師に追加の判定基準が
提供される。
【0066】 実際上は、X線源の出力は、X線がアノードによって、またビーム内での固有
フィルター処理に空間的位置に依存することによって選択的に吸収されるヒール
効果のため空間的位置に依存する。また実際上は、X線に対する応答は各シンチ
レータの長さ方向に沿って均一にならない。この不均一は、シンチレータ不完全
性、コリメータの機械的公差、経路長の違いから生じるライトパイプの減衰およ
び光学的コーティングの不均一によって生じることがある。
【0067】 したがって、図12および図13の本発明の別の実施形態では、長手方向に細
長いアパーチャ604(すなわちスリット)を有する(X線放射に対して)高イ
ンピーダンスのマスク602を、X線源に放射線を放出させ、各検出器が発生す
る応答を記録しながら、608の方向にシンチレータ上をスライドさせることに
より、シンチレータの長さ方向にわたる検出器/シンチレータ/コリメータアセ
ンブリの各々の応答を測定する。下の位置にある検出器アレイを、図12ではマ
スク602を介して破線により示してある。図13に示すように、この手順中の
いかなる時点においても、各シンチレータ306の小さな「スライス」606の
1つのみがX線放射に対して露出される。次いで、再構成用コンピュータ408
は、得られたシンチレータ応答情報を再構成アルゴリズム内に導入する。
【0068】 さらに別の実施形態では、本発明は代数的再構成技法(ART)を用いること
により不均一の減衰に対する補償を行う。シンチレータに沿ったX線強度のバラ
ツキがシンチレータの長さの低周波数関数である場合、再構成用コンピュータ4
08はフィルター補正逆投影を修正してこのバラツキを補正することができる。
こうした方法は本技術分野では減衰ラドン変換として知られている。
【0069】 本発明のさらに別の実施形態では、再構成用コンピューターは、フィルター補
正逆投影を介してではなく、補正されたデータの直接フーリエ再構成を介して再
構成画像を生成する。
【0070】 別の実施形態では、線源コリメータはプレート(図示しない)からなる2次元
アレイを含む。ここで平行プレートの1つの組が第2の平行プレートの組とある
角度をなして位置決めされてセルを形成し、このプレート交差により規定される
このセルは線源102上で焦点を結ぶ。このコリメータはまた、従来のフィルム
システムで用いられる、グリッドと呼ばれる散乱線防止デバイスで置き換えるこ
とができる。さらに、コリ−メートなしにこのシステムを動作させることが可能
である。
【0071】 他の使用可能なX線検出器としては、ヨウ化ナトリウム、高圧キセノンガス、
ガドリニウムオキシサルフェート、あるいは希土類元素添加セラミックなどがあ
る。シンチレータ、ライトパイプおよび変換器は、X線量子を電流に直接変換す
る物質を含むデバイスで置き換えることができる。こうした物質の例として、テ
ルル化カドミウムやセレンがある。
【0072】 検出器オフセット(暗電流)は検出器およびDASの温度の関数であることが
できる。本発明のまた別の実施形態では、1つまたは複数の温度検知デバイスが
DAS/検出器アセンブリ上あるいは近傍に配置され、データ収集の時点におけ
るこれらのアセンブリの温度を検知する。基本オフセットテーブルは、頻繁に更
新するものではないが、例えば3項までのテーラー級数展開を用いて現時点の動
作温度に合わせて調整することができる。この展開の係数は、外部熱制御デバイ
ス(図示しない)を用いて検出器およびDASを通常の動作温度範囲内を巡回さ
せる期間である較正手順中に決定できる。
【0073】 残光効果もまた、検出器の温度の関数である。本発明の別の実施形態では、そ
の検出器の位置あるいは近傍に温度センサを組み込むと共に、暗電流の温度依存
性に対する補正に用いられる方法と同様に残光補正を、その検出器の現時点の動
作温度に合わせて調整するための級数展開を取り込んでいる。
【0074】 エアデータもまた、検出器の温度の関数である。本発明のさらに別の実施形態
では、その検出器上あるいは近傍に温度センサを組み込むと共に、暗電流の温度
依存性および残光効果に対する補正に用いられる方法と同様にエアデータをその
検出器の現時点の動作温度に合わせて調整するための級数展開を取り込んでいる
【0075】 本発明の別の実施形態は、システムの他の不完全性を軽減するための補正を含
むことがある。例えば、患者の動きの悪影響は、投影空間あるいは画像空間内で
重み係数あるいは非線形フィルタを投影データに適用することにより軽減される
。エイリアシングにより生じる画像内のストリークは、非線形フィルタをそのデ
ータに適用することによって低減あるいは除去することができる。DASタイミ
ングに対するスピンドルの角度位置のタイミングエラーにより生じるアーチファ
クトは、プロジェクションをその正しい角度位置に補間させることにより補正す
ることができる。均一な画像を形成するため、シンチレータは既知の中心と一様
な間隔である必要がある。すなわち、中心が正しくない場合、実際の位置が既知
であれば線形補間によりこのデータはそのシフトに見合った補償をすることがで
きる。X線管によっては、円錐形ビームの頂点近くで焦点外放射と呼ばれる2次
放射を発生するものがある。この焦点外放射の影響はそのプロジェクションに空
間依存型FIRフィルタで畳み込みをかけることにより低減させることができる
【0076】 上記の補正のすべてを適用した場合でも、残留リングが再構成画像内に存在し
続けることがある。これらのリングは、投影データ内のラインを検出すること、
あるいは画像内でリングを検出することにより低減させることができる。当業者
に周知の方法をこれらのリングとラインを検出するために用いることができ、ま
た、リングを減少させるための情報を引き続き使用するために用いることができ
る。
【0077】 本発明のさらに別の実施形態では、図3に示す円形の入力アパーチャ206を
有するマスク302は、図14に示す星形の入力アパーチャ704を有するマス
ク702によって置き換えることができる。円形の入力アパーチャ206を使用
することにより、その周辺位置でノイズが少ない画像となるが、分解能は低下す
る。その周辺位置でのノイズおよび分解能が上昇する同様の結果を得るために収
集する必要があるプロジェクションの総数が、星形マスクを使用することにより
(円形のマスクに対して)減少する。図示した実施の形態では、星形アパーチャ
は12本の「腕(arm)」を有する。ただし、この星形の腕の数、大きさおよ
び形は様々な画像特性が得られるように、様々なものとすることができる。
【0078】 X線源102はまた、円錐形のX線放射源をコリメートし扇形ビームにするた
めのアセンブリ(図示しない)を含む。本発明のこうした実施形態では、扇形ビ
ームは、シンチレータの長さ方向と垂直に位置決めされる。さらに、矩形のマス
ク(図示しない)を、この扇形ビームに一致させて検出器を覆うように位置決め
することも可能である。この構成では、そのシステムは従来のCTスキャナとし
て転用して使用することができる。より具体的には、その検出器およびX線源1
02は患者の長軸の周りを回転させることができる。この構成では、その検出器
はスピンドルを軸に回転しない。さらに、ヘリカルCTデータや2次元画像を収
集するように、検出器の直径より大きな軸方向の範囲で患者を扇形ビームに対し
て並進させることができる。
【0079】 本発明の別の実施形態では、変換器はライトパイプに沿った別の位置に配置す
ることができ、またそのライトパイプは別の形状となる。例えば、そのライトパ
イプは、その頂点が変換器に接続された扇形形状であることもできる。このライ
トパイプおよびシンチレータが2つ以上のセクションに分割され、多重スライス
CTスキャンを可能とする。
【0080】 本発明はその精神と本質的特性を逸脱することなく、他の特定の形態をとって
実施させることができる。したがって、ここに記載した実施形態は、限定として
ではなく例示の観点で捉えるべきであり、本発明の範囲はこれまでの記述によっ
てではなく、添付の特許請求の範囲によって示されるべきである。したがって、
この特許請求の範囲と等価の意味および範囲に属するすべての変更は、本発明の
意図する範疇にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 X線映像システムの一実施形態の斜視図である。
【図2】 図1に示す本システムの検出器アセンブリおよび駆動メカニズムの斜視詳細図
である。
【図3】 図1および図2に示す検出器アレイの一実施形態の分解斜視図である。
【図4】 検出器幅1/2配置を表す図1ないし図3に示すタイプの検出器アレイの配置
に関する実施の一形態の上面図である。
【図5】 部分的に切り欠き、線5−5に沿って描いた図4の断面図である。
【図6】 検出器幅1/4オフセット配置を表す検出器アレイの配置に関する第2の実施
形態の上面図である。
【図7】 部分的に切り欠き、線7−7に沿って描いた図6の断面図である。
【図8】 検出器幅1/8、3/8オフセット配置を表す検出器アレイの配置に関する第
3の実施形態の上面図である。
【図9】 部分的に切り欠き、線9−9に沿って描いた図8の断面図である。
【図10】 部分的に切り欠き、線10−10に沿って描いた図8の断面図である。
【図11】 検出器アセンブリの各検出器から受け取ったデータに対するデータの流れおよ
び処理システムを含む、本発明の好ましい実施形態のブロック図である
【図12】 コリメータ/シンチレータ/検出器アセンブリを特性づけるための摺動自在の
マスクを有する検出器アセンブリの一実施形態の詳細斜視図である。
【図13】 摺動自在のマスクによりスキャンされている図12のアセンブリのシンチレー
タの斜視図である。
【図14】 星形の入力アパーチャパターンを有する、検出器マスクの一実施形態の上面図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01N 23/04 G01N 23/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 HA07 2G088 EE01 GG10 GG13 GG19 GG20 GG21 JJ05 JJ12 JJ15 JJ22 KK32 KK35 4C093 AA16 CA02 CA04 CA32 EB12 EB13 EB22 EB26

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルX線画像の形成方法であって、 第1の軸に沿って伝搬するX線放射のビームを規定する工程、 該第1の軸に対して実質的に垂直な第2の軸に沿って複数の検出器を規定する
    工程、および 該検出器を、該第1の軸を中心として、該第1の軸に対して実質的に垂直な面
    内で回転させてディジタル投影画像データを作成する工程 を含む方法。
  2. 【請求項2】 複数の検出器の各々がX線放射を受け取り、X線放射を、そ
    の放射の少なくとも1つの特性に対応する信号に変換する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 信号が電圧遷移のシーケンスである請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 放射の特性が、エネルギーレベル、周波数および振幅のうち
    の1つを含む請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 複数の検出器の各々が、X線放射を受け取り、その特性の関
    数としての出力信号を発生する変換器を含む請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 変換器が半導体材料を含む請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 半導体材料がテルル化カドミウムである請求項6記載の方法
  8. 【請求項8】 複数の検出器の各々が、 X線放射を受け取り、その特性の関数としての可変光出力を発生するシンチレ
    ーション物質、および 該可変光出力を受け取り、その特性の関数としての出力信号を発生するデバイ
    スを含む請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】 シンチレーション物質が、タングステン酸カドミウム(Cd
    WO4)、セレン、ヨウ化ナトリウム、高圧キセノン、ガドリニウムオキシサル
    フェートおよび希土類添加セラミックのうちの1つを含む請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 シンチレーション物質の可変光出力が空間依存性を有して
    おり、かつ較正工程として、 X線源から検出器まで障害のない経路を与えるようにX線ビームから被検体を
    除去する工程、 シンチレーション物質に沿って、第2の軸に実質的に平行な方向にマスクをス
    ライドさせる工程であって、該マスクがX線伝搬に対して比較的高インピーダン
    スを与える材料を含んでおり、かつ空間的に制限された領域内で前記放射をシン
    チレーション物質に送るためのアパーチャを含んでいる工程、 出力信号をシンチレーション物質に沿った該マスクの位置の関数として記録す
    る工程、および ディジタル投影画像データを該記録出力信号の関数として修正してシンチレー
    ション物質の空間的依存性を補償する工程、 を含む請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 複数の検出器の各々がセレンを含む請求項2記載の方法。
  12. 【請求項12】 複数の検出器の各々が、ビームの第1の部分を検出器に閉
    じ込め、ビームの他の部分を排除するためのコリメータを含む請求項2記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 複数の検出器が、放射を検出器に選択的に送るための入力
    アパーチャを有するマスクを含む請求項2記載の方法。
  14. 【請求項14】 入力アパーチャが実質的に円形である請求項13記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 入力アパーチャが実質的に星形である請求項13記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 マスクがX線伝搬に対して比較的高インピーダンスを与え
    る遮蔽材料を含む請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 遮蔽材料が、鉛(Pb)およびタンタル(Ta)のうちの
    1つを含む請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 複数の投影データの集合を作成するように、ある回転範囲
    に亘って実質的な等角度増分各位置で検出器をサンプリングする工程であって、
    該複数の投影データの集合の各々が該各角度位置のうちの対応する位置で各検出
    器が受け取ったX線放射を表すものである工程、および 該複数の投影データの集合を再構成して被検体のX線放射が透過した部分を表
    す画像を形成する工程、 をさらに含む請求項1記載の方法。
  19. 【請求項19】 回転範囲が実質的に180°に等しい請求項18記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 回転範囲が実質的に360°に等しい請求項18記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 投影データを再構成する工程が、フィルター補正逆投影再
    構成技法を含む請求項18記載の方法。
  22. 【請求項22】 投影データを再構成する工程が、代数的再構成技法を含む
    請求項18記載の方法。
  23. 【請求項23】 投影データを再構成する工程が、直接フーリエ再構成技法
    を含む請求項18記載の方法。
  24. 【請求項24】 暗電流オフセット、変換器クロストーク、シンチレーショ
    ン物質残光、ビームハードニング、検出器スペクトル応答バラツキ、およびX線
    ビームレベルバラツキを含む複数のシステム不完全性のうちの少なくとも1つに
    ついて前記複数の投影データの集合の各々を修正する工程をさらに含む請求項1
    8記載の方法。
  25. 【請求項25】 システム不完全性のうちの少なくとも1つが温度依存性で
    あり、かつ修正する工程がさらに、 複数の検出器の平均温度を検知すること、および 該複数の投影データの集合の修正に、該検知した平均温度を含めること を含む請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 X線放射のビームが第1のエネルギーレベルと第2のエネ
    ルギーレベルとの間で交番する請求項18記載の方法。
  27. 【請求項27】 複数の検出器の各々が第2の軸に沿った幅により規定され
    、これらの検出器のうちの1つが第1の軸と交差して、交差した検出器の幅が2
    つの実質的に等しい長さに分割される請求項18記載の方法。
  28. 【請求項28】 複数の検出器の各々が、第2の軸に沿った幅により規定さ
    れ、これら検出器のうち1つが第1の軸と交差してその幅が第1の長さと第2の
    長さとに分割され、第1の長さが、交差した検出器の幅の約四分の一であり、第
    2の長さが、交差した検出器の幅の約四分の三である請求項18記載の方法。
  29. 【請求項29】 回転範囲が実質的に360°に等しく、0°から180°
    までの回転範囲から取った投影データの集合に、180°から360°までの回
    転範囲から取った投影データの集合を挿入する請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 複数の検出器が2列に配置され、複数の検出器の各々が第
    2の軸に沿った幅により規定され、第1列の検出器のうちの1つが第1の軸と交
    差してその幅を第1の長さと第2の長さとに分割され、該第1の長さが、第1列
    の交差している検出器の幅の約八分の一であり、該第2の長さが、第1列の交差
    している検出器の幅の約八分の七であり、第2列の検出器のうちの1つが第1の
    軸と交差してその幅を第1の長さと第2の長さとに分割され、該第1の長さが、
    第2列の交差している検出器の幅の約八分の三であり、該第2の長さが、第2列
    の交差している検出器の幅の約八分の五である請求項18記載の方法。
  31. 【請求項31】 回転範囲が実質的に360°に等しく、0°から180°
    までの回転範囲から取った投影データの集合に、180°から360°までの回
    転範囲から取った投影データの集合を挿入する請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】 ディジタル投影画像を形成するためのX線映像システムで
    あって、 第1の軸に沿ってX線放射のビームを規定するためのX線放射源、 該第1の軸に対して実質的に垂直な第2の軸に沿って配置された複数の検出器
    、 および 該各検出器を該第1の軸を中心として、該第1の軸に対して実質的に垂直な面
    内で回転させてディジタル投影画像データを作成するための回転手段 を含むシステム。
  33. 【請求項33】 複数の検出器の各々がX線放射を受け取り、X線放射をそ
    の放射の少なくとも1つの特性に対応する信号に変換する請求項32記載のシス
    テム。
  34. 【請求項34】 信号が電圧遷移のシーケンスである請求項33記載のシス
    テム。
  35. 【請求項35】 放射の特性が、エネルギーレベル、周波数および振幅のう
    ちの1つを含む請求項33記載のシステム。
  36. 【請求項36】 複数の検出器の各々が、X線放射を受け取り、その特性の
    関数としての出力信号を発生する変換器を含む請求項33記載のシステム。
  37. 【請求項37】 変換器がテルル化カドミウムを含む請求項36記載のシス
    テム。
  38. 【請求項38】 複数の検出器の各々がセレンを含む請求項33記載のシス
    テム。
  39. 【請求項39】 複数の検出器の各々が、 X線放射を受け取り、その特性の関数としての可変光出力を発生するシンチレ
    ーション物質、および 該可変光出力を受け取り、その特性の関数としての出力信号を発生するコンバ
    ータ を含む請求項33記載のシステム。
  40. 【請求項40】 シンチレーション物質が、タングステン酸カドミウム(C
    dWO4)、セレン、ヨウ化ナトリウム、高圧キセノン、ガドリニウムオキシサ
    ルフェートおよび希土類元素添加セラミックのうちの1つを含む請求項39記載
    のシステム。
  41. 【請求項41】 シンチレーション物質の可変光出力が空間依存性を有する
    と共に、 マスクであって、線源と該マスクとの間のビームからすべての被検体を除去し
    た後に第2の軸に実質的に平行な方向に複数の検出器に対して摺動自在であるよ
    うに取り付けられると共に、X線放射に対して高インピーダンスの経路を与える
    材料を含み、かつ空間的に制限された領域内で前記放射をシンチレーション物質
    に送るようにしたアパーチャを含むマスク、 シンチレーション物質に沿った該マスクの位置の関数として出力信号を記憶す
    るための記憶用メモリ、および 投影画像データを再構成して被検体のX線放射が透過した部分を表す画像を形
    成し、投影画像データを、該記録出力信号の関数として修正してシンチレーショ
    ン物質の空間依存性を補償する再構成用コンピュータ をさらに含む請求項39記載のシステム。
  42. 【請求項42】 複数の検出器の各々が、ビームの第1の部分を検出器に閉
    じ込め、ビームの他の部分を排除するためのコリメータを含む請求項32記載の
    システム。
  43. 【請求項43】 複数の検出器が、前記放射を検出器に選択的に送るための
    入力アパーチャを有するマスクを含む請求項32記載のシステム。
  44. 【請求項44】 入力アパーチャが実質的に円形である請求項43記載のシ
    ステム。
  45. 【請求項45】 入力アパーチャが実質的に星形である請求項43記載のシ
    ステム。
  46. 【請求項46】 マスクが、X線伝搬に対して比較的高インピーダンスを与
    える遮蔽材料を含む請求項43記載のシステム。
  47. 【請求項47】 遮蔽材料が、鉛(Pb)およびタンタル(Ta)のうちの
    1つを含む請求項46記載のシステム。
  48. 【請求項48】 ある回転範囲にわたって実質的な等角度増分で検出器から
    データを収集し、それぞれが角度増分の1つに対応する位置で検出器が受け取っ
    たX線放射に応じた、複数の投影データの集合を作成するためのデータ収集シス
    テムと、 投影データの集合に応じて被検体の一部分の画像を再構成するための再構成用
    コンピューターと、 をさらに備える請求項32記載のシステム。
  49. 【請求項49】 回転範囲が実質的に180°に等しい請求項48記載のシ
    ステム。
  50. 【請求項50】 回転範囲が実質的に360°に等しい請求項48記載のシ
    ステム。
  51. 【請求項51】 再構成用コンピューターが、フィルター補正逆投影再構成
    技法を用いて画像を再構成するための手段を含む請求項48記載のシステム。
  52. 【請求項52】 再構成用コンピューターが、代数的再構成技法を用いて画
    像を再構成するための手段を含む請求項48記載のシステム。
  53. 【請求項53】 再構成用コンピューターが、直接フーリエ再構成技法を用
    いて画像を再構成するための手段を備える請求項48記載のシステム。
  54. 【請求項54】 暗電流オフセット、変換器クロストーク、シンチレーショ
    ン物質残光、ビームハードニング、検出器スペクトル応答バラツキおよびX線ビ
    ームレベルバラツキを含む複数のシステム不完全性のうちの少なくとも1つに対
    して前記複数の投影データの集合の各々を修正する修正システムをさらに備える
    請求項48記載のシステム。
  55. 【請求項55】 システム不完全性のうちの少なくとも1つが温度依存性で
    あり、かつ修正システムがさらに、 複数の検出器の平均温度を検知する温度検知デバイス、および 前記複数の投影データの集合の該修正を該平均温度の関数として変化させる再
    構成用コンピューターの温度補償部 を含む請求項54記載のシステム。
  56. 【請求項56】 X線放射のビームが第1のエネルギーレベルと第2のエネ
    ルギーレベルとの間で交番する請求項54記載のシステム。
  57. 【請求項57】 複数の検出器の各々が第2の軸に沿った幅により規定され
    、これら検出器のうち1つが第1の軸と交差して交差する検出器の幅が2つの実
    質的に等しい長さに分割される請求項32記載のシステム。
  58. 【請求項58】 複数の検出器の各々が第2の軸に沿った幅により規定され
    、これら検出器のうち1つが第1の軸と交差してその交差する検出器の幅が第1
    の長さと第2の長さとの分割され、該第1の長さが、その幅の約四分の一であり
    、該第2の長さが、その幅の約四分の三である請求項32記載のシステム。
  59. 【請求項59】 回転範囲が実質的に360°に等しく、0°から180°
    までの回転範囲から取った投影データの集合に、180°から360°までの回
    転範囲から取った投影データの集合が挿入される請求項58記載のシステム。
  60. 【請求項60】 複数の検出器が2列に配置され、該複数の検出器の各々が
    第2の軸に沿った幅により規定され、第1列の検出器のうちの1つが第1の軸と
    交差してその幅が第1の長さと第2の長さとに分割され、該第一の長さが、第1
    列の交差している検出器の幅の約八分の一であり、該第2の長さが、第1列の交
    差している検出器の幅の約八分の七であり、かつ第2列の検出器のうちの1つが
    第1の軸と交差してその幅が第1の長さと第2の長さとに分割され、該第1の長
    さが、第2列の交差している検出器の幅の約八分の三であり、該第2の長さが、
    第2列の交差している検出器の幅の約八分の五である請求項32記載のシステム
  61. 【請求項61】 回転範囲が実質的に360°に等しく、0°から180°
    までの回転範囲から取った投影データの集合に、180°から360°までの回
    転範囲から取った投影データの集合が挿入される請求項60記載のシステム。
  62. 【請求項62】 回転手段が、 ハウジングと、該ハウジングに回転自在に取り付けられた電機子とを有するモ
    ータであって、該ハウジングがX線源に対して静止位置に配置されているモータ
    、 複数の検出器に固定して取り付けられたスピンドル、および 該スピンドルと該電機子を機械的に結合し、該電機子の回転運動を該スピンド
    ルの回転運動に変換するベルト を含む請求項32記載のシステム。
  63. 【請求項63】 複数の検出器の第1の軸の周りの角度位置を検知し、かつ
    等角度増分でディジタル投影画像データを作成するための手段をさらに備える請
    求項32記載のシステム。
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